JP2847910B2 - 内燃機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射量制御装置Info
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- JP2847910B2 JP2847910B2 JP2156295A JP15629590A JP2847910B2 JP 2847910 B2 JP2847910 B2 JP 2847910B2 JP 2156295 A JP2156295 A JP 2156295A JP 15629590 A JP15629590 A JP 15629590A JP 2847910 B2 JP2847910 B2 JP 2847910B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の燃料噴射量制御装置に係り、特に
スロットル開度と機関回転速度とに基づいて将来の吸気
圧力(吸気管絶対圧力)を予測し、予測した吸気圧力と
機関回転速度とに基づいて燃料噴射量を制御する内燃機
関の燃料噴射量制御装置に関する。
スロットル開度と機関回転速度とに基づいて将来の吸気
圧力(吸気管絶対圧力)を予測し、予測した吸気圧力と
機関回転速度とに基づいて燃料噴射量を制御する内燃機
関の燃料噴射量制御装置に関する。
従来より、スロツトル開度と機関回転速度とに基づい
て燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射量制御装置
が知られている(特開昭63−215848号公報、特開昭63−
289237号等)。この燃料噴射量制御装置では、スロット
ル開度TAと機関回転速度NEとに基づいて予め記憶された
ルックアップテーブルから定常状態での吸気圧力PMTAを
演算し、以下の式の基づいて吸気圧力の加重平均値PMSM
iを演算する。
て燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射量制御装置
が知られている(特開昭63−215848号公報、特開昭63−
289237号等)。この燃料噴射量制御装置では、スロット
ル開度TAと機関回転速度NEとに基づいて予め記憶された
ルックアップテーブルから定常状態での吸気圧力PMTAを
演算し、以下の式の基づいて吸気圧力の加重平均値PMSM
iを演算する。
PMSMi= この(1)式は、過去の加重平均値PMSMi-1の重みを
nとし、定常状態での吸気圧力PMTAの重みを1とした加
重平均値を演算することを示しており、この(1)式
は、定常状態での吸気圧力PMTAの1次遅れフィルタリン
グ処理を示している。このように、従来の技術では、定
常状態での吸気圧力PMTAを1次遅れフイルタリング処理
することにより現在の吸気圧力(加重平均値PMSMi)を
演算している。一方、吸気圧力演算時点と、噴射された
燃料が燃焼室内に吸入される時点との間に時間遅れが生
ずるため、上記技術では、加重平均値演算時から吸入空
気量が確定するまでの間、吸気圧力演算時のスロットル
開度TAを微分して求めた変化率が変化しないものと仮定
して定常状態での吸気圧力PMTA演算し、上記(1)式の
加重平均値を繰り返し演算することによって吸入空気量
の確定時の吸気圧力を予測している。このように、加重
平均値を繰り返し演算することによって加重平均値は定
常状態の吸気圧力に近づき、演算の繰返し回数を適切に
定めることにより目標とする時点の吸気圧力を予測する
ことができる。そして、この吸気圧力の予測値をエンジ
ン回転速度とに基づいて燃料噴射量を演算し、燃料噴射
タイミングで燃料を噴射する。
nとし、定常状態での吸気圧力PMTAの重みを1とした加
重平均値を演算することを示しており、この(1)式
は、定常状態での吸気圧力PMTAの1次遅れフィルタリン
グ処理を示している。このように、従来の技術では、定
常状態での吸気圧力PMTAを1次遅れフイルタリング処理
することにより現在の吸気圧力(加重平均値PMSMi)を
演算している。一方、吸気圧力演算時点と、噴射された
燃料が燃焼室内に吸入される時点との間に時間遅れが生
ずるため、上記技術では、加重平均値演算時から吸入空
気量が確定するまでの間、吸気圧力演算時のスロットル
開度TAを微分して求めた変化率が変化しないものと仮定
して定常状態での吸気圧力PMTA演算し、上記(1)式の
加重平均値を繰り返し演算することによって吸入空気量
の確定時の吸気圧力を予測している。このように、加重
平均値を繰り返し演算することによって加重平均値は定
常状態の吸気圧力に近づき、演算の繰返し回数を適切に
定めることにより目標とする時点の吸気圧力を予測する
ことができる。そして、この吸気圧力の予測値をエンジ
ン回転速度とに基づいて燃料噴射量を演算し、燃料噴射
タイミングで燃料を噴射する。
しかしながら、上記従来の技術では、燃料噴射量演算
時から吸入空気量が確定するまでの間スロットル開度の
変化率が変化しないものと仮定して燃料噴射量を演算し
ているため、急加速時には予測された吸気圧力が実際の
吸気圧力より小さくなり燃料噴射量が不足して空燃比が
オーバーリーンになり、緩加速時には予測された吸気圧
力が実際の吸気圧力より大きくなり燃料噴射量が過多と
なって空燃比オーバーリッチになる、という問題があ
る。
時から吸入空気量が確定するまでの間スロットル開度の
変化率が変化しないものと仮定して燃料噴射量を演算し
ているため、急加速時には予測された吸気圧力が実際の
吸気圧力より小さくなり燃料噴射量が不足して空燃比が
オーバーリーンになり、緩加速時には予測された吸気圧
力が実際の吸気圧力より大きくなり燃料噴射量が過多と
なって空燃比オーバーリッチになる、という問題があ
る。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、燃料噴射量演算時点から吸入空気量が確定するまで
の間にスロットル開度の変化率が変化しても正確に吸気
