JP2849045B2 - ローラガイド付カッタ - Google Patents

ローラガイド付カッタ

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JP2849045B2 JP6285592A JP28559294A JP2849045B2 JP 2849045 B2 JP2849045 B2 JP 2849045B2 JP 6285592 A JP6285592 A JP 6285592A JP 28559294 A JP28559294 A JP 28559294A JP 2849045 B2 JP2849045 B2 JP 2849045B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば機械加工部品
のバリ取りや、面取り加工あるいはR付け加工(丸み付
け加工とも言う)を行うローラガイド付カッタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な従来技術のスクレーパ
1による面取り動作を示す斜視図である。スクレーパ1
は板状であり、直線状の刃先4を有する刃先部分2が鉤
状に屈曲されて、略L字状に形成される。たとえばワー
ク3の面取りは、スクレーパ1の刃先部分2によって角
部の一部を掻き取るようにして手作業で行われる。ま
た、角部を曲面状に仕上げる、いわゆるR付け加工を行
う場合には、たとえば仮想線5a,5bおよび実線5c
で示されるように、ワーク3に対するスクレーパ1の刃
先4の向きを変えて配置し、矢符A1,A2,A3方向
にそれぞれ3段階に分けて移動させて掻き取り作業を行
う。これによって、疑似的に丸みをつけることができ
る。
【0003】しかし、スクレーパ1を用いる方法では、
前述のようにR付け加工を施す際に複数段階に分けて面
取り加工を行う必要があり、作業性が悪く、滑らかな曲
面は得られない。
【0004】一方、他の従来技術として、弧状の刃先を
有する切削部を備えるシャフトを回転させて、R付けを
行うカッタ、たとえばR面取りカッター(富士元工業株
式会社製、型番NK32−40R)やソリッド型コーナ
ーカッターあるいはコーナーカッター((株)アサヒ工
具製作所製)などが用いられる。この方法では、切削部
をワークに対して正確な位置に位置決めするためにNC
(数値制御)工作機械などを用いる必要がある。
【0005】また、切削部とともに高速回転するガイド
を設け、このガイドをワークに接触させて位置決めする
ように構成されたカッタでは、ワークに接触するガイド
によって、ワークの表面に傷がついてしまう。また、ガ
イドがワークに接触することでビビリなどが発生しやす
く、仕上げ面が荒れてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ワークの表面に傷を付けることなく、ビビリの
発生を防止し、切削部をワークに対して容易に位置決め
することができるローラガイド付カッタを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、切削部と一体
的に回転するシャフトと、シャフトに対して回転自在に
支持され、ワークに接触して切削部を位置決めするため
のローラガイドとを含み、ローラガイドは、切削部から
シャフトの先端側に設けられる第1ローラガイドと、切
削部からシャフトの後端側に設けられる第2ローラガイ
ドとを有し、第1ローラガイドにおけるワークと接触す
る接触面は、シャフトの軸線と平行に保持され、第2ロ
ーラガイドにおけるワークと接触する接触面は、半径方
向外方に向かうにつれて、シャフトの軸線に垂直な平面
からシャフトの後端側に離反するように形成されること
を特徴とするローラガイド付カッタである。また本発明
は、第2ローラガイドには、内部と外部とを連通する貫
通孔が形成されることを特徴とする。また本発明は、切
削部と一体的に回転するシャフトと、シャフトに対して
回転自在に支持され、ワークに接触して切削部を位置決
めするためのローラガイドとを含み、切削部からシャフ
トの先端側に設けられる第1ローラガイドと、切削部か
らシャフトの後端側に設けられる第2ローラガイドとを
有し、第2ローラガイドには、内部と外部とを連通する
貫通孔が形成されることを特徴とするローラガイド付カ
ッタである。
【0008】
【作用】本発明に従えば、切削部と一体的に回転するシ
ャフトに対して、ワークに接触して切削部を位置決めす
るローラガイドが回転自在に支持される。これによっ
て、ローラガイドは、ワークの表面を滑ることなく、転
がりながらワークにならい、切削部の位置決めをするこ
とができる。
【0009】また、切削部からシャフトの先端側に設け
られる第1ローラガイドと、切削部からシャフトの後端
側に設けられる第2ローラガイドとを備えることによっ
て、切削部の先端側および後端側の両側からワークにな
らうことになる。したがって、容易に、かつ、確実に切
削部の位置決めをすることができる。
【0010】さらに、第1ローラガイドにおけるワーク
と接触する接触面は、シャフトの軸線と平行に保持され
ているため、円滑な転がり接触が実現する。また、第2
ローラガイドにおけるワークと接触する接触面は、半径
方向外方に向かうにつれて、シャフトの軸線に垂直な平
面からシャフトの後端側に離反するように形成される。
これによって、第2ローラガイドは、接触面の半径方向
内方側の端部付近をワークに点接触する。したがって、
第2ローラガイドの半径方向に関する周速の違いによる
すり傷の発生を防止できる。
【0011】また本発明に従えば、第2ローラガイドに
は、内部と外部とを連通する貫通孔が形成される。これ
によって、切削部の先端側および後端側に第1および第
2ローラガイドをそれぞれ設けても、貫通孔を介して、
切削油や切粉などを外部に排出することができる。ま
た、貫通孔を介して空気の流れが良くなり、加工熱の冷
却効果が得られる。さらに本発明に従えば、切削部と一
体的に回転するシャフトに対して、ワークに接触して切
削部を位置決めするローラガイドが回転自在に支持され
る。これによって、ローラガイドは、ワークの表面を滑
ることなく、転がりながらワークにならい、切削部の位
置決めをすることができる。また、切削部からシャフト
の先端側に設けられる第1ローラガイドと、切削部から
シャフトの後端側に設けられる第2ローラガイドとを備
えることによって、切削部の先端側および後端側の両側
からワークにならうことになる。したがって、容易に、
かつ、確実に切削部の位置決めをすることができる。さ
らに、第2ローラガイドには、内部と外部とを連通する
貫通孔が形成される。これによって、切削部の先端側お
よび後端側に第1および第2ローラガイドを設けても、
貫通孔を介して、切削油や切粉などを外部に排出するこ
とができる。また、貫通孔を介して空気の流れが良くな
り、加工熱の冷却効果が得られる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
り、図2はその正面図であり、図3は図1の切断面線I
II−IIIから見た断面図である。ローラガイド付カ
ッタ10は、切削部11が一体的に形成されたシャフト
12と、シャフト12に対して回転自在に支持されるロ
ーラガイド20,21とを備える。
【0013】シャフト12は、直円柱状の軸部14と、
軸部14の先端側に配置される切刃形成部15とを含ん
で構成される。切刃形成部15の先端部(図1の下方)
の外周部に、切削部11が形成される。切削部11は、
周方向に関し、相互に等間隔をあけて複数(本実施例に
おいて2カ所)形成される。各切削部11には、切刃1
7(図4に図示)がそれぞれ設けられる。また、切刃形
成部15には、切削部11に臨み、この切削部11付近
から後端側(図1の上方側)に延びて、逃げ溝16が形
成される。これによって、切粉などを切削油とともに逃
げ溝16に逃がし、切削の妨げとなることを防止するこ
とができる。
【0014】このような切刃形成部15は、略円柱状の
連結部18によって軸部14と連結される。軸部14、
切刃形成部15および連結部18は、同一の軸線L1上
に配置され一体的に形成される。この連結部18は、そ
の後端側の部分に、外周面にネジが形成されるネジ部1
9を有する。切削部11からシャフト12の先端側に
は、ローラガイド20が設けられ、切削部11からシャ
フト12の後端側には、ローラガイド21が設けられ
る。
【0015】ローラガイド20は、ラジアル玉軸受で構
成され、切刃形成部15の先端部のガイド取付部22に
嵌着される。この状態で、ローラガイド20は、その先
端側から抜け止め部材23によって押えられて、固定用
ボルト24によってシャフト12に固定される。このと
き、ローラガイド20は、シャフト12の軸線L1と同
軸上に設けられている。また、ローラガイド20の外輪
25は、シャフト12に対して回転自在に設けられてい
る。
【0016】ローラガイド21は、ラジアル玉軸受26
と、円筒状のガイド部材27とを含んで構成される。玉
軸受26は、連結部18に嵌着され、ネジ部19に抜け
止めリング28を螺着することによって、抜けが防止さ
れる。この状態で、玉軸受26の内輪はシャフト12に
固定され、玉軸受26の外輪29は、シャフト12に対
し回転自在に設けられている。
【0017】ガイド部材27は、玉軸受26の外輪29
に固定され、その先端側(図1の下方側)の端部30が
切削部11まで延出している。これによって、ガイド部
材27は、シャフト12に対して回転自在に設けられ
る。ガイド部材27には、シャフト12に臨む内部と外
部とを連通し、これによって逃げ溝16と外部とを連通
する貫通孔31が形成される。貫通孔31は、周方向に
関し、等間隔をあけて複数(本実施例において3つ)形
成される。これによって、切削部11で発生した切粉
は、逃げ溝16に逃がされ、逃げ溝16から貫通孔31
を介し、外部に排出される。したがって、切粉によって
切削部11による切削作用が妨げられたり、切粉によっ
て、ワークの表面に傷がついたりすることを防止するこ
とができる。
【0018】図4は、切削部11付近を拡大して示す断
面図である。前述のように、切削部11に設けられてい
る切刃17は、その刃先32が半径方向内方、かつ、シ
ャフト12の後端側に向けて凸となる弧状に形成され
る。このような切削部11は、ローラガイド20,21
がワーク33に接触し、ワークに対する位置決めがなさ
れる。
【0019】ローラガイド20のワーク33と接触する
接触面34は、シャフト12の軸線L1に対して平行
に、かつ、接触面34上の全ての点が、シャフト12の
軸線L1から等距離に存在するように設けられる。ロー
ラガイド21のワーク33と接触する接触面35は、半
径方向外方に向かうにつれて、シャフト12の軸線に垂
直な平面からシャフト12の後端側に離反するように形
成される。すなわち、接触面34と、接触面35とがな
す角度は、90°を超える角度に選ばれる。
【0020】接触面34は、ワーク33のワーク面36
に当接し、接触面35は、ワーク面37に当接する。一
般に、ワーク33のワーク面36とワーク面37とは、
直交するように形成される。切削部11は、シャフト1
2の軸線L1をワーク面36と平行にした状態で位置決
めされる。これによって、接触面34は、ワーク面36
に対して平行を保った状態で当接されるので、接触面3
4は、ワーク面36に線接触される。これに対し、接触
面35は、シャフト12の軸線L1に垂直に配置された
状態となるワーク面37に対して、半径方向外方に向か
うにつれて離反する方向に傾斜した状態で配置される。
すなわち、接触面35およびワーク面37は、相互に角
度θをなすように配置される。これによって、接触面3
5は、ワーク面37に大略的に点接触される。
【0021】図5は、ローラガイド付カッタ10の動作
状態を示す斜視図である。図4および図5を参照して、
シャフト12の軸部14は、図示しないモータに連結さ
れ、その出力によって、シャフト12の軸線L1まわり
に矢符B方向に回転駆動され、これによって、切削部1
1が一体的に回転される。切削部11が回転され、前述
のように位置決めされた状態で、ローラガイド付カッタ
10が、矢符Cで示されるように、ワーク面36,37
に平行な方向(図3においては、紙面に対して垂直な方
向)に移動され、ワーク33にR付け加工が行われる。
このように、ローラガイド付カッタ10を用いること
で、1回加工によって、滑らかな曲面のR付け加工を施
すことができ、従来のスクレーパ1を用いるのに比べ
て、作業が短時間で済み、作業性が向上される。このよ
うに、R付け加工を行うことによって、たとえばワーク
にショットピーニング加工を行う場合などに2次バリ発
生などを防止することができる。
【0022】ローラガイド20,21は、シャフト12
に対して回転自在に支持されているので、ローラガイド
20,21がワーク33に接触した状態では、シャフト
12に伴って高速回転されることがない。ローラガイド
付カッタ10が矢符C方向に移動されるとき、ローラガ
イド20,21は、ワーク面36,37上を転がり、ロ
ーラガイド20,21がワークと摺接することがないの
で、ワーク面36,37に傷をつけることがなく、ま
た、ビビリが発生することを防止することができる。ま
たこのように、容易にワークにならって切削部11のワ
ークに対する正確な位置決めがなされるので、ワーク3
3に対してローラガイド付カッタ10を所望する正確な
位置に配置しておく必要がない。
【0023】ローラガイド21が接触面35をワーク面
37に接触させて転がる際、その周速が半径方向外方に
向かうにつれて大きくなることによって、接触面35上
の点のワーク33に対する速度が、半径方向内方と外方
とでは異なる。しかしながら本実施例では、接触面35
は、ワーク面37に対して傾斜して形成されており、相
互に摺接する部分を小さくしているので、傷がつきにく
い。また、接触面35が形成されるガイド部27は、ア
ルミニウムなどの比較的柔らかい金属で形成されること
が好ましく、これによっても、ワーク33に傷を付ける
ことが抑制される。また、半径方向に関する周速の違い
によって、接触面35がワーク面37と摺接して、ロー
ラガイド付カッタ10が不所望な外力を受けることな
く、容易に切削部の位置決めをすることができる。
【0024】このようなローラガイド付カッタ10は、
たとえばロボットなどに取付けて移動させてもよく、手
作業すなわち手に持って移動させるようにしてもよい。
【0025】上述の実施例において、切削部11は、シ
ャフト12に一体的に形成されたけれども、本発明の他
の実施例として、切削部11をシャフト12と別体に形
成し、取付けるようにしてもよい。また、上述の実施例
において、切削部11の切刃17は、その刃先32が弧
状に形成されたけれども、本発明の他の実施例として、
直線形状に形成し、ワークの角部に斜面を形成するいわ
ゆる面取りをするように構成されてもよい。また、上述
の実施例において、切削部11は、周方向に関して2カ
所すなわち2枚刃に形成されたけれども、本発明の他の
実施例として、3カ所以上形成されるようにしてもよ
い。また上述の実施例において、貫通孔31は、3つ形
成されたけれども、本発明の他の実施例として、1つま
たは2つあるいは4つ以上形成されるようにしてもよ
い。また上述の実施例において、ローラガイド20,2
1は、ラジアル玉軸受によって、シャフト12に対して
回転自在に支持されるように構成されたけれども、本発
明の他の実施例として、ラジアル玉軸受に代えて他の転
がり軸受や滑り軸受(平軸受)を用いてもよく、また他
の手段を用いて、ローラガイド20,21をシャフト1
2に対して回転自在に支持するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ワークに
接触して、切削部の位置決めをするローラガイドが、シ
ャフトに対して回転自在に支持され、ローラガイドはワ
ークの表面を滑ることなく転がり、切削部の位置決めを
することができるので、ワークの表面に傷がつくことを
防止した状態で、ワークにならい切削部をワークに対し
て正確な位置に位置決めすることができる。
【0027】また、切削部からシャフトの先端側および
後端側に第1および第2ローラガイドがそれぞれ設けら
れ、切削部は、その先端側および後端側の両側からワー
クにならって位置決めされ、容易に、かつ、確実に位置
決めされるので、容易に、正確なバリ取り、面取りおよ
びR付け加工(丸み付け加工とも言う)を行うことがで
きる。
【0028】さらに、第1ローラガイドの接触面は、シ
ャフトの軸線と平行に形成されるので、円滑な転がり接
触が得られ、ワークに滑らかにならうことができる。ま
た、第2ローラガイドの接触面は、半径方向外方に向か
うにつれて、シャフトの軸線に垂直な平面からシャフト
の後端側に離反するように保持されるので、第2ローラ
ガイドの接触面の半径方向内方側の端部をワークに接触
させて、第2ローラガイドの半径方向に関する周速の違
いによって、接触面がワークの表面と摺接し、ワークの
表面に傷がつくことを防止することができる。
【0029】また本発明によれば、第2ローラガイドに
は、内部と外部とを連通する貫通孔が形成され、第1お
よび第2ローラガイドを設けても、貫通孔を介して、切
削油や切粉などを外部に排出することができるので、切
粉が切削の妨げとなることを防止することができる。ま
た切粉によって、ワークの表面に傷がつかないようにす
ることができる。さらに、貫通孔を介して、空気の流れ
が良くなり、加工熱の冷却効果が得られ、切削部の寿命
を延ばし、ローラガイド付カッタの寿命を延ばすことが
できる。さらに本発明によれば、ワークに接触して、切
削部の位置決めをするローラガイドが、シャフトに対し
て回転自在に支持され、ローラガイドはワークの表面を
滑ることなく転がり、切削部の位置決めをすることがで
きるので、ワークの表面に傷がつくことを防止した状態
で、ワークにならい切削部をワークに対して正確な位置
に位置決めすることができる。また、切削部からシャフ
トの先端側および後端側に第1および第2ローラガイド
がそれぞれ設けられ、切削部は、その先端側および後端
側の両側からワークにならって位置決めされ、容易に、
かつ、確実に位置決めされるので、容易に、正確なバリ
取り、面取りおよびR付け加工(丸み付け加工とも言
う)を行うことができる。さらに、第2ローラガイドに
は、内部と外部とを連通する貫通孔が形成され、第1お
よび第2ローラガイドを設けても、貫通孔を介して、切
削油や切粉などを外部に排出することができるので、切
粉が切削の妨げとなることを防止することができる。ま
た切粉によって、ワークの表面に傷がつかないようにす
ることができる。さらに、貫通孔を介して、空気の流れ
が良くなり、加工熱の冷却効果が得られ、切削部の寿命
を延ばし、ローラガイド付カッタの寿命を延ばすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のローラガイド付カッタ10
を示す断面図である。
【図2】そのローラガイド付カッタ10を示す正面図で
ある。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た断面図
である。
【図4】切削部11を拡大して示す断面図である。
【図5】ローラガイド付カッタ10の動作状態を示す斜
視図である。
【図6】典型的な従来技術のスクレーパ1による面取り
動作を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スクレーパ 3,33 ワーク 10 ローラガイド付カッタ 11 切削部 12 シャフト 16 逃げ溝 20,21 ローラガイド 31 貫通孔 34,35 接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−238210(JP,A) 実開 昭63−201012(JP,U) 実開 平3−15016(JP,U) 実開 平2−94017(JP,U) 実公 昭41−15499(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 9/00 B23C 3/12 B23D 79/00 B23D 77/14 B27C 5/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削部と一体的に回転するシャフトと、 シャフトに対して回転自在に支持され、ワークに接触し
    て切削部を位置決めするためのローラガイドとを含み、 ローラガイドは、切削部からシャフトの先端側に設けら
    れる第1ローラガイドと、 切削部からシャフトの後端側に設けられる第2ローラガ
    イドとを有し、 第1ローラガイドにおけるワークと接触する接触面は、
    シャフトの軸線と平行に保持され、 第2ローラガイドにおけるワークと接触する接触面は、
    半径方向外方に向かうにつれて、シャフトの軸線に垂直
    な平面からシャフトの後端側に離反するように形成され
    ることを特徴とするローラガイド付カッタ。
  2. 【請求項2】 第2ローラガイドには、内部と外部とを
    連通する貫通孔が形成されることを特徴とする請求項1
    記載のローラガイド付カッタ。
  3. 【請求項3】 切削部と一体的に回転するシャフトと、 シャフトに対して回転自在に支持され、ワークに接触し
    て切削部を位置決めするためのローラガイドとを含み、 切削部からシャフトの先端側に設けられる第1ローラガ
    イドと、 切削部からシャフトの後端側に設けられる第2ローラガ
    イドとを有し、 第2ローラガイドには、内部と外部とを連通する貫通孔
    が形成されることを特徴とするローラガイド付カッタ。
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