JP2848081B2 - 磁気探傷装置 - Google Patents

磁気探傷装置

Info

Publication number
JP2848081B2
JP2848081B2 JP4034975A JP3497592A JP2848081B2 JP 2848081 B2 JP2848081 B2 JP 2848081B2 JP 4034975 A JP4034975 A JP 4034975A JP 3497592 A JP3497592 A JP 3497592A JP 2848081 B2 JP2848081 B2 JP 2848081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
defect
width direction
magnetic sensors
metal strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4034975A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05232087A (ja
Inventor
賢一 岩永
護 稲葉
篤尚 竹腰
宏 牧
静吾 安藤
泰大 松藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP4034975A priority Critical patent/JP2848081B2/ja
Publication of JPH05232087A publication Critical patent/JPH05232087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2848081B2 publication Critical patent/JP2848081B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行状態の金属帯に接
して回転する中空ロール内に収納された磁化器で金属帯
に磁界を発生させて、金属帯の幅方向に配列された磁気
センサでもって金属帯の欠陥を検出する磁気探傷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄工場等における検査ラインにおいて
は、連続してラインを流れる薄鋼帯の表面や内部に存在
する欠陥を検出することは多数の品質検査項目のうちで
特に重要なことである。例えば飲料缶や食缶の素材とし
て使用される薄鋼帯は過酷な条件の加工を受けるため
に、内部あるいは表面に微小な疵や非金属性介在物が存
在すると、加工時に割れを生じ、商品として致命的な漏
れの原因となる。この加工漏れを防止するために、微小
な非金属性介在物による欠陥を薄鋼帯の全幅,全長に亘
って検出する必要がある。
【0003】このような薄鋼帯の欠陥を検出するため
に、従来から漏洩磁束探傷方法が実用化されている。こ
の漏洩磁束探傷方法においては、直流で磁化された薄鋼
帯の内部に欠陥が存在すると、その部分の薄鋼帯表面に
欠陥の大きさに応じた漏洩磁束が生じることを利用し
て、この漏洩磁束を磁気センサで検出して、欠陥の大き
さと欠陥発生位置を検出する。
【0004】磁気センサを薄鋼帯の幅方向に複数個配列
し、薄鋼帯の欠陥をオンライン状態で検出する磁気探傷
装置が提唱されている(特開昭56−61645号公
報,特開昭63−107849号公報)。
【0005】通常、磁気センサの検出感度は、磁気セン
サの中心位置で最も大きく、中心位置から離れるに従っ
て次第に低下していく正規分布特性形の分布を有する。
したがって、前記特開昭56−61645号公報に開示
された磁気探傷装置においては、薄鋼帯を磁化する磁化
器の磁極間に、複数の磁気センサを千鳥状に配列し、幅
方向に配列された全部の磁気センサの総合感度が一定レ
ベルを維持できるようにし、薄鋼帯の幅方向に対する欠
陥の検出もれが生じることを防止している。
【0006】また、特開昭63−107849号公報に
開示された磁気探傷装置においては、薄鋼帯と接触する
ように設けられた中空ロール内に薄鋼帯を磁化する磁化
器が配設されている。そして、磁化器の磁極間の1/3
または2/3の位置に複数の磁気センサを配列すること
によって、検出感度を上昇させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般の
金属板において、金属板内に磁界を発生させると、欠陥
が存在するとこの欠陥規模に対応して漏洩磁束が発生す
るとともに、たとえ欠陥が全く存在しない健全部におい
ても、若干の漏洩磁束が生じる。これを一般に浮遊磁束
と言う。
【0008】磁気探傷装置においては、上述したように
検出感度を上昇させるために、磁気センサを磁極間の中
央位置からずらせた位置に配設しているので、薄鋼帯の
正常部分における浮遊磁束の薄鋼帯に対する垂直成分が
零にならない。したがって、磁気センサの出力信号のS
/Nが低下して、雑音の影響を大きく受け、微小な欠陥
を精度良く検出できない問題があった。
【0009】また、特開昭56−61645号公報に開
示された磁気探傷装置においては、磁気センサが薄鋼帯