圧力を予測して緩加速時の空燃比オーバーリッチ及び急
加速時の空燃比オーバーリーンを防止することができる
内燃機関の燃料噴射量制御装置を提供することを目的と
する。
で、燃料噴射量演算時点から吸入空気量が確定するまで
の間にスロットル開度の変化率が変化しても正確に吸気
圧力を予測して緩加速時の空燃比オーバーリッチ及び急
加速時の空燃比オーバーリーンを防止することができる
内燃機関の燃料噴射量制御装置を提供することを目的と
する。
上記目的を達成するために本発明は、スロットル開度
を検出するスロットル開度検出手段と、スロットル開度
の変化率を検出する変化率検出手段と、スロットル開度
の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、スロットル
開度とスロットル開度の変化率とスロットル開度の変化
率の絶対値が大きい程大きくされる係数とから将来のス
ロットル開度を予測するスロットル開度予測手段と、機
関回転速度を検出する回転速度検出手段と、スロットル
開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、将来の
スロットル開度と機関回転速度とに基づいて将来のスロ
ットル開度に対応した定常状態の吸気圧力を演算する吸
気圧力演算手段と、定常状態の吸気圧力に基づいて将来
の吸気圧力を予測する吸気圧力予測手段と、予測した吸
気圧力と回転速度とに基づいて燃料噴射量を制御する制
御手段と、を含んで構成したものである。
を検出するスロットル開度検出手段と、スロットル開度
の変化率を検出する変化率検出手段と、スロットル開度
の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、スロットル
開度とスロットル開度の変化率とスロットル開度の変化
率の絶対値が大きい程大きくされる係数とから将来のス
ロットル開度を予測するスロットル開度予測手段と、機
関回転速度を検出する回転速度検出手段と、スロットル
開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、将来の
スロットル開度と機関回転速度とに基づいて将来のスロ
ットル開度に対応した定常状態の吸気圧力を演算する吸
気圧力演算手段と、定常状態の吸気圧力に基づいて将来
の吸気圧力を予測する吸気圧力予測手段と、予測した吸
気圧力と回転速度とに基づいて燃料噴射量を制御する制
御手段と、を含んで構成したものである。
以下本発明の作用を第1図を参照して説明する。スロ
ットル開度検出手段はスロットル開度を検出し、変化率
検出手段はスロットル開度の変化率を検出する。スロッ
トル開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、ス
ロットル開度予測手段は、スロットル開度とスロットル
開度の変化率とスロットル開度の変化率の絶対値が大き
い程大きくされる係数とから将来のスロットル開度を予
測する。スロットル開度の変化率の絶対値が所定値より
大きい場合、この係数によって、スロットル開度の変化
率が大きいときには将来のスロットル開度はスロットル
開度の変化率のみで予測する場合より更に大きく予測さ
れ、スロットル開度の変化率が小さいときには将来のス
ロットル開度はスロットル開度の変化率のみで予測する
場合より更に小さく予測される。回転速度検出手段は、
機関回転速度を検出する。吸気圧力演算手段は、スロッ
トル開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、将
来のスロットル開度と機関回転速度とに基づいて将来の
スロットル開度に対応した定常状態の吸気圧力を演算す
る。吸気圧力予測手段は、定常状態の吸気圧力に基づい
て将来の吸気圧力を予測する。そして、制御手段は予測
された吸気圧力と機関回転速度とに基づいて燃料噴射量
を制御する。
ットル開度検出手段はスロットル開度を検出し、変化率
検出手段はスロットル開度の変化率を検出する。スロッ
トル開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、ス
ロットル開度予測手段は、スロットル開度とスロットル
開度の変化率とスロットル開度の変化率の絶対値が大き
い程大きくされる係数とから将来のスロットル開度を予
測する。スロットル開度の変化率の絶対値が所定値より
大きい場合、この係数によって、スロットル開度の変化
率が大きいときには将来のスロットル開度はスロットル
開度の変化率のみで予測する場合より更に大きく予測さ
れ、スロットル開度の変化率が小さいときには将来のス
ロットル開度はスロットル開度の変化率のみで予測する
場合より更に小さく予測される。回転速度検出手段は、
機関回転速度を検出する。吸気圧力演算手段は、スロッ
トル開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、将
来のスロットル開度と機関回転速度とに基づいて将来の
スロットル開度に対応した定常状態の吸気圧力を演算す
る。吸気圧力予測手段は、定常状態の吸気圧力に基づい
て将来の吸気圧力を予測する。そして、制御手段は予測
された吸気圧力と機関回転速度とに基づいて燃料噴射量
を制御する。
ここで、スロットル開度の変化率の絶対値が所定値以
下の場合も一律にスロットル開度とスロットル開度の変
化率とスロットル開度の変化率の絶対値が大きい程大き
くされる係数とによって将来のスロットル開度を予測す
ると、燃料噴射量制御が敏感となりすぎ、かえって過補
正となり制御性が悪化する可能性がある。
下の場合も一律にスロットル開度とスロットル開度の変
化率とスロットル開度の変化率の絶対値が大きい程大き
くされる係数とによって将来のスロットル開度を予測す
ると、燃料噴射量制御が敏感となりすぎ、かえって過補
正となり制御性が悪化する可能性がある。
そこで、本願発明は、スロットル開度の変化率の絶対
値が所定値より大きい場合に、スロットル開度とスロッ
