JP2846163B2 - 舷梯装置 - Google Patents

舷梯装置

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JP2846163B2
JP2846163B2 JP3265213A JP26521391A JP2846163B2 JP 2846163 B2 JP2846163 B2 JP 2846163B2 JP 3265213 A JP3265213 A JP 3265213A JP 26521391 A JP26521391 A JP 26521391A JP 2846163 B2 JP2846163 B2 JP 2846163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】舷梯装置として、水平平行移動格納式の
ものが提案されている。 この水平平行移動格納式舷梯装
置は、梯子の昇降用ウインチ,移動用ウインチを並設し
たもの、差動歯車を使用して1駆動源で、昇降用ドラ
ム,移動用ドラムを選択的に動かす構成となっている
のなどがある。しかしながら、ウインチ並設式のもの
は、動力が2系統なので、不経済であるとともに、操作
も2段階なので繁雑であり、誤操作による事故の惧れが
あり、また差動歯車式のものでは、歯車の構造が複雑な
のでメーカーが限定され、従って高価である。そこで、
図6側面図及び図7平面図に示すように、上甲
板01の舷側に配設された前部傾斜台02及び後部傾斜
台03と、前部傾斜台02,後部傾斜台03にそれぞれ
滑動可能に支持された上部踊場04,ダビット05と、
上端水平ピン及び鉛直ピンで上部踊場04に枢着され
下端部寄り昇降用鋼索06でダビット05に吊られた
梯子07とから形成された傾斜滑動格納式舷梯が開発さ
れた。ここで、実線,破線はそれぞれ梯子07の使用状
態,格納状態を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の傾斜滑動格納式
舷梯では、梯子07の昇降及び移動を1台のウインチで
駆動するために、梯子07の昇降用鋼索06を介してウ
インチドラムに作用する荷重よりも、移動用鋼索を介し
てウインチドラムに作用する荷重の方が大きくなるよう
に移動案内用の前部傾斜台02,後部傾斜台03の傾斜
を決定する。さらに、ウインチについては、巻揚操作時
に荷重の小さい方のドラム、すなわち昇降用鋼索06を
扱う昇降用ドラムが先ず巻揚方向に回転し、これが上限
に達した直後から移動用鋼索を扱う移動用ドラムが巻揚
方向に回転するとともに、繰出操作時に荷重の大きい方
のドラム、すなわち移動用鋼索を扱う移動用ドラムが前
部傾斜台02,後部傾斜台03の勾配によって発生する
重力で繰出され、これが下限に達した直後から昇降用鋼
索06を扱う昇降用ドラムが梯子07の自重で繰出方向
に回転する構成にする必要がある。したがって、ウイン
構造複雑で高価となるという問題点がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みて提案さ
れたもので、動力が1系統で、制御歯車機構が比較的簡
単で、しかも価格廉価な舷装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのための本発明の舷梯
装置は、船体の上甲板の舷側に配設された前部傾斜台お
よび後部傾斜台と、上記の前部傾斜台および後部傾斜台
にそれぞれ滑動可能に支持された上部踊場およびダビッ
トと、上端を水平ピンおよび鉛直ピンで上記上部踊場に
枢着されるとともに下端寄りを昇降用鋼索で上記ダビッ
トに吊られた梯子と、移動用鋼索と、一端を上記ダビッ
トに係止され中間部を上記上甲板に固定された導滑車お
よび上記前部傾斜台に固定された導滑車に案内支持され
他端を上記上部踊場に係止された移動同調用鋼索と、上
記ダビットに設置されたウインチとをそなえ、上記ウイ
ンチが、前端を駆動機に連結され後端をウインチベース
に軸支された駆動軸と、同駆動軸の後部寄りに嵌着され
た外歯太陽歯車と、同外歯太陽歯車に対称的に噛合する
とともに上記駆動軸の後端部に同軸的に嵌着された移動
用ドラムに対称的に枢支された1対の遊星歯車と、同各
遊星歯車に噛合する内歯歯車と、上記駆動軸の中央部に
同軸的に枢支され後端に上記内歯歯車を固定された昇降
用ドラムとを具え、上記昇降用鋼索が、中間部を上記梯
子に固定された滑車および上記ダビットに固定された導
滑車に案内支持されるとともに両端部、上記昇降用
ドラムに索巻方向を上記駆動軸の巻揚操作時の回転方向
と逆方向に巻き掛けられ、上記移動用鋼索が、一端を上
記後部傾斜台に係止されるとともに他端を上記移動用ド
ラムに上記駆動軸の巻揚時回転方向と同一方向に巻回さ
れていることを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成によれば、駆動軸を巻揚方向に
回転させると遊星歯車は定位置で自転し、内歯歯車が逆
方向に回転し、昇降用鋼索が昇降用ドラムに巻取られ、
この巻取りが上限に達すると内歯歯車が静止し、遊星歯
車が公転し、移動用鋼索が巻取られるとともに移動同調
用鋼索に引張られて、梯子上昇→移動→格納のに移
させることができる。これと逆の移動も可能なことは
いうまでもない。 この結果、 (1)傾斜台の傾斜角が昇降用鋼索に発生する張力より
も移動用鋼索に発生する張力が大きくなるように設計さ
れた傾斜滑動格納型舷梯を1系統の動力で格納および取
り出すことができる。 (2)ウインチの歯車機構は簡単な遊星歯車機構で、一
般の差動歯車機構に比べて機構が簡単になる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図6〜図7と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部
材を示し、まず、図1(縦断面図)及び図2(横断面
図)において、符号1および2はそれぞれウインチベー
ス3の前,後端に立設された駆動機および軸受台を示し
ており、前端を駆動機1の出力軸に直結され後端が軸受
台2のベアリング5に軸支されて駆動軸4が水平状に配
設され、この駆動軸4の後部寄りに外歯太陽歯車6が取
り付けられている。外歯太陽歯車6に対称的に噛合する
とともに、駆動軸4の後端部に嵌着された移動用ドラム
8に突設されたピンに枢着されて1対の遊星歯車7,7
が設けられている。符号10は駆動軸4の中央部に同軸
的に枢支されるとともに後端を遊星歯車7,7に噛合す
る内歯歯車9に固定された中仕切フランジ付の昇降用ド
ラムを示しており、これらの部材によりウインチ11を
構成している。図3(正面図)に示すように、ウインチ
11はダビット05上に設置されている。さらに図4
(斜視図)に示すように、昇降用鋼索06は、その中間
部を梯子07に固定された滑車12及び13ならびに
ビット05に固定された導滑車14,15,16,1
7,18,19,20及び21に案内支持されて、両端
部をウインチ11昇降用ドラム10に、駆動軸4の巻
揚時回転方向と逆回転方向に巻回されている。一方、移
動用鋼索22は一端を後部傾斜台03に固定されたアイ
プレート23に係止され、他端を移動用ドラム8に駆動
軸4の巻揚時回転方向と同一方向に巻回されている。更
に、図5(斜視図)に示すように、移動同調用鋼索24
が、一端をダビット05に固定されたアイプレート25
に係止され、中間部を上甲板01に固定された導滑車2
6,27,28及び29,前部傾斜台02に固定された
導滑車30を経て、他端を上部踊場04に固定されたア
イプレート31に係止される。
【0008】このような構造において、前部傾斜台0
2,後部傾斜台03の傾斜角、昇降用鋼索06に発生
する張力よりも移動用鋼索22に発生する張力が大きく
なるように設計されているので、駆動軸4を巻揚方向に
駆動すると、1対の遊星歯車7,7は図2に示す定位置
で自転し、内歯歯車9が逆方向に回転し昇降用鋼索0
6が昇降用ドラム10に巻取られる。そしてこの巻取り
が上限に達して、内歯歯車9が回転を停止すると1対の
遊星歯車7,7が公転し、移動用鋼索22が巻取られ、
ダビット05及び梯子07は図3に実線で示す上昇完了
位置から移動状態を経て鎖線で示す格納位置へ平行移動
するとともに、上部踊場04移動同調用鋼素24によ
りダビット05と同一方向へ移動する。すなわちウイン
チ11が移動用鋼索22を巻取ることにより、上述のと
おりダビット05が後部傾斜台03の上方へ移動(図3
参照)し、これによりアイプレート25(アイプレート
25はダビット05に固着されている)も後部傾斜台0
3の上方へ移動する。 アイプレート25の上記の移動に
より上部踊場04が移動同調用鋼索24に引張られてダ
ビット05と同じ方向に移動する。
【0009】このような、実施例の装置によれば、駆
軸を巻揚方向に回転させると遊星歯車は定位置で自転
し、内歯歯車が逆方向に回転し、昇降用鋼索が昇降用ド
ラムに巻取られ、この巻取りが上限に達すると内歯歯車
が静止し、遊星歯車が公転し、移動用鋼索が巻取られ
とともに移動同調用鋼索に引張られて、梯子上昇→移
動→格納のに移動させることができる。そしてこれと
逆の移動も可能なことはいうまでもない。この結果、下
効果が奏せられる。 (1)傾斜台の傾斜角が昇降用鋼索に発生する張力より
も移動用鋼索に発生する張力が大きくなるように設計さ
れた傾斜滑動格納型舷梯を上部踊場及びダビットと共に
1系統の動力装置で格納および取り出しを行なうことが
でき、経済性,操作性及び安全性が向上する。(2)舷梯の格納時、上部踊場及びダビットも上部甲板
上の格納位置に移動するので、舷側部に突出する部分を
無くすことができる。 (3)ウインチの歯車機構は簡単な遊星歯車機構で、一
般の差動歯車機構に比べて機構が単純で、従って経済性
が向上する。
【0010】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば次
のような効果が得られる。 (1)傾斜台の傾斜角が昇降用鋼索に発生する張力より
も移動用鋼索に発生する張力が大きくなるように設計さ
れた傾斜滑動格納型舷梯を上部踊場及びダビットと共に
1系統の動力装置で格納および取り出しを行なうことが
でき、経済性,操作性及び安全性が向上する。 (2)舷梯の格納時、上部踊場及びダビットも上部甲板
上の格納位置に移動するので、舷側部に突出する部分を
無くすことができる。 (3)ウインチの歯車機構は簡単な遊星歯車機構で、一
般の差動歯車機構に比べて機構が単純で、従って経済性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のウインチを示す縦断面図で
ある。
【図2】図1のII−IIに沿った横断面図である。
【図3】図1のウインチを適用した傾斜滑動格納式舷梯
装置を示す正面図である。
【図4】図3の装置の昇降用鋼索,移動用鋼索それぞれ
の導設要領を示す斜視図である。
【図5】図3の装置の移動用鋼索の導設要領を示す斜視
図である。
【図6】公知の傾斜滑動格納式舷梯装置を示す側面図で
ある。
【図7】図6の平面図である。
【符号の説明】
1 駆動機 2 軸受台 3 ウインチベース 4 駆動軸 5 ベアリング 6 外歯太陽歯車 7 遊星歯車 8 移動用ドラム 9 内歯歯車 10 昇降用ドラム 11 ウインチ 12 滑車 13 滑車 14 導滑車 15 導滑車 16 導滑車 17 導滑車 18 導滑車 19 導滑車 20 導滑車 21 導滑車 22 移動用鋼索 23 アイプレート 24 移動同調用鋼索 25 アイプレート 26 導滑車 27 導滑車 28 導滑車 29 導滑車 30 導滑車 31 アイプレート 01 上甲板 02 前部傾斜台 03 後部傾斜台 04 上部踊場 05 ダビット 06 昇降用鋼索 07 梯子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の上甲板の舷側に配設された前部傾
    斜台および後部傾斜台と、 上記の前部傾斜台および後部傾斜台にそれぞれ滑動可能
    に支持された上部踊場およびダビットと、 上端を水平ピンおよび鉛直ピンで上記上部踊場に枢着さ
    れるとともに下端寄りを昇降用鋼索で上記ダビットに吊
    られた梯子と、 移動用鋼索と、 一端を上記ダビットに係止され中間部を上記上甲板に固
    定された導滑車および上記前部傾斜台に固定された導滑
    車に案内支持され他端を上記上部踊場に係止された移動
    同調用鋼索と、 上記ダビットに設置されたウインチとをそなえ、 上記ウインチが、前端を駆動機に連結され後端をウイン
    チベースに軸支された駆動軸と、同駆動軸の後部寄りに
    嵌着された外歯太陽歯車と、同外歯太陽歯車に対称的に
    噛合するとともに上記駆動軸の後端部に同軸的に嵌着さ
    れた移動用ドラムに対称的に枢支された1対の遊星歯車
    と、同各遊星歯車に噛合する内歯歯車と、上記駆動軸の
    中央部に同軸的に枢支され後端に上記内歯歯車を固定さ
    れた昇降用ドラムとを具え、 上記昇降用鋼索が、中間部を上記梯子に固定された滑車
    および上記ダビットに固定された導滑車に案内支持され
    るとともに両端部、上記昇降用ドラムに索巻方向
    記駆動軸の巻揚操作時の回転方向と逆方向に巻き掛け
    られ、 上記移動用鋼索が、一端を上記後部傾斜台に係止される
    とともに他端を上記移動用ドラムに上記駆動軸の巻揚時
    回転方向と同一方向に巻回されていることを特徴とす
    る、舷梯装置。
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