JP2851440B2 - 拡張栓 - Google Patents
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F3/00—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
- B22F3/22—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces for producing castings from a slip
- B22F3/225—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces for producing castings from a slip by injection molding
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/12—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F2998/00—Supplementary information concerning processes or compositions relating to powder metallurgy
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、拡張栓であって、拡張栓本体を完全に貫通
する内孔と、該内孔に打込み可能な釘状またはねじ状の
拡張ピンとが設けられており、内孔が、少なくとも内孔
の長さの一部にわたって、拡張ピンの外径と等しいかま
たは該外径よりも僅かに小さな直径を有している形式の
ものに関する。
する内孔と、該内孔に打込み可能な釘状またはねじ状の
拡張ピンとが設けられており、内孔が、少なくとも内孔
の長さの一部にわたって、拡張ピンの外径と等しいかま
たは該外径よりも僅かに小さな直径を有している形式の
ものに関する。
プラスチックから製造されたこのような形式の拡張栓
は十分に公知である。このような拡張栓の内孔は、汎用
のものの場合軸線平行に延びており、拡張栓前端部に向
かってテーパされている。テーパされた内孔の領域にお
いては、このような拡張栓は長手方向スリットを有して
おり、これにより、拡張ピンの打込み時における拡張が
可能となる。特に軟質の建築材料においても十分に拡開
することができるように、テーパされた内孔は、スリッ
ト幅に相当する内法幅を有するギャップで終わってい
る。内孔のこのような著しいテーパは、高い打込み抵抗
を必要とする。このような打込み抵抗は、公知の拡張栓
を硬質の建築材料において使用した場合、事情によって
は拡張ピンの完全な打込みを阻止してしまう。さらに、
拡張栓の長さ一部にのみ拡開が生じることにより、高い
打込み抵抗に合った保持力は達成されない。従ってこの
ような拡開原理は、中空建築石材にも余り適してはいな
い。それというのは、拡開力の不均一な分布によって、
応力ピークが中空建築石材の個々のウェブに生じてしま
う恐れがあるからである。このような応力ピークは建築
用石材の破壊を招く。さらに、公知の拡張栓の場合、内
孔および長手方向スリットが真ん中かつ軸線平行に配置
されていることにより、好ましい拡開方向が拡張栓全長
にわたって得られはするが、このような拡開方向は、亀
裂作用を生ぜしめると共に、ねじ込み抵抗が高いにもか
かわらず、均一の、ひいては高い保持力を生ぜしめるよ
うな、穿孔における応力分布を可能にすることはない。
は十分に公知である。このような拡張栓の内孔は、汎用
のものの場合軸線平行に延びており、拡張栓前端部に向
かってテーパされている。テーパされた内孔の領域にお
いては、このような拡張栓は長手方向スリットを有して
おり、これにより、拡張ピンの打込み時における拡張が
可能となる。特に軟質の建築材料においても十分に拡開
することができるように、テーパされた内孔は、スリッ
ト幅に相当する内法幅を有するギャップで終わってい
る。内孔のこのような著しいテーパは、高い打込み抵抗
を必要とする。このような打込み抵抗は、公知の拡張栓
を硬質の建築材料において使用した場合、事情によって
は拡張ピンの完全な打込みを阻止してしまう。さらに、
拡張栓の長さ一部にのみ拡開が生じることにより、高い
打込み抵抗に合った保持力は達成されない。従ってこの
ような拡開原理は、中空建築石材にも余り適してはいな
い。それというのは、拡開力の不均一な分布によって、
