JP2847794B2 - 電気二重層コンデンサ - Google Patents
電気二重層コンデンサInfo
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- JP2847794B2 JP2847794B2 JP23003589A JP23003589A JP2847794B2 JP 2847794 B2 JP2847794 B2 JP 2847794B2 JP 23003589 A JP23003589 A JP 23003589A JP 23003589 A JP23003589 A JP 23003589A JP 2847794 B2 JP2847794 B2 JP 2847794B2
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- Japan
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- fiber
- plate
- sintered
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電気二重層原理を利用した大静電容量を有
する電気二重層コンデンサに関する。
する電気二重層コンデンサに関する。
（従来の技術） 近年、電気装置のメモリーのバックアップ用の電源と
して電気二重層原理を用いた大静電容量のコンデンサが
開発され、マイクロコンピュータやICメモリーなどに組
込まれて広く使用されている。
して電気二重層原理を用いた大静電容量のコンデンサが
開発され、マイクロコンピュータやICメモリーなどに組
込まれて広く使用されている。
この種の電気二重層コンデンサの電極は粒状活性炭に
電解液として希硫酸を含浸させたペースト状のものが主
流であるが、コンデンサを大型として大静電容量にする
場合、ペースト状電極の流動を防止するため、粒状カー
ボンを焼結させ電解液を含浸させた板状電極を用いる提
案がなされている。そして、この種の提案として比表面
積の大きいカーボンを含んだ電解液に対し、不活性な金
属粉末を主体とした焼結体の電極をセパレータを介して
配置し、電解液を内蔵した外装缶に封入した大容量コン
デンサが特開昭49−8753号公報に開示されている。
電解液として希硫酸を含浸させたペースト状のものが主
流であるが、コンデンサを大型として大静電容量にする
場合、ペースト状電極の流動を防止するため、粒状カー
ボンを焼結させ電解液を含浸させた板状電極を用いる提
案がなされている。そして、この種の提案として比表面
積の大きいカーボンを含んだ電解液に対し、不活性な金
属粉末を主体とした焼結体の電極をセパレータを介して
配置し、電解液を内蔵した外装缶に封入した大容量コン
デンサが特開昭49−8753号公報に開示されている。
（発明が解決しようとする課題） 上述の公開公報に開示された提案においては、大静電
容量のコンデンサとするには面積の大なる焼結カーボン
電極が必要であり、大型の電極の場合、その圧縮時や、
外部からの振動、衝撃に対して割れを生じ易く、大面積
の電極が作り難いという問題があった。
容量のコンデンサとするには面積の大なる焼結カーボン
電極が必要であり、大型の電極の場合、その圧縮時や、
外部からの振動、衝撃に対して割れを生じ易く、大面積
の電極が作り難いという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は大面積の焼結カーボン電極を強化して破
損を防止しようとする電気二重層コンデンサを提供する
ことにある。
り、その目的は大面積の焼結カーボン電極を強化して破
損を防止しようとする電気二重層コンデンサを提供する
ことにある。
（課題を解決するための手段） 本発明によれば、カーボン素材からなる電極板と電解
液とを有する電気二重層コンデンサにおいて、前記電極
板は粒状カーボンと、カーボン繊維とを混合して焼結せ
しめた電気二重層コンデンサが提供される。
液とを有する電気二重層コンデンサにおいて、前記電極
板は粒状カーボンと、カーボン繊維とを混合して焼結せ
しめた電気二重層コンデンサが提供される。
（作用） 本発明では、電気二重層コンデンサを電極板として、
粒状カーボンとカーボン繊維とを混合して焼結させたの
で、カーボン繊維が電極板の強化材となり、板状の電極
の割れや破損が防止できる。
粒状カーボンとカーボン繊維とを混合して焼結させたの
で、カーボン繊維が電極板の強化材となり、板状の電極
の割れや破損が防止できる。
また本発明では、粒状カーボンとカーボン繊維との混
合比を変化させ、電極板内の位置に応じて所望する粗密
度に設定したので、性能の優れたコンデンサを得ること
ができる。
合比を変化させ、電極板内の位置に応じて所望する粗密
度に設定したので、性能の優れたコンデンサを得ること
ができる。
（実施例） つぎに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説
明する。
明する。
第１図は本発明にかかる電気二重層コンデンサの断面
図であり、第２図はその電極板の第１の実施例を示す説
明図である。
図であり、第２図はその電極板の第１の実施例を示す説
明図である。
第１図において、１は集電板で電気の良導体からな
り、電極板２に接触して集電するもので、絶縁ガスケッ
ト３に囲まれた電極板の上下面に配置されている。
り、電極板２に接触して集電するもので、絶縁ガスケッ
ト３に囲まれた電極板の上下面に配置されている。
電極板２はセパレータ４を挟み、絶縁ガスケット３の
内側に配置され、第２図に示すように粒状カーボン21と
カーボン繊維22とを混合し、焼結により板状に形成した
もので、カーボン繊維22はその表面積が粒状カーボン21
と同等程度のものが用いられている。
内側に配置され、第２図に示すように粒状カーボン21と
カーボン繊維22とを混合し、焼結により板状に形成した
もので、カーボン繊維22はその表面積が粒状カーボン21
と同等程度のものが用いられている。
そして、カーボン繊維22はその形状が所定の長さの繊
維状であるため、粒状カーボン21と混合されて焼結され
ると、薄板状に形成されても、強化材となって割れに強
い電極板が構成されることになる。
維状であるため、粒状カーボン21と混合されて焼結され
ると、薄板状に形成されても、強化材となって割れに強
い電極板が構成されることになる。
このような構成された本発明の第１の実施例において
は焼結させた電極板２には粒状カーボン21だけでなく繊
維状のカーボン繊維22が混合されているので、該カーボ
ン繊維22が強化材となって、電極板２が割れ難くなり、
大型の薄板電極板の場合でも破損が防止されるとにな
る。
は焼結させた電極板２には粒状カーボン21だけでなく繊
維状のカーボン繊維22が混合されているので、該カーボ
ン繊維22が強化材となって、電極板２が割れ難くなり、
大型の薄板電極板の場合でも破損が防止されるとにな
る。
また、本実施例に使用するカーボン繊維22の表面積
は、粒状カーボン21と同等程度のものが用いられるた
め、総てに粒状カーボン21を用いた電極板と同等の静電
容量が得られることになる。
は、粒状カーボン21と同等程度のものが用いられるた
め、総てに粒状カーボン21を用いた電極板と同等の静電
容量が得られることになる。
つぎに、第３図は本発明の第２に実施例を示す説明図
であり、電極板の粒状カーボンと混合するカーボン繊維
の太さ、長さ、および混合量を変化させたものである。
であり、電極板の粒状カーボンと混合するカーボン繊維
の太さ、長さ、および混合量を変化させたものである。
通常、電気二重層コンデンサの電極は、集電板側は高
密度に、セパレータ側は低密度にして電解液の希硫酸含
量を多くしたものがコンデンサとしての性能が優れるも
のである。
密度に、セパレータ側は低密度にして電解液の希硫酸含
量を多くしたものがコンデンサとしての性能が優れるも
のである。
したがって、粒状カーボンのみを用いて焼結させた通
常の電極板では、部分的に粗密を変化させることが行い
難いが、第３図に示す実施例では粒状カーボン21に混合
するカーボン繊維23の長さ、太さ、混合量により、集電
板側を高密度、セパレータ側を低密度に形成させて、所
望する粗密の変化を行わせ、性能の向上が計れることに
なる。
常の電極板では、部分的に粗密を変化させることが行い
難いが、第３図に示す実施例では粒状カーボン21に混合
するカーボン繊維23の長さ、太さ、混合量により、集電
板側を高密度、セパレータ側を低密度に形成させて、所
望する粗密の変化を行わせ、性能の向上が計れることに
なる。
第４図は本発明の第３の実施例の電極板の構成を示す
説明図であり、この第３の実施例においては、粒状カー
ボン21とカーボン繊維により織布24とを混合して焼結し
た電極板を示したものである。
説明図であり、この第３の実施例においては、粒状カー
ボン21とカーボン繊維により織布24とを混合して焼結し
た電極板を示したものである。
そして、電極板の両側面近傍に織布24を配置したた
め、電極板の割れや破損に対しては織布４のカーボン繊
維が強度を保ち、大型の薄板の電極でも破損が防止され
ることになる。
め、電極板の割れや破損に対しては織布４のカーボン繊
維が強度を保ち、大型の薄板の電極でも破損が防止され
ることになる。
なお、織布24を構成するカーボン繊維の表面積は、粒
状カーボン21と同等程度のものが用いられることによ
り、大静電容量のコンデンサが得られることになる。
状カーボン21と同等程度のものが用いられることによ
り、大静電容量のコンデンサが得られることになる。
以上、本発明を上述の実施例によって説明したが、本
発明の主旨の範囲内での種々の変形が可能であり、これ
らの変形を本発明の範囲から排除するものではない。
発明の主旨の範囲内での種々の変形が可能であり、これ
らの変形を本発明の範囲から排除するものではない。
（発明の効果） 本発明によれば、電気二重層コンデンサの電極板に、
粒状カーボンとカーボン繊維とを混合して焼結したもの
を用いたので、電極板内のカーボン繊維の強度により、
電極板の割れや破損が防止でき、大面積の電極板でも割
れ難いという効果が得られる。
粒状カーボンとカーボン繊維とを混合して焼結したもの
を用いたので、電極板内のカーボン繊維の強度により、
電極板の割れや破損が防止でき、大面積の電極板でも割
れ難いという効果が得られる。
また本発明によれば、混合するカーボン繊維を単なる
繊維の形状でなく、織布に加工して粒状カーボンと混合
して焼結したので、板状の電極の強度が更に向上する利
点がある。
繊維の形状でなく、織布に加工して粒状カーボンと混合
して焼結したので、板状の電極の強度が更に向上する利
点がある。
さらに本発明では、粒状カーボンとカーボン繊維の混
合比を変化させ、電極板内の部分により所望する粗密に
調節したので、セパレータ側では、効率の良いイオンの
移動性を確保することが出来、又、集電板側では、電極
との間の低抵抗接触が得られ、効率のよい電気二重層コ
ンデンサが得られるという効果も生ずる。
合比を変化させ、電極板内の部分により所望する粗密に
調節したので、セパレータ側では、効率の良いイオンの
移動性を確保することが出来、又、集電板側では、電極
との間の低抵抗接触が得られ、効率のよい電気二重層コ
ンデンサが得られるという効果も生ずる。
第１図は本発明にかかる電気二重層コンデンサの断面
図、第２図はその電極板の第１の実施例を示す説明図、
第３図は本発明の第２の実施例を示す説明図、第４図は
本発明の第３の実施例を示す説明図である。 １……集電板、２……電極板、３……絶縁ガスケット、
４…セパレータ、21……粒状カーボン、22,23……カー
ボン繊維、24……織布。
図、第２図はその電極板の第１の実施例を示す説明図、
第３図は本発明の第２の実施例を示す説明図、第４図は
本発明の第３の実施例を示す説明図である。 １……集電板、２……電極板、３……絶縁ガスケット、
４…セパレータ、21……粒状カーボン、22,23……カー
ボン繊維、24……織布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 均 神奈川県藤沢市土棚８番地 いすゞ自動 車株式会社藤沢工場内 (56)参考文献 特開 昭64−2314（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−196924（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−66918（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−80165（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01G 9/058
Claims (2)
- 【請求項１】カーボン素材からなる電極板と電解液とを
有する電気二重層コンデンサにおいて、 前記電極板は粒状カーボンと、カーボン繊維とを混合し
て焼結せしめたことを特徴とする電気二重層コンデン
サ。 - 【請求項２】前記粒状カーボンと前記繊維との混合比
を、集電板側とセパレータ側とで異ならせ、電極板の密
度を、集電板側を高密度、セパレータ側を低密度に形成
することを特徴とする請求項（１）に記載の電気二重層
コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23003589A JP2847794B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23003589A JP2847794B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0393213A JPH0393213A (ja) | 1991-04-18 |
| JP2847794B2 true JP2847794B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=16901548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23003589A Expired - Lifetime JP2847794B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2847794B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4099637B2 (ja) * | 2001-01-17 | 2008-06-11 | 日清紡績株式会社 | 分極性電極組成物及びその製造方法、分極性電極、並びに電気二重層キャパシタ |
| JP3660944B2 (ja) | 2001-09-26 | 2005-06-15 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 分極性電極を備えた電気二重層コンデンサ |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP23003589A patent/JP2847794B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0393213A (ja) | 1991-04-18 |
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