JP2850756B2 - 分散処理システムにおけるファイルの障害復旧方式 - Google Patents

分散処理システムにおけるファイルの障害復旧方式

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JP2850756B2
JP2850756B2 JP6113544A JP11354494A JP2850756B2 JP 2850756 B2 JP2850756 B2 JP 2850756B2 JP 6113544 A JP6113544 A JP 6113544A JP 11354494 A JP11354494 A JP 11354494A JP 2850756 B2 JP2850756 B2 JP 2850756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワークステーシ
ョン間でファイルを重複させるデュプレクス形態の分散
処理システム環境において、障害が発生したファイルの
復旧を行なうファイルの障害復旧方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のワークステーションによって分散
して処理を行なう分散処理システムにおいて、ファイル
を分散する方式として、複数のワークステーションに同
一ファイルが重複することを許すデュプレクス形態の分
散処理環境がある。この分散処理環境は、同一ファイル
が複数のワークステーションに重複して存在するため、
一ヶ所でファイルに障害が発生しても他のワークステー
ションの同一ファイルをコピーすることによって容易に
復旧することができるという利点がある。
【0003】従来、上記のような分散処理環境において
ファイルの障害を復旧するには、システムの終了の際等
に、障害の発生した当該ファイルを有するワークステー
ションごとに個別に、手作業で復旧処理を行なってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のファイルの障害復旧方式では、障害の発生した当該フ
ァイルを有するワークステーションごとに個別に、手作
業でファイルの復旧を行なうため、手間がかかるという
欠点があった。
【0005】本発明は、上記従来の欠点を解消し、デュ
プレクス形態の分散処理システムを対象に、障害の発生
したファイルの復旧を速やかに行なうことができる障害
復旧方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数のワークステーション間でファイル
を重複させて有する分散処理システムにおいて、ファイ
ルの状態に関する情報を格納して管理するファイル状態
管理手段と、前記ファイル状態管理手段が管理するファ
イルを対象として、該ファイルに障害が発生した場合及
び障害のあるファイルが復旧した場合に前記ファイル状
態管理手段に管理されたファイルの状態に関する情報を
更新するファイル状態更新手段と、前記ファイル状態管
理手段に管理されたファイルの状態に関する情報を参照
して障害のあるファイルを検索し、該ファイルを復旧す
るファイル復旧手段とを備え、前記ファイル状態関理手
段が、稼働系のアプリケーションプログラムによって作
成されるファイル管理テーブルと、各ワークステーショ
ンに常設されたファイル状態ファイルとを備え前記ファ
イル復旧手段が、稼働系のアプリケーションプログラム
からファイル復旧要求を受けた場合は、前記ファイル管
理テーブルを参照し、他のワークステーションに格納さ
れた正常な同一のファイルからデータをコピーして障害
のあるファイルを復旧し、待機系のアプリケーションプ
ログラムからファイル復旧要求を受けた場合は、少なく
とも2つのファイル状態ファイルを比較し、最新のファ
イル状態ファイルを選択して参照し、他のワークステー
ションに格納された正常な同一のファイルからデータを
コピーして障害のあるファイルを復旧することを特徴と
する分散処理システムにおけるファイルの障害復旧方
式。
【0007】上記目的を達成する他のファイルの障害復
旧方式は、複数のワークステーション間でファイルを重
複させて有する分散処理システムにおいて、ファイルの
状態に関する情報を格納して管理するファイル状態管理
手段と、アプリケーションプログラムからのアクセス要
求を受けた場合に、前記ファイル状態管理手段位管理さ
れたファイルの状態に関する情報を参照して、重複した