応力ピークが中空建築石材の個々のウェブに生じてしま
う恐れがあるからである。このような応力ピークは建築
用石材の破壊を招く。さらに、公知の拡張栓の場合、内
孔および長手方向スリットが真ん中かつ軸線平行に配置
されていることにより、好ましい拡開方向が拡張栓全長
にわたって得られはするが、このような拡開方向は、亀
裂作用を生ぜしめると共に、ねじ込み抵抗が高いにもか
かわらず、均一の、ひいては高い保持力を生ぜしめるよ
うな、穿孔における応力分布を可能にすることはない。
本発明の課題は、小さい打込み抵抗で、軟質で有孔の
建築材料においても硬質の建築材料においても高い保持
力が得られるような、釘状またはねじ状の拡張ピンで固
定可能な拡張栓を提供することである。
建築材料においても硬質の建築材料においても高い保持
力が得られるような、釘状またはねじ状の拡張ピンで固
定可能な拡張栓を提供することである。
このような課題は請求項1に記載された特徴により解
決される。拡張栓の中心軸線を中心にして螺旋状にねじ
られた内孔により、拡張栓の長さに対して正弦曲線状に
変化しかつ付加的に中心軸線を中心にしてさらに循環す
るような偏心度が得られる。これにより、円筒形の拡開
ピンによって、拡張栓の各個所において、その個所に存
在する内孔の偏心度に応じた拡張が、拡張栓の外周面に
対して行われる。これにより、内孔が貫通する拡張栓本
体がねじられた柱として形成されるので、内孔の直径が
拡張ピンの外径に相当する場合でも、拡張栓の外周面に
螺旋状に拡開作用が生ぜしめられる。このような拡開作
用は、緊定ピークを回避すると共に、全周に分布された
均一な拡開力を生ぜしめる。内孔が拡張ピンの外径に比
べて等しいかまたは僅かに小さな直径を有していること
により、この拡開は、極めて小さな進入抵抗において達
成される。本発明による拡張栓は、応力ピークを回避
し、かつ拡張栓の全長にわたって分布された拡張作用を
生ぜしめることにより、全ての建築材料における固定に
適しており、特に、軟質で有孔の建築材料における使用
に適している。
決される。拡張栓の中心軸線を中心にして螺旋状にねじ
られた内孔により、拡張栓の長さに対して正弦曲線状に
変化しかつ付加的に中心軸線を中心にしてさらに循環す
るような偏心度が得られる。これにより、円筒形の拡開
ピンによって、拡張栓の各個所において、その個所に存
在する内孔の偏心度に応じた拡張が、拡張栓の外周面に
対して行われる。これにより、内孔が貫通する拡張栓本
体がねじられた柱として形成されるので、内孔の直径が
拡張ピンの外径に相当する場合でも、拡張栓の外周面に
螺旋状に拡開作用が生ぜしめられる。このような拡開作
用は、緊定ピークを回避すると共に、全周に分布された
均一な拡開力を生ぜしめる。内孔が拡張ピンの外径に比
べて等しいかまたは僅かに小さな直径を有していること
により、この拡開は、極めて小さな進入抵抗において達
成される。本発明による拡張栓は、応力ピークを回避
し、かつ拡張栓の全長にわたって分布された拡張作用を
生ぜしめることにより、全ての建築材料における固定に
適しており、特に、軟質で有孔の建築材料における使用
に適している。
中実建築材料の場合には、引張り力を高めるために、
穿孔深部における拡張作用が僅かに増大していると有利
である。このことは、内孔の直径が拡張栓の後端部では
拡張ピンの外径とほぼ等しい直径を有しており、拡張栓
の前端部に向かって均一に、拡張ピンの外径よりも小さ
い直径にテーパされていることにより達成することがで
きる。
穿孔深部における拡張作用が僅かに増大していると有利
である。このことは、内孔の直径が拡張栓の後端部では
拡張ピンの外径とほぼ等しい直径を有しており、拡張栓
の前端部に向かって均一に、拡張ピンの外径よりも小さ
い直径にテーパされていることにより達成することがで
きる。
さらに、拡張栓の長手方向軸線に対する内孔の中心軸
線の最大偏心度が、内孔の直径の半分に相当している
と、打込み抵抗と固定作用との最適な関係が得られるこ
とが判っている。
線の最大偏心度が、内孔の直径の半分に相当している
と、打込み抵抗と固定作用との最適な関係が得られるこ
とが判っている。
さらに、拡張栓の長さに対して、少なくとも2つの完
全なねじりが設けられていると有利である。
全なねじりが設けられていると有利である。
拡張栓のために若干硬質の材料を使用可能にするため
には、この拡張栓に複数の長手方向スリットが施されて
いると有利である。このような長手方向スリットは区分