の幅方向に2列に亘って配列されているので、薄鋼帯の
長手方向の欠陥位置検出精度が低下する問題もある。
【0010】さらに、各磁気センサ毎に増幅回路や信号
処理回路や雑音除去のためのフィルタ回路が必要であ
り、幅方向に配列された全部の磁気センサの総合感度を
求めるための構成回路数が増大して、欠陥検出回路全体
が複雑化し、製造費が上昇する。
【0011】
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、金属帯の幅方向に配設された複数のコアに
亘って検出コイルを巻装した磁気センサを用いることに
よって、1個の磁気センサの幅方向の感度領域を広くで
き、上述したように金属帯の全幅に亘って均一な検出感
度を維持でき、欠陥検出回路の構成回路数を減少でる磁
気探傷装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、走行状態の金属帯の表面に接することによ
って回転する中空ロールと、この中空ロール内に配設さ
れ、金属帯内に磁界を発生させる磁化器と、金属帯の近
接位置でかつこの金属帯の幅方向に配列され、金属帯の
内部または表面の欠陥に起因して生じる漏洩磁束を検出
する複数の磁気センサと、この各磁気センサの出力信号
を合成して金属帯の全幅における欠陥信号を得る欠陥検
出回路とを備えた磁気探傷装置に適用される。そして、
各磁気センサを、金属帯の幅方向に、相互間に所定間隔
を開けて配列された複数のコアと、この複数のコアの外
周に巻回された検出コイルとで構成している。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】このように構成された磁気探傷装置であれば、
金属帯の幅方向に所定間隔を開けて配設された複数のコ
アを検出コイルで巻回した磁気センサを用いている。し
たがって、この磁気センサは、従来の磁気センサに比較
して幅方向に広い検出感度分布特性を有している。その
結果、金属帯の幅方向に亘って均一な感度特性を実現で
きる。また、測定対象としての金属帯の幅が一定であれ
ば、幅方向に配設する磁気センサ数が少なくなるので、
欠陥検出回路の構成を簡略化できる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0022】図2は実施例の磁気探傷装置を金属帯の走
行方向に平行する面で切断した断面模式図であり、図3
は同装置を金属帯の走行方向に直交する面で切断した断
面模式図である。
【0023】非磁性材料で形成された中空ロール1の中
心に固定軸2の一端が貫通されている。この固定軸2の
他端は図示しない建屋のフレームに支持されている。そ
して、固定軸2は中空ロール1の中心に位置するように
一対のころがり軸受3a,3bでもって中空ロール1の
両端の内周面に支持されている。したがって、この中空
ロール1は固定軸2を回転中心軸として自由に回転す
る。
【0024】中空ロール1内に、略コ字断面形状を有し
た磁化鉄心4cが、その各磁極4a,4bが中空ロール
1の内周面に近接する姿勢で、支持部材5を介して固定
軸2に固定されている。この磁化鉄心4cに磁化コイル
6が巻装されている。したがって、この磁化鉄心4cと
磁化コイル6とで磁化器4を構成している。磁化鉄心4
cの磁極4a,4bの間に複数の磁気センサ7aを軸方
向に例えば10mm間隔でリニア状に配列してなる磁気セン
サ群7がやはり固定軸2に固定されている。
【0025】各磁気センサ7aは、図1に示すように、
絶縁体12でもって固定された例えばパーマロイ等の強
磁性材料で形成されたコア11と、このコア11の外周
に絶縁体12ごと巻装された検出コイル13とで構成さ
れている。
【0026】そして、図1に示すように、隣接する2個
の磁気センサ7a(7a1 ),7a(7a2 )どうしが
直列接続されている。すなわち、一方の磁気センサ7a
1 の検出コイル13の巻終端は他方の磁気センサ7a2
の検出コイル13の巻初端に接続され、他方の磁気セン
サ7a2 の検出コイル13の巻終端は接地されている。
一方の磁気センサ7a1 の検出コイル13の巻初端は抵
抗14を介してパルス電圧発生器15に接続されてい
る。また、磁気センサ7a1 の検出コイル13の巻初端
から直列加算信号a1 が欠陥検出回路16へ送出され
る。
【0027】このように構成された磁気センサ7a1
7a2 において、パルス電圧発生器15から一定周期で
正負のパルス電圧を出力する。出力されたパルス電圧は
抵抗14を介して各磁気センサ7a1 ,7a2 の各検出
コイル13に印加される。その結果、強磁性体で形成さ
れ各コア11は飽和領域まで磁化される。直列接続され
た磁気センサ7a1 ,7a2 から出力される直列加算信
号a1 は欠陥検出回路16へ入力される。したがって、
直列加算信号a1 は接地レベル(0V)を中心とする一
定振幅を有したパルス波形信号となる。
【0028】この状態で、磁気センサ7a1 ,7a2
外部磁界が交差すると、直列加算信号a1 の振幅は変化
せずに、信号レベルのみが変化する。したがって、この
直列加算信号a1 の信号レベルの変化量から外部磁界の