全てのファイルの状態が正常であるときは任意のファイ
ルにアクセスし、重複したファイルの中に障害のあるフ
ァイルがあるときは正常なファイルを選択してアクセス
するファイルアクセス手段と、前記ファイル状態管理手
段が管理するファイルを対象として、該ファイルに障害
が発生した場合及び障害のあるファイルが復旧した場合
に前記ファイル状態関理手段に管理されたファイルの状
態に関する情報を更新するファイル状態更新手段と、前
記ファイル状態管理手段に管理されたファイルの状態に
関する情報を参照して障害のあるファイルを検索し、該
ファイルを復旧するファイル復旧手段とを備え、前記フ
ァイル状態管理手段が、稼働系のアプリケーションプロ
グラムによって作成されるファイル管理テーブルと、各
ワークステーションに常設されたファイル状態ファイル
とを備え、前記ファイルアクセス手段が、前記ファイル
管理テーブルを参照して正常なファイルを検索し、前記
ファイル復旧手段が、稼働系のアプリケーションプログ
ラムからファイル復旧要求を受けた場合は、前記ファイ
ル管理テーブルを参照し、他のワークステーションに格
納された正常な同一のファイルからデータをコピーして
障害のあるファイルを復旧し、待機系のアプリケーショ
ンプログラムからファイル復旧要求を受けた場合は、少
なくとも2つのファイル状態ファイルを比較し、最新の
ファイル状態ファイルを選択して参照し、他のワークス
テーションに格納された正常な同一のファイルからデー
タをコピーして障害のあるファイルを復旧することを特
徴とする分散処理システムにおけるファイルの障害復旧
方式。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作 用】本発明の分散処理システムにおけるファイル
の障害復旧方式によれば、アプリケーションプログラム
からの要求にしたがって、自動的に障害の発生したファ
イルを発見し、正常な状態に復旧させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係るファイル
の障害復旧方式を実現する分散処理システムの構成を示
すブロック図である。
【0014】本実施例において、分散処理システムを構
成するワークステーションは、それぞれアプリケーショ
ンプログラムにしたがって所定の処理を行なうが、アプ
リケーションプログラムの制御により実際に処理を実行
している状態のワークステーションを稼働系ワークステ
ーション10、稼働系ワークステーション10上のアプ
リケーションプログラムを稼働系アプリケーション20
と称する。また、アプリケーションプログラムの制御に
よる処理を実行していない状態のワークステーションを
待機系ワークステーション30、待機系ワークステーシ
ョン30上のアプリケーションプログラムを待機系アプ
リケーション40と称する。稼働系ワークステーション
10と待機系ワークステーション30、及び稼働系アプ
リケーション20と待機系アプリケーション40は、そ
れぞれ構造的には同一であり、任意のワークステーショ
ン及びアプリケーションに着目した場合に当該ワークス
テーションが処理の実行状態にあるか否かの違いがある
にすぎない。したがって、稼働系と待機系とを特に区別
する必要がない場合はワークステーション10、30、
アプリケーション20、40というように表記する。
【0015】本実施例の分散処理システムを構成するワ
ークステーション10、30は、所定のデータを格納す
るファイル11と、ファイル11の状態に関する情報を
格納するファイル状態ファイル12と、ファイル11に
アクセスするファイルアクセス手段13と、ファイル状
態ファイル12の情報を更新するファイル状態更新手段
14と、障害のあるファイル11を復旧するファイル復
旧手段15と、データ処理を行なうためのアプリケーシ
ョン20、40とを備える。また、本実施例の稼働系ア
プリケーション20は、ファイル11の状態に関する情
報を格納するファイル管理テーブル21を作成して稼働
系ワークステーション10のメモリ上に保有する。
【0016】アプリケーション20、40は種々の目的
に応じてデータの演算処理を行なう。そして、必要に応
じてファイルアクセス手段13を介してファイル11に
アクセスし、必用なデータを読み込み、処理後のデータ
の保存を行なう。本実施例では、稼働系アプリケーショ
ン20は、ファイル管理テーブル21を作成する。図2
にファイル管理テーブル21の構成例を示す。ファイル
