JPS59150743A - 耐屈曲性のすぐれた樹脂積層体 - Google Patents

耐屈曲性のすぐれた樹脂積層体

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JPS59150743A
JPS59150743A JP2468483A JP2468483A JPS59150743A JP S59150743 A JPS59150743 A JP S59150743A JP 2468483 A JP2468483 A JP 2468483A JP 2468483 A JP2468483 A JP 2468483A JP S59150743 A JPS59150743 A JP S59150743A
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JP
Japan
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layer
warp
fluorine
laminate
weft
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Pending
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JP2468483A
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English (en)
Inventor
大林 勉
平岡 秀元
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Hiraoka and Co Ltd
Original Assignee
Hiraoka and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は耐屈曲性のすぐれた樹脂積層体に関するもので
ある。更に詳しく述べるならば、本発明は耐屈曲性、柔
軟性、耐候性および防汚性、特に寒冷時の耐屈曲亀裂性
にすぐれた、肋殊構造織物基布軟質合成樹脂啼−弗素系
樹脂層を含んでなる積層体に関するものである。
技術的背景 従来、繊維基布、特に平織物基布の片面又は両面に軟質
ポリ塩化ビニル樹脂(以下PvCと称する。)Wlを被
覆した柔軟な積層シートが、エヤドーム等の大型テント
に使用されている。このものは、7IO工性、経済性、
防炎性等においてPVCの本質的な長所を発揮している
。しかし、このような各種テントは、長期問屋外に曝露
されるものであって、そのPVC層に含有される安定1
111等について十分吟味されたとしても長年月の曲に
次第にPVC樹脂の分解を生じ、また、可塑剤が表面に
移行して表面が次第に粘着気味となり、しかも、その表
面に厘埃等が粘着して除去が困難になる等の重大な欠点
忙有していたC 上記のような従来の積層シートの欠点に対する対策とし
−c、、pvc層の上に弗素系初詣フィルム層を形成さ
せることによって、かなりの効果?あけることケ児出(
7本出願人は実願昭57−64974号として出願した
。しかしながら、このような積層体に於いても、その使
用の間に非常に強く揉まれると、薄い樹脂フィルム層に
亀裂を生じ、これが更に拡大されると、下層のPVC層
にも亀裂を生じ、この現象は特に寒冷時に顕著であり、
そのため積層体の耐用年数を著しく短縮せしめるなどの
欠点ケ有することが分った〇 本発明はかかるνど悄Vc鑑み、従来の41(層シート
の欠点を誼消″i1−るために万されたもので、本発明
者らは、揉み(屈曲]等により樹脂層、l臣しζ弗素系
樹脂からなる表nI]層に付与されるストレスゲ分散し
てこの表面1−の亀裂を防止1″る方策を検討したとこ
ろ、かかる用途にはその(史中上の袋求から荷重時の伸
縮度の大きな編物は不通であり、荷重時の伸縮度の小さ
い平織物が有利であるけれども。
このような織物を前述の如き請層体とした場合には弗素
