JP2847692B2 - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、低い真空圧あるいは
少ない押圧力で容易に高速で脱気包装することのできる
包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば従来の真空脱気包装についてみれ
、例えば特開昭51−40291号公報に開示のもの
内容物が露出しない程度に袋口を仮シールした包装
袋を真空チャンバー内に収容し、このチャンバー内を真
空状態にすると共に、包装袋を整形して真空状に完全に
シールするものである。この真空脱気包装は、袋口のシ
ールを二度の工程で行う必要があり処理能力の低下を招
く原因になっていた。加えて真空脱気の真空チャンバー
内にもシール機を設けるなど、真空脱気の工程は全体的
に高価で複雑となっていた。
【0003】本出願人は上記従来技術の欠点を解消する
ことを目的とし、特願平2−406298号において、
内容物を充填した包装袋の袋口を包装袋内外に連通する
微少間隙を有するようジグザグ状又は迷路状にシールし
た包装袋を真空チャンバー内で真空脱気するものを開示
した。このものは包装装置と真空脱気装置と共に特別の
装置や工程を必要とせず、しかも能力が低下することな
く真空脱気整形を可能としたものであつた。つまり、上
記のジグザグ状又は迷路状シールを行った包装袋を真空
脱気装置に投入し、真空脱気装置の真空チャンバー内で
袋口の微少間隙から脱気しながら、包装袋に押圧と振動
を加えて整形するものである。
【0004】図1、図2により従来例を説明する。内容
物を充填した包装袋9の袋口10のシール形状は直線状
となっている。このようなシールを施した包装袋9を真
空チャンバー内に投入し真空圧を高めていくと、真空チ
ャンバー内と包装袋8内の圧力差から包装袋9は大きく
膨脹することになる。このとき、包装袋9内外に連通し
た微少間隙1も同様に膨脹する。シール形状が直線であ
ることから微少間隙1も直線状となっており、この直線
状シール形状に沿って微少間隙1はトンネル状の空気路
7に膨脹する。このようにして微少間隙1は包装袋8内
の大気圧を袋外に放出するものである。直線状シールは
包装袋9の幅方向に施してあるから直線状シールにより
形成される微少間隙1は包装袋9の幅方向に伸びるもの
となっている。このため微少間隙1がトンネル状となっ
て形成された空気路7は包装袋9の幅方向に伸びる空気
路7となる。また包装袋9の袋口10付近もシール形状
に沿った形状となる。
【0005】包装袋内8の空気は微少間隙1を通って直
線状シールの非シール部分2,3から包装袋の外4、真
空チャンバー内に放出されるが、直線状シール5,6か
ら見るとそのシールの略直角方向に空気は放出されなけ
ればならない。つまり、前記微少間隙1のトンネル状の
空気路7は、空気を放出する方向とは直角の方向に伸び
た形状となって、ちようどトンネル状の空気路7はパイ
プとなりこのパイプの壁面の長さ方向に入れた切れ間
非シール部分)2,3から包装袋内8の空気を放出す
ることになる。つまり包装袋内外の圧力差が大きくなれ
ばなる程、包装袋9は膨脹しトンネル状の空気路7はそ
の形状をより明確にしてくるため、先のパイプの長さ方
向に入れた切れ間(非シール部分)2,3はトンネル状
空気路7の膨張によって閉じられてしまう。ただし真空
チャンバー内の真空圧が高ければ切れ間(非シール部
)3が閉じていても、真空圧と押圧等により包装袋内
8の大気を強引に脱気することは可能である。しかしな
がら真空チャンバー内の真空圧が高く急速に脱気される
ので、真空脱気整形後の包装袋9は包装袋内8の真空圧
も高くなっており、真空脱気後は硬い整形包装袋となっ
ている。つまりこのよう な直線状シールだけでは軟かい
状態の整形包装袋の製品を作ることは困難である。
【0006】このような真空脱気整形は、真空脱気整形
が完了した包装袋内の真空圧が高い場合、つまり真空脱
気における真空チャンバー内の真空圧が高い場合には硬
くきれいな整形が成された包装袋製品となる。また時間
的にも短時間で行われるものであった。しかしながら高
い真空圧で整形した真空脱気整形袋はその後の搬送や取
扱いによる衝撃によって破袋の可能性が高いため、この
衝撃を吸収できるような、包装袋内の真空圧の低い多少
柔軟性を有する整形包装袋を求めるようになった。
【0007】前記本出願人が開示したものによる真空脱
気整形袋は、包装袋内外に連通する微少間隙から脱気す
ることから、真空圧の高い場合には高速で真空脱気して
確実に形成されるが、真空圧の低いたとえば−100m
mHg以下になると、真空脱気整形に時間を要するだけ
でなく、真空脱気した包装袋の真空圧にバラッキが生じ
たり、真空チャンバー内の真空圧をより低く設定した時
には真空整形が困難な場合も生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を解消することを目的とし、小さな押圧力あるい
は低い真空圧チャンバーでも確実に脱気整形できる包装
袋の提供を課題とし、例えば真空脱気整形であれば、
空チャンバー内の真空圧の許容範囲を拡大して、硬い整
形袋から軟かい整形袋まで幅広い製品を可能とするだけ
でなく、更に脱気包装に要する時間を大幅に短縮しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、包装装置に
より内容物が充填包装され内外に連通する微少間隙を形
成するべく包装袋の内側位置と外側位置とそれぞれ異な
った位置に非シ−ル部分を有する断続した二本の直線状
のシ−ルがなされた包装袋であって、外側シ−ルの非シ
−ル部分に対向した位置に内側シ−ルのシ−ル部分が配
置されると共に、外側シ−ルの非シ−ル部分に対する内
側シ−ル部分を凸形状とし、更に内側シ−ルの複数の内
側シ−ル部分を、内側シ−ルの直線方向に沿って外側シ
−ル側と包装袋内側とに順にずれた配置とした包装袋に
より前記課題を解決するための手段とした。
【0010】更に、包装装置により内容物が充填包装さ
れ内外に連通する微少間隙を形成するべく包装袋の内側
位置と外側位置とそれぞれ異なった位置に非シ−ル部分
を有する断続した二本の直線状のシ−ルがなされた包装
袋であって、外側シ−ルの非シ−ル部分に対向した位置
に内側シ−ルのシ−ル部分が配置されると共に、外側シ
−ルの非シ−ル部分に対する内側シ−ル部分を凸形状と
し、更に、内側シ−ルの非シ−ル部分を挟んだ複数の内
側シ−ル部分の端部幅を互いに異なる幅とすることも可
能である。
【0011】前述の手段において、外側シールの非シー
ル部分に対する内側シール部分を凸形状としたことによ
り、内側シール部分の非直線シール形状は有効に作用す
るものである。またこの凸形状は、二本の直線状シール
間にそって形成される空気路と、該空気路と異なる方向
で且つ前記外側シールの非シール部分に形成される空気
路とを接続して描かれる任意の曲線に沿って、凸形状に
したシール部分の外形を形成した。更に前記外側位置の
直線状シールの連続した部分に対向する内側位置のシー
ル部分に設けられた複数の非シール部分の長さを4mm
未満にした。
【0012】
【作用】一般的に包装袋の袋口のシールは、袋口の幅方
向に直線状にシールされることがほとんどである。これ
はジグザグ状等の直線以外の形状のシールを実施しても
その効果は少なく、シール台(ヒートバー)の加工費が
かさむということだけでなく、逆に直線以外のたとえば
ジグザグ形状のシールでは、搬送時の衝撃などによる内
容物の包装袋袋口への圧力がジグザグシールのエッジ部
分に集中し袋口の破壊を招くおそれがあるからである。
このことから直線状のシールが主流となるが、本出願人
は、この直線状シールが脱気包装に係る脱気時間を長び
かせる原因となっていることを明らかにし、もっとも簡
単な直線状シールのままでも脱気による整形包装を短時
間で、しかも小さな押圧力あるいは低い真空圧でもきれ
いな脱気包装を可能としたものである。
【0013】本発明によると、内容物を充填した包装袋
の袋口の内側位置と外側位置とに、それぞれ異なった箇
所で断続した二本の直線状の内側シ−ルと外側シ−ルと
を行うと共に、前記外側位置の直線状シ−ルの非シ−ル
部分に対向する前記内側シ−ルの外側シ−ル側が非直線
状に形成してあり、更に前記内側シ−ル部分を、内側シ
−ルの直線方向に沿って外側シ−ル側と包装袋内側とに
順にずれた互い違い配置としている。
【0014】真空整形の際、前記外側シールの非シール
部分に対向する前記内側シールの外側シール側を非直線
状に形成してあることにより、二本の直線状シールの間
にある空気路と、包装袋の外側との間を連絡する外側シ
ールの非シール部分による空気路とが確実に確保され
る。これは、二本の直線状シールの間にある空気路が、
内側シールの外側シール側の非直線状シールによって歪
を生じるためである。また内側位置の非シール部分によ
って区切られた内側位置の複数のシール部分を互い違い
に配置することにより、二本の直線状シールの間にある
空気路と包装袋の内部との間を連絡する空気路が確実に
確保できる。これは、二本の直線状シールの間にある空
気路が、互い違いに配置した内側シールにより歪を生じ
るためであり、包装袋内外に連通する空気路から素早く
包装袋内の大気を放出することが可能となるだけでな
く、低い真空圧でも真空脱気整形が可能となった。
【0015】前記二本の直線状シール間にそって形成さ
れる空気路と、該空気路と異なる方向で且つ前記外側シ
ールの非シール部分に形成される空気路とを連通させる
非直線シール形状とし、更に、前記脱気時に二本の直線
状シール間にそって形成される空気路と内側シールの非
シール部分によって形成される空気路とを連通させる、
非シール部分を挟んだ複数の内側シール部分の端部幅を
互いに異なる幅としてある。
【0016】真空整形の際、前記外側シ−ルの非シ−ル
部分に対向する前記内側シ−ル部分の外側シ−ル側を
形状にして非直線状に形成してあることにより、二本の
直線状シ−ルの間にある空気路と、包装袋の外側との間
を連絡する外側シ−ルの非シ−ル部分による空気路とが
確実に確保される。これは、二本の直線状シ−ルの間に
ある空気路が、内側シ−ル部分の外側シ−ル側の非直線
状シ−ルによって歪を生じるためである。また、内側シ
−ル部分の非シ−ル部分を挟んだ両側の内側シ−ルの端
部幅を互いに異なる幅とすることにより、二本の直線状
シ−ルの間にある空気路と包装袋の内部との間を連絡す
る空気路が確実に確保できる。これは、非シ−ル部分を
挟んだ複数の内側シ−ル部分の端部幅を互いに異なる幅
とすることで、二本の直線状シ−ルの間にある直線状の
空気路に対して歪を生じさせるためである。
【0017】前述の手段において、外側シールの非シー
ル部分に対する内側シール部分を凸形状としたことによ
り、直線状空気路から直線状空気路とは直角方向にある
外側位置の非シール部分へ向けた別の空気路が形成され
ることとなり、内側シール部分の非直線シール形状は一
層有効に作用するものである。またこの凸形状は、二本
の直線状シール間にそって形成される空気路と、該空気
路と異なる方向で且つ前記外側シールの非シール部分に
形成される空気路とを接続して描かれる任意の曲線に沿
って、凸形状にしたシール部分の外形を形成した。直線
状空気路から外側シールの非シール部分へ向けた別の空
気路は、曲線に沿って滑らかな形状となる。更に前記外
側位置の直線状シールの連続した部分に対向する内側位
置のシール部分に設けられた複数の非シール部分の長さ
を4mm未満にした。これは、実験的に求めたものであ
り4mm以上の間隔にすると真空脱気の際、急速に脱気
状態になると包装袋内から袋の外へ非シール部分を通っ
て包装袋内の内容物が吸い出されるためで、この数値は
特に米粒の場合に適用される。
【0018】
【実施例】本発明による好適な実施例を図3から図7に
より以下に説明する。なお本発明による作用及び効果を
明確にするため真空脱気による真空脱気整形した包装袋
として説明する。まず、本発明の第1の実施例を図3、
図4により説明する。内容物を充填した包装袋11の袋
口12を包装袋11内外に連通する微少間隙1を有する
ようシールした包装袋11において、袋口12にそれぞ
れ異なった箇所に非シール部分を有する外側位置の直線
状シール13と内側位置の直線状シール14とを行い、
更に外側位置の直線状シール13の非シール部分15に
対向する内側位置の直線状シール14部分を非直線状と
なる凸シール部16を設けたものを示している。
【0019】このようにシールして真空脱気の真空チャ
ンバー内に投入した場合、従来のように微少間隙1のト
ンネル状空気路7によってシールの非シール部分15が
閉じられることがない。つまり、凸シール部16によつ
てその部分のトンネル状空気路7は歪み、トンネル状空
気路7とは直角方向に有る外側位置の直線状シール13
非シール部分15に向って別のトンネル状空気路17
を作成することとなり、トンネル状空気路7は包装袋1
1内外に連通するトンネル状空気路となるのである。
たこの凸部シールの外形を、二本の直線状シール間にそ
って形成される空気路と、該空気路と異なる方向で且つ
前記外側シールの非シール部分に形成される空気路とを
接続して描かれる任意の曲線に沿って、凸形状にしたシ
ール部分の外形を形成してあることで、形成されるトン
ネル状空気路17の形状は曲線にそった形状となる。
【0020】更に前記外側位置の直線状シール13の連
続したシール部分に対向する内側の直線状シール部分1
4に非シール部分18が複数箇所設けられ、該非シール
部分18によって区切られた複数のシール部分14A、
14Bが任意の直線に沿って互い違いに配置されてい
る。
【0021】このようにシ−ルして真空脱気の真空チャ
ンバ−内に投入した場合、複数のシ−ル部分14A、1
4Bが任意の直線に沿って互い違いに配置されているの
で従来のように膨脹した包装袋11とトンネル状空気路
7とによって非シ−ル部分18が閉じられることがな
い。つまり、複数のシ−ル部分14A、14Bが内側シ
−ルの直線に沿って外側シ−ル側と包装袋内側とに順に
ずれて互い違いに配置されているのでこのシ−ル部分の
膨脹した包装袋11は歪んで直線に成り得ずシ−ル部分
14A、14Bが互い違いになっている非シ−ル部分1
8の空気路が確保される。
【0022】このように、真空脱気の真空チャンバー内
での真空整形時に外側のシール部分では凸シール部16
によって、また、内側のシール部では互い違いにした複
数のシール部分14A、14Bによって、包装袋内8か
ら包装袋の外4までの間の非シール部分15と非シール
部分18に空気通路が確保されてスムーズな脱気が可能
となる。
【0023】また、本発明では内側位置の複数のシール
部分14A、14Bを4mm未満の間隔を置いて設けて
ある。つまり、非シール部分18の直線方向の長さが4
mm未満となっている。これは、実験的に求めたもの
で、非シール部分18を5mm,4mm,3mmで試験
したところ、5mmでは内容物が真空脱気の際、非シー
ル部分18を通過してしまい、3mmでは非シール部分
が小さくなってしまい多少脱気に時間を要するという結
果が得られたものである。なおこの数値は特に米粒の場
合に適用される。
【0024】次に本発明による包装袋11と従来の包装
袋9との差を、明らかにした試験データを示す。これは
同じ真空圧下における脱気整形時間の差を表したもので
ある。
【0025】
【表1】ただし、従来技術の包装袋のまま真空圧が低い
場合でも脱気整形時間を長くとれば可能であるが、実用
的ではないことから、脱気時間が分単位に及ぶものは計
測せず「困難」と表示した。
【0026】以上のことから真空チャンバー内の真空圧
の高低に関係なく真空脱気整形包装が可能となり。しか
も従来の真空脱気に要する時問を大幅に短縮することが
できた。
【0027】次に内側位置のシール部分に関する第2の
実施例を示す。図5に示すものは内側位置のシール部分
20を幅の異なる複数のシール部分20A,20Bと
し、このシール部分20A,20Bの外側位置に面する
側を任意の直線に沿って配置したものである。つまり、
非シール部分18において、内側位置のシール部分20
の包装袋の内側8部分ではシール部分20Aと20Bと
はシール部分の幅が異なるので、内側位置のシール部分
20の内側を互い違いにしたことと同様となり、前記第
1の実施例と同じ作用を有するものとなる。この作用に
ついては前記第1の実施例と説明が重複するので省略す
る。
【0028】また次に内側位置のシール部分に関する第
3の実施例を図6に示す。図6に示すものは内側位置の
シール部分21の非シール部分に掛かる包装袋内側8に
凹み22を設けたものを示している。つまり、非シール
部分18において、内側位置のシール部分21Aと21
Bとはシール部分21の内側を互い違いにしたことと同
様となる。この場合、内側位置のシール部分21の内側
が他の実施例と異なり非シール部分18の付近のみで互
い違いになっており、内側位置のシール部分21の内側
面全体がほぼ一直線となっていることから、真空整形包
装された製品の袋口は、このほぼ一直線のシール部分2
1の内側面にそったきれいな仕上がりとなる。つまり前
記第1と第2の実施例による真空整形包装された製品
は、シール部分の内側全体が互い違いになっているの
で、この互い違いの内側位置のシール部分に沿って袋口
に多少のたわみを生じることになる。
【0029】いずれにしても本発明の包装袋による真空
整形包装は、真空整形装置の真空圧を高くすれば従来技
術のものより早く真空整形が可能となり、真空圧が低い
場合でも確実な真空整形と衝撃に強い柔軟性のある真空
整形が可能となることに違いはない。
【0030】本発明において、図7に示すように各シー
ル13,14のエッジ部分19をR加工することによ
り、包装袋11への外部からの衝撃がエッジ部分19に
集中することがない。またこのR加工は図のように包装
袋11の包装袋内8側のみに設けても良いしシールの角
部すべてに設けてもよい
【0031】実施例では作用及び効果を明らかにするた
め真空脱気整形を例にして説明したが、低い真空圧での
脱気が可能となったことにより、押圧のみによる脱気も
時間が短縮できるものである。また、本発明によるシー
ルは、チューブ状の包装材により充填物を投入する袋口
に行うシールだけでなく、2枚の包装フィルムから包装
袋とするいわゆる四方シールを行うシールの場合にも適
用されるものである。
【発明の効果】以上の本発明の包装袋によると、脱気の
大幅な時間短縮が可能となっただけでなく、小さな押圧
力でも低い真空圧でも脱気整形が可能になった。例えば
真空脱気においては、真空脱気整形されながら軟かさを
残した製品が作り出されるようになり、たとえば食品関
係商品としては、従来の真空包装した硬いゴツゴツとし
たイメージから、より消費者に身近な、軟かさのある食
品としての様子を呈して、食品製造メーカー等の要望に
応じることが可能となるなど多大な効果を有するもので
ある。
【0032】更に真空整形包装袋に整形したままで柔軟
性を与えることができたので、搬送や取扱い時に発生し
易い破袋原因となる衝撃を吸収することができるように
なり、破袋発生の可能性を大きく低減できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の脱気整形包装袋のシール部分を示す図で
ある。
【図2】従来の脱気整形包装袋のシール部分のA−A断
面図である。
【図3】本発明による脱気整形包装袋のシール部分を示
す図である。
【図4】本発明による脱気包装袋のシール部分のB−B
断面図である。
【図5】本発明によるシール部分の第2の実施例を示す
図である。
【図6】本発明によるシール部分の第3の実施例を示す
図である。
【図7】本発明による内側位置のシール部分を示す拡大
図である。
【符号の説明】
1 微少間隙 2 非シール部分 3 非シール部分 4 包装袋の外 5 外側位置の直線状シール 6 内側位置の直線状シール 7 トンネル状の空気路 8 包装袋内 9 従来の包装袋 10 袋口 11 本発明の包装袋 12 袋口 13 外側位置の直線状シール 14 内側位置の直線状シール 15 外側位置の非シール部分 16 凸シール部 17 別のトンネル状空気路 18 内側位置の非シール部分 19 エッジ部分 20 内側位置の直線状シール 21 内側位置の直線状シール 22 凹み

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装装置により内容物が充填包装され内
    外に連通する微少間隙を形成するべく包装袋の内側位置
    と外側位置とそれぞれ異なった位置に非シ−ル部分を有
    する断続した二本の直線状のシ−ルがなされた包装袋で
    あって、 外側シ−ルの非シ−ル部分に対向した位置に内側シ−ル
    のシ−ル部分が配置されると共に、外側シ−ルの非シ−
    ル部分に対する内側シ−ル部分を凸形状とし、 更に内側
    シ−ルの複数の内側シ−ル部分を、内側シ−ルの直線方
    向に沿って外側シ−ル側と包装袋内側とに順にずれた配
    置としたことを特徴とする包装袋。
  2. 【請求項2】 包装装置により内容物が充填包装され内
    外に連通する微少間隙を形成するべく包装袋の内側位置
    と外側位置とそれぞれ異なった位置に非シ−ル部分を有
    する断続した二本の直線状のシ−ルがなされた包装袋で
    あって、 外側シ−ルの非シ−ル部分に対向した位置に内側シ−ル
    のシ−ル部分が配置されると共に、外側シ−ルの非シ−
    ル部分に対する内側シ−ル部分を凸形状とし、 更に、内
    側シ−ルの非シ−ル部分を挟んだ複数の内側シ−ル部分
    の端部幅を互いに異なる幅としたことを特徴とする包装
    袋。
  3. 【請求項3】 同一幅の複数の内側シ−ル端部の袋内側
    にくぼみ状の非シ−ル部分を設けて、複数のシ−ル部分
    の端部幅を変えたことを特徴とする請求項2記載の包装
    袋。
  4. 【請求項4】 二本の直線状シ−ル間にそって形成され
    る空気路と、該空気路と異なる方向で且つ前記外側シ−
    ルの非シ−ル部分に形成される空気路とを接続して描か
    れる任意の曲線に沿って、凸形状にしたシ−ル部分の外
    形を形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の包装袋。
  5. 【請求項5】 前記外側位置の直線状シ−ルの連続した
    部分に対向する内側位置のシ−ル部分に設けられた複数
    の非シ−ル部分の長さを4mm未満にしたことを特徴と
    する請求項1からのいずれかに記載の包装袋。
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