強度が検出される。このような各磁気センサ7a1 ,7
2 は可飽和型の磁気センサと言われている。
【0029】また、磁化コイル6に励磁電流を供給する
ための電源ケーブル8および磁気センサ群7の各直列接
続された磁気センサ7a1 ,7a2 から出力される各直
列加算信号a1 を取出すための信号ケーブル9は固定軸
2内を経由して外部へ導出されている。したがって、磁
化器4および磁気センサ群7の位置は固定され、中空ロ
ール1が磁化器4および磁気センサ群7の外周を微小間
隙を有して回転する。
【0030】このような構成の磁気探傷装置の中空ロー
ル1の外周面を例えば矢印a方向に走行状態の金属帯1
0の一方面に所定圧力でもって押し当てると、固定軸2
はフレームに固定されているので、中空ロール1が矢印
b方向に回転する。
【0031】このような磁気探傷装置において、磁化コ
イル6に励磁電流を供給すると、磁化鉄心4cの各磁極
4a,4bと走行中の金属帯10とで閉じた磁路が形成
される。そして、金属帯10の内部あるいは表面に欠陥
が存在すると、金属帯10内の磁路が乱れ、漏洩磁束が
生じる。この漏洩磁束が磁気センサ群7を構成する該当
欠陥位置に対向する磁気センサ7a1 ,7a2 で検出さ
れ、この磁気センサ7a1 ,7a2 から該当欠陥に対応
する直列加算信号a1 が出力される。
【0032】また、このような各磁気センサ7a(7a
1 ,7a2 )単体における出力レベルは、磁気センサ7
aから探傷対象となる金属帯10表面までのリフトオフ
と呼ばれる距離dによって大きく変化する。図4は、金
属帯10に一定規模の人工欠陥を故意に形成して、リフ
トオフdを変化させた場合における出力電圧特性図であ
る。図示するように、リフトオフdが大きくなると、欠
陥に起因する漏洩磁束を示す電圧値は急激に低下する。
【0033】次に、図1に示すように2個の磁気センサ
7a1 ,7a2 から出力される直列加算信号a1 の信号
レベル、すなわち検出感度を式を用いてさらに詳細に検
証する。図1において、例えばパルス電圧発生器15の
出力電圧をeとし、抵抗14の抵抗値をRとし、各磁気
センサ7a1 ,7a2 の各検出コイル13の断面積をS
1 ,S2 とし、各検出コイル13のインピーダンスをZ
1 ,Z2 とすると、直列加算信号a1 の電圧e1 は(1)
式となる。 e1 =e(Z1 +Z2 )/(Z1 +Z2 +R) …(1)
【0034】なお、各インピーダンスZ1 ,Z2 は各検
出コイル13の巻数N,検出コイル13の巻幅L,コア
11の透磁率μ,パルス電圧発振器15の発振周波数ω
等を用いて(2) 式のように表現できる。 Z1 ,Z2 =N2 μω/L …(2)
【0035】いま、金属帯10の健全部に欠陥に起因し
ない浮遊磁束が存在すると仮定する。直列接続された一
対の磁気センサ7a1 ,7a2 はパルス電圧発生器15
からの励磁電流で飽和領域まで磁化されている。そし
て、飽和領域では各コア11の透磁率μは極端に減少す
る。このため、直列接続された磁気センサ7a1 ,7a
2 の直列加算信号a1 の電圧の正極性と負極性の振幅値
は等しくなる。
【0036】この条件下で、例えは一方の磁気センサ7
1 の下側に欠陥が存在すると、この欠陥により発生す
る漏洩磁束によって一方の磁気センサ7a1 の検出コイ
ル13の動作点が変化する。よって、(1) 式は(3) 式の
ように近似できる。なお、欠陥に起因する漏洩磁束は小
さいので隣接する磁気センサ7a2 では検出されないと
する。 e1 =e[(Z1 ±ΔZ1 )+Z2 ]/[(Z1 ±ΔZ1 )+Z2 +R] …(3) よって、直列加算信号a1 における正極性側の振幅と負
極性側の振幅との間に差が発生する。この差電圧が欠陥
検出回路16でもって検出される。
【0037】この一対の磁気センサ7a1 ,7a2 を直
列接続した場合の直列加算信号a1の電圧e1 に対し
て、例えば1個の磁気センサ7a1 のみから出力される
出力信号aの電圧eO は(4) 式で示される。 eO =e(Z1 ±ΔZ1 )/[(Z1 ±ΔZ1 )+R] …(4) (3) 式と(4) 式とを比較すれば明らかなように、ΔZの
変化量に対する各電圧e1 ,eO の変化量は磁気センサ
が1個の場合の電圧eO の方が大きい。次に、欠陥が他
方の磁気センサ7a2 の下側に存在すると、同様な手順
でもって直列加算信号a1 の電圧e1 は(5) 式となる。 e1 =e[Z1 +(Z2 ±ΔZ2 )]/[Z1 +(Z2 ±ΔZ2 )+R] …(5) 磁気センサ7a1 .7a2 の特性が等しい場合は(3)(5)
式は等しくなる。一方、同一位置に欠陥が存在すると、
1個の磁気センサ7a1 の場合においては、出力電圧e
1 は(6) 式に示すように、欠陥の影響は現れない。 eO =eZ1 /[Z1 +R] …(6)
【0038】このことは、2個の磁気センサ7a1 ,7
2 を直列接続した場合の直列加算信号a1 の欠陥に対
する検出感度は1個の磁気センサ7a1 のみの場合に比
較して低いが、金属帯10の幅方向に広い検出感度分布
特性を有することを意味する。
【0039】発明者等は、直径が0.2mm ,0.3mm ,0.6