系樹脂層にかかるストレスが太きくなり、そのため基布
に起因する亀裂が発生し易くなること4児出し、そのよ
うな不都合全解消4.j−Lめることによって、本発明
を完成するに到ったものである。
発明の目的 本発明の目的は、耐屈曲性、特に寒冷時の耐屈曲性にす
ぐれ、更に柔軟性、耐候性および防汚性にも丁ぐれた弗
素系樹脂積層体ケ提供1−ることにある。
発明の要約 本発明によれば耐屈曲性の′4−ぐれた弗素系樹脂層体
が提供されるのであって、この積層(オ・は、互いに平
行に配列された多数の経糸からなる経糸層と、前記経糸
と直焚するように、互いに平行に配列された多数の緯糸
よりな、る緯糸層と、前記経糸と緯糸とを、それらの交
差点でからみ結合するからみ糸とからなる特殊構造織物
の基布の表面又は表裏面VC軟質合成州1抗の十分厚み
を有するIi5 k形成したるのち、少くとも表面層の
上面に薄い弗素系樹脂フィルム1v荀形成せしめ°〔な
る。
本π明(・1.1倶に、互いに平?−r I’こ配列さ
れた多数の経糸層・らン2る経糸11と、前記経糸と直
焚するように、互いに平イ1Vc配列された多蝕の緯糸
よりなる緯糸層と、前記経糸と緯糸とを、それらの交差
点でからみ結合するからみ糸とからなる特殊<h m織
物の基布と、その少くとも1面上に形広さJ’L、かつ
、軟質合成+11腸からなる中間層と、前記中間層上に
形成され、かつ、弗素系4か1脂からなる表面層とを含
んでなり、前記表面層の〕4さは1〜50ミクロンの1
110囲内にあり、かつ、前記表面18の表面には多数
の凸部と凹部が形成さItていて、各凸部の最高位と、
それに固接する谷四部の最低位との高度差が5ミクロン
以上である。ことを特休とする樹脂槓1ψ体ケ提供する
本発明の積層体は、特殊りみ造織物基イ11と、その少
くとも1面上に形成された=*会成倒脂からなる中間層
と、この中間層上に形成された非零系樹脂表面層とを含
んでなるものである。
本発明の積層体に用いられる特殊構造織物基布け、天然
繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば、ガラ
ス繊維など、再生繊維、例えば、ビスコースレーヨン、
キ、ブラなど、半合成繊維。
例2えば、ジーおよびトリーアセデーH31,faなど
および合成繊維1例えば、ナイロン6、ヅイロン66、
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)繊維、
芳香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル
繊維およびポリオレフィン繊維など、から選ばれた少く
とも1種からなるものである。基布中の繊維は短繊維紡
績糸条、長繊維糸条、スプリットヤーン、テープヤーン
などのいずれの形状のものでもよい。そしてこれらは互
に並列に配置され、それにより形成される経糸層と緯糸
層とが互に交差下るように積層され、経緯糸条の交差点
で長いからみ糸によりゆるく結合されるO からみ糸はポリエステル、ナイロン−芳香族ボリアば一
ドその他の公知の合成給維、ガラス繊維、・スチール繊
維その他の公知の無機繊維等から選定されるが、特にポ
リエステルフィラメント糸が好適である。
いま1例えば、経緯糸条とし、て、引張単糸強力1.3
kgのビニロン10 S / ]紡績糸が使用される場
合には、からみ糸として単位デニール当り引張強力20
&の芳香族ポリアミドフメラメントヤーンが使用され、
また、帆布の加工容易性を考慮して同一素材の糸条全使
用する場合には1例えば−経緯糸条として単位デニール
当り引張強力8FIのポリエステルフィラメントヤーン
荀、1だ、からみ糸としては、10gのポリエステルフ
ィラメントヤーンを使用する。
本発明に用いるのに特に好ましい特殊構造織物の構成は
、本出願人の出邸に係る特公昭57−30381号に記
載の如き、互に平行に配列された多数の経糸からなる経
糸層と、前記経糸と直交するように互に平行に配列され