管理テーブル21には、図示のように、正系のファイル
11を格納するワークステーション10、30と副系の
ファイル11を格納するワークステーション10、30
とを識別するためのワークステーション名と、各ファイ
ル11ごとに正系と副系の別及びファイル11の状態が
正常かあるいは障害を有しているかを示す情報とを格納
する。ファイルの正系及び副系については後述する。
【0017】ファイル11は、本実施例の分散処理シス
テムにて処理を行なう種々のデータを格納する。本実施
例の分散処理システムは複数のワークステーション間で
ファイルが重複することを許しており、本実施例では、
同一のデータを格納した同一のファイル11が2つ作成
され(二重化)、2ヶ所のワークステーション10、3
0にて管理されている。
【0018】ファイル状態ファイル12は、ワークステ
ーション10、30にて管理される全てのファイル11
の状態に関する情報を格納する。図3にファイル情報フ
ァイル12のデータ構成例を示す。ファイル状態ファイ
ル12には、図示のように、バージョンを示すための当
該情報の記録日時の他、ファイル管理テーブル21と同
様に、正系ファイル11を格納するワークステーション
10、30及び副系ファイル11を格納するワークステ
ーション10、30のワークステーション名と、各ファ
イル11ごとに正系と副系の別及びファイル11の状態
が正常かあるいは障害を有しているかを示す情報とを格
納する。
【0019】ここで、上述したファイル管理テーブル2
1及びファイル状態ファイル12におけるファイル11
の正系及び副系とは、ファイル11と当該ファイル11
が格納されているワークステーション10、30との関
係を示す。すなわち、当該ファイル11が当該ファイル
状態ファイル12と同じワークステーション10、30
に格納されているときは当該ファイル11を正系と称
し、異なるワークステーション10、30に格納されて
いるときは当該ファイル11を副系と称する。また、フ
ァイル管理テーブル21及びファイル状態ファイル12
には、ファイル状態ファイル12自体の状態についての
情報も格納されている。したがって、ファイル状態ファ
イル12は、特に明示しない限りファイル11に含まれ
る。なお、ファイル11に格納される記録日時はファイ
ル11のバージョンを示すものであり、必ずしも記録日
時でなくてもよく、バージョンナンバー等でもよい。ま
た、ワークステーション名もワークステーションの識別
が可能な適当な識別子で代用することもできる。
【0020】ファイルアクセス手段13は、稼働系アプ
リケーション20よりファイル11へのアクセス要求を
受けた場合に、メモリ上のファイル管理テーブル21を
検索し、該当するファイル11にアクセスを行う。この
ときアクセスするファイル11はアクセス要求に該当す
るファイル11の全てである。すなわち、アクセス要求
に該当するものであれば、稼働系ワークステーション1
0に格納されている正系ファイル11と待機系ワークス
テーション30に格納されている副系ファイル11の双
方にアクセスする。ただし、ファイル管理テーブル21
を参照した結果障害のあるファイル11を検索したとき
は、正常なファイル11にのみアクセスする。また、フ
ァイルアクセス手段13は、所定のファイル11にアク
セスしている際に当該ファイル11に障害が発生した場
合、ファイル状態更新手段14に当該ファイル11の状
態に関する情報の更新要求を出力する。
【0021】ファイル状態更新手段14は、ファイル1
1に障害が発生した場合、及び障害のあったファイル1
1がファイル復旧手段15によって復旧した場合に、フ
ァイル状態ファイル12とファイル管理テーブル21に
それぞれ管理されている該当ファイル11の状態に関す
る情報を更新する。特に、ファイルアクセス手段13の
ファイル11へのアクセス中に当該ファイル11に障害
が発生したときは、ファイルアクセス手段13からのフ
ァイル更新要求を受け、この要求にしたがってファイル
状態ファイル12及びファイル管理テーブル21の情報
を更新する。これによって、ファイル状態ファイル12
及びファイル管理テーブル21には、当該ファイル状態
ファイル12自体に障害が発生している場合を除き、常
に全ファイル11の状態に関する最新の情報が格納され
る。
【0022】ファイル復旧手段15は、予め設定された
所定のタイミングで当該ワークステーション10、30
