JP2851521B2 - シールド掘削機 - Google Patents

シールド掘削機

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JP2851521B2 JP32366693A JP32366693A JP2851521B2 JP 2851521 B2 JP2851521 B2 JP 2851521B2 JP 32366693 A JP32366693 A JP 32366693A JP 32366693 A JP32366693 A JP 32366693A JP 2851521 B2 JP2851521 B2 JP 2851521B2
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哲紀 永島
一彦 五條
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SHIRAISHI KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールド掘削機に関し、
特に、立坑とシールド掘削機との接続作業の工期を短縮
するためのシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜図10を参照して従来の接続工法
を説明する。図7において、1はケーソン基礎によるコ
ンクリート製の立坑であり、地山2中に埋められてい
る。立坑1の側壁3のうち、シールド掘削機4との接続
のため除去される部分5は、コンクリート製の強度の高
い内側部分5Aと、モルタル製の強度の低い外側部分5
Bとからできている。内側部分5Aはシールド掘削機4
の接続前に必要な強度を確保できる範囲で肉薄に作られ
ており、以下、仮壁と称する。また、立坑1の側壁3に
は、地山2側に開口する地盤改良剤の注入通路6が貫通
しており、バルブ7を介してモルタルのタンク(図示省
略)に接続されている。
【0003】そして、シールド掘削機4がトンネルを掘
り進んで図7の如く立坑1に到達すると、そのままモル
タル部分5Bを掘削し、図8の如く仮壁5Aの手前で掘
削を止める。この状態で、注入通路6を通して立坑1側
から、更にはシールド掘削機4側から、モルタル8を地
山2中に注入して、シールド本体(スキンプレート)9
及びその後方のセグメント10の周囲の地盤を改良す
る。この地盤改良は、仮壁5Aを除去する際に、隙間1
1から立坑1内に土砂,水が流入するのを防ぐためであ
る。
【0004】モルタルの注入と、それによる地盤改良が
終了したら、図9に示すように、立坑1内から別の機械
12により仮壁5Aを除去する。これにより、立坑1に
シールド掘削機4が貫通して両者が接続されるので、シ
ールド本体9をトンネル構造物として残し、他のカッタ
ヘッド13等の機器を運び去り、適宜な後処理を行う。
なお、仮壁5Aの除去後、図10に示す如く、シールド
本体9先端のフード14が立坑1内に入るまでシールド
掘削機4を前進させることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】仮壁5Aの除去の際に
土砂や水の大量流入を防ぐ方法として、前述の如く従来
は、モルタル8を地山2に注入して地盤改良を図るだけ
である。そのため、シールド本体9及びセグメント10
周囲の広範囲にわたってモルタル8を注入し、地盤が十
分固まった後でないと、仮壁5Aの除去作業及びシール
ド本体9の前進作業を行うことができず、それだけ工期
が長くかかっていた。大きなトンネルの場合、モルタル
注入に1ケ月以上要する。
【0006】本発明は上述の従来技術に鑑み、立坑とシ
ールド掘削機との接続に要する工期を短縮することがで
きるシール装置を備えたシールド掘削機を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるシールド掘
削機は、シールド掘削機のシールド本体の前部外周に形
成され、内部に常時は固化しており加熱によりゲル化す
るシール剤を収容した環状シリンダと、この環状シリン
ダの外周に形成された開口部と、環状シリンダ内に設け
られたピストンと、このピストンを移動させるピストン
移動装置と、環状シリンダ内のシール剤を加熱する加熱
装置とを具備することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】立坑接続部分の仮壁(内側部分)を立坑内から
除去する前に、外側部分を掘削して出来た穴に環状シリ
ンダの開口部が入った状態で、加熱装置を作動させてシ
ール剤をゲル化し、ピストンを移動させて環状シリンダ
内を圧縮する。これにより、開口部からゲル化したシー
ル剤が吐出し、シールド本体外で冷されて再び固化し、
立坑との間をシールする。従って、地盤改良剤の注入中
に仮壁の除去作業を並行して行っても立坑内に土砂や水
が流入するのを阻止でき、工期を短縮することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0010】図3に全体の概略構成を示す。同図3の如
く、シールド掘削機4のシールド本体9の前部外周に、
環状のシール装置15をシールド本体9からシール剤2
3を吐出可能に設けてある。一方、立坑1の側壁3のう
ち、シールド掘削機4との接続部分5は従来と同じくコ
ンクリート製の内側部分即ち仮壁5Aと、モルタル製又
はスポンジやゴム製の外側部分5Bからなり、仮壁5A
の厚さは側壁3の厚さの約1/4にしてある。
【0011】図1,図2によりシール装置15の詳細を
説明する。環状シール装置15は、シールド本体9の前
部外周に形成した環状のシリンダ17と、シリンダ17
内の環状のピストン18と、ピストン18を移動させる
ジャッキ19と、電気ヒータ20と、電源21とからな
る。シリンダ17の外周には開口部22を設け、シリン
ダ17内にはコールタール23など、常時は固化してお
り、ヒータ20の加熱によりゲル化するシール剤23を
充填してある。図中、24はジャッキの取付具、25は
カッタヘッド駆動機構等の支持部材、26はシールド掘
削機側のモルタル注入通路である。
【0012】コールタール23は通常固化しており、シ
リンダ17外へは出ない。そしてヒータ20で加熱する
とゲル化し、ジャッキ19でピストン18を押すと、開
口部22からシールド本体9の外方へコールタール23
が吐出する。コールタール23は、シールド本体9外に
出るとここで冷されて固化し、シール作用を果たす。
【0013】次に図3〜図6を参照して、本発明のシー
ルド掘削機と立坑との接続工法を説明する。
【0014】接続作業としては、シールド掘削機4が立
坑1に到達すると、図3の如く、立坑1側のバルブ7及
びシールド掘削機4側のバルブ16を開き、地山2中に
地盤改良剤としてモルタル8の注入を開始する。
【0015】次に、モルタル注入中に、図4の如く、シ
ールド掘削機4を前進させ、立坑1の接続部分5の掘削
を開始する。この掘削中、環状シール装置15が掘削し
た穴5Cに入った後、環状シール装置15からコールタ
ール23をシールド本体9の外方へ吐出させ、立坑1と
の間をシールする。例えば、図4の如く、外側部分5B
の掘削がちょうど完了した所で、ヒータ20に通電し、
次いでジャッキ19を作動させてコールタール23を開
口部22から吐出させる。この状態でシールド掘削機4
の前進を停止する。
【0016】そして、モルタル注入とシール装置15に
よるシールを行っているまま、図5の如く、立坑1内か
ら接続部分5のコンクリート製仮壁5Aを機械12で除
去する。
【0017】仮壁5Aの除去後、必要に応じて図6の如
くシールド本体9のフード14が立坑1内にちょうど入
るまで、シールド掘削機4を前進させて止める。
【0018】仮壁5Aの除去後も、又はその後のシール
ド掘削機4の前進後もモルタル8の注入を続け、所要量
に達したら止める。この間、カッタヘッド13等の撤
去、シールド本体9内の二次巻き作業など、適宜な後処
理を行う。環状シール装置15はそのまま放置しても、
又は撤去してもかまわない。
【0019】
【発明の効果】本発明のシールド掘削機はシールド本体
の前部外周に環状シリンダを備え、内部の固化したシー
ル剤を加熱によりゲル化して開口部より吐出するので、
地盤改良剤の注入中に、シールド本体と立坑の接続部分
の内周間をシールして接続部分の内側部分(仮壁)の除
去作業を並行して行うことができ、立坑とシールド掘削
機との接続工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図。
【図3】本発明のシールド掘削機による立坑との接続工
法を示す図。
【図4】本発明のシールド掘削機による立坑との接続工
法を示す図。
【図5】本発明のシールド掘削機による立坑との接続工
法を示す図。
【図6】本発明のシールド掘削機による立坑との接続工
法を示す図。
【図7】従来技術を示す図。
【図8】従来技術を示す図。
【図9】従来技術を示す図。
【図10】従来技術を示す図。
【符号の説明】
1 立坑 2 地山 3 側壁 4 シールド掘削機 5 接続部分 5A 内側部分(仮壁) 5B 外側部分 5C 穴 6,26 注入通路 7,16 バルブ 8 地盤改良剤(モルタル) 9 シールド本体 10 セグメント 13 カッタヘッド 14 フード 15 シール装置 17 環状シリンダ 18 ピストン 19 ジャッキ 20 ヒータ 22 開口部 23 コールタール(シール剤)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−176991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/06 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘削機のシールド本体の前部外
    周に形成され、内部に常時は固化しており加熱によりゲ
    ル化するシール剤を収容した環状シリンダと、この環状
    シリンダの外周に形成された開口部と、環状シリンダ内
    に設けられたピストンと、このピストンを移動させるピ
    ストン移動装置と、環状シリンダ内のシール剤を加熱す
    る加熱装置とを具備することを特徴とするシールド掘削
    機。
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