た多数の緯糸よりなる緯糸層と、前記経糸と緯糸とをそ
れ、らのり差点でからみ結合するからみ糸とからなる。
前記がらみ糸は、前記経糸及び緯糸よりも長く、従って
、経糸と緯糸とをゆるく結合しておりかつ、その引張強
度、引張伸度および破断仕事量のうちの少くとも1つが
前記経糸および緯糸のそれよりも太きく、及び/又は、
その前記可撓性樹脂材料に対する接着力が前記経糸およ
び緯糸のそれよりも小さいことが好ましい。からみ糸と
しては、特に下記に示す特性を有する糸条が好ましい。
即ち、(i)  基布を構成する経糸および緯糸より、
その強力が、単位デニール当り10%以上大なるからみ
糸。
ui)基布を構成する経糸および緯糸より、その破断仕
事量が10係以上大なるからみ糸。
(5)基布を構成する経糸および緯糸より、その破断伸
度が5%以上大なるからみ糸。
改) 基布を構成する経糸および緯糸より、樹脂被覆物
に対する接着力が小なるからみ糸にのうち、単位デニー
ル当りの強力が、経糸および緯糸よりも10係以上犬な
るからみ糸は、好ましくは20〜3(1%にJJ二太き
いものが使用され。
経糸および緯糸に生ずる引裂きの進行全実質的に10%
以上強力の大なるからみ糸で阻止しようとするものであ
り、【2かもからみ糸は経緯糸条より長く、従って経緯
糸条よりも変化及び変形の自由度が大であるので、連続
してシートに作用する引裂力に柔軟一対処しこれを吸収
しうるものである。
即ち、引裂力がシートに働いて経緯糸条が変位しやがて
切断しても、からみ糸は切断下ることなく引裂力に追随
して*a、V形し、やがて引裂のエネルギー・全吸引し
て引裂を停止させることができる0 次に、からみ糸として、経緯糸条より破断仕事量が好ま
しくは10係以上、より好ましくは20〜30%高い糸
条を使用することができる。ここでいう破断口1にとは
、糸条の切断時の強力と切断時の伸匹との積により近似
的に表わされる値である。
破断仕事量−破断引張強力×破断引張伸度い゛ま1例え
ば、経緯糸条として、蒐位デニール当り破断引張強度8
.0g、破断引張伸度13係のポリエステルフィラメン
トヤーンを使用し、からみ糸としては、単位デニール轟
り7.0g、破断引張伸度18チのポリアミド綾織糸条
が使用される。
このとき、からみ糸の破断仕事量は、経緯糸条のそれよ
りも約21俤大となっている○また、加工容易性を考W
、すれば同−歯材の糸条全使用することが望ましい。シ
ートの両面、又は片面に形成される可読被覆樹脂材料に
ついては前述のとおりでおる。
さらに、経緯糸条より破断伸度が、好ましくは5%以上
大なるからみ糸を編組納会に使用することもできる。ポ
リエステルフィラメントヤーン會使用する場合、経緯糸
条の破断伸度は15%以下特に8〜12%が好ましいが
、一方、からみ糸の破断伸度は、15係以上特に20係
以上で、両者間に少くとも5チ以上の差を有するものが
良い結果を与える。からみ糸が合成繊維である場合には
製造時、重合体材料の重合度を調節してHr定の強[を
保持しつつ、所望の大なる破断伸度を有せしめるか、又
は、製造時の、フィツメントの延伸倍率を小さくしたも
の、例えば、未延伸糸、又は。
二次加工時に掩に龜を付与することにより所望の破断伸
度?有するからみ糸を得ることができる。
さらに1.経緯糸条より、被覆樹脂材料に対する接着力
が小さなからみ糸を使用することもできる。
この場合、からみ糸は、その表5面にシリコン加工等が
施されたものであってもよい。この場合は、経緯糸条は
、被覆樹脂材料との接着により・その変位、変形の自由
度が減少するが、からみ糸の自由度は経緯糸条よりも大
であって、引裂力が基布に作用したとき、からみ糸はス
リップして変位、変形することができ、従って基布の引
裂きを阻止しうるものである。
接着力を小にするためには、前述の如く、からみ糸の表
面に、シリコン処理、油剤処理の如き非接着処理を施工
か、又は、ポリエチレン糸およびポリプロピレン糸の如
く1本質的に、接着性の小さな糸条を用いればよい。
以上の如く1本発明に係る基布においては、好ましくは
、゛経緯方向に並列に配列された経緯糸条全結合するた
めのからみ糸が、実錘的に経緯糸より長く、シかも、か
らみ糸が経緯糸条が切断又は変位した状態にありでも、
少くともその一部が切断しない程度に長尺であるか、強
力、破断仕事量、および/父は破断伸度が大であるが又
は、接着力が小であるなどの物理的性状を備えてm成さ
れており、その引張力は経緯糸条により張弦カが保持さ
れ、からみ糸をもって、引裂時の衝撃力に対抗し、又は
引裂エネルギーを吸引し、さらに、からみ糸を切断せず
に残存することにより、引裂きに伴う樹脂被覆層とシー
トとの層間剥離を防止し得るものである。
本発明に係る特殊構造織物については、更に、本出願人
の先の出願に係る 実公昭52−50234号(実開昭50−1668号)
、特公昭57−30381号(特開昭55−67446
号)、特公昭55−24415号(特開昭54−139
688号)、実開昭55−134242号、 特開昭5fi−159165号、 特開昭57−14031号、及び 特開昭57−14032号 等に記載の織物が好適に使用出来る。そして、これらの
織物は、典型的には第1図に示す如き構成を有する。図
において、1は経糸、2は緯糸、そして3はからみ糸で
ある。
即ち、本発明に用いられる基布は、得られる積層体の機
械的強Uk高いレベルに維持するために有用である。
本発明の積層体において、特殊構造織物基布の片面、又
は両面に軟質合成樹脂からなる中間層が被覆されている
。この中間層は、積層体に所望の難燃性や防水性や機械
的強度を与えるために十分な厚さ、例えば0.05 m
m以上の、好ましくは0.05〜1. Ononの厚さ
上層しているものである。
中間層は軟質合成樹脂のフィルム、或はペースト、又は
ストレートなどケ用い、従来周知の方法、例えばトッピ
ング、カレンダリング、コーティング、ディッピングな
どの方法によって基イ11上に形成することができる。
軟質合成樹脂中には、可塑剤、安定剤、着色剤、紫外綜
吸収剤など、或は池の機能付与剤が含まれていてもよい
本発明に用いられる軟質合成樹脂とは、塩化ビニルif
(脂、・エチレン醋酸ビニル塩化ビニル共重合体、エチ
レン醋酸ビニル共重合体、塩1ヒビニリデン樹脂、その
他のビニル基台Iff Jt4脂又はこれらの樹脂の混
合物ケ陰むものである。
中間層の少くとも1つの上に弗素系樹脂フイA・ム表面
層が形成されるが、次に1本発明における最も重要な特
徴部分であるこの弗素系樹脂フィルムについて説明する
一般に弗素系樹脂は、不燃性で、かつ、耐薬品性に優れ
ているため、バッキング、チコープ、シート等の機械部
品のほか、電気機器部品、ライニング等に賞用されてい
る。しかし、この樹脂は結晶化度が高く2通常のプラス
チ・ツク接着剤になじまないためそのままでは合成樹脂
表面に貼着することは著しく困雛である。
本発明では、弗素系v4脂フィルムを表面コロナ放電処
理等して、できるだけ粗面活性化することにより2例え
ば塩化ビニル、エポキシ、アクリル、ポリエステル等の
樹脂系接着剤又はこれらの樹脂を混用してなる接着剤と
の親和性を増加せしめてもよい。通常上記の処理によっ
て、弗素系樹脂フィルムの2〜10μの厚みの表面部分
について粗面化が行われることとなる0このためvcは
、血流100〜200■、40〜100μF、短絡電流
1〜2Aの条件で放電処理が行われる。かかる放電処理
により、弗素系樹脂フィルムは所望の接着能が得られる
が1本発明に用いられる弗素系樹脂フィルムの表面処理
はこれに限定されるものではなく他の表面処理等により
同等以上の効果を奏するものであればよい。
弗素系樹脂フィルムを構成する弗素系樹脂はエチレンの
水素原子の1個以上が弗素原子と置換されてなる単量体
から合成される各種のポリフルオルエチレン例えば、ポ
リテトラフルオルエチレン・又は一部塩素を含む各種の
ポリフルオルクロルエチレン、例えばポリトリフルオル
クロルエチレン等があるが、このほかポリ弗化eニル、
ポリ弗化ビニリチン、ポリジクロルジフルオルエチレン
その他も包含される。これらの弗素系樹脂はいずれも溶
融点が高いので、通常のカレンダー刀ロエ等は実施でき
ないので一旦溶融して押出加工するか又は粉末状態の樹
脂を加圧加熱してシート状に成型するのが一般的である
が、フィルム形成方法に特に限定はない。弗素系樹脂フ
ィルム層の厚みは50μ以下であるのが好ましいが、耐
候性、防炎性、防汚性並びに耐久性向上の目的を達成し
得るものであれば、上記よりもより厚く、又は、より薄
くすることができる。′ 本発明においては、また、表面が実質的に平滑なフィル
ム状の弗素系樹脂が、軟質合成樹脂層の上面に貼着され
てもよいが、弗素系樹脂溶液、例エバ、エマルジョン、
ソリコーション等を塗布する方法もある。この方法では
塗膜が薄く、かつ。
厚さを均一に塗布することが難かしく、多くの場合塗布
むらを生じ、また、部分的に不塗布個所を生じて完全な
効果が期待できず、汚れも付着し易い。さらに、塗布膜
の強度が弱いため使用時に、弗素系樹脂フィルムが引掻
き等により部分的に欠損し耐久性の点で問題となってい
る。本発明に係る弗素系樹脂フィルムの膜強度は1通常
100kg/crA−以上であることが好ましい。
弗素系樹脂表面層は従来既知の方法によって少くとも1
つの中間層上に形成される。本発明では。
前述の如き特殊構造織物基布が使用されることと軟質合
成樹脂層の上面に弗素系樹脂フィルム層が形成されるこ
とを重要な特徴としている。
弗素系慎脂フィルム層は、また、積層体に耐候性と防汚
性とを付与する。特に、軟質合成樹脂層に含まれる可塑
剤のブリードを抑止し、また、該層の表面分解物生起や
前記ブリードに基づく表面粘着性を招来せしめることが
ない。弗素系樹脂フィルムは、また、Tダイ法又はイン
フレーション法その他のいずれに基づくものでもよい。
また、延伸、未延伸のいずれでもよい。通常その厚みは
3μ〜50μ程度である。
かかるフィルムは、前述したように、接着剤t用いて貼
着することもできるが、表面が加熱により溶融している
軟質合成樹脂層の表面に1例えば、200℃程度に加熱
された状態で溶融タックさせて貼着してもよい。
第2図は本発明に係る積層体の具体例を示すもので基布
4の両面には軟質の合成樹脂層5,5′が形成されるが
、少くとも表面にあられれる軟質合成樹脂層5には、そ
の上面に弗素系樹脂フィルム層6が設けられている。裏
面の合成樹脂層5′ヲ省略したり、または、裏面合成樹
脂層5′にも弗素系樹脂フィルム層6を設けることは差
支えないにのようにして得られた積層体は、従来の織物
、例えば、平織物を基布として作られたa層体よりも。
寒冷時の亀裂生成が少ない。即ち、従来品であれば、約
5〜−5℃が使用条件の目安であるのに、本発明であれ
ば、−20℃〜−25℃に於いても使用可能である。更
に、場合によっては、それ以下の温度においても使用可
能となる。これは、本発明品においては、基布構造から
来る折り曲げの方向・hが特に限定されず全方位に可能
であり、かつ柔軟であることに基因するものと思われる
0またスコツト型屈曲テスト(JIS−に−6328−
1981、5,3,8,もみ試験)の結果も亀裂の入る
回数はほぼ5〜10倍と好ましい結果である。特に弗素
系樹脂フィルムが実用上薄い方が好ましく、5〜20μ
の範囲に於いてこの効果が顕著であることが従来品に較
べた画期的な効果である0この結果、弗素系樹脂フィル
ムを貼っても特に積層体が必要以上に硬くならないこと
も良い結果を与える一因であるものと思われる。
本発明の積層体においては、更に好ましくは、弗素系樹
脂表面層は1〜50ミクロンの範囲内の厚さを有し、そ
の表面には多数の凸部と凹部とが形成されており、各凸
部の最高位とそれに隣接する各凹部の最低位との高度差
は5ミクロン以上、好ましくは7ミクロン以上でおる。
表面層の厚さが1ミクロンより小さくなるとポリ塩化ビ
ニル樹脂中間層の欠点を十分に解消することができなく
なり、また表面層の厚さが50ミクロンより大きくなる
と、得られる積層体の屈曲性や柔軟性が不満足なものと
なる。また、凸部の最高位、凹部の最低位との高度差が
5ミクロンより小さくなると、凹凸形成による屈曲性の
向上効果が不満足なものとなる。
表面層に形成される凹部および凸部の形状寸法について
は本発明の目的達成が可能な限り格別の限定はないが、
表面層の表面の水平面積C肩当り100〜1,000,
000個の凸部が形成されていることが望ましい0 弗素系樹脂表面mt軟質合成樹脂中間層上に形成するに
は、先ず所望の均一厚さを有する弗素系樹脂フィルムを
調製し、これを平滑な台又は平滑な局面を有するロール
上に供し、これを所定の形状、寸法の凹凸模様を彫刻し
た賦形板又は賦形ロールで押圧し、所望の凹凸上弗素系
樹脂フィルムの1面に形成する。勿論、上記凹凸模様は
、フィルムの両面に形成されてもよい。
上述のようにして調製された、少くとも1面に凹凸を有
する弗素系樹脂フィルムを、軟質合成樹脂中間層上に接
着剤を用いて接着してもよいし、或は中間層の表面部分
を例えば140℃〜200℃に加熱してこれ全溶融し、
その上に弗素系樹脂フィルムを押圧して貼着してもよい
。或は、中間層上に弗素系樹脂フィルムを前述の方法に
より貼着し、得られた積層体の弗素系樹脂表面層に前述
と同様の凹凸賦形を施してもよい。
賦形表面(周面)に形成される凹凸は、弗素系樹脂表面
層に賦与すべき凹凸模様に対応するものでおればよく、
または凹凸賦形のとき、弗素系樹脂表面層を、この弗累
系樹脂のガラス転移点(Tg)より30℃高い温度から
その融点(Tm)より10℃低い温度までの範囲内の温
度に加熱することが好ましい。このために、弗素系樹脂
フィルム(又は表面層)を予じめ所望温度に加熱して賦
形工程に供してもよいし、および/又は、賦形板(ロー
ル)を所望温度に加熱してもよい。
第3図および第4図に示された本発明の好ましい積層体
は、第2図の積層体と同様に、特殊構造の織物基布4と
、軟質合成樹脂中間層5.5′とを含むものであるが、
中間層5上に形成された弗素果樹)面表面層Gの表面に
は多数の微細凹凸が形成されている。
第3及び4図に示された本発明の@屠体においては、中
間層5のみの上に表面層6が形成されているが、他の表
面層が中間層5′の十に形成されていてもよい。
中間層と表面層との接合面は、第3図に示されているよ
うに平滑であってもよい【、7、第4図に示されている
ように凹凸のあるものであってもよい。
後者の場合、両層の接着強度が増大する。
また、軟質合成樹脂の一部が繊維性基布中に侵入してい
てもよい。この場合、基布と中間層との間の接箔強度が
増大する。このようにして得られた積層体は、更にその
寒冷時の耐屈曲亀裂性及び使用上の安定性が優れたもの
となり、#述の第1の発明に係るPA層屠体りもほぼ一
5℃屈曲性能も10〜20%程度はその性能も向上した
ものとなる。
発明の効果 本発明の積層体において、弗素系樹脂表面層は。
特殊構造織物基布および軟質合成樹脂中間層を被覆して
8を着体の耐候性を向上させ、かつ、軟質合成樹脂中間
層から積層体表面への可塑剤のブリードを防止し、それ
によって積層体の防汚性を向上させるばかりでなく、特
に第2の発明に於ては弗素系樹脂表面層の表面に形成さ
れた多数の微小凹凸によって積層体の1耐腐曲性を更に
向上させて、表面層の亀裂発生を防止することができる
。従って、本発明の積層体は長期間にわたって表面亀裂
や汚れを生ずることなしに使用することが可能である。
本発明の積層体は上記のような特性に基き、テント、車
輌用幌、野積用幌などの屋外用シートなどに適し、特に
強風下においてはげしい屈曲作用を受けるときに、その
効果を顕著に発揮下ることができ、高速道路を走るトラ
ック幌として使用した場合耐用年数會1〜2年伸ば丁こ
とが出来、高速時の風圧によるハタメキに伴う撮動ビー
ティングや屈曲に対しての亀裂性が向上する効果も顕著
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に有用な基布の一実施態様を示す模式図
であり、第2図、第3図および第4図はそれぞれ本発明
の積層体の一実施態様の断面説明図である。 1・・・・・・経糸、2・・・・・・緯糸、3・旧・・
からみ糸、4・・・・・・基布、5,5′・・・・・・
軟質合成樹脂中間層。 6・・・・・・弗素系樹脂表面層。 特許出願人 平岡織染株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木    朗 弁理士 西 舘 和 之 弁理士 吉 1)維 夫 手続補正書 昭和58年10月12日 特許庁長官若 杉 和 夫殿 1、事件の表示 昭和58年 特許願  第024684号2、発明の名
称 耐屈曲性のすぐれた樹脂、積層体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称 平岡織染株式会社 4、代理人 5、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の橢 6、補正O内容 (イ)明細、iF第31.6〜7行目、「特殊構造織\ 物基布軟質合成樹脂嚇−弗素系柄脂層」とおるを1特殊
構造織物基布−軟質合成樹脂+11i−弗素系樹脂層j
に補正する。 ←) 明細書第8頁、9行目、1°帆布」とあるを1シ
ートJに補正する。 ?)明細書第8頁、6行目、「その前記可撓性−を削除
する。 に)明細書第8頁、20行目、「からみ糸は、−をrか
ら与糸としては、jに補正する0(ホ)明細41第11
員、8〜lO頁、1°シートの両面、又は片拘に形成さ
れる司撓被扱1」層材料については前述のとおシでおる
。」を削除する。 (へ)明細書第13頁、6行目、「大であるが又は」と
あるヲl゛大であるか又は」に補正する。 (ト)明細−II第13負、8行目、「張強力」とある
を1高強力1に補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに平行に配列された多数の経糸からなる経糸層
    と、前記経糸と直焚するように、互いに平行に配列され
    た多数Ω緯糸よりなる緯糸層と、前記経糸と緯糸とを、
    それらの交差点でからみ結合するからみ糸とからなる特
    殊構造織物の基布と、その表面又は表裏両面に形成され
    た。軟質合成樹脂層と、少くとも前記表面側に形成され
    た軟質合成樹脂層の表面上に貼着されている弗素系樹脂
    フィルム層とを有する樹脂積層体。 2、前記軟質合成樹脂層がポリ塩化ビニルを主体とする
    軟質合成樹脂層である特許請求の範囲第1珀記載のM層
    体。 3、前記弗素系樹脂フィルムが、ポリテトラフルオルエ
    チレンよりなる弗素系樹脂フィルムである特許請求の範
    囲第1項記載の積層体。 4、前記弗素系樹脂フィルム層の厚さが50μ以下であ
    るli4許請求の範囲第1項記載の積層体05、互いに
    平行に配列された多数の経糸からなる経糸層と、前記経
    糸と直又するように、互いに平行に配列された多数の綿
    糸よりなる緯糸層と。 前記経糸と緯糸と、會、それらの交差点でからみ結合す
    るからみ糸とからなる特殊構造織物の基布と、その少く
    とも1面上に形成され、か?、軟質合成樹脂からなる中
    間層と、前記中間層上に形成され、かつ、弗素系樹脂か
    らなる表面1−とt含んでなり、前記表面層の厚さは1
    〜50ミクロンの範囲内にあり、かつ、前記表面層の表
    面には多数の凸部と凹部が形成されていて、各凸部の最
    高位と、それに隣接する各凹部の最低位との高度差が5
    ミクロン以上である、 ことを特徴とする、耐屈曲性の1−ぐれた樹脂積層体。 6、前記表面層の凸部が、前記表面層の表面の水平面積
    −当り100〜1.OU O,000個存在する。 特許請求の範囲第5項記載の積層体0
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