mmの標準欠陥が形成された金属帯10を用いて、これら
の欠陥を従来の1個の磁気センサ7aのみを用いた1セ
ンサ方式の磁気探傷装置における幅方向の中心位置に配
設された1個の磁気センサ7aにおける幅方向の検出感
度分布特性と、図1に示す幅方向に配設されてそれぞれ
2個づつの磁気センサ7a1 ,7a2 を直列接続した2
センサ方式の磁気探傷装置における幅方向の中心位置に
配設された2個の磁気センサ7a1 ,7a2 における幅
方向の検出感度分布特性とを求めた。実験結果を図6に
示す。なお、実際の実験においては、標準欠陥が幅方向
の中心位置に形成された金属帯10を幅方向に1mmずつ
移動させて中心位置からの各ずれ量(mm) と各信号a,
1 の検出レベルを測定した。但し、直径0.6 mmの標準
欠陥に対する検出信号レベルは、極端に大きく、測定装
置の増幅器等が飽和してずれ量が小さい位置における正
しい値が得られなかった。
【0040】図6の実験結果から理解できるように、0.
2mm ,0.3mm の各規模の欠陥検出において、1センサ方
式の方が高い検出感度を得ることが可能であるが、2セ
ンサ方式の方が幅広い検出感度分布特性を得ることが可
能である。
【0041】なお、ここで注意を要することは、2セン
サ方式の直列加算信号a1 に含まれる雑音レベルは、1
センサ方式の出力信号aに含まれる雑音レベルより高い
ことである。
【0042】発明者等は、前述した1センサ方式と2セ
ンサ方式の他に3つの磁気センサを直列接続した3セン
サ方式の磁気探傷装置を用いて、同様の試験を実施し
た。各方式と測定された出力信号の欠陥信号レベルとの
関係を図7の上側に示す。同時に、各方式と各出力信号
のS/Nとの関係を図7の下側に示す。図示するよう
に、磁気センサの構成数が増加すると、検出感度および
S/Nが低下する。
【0043】一方、磁気センサの構成数を増加すると、
金属帯10の幅方向の検出感度分布特性が広く均一にな
る傾向にある。したがって、検出感度およびS/Nが許
容範囲を維持した状態で、磁気センサの構成数を増加す
ることが望ましい。例えば、図7において、S/Nの最
低許容限界が3であるとすると、磁気センサ7aの構成
数は2となる。このように、一つの直列加算信号a1
得るための磁気センサ7aの構成数は、必要とする検出
感度とS/Nによってほぼ一義的に定まる。
【0044】図5は欠陥検出回路16の概略構成を示す
ブロック図である。直列接続された一対の磁気センサ7
1 ,7a2 から出力される各直列加算信号a1 はそれ
ぞれ増幅器17で増幅され、次の各信号処理部18へ入
力される。この信号処理部18は入力されたパルス状の
直列加算信号a1 の(+)ピークレベルと(−)ピーク
レベルとを検出して、これらの差から入力した直列加算
信号a1 の信号レベル変動量を求めて、漏洩磁束に比例
する各検出信号bを出力する。各信号処理回路18から
出力された各検出信号bは次のノイズ自動除去部19へ
入力される。各ノイズ自動除去部19は基準信号発生部
20から出力される基準信号未満の雑音成分を除去し
て、加算結合部21へ送出する。
【0045】加算結合部21は、各ノイズ自動除去部1
9から出力された雑音除去後の図8の2センサ方式の検
出感度分布特性Aを有する各検出信号bを加算・統合し
て、図8に示すような金属帯10の幅方向に一様な感度
分布Bを有する欠陥信号cを得る。すなわち、各磁気セ
ンサ7a1 ,7a2 の単体での感度分布は台形形状を有
しているので、各磁気センサ7a1 ,7a2 の検出信号
bをそのまま取出すと、金属板10の幅方向に一定間隔
毎に谷部が生じる不連続な感度分布となり、各磁気セン
サ7a1 ,7a2 の中間部における欠陥検出率が低下し
てしまう。そこで加算結合部21は、各検出信号bに対
して互いに隣接する磁気センサ7a1 ,7a2 の検出信
号b毎に加算・統合して、図8に示す感度分布Bを得
る。加算結合部21から出力された欠陥信号cは、弁別
レベル自動設定部22および欠陥弁別部23へ入力され
る。
【0046】弁別レベル自動設定部22は、入力した欠
陥信号cにおける正常部の信号レベルから、金属板10
の材質,加工度に応じた基準信号レベルを設定して、こ
の基準信号レベルを欠陥弁別部23へ送る。
【0047】欠陥弁別部23は、加算統合部21から入
力された欠陥信号cを弁別レベル自動設定部22から入
力された基準信号レベルと比較して、基準信号レベルを
越えた信号を最終的な欠陥信号dとして記録表示部24
へ送信する。また、欠陥弁別部23には、パルス発生器
25から出力されるパルス数を計数し、金属帯10の移
動位置と速度を算出する距離カウンタ26と速度カウン
タ27からの位置情報が入力される。したがって、記録
表示部24には欠陥信号dがその欠陥発生位置情報とと
もに表示される。また、欠陥発生位置と欠陥規模が記録
される。
【0048】図9は、磁気センサ7a1 ,7a2 と金属
板10との間のリフトオフdを、中空ロール1の強度と
中空ロール1の加工精度等を考慮して、例えばd=3.5
mmとし、既知欠陥規模(体積= 5.0×10-4mm3 )の人
工欠陥を有する金属帯10を探傷した場合の欠陥信号c