毎に、周面において長手方向に互いにずらされて配置さ
れていると有利である。この場合周面における長手方向
スリットのずれは、各90゜であると有利である。これら
の長手方向スリットは軸線平行に配置されるかまたは内
孔に応じて螺旋状に配置されていると有利である。
には、この拡張栓に複数の長手方向スリットが施されて
いると有利である。このような長手方向スリットは区分
毎に、周面において長手方向に互いにずらされて配置さ
れていると有利である。この場合周面における長手方向
スリットのずれは、各90゜であると有利である。これら
の長手方向スリットは軸線平行に配置されるかまたは内
孔に応じて螺旋状に配置されていると有利である。
釘状の拡張ピンを使用することに関連して、母線に沿
って延びる少なくとも1つの溝が内孔に施されていると
有利である。この溝に、釘状の拡張ピンに配置されたね
じ山が螺合する。このようなねじ山により、セルフロッ
キングが生じる。このセルフロッキングは、釘状の拡張
ピンに引張り力が作用したときにこの拡張ピンのねじ外
れを阻止する。
って延びる少なくとも1つの溝が内孔に施されていると
有利である。この溝に、釘状の拡張ピンに配置されたね
じ山が螺合する。このようなねじ山により、セルフロッ
キングが生じる。このセルフロッキングは、釘状の拡張
ピンに引張り力が作用したときにこの拡張ピンのねじ外
れを阻止する。
本発明による拡張栓は、通常の場合プラスチックか
ら、射出成形法により製造されている。特別な用途の場
合、例えば天井や燃焼の危険のある室内において使用す
る場合には、本発明による拡張栓は金属から製造されて
いてもよい。このような方法によれば、拡張栓は金属粉
から、バインダ系を使用した射出成形法により、次い
で、バインダ除去および焼結によって製造される。
ら、射出成形法により製造されている。特別な用途の場
合、例えば天井や燃焼の危険のある室内において使用す
る場合には、本発明による拡張栓は金属から製造されて
いてもよい。このような方法によれば、拡張栓は金属粉
から、バインダ系を使用した射出成形法により、次い
で、バインダ除去および焼結によって製造される。
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明す
る。
る。
第1図は、釘状の拡張ピンを備えた拡張栓の図であ
る。
る。
第2図は、第1図の拡張栓を、築壁の穿孔に固定した
状態で示した図である。
状態で示した図である。
第3図は、長手方向スリットを備えた拡張栓の実施例
を示した図である。
を示した図である。
第4図は、第3図のA−A線に沿った横断面図であ
る。
る。
第1図に示された拡張栓1は内孔2を有している。こ
の内孔は中心軸線3を中心にして螺旋状にねじられて、
拡張栓本体を完全に貫通している。この内孔2の直径
は、ほぼ拡張ピン4の外径に相当する。ねじられた内孔
2に拡張ピン4が打込まれたときの拡張栓1の拡張作用
は、ねじられた内孔2によって、中心軸線3に対する偏
心度eが生ぜしめられることにより得られる。この偏心
度は拡張栓の長さに対して正弦曲線状に変化する。所定
の個所におけるそれぞれの偏心度は、対向個所に膨隆部
6を生ぜしめる。この膨隆部は、拡張栓の外周面におい
て螺旋状に形成される(第2図参照)。軟質の中実建築
材料5の場合には、このような膨隆部6は穿孔7の壁内
に押し込められる。
の内孔は中心軸線3を中心にして螺旋状にねじられて、
拡張栓本体を完全に貫通している。この内孔2の直径
は、ほぼ拡張ピン4の外径に相当する。ねじられた内孔
2に拡張ピン4が打込まれたときの拡張栓1の拡張作用
は、ねじられた内孔2によって、中心軸線3に対する偏
心度eが生ぜしめられることにより得られる。この偏心
度は拡張栓の長さに対して正弦曲線状に変化する。所定
の個所におけるそれぞれの偏心度は、対向個所に膨隆部
6を生ぜしめる。この膨隆部は、拡張栓の外周面におい
て螺旋状に形成される(第2図参照)。軟質の中実建築
材料5の場合には、このような膨隆部6は穿孔7の壁内
に押し込められる。
第1図および第2図に示した実施例で使用された拡張
ピン4は、進入深さを制限するための鍔8と、例えば管
のためのワイヤハンガ(Drahtabhaengung)やケーブル
ダクト(Kabelschaechte)等を固定するための接続ねじ
山9とを有している。拡張ピンに作用する引張り力によ
り、この拡張ピン4が拡張栓1の内孔2から引出される
恐れがある。このことを阻止するために、拡張栓1の内
孔2は、内孔の母線に沿って延びる、互いに対向する2
つの溝10を備えている。内孔2に拡張ピン4を打込む
と、拡張ピン4の互いに対向する両ねじ山11が内孔2の
溝10に螺合する。これにより、拡張ピン4と拡張栓1と
の間に歯列が生ぜしめられる。この歯列は、軸線方向の
引張り力による拡張ピン4の引出しを阻止する。押込み
を制限するために、拡張栓1は縁部12を備えており、回
動を防止するために、縁部12を起点として長手方向に延
びるリブ13を備えている。
ピン4は、進入深さを制限するための鍔8と、例えば管
のためのワイヤハンガ(Drahtabhaengung)やケーブル
ダクト(Kabelschaechte)等を固定するための接続ねじ
山9とを有している。拡張ピンに作用する引張り力によ
り、この拡張ピン4が拡張栓1の内孔2から引出される
恐れがある。このことを阻止するために、拡張栓1の内
孔2は、内孔の母線に沿って延びる、互いに対向する2
つの溝10を備えている。内孔2に拡張ピン4を打込む
と、拡張ピン4の互いに対向する両ねじ山11が内孔2の
溝10に螺合する。これにより、拡張ピン4と拡張栓1と
の間に歯列が生ぜしめられる。この歯列は、軸線方向の
引張り力による拡張ピン4の引出しを阻止する。押込み
を制限するために、拡張栓1は縁部12を備えており、回
動を防止するために、縁部12を起点として長手方向に延
びるリブ13を備えている。
第3図に示された拡張栓1の実施例の場合、ねじられ
た内孔2は拡張栓の後端部において、この実施例におい
て拡張ピンとして使用された固定用ねじ14の外径にほぼ
相当するような直径D1を有している。拡張栓の前端部15
までこの内孔2はテーパされて前端部15においては直径
D2を有している。この直径D2は固定用ねじ14のねじ谷の
径と等しいかまたはこれよりも小さい。これにより、固
定用ねじのねじ込み時に拡張栓が螺旋状に膨隆するのに
加えて、穿孔基部に向かって拡張栓が増大する。特に比
較的硬質のプラスチックが使用されるか、または拡張栓
1が金属から製造されている場合、この拡張栓1は複数
の長手方向スリット16を備えている。第3図に示された
実施例においては、これらの長手方向スリット16は区分
毎に、周面において長手方向に互いにずらされて配置さ
れている。第4図から判るように、このずれはそれぞれ
90゜であり、拡張栓のどの個所においても少なくとも2
つの長手方向スリットが設けられるように、長手方向ス
リット16がオーバラップされている。さらに、これらの
長手方向スリットは内孔2と平行に延びて螺旋状に配置
されていてよい。
た内孔2は拡張栓の後端部において、この実施例におい
て拡張ピンとして使用された固定用ねじ14の外径にほぼ
相当するような直径D1を有している。拡張栓の前端部15
までこの内孔2はテーパされて前端部15においては直径
D2を有している。この直径D2は固定用ねじ14のねじ谷の
径と等しいかまたはこれよりも小さい。これにより、固
定用ねじのねじ込み時に拡張栓が螺旋状に膨隆するのに
加えて、穿孔基部に向かって拡張栓が増大する。特に比
較的硬質のプラスチックが使用されるか、または拡張栓
1が金属から製造されている場合、この拡張栓1は複数
の長手方向スリット16を備えている。第3図に示された
実施例においては、これらの長手方向スリット16は区分
毎に、周面において長手方向に互いにずらされて配置さ
れている。第4図から判るように、このずれはそれぞれ
90゜であり、拡張栓のどの個所においても少なくとも2
つの長手方向スリットが設けられるように、長手方向ス
リット16がオーバラップされている。さらに、これらの
長手方向スリットは内孔2と平行に延びて螺旋状に配置
されていてよい。
プラスチックからこの拡張栓1を製造する場合には、
この製造は射出成形法によって行われ、金属からこの拡
張栓1を製造する場合には、この製造は公知の金属射出
成形法によって行われる。このような金属射出成形法の
場合、拡張栓は金属粉から、バインダ系を使用した射出
成形法によって、次いでバインダ除去および焼結によっ
て製造される。
この製造は射出成形法によって行われ、金属からこの拡
張栓1を製造する場合には、この製造は公知の金属射出
成形法によって行われる。このような金属射出成形法の
場合、拡張栓は金属粉から、バインダ系を使用した射出
成形法によって、次いでバインダ除去および焼結によっ
て製造される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ザイボルト, ギュンター ドイツ連邦共和国 D―72285 プファ ルツグラーフェンヴァイラー ベートー ヴェンシュトラーセ 11 (72)発明者 プロハー, ベルント ドイツ連邦共和国 D―72108 ロッテ ンブルク イム ヴィーゼングルント 24 (72)発明者 ハイン, ベルント ドイツ連邦共和国 D―72250 フロイ デンシュタット マルクトプラッツ 2 (72)発明者 ヴェーバー, ヴィルフリート ドイツ連邦共和国 D―72296 ショプ フロッホ アム シュテュックレスベル ク 10 (56)参考文献 実公4797(大正12年)(JP,Y1 T) 西独国特許公開3048654(DE,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 13/04 - 13/14
Claims (9)
- 【請求項1】拡張栓であって、拡張栓本体を完全に貫通
する内孔と、該内孔に打込み可能な釘状またはねじ状の
拡張ピンとが設けられており、内孔が、少なくとも内孔
の長さの一部にわたって、拡張ピンの外径と等しいかま
たは該外径よりも僅かに小さな直径を有している形式の
ものにおいて、 内孔(2)が拡張栓(1)内で、中心軸線(3)を中心
にして螺旋状にねじられて配置されていることを特徴と
する、拡張栓。 - 【請求項2】内孔(2)が、拡張栓の後端部では拡張ピ
ン(4,14)の外径にほぼ等しい直径(D1)を有してお
り、拡張栓(1)の前端部(15)に向かって均一に、拡
張ピン(4,14)の外径よりも小さな直径(D2)にテーパ
されている、請求項1記載の拡張栓。 - 【請求項3】拡張栓(1)の長手方向軸線(3)に対す
る内孔(2)の中心軸線の最大偏心度(e)が、内孔
(2)の直径の半分とほぼ等しい、請求項1記載の拡張
栓。 - 【請求項4】内孔(2)が、拡張栓(1)の長さに対し
て、少なくとも2つの完全なねじりを有している、請求
項1記載の拡張栓。 - 【請求項5】拡張栓(1)が複数の長手方向スリット
(16)を備えている、請求項1記載の拡張栓。 - 【請求項6】長手方向スリット(16)が区分毎に、周面
において長手方向に互いにずらされて配置されている、
請求項5記載の拡張栓。 - 【請求項7】周面における長手方向スリットのずれが各
90゜である、請求項6記載の拡張栓。 - 【請求項8】長手方向スリットが内孔(2)に対応して
螺旋状に配置されている、請求項5記載の拡張栓。 - 【請求項9】内孔(2)が、該内孔の母線に沿って延び
る少なくとも1つの溝(10)を備えており、該溝に、釘
状の拡張ピン(4)に配置されたねじ山(11)が螺合し
ている、請求項1記載の拡張栓。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4403894A DE4403894A1 (de) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | Spreizdübel |
DE4403894.1 | 1994-02-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08504025A JPH08504025A (ja) | 1996-04-30 |
JP2851440B2 true JP2851440B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=6509758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7520922A Expired - Lifetime JP2851440B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-12-08 | 拡張栓 |
Country Status (21)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5655864A (ja) |
EP (1) | EP0693162B1 (ja) |
JP (1) | JP2851440B2 (ja) |
KR (1) | KR960702068A (ja) |
CN (1) | CN1117563A (ja) |
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