における障害のあるファイル11の復旧を行なう。ファ
イル11の復旧は、他のワークステーション10、30
において二重化された正常なファイル11をコピーする
ことによって行なう。ここで、ファイル復旧手段15が
障害のあるファイル11を検索するには、ファイル管理
テーブル21またはファイル状態ファイル12を参照す
ることが必要である。このため、当該ファイル復旧手段
15を備えるワークステーション10、30が、稼働系
ワークステーション10であるか待機系ワークステーシ
ョン30であるかによって、障害のあるファイル11の
検索方法が異なることとなる。
【0023】まず、稼働系ワークステーション10のフ
ァイル復旧手段15の場合、稼働系ワークステーション
10のメモリ上には稼働系アプリケーション20によっ
て作成されたファイル管理テーブル21があるため、フ
ァイル復旧手段15はこのファイル管理テーブル21を
参照して障害のあるファイル11を検索する。一方、待
機系ワークステーション30のファイル復旧手段15の
場合、ファイル管理テーブル21は作成されていないた
め、ファイル復旧手段15はファイル状態ファイル12
を参照して障害のあるファイル11を検索する。しか
し、ファイル状態ファイル12自体に障害が発生してい
る場合、当該待機系ワークステーション30のファイル
状態ファイル12のみを参照しても正常な情報が得られ
ない。そこで、ファイル復旧手段15は、当該待機系ワ
ークステーション30のファイル状態ファイル12と他
のワークステーション10、30において二重化された
ファイル状態ファイル12とを比較し、最も新しいファ
イル状態ファイル12を参照して障害のあるファイル1
1を検索する。
【0024】なお、ファイル復旧手段15が障害のある
ファイル11を復旧するタイミングは、ワークステーシ
ョン10、30の起動時または動作終了時、あるいはワ
ークステーション10、30の動作中に定期的に行うこ
とができるが、稼働系アプリケーション20によってフ
ァイル管理テーブル21が作成されること、ワークステ
ーション10、30の動作中は処理に応じてファイル1
1のデータが更新されること等を考慮すると、ワークス
テーション10、30の動作終了時に行なうのが好まし
い。
【0025】次に、図4を用いてファイル11へのアク
セス中にファイル11に障害が発生した時のファイル状
態更新動作について説明する。初期状態として、稼働系
ワークステーション10において稼働系アプリケーショ
ン20が稼働しているものとする(ステップ401)。
【0026】稼働系アプリケーション20が、ファイル
アクセス手段13に対してファイルァクセス要求を出す
と(ステップ402)、ファイルアクセス手段13は、
ファイル管理テーブル21を参照して、二重化された2
つの同一ファイル11のうち、ファイル状態が正常なフ
ァイル11にアクセスを行う。(ステップ403)。な
お、二重化された同一ファイル11のファイル状態が何
れも正常である場合には、正系ファイルを優先する等の
適当な手段でアクセスするファイル11を決定する。
【0027】かかるファイルアクセス時に、アクセス中
のファイル11に障害が発生すると、ファイルアクセス
手段13は、ファイル状態更新手段14に対してファイ
ル更新要求を出す(ステップ404)。ファイル状態更
新手段14は、ファイル更新要求を受けると、メモリ上
のファイル管理テーブル21にアクセスし、障害の発生
したファイル11のファイル状態に関する情報を更新す
る(ステップ405)。また、これと同時に、二重化さ
れたファイル状態ファイル12のそれぞれにアクセス
し、ファイル管理テーブル21の内容及び記録日時を書
き込む。
【0028】次に、図5及び図6を用いて、ワークステ
ーション10、30の動作終了時における障害のあるフ
ァイル11の復旧動作について説明する。まず、図5を
参照して稼働系ワークステーション10におけるファイ
ル11の復旧動作について説明する。初期状態として、
稼働系ワークステーション10において稼働系アプリケ
ーション20が起動しているものとする(ステップ50
1)。
【0029】稼働系アプリケーション20は、稼働系ワ
ークステーション10の動作終了時に、ファイル復旧手
段15に対してファイル復旧要求を出す(ステップ50
2)。ファイル復旧手段15は、ファイル復旧要求を受
けると、メモリ上のファイル管理テーブル21の内容を
参照してファイル11の状態を検査し、当該稼働系ワー
クステーション10に障害の発生したファイルがある場
合、他の待機系ワークステーション30から二重化され
た正常な同一ファイル11をコピーする(ステップ50
3、504)。これにより、ファイル11の復旧が完了
する。
【0030】次に、図6を参照して待機系ワークステー
ション20におけるファイル11の復旧動作について説
明する。初期状態として、待機系ワークステーション3
0においては待機系アプリケーション40が動作命令の
入力待ちの状態となっている(ステップ601)。
【0031】待機系アプリケーション40は、待機系ワ
ークステーション30の動作終了時に、ファイル復旧手
段15に対してファイル復旧要求を出す(ステップ60
2)。ファイル復旧手段15は、ファイル復旧要求を受
けると、当該待機系ワークステーション30のファイル
状態ファイル12の記録日時と他のワークステーション
10、30の二重化されたファイル状態ファイル12の
記録日時とを比較し、記録日時の新しい方を正常なファ
イル状態ファイル12とみなし、そのファイル状態ファ
イル12を参照してファイル11の状態を検査する(ス
テップ603)。そして、当該待機系ワークステーショ
ン30に障害の発生したファイルがある場合、他のワー
クステーション10、30から二重化された正常な同一
ファイル11をコピーする(ステップ604、60
5)。これにより、ファイル11の復旧が完了する。
【0032】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、本実施例ではファイルを二重化し、
同一ファイルを2つ作成することとしたが、本発明によ
りファイルの復旧を行なうには分散処理システム中に同
一ファイルが重複していればよく、2つ以上のファイル
を作成して管理してもよい。この場合、ファイルの識別
は、正系ファイルと副系ファイルのみならず、第3のフ
ァイル以降のファイルも識別できるようにする必要があ
る。
【0033】また、本実施例では、稼働系アプリケーシ
ョンがファイル管理テーブルを作成し、稼働系ワークス
テーションにおける障害ファイルの復旧の際に利用する
こととしたが、必ずしもファイル管理テーブルを利用す
る必要はなく、待機系ワークステーションの場合と同様
に、ファイル状態ファイルを利用してファイルの復旧を
行なうようにしてもよい。
【0034】さらに、本実施例では稼働系アプリケーシ
ョンからのアクセス要求に対して、ファイルアクセス手
段は、二重化した該当ファイルの全てをアクセスの対象
としたが稼働系ワークステーションに格納されたファイ
ルのみをアクセス対象とするようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分散処理
システムにおけるファイルの障害復旧方式によれば、ア
プリケーションプログラムからの要求にしたがって、自
動的に障害の発生したファイルを発見し、正常な状態に
復旧させることができるため、ファイルの復旧に要する
手間を削減し、速やかにファイルを復旧することができ
るという効果がある。
【0036】また、アプリケーションプログラムが稼働
中にファイル管理テーブルを作成し、ファイル復旧手段
がファイルの復旧の際に該ファイル管理テーブルを参照
することにより、ファイルの復旧の処理を一層簡単化す
ることができるという効果がある。
【0037】さらに、本発明は、ファイルアクセス手段
が、重複したファイルのうち、障害のない正常なファイ
ルを選択してアクセスすることにより、アクセス対象で
あるファイルに障害が発生している場合でも処理を継続
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るファイルの障害復旧
方式を実現する分散処理システムの構成を示すブロック
図である。
【図2】 図1のファイル管理テーブルの構成例を示す
図である。
【図3】 図1のファイル状態ファイルの構成例を示す
図である。
【図4】 図1のファイルアクセス手段及びファイル状
態更新手段による更新動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】 図1の稼働系ワークステーションにおけるフ
ァイル復旧手段の動作を示すフローチャートである。
【図6】 図1の待機系ワークステーションにおけるフ