波形である。このように、たとえ体積が 5.0×10-4mm
3 程度の微細な欠陥であっても確実に検出できる。ま
た、各磁気センサ7a1 ,7a2 の応答時間を測定した
結果、金属帯10の移動速度が1200m/mim まで確実に
追従できる。
【0049】このように構成された磁気探傷装置であれ
ば、各直列接続された一対の磁気センサ7a1 ,7a2
における幅方向の磁気検出感度特性は、図8に示すよう
に、台形形状となる。よって、従来の1個のコアを用い
た磁気センサや、通常の半導体ホール素子等を用いた磁
気センサに比較して、幅方向の検出感度をより均一化で
きる。また、加算結合部21を用いることによって、最
終的に図8に示す金属帯10の全幅方向に亘って均一な
感度特性Bを有する欠陥信号cが得られる。
【0050】また、中空ロール1内に配設された磁気セ
ンサ7aから欠陥検出回路16へ入力される出力信号数
は従来装置に比較して約半分になる。よって、欠陥検出
回路16を構成する増幅器17,信号処理部18,ノイ
ズ自動除去部19の各構成回路数が約半分になる。した
がって、欠陥検出回路16を簡素化できるので、装置全
体の製造費を低減できる。図10は本発明の他の実施例
に係わる磁気探傷装置における各磁気センサ7aの接続
状態を示す図である。
【0051】この実施例においては、金属帯10の幅方
向に互いに隣接する2個の磁気センサ7a1 ,7a2
並列接続されている。そして、各磁気センサ7a1 ,7
1の各検出コイル13の巻終端は共通に接地されてい
る。また各検出コイル13の巻初端は互いに接続されて
抵抗14を介してパルス電圧発生器15に接続される。
また、接続点から並列加算信号a2 が欠陥検出回路16
aへ送出される。
【0052】このように、一対の磁気センサ7a1 ,7
2 を並列接続した場合における並列加算信号a2 の電
圧e2 を、前述の直列接続された場合と同様の手順で求
めると、(7) 式となる。 e2 =eR(Z1 ±ΔZ1 ・Z2 )/(Z1 ±ΔZ1 +Z2 ) …(7)
【0053】したがって、この(7) 式からも理解できる
ように、並列加算信号a2 は前述した実施例における幅
方向の検出感度分布特性とぼ同様の分布特性を有する。
したがって、先の実施例の直列接続された2センサ方式
の磁気センサとほぼ同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0054】図11は上記欠陥検出回路16aの概略構
成を示すブロック図である。図5に示す欠陥検出回路1
6とほぼ同一構成であり、かつ同一動作を行う。したが
って、図5に示す実施例回路とほぼ同様の効果を得るこ
とが可能である、図12は本発明の他の実施例に係わる
磁気探傷装置に組込まれた磁気センサの概略構成を示す
図である。
【0055】この実施例の各磁気センサ7a3 は、図示
するように、絶縁体12aでもって例えば10mm〜1000mm
の所定間隔を開けて固定された複数のコア11a.11
bと、この一対のコア11a,11bに外側に絶縁体1
2aごと巻装された検出コイル13aとで構成されてい
る。検出コイル13aの一端は接地されており、他端は
抵抗14を介してパルス電圧発生回路15に接続されて
いる。そして、他端から検出信号a3 が欠陥検出回路1
6bへ入力される。このように構成された磁気センサ7
3 における検出コイル13aの両端間のインピーダン
スZは(8) 式で示される。 Z=ωSN2 (μ1 +μ2 )/L …(8) 但し、μ1 ,μ2 は各コア11a,11bの透磁率.S
は検出コイル13aの断面積,Lは検出コイル13aの
巻き幅である。
【0056】よって、この2コア方式の磁気センサ7a
3 の一方のコア11aの真下に欠陥が存在した場合にお
ける出力信号a3 の電圧e3 は、コア11aの透磁率μ
1 がΔμだけ変化したとすると、(9) 式となる。 e3 =e[ωSN2 (μ1 +Δμ+μ2 )/L] …(9) そして、例えば同一欠陥が他方のコア11bの真下に位
置する場合は、(10)式となる。 e3 =e[ωSN2 (μ1 +μ2 +Δμ)/L] …(10)
【0057】すなわち、コア11a,11bの磁気的特
性が等しければ、(9) 式と(10)式は等しい。よって、1
個のコア11のみで形成されている1コア方式の磁気セ
ンサ7aにおける幅方向の検出感度分布特性と比較し
て、図12に示す2コア方式の磁気センサ7a3 におけ
る検出感度分布特性は幅方向により均一な特性となる。
【0058】図15に、従来の1センサ1コア方式と、
実施例の1センサ2コア方式の各検出感度分布特性の各
実測値を示す。但し、縦軸の出力値は各特性のピーク値
を1とした場合における相対値である。図15の実測値
にも示すように、実施例の磁気センサ7a3 は、従来の
1センサ1コア方式の磁気センサに比較して格段に広い
均一な検出感度分布特性を得ることができる。また、コ
ア11a,11bの間隔を変化差さることによって、検
出感度分布特性の広がり度合いを制御可能である。
【0059】なお、1個の磁気センサに含まれるコア数
を増加すると、検出過感度自体は従来の1センサ1コア
方式のそれと比較して低下するので、2つのコア11
