JP2848066B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
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- pallet
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- ribs
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Pallets (AREA)
Description
性等に優れた合成樹脂性パレットに関する。
ットを用いることが多い。これは多量の製品を一括して
取扱うことができるメリットのためであり、現代の物流
システムにはなくてはならないものとなっている、パレ
ットとしては製造のし易さ、衛生性等から合成樹脂製パ
レットが多く用いられている。合成樹脂製パレットも種
々あるが代表的なものとしては、パレットを上下に分割
した形状のパレット形成部材を得、これらを互いに対向
させて溶着一体化してなる合成樹脂製パレットが挙げら
れる（特公昭５３−２７５３６号公報、特公昭６０−５
５３７４号公報参照）
は、衛生性、成形性等に優れ実用上大変有用であるが、
一方、その材質上、成形後の熱収縮による寸法変動等に
問題を残しており、例えば、パレットを上下に分割した
形状のパレット形成部材を得、これらを互いに対向させ
て溶着一体化した構造の場合には、溶着部がずれてしま
い耐衝撃性、曲げ強度等の物性が低下する問題がある。
本発明者等は種々検討の結果、合成樹脂製パレットの構
造を特殊の構造とすることにより問題を解決し得ること
を見出し、本発明を完成した。
トを上下に分割した形状のパレット形成部材を射出成形
によって形成し、これらを互いに対向させて溶着一体化
してなる合成樹脂製パレットであって、該パレット形成
部材が、載荷面を形成する板状部と、該板状部の両端部
及び中間部に設けられた脚部とからなり、該板状部の少
なくとも一部は高さ２０〜４０ｍｍ、幅８〜３０ｍｍの
リブが縦横に交差した構造とされており、該リブには、
射出成形時にリブの内部が固化する前に注入された気体
によって形成された中空部が存在することを特徴とする
合成樹脂製パレットに存する。
明のパレットはパレットを上下に分割した形状のパレッ
ト形成部材を用意し、これらを互いに対向させて溶着一
体化した構造（上下溶着構造）とする。このような構造
とすることによりパレット形成部材の内側に補強用のリ
ブなどを任意に形成することが可能となり剛性、耐撓み
性に優れた設計とすることができる。
合成樹脂の物性上、成形後の熱収縮による寸法変動等に
より溶着部がずれることがあり、溶着部の耐衝撃性、曲
げ強度等の物性が低下する。そこで合成樹脂製パレット
を形成するパレット形成部材を特殊の構造とし、上下溶
着構造の問題点を解消し総合的に大変優れたパレットを
提供する。
成部材の構造は以下の通りとする。パレット形成部材
は、載荷面を形成する板状部と、該板状部の両端部及び
中間部に設けられた脚部とからなる。載荷面を形成する
板状部は、高さ２０〜４０ｍｍ、幅８〜３０ｍｍのリブ
が縦横に交差した構造とされている。板状部はこのよう
なリブのみで構成されていてもよいが、載荷面側を３〜
８ｍｍ程度の厚さの平滑な板状体とし、その裏面にリブ
が縦横に設けられた構造としてもよい、この場合は平滑
な板状体の厚さとリブの高さを合わせた高さを板状部
（リブ）の高さとする。
る気体の注入が巧くいかなかったり、強度がでなかった
りするし、大きすぎれば、成形時の寸法変動を少なくす
るという本来の目的が果たせない。リブの本数としては
２０ｃｍ当たり２本〜５本程度とするのが良い。リブの
方向は、通常フォーク差込み方向と平行方向及び直角方
向であるが、他の方向のリブも可能である。該リブに
は、射出成形時にリブの内部が固化する前に気体を注入
し、中空部が形成される。射出成形条件は、通常の条件
でよく、例えば、高密度ポリエチレンを材料として用い
た場合、溶融温度（シリンダ温度）２００〜２５０°
Ｃ、射出率２０００〜５０００ｃｃ／ｓｅｃ程度の条件
が選ばれる。中空部の形成は、射出成形の直後に気体を
注入することにより行われる。このようにして中空部を
形成することによりパレットの軽量化、成形時の寸法変
動を少なくするなどの目的が達成される。注入される気
体は空気、窒素等が用いられる。注入量は目的とするパ
レットの必要強度等によって調整されるが、通常、パレ
ット全体の見掛密度が原料合成樹脂の密度の０．６倍〜
０．９５倍程度となるように気体が注入される。
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体等のポリオレフィンが一般的であるが、場合によっ
て他の樹脂を用いることが出来るのは勿論である。ま
た、着色剤、充填剤等の添加剤を適宜用いて良いことも
勿論である。更に、これらの合成樹脂に発泡剤を混入
し、発泡体としても良い。この場合の発泡倍率は１．０
５〜１．５倍程度が望ましい。この場合にはパレット全
体の見掛密度が原料合成樹脂の密度の０．５倍〜０．８
５倍程度となるようにするのがよい。
ている有機質または無機質の発泡剤が使用可能である、
例えばＮ，Ｎ’−ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、Ｐ，Ｐ’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、Ｐ−トルエンスルホニルヒドラジド、アゾビスイソ
ブチルニトリル、アゾジカルボン酸アミド、重炭酸ナト
リウム、硝酸アンモン等が挙げられる。通常、分解温度
が１８０〜２３０°Ｃ程度のものが好適に用いられる。
また、気体の発泡剤として窒素ガス、炭酸ガス等があげ
られ、これらの気体の発泡剤は上記した有機質または無
機質の発泡剤と併用して使用出来る。
ましく。無機粉末は平均粒径０．５〜３０μ程度のもの
を原料１００重量部に対し、０．０５〜３．０重量部程
度用いるのが良い。無機粉末としてはタルク、炭酸カル
シウム、ケイ酸カルシウム、クレー、カオリン、シリ
カ、ケイソウ土、アルミナ、酸化チタン等の一般的に合
成樹脂の充填剤として用いられるものであればいずれで
も良く、単独もしくは混合して用いられる。更に、フェ
ノール系、チオエーテル系、リン系、脂肪酸金属塩など
の熱安定剤を原料１００重量部に対し、０．０１〜０．
５重量部程度用いるのが良い。ベンゾトリアゾール系
（商品名チヌビン３２６ 日本チバガイギー社製等）等
の耐候剤やサノールＬＳ−７７０（商品名）（三共
（株）製）等の光安定剤を原料１００重量部に対し、
０．０１〜１．０重量部程度用いるのが良い。
けられ、脚部同志の間の空間がフォークリフト等のフォ
ークを差し込むフォーク差込み口となる。得られたパレ
ットを上下に分割した形状のパレット形成部材は、次い
で脚部の下面を互いに付き合わせて溶着される。溶着の
方法としては、表面を弗素樹脂等で加工した加熱板の表
面に、パレット形成部材の脚部を押しつけ、溶融状態と
し、これを互いに付き合わせて押圧することによればよ
い。パレット形成部材は上記した組成で形成されている
から寸法安定性が良く、突き合わせて溶接する際に突合
せ面の位置ずれが少なく、溶着部強度が向上する。
ｍ3、メルトインデックス７ｇ／１０分）（メルトイン
デックスはＪＩＳ Ｋ ６７６０による）を温度２２０
°Ｃ、射出率３０００ｃｃ／ｓｅｃで射出成形し、パレ
ット形成部材を得た。パレット形成部材の板状部は厚さ
４ｍｍの平滑な板状体の裏面にリブが縦横に設けられた
構造とし、リブは１０ｃｍ置きに高さ３５ｍｍ、幅１２
ｍｍのリブ（平滑な板状体の厚さを含む）とした。該板
状部の両端部及び中間部に筒状の脚部が設けられてい
る。射出成形の直後に縦横のリブの交点からＮ2ガスを
注入した。パレット形成部材の見掛密度は０．８５ｇ／
ｃｍ3となった。２つのパレット形成部材の脚部の下面
側を弗素樹脂等で加工した加熱板（２２０°Ｃ）の表面
に押しつけ、溶融状態とし、これを互いに付き合わせて
押圧することにより一体化した。得られた合成樹脂製パ
レットは溶着部のズレは小さく、強固な溶着が得られ
た。また、リブの上部の板状体の表面にヒケ等による変
形等はなく表面平滑性に優れていた。
さく、強固な溶着が得られ、表面にヒケ等による変形等
はなく表面平滑性に優れている。このように、射出成形
時に気体を注入するという特殊の射出成形方法と上下溶
着という特定の構造との組合せにより優れた合成樹脂性
パレットが得られる。
Claims (2)
- 【請求項１】 パレットを上下に分割した形状のパレッ
ト形成部材を射出成形によって形成し、これらを互いに
対向させて溶着一体化してなる合成樹脂製パレットであ
って、該パレット形成部材が、載荷面を形成する板状部
と、該板状部の両端部及び中間部に設けられた脚部とか
らなり、該板状部の少なくとも一部は高さ２０〜４０ｍ
ｍ、幅８〜３０ｍｍのリブが縦横に交差した構造とされ
ており、該リブには、射出成形時にリブの内部が固化す
る前に注入された気体によって形成された中空部が存在
することを特徴とする合成樹脂製パレット。 - 【請求項２】 気体の注入はリブの交点から行われるこ
とを特徴とする請求項１に記載の合成樹脂製パレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3323449A JP2848066B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3323449A JP2848066B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 合成樹脂製パレット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05162751A JPH05162751A (ja) | 1993-06-29 |
| JP2848066B2 true JP2848066B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=18154796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3323449A Expired - Lifetime JP2848066B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2848066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU731252B2 (en) | 1996-11-05 | 2001-03-29 | Dainippon Ink And Chemicals Inc. | Synthetic resin pallet |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP3323449A patent/JP2848066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05162751A (ja) | 1993-06-29 |
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