JP2849019B2 - 防水シート及びその補強用熱可塑性合成繊維 - Google Patents

防水シート及びその補強用熱可塑性合成繊維

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防水シート並びに該防水
シート補強用に好適な熱可塑性合成繊維に関するもので
ある。さらに詳細には、一般土木・建築並びに海洋土木
・建築等の分野で好適に用いられる、伸長性に優れてい
るために凹凸面にフィットし易く且つ0201裂傷し難
い防水シート並びに該防水シート補強用の熱可塑性合成
繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防水シートとしては、従来、破断伸度が
200〜400%と大きく、例えば凹凸の激しい面に敷
設してもシートが伸びることによってフィットするとい
う長所を有することから、塩化ビニル製防水シート(以
下PVC防水シートと称することがある)が多用されて
いる。しかしながら、このものは、敷接面に岩石や割石
の如き尖角状物がある場合、該尖角状物の先端部に当接
する部分から裂傷を生じ易いという問題がある。
【0003】かかる問題を解消せんと、塩化ビニル製シ
ート(PVCシート)と基布とが一体化された防水シー
ト、例えば厚さ1mmのPVCシートと厚さ2mmの基
布とが一体化された、破断強力420kg/3cm以
上、破断伸度20%以下の防水シートが提案され、かか
る防水シートは、高強力な基布の作用により大きな圧力
にも対抗することができるので、PVC防水シートでは
不適であった埋立土砂にも適用可能とされている。しか
しながら、防水シートの伸度は極めて低いため凹凸面へ
のフィット性が不充分で、長期使用中に、敷設面の尖角
状物で裂傷が発生するといった耐久性の問題が指摘され
ている。
【0004】一方特開平4―198525号公報には、
40%伸長応力及び80%伸長応力が特定範囲にある繊
維を用いてなる織物を基布とした防水シートが提案され
ている。なるほど、かかる防水シートは破断伸度が大き
く凹凸のある敷設面へのフィット性は良好であるもの
の、具体的に示されている基布はその荷伸曲線の形状か
らわかるように、降伏点を越えた伸度で応力が減少する
降伏現象を示すものである。かかるシートは第1降伏点
応力以上の負荷が作用すると一度に10〜30%まで伸
長してしまうため、尖角状物を有する面に敷設した場
合、該尖角状物の当接した部分に変形が集中して応力の
分散がしにくくなり、防水シートが破れ易くなるという
問題を有している。またこのように第1降伏点を越える
と応力が減少する繊維は、紡糸直後の未延伸糸の特徴で
あり、150℃乾熱収縮率は10%以上であるという特
性をも有している。このような繊維から構成される基布
に塩化ビニル樹脂をコーティングして防水シートを作成
しても、基布は大きく収縮するために基布と塩化ビニル
樹脂との接着強度が低くなり、また得られるシートの平
坦性も悪化する。このため繊維補強効果が不充分となっ
て裂け易くなるとともに、平坦性不良のために収納性が
悪くなるという問題をも有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術を背景になされたもので、その目的は、尖角状物を有
する面に敷設しても裂傷を生じ難く、しかも敷設面に対
するフィット性も良好な防水シート及び該防水シートの
補強に使用される防水シート補強用熱可塑性合成繊維を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、防水シートの荷伸曲
線の形状によっては耐裂傷性が著しく改善されることを
見い出し本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明によれば、 1. 総繊度が500デニール以上の熱可塑性合成繊維
から構成され、経糸及び緯糸の夫々について織密度と総
繊度との関係が下記を満足する織物に、その少なくと
も一面に熱可塑性樹脂又はゴムが被覆されてなる防水シ
ートであって、該防水シートの経糸方向及び緯糸方向夫
々についての破断強力、破断伸度及び荷伸曲線の形状が
下記〜を満足することを特徴とする防水シート、 900≧織密度(本/インチ)×√(総繊度)≧4
00 破断強度≧100kg/3cm 破断伸度≧100% 荷伸曲線の勾配が伸度0%から破断伸度まで正 2. 総繊度が500デニール以上、破断強度が2.0
g/d以上、破断伸度が100%以上、第1降伏点の強
度が0.5〜1.0g/d、50%伸長時の強度が0.
6〜2.0g/d、荷伸曲線の勾配が伸度0%から破断
伸度までの間で正であるとともに、150℃乾熱収縮率
が10%以下であることを特徴とする防水シート補強用
熱可塑性合成繊維、が提供される。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明の防
水シートに用いられる織物(基布)は、総繊度(以下単
に繊度と記す)が500デニール以上の熱可塑性合成繊
維で構成され、且つ織密度と繊度との関係が、経糸及び
緯糸のいずれもが下記を満足していることか必要であ
る。 900≧織密度×√(繊度)≧400 但し、織密度は本/インチ、繊度はデニールで表わされ
る数である。
【0009】織物の経糸又は緯糸に用いられる繊維の繊
度が500デニール未満の場合には、上記を満足させ
ると織物の目開きが小さくなりすぎるため、被覆される
熱可塑性樹脂層又はゴム層との接着性が低下(目開きに
よる被覆層のアンカー効果が低下)して、防水シートと
しての破断強度100kg/3cm以上を達成できなく
なるので好ましくない。
【0010】また、織密度と繊度との関係が上記範囲を
越える場合にも、織物の目開きが小さくなりすぎて樹脂
またはゴム加工時のアンカー効果が発現しないために接
着力は使用に耐え難いものとなる上、シートの初期強度
が大きくなりすぎる一方伸度は小さくなるため、敷設面
へのフィット性が悪化する。逆に上記範囲未満の場合に
は、製織時の目づれが発生し易く、防水シートの補強効
果が不充分となって耐引裂性が悪化する。
【0011】上記織物の少なくとも一面に被覆される熱
可塑性樹脂又はゴムは、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン
樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリエーテルエステルエラ
ストマー、ウレタンゴム、天然ゴム等任意のものが用い
られるが、中でも塩化ビニル樹脂がコストの面で好まし
い。被覆方法としては、例えば塩化ビニル樹脂を含有す
る溶液又は分散液に含浸させる方法、塗布する方法又は
塩化ビニルフイルムをラミネートする方法をあげること
ができ、これらの方法は2種以上を組み合わせてもよ
い。被覆層の厚さは、得られるシートの強度及び取り扱
い性の観点より、シート厚さとして1〜5mmの範囲と
するのが好ましい。
【0012】前記織物に上記の如く被覆された本発明の
防水シートは、経糸方向及び緯糸方向のいずれについて
も下記〜を満足することが必要である。 破断強度≧100kg/3cm 破断伸度≧100% 荷伸曲線の勾配が伸度0%から破断伸度まで正 破断強度が100kg/3cm未満の場合には、尖角部
を有する凹凸面に敷設した際に該尖角部で防水シートが
裂け易くなるため好ましくない。なお、破断強度は大き
くなるほどシートの伸長応力も大きくなるため、シート
の凹凸面へのフィット性が悪化することとなるので、2
00kg/3cm以下とするのが好ましい。また破断伸
度が100%未満の場合には、凹凸を有する敷設面への
フィット性が低下して裂易くなるため好ましくない。
【0013】本発明の防水シートは、上記で示される
ように、伸度とともに応力が常に増加する点に特徴を有
する。かかる特性を有する防水シートは、尖角部を有す
る凹凸面に敷設しても、該尖角部に当接しているシート
に作用する応力は当接部周辺に分散されるため裂け難く
なる。これに対して負の勾配が存在する、すなわち降伏
点を越えた伸度で応力が減少する場合には、該尖角部に
当接している部分に応力変形が集中して、防水シートは
当該接部より裂け易くなる。
【0014】以上に説明した本発明の防水シートを製造
する方法は特に限定されるものではないが、下記特性を
有する熱可塑性合成繊維で製織された基布を用いること
により容易に得られる。すなわち、破断強度は2.0g
/d以上好ましくは2.5g/d以上であり、破断伸度
は100%以上好ましくは120%以上であり、且つ荷
伸曲線は降伏現象を示さず勾配は破断点まで常に正であ
ることが大切である。破断強力が2.0g/d未満の場
合には防水シートの破断強度100kg/3cmを達成
し難く、破断伸度が100%未満には防水シートの破断
伸度100%を達成し難くなる。また荷伸曲線が降伏現
象を示す場合には得られる防水シートも降伏現象を示す
ようになるので本発明の目的は達成できない。
【0015】さらに、得られる防水シートの、凹凸を有
する敷設面のフィット性を向上させるためには、熱可塑
性合成繊維の荷伸曲線に勾配が大きく低下する(但し負
にならない)降伏点が存在していることが好ましく、特
に降伏点応力が0.5〜1.0g/dの範囲にあり、且
つ50%伸長時の応力が0.6〜2.0g/dの範囲に
あることが好ましい。降伏点応力が0.5g/d未満の
場合には基布に製織する工程でテンショントラブルが発
生し易く、1.0g/dを越える場合には凹凸面へのフ
ィット性が低下し易い。一方50%伸長時の応力が0.
6g/d未満の場合にはシートの補強効果が不充分であ
り、2.0g/dを越える場合にはシートの凹凸面への
フィット性が低下し易い。
【0016】また熱可塑性合成繊維の150℃乾熱収縮
率は、あまりに大きい場合、製織した後に熱可塑性樹脂
またはゴムを被覆して防水シートとなす際、例えば塩ビ
樹脂を含浸トッピング又はラミネートする際、熱により
繊維が収縮して、得られる防水シートが凹凸状になり易
く且つ接着強度も低下して防水シートの破断強度も不充
分となって裂け易くなる。そのため、150℃乾熱収縮
率は10%以下、特に5%以下が好ましい。
【0017】上記熱可塑性合成繊維を構成するポリマー
は、軟化点が150℃以上のポリエステル又はポリアミ
ドが好ましく、特にポリエチレンテレフタレート又は第
3成分を共重合したポリエチレンテレフタレート、なか
でもイソフタル酸又はネオペンチルグリコールを5〜2
5モル%(エチレンテレフタレート単位に対して)共重
合した共重合ポリエステルが好ましい。
【0018】上述の特性を有する熱可塑性合成繊維は、
例えばポリエチレンテレフタレート繊維の場合では、以
下の如くして得られる。すなわち、固有粘度が0.8以
上のポリマーを紡糸速度500〜3000m/分の速度
で引き取り、得られた未延伸糸をガラス転移点以上の温
度で破断伸度が100%以上となるよう1.02〜2.
5倍に延伸し、次いで150℃以上の温度で熱セットす
ればよい。このように破断伸度を100%以上残す状態
で延伸熱セットすることにより、荷伸曲線の勾配は常に
正になると共に、降伏点応力及び50%伸長応力が前記
範囲にあるポリエステル繊維が得られる。
【0019】また別の方法として、固有粘度が0.8以
上のポリエチレンテレフタレートを紡糸速度2000〜
4000m/分の速度で引取り、得られた未延伸糸を延
伸することなく定長熱処理を施しても得られる。なお定
長熱処理のかわりに、該未延伸糸を用いて製織した後に
得られた基布を緊張熱処理してもよく、かくすることに
より未延伸糸の結晶化が進行して前記特性を有する繊維
となる。
【0020】また、第3成分、例えばイソフタル酸又は
ネオペンチルグリコールを5〜25モル%共重合したエ
チレンテレフタレート系ポリエステルは、結晶性が抑制
されているために延伸後高リラックス率で熱処理するこ
とが可能となる。したがって、固有粘度が0.8以上の
上記共重合ポリエステルを紡糸速度500〜1000m
/分の速度で引取り、得られた未延伸糸をガラス転移点
以上の温度で2.5〜3.5倍に延伸した後、加熱する
ことなく1.10〜1.50倍に冷延伸し、次いで加熱
したローラー又は非接触式加熱浴で30%以上の収縮を
かけながら熱処理することによっても得られる。なお収
縮熱処理は数回に分けて行なってもよいが、その際には
加熱温度を段階毎に高めることが好ましい。
【0021】以上の如くして得られた熱可塑性合成繊維
は、0.5g/d以下の撚糸張力の下で50〜200T
/mの撚を加えた後、経糸及び緯糸に用いて前記を満
足するように製織される。
【0022】
【発明の作用効果】本発明の防水シートは、繊度が50
0デニール以上で且つ織密度と繊度とがを満足する織
物を基布として用いているため、該基布の目開きが適度
な範囲となっており、その結果被覆層はアンカー効果に
より基布への接着性が高まって防水シートの破断強度が
向上し、耐裂傷性が向上する。また防水シートの破断伸
度は100%以上と大きいため凹凸を有する敷設面に対
するフィット性が良好であり、さらに荷伸曲線における
勾配は常に正なので敷設面に尖角状物が存在していても
該尖角物に当接している部分に応力変形が集中すること
がなく、尖角状物に起因するシート破れが抑制されるの
である。
【0023】かかる特徴を有する本発明の防水シート
は、土木建築用防水シートとして有用であり、また産業
廃棄物処理場に用いる場合、産業廃棄物から公害物を含
む汚水が浸出してもその洩れを防ぐことができるといっ
た優れた効果を発揮するものである。
【0024】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお、実施例中における各物性値は次の方法によ
り求めた。
【0025】(1)シートの荷伸曲線 補強用織物の経糸方向及び緯糸方向にそってシートを3
cm巾の試験片を採取し、織物引張試験機でつかみ長さ
20cmを30cm/分の引張速度で測定し、荷重伸長
曲線を得る。
【0026】(2)繊維の荷伸曲線 JIS L1070に準拠して測定し、勾配が常に正の
ものを○、そうでないものを×で表わした。なお、降伏
点応力は図3に示される如く荷伸曲線勾配の変曲部分の
応力である。
【0027】(3)150℃乾熱収縮率 荷重0.1g/dを負荷して原糸長(L0 )を測定し、
次いで150℃の乾熱中に荷重をかけずに投入し、30
分間処理後の糸長L1 を荷重0.1g/dを負荷して測
定し、次式により求めた。 HS(%)=(L0 −L)/L0 ×100
【0028】(4)防水シート評価 防水シートを尖角状物を有する面に敷設し、その上に1
m四方、高さ1mの板枠を設置し、その板枠の中に砂地
を1m高さまで詰め込み、1日後板枠、砂を除去して防
水シートの状況を評価した。 凹凸フィット性評価 ○:凹凸部へのフィット性良好 △:凹凸部でシートの浮きあがりわずかに有 ×:凹凸部でシートの浮きあがり有 尖角部による損傷評価 ○:損傷なし △:尖角部によるシート変形大 ×:尖角部による亀裂発生
【0029】
【実施例1】固有粘度1.05のポリエチレンテレフタ
レートを300℃で延伸後の繊度が表1記載となるよう
に溶融吐出し、15〜50℃の冷却風が循環している紡
糸筒内で冷却固化させた後、2500m/分の速度で巻
き取った。得られた未延伸糸を80℃の加熱ローラーで
予熱した後、表1記載の延伸倍率DR1 で延伸し、次い
で表1記載の緊張もしくはリラックス率(DR2 ,DR
3 )で2段熱処理を行なって繊度500〜5000デニ
ールのポリエステル繊維を得た。このもの(実験No
1)の荷伸曲線を図3に示す。
【0030】得られた熱セット糸を0.3g/dの撚糸
張力の下で100T/mの撚を付与して経糸と緯糸に使
用し、織密度と√(繊度)との積が表1に記載のように
なるよう織密度を変えて平織物を製織した。この織物を
基布とし、両面に厚さ0.5mmの塩ビ樹脂層をトッピ
ングして防水シートを得た。
【0031】
【表1】
【0032】
【実施例2】イソフタル酸成分をテレフタル酸成分に対
して12モル%共重合させた固有粘度が0.88のポリ
エチレンテレフタレート系共重合ポリエステルを300
℃で溶融吐出し、冷却固化させた後1000m/分の速
度で巻き取った。得られた未延伸糸を80℃の加熱ロー
ラーで予熱後、表2記載の延伸倍率DR1 で延伸し、次
いで延伸倍率DR2 で冷延伸した後、定長もしくはリラ
ックス熱処理を2段階に分け倍率DR3 ,DR4 で施
し、2000デニール250フィラメントの熱セット糸
を得た。
【0033】得られた熱セット糸を実施例1と同様に撚
糸後製織して基布を作成し、厚さ0.6mmの塩ビ樹脂
を両面にトッピングして防水シートを得た。
【0034】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水シートを経糸方向及び緯糸方向に
引張った際の荷伸曲線を示すグラフの1例である。
【図2】従来の防水シートを経糸方向及び緯糸方向に引
張った際の荷伸曲線を示すグラフの1例である。
【図3】実施例1の実験No1で用いたポリエステル繊
維の荷伸曲線を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−118235(JP,A) 特開 平4−198525(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 15/00 - 15/72 D03D 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 総繊度が500デニール以上の熱可塑性
    合成繊維から構成され、経糸及び緯糸の夫々について織
    密度と総繊度との関係が下記を満足する織物に、その
    少なくとも一面に熱可塑性樹脂又はゴムが被覆されてな
    る防水シートであって、該防水シートの経糸方向及び緯
    糸方向夫々についての破断強力、破断伸度及び荷伸曲線
    の形状が下記〜を満足することを特徴とする防水シ
    ート。 900≧織密度(本/インチ)×√(総繊度)≧4
    00 破断強度≧100kg/3cm 破断伸度≧100% 荷伸曲線の勾配が伸度0%から破断伸度まで正
  2. 【請求項2】 総繊度が500デニール以上、破断強度
    が2.0g/d以上、破断伸度が100%以上、降伏点
    の強度が0.5〜1.0g/d、50%伸長時の強度が
    0.6〜2.0g/d、荷伸曲線の勾配が伸度0%から
    破断伸度までの間で正であるとともに、150℃乾熱収
    縮率が10%以下であることを特徴とする防水シート補
    強用熱可塑性合成繊維。
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