a,11bで1個の磁気センサ7a3 を形成するのが最
適ある。
【0060】また、このように複数のコアで1個の磁気
センサ7a3 を形成すると、金属帯10の幅方向に配列
される磁気センサ数が減少するので、欠陥検出回路16
bの構成回路部品数が減少する。よって、図5.図11
の欠陥検出回路16,16aとほぼ同様の効果を得るこ
とができる。図13は本発明のさらに別の実施例に係わ
る磁気探傷装置に組込まれた磁気センサの概略構成を示
す図である。
【0061】この実施例においては、金属帯10の幅方
向に隣接する2個の図12に示す構造の磁気センサ7a
4 ,7a5 が直列接続されている。このように、1セン
サ2コア方式の磁気センサを直列接続することによっ
て、より広い均一な検出感度分布特性を得ることができ
る。したがって、上述した各実施例とほぼ同様の効果を
得ることが可能である。但し、各磁気センサ7a4 ,7
5 は図示するように2つずつ並列接続されているの
で、欠陥検出回路16cへ入力される並列加算信号a4
数は図1における直列加算信号a1 数に比較して約半分
になる。したがって、欠陥検出回路16cの構成回路数
をさらに低減できる。図14は本発明のさらに別の実施
例に係わる磁気探傷装置に組込まれた磁気センサの概略
構成を示す図である。
【0062】この実施例においては、金属帯10の幅方
向に隣接する2個の図12に示す構造の磁気センサ7a
4 ,7a5 が並列接続されている。並列加算信号a5
欠陥検出回路16dへ送出される。このように、1セン
サ2コア方式の磁気センサ7a4 ,7a5 を並列接続す
ることによって、より広い均一な検出感度分布特性を得
ることができる。したがって、図13に示した実施例と
ほぼ同様の効果を得ることが可能である。
【0063】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。各実施例においては、中空ロール1
内に各磁気センサ7a,7a1 〜7a5 を配設したが、
中空ロール1の外側で、かつ金属帯10を挟んで中空ロ
ール1内に設けられた磁化器4の対向位置に配設しても
よい。
【0064】また、本発明の応用として、S/Nは低下
するが、金属帯10の溶接された接続部分を専用に検出
する場合等においては、3個以上の磁気センサ7aを並
列接続または直列接続することによって装置を簡素化で
きる。
【0065】
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気探傷装
置によれば、金属帯の幅方向に隣接する複数のコアに検
出コイルを巻装した磁気センサを用いている。よって、
1個の磁気センサの幅方向の感度領域を広くでき、少な
い磁気センサでもって、金属帯の全幅に亘って均一な検
出感度を維持でき、かつ欠陥検出回路の構成回路数を減
少でき、装置全体の製造費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる磁気探傷装置の磁
気センサの概略構成を示す図、
【図2】 実施例装置全体の構成を示す断面図、
【図3】 同じく実施例装置全体の構成を示す断面図、
【図4】 リフトオフと磁気センサの出力電圧との関係
を示す図、
【図5】 実施例装置の欠陥検出回路を示す図、
【図6】 実施例磁気センサにおける金属帯の幅方向の
検出感度特性図、
【図7】 実施例磁気センサにおける検出感度およびS
/Nと磁気センサ数との関係を示す図、
【図8】 実施例装置全体としての金属帯の幅方向の検
出感度分布特性図、
【図9】 実施例装置の金属帯における欠陥信号波形
図、
【図10】 本発明のさらに別の実施例に係わる磁気探
傷装置の磁気センサの接続関係を示す図、
【図11】 同実施例装置の欠陥検出回路を示す図、
【図12】 本発明のさらに別の実施例に係わる磁気探
傷装置の磁気センサの接続関係を示す図、
【図13】 本発明のさらに別の実施例に係わる磁気探
傷装置の磁気センサの接続関係を示す図。
【図14】 本発明のさらに別の実施例に係わる磁気探
傷装置の磁気センサの接続関係を示す図、
【図15】 実施例装置におけ磁気センサの各構成方式
の検出感度分布特性を示す図。
【符号の説明】
1…中空ロール、4…磁化器、7a,7a1 〜7a5
磁気センサ、10…金属帯、11,11a,11b…コ
ア、12,12a…絶縁体、13,13a…検出コイ
ル、15…パルス電圧発生器、16,16a,16b,
16c…欠陥検出回路、18…信号処理部、21…加算
統合部、23…欠陥弁別部、24…記録表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 宏 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 安藤 静吾 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 松藤 泰大 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−134555(JP,A) 特開 昭61−277053(JP,A) 特開 昭63−138258(JP,A) 特開 昭57−113362(JP,A) 特開 昭60−71947(JP,A) 特開 昭59−84404(JP,A) 特開 昭61−17953(JP,A) 実開 平3−33363(JP,U) 実用新案登録2505184(JP,Y2) 特公 昭60−7227(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 27/72 - 27/90

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行状態の金属帯の表面に接することに
    よって回転する中空ロールと、この中空ロール内に配設
    され、前記金属帯内に磁界を発生させる磁化器と、前記
    金属帯の近接位置でかつこの金属帯の幅方向に配列さ
    れ、前記金属帯の内部または表面の欠陥に起因して生じ
    る漏洩磁束を検出する複数の磁気センサと、この各磁気
    センサの出力信号を合成して前記金属帯の全幅における
    欠陥信号を得る欠陥検出回路とを備えた磁気探傷装置に
    おいて、 前記各磁気センサは、前記金属帯の幅方向に相互間に所
    定間隔を開けて配列された複数のコアと、この複数のコ
    アの外周に巻回された検出コイルとで構成されたことを
    特徴とする磁気探傷装置。
  2. 【請求項2】 前記金属帯の幅方向に隣接する2個以上
    の磁気センサを並列接続して、各磁気センサの出力信号
    を並列加算した並列加算信号を前記欠陥検出回路へ送出
    する請求項1記載の磁気探傷装置。
  3. 【請求項3】 前記金属帯の幅方向に隣接する2個以上
    の磁気センサを直列接続して、各磁気センサの出力信号
    を直列加算した直列加算信号を前記欠陥検出回路へ送出
    する請求項1記載の磁気探傷装置。
JP4034975A 1992-02-21 1992-02-21 磁気探傷装置 Expired - Fee Related JP2848081B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4034975A JP2848081B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 磁気探傷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4034975A JP2848081B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 磁気探傷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05232087A JPH05232087A (ja) 1993-09-07
JP2848081B2 true JP2848081B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=12429149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4034975A Expired - Fee Related JP2848081B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 磁気探傷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2848081B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749603A (en) * 1980-09-09 1982-03-23 Mitsubishi Rayon Co Ltd Removal of volatiles from thermoplastic polymer
US6911826B2 (en) * 2001-06-12 2005-06-28 General Electric Company Pulsed eddy current sensor probes and inspection methods
JP2010230354A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd ワーク硬度計測装置
JP5494591B2 (ja) * 2010-09-28 2014-05-14 株式会社村田製作所 長尺型磁気センサ
KR101256163B1 (ko) * 2011-07-29 2013-04-19 한국전력공사 누설자속 감지장치
JP2014044151A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 N D R Kk 欠陥検出装置
CN107941901B (zh) * 2018-01-19 2024-03-01 沈阳工业大学 一种基于逐级磁饱和结构的高速漏磁检测系统
CN108828058B (zh) * 2018-06-06 2020-04-21 南京航空航天大学 一种基于脉冲漏磁检测区分钢板上、下表面缺陷的方法
KR102204165B1 (ko) * 2020-04-14 2021-01-19 대보정보통신 주식회사 서치코일 타입 센서를 이용한 물체의 무극 보정 및 변위 측정 장치
KR102204171B1 (ko) * 2020-04-14 2021-01-19 대보정보통신 주식회사 복수 개의 서치코일 타입 센서를 이용한 멀티 측정 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2505184Y2 (ja) 1990-01-31 1996-07-24 昭和電線電纜株式会社 コイル巻回数検査装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5984404A (ja) * 1982-11-05 1984-05-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 交流電磁石
JPS6071947A (ja) * 1983-09-29 1985-04-23 Daido Steel Co Ltd 渦流探傷用プロ−ブ
JPS6117953A (ja) * 1984-07-04 1986-01-25 Nippon Kensa Giken Kk 交流携帯型極間磁粉探傷装置
JPS61277053A (ja) * 1985-05-31 1986-12-08 Sumitomo Metal Ind Ltd 渦流探傷用コイル
JP2897283B2 (ja) * 1989-10-19 1999-05-31 日本鋼管株式会社 磁気探傷装置の校正方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2505184Y2 (ja) 1990-01-31 1996-07-24 昭和電線電纜株式会社 コイル巻回数検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05232087A (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6479992B2 (en) Leakage flux flaw detecting method and method for manufacturing hot rolled steel sheet using the same
EP0801304B1 (en) Magnetic flaw detection apparatus
US3202914A (en) Apparatus for inspection of tubular ferromagnetic members using plural movable search shoes for identifying area depth and location of discontinuities
JP2848081B2 (ja) 磁気探傷装置
EP0469158B1 (en) Magnetic flaw detector for thin steel belt
WO2002033398A1 (fr) Capteur de fuites magnetiques d"un appareil de penetration magnetique
US5357198A (en) Apparatus for magnetic inspection using magnetic shield
JP2605519B2 (ja) 磁気探傷方法およびその装置
JP3258245B2 (ja) 硬貨識別装置
JPH1183808A (ja) 漏洩磁束探傷方法
CA1182172A (en) Method and apparatus for non-destructive testing of magnetical permeable bodies
JPH08193980A (ja) 磁気探傷法及び、磁気探傷装置
JP3309755B2 (ja) 継目無管の磁気探傷装置及びその方法
JP2526748B2 (ja) 金属帯の異常部検出装置
JP3216320B2 (ja) 鋼板の板厚変動測定装置
JPH06242076A (ja) 電磁気探傷装置
JPS61147158A (ja) ストリツプの欠陥検出装置
EP0544911A1 (en) Method and device for detecting magnetic flux
JPH11108900A (ja) 磁気探傷装置の感度校正方法及び装置
SU932433A1 (ru) Способ измерени градиента магнитного пол и устройство дл его осуществлени
JPH0812178B2 (ja) 磁気探傷装置
JPH0486552A (ja) 薄鋼帯の磁気探傷装置
JPH09229906A (ja) 金属帯磁気探傷装置及び金属帯磁気探傷方法
CA2054718C (en) Magnetic inspection apparatus for thin steel strip
JPS6135348A (ja) ワイヤロ−プ探傷装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees