JP2847514B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2847514B2
JP2847514B2 JP24519297A JP24519297A JP2847514B2 JP 2847514 B2 JP2847514 B2 JP 2847514B2 JP 24519297 A JP24519297 A JP 24519297A JP 24519297 A JP24519297 A JP 24519297A JP 2847514 B2 JP2847514 B2 JP 2847514B2
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昌之 亀ケ森
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Konica Minolta Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像形成体特に電子
写真式画像形成装置に供される像形成体上の潜像の現像
に適用される現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1成分又は2成分現像剤を用いての電子
写真式画像形成装置においては、良好な画像を得るため
に、現像剤担持体(現像スリーブともいう)上の現像剤
の層厚を薄く、しかも均一にすることが必要である。
【0003】従来、古くから用いられる固定規制板によ
り層厚の規制がなされていたが、現像剤担持体と固定規
制板との機械的取付精度等にも限界があって層厚として
0.3mm程度が下限となっている。しかもこの方法で
は均一でムラのない薄層を得ることは困難であった。然
して均一な薄層を得る目的に添ったものとして固定規制
板以外の現像剤層厚規制装置が種々考案されている。例
えば、 (a)特開昭54−43038号公報記載の現像剤層形
成装置は、1成分トナーを用いる場合に現像剤担持体
に、一方に自由端を有する板状の弾性体よりなる現像剤
の層厚規制部材を撓ませて押圧させるものであり、 (b)特開昭54−51848号公報記載の現像剤層形
成装置は金属バネと軟弾性体とを重ね合せた板状弾性体
を用い、軟弾性体の板状腹部を現像剤担持体に押圧する
ことにより1成分現像剤の層厚を規制するものである。
【0004】(c)特開昭59−126567号、59
−129879号公報等に記載の現像剤層形成装置は、
やはり1成分系現像剤を用いる現像装置において、現像
剤担持体と間欠的或は連続的に回転する弾性ローラを押
圧せしめ両者の間のニップにより現像剤の層厚を規制す
るものである。
【0005】(d)特公昭60−12627号公報記載
の現像剤層形成装置は、1成分現像剤を用いる現像装置
において、弾性体より成る現像剤担持体に回転ローラを
接触せしめて現像剤の層厚を規制するものである。
【0006】(e)これらを2成分現像剤に用いるべく
改良されたものとして特開昭62−191868号及び
特開昭62−191869号公報等に、非接触現像に適
した現像スリーブ上に薄層の現像剤層を形成する技術手
段が開示されている。
【0007】これは、支持部材に支持された弾性板の先
端を、現像スリーブ上の現像剤の移動の上流方向に向
け、かつその弾性板を上記現像スリーブ上に押圧させ、
これによって上記現像スリーブ上に付着、搬送される磁
性キャリアとトナーとを含む現像剤の層厚を規制するこ
とによって、現像剤層厚を従来の規制手段に比べて高精
度で薄層に容易に設定可能としたものである。
【0008】(f)又同じく2成分現像剤を使用するも
ので特開昭61−189582号、同62−75563
号公報等に記載の現像装置では、固体板状層厚規制部材
を設けその背面に磁性体を配置し、現像剤担持体内に設
けた固定磁石体の吸引力によって間接的に規制板の腹部
或は折曲げエッジ部等を押圧させてその層厚を規制しよ
うとするものなどが開示されている。
【0009】〔発明が解決しようとする問題点〕上記従
来提案されている如き各現像剤層形成装置の欠点として
はそれぞれ下記のようなことがある。(a)、(b)装置共
に、弾性体からなる層厚規制部材を撓ませて発生する押
圧力を利用しているため、その押圧力は現像剤担持体の
回転速度、圧接位置及び現像剤層厚等の変動により変化
し易く、また振動し易く、しかもその振動を抑制する手
段が講じられていないため、画像形成装置内で発生した
振動に共振して振動するようになり、このため均一な厚
さの現像剤層を得ることが困難になるという問題点があ
る。又、特に(b)装置において、軟弾性体にて押圧す
るためその傾向が著しく現われるが、更に当接部(ニッ
プ)の幾何学的形状が現像剤担持体の回転速度、圧接位
置及び現像剤層厚等の変動により摂動を受け易く、当該
ニップの面積が変化する。従って、現像剤層の厚みにム
ラができ易くなると言う問題を生じる。この様な不都合
の他、ニップを形成する一方又は両方を軟弾性体で構成
した場合はさらにニップの現像剤による目詰まりと
(軟)弾性体の摩耗による経時的変動が生じる不都合が
ある。これらの不都合は特に磁性材料や流動化剤などの
硬物質を含む現像剤の場合に起き易い。また(c)の装
置では(a)よりさらに安定した均一な薄い層を得るこ
とが出来るが、回転体による層厚規制手段によるため現
像剤の凝集した粒子を解きほぐす或は凝集した粒子を排
除する能力等においてその性能は劣り、ニップ部に凝集
した粒子の塊りが挟持され、回転体の回転に伴ってスル
ーしてしまうと言った現象を生じ、間欠回転によっても
必ずしも満足される性能が得られず、画像汚れや黒点等
を生じ画質低下を来たすものである。また圧力バランス
を取るため回転機構、圧接機構等が複雑なものになって
いた。
【0010】また、(a)〜(d)のいずれの装置も層
厚規制部材の押圧面積が比較的大きくニップ部に送り込
まれる現像剤量が時々刻々変動する通常の現像装置にあ
っては、このような変動を反映して、時々刻々変化する
現像剤層厚を与えてしまうと言う欠点がある。
【0011】(c)、(d)は非磁性一成分現像剤に好
適な、現像剤担持体が弾性を有し、これに現像剤層厚規
制部材を押し当て、現像剤の薄層を形成する技術であ
り、現像剤担持体が永久変形したり、現像剤層厚規制部
材の弾性率が、長期の使用で変化しやすく、安定した層
形成は出来得ない。
【0012】二成分用に開発された(e)においても長
期の使用では充分な特性を保持できない。
【0013】さらに、(a)、(b)、(e)及び
(f)においては剛性を有する現像剤担持体(金属スリ
ーブ)に弾性現像剤層厚規制板を押圧し薄層形成を行う
ものであって、長期的使用時に弾性板の弾性率変化や、
永久変形を生じやすく、層厚規制部材としての耐久性が
短いという欠点を有していた。しかも弾性板の取付に際
し、その位置がわずかに変化すると、先端あそび量や、
押圧力が変化して安定な層厚規制が出来にくい。このた
め、量産時には取付精度がきわめて厳しいという重大な
欠点も持っている。
【0014】又特に(f)においては現像剤層厚規制部
材の背面及び現像剤担持体の内部に配置された磁石相互
によるトナー凝集の解きほぐし等の効果はやや働くもの
の、固体板状規制部材を介しての吸引力を利用するた
め、両磁石間の距離が大きくなる程急激にその吸引力が
下がるなど、距離変動による押圧変動をひろい易く、現
像剤層への押圧効果が安定して均一とならずトナー或は
現像剤の凝集物がスルーしてしまったり又逆に一定した
層厚が得られず、目ヅマリを生じ画質に白スジを引き起
すなどの悪影響を及ぼすと云う欠点を有する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの点
を解決して良好な画像を安定して形成するべき、現像剤
担持体上の現像剤の層厚を均一にして安定に形成し、凝
集した現像剤やトナーが現像領域に移動することを防止
し、画面全域に亘ってむらのない均一な現像剤層を得る
ようにした現像装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、固定された
磁石体と、内部に該磁石体を有し、表面上に現像剤を担
持する剛性を有する現像剤担持体と、該磁石体に対向し
て該担持体に押圧され、該担持体に担持された現像剤の
量を規制するホルダー部に支持された棒状の現像剤量規
制体とを有し、該規制体の該担持体との押圧部は剛性か
つ磁性を有する材料であると共に、前記現像剤量規制体
の背面には前記現像剤規制体を前記現像剤担持体方向へ
押圧するために前記ホルダー部との間に非線形弾性部材
を有し、前記現像剤担持体に対する前記現像剤量規制体
の位置ずれを調整するために前記現像剤量規制体に当接
する位置調整装置を設けたことを特徴とする現像装置、
によって達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の説明に先立
って本発明に到達した実験ならびに技術経過について説
明する。
【0018】本発明は剛性を有する現像剤担持体に同様
に剛性を有する棒状の磁性部材を現像剤量規制体として
押圧することにより安定した現像剤の薄層を形成するこ
とに成功した。
【0019】本発明において、剛性を有するとは、大き
な剛性率を有することをいい、すなわち剛性率104
g/cm2以上のものをいい、具体的には(0.8〜
1.6)×106kg/cm2程度の剛性率を有する鉄、
及びその合金類を始めとする各種磁性金属類であって、
磁性粉を含有した(1.0〜10)×104kg/cm2
程度の剛性率を有する硬質樹脂についても本発明の現像
剤量規制体として用いられる。またクロム等のメッキを
施した鉄及び鉄合金も用いられる。
【0020】又、磁性を有するとは、磁石に引きつけら
れる性質があることをいう。
【0021】本発明者らは、下記の如き実験を行った。
【0022】図1に示すような実験装置を用いて、磁性
及び非磁性の円柱棒50による層形成を行なった。即
ち、複数の磁極を有したマグネットローラ4を固定し、
その外側を現像スリーブ3を矢示方向に回転させた。こ
の現像スリーブ3にバネバカリを用いて円柱棒50を押
圧した。円柱棒50の押圧位置はマグネットローラ4の
磁極に対向する位置とした。パラメータを円柱棒50の
押圧力及び円柱棒の径としたところ搬送量について図2
に示すようなグラフが得られた。ここで押圧力とは非磁
性円柱棒の場合はバネバカリの荷重Fと円柱棒の自重を
加算したものであり、磁性円柱棒の場合は更に磁力によ
る吸引力を加算したものである。図において実線で示し
たカーブは磁性円柱棒、鎖線で示したカーブは非磁性円
柱棒の場合を示している。図から明らかなように現像剤
の搬送量は円柱棒50とスリーブ3とが形成するくさび
形の部分にはいり込む現像剤が円柱棒におよぼす力と、
バネ又はバネと磁力等により押圧された円柱棒のスリー
ブ方向への力とのバランスにより決定されることを示
す。また磁性円柱棒の場合は非磁性円柱棒と比べ押圧力
の変動に対して現像剤の搬送量が安定していることを示
す。円柱棒50の材質として、非磁性円柱棒50として
はSUS310等の非磁性SUSやアルミニウム、ポリ
カーボネートを用い、磁性円柱棒50としては、SUS
416やSUS430等の磁性SUSや鉄合金、磁性粉
を含有した硬質樹脂を用い之等によって得られた結果を
示している。
【0023】この装置において、円柱棒を曲率半径0.
5mm〜15mmの好ましくは1mm〜10mmの剛性
かつ磁性を有する円柱棒とし、(1〜15)gf/mm
の押圧力がかかるように設定したところ、装置の作動時
に押圧力の変動があるにもかかわらず、安定した所望の
搬送量が得られた。押圧力が小さすぎると、現像剤量の
規制力が減少し安定した規制ができない。また現像器の
振動など外的影響を受け易く好ましくない。現像剤の凝
集塊もスルーさせてしまい均一な現像剤層形成ができな
い。
【0024】押圧力が高すぎると、現像剤への負荷が大
きくなり規制体の規制部近傍に現像剤成分の顕著な付着
が見られるようになり、長期間の使用に耐えられないば
かりか、紙粉、ゴム、現像剤の小さな塊までも規制部に
詰まってしまい白スジが発生し易くなる。
【0025】押圧力の選定は上記の種々の観点から(1
〜15)gf/mmが妥当であり特に(2〜10)gf
/mmが好ましい。また表1に記載したような磁性球形
キャリアを用いた2成分現像剤の場合には、押圧力とし
て前記範囲が最適である。その結果ムラのない、濃度の
安定した画像が得られた。
【0026】また円柱棒をスリーブ方向に押圧する手段
としては、使用状態の前後を含めた使用範囲において撓
み量に対する荷重(反発力)の変動がすくない特性をも
つ非線形弾性部材を用いることが好適である。かかる特
性をもった非線形弾性部材の特性カーブの一例を図示し
たのが図15である。図示したのは僅かに性能を異にし
た4種のPORON(INOAC社商品名)についての
特性カーブで、横軸に撓み量、縦軸に荷重をとるとき使
用範囲Uにおいてはゆるやかな傾斜の安定領域であるこ
とを示している。
【0027】円柱棒の押圧材として、この使用範囲で押
圧する非線形弾性部材を使用することにより、ケーシン
グやホルダの部品精度の誤差や現像装置の組付け状態に
よるバラツキによっても、そのバラツキを吸収して円柱
棒のスリーブへの押圧力の変動はすくなく、現像剤の層
厚は均一に保持される。
【0028】即ち、従来の現像剤量規制体を有する現像
装置に比べ非常に安定した搬送量と均一な薄層が形成さ
れ得ることが確認された。
【0029】なお本発明の効果を失わない範囲で円柱棒
等の棒状の現像剤量規制部材に皮膜を設けてもよく、ポ
リウレタンゴムやシリコンゴムの皮膜を設けることがで
きる。
【0030】かかる現像剤の薄層を現像スリーブ上に一
様に形成するには、現像剤量規制部が円柱棒の場合には
円筒度が良好であることが必要であり、現像剤量規制部
材が現像剤の薄層を介して現像スリーブと接する接触部
が直線状であることが必要であるが、之とともに現像ス
リーブ軸と円筒棒軸とが平行に維持されていることが必
要である。
【0031】かかる条件を部品や組立精度によって求め
ることは極めて困難である。本発明は、棒状の現像剤量
規制体と之を支持するホルダー部との間に非線形弾性部
材を設ける一方、例えば調整ねじのような位置調整装置
を設け、この調整によって前記の平行度を保持し得るよ
うにしたものである。
【0032】(適用例1)以上の結果をふまえて本発明
を適用した適用例1の現像装置についてまず図3を用い
て説明する。図3は現像装置の構成断面を示すものであ
って、1は像担持体、2はハウジング、3は現像スリー
ブ、4はマグネットローラ、5は現像剤の量を規制する
剛性かつ磁性を有する棒状体(円柱棒)、15は円柱棒
5を保持するホルダーで、151はホルダー15に設け
て円柱棒5の姿勢・位置を規制する調整部材、6は円柱
棒5と現像スリーブ3との押圧から、現像剤を搬送可能
にするためのバネ材であり、円柱棒5は現像スリーブ3
に対し現像剤が介在しない状態で一定荷重で押圧され
る。7および8は第1および第2攪拌部材、9は供給ロ
ーラ、10はスクレーパ、11は攪拌仕切板である。
【0033】装置内に補給されたトナーは矢示方向に回
転する第1攪拌部材7と、これと反対方向で互に重複す
るように回転する第2攪拌部材8とによりキャリアと充
分攪拌混合された上現像剤Dとして供給ローラ9を介し
て現像スリーブ3に送られる。
【0034】前記第1攪拌部材7と前記第2攪拌部材8
は互に相反する矢示方向に回転する左巻きの螺旋角をも
ったスクリュー状の部材であって第2攪拌部材8の推力
によって奥側に搬送されたトナーとキャリアは、図面の
奥側方向に上縁が低く傾斜する前記攪拌仕切板11を順
次乗り越えて第1攪拌部材7側に移りその推力によって
図面の手前側に搬送され、その間におけるトナーとキャ
リアとの混合作用によって摩擦帯電がなされた均質な現
像剤Dとされ、スポンジ状で矢示方向に回転する供給ロ
ーラ9によって現像スリーブ3周面上に層状に付着す
る。
【0035】なお図3で示した例で用いた現像剤は下表
(表1)のようなものである。
【0036】
【表1】
【0037】この装置において、円柱棒5を6φmmの
剛性かつ磁性を有したSUSとし、円柱棒5をマグネッ
トローラ4の磁極に対向する位置に(2〜6)gf/m
mの荷重がかかるようにし調整部材151によって微調
整を行ったところ、現像スリーブ3の全域に亘って均一
でムラがなくほぼ(7〜9)mg/cm2の搬送量が得
られた。その結果ムラのない濃度の安定した画像が得ら
れた。その際に現像スリーブ3表面の押圧位置での磁束
密度は600ガウスであった。磁性円柱棒5に代えて非
磁性の6φmmの剛性を有する円柱棒を用いた場合と現
像剤の搬送量の比較を行ったのが図4に示すグラフであ
る。
【0038】また剛性かつ磁性を有する円柱棒5を用い
た際の搬送量については図5に示すように半径を変化さ
せたときの押圧力と搬送量の関係を得ることができた
が、之より適当な搬送量を選ぶことが出来る。特に、曲
率半径が(0.5〜15)mmの場合に、現像剤Dが円
柱棒5におよぼす力と円柱棒5の現像スリーブ3方向へ
の力とのバランスがよくとれた安定した搬送量が得られ
た。さらに好ましくは、曲率半径が(1〜10)mmの
場合に、押圧力の変動にかかわらず、搬送量の変動が非
常に少なく、均一で薄い現像剤層厚を得ることができ
た。
【0039】なお剛性を有する現像スリーブ3の材質に
非磁性体のステンレスを用いたが、アルミ材の金属およ
び金属表面にカニゼンメッキ等の表面処理をしたもの、
硬い樹脂、ガラス、セラミックス等の剛性を有する材質
を用いても同等の効果が得られた。現像スリーブ3の表
面アラサは3Sのものを用いた。表面アラサを(0.1
〜20)Sのものを用いても同様の効果が得られた。
【0040】以上の説明したところより、前記現像スリ
ーブ3表面には100μm〜450μm好ましくは15
0μm〜400μmの範囲の均一で安定した薄い現像剤
層を長期にわたって形成するようになる。
【0041】本実施例では固定したマグネットローラ4
とその外側を矢示方向(時計方向)に回転する現像スリ
ーブ3周面上に付着した薄層をなしたこの現像剤層は現
像領域12において矢示方向に回転する像担持体1上の
潜像を間隔をへだてて非接触で現像しトナー像を形成す
るように構成した。
【0042】図6は、図3の例で形成された現像剤層が
現像部近傍で、穂立ちしている状況を示している。現像
スリーブ3と像担持体1の最近接距離d、現像剤の穂立
ち高さをSとすると非接触現像方式ではd>Sの条件と
なる。
【0043】この非接触現像時には図示しない電源から
交流成分を含む現像バイアスが前記現像スリーブ3に印
加され、その結果現像スリーブ3上に現像剤中のトナー
のみが選択的に前記潜像の面に移行して付着される。
【0044】トナー成分を消費した現像剤はキャリア比
率が高くなって現像スリーブ3によって搬送されて前記
スクレーパ10により剥離回収され、再びトナー比率の
高い現像剤と混合される。
【0045】図3に示した本発明の現像装置の適用例の
備える各構成部材の仕様は次の通りである。
【0046】前記現像スリーブ3は外径寸法20mmφ
の薄肉円筒状のステンレス材で外周面を3μmの粗さに
ホーニング処理したものであり毎分200〜300回
転、本適用例においては毎分250回転で時計方向に回
転する。この際偏心がないよう十分な注意が払われる。
現像スリーブ3の径は現像装置の小型化からも小径スリ
ーブが求められるが、内蔵するマグネットローラの磁力
の制限から15〜30mmφで円筒度は0.1mm以内
望ましくは0.05mm以内に設定される。また現像ス
リーブの回転数についても、種々実験を行ったが、回転
数が低いと現像剤の供給量も少なく、潜像を現像したと
きの画像濃度も低い。外径20mmの現像スリーブにつ
いてみると、回転数が毎分0〜200回転の間は最高画
像濃度は直線的に増加し、毎分200回転以上について
は飽和状態となる。しかし環境温度が低いときには最高
画像濃度が低下するので、若干の余裕をもって設定する
ことが必要である。
【0047】前記マグネットローラ4は図3に示す如く
NおよびSを交互に等間隔に配置した等磁極の12極の
磁石から構成されるものであるが前記スクレーパ10の
接する部分において反発磁界を形成し、現像剤の剥離を
容易にするため1極欠落させて11極とし、前記現像ス
リーブ3内で固定した状態にて内包されている。なお各
磁石の磁力は像担持体1へのキャリア付着を押さえるた
めに大きい方がよいが、マグネットローラ形状によって
は製作上の限界もあり現像スリーブ3の周面上法線方向
での最高磁束密度を500〜700ガウス程度、本適用
例では600ガウスに保たれている。なおマグネットロ
ーラ4にはフェライトを用いている。
【0048】現像スリーブ3と円柱棒5との関係位置
(即ち、図6における円柱棒5の左右方向の位置)は図
6に示す如く、円柱棒5を支持するホルダー15に現像
スリーブ3の回転方向下流側に該当する位置に設けた位
置調整部材151を微調整することによって現像スリー
ブ3の軸と円柱棒5の軸とが平行維持されるように調整
される。この適用例では位置調整部材151として、ホ
ルダー15の紙面上前後位置に2カ所の調整用のねじ孔
と、之と螺合する調整用小ねじを設け、該小ねじ先端は
球面とし、該球面部分が円柱棒5を押す形で円柱棒5の
姿勢・位置を規制するようにした。なお小ねじの出し入
れによっての調整後は、ねじロック等の接着剤を用いて
小ねじ位置を固定する。該小ねじ部材としてはステンレ
ス等が用いられるが、円柱棒5の表面硬度が高い場合は
小ねじ部材先端の球面部分にはルビー等の硬質材料を用
いることが好ましい。現像スリーブ3と円柱棒5との関
係位置は、マグネットローラ4の磁極に対向した位置
で、円柱棒5は現像スリーブ3に押圧され、また誘磁さ
れた磁力によって吸引され、押圧力を高め、現像スリー
ブ3に均一に密着するよう作用している。
【0049】上記適用例で剛性かつ磁性を有した円柱棒
5を層厚規制部材として用いた所、現像剤凝集による白
スジとか連続コピー等での層厚規制部材へのトナーのコ
ビリ付き、画質低下等のない信頼性に優れ良好な画質が
画面全域に亘り得ることが確認された。また上記の効果
は磁性を有する円柱棒の方が非磁性の円柱棒より優れて
いることが確認された。なお上記の磁性を有する円柱棒
は誘磁されて現像スリーブ3側に吸着されるものであっ
ても、また着磁されていて吸着されるよう作用するもの
でも差支えない。
【0050】上記適用例からわかるように現像剤担持体
に押圧される剛性かつ磁性を有する現像剤量規制部材が
現像剤の搬送量を決定する重要な因子は剛性かつ磁性を
有する円柱棒を用いる限りその曲率と押圧力とである。
従ってこの曲率と押圧力を与えるための他の種々の現像
剤層規制部材の例を図7ないし図13に示す。
【0051】図7はホルダー15に取付けた板バネ16
により円柱棒5を保持し押圧する例を示し、図8
(a),(b)はさらに板バネ16の押圧力を調整ネジ
61によって部分的に調整できる様にした例である。板
バネ16′は円柱棒5の軸方向に一体のもの、スリット
により一部分割したもの、完全に分割したもののいずれ
も好適に実施できる。
【0052】図9はホルダー15に設けたコイルバネ1
7により押圧力を付与する適用例である。この例では、
円柱棒5の押圧部近傍のみを用いた半円柱棒5aとし
た。コイルバネ17は半円柱棒5aの軸方向に複数個並
べて所望の押圧力を得る様にしている。
【0053】図10はホルダー15に設けたゴム状の弾
性体18を圧縮させて押圧力を得る例である。ゴム状弾
性体だけでなく樹脂の発泡体でも同様に実施可能であ
る。
【0054】図11は図9、図10に示したと同じく円
柱棒5を半円柱棒5aとし、ホルダー15に設けた圧縮
バネ19により押圧するようにしたものである。
【0055】図12は押圧部が剛性かつ磁性を有すると
共に曲率半径を6mmとし、押圧部の上流側にエッジ部
を設け、このエッジ部により現像剤層をあらかじめ所定
の厚さに規制する棒状の現像剤量規制体5bである。図
11及び図12における押圧部は剛性かつ磁極を有する
材料を用いた材質とし、現像スリーブ3上の磁極に対応
した位置又はその近傍を押圧するよう構成することによ
りいずれも全く問題なく使用可能である。
【0056】図13に示したのは押圧部を2層構成と
し、円柱棒5の外側をウレタンゴム又はシリコンゴム等
の薄いゴム材5′で被覆したものである。
【0057】現像剤量規制体の押圧部を披覆するゴム材
の厚さは0.01〜1mmのものが好ましい。
【0058】(適用例2)次に説明する第2の適用例は
図3に図示した現像装置と同様なものを用いるが現像ス
リーブ3の回転方向を像担持体1と面する部分で同一方
向にした場合の例である。この場合現像剤量規制体であ
る円柱棒5は図14に示すような位置に配設する。現像
スリーブ3は表面粗さ1Sの非磁性ステンレス(直径3
0φmm)、マグネットローラ4はスリーブ表面磁束密
度が700ガウスで8極のものを用いた。円柱棒5は直
径7φmmで剛性かつ磁性を有するステンレスのSUS
416でマグネットローラ4の磁極近くに配設し非磁性
の押圧板バネ6とホルダー15とで挟持して保持された
もので、ホルダー15には位置調整部材151を設け、
円柱棒5を押圧板バネ6方向に押して位置規制するよう
にしたものである。本適用例の図14で記載していない
部分は適用例1の図3で説明した部分と同ように構成し
た。円柱棒5は円柱状の磁性体で構成し、現像スリーブ
3内の固定マグネットローラ4が発する磁界により磁性
体を磁化させ、磁気的吸引力により押圧力を得る装置で
ある。円柱棒5はその長手方向に均等に分布した磁気的
吸引力で現像スリーブ3を押圧するため、きわめて良好
な現像剤層を得ることができる。
【0059】(本発明の実施形態)図16は本発明の実
施形態を示す現像装置の要部断面図で、図3に示したと
同一機能部分については同一部品番号で示し、説明を省
略する。本実施形態は円柱棒とこれを支持するホルダー
との間に押圧部材として弾性部材を設けるもので、本実
施の形態においては非線形弾性体を用いた例である。
【0060】現像スリーブ3は、矢示方向に250rp
mで回転する外径20φmmの非磁性ステンレス材を用
いた円筒で、表面はホーニング処理によって3Sの表面
アラサとなっている。現像スリーブ3の内側には11極
の固定して位置したマグネットローラ4があって、現像
スリーブ表面において最高磁束密度は600ガウスに保
たれている。
【0061】該マグネットローラ4の時局に対向した位
置で、剛性で磁性を有した円柱棒5が現像スリーブ3に
押圧される。円柱棒5は磁性のSUS416を材料と
し、直径6φmmの真直性のすぐれた円柱棒で、表面ア
ラサは0.5Sにグラインダ加工され、表面皮膜は設け
ていない。円柱棒5はハウジング2に取付けられたホル
ダー35によって側方への移動が規制され、押圧方向に
は非線形弾性部材36によって押圧される。本実施形態
で用いる非線形弾性部材は使用範囲において撓み量に対
する反発力の変動のすくない特性をもったもので、図1
5のグラフに示した特性をもったPORONを用いてい
る。本実施形態では厚さ2mmで縦横4×5mmの板状
をした2個の非線形弾性部材36を、ホルダー35に接
着して配設し、円柱棒5を押圧させた。また位置調整部
材としては2個の調整用小ねじ351を用い、該調整用
小ねじ351の先端が円柱棒5に当接して、円柱棒5の
現像スリーブ3に対する姿勢を規制するようにした。
【0062】図17(a),(b)はホルダー35への
非線形弾性部材36の取付、及び調整用小ねじ351の
円柱棒5への当接状態を示したもので、円柱棒5の全長
をn:m:n=2:5:2に分割した2点で押圧し当接
している。このような条件で非線形弾性部材36上に
(2〜4)gf/mmの押圧力が作用するよう設定した
ところ、押圧による円柱棒5の撓みを軽減することが出
来、現像スリーブ3の軸方向全域に亘って均等に(7〜
10)mg/cm2の現像剤量に規制された2成分現像
剤が搬送された。なお図17において、(b)は斜視図
を示し、(a)は当接箇所での断面図を示している。こ
の実施形態においては特に現像剤の搬送量を規制するた
めの調整箇所を設けないでも、上記の良好な現像条件が
設定・維持された。
【0063】なお非線形弾性部材36としては、発泡ウ
レタンフォームのPORON以外にSORBOTHAN
E(三進興産社製)、α−ゲル等が用いられ、モルトプ
レーンや非線形バネ等を用いることも可能である。
【0064】また、非線形弾性部材36による円柱棒5
の押圧方法も、上記実施形態で述べた2点支持による押
圧方法は円柱棒5の撓みをすくなくするうえで有効であ
ったが、多数点支持や連続支持によって押圧するように
することも可能で、位置調整部材の当接箇所についても
同様である。
【0065】また上記実施形態では現像スリーブ3の表
面アラサは3S、円柱棒5の表面アラサは0.5Sとし
た。円柱棒5の表面アラサは0.5S以下の鏡面に近い
状態が望ましく、一方現像スリーブ3の表面アラサは必
要とする現像剤の搬送量を確保する上からも粗面である
ことが必要で、現像スリーブ3の表面アラサは円柱棒5
の表面アラサよりも粗(大)であることが好ましい。ま
た長時間使用によって、現像スリーブ3の表面アラサは
次第に平滑化し、現像剤の搬送量が次第に減少して来る
傾向にある。之を防止するには現像スリーブ3の表面硬
度が高いことが望ましく、実験によれば円柱棒5につい
ても同程度の高硬度であることが望ましい。
【0066】以上、本発明の実施形態の説明を行った。
【0067】本発明の適用例ではおもに現像剤量規制体
に円柱棒を用いた例について説明しているが、本発明は
これらに限定されることなく、少なくとも押圧部が剛性
かつ磁性を有し、その曲率半径が(0.5〜15)mm
の棒状体であることが望ましい。
【0068】また本発明において用いられる現像条件、
現像剤成分としては、下記のものがある。本発明の現像
装置においては像担持体1に対する前記現像スリーブ3
の間隔すなわち図6に示したdの値を0.3mm〜0.
7mmさらには0.4mm〜0.6mmとすることが好
ましい。像担持体1に対する現像スリーブ3の間隔を小
さくすることは、電界効果を大きくし、電気力線の方向
を整えるので、現像時画像のボケが生じることがない。
かりに平均値の0.5mmにとった場合に現像剤の穂の
高さSは、前記のような多極マグネットローラ4を選定
することによって、200μm〜450μmとなるの
で、穂先と潜像面の間隙d−Sは0.02mm〜0.3
mmすなわち(0.1〜0.6)×dに相当する値を保
つことが出来ることとなる。
【0069】本発明で使用する現像剤は二成分系現像剤
が好適である。規制体に付着する現像剤成分をキャリア
により自浄する働きがあるためと考えられ、一成分現像
剤の場合よりも長期間安定した現像剤層を形成し得る。
二成分系現像剤の例としては粒径が6μm〜18μmの
非磁性のトナーと、フェライトコアに樹脂材を被覆した
粒径が10μm〜100μm(好ましくは30μm〜6
0μm)のキャリアとから成る現像剤が本発明を適用し
た現像装置に好ましく用いられ、トナーの説明をすると
以下の通りである。
【0070】 熱可塑性樹脂(結着剤)(80〜9
0)wt% 例:ポリスチレン、スチレンアクリル重合体、ポリエス
テル、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエチレン、エチレン酢ビ共重合体など、あ
るいは上記の混合物 顔料(着色剤)(0〜15)wt% 例:黒:カーボンブラック イエロー:ベンジジン誘導体 マゼンタ:ローダミンBレーキ、カーミン6Bなど シアン:銅フタロシアニン、スルホンアミド誘導体染料
など 荷電制御剤(0〜5)wt% プラストナー:ニグロシン系の電子供与性染料、アルコ
キシル化アミン、アルキルアミド、キレート、顔料、4
級アンモニウム塩など マイナストナー:電子受容性の有機錯体、塩素化パラフ
ィン、塩素化ポリエステル、酸基過剰のポリエステル、
塩素化銅フタロシアニンなど 流動化剤 例:コロイダルシリカ、疎水性シリカ、シリコンワニ
ス、金属石ケン、非イオン界面活性剤など クリーニング剤(感光体上のトナーのフィルミング
を防止) 例:脂肪酸金属塩、表面に有機基をもつ酸化ケイ素酸、
フッ素系界面活性剤など 充填剤(画像の表面光沢の改良、原材料費の低減) 例:炭酸カルシウム、クレー、タルク、顔料などこれら
の材料のほか、画像面へのかぶりやトナー飛散を防ぐた
め、磁性粉を少量含有させてもよい。
【0071】このような磁性粉としては粒径0.1μm
〜1μmの四三酸化鉄、γ−酸化第二鉄、二酸化クロ
ム、ニッケルフェライト、鉄合金粉末などが用いられ、
(0.1〜5)wt%含有される。さらに鮮明な色を保
つためには1wt%以下とするのが望ましい。
【0072】なお、約20kg/cmの力で塑性変形し
て紙に定着させる圧力定着用トナーに適する樹脂として
は、ワックス、ポリオレフィン類、エチレン酢酸ビニル
共重合体、ポリウレタン、ゴムなどの粘着性樹脂などが
用いられる。
【0073】一方、像担持体1側の表面電位は−600
V、露光部電位は0〜−100Vとし、また現像スリー
ブ3に対してはDCバイアスが−500V、ACバイア
スが700V(rms)、周波数4kHzの電圧が印加
することを条件として現像を試みたところ極めて、高解
像力にて階調の整った良質のトナー像が画面全域に亘っ
て得られることが確認された。
【0074】
【発明の効果】以上述べたごとく本発明の現像装置は剛
性を有する現像剤担持体に、同じ剛性かつ磁性を有して
いて小さな曲率半径の剛性を有する磁性部材で形成した
現像剤量規制体を調整された形で均等に押圧して現像剤
層形成部を構成したことにより、現像剤担持体の回転速
度や押圧位置などの変化に対し影響されず又特に押圧力
変動に対する搬送量の安定性に富み、安定した厚みの現
像剤層を軸方向について一様にかつ均等に得ることが出
来る。従って、本発明にあっては従来のものと比して低
荷重で均一安定した現像剤層を得るようになった。
【0075】さらに、異物による目づまりをおこしにく
い点や凝集トナーや現像剤塊の粉砕性もすぐれ、白すじ
が画像に出にくい効果を有する。また、現像剤量規制部
材の現像剤担持体に対する押圧部での押圧力の変化によ
る規制後の現像剤量の変動がきわめて小さく、現像性の
優れた現像装置が可能となり、特に二成分現像剤での規
制部材への現像剤成分の付着を防止し、従ってムラのな
い薄層が形成出来、濃度ムラ、濃度低下等をきたさぬ、
品質の優れた画像が画面全域に亘って安定して提供出来
る。
【0076】本発明の現像装置は規制部材の長期使用時
における変形がなく磁力による吸引力の変化も少ないの
で規制装置としての耐久性がきわめて大きい特徴を有し
ている。さらに量産時にも比較的取付精度の許容度が大
きく、比較的簡単な位置調整装置の調整によって良好な
条件が設定され、実用性に富んだものである。
【0077】かつ、現像剤規制面積が小さいので不必要
な現像剤との摩擦帯電による悪影響も生じにくく、良好
な画像を得ることが出来る。
【0078】それに加え、規制部材の交換を行う場合に
おいても、取付が容易であり、メンテナンス性が高い。
【0079】また、円柱棒の押圧材として非線形弾性部
材を用いることにより、ケーシングやホルダー部分の部
品精度の誤差や組立時のバラツキを吸収することとな
り、押圧方向に関しては調整箇所を設けないでも、常に
安定して良好な現像剤量の搬送がなされる現像装置が提
供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に先立って行われた実験を示す説明図。
【図2】図1の実験によって得られた磁性の有無、押圧
部での曲率、押圧力と搬送量との関係を示す図。
【図3】第1の適用例を示す構成断面図。
【図4】図3の現像装置を用いて得られた関係グラフ。
【図5】図3の現像装置を用いて得られた他の関係グラ
フ。
【図6】像担持体と現像スリーブとの間での現像の説明
図。
【図7】第1の適用例に用いられる他の例(1)を示す
要部図。
【図8】第1の適用例に用いられる他の例(2)を示す
要部図。
【図9】第1の適用例に用いられる他の例(3)を示す
要部図。
【図10】第1の適用例に用いられる他の例(4)を示
す要部図。
【図11】第1の適用例に用いられる他の例(5)を示
す要部図。
【図12】第1の適用例に用いられる他の例(6)を示
す要部図。
【図13】第1の適用例に用いられる他の例(7)を示
す要部図。
【図14】第2の適用例を示す構成断面図。
【図15】非線形弾性体の一例について、撓みと荷重と
の関係を示すグラフ。
【図16】本発明の一実施形態を示す構成断面図。
【図17】図16の要部断面図及び斜視図。
【符号の説明】
1 像担持体 3 現像スリーブ 4 マグネットローラ 5 棒状体(円柱棒) 6 バネ材 15,35 ホルダー 36 非線形弾性部材 151,351 位置調整部材(調整用小ねじ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された磁石体と、内部に該磁石体を
    有し、表面上に現像剤を担持する剛性を有する現像剤担
    持体と、該磁石体に対向して該担持体に押圧され、該担
    持体に担持された現像剤の量を規制するホルダー部に支
    持された棒状の現像剤量規制体とを有し、該規制体の該
    担持体との押圧部は剛性かつ磁性を有する材料であると
    共に、前記現像剤量規制体の背面には前記現像剤規制体
    を前記現像剤担持体方向へ押圧するために前記ホルダー
    部との間に非線形弾性部材を有し、前記現像剤担持体に
    対する前記現像剤量規制体の位置ずれを調整するために
    前記現像剤量規制体に当接する位置調整装置を設けたこ
    とを特徴とする現像装置。
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