ァイル復旧手段の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 稼働系ワークステーション 11 ファイル 12 ファイル状態ファイル 13 ファイルアクセス手段 14 ファイル状態更新手段 15 ファイル復旧手段 20 稼働系アプリケーション 21 ファイル管理テーブル 30 待機系ワークステーション 40 待機系アプリケーション

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワークステーション間でファイル
    を重複させて有する分散処理システムにおいて、 ファイルの状態に関する情報を格納して管理するファイ
    ル状態管理手段と、 前記ファイル状態管理手段が管理するファイルを対象と
    して、該ファイルに障害が発生した場合及び障害のある
    ファイルが復旧した場合に前記ファイル状態管理手段に
    管理されたファイルの状態に関する情報を更新するファ
    イル状態更新手段と、 前記ファイル状態管理手段に管理されたファイルの状態
    に関する情報を参照して障害のあるファイルを検索し、
    該ファイルを復旧するファイル復旧手段とを備え、 前記ファイル状態管理手段が、 稼働系のアプリケーションプログラムによって作成され
    るファイル管理テーブルと、 各ワークステーションに常設されたファイル状態ファイ
    ルとを備え 前記ファイル復旧手段が、 稼働系のアプリケーションプログラムからファイル復旧
    要求を受けた場合は、前記ファイル管理テーブルを参照
    し、他のワークステーションに格納された正常な同一の
    ファイルからデータをコピーして障害のあるファイルを
    復旧し、 待機系のアプリケーションプログラムからファイル復旧
    要求を受けた場合は、少なくとも2つのファイル状態フ
    ァイルを比較し、最新のファイル状態ファイルを選択し
    て参照し、他のワークステーションに格納された正常な
    同一のファイルからデータをコピーして障害のあるファ
    イルを復旧する ことを特徴とする分散処理システムにお
    けるファイルの障害復旧方式。
  2. 【請求項2】 複数のワークステーション間でファイル
    を重複させて有する分散処理システムにおいて、 ファイルの状態に関する情報を格納して管理するファイ
    ル状態管理手段と、 アプリケーションプログラムからのアクセス要求を受け
    た場合に、前記ファイル状態管理手段位管理されたファ
    イルの状態に関する情報を参照して、重複した 全てのフ
    ァイルの状態が正常であるときは任意のファイルにアク
    セスし、重複したファイルの中に障害のあるファイルが
    あるときは正常なファイルを選択してアクセスするファ
    イルアクセス手段と、 前記ファイル状態管理手段が管理するファイルを対象と
    して、該ファイルに障害が発生した場合及び障害のある
    ファイルが復旧した場合に前記ファイル状態管理手段に
    管理されたファイルの状態に関する情報を更新するファ
    イル状態更新手段と、 前記ファイル状態管理手段に管理されたファイルの状態
    に関する情報を参照して障害のあるファイルを検索し、
    該ファイルを復旧するファイル復旧手段とを備え、 前記ファイル状態管理手段が、 稼働系のアプリケーションプログラムによって作成され
    るファイル管理テーブルと、 各ワークステーションに常設されたファイル状態ファイ
    ルとを備え、 前記ファイルアクセス手段が、前記ファイル管理テーブ
    ルを参照して正常なファイルを検索し、 前記ファイル復旧手段が、 稼働系のアプリケーションプログラムからファイル復旧
    要求を受けた場合は、前記ファイル管理テーブルを参照
    し、他のワークステーションに格納された正常な同一の
    ファイルからデータをコピーして障害のあるファイルを
    復旧し、 待機系のアプリケーションプログラムからファイル復旧
    要求を受けた場合は、少なくとも2つのファイル状態フ
    ァイルを比較し、最新のファイル状態ファイルを選択し
    て参照し、他のワークステーションに格納された正常な
    同一のファイルからデータをコピーして障害のあるファ
    イルを復旧する ことを特徴とする分散処理システムにお
    けるファイルの障害復旧方式。
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