トル開度の変化率とスロットル開度の変化率の絶対値に
応じて定められる係数とによって将来のスロットル開度
を予測しているので、燃料噴射量制御が敏感となりすぎ
てかえって過補正となり制御性が悪化することを防止す
ることができる。
値が所定値より大きい場合に、スロットル開度とスロッ
トル開度の変化率とスロットル開度の変化率の絶対値に
応じて定められる係数とによって将来のスロットル開度
を予測しているので、燃料噴射量制御が敏感となりすぎ
てかえって過補正となり制御性が悪化することを防止す
ることができる。
なお、吸気圧力演算手段は、スロットル開度の変化率
の絶対値が所定値以下の場合、スロットル開度検出手段
により検出されたスロットル開度と機関回転速度とに基
づいて将来のスロットル開度に対応した定常状態の吸気
圧力を演算する。
の絶対値が所定値以下の場合、スロットル開度検出手段
により検出されたスロットル開度と機関回転速度とに基
づいて将来のスロットル開度に対応した定常状態の吸気
圧力を演算する。
以上説明したように本発明によれば、スロットル開度
の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、スロットル
開度とスロットル開度の変化率とスロットル開度の変化
率の絶対値が大きい程大きくされる係数とによって将来
のスロットル開度を予測しているので、燃料噴射量制御
が敏感となりすぎ、かえって過補正となり制御性が悪化
することを防止することができる、という効果が得られ
る。
の変化率の絶対値が所定値より大きい場合、スロットル
開度とスロットル開度の変化率とスロットル開度の変化
率の絶対値が大きい程大きくされる係数とによって将来
のスロットル開度を予測しているので、燃料噴射量制御
が敏感となりすぎ、かえって過補正となり制御性が悪化
することを防止することができる、という効果が得られ
る。
以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。第2図は本発明の燃料噴射量制御装置を備えた内燃
機関を示すものである。
る。第2図は本発明の燃料噴射量制御装置を備えた内燃
機関を示すものである。
第2図に示すように、エアクリーナ(図示せず)の下
流側には吸気温センサ14およびスロットル弁8が配置さ
れている。このスロットル弁8には、スロットル弁8の
開度を検出するスロットル開度センサ10が取付けられて
いる。スロットル開度センサ10は、第3図の等価回路に
示すように、スロットル弁8の回動軸に固定された接触
子10Bと一端が電源に接続されかつ他端が接地された可
変抵抗10Aとで構成されており、スロットル弁8の開度
が変化するのに伴って、接触子10Bと可変抵抗10Aとの接
触状態が変化し、スロットル弁8の開度に応じた電圧が
接触子10Bから得られるように構成されている。また、
スロットル開度センサ10内には、スロットル弁全閉時
(アイドル時)にオンするアイドルスイッチ11が設けら
れている。スロットル弁8の上流側の吸気管壁には、吸
入空気の温度を検出するサーミスタで構成された温度セ
ンサ14が取付けられている。スロットル弁8の下流側に
はサージタンク12が配置されている。このサージタンク
12には、半導体式の圧力センサ6が取付けられている。
また、スロットル弁を迂回しかつスロツトル弁上流側と
スロットル弁下流側とを連通するようにバイパス路15が
設けられている。このバイパス路15には例えば、4極の
固定子を備えたパルスモータ16Aとこのパルスモータに
よって開度が制御される弁体とで構成されたISCバルブ1
6が取付けられている。サージタンク12はインテークマ
ニホールド18、吸気ポート22および吸気弁23を介して機
関本体20の燃焼室25に連通されている。このインテーク
マニホールド18には、各気筒に対応するように燃料噴射
弁24が取付けられており、各気筒独立にまたは各気筒グ
ループ毎にまたは全気筒一斉に燃料を噴射できるように
構成されている。
流側には吸気温センサ14およびスロットル弁8が配置さ
れている。このスロットル弁8には、スロットル弁8の
開度を検出するスロットル開度センサ10が取付けられて
いる。スロットル開度センサ10は、第3図の等価回路に
示すように、スロットル弁8の回動軸に固定された接触
子10Bと一端が電源に接続されかつ他端が接地された可
変抵抗10Aとで構成されており、スロットル弁8の開度
が変化するのに伴って、接触子10Bと可変抵抗10Aとの接
触状態が変化し、スロットル弁8の開度に応じた電圧が
接触子10Bから得られるように構成されている。また、
スロットル開度センサ10内には、スロットル弁全閉時
(アイドル時)にオンするアイドルスイッチ11が設けら
れている。スロットル弁8の上流側の吸気管壁には、吸
入空気の温度を検出するサーミスタで構成された温度セ
ンサ14が取付けられている。スロットル弁8の下流側に
はサージタンク12が配置されている。このサージタンク
12には、半導体式の圧力センサ6が取付けられている。
また、スロットル弁を迂回しかつスロツトル弁上流側と
スロットル弁下流側とを連通するようにバイパス路15が
設けられている。このバイパス路15には例えば、4極の
固定子を備えたパルスモータ16Aとこのパルスモータに
よって開度が制御される弁体とで構成されたISCバルブ1
6が取付けられている。サージタンク12はインテークマ
ニホールド18、吸気ポート22および吸気弁23を介して機
関本体20の燃焼室25に連通されている。このインテーク
マニホールド18には、各気筒に対応するように燃料噴射
弁24が取付けられており、各気筒独立にまたは各気筒グ
ループ毎にまたは全気筒一斉に燃料を噴射できるように
構成されている。
燃焼室25は、排気弁27、排気ポート26およびエキゾー
ストマニホールド28を介して三元触媒を充填した触媒装
置(図示せず)に連通されている。このエキゾーストマ
ニホールド28には、排ガス中の残留酸素濃度を検出して
理論空燃比に対応する値を境に反転した信号を出力する
O2センサ30が取付けられている。
ストマニホールド28を介して三元触媒を充填した触媒装
置(図示せず)に連通されている。このエキゾーストマ
ニホールド28には、排ガス中の残留酸素濃度を検出して
理論空燃比に対応する値を境に反転した信号を出力する
O2センサ30が取付けられている。
シリンダブロック32には、ウオータジャケット内に突
出するように機関温度を代表する機関冷却水温を検出す
るサーミスタ等で構成された冷却水温センサ34が取付け
られている。シリンダヘッド36には、各々の燃焼室25内
に突出するように点火プラグ38が取付けられている。点
火プラグ38はデイストリビュータ40および点火コイルを
備えたイグナイタ42を介してマイクロコンピュータ等で
構成された制御回路44に接続されている。デイストリビ
ュータ40には、デイストリビュータシヤフトに固定され
たシグナルロータとデイストリビュータハウジングに固
定されたピックアップとで各々構成された気筒判別セン
サ46および回転角センサ48が取付けられている。気筒判
別センサ46は、例えば720℃A毎に気筒判別信号を出力
し、回転角センサ48は、例えば30℃A毎に回転角信号を
出力する。そして、この回転角信号の周期から機関回転
速度を演算することができる。
出するように機関温度を代表する機関冷却水温を検出す
るサーミスタ等で構成された冷却水温センサ34が取付け
られている。シリンダヘッド36には、各々の燃焼室25内
に突出するように点火プラグ38が取付けられている。点
火プラグ38はデイストリビュータ40および点火コイルを
備えたイグナイタ42を介してマイクロコンピュータ等で
構成された制御回路44に接続されている。デイストリビ
ュータ40には、デイストリビュータシヤフトに固定され
たシグナルロータとデイストリビュータハウジングに固
定されたピックアップとで各々構成された気筒判別セン
サ46および回転角センサ48が取付けられている。気筒判
別センサ46は、例えば720℃A毎に気筒判別信号を出力
し、回転角センサ48は、例えば30℃A毎に回転角信号を
出力する。そして、この回転角信号の周期から機関回転
速度を演算することができる。
マイクロコンピュータ等で構成された制御回路44は、
第4図に示すように、マイクロプロセッシングユニット
(MPU)60、リード・オンリ・メモリ(ROM)62、ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)64、バックアップRAM(BU
−RAM)66、入出力ポート68、入力ポート70、出力ポー
ト72、74、76およびこれらを接続するデータバスやコン
トロールバス等のバス75を備えている。入出力ポート68
には、アナログ−デジタル(A/D)変換器78およびマル
チプレクサ80が順に接続されており、このマルチプレク
サ80には、バッファ82を介して吸気温センサ14が接続さ
れると共に、バッファ84およびバッファ85をそれぞれ介
して水温センサ34およびスロットル開度センサ10が接続
されている。また、マルチプレクサ80にはバッファ83を
介して圧力センサ6が接続されている。そして、入出力
ポート68は、A/D変換器78およびマルチプレクサ80に接
続されて、MPUからの制御信号に応じて吸気温センサ14
出力、圧力センサ6出力、水温センサ34出力およびスロ
ツトル開度センサ10出力を順次所定周期でA/D変換する
ように制御する。
第4図に示すように、マイクロプロセッシングユニット
(MPU)60、リード・オンリ・メモリ(ROM)62、ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)64、バックアップRAM(BU
−RAM)66、入出力ポート68、入力ポート70、出力ポー
ト72、74、76およびこれらを接続するデータバスやコン
トロールバス等のバス75を備えている。入出力ポート68
には、アナログ−デジタル(A/D)変換器78およびマル
チプレクサ80が順に接続されており、このマルチプレク
サ80には、バッファ82を介して吸気温センサ14が接続さ
れると共に、バッファ84およびバッファ85をそれぞれ介
して水温センサ34およびスロットル開度センサ10が接続
されている。また、マルチプレクサ80にはバッファ83を
介して圧力センサ6が接続されている。そして、入出力
ポート68は、A/D変換器78およびマルチプレクサ80に接
続されて、MPUからの制御信号に応じて吸気温センサ14
出力、圧力センサ6出力、水温センサ34出力およびスロ
ツトル開度センサ10出力を順次所定周期でA/D変換する
ように制御する。
入力ポート70には、コンパレータ88およびバッファ86
を介してO2センサ30が接続されると共に波形整形回路90
を介して気筒判別センサ46および回転角センサ48が接続
され、また図示しないバッファを介してアイドルスイッ
チ11が接続されている。そして、出力ポート72は駆動回
路92を介してイグナイタ42に接続され、出力ポート74は
駆動回路94を介して燃料噴射弁24に接続され、また、出
力ポート76は駆動回路96を介してISCバルブのパルスモ
ータ16Aに接続されている。
を介してO2センサ30が接続されると共に波形整形回路90
を介して気筒判別センサ46および回転角センサ48が接続
され、また図示しないバッファを介してアイドルスイッ
チ11が接続されている。そして、出力ポート72は駆動回
路92を介してイグナイタ42に接続され、出力ポート74は
駆動回路94を介して燃料噴射弁24に接続され、また、出
力ポート76は駆動回路96を介してISCバルブのパルスモ
ータ16Aに接続されている。
上記ROM62には、以下で説明する本発明の実施例の制
御ルーチンのプログラムや第10図に示すスロツトル開度
TAと機関回転速度NEとで定められた定常状態での吸気圧
力PMTAのテーブル、第11図に示す機関回転速度NEと定常
状態での吸気圧力PMTA(またはスロットル開度TA)とで
定められた重みに関する係数TIMCのテーブル、第12図に
示す予測吸気圧力PMFWDと機関回転速度NEとで定められ
た基本燃料噴射時間TPのテーブルが予め記憶されてい
る。第10図に示す定常状態での吸気圧力PMTAのテーブル
は、スロットル開度TAと機関回転速度NEとを設定し、設
定したスロットル開度TAと機関回転速度NEとに対応する
吸気圧力を測定し、吸気圧力が安定したときの値を用い
ることにより作成される。第11図に示す重みに関する係
数TIMCのテーブルは、スロットル弁をステップ状に開い
たときの吸気圧力の応答(インデシャル応答)時の時定
数Tを測定し、この測定値と演算ルーチンの実行周期Δ
tsecとからT/Δt(≒TIMC)を機関回転速度NEと実際の
定常状態の吸気圧力PMTA(またはスロットル開度TA)と
に対応して求めることにより作成される。そして第12図
の基本燃料噴射時間TPのマップは、機関回転速度と吸気
圧力とを設定し目標空燃比(例えば、理論空燃比)とな
る基本燃料噴射時間TPを測定することにより作成され
る。
御ルーチンのプログラムや第10図に示すスロツトル開度
TAと機関回転速度NEとで定められた定常状態での吸気圧
力PMTAのテーブル、第11図に示す機関回転速度NEと定常
状態での吸気圧力PMTA(またはスロットル開度TA)とで
定められた重みに関する係数TIMCのテーブル、第12図に
示す予測吸気圧力PMFWDと機関回転速度NEとで定められ
た基本燃料噴射時間TPのテーブルが予め記憶されてい
る。第10図に示す定常状態での吸気圧力PMTAのテーブル
は、スロットル開度TAと機関回転速度NEとを設定し、設
定したスロットル開度TAと機関回転速度NEとに対応する
吸気圧力を測定し、吸気圧力が安定したときの値を用い
ることにより作成される。第11図に示す重みに関する係
数TIMCのテーブルは、スロットル弁をステップ状に開い
たときの吸気圧力の応答(インデシャル応答)時の時定
数Tを測定し、この測定値と演算ルーチンの実行周期Δ
tsecとからT/Δt(≒TIMC)を機関回転速度NEと実際の
定常状態の吸気圧力PMTA(またはスロットル開度TA)と
に対応して求めることにより作成される。そして第12図
の基本燃料噴射時間TPのマップは、機関回転速度と吸気
圧力とを設定し目標空燃比(例えば、理論空燃比)とな
る基本燃料噴射時間TPを測定することにより作成され
る。
以下本実施例の燃料噴射量制御ルーチンについて説明
する。第6図は、所定時間(例えば8msec)毎の割込み
により実行される定常状態での吸気圧力PMTAを演算する
割込みルーチンを示すものである。ステップ130におい
てスロットル開度TAを取込み、ステップ132においてレ
ジスタAに記憶されている現在のスロットル開度TAAを
前回のスロットル開度TAOLDとしてレジスタBに記憶
し、ステップ134において今回取込んだスロットル開度T
Aを現在のスロットル開度TAAとしてレジスタAに記憶す
る。そして、ステップ136において現在のスロットル開
度TAAから前回のスロットル開度TAOLDを減算した値をス
ロットル開度の変化率DLTAとする。次のステップ138で
は、スロットル開度の変化率DLTAの絶対値が所定値βを
超えているか否かを判断し、スロットル開度の変化率DL
TAがβを超えているとき、すなわち急加速時や緩加速時
または急減速時や緩減速時と判断されたときは、ステッ
プ140においてフラグXTADIFをセットする。一方スロッ
トル開度の変化率DLTAの絶対値が所定値β以下のとき、
すなわち定常運転状態のときはステップ142においてXTA
DIFをリセットする。そしてステップ144において現在の
スロットル開度TAAと機関回転速度NEとを用いて第10図
に示すテーブルから定常状態での吸気圧力PMTAを演算し
てリターンする。
する。第6図は、所定時間(例えば8msec)毎の割込み
により実行される定常状態での吸気圧力PMTAを演算する
割込みルーチンを示すものである。ステップ130におい
てスロットル開度TAを取込み、ステップ132においてレ
ジスタAに記憶されている現在のスロットル開度TAAを
前回のスロットル開度TAOLDとしてレジスタBに記憶
し、ステップ134において今回取込んだスロットル開度T
Aを現在のスロットル開度TAAとしてレジスタAに記憶す
る。そして、ステップ136において現在のスロットル開
度TAAから前回のスロットル開度TAOLDを減算した値をス
ロットル開度の変化率DLTAとする。次のステップ138で
は、スロットル開度の変化率DLTAの絶対値が所定値βを
超えているか否かを判断し、スロットル開度の変化率DL
TAがβを超えているとき、すなわち急加速時や緩加速時
または急減速時や緩減速時と判断されたときは、ステッ
プ140においてフラグXTADIFをセットする。一方スロッ
トル開度の変化率DLTAの絶対値が所定値β以下のとき、
すなわち定常運転状態のときはステップ142においてXTA
DIFをリセットする。そしてステップ144において現在の
スロットル開度TAAと機関回転速度NEとを用いて第10図
に示すテーブルから定常状態での吸気圧力PMTAを演算し
てリターンする。
第7図は、定常状態での吸気圧力PMTAを1次遅れフイ
ルタリング処理した1次遅れ吸気圧力PMCRTを演算する
ルーチンを示すもので、このルーチンは所定時間(例え
ば、8msec)毎に割り込まれる。ステップ146においてス
テップ144で演算された定常状態での吸気圧力PMTAを取
込み、ステップ148において定常状態での吸気圧力PMTA
と機関回転速度NEとを用いて第11図に示すテーブルから
重み付け係数TIMCを演算する。そして、以下の(2)式
に従って加重平均値を演算することにより1次遅れ吸気
圧力PMCRTを演算する。
ルタリング処理した1次遅れ吸気圧力PMCRTを演算する
ルーチンを示すもので、このルーチンは所定時間(例え
ば、8msec)毎に割り込まれる。ステップ146においてス
テップ144で演算された定常状態での吸気圧力PMTAを取
込み、ステップ148において定常状態での吸気圧力PMTA
と機関回転速度NEとを用いて第11図に示すテーブルから
重み付け係数TIMCを演算する。そして、以下の(2)式
に従って加重平均値を演算することにより1次遅れ吸気
圧力PMCRTを演算する。
なお、右辺のPMCRTは前回演算した1次遅れ吸気圧力
を示す。
を示す。
第8図は吸気脈動(リップル)の影響を除去したリッ
プル除去吸気圧力PMCRT4を演算するルーチンを示すもの
であり、このルーチンは所定時間(例えば、4msec)毎
の割込みにより実行される。ステップ152ではステップ1
50で演算された1次遅れ吸気圧力PMCRTを取込み、ステ
ップ154において以下の式に従って加重平均値を演算す
ることによりリップル除去吸気圧力PMCRT4を演算する。
プル除去吸気圧力PMCRT4を演算するルーチンを示すもの
であり、このルーチンは所定時間(例えば、4msec)毎
の割込みにより実行される。ステップ152ではステップ1
50で演算された1次遅れ吸気圧力PMCRTを取込み、ステ
ップ154において以下の式に従って加重平均値を演算す
ることによりリップル除去吸気圧力PMCRT4を演算する。
なお、右辺のPMCRT4は前回演算したリップル除去吸気
圧力を示す。
圧力を示す。
このリップル除去吸気圧力PMCRT4は前回演算したリッ
プル除去吸気圧力PMCRT4に3の重み付けをし、1次遅れ
吸気圧力PMCRTに1の重み付けをした加重平均値を示
し、リップル成分を除去した吸気圧力に対応する。
プル除去吸気圧力PMCRT4に3の重み付けをし、1次遅れ
吸気圧力PMCRTに1の重み付けをした加重平均値を示
し、リップル成分を除去した吸気圧力に対応する。
第9図は圧力センサ出力からリップル成分を除去した
リップル除去センサ値PMSM8を演算するルーチンを示す
もので、このルーチンは所定時間(例えば、8msec)毎
に割り込みにより実行される。ステップ156で圧力セン
サから出力された圧力センサ値PMを取込み、ステップ15
8において以下の式に従ってリップル除去センサ値PMSM8
を演算する。
リップル除去センサ値PMSM8を演算するルーチンを示す
もので、このルーチンは所定時間(例えば、8msec)毎
に割り込みにより実行される。ステップ156で圧力セン
サから出力された圧力センサ値PMを取込み、ステップ15
8において以下の式に従ってリップル除去センサ値PMSM8
を演算する。
このリップリ除去センサ値PMSM8は、右辺に示す前回
のリップリ除去センサ値PMSM8に7の重み付けをし、圧
力センサ値PMに1の重み付けをした加重平均値を示し、
圧力センサ出力からリップリを除去した値に相当する。
のリップリ除去センサ値PMSM8に7の重み付けをし、圧
力センサ値PMに1の重み付けをした加重平均値を示し、
圧力センサ出力からリップリを除去した値に相当する。
第5図は本実施例のメインルーチンを示すものであ
り、ステップ100においてステップ144で演算された定常
状態での吸気圧力PMTAを取込み、ステップ102において
定常状態での吸気圧力PMTAと機関回転速度NEとにより第
11図に示すテーブルから重み付け係数TIMCを算出する。
次のステップ104では燃料噴射量演算時(現在時点)か
ら予測時点までの時間TFWDをこのメインルーチンの実行
時間Δtで除算し、商の整数部分を加重平均値の演算回
数tNとする。この予測時間TFWDは、現在時点から吸入空
気量確定までの時間、すなわち現在時点(燃料噴射演算
時点)から開いている吸気弁が閉じるまでの時間を採用
することができ、燃料噴射弁から燃焼室までの燃料の飛
行時間も考慮して決定されるが、現在時点から予測先ま
でのクランク角が同一であってもこの予測時間TFWDは機
関回転速度が速くなると短くなるので機関回転速度等の
運転条件によって可変することが好ましい(例えば、機
関回転速度が速くなるに従って短くする)。
り、ステップ100においてステップ144で演算された定常
状態での吸気圧力PMTAを取込み、ステップ102において
定常状態での吸気圧力PMTAと機関回転速度NEとにより第
11図に示すテーブルから重み付け係数TIMCを算出する。
次のステップ104では燃料噴射量演算時(現在時点)か
ら予測時点までの時間TFWDをこのメインルーチンの実行
時間Δtで除算し、商の整数部分を加重平均値の演算回
数tNとする。この予測時間TFWDは、現在時点から吸入空
気量確定までの時間、すなわち現在時点(燃料噴射演算
時点)から開いている吸気弁が閉じるまでの時間を採用
することができ、燃料噴射弁から燃焼室までの燃料の飛
行時間も考慮して決定されるが、現在時点から予測先ま
でのクランク角が同一であってもこの予測時間TFWDは機
関回転速度が速くなると短くなるので機関回転速度等の
運転条件によって可変することが好ましい(例えば、機
関回転速度が速くなるに従って短くする)。
次のステップ106ではフラグXTADIFがリセットされて
いるか否かを判断し、フラグXTADIFがリセットされてい
るとき、すなわち定常運転状態のときにはステップ108
において定常状態での吸気圧力PMTAを定常状態での予測
吸気圧力tPMTAに代入し、ステップ110において重み付け
係数TIMCを予測重み付け係数tTIMCに代入する。一方、
ステップ106でフラグXTADIFがセットされていると判断
されたとき、すなわち定常運転状態でない時は、ステッ
プ112で比例係数αを演算する。この比例係数αはスロ
ットル開度の変化率DLTAの絶対値の関数f(|DLTA|)で
表され、第14図に示すように、絶対値|DLTA|が大きい程
大きくなるように定められている。ステップ114では、
現在のスロットル開度TAAにα・DLTAを加算した値を現
在のスロットル開度TAAとする。加速時にはDLTAは正に
なるため、補正スロットル開度tTAAは現在のスロットル
開度TAAよりα・DLTAだけ大きくなり、減速時にはDLTA
は負になるため補正スロットル開度tTAは現在のスロッ
トル開度TAAよりα・DLTAだけ小さくなる。なお、比例
係数αは第14図破線で示すように階段状に定めてもよ
い。また、比例係数αをf(DLTA)で定め、α・|DLTA|
でスロットル開度TAAを補正してもよい。ステップ116に
おいて補正のスロットル開度tTAAと機関回転速度NEとに
より第10図に示すテーブルから定常状態での予測吸気圧
力tPMTAを演算する。そしてステップ118において定常状
態での予測吸気圧力tPMTAと機関回転速度NEとにより第1
1図に示すテーブルから予測重み付け係数tTIMCを算出す
る。
いるか否かを判断し、フラグXTADIFがリセットされてい
るとき、すなわち定常運転状態のときにはステップ108
において定常状態での吸気圧力PMTAを定常状態での予測
吸気圧力tPMTAに代入し、ステップ110において重み付け
係数TIMCを予測重み付け係数tTIMCに代入する。一方、
ステップ106でフラグXTADIFがセットされていると判断
されたとき、すなわち定常運転状態でない時は、ステッ
プ112で比例係数αを演算する。この比例係数αはスロ
ットル開度の変化率DLTAの絶対値の関数f(|DLTA|)で
表され、第14図に示すように、絶対値|DLTA|が大きい程
大きくなるように定められている。ステップ114では、
現在のスロットル開度TAAにα・DLTAを加算した値を現
在のスロットル開度TAAとする。加速時にはDLTAは正に
なるため、補正スロットル開度tTAAは現在のスロットル
開度TAAよりα・DLTAだけ大きくなり、減速時にはDLTA
は負になるため補正スロットル開度tTAは現在のスロッ
トル開度TAAよりα・DLTAだけ小さくなる。なお、比例
係数αは第14図破線で示すように階段状に定めてもよ
い。また、比例係数αをf(DLTA)で定め、α・|DLTA|
でスロットル開度TAAを補正してもよい。ステップ116に
おいて補正のスロットル開度tTAAと機関回転速度NEとに
より第10図に示すテーブルから定常状態での予測吸気圧
力tPMTAを演算する。そしてステップ118において定常状
態での予測吸気圧力tPMTAと機関回転速度NEとにより第1
1図に示すテーブルから予測重み付け係数tTIMCを算出す
る。
ステップ120では以下の式に従って1次遅れ吸気圧力P
MCRTを演算し、ステップ122において演算回数tNを1デ
クリメントした後ステップ124において演算回数tNが0
以下になったか否かを判断する。
MCRTを演算し、ステップ122において演算回数tNを1デ
クリメントした後ステップ124において演算回数tNが0
以下になったか否かを判断する。
ただし、右辺のPMCRTは前回演算した1次遅れの吸気
圧力である。
圧力である。
演算回数tNが0以下でないときはステップ120に戻っ
て第(5)式の加重平均を繰り返し演算し、演算回数tN
が0以下のときにはステップ126において以下の式に従
って予測吸気圧力PMFWDを演算する。
て第(5)式の加重平均を繰り返し演算し、演算回数tN
が0以下のときにはステップ126において以下の式に従
って予測吸気圧力PMFWDを演算する。
上記(6)式のリップル除去センサ値PMSM8は第13図
のD点の値であり、1次遅れ吸気圧力PMCRTはB点の値
であり、リップル除去吸気圧力PMCRT4はC点の値であ
る。
のD点の値であり、1次遅れ吸気圧力PMCRTはB点の値
であり、リップル除去吸気圧力PMCRT4はC点の値であ
る。
そして、ステップ128において予測吸気圧力PMFWDと機
関回転速度NEとにより第12図に示すテーブルに基づいて
基本燃料噴射時間TPを演算し、この基本燃料噴射時間TP
を吸気温や機関冷却水温で補正して燃料噴射TAUを演算
し、この燃料噴射時間TAUに相当する時間燃料噴射弁を
開弁することにより燃料噴射を実行する。
関回転速度NEとにより第12図に示すテーブルに基づいて
基本燃料噴射時間TPを演算し、この基本燃料噴射時間TP
を吸気温や機関冷却水温で補正して燃料噴射TAUを演算
し、この燃料噴射時間TAUに相当する時間燃料噴射弁を
開弁することにより燃料噴射を実行する。
以上説明したように本実施例によれば、スロットル開
度とスロットル開度の変化率で予測したスロットル開度
を更にスロットル開度の変化率によって補正しているた
め、加減速時の空燃比のオーバーリッチやオーバーリー
ンを防止することができる、という効果が得られる。
度とスロットル開度の変化率で予測したスロットル開度
を更にスロットル開度の変化率によって補正しているた
め、加減速時の空燃比のオーバーリッチやオーバーリー
ンを防止することができる、という効果が得られる。
第1図は本発明の特許請求の範囲に対応するブロック
図、第2図は本実施例の燃料噴射量制御装置を備えた内
燃機関の概略図、第3図はスロットル開度センサの回路
図、第4図は制御回路の詳細を示すブロック図、第5図
は本発明のメインルーチンを示す流れ図、第6図は本実
施例の定常状態での吸気圧力PMTAを演算するルーチンを
示す流れ図、第7図は本実施例の1次遅れ吸気圧力PMCR
Tを演算するルーチンを示す流れ図、第8図は本実施例
のリップリ除去吸気圧力PMCRT4を演算するルーチンを示
す流れ図、第9図は本実施例のリップリ除去センサ値PM
SM8を演算するルーチンを示す流れ図、第10図は定常状
態での吸気圧力PMTAを示すテーブルの線図、第11図は重
み付け係数TIMCを示すテーブルの線図、第12図は基本燃
料噴射時間TPを示すテーブルの線図、第13図はスロット
ル開度TA、定常状態での吸気圧力PMTA、1次遅れ吸気圧
力PMCRT、リップリ除去吸気圧力PMCRT4、リップリ除去
センサ値PMSM8の変化を示す線図、第14図は比例係数α
を示す線図である。 6……圧力センサ、 10……スロットル開度センサ、 44……制御回路。
図、第2図は本実施例の燃料噴射量制御装置を備えた内
燃機関の概略図、第3図はスロットル開度センサの回路
図、第4図は制御回路の詳細を示すブロック図、第5図
は本発明のメインルーチンを示す流れ図、第6図は本実
施例の定常状態での吸気圧力PMTAを演算するルーチンを
示す流れ図、第7図は本実施例の1次遅れ吸気圧力PMCR
Tを演算するルーチンを示す流れ図、第8図は本実施例
のリップリ除去吸気圧力PMCRT4を演算するルーチンを示
す流れ図、第9図は本実施例のリップリ除去センサ値PM
SM8を演算するルーチンを示す流れ図、第10図は定常状
態での吸気圧力PMTAを示すテーブルの線図、第11図は重
み付け係数TIMCを示すテーブルの線図、第12図は基本燃
料噴射時間TPを示すテーブルの線図、第13図はスロット
ル開度TA、定常状態での吸気圧力PMTA、1次遅れ吸気圧
力PMCRT、リップリ除去吸気圧力PMCRT4、リップリ除去
センサ値PMSM8の変化を示す線図、第14図は比例係数α
を示す線図である。 6……圧力センサ、 10……スロットル開度センサ、 44……制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−215848(JP,A) 特開 昭62−93472(JP,A) 特開 昭58−190532(JP,A) 特開 平2−136531(JP,A) 実開 平1−91051(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/00 F02D 45/00
Claims (2)
- 【請求項1】スロットル開度を検出するスロットル開度
検出手段と、 スロットル開度の変化率を検出する変化率検出手段と、 スロットル開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場
合、スロットル開度とスロットル開度の変化率とスロッ
トル開度の変化率の絶対値が大きい程大きくされる係数
とから将来のスロットル開度を予測するスロットル開度
予測手段と、 機関回転速度を検出する回転速度検出手段と、 スロットル開度の変化率の絶対値が所定値より大きい場
合、将来のスロットル開度と機関回転速度とに基づいて
将来のスロットル開度に対応した定常状態の吸気圧力を
演算する吸気圧力演算手段と、 定常状態の吸気圧力に基づいて将来の吸気圧力を予測す
る吸気圧力予測手段と、 予測した吸気圧力と回転速度とに基づいて燃料噴射量を
制御する制御手段と、 を含む内燃機関の燃料噴射量制御装置。 - 【請求項2】吸気圧力演算手段は、スロットル開度の変
化率の絶対値が所定値以下の場合、前記スロットル開度
検出手段により検出されたスロットル開度と前記機関回
転速度検出手段により検出された機関回転速度とに基づ
いて、前記スロットル開度検出手段により検出されたス
ロットル開度に対応した定常状態の吸気圧力を演算する
請求項第(1)項記載の内燃機関の燃料噴射量制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2156295A JP2847910B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 内燃機関の燃料噴射量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2156295A JP2847910B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 内燃機関の燃料噴射量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0447132A JPH0447132A (ja) | 1992-02-17 |
JP2847910B2 true JP2847910B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=15624696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2156295A Expired - Fee Related JP2847910B2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 内燃機関の燃料噴射量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847910B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0747589A3 (en) * | 1995-06-06 | 1999-05-06 | Ford Motor Company Limited | Air fuel ratio control as a function of throttle position |
US6454982B1 (en) | 1999-11-19 | 2002-09-24 | Wellman, Inc. | Method of preparing polyethylene glycol modified polyester filaments |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2973418B2 (ja) * | 1987-03-05 | 1999-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の吸気管圧力検出方法 |
JPH0191051U (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-15 |
-
1990
- 1990-06-14 JP JP2156295A patent/JP2847910B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0447132A (ja) | 1992-02-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |