JP2845861B2 - 平凸形状のブラシ - Google Patents

平凸形状のブラシ

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JP2845861B2
JP2845861B2 JP9149327A JP14932797A JP2845861B2 JP 2845861 B2 JP2845861 B2 JP 2845861B2 JP 9149327 A JP9149327 A JP 9149327A JP 14932797 A JP14932797 A JP 14932797A JP 2845861 B2 JP2845861 B2 JP 2845861B2
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curvature
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    • A46B2200/1053Cosmetics applicator specifically for mascara

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  • Brushes (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシに係り、特
に、ケラチン繊維に化粧品を適用するためのブラシ、な
かでも、まつげにマスカラを適用したり髪に染料を適用
するためのブラシ、並びに該ブラシを備えたメークアッ
プ装置に関するもので、該ブラシは実質的に平凸(pl
ano−convex:(一面が平らで一面が凸))の
形状をしている。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、化粧品を適用するためのブラシは、金属製のワイ
ヤの2本の支線が螺旋形に巻回されて形成された長尺の
コア部と、該コア部に放射状に取り付けられ、該巻回し
た支線間に係止された剛毛を有する。このようなブラシ
は、種々の形状とすることができ、切欠部を有していて
もよい。
【0003】このような形状や切欠部は、これらのブラ
シを、まつげにマスカラを塗布するために使用した場
合、多少濃いメークアップをしたり、まつげを幾分長く
したり、カールさせたりすることができるように設けら
れている。
【0004】従来技術、例えば仏国特許公開第2715
038号には、実質的に凸状のマスカラ用ブラシ、例え
ばラグビーボールの形状で、ブラシの全長にわたって、
平坦なノッチが形成されているマスカラ用ブラシが開示
されている。平坦なノッチの剛毛が短いため、マスカラ
を含有する収容部から出る際に、それらはわずかしか拭
き取られず:このようなブラシでは、メークアップが非
常に濃くなっていた。
【0005】また、トーラスフラグメント(fragm
ent of a torus:円環の一部(円弧状)
形状のブラシも知られており、これらのブラシは、円
筒状のブラシのコア部を、円弧状にねじることにより得
られる。このようなブラシは、凸面、凹面と、2つの実
質的に平坦な面を有する。このようなブラシは操作があ
まり容易ではなく:実際、例えばまつげに化粧品を付与
するために、使用者が、指で、その軸の回りにブラシの
ステムを回転させようとすると、ブラシとまつげとの距
離を、常に補正しなければならなかった。さらに、この
ようなブラシは、まつげを十分に滑らかにすることな
く、それらにマスカラを付与するものであった。また、
端部が先細の円筒形(cylindroconica
l)のブラシのコア部を円弧状にねじることにより得ら
れるブラシも、同様の欠点を有していた。
【0006】従来のこれらのブラシは、ほぼ満足のいく
ものではあったが、比較的薄いメークアップにし、まつ
げを良好に分離させ、確実に製品を効果的に滑らかにす
るために、まつげを良好に保持することのできるブラシ
が所望されている。そこで、本発明の主題は、実用的
で、適用が簡単で経済的なブラシを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】予期しないことに、本出
願人は、まつげにマスカラを適用するために使用する場
合に、自然な、すなわち比較的薄いメークアップである
が、まつげを適切に長くすることのできる、新規の化粧
品適用用のブラシを見いだした。さらに、これらのブラ
シは、操作も非常に容易である。
【0008】本発明の第1の観点は、主軸(X−X)を
定める直線状のステム(201;401)と;第1端部
と第2端部とを有する可撓性のコア部(202;40
2)とを具備し、該第1端部がステムと一体化され;剛
毛(204;404)が該コア部に放射状に取り付けら
れ、剛毛末端によりブラシ面が画成され、該ブラシ
は、前記主軸(X−X)を通過する任意の子午平面と
ブラシ面との交差部に形成される頂稜線(207;4
07)の連続により形成されており、前記頂稜線(20
7;407)は、所定の曲率を有しており、 前記コア部
が湾曲し、前記ブラシ面の形状が、実質的に平坦でかつ
主軸(X−X)に平行な少なくとも1つの平坦面(20
7.1;407.1)を除いて凹状に形成されている
とを特徴とするブラシ(200;400;501)提供
することにある。
【0009】凸状の頂稜線とは、その凹部がブラシの内
方に向いているものを意味する。
【0010】頂稜線の曲率は曲率半径rと反比例してお
り:1/rである。
【0011】コア部の各々の点において、コア部に垂直
な任意の面と、ブラシ面との交差部により、ブラシの横
断面が画成される。好ましくは、このコア部はブラシの
各横断面に関して中心にある。
【0012】面(faces)は、ブラシ面の縦長部分であ
る。
【0013】好ましくは、ブラシ面は、最大曲率面と称
される、少なくとも1つの第2面を含有し、頂稜線の曲
率は、該第2面の領域で最大となっている。
【0014】さらに好ましくは、頂稜線の曲率は、単一
の最大値を有している。
【0015】好ましくは、ブラシ面は、単一の平坦面
有している
【0016】さらに好ましくは、頂稜線の曲率は、平坦
面から最大曲率面まで連続して増加している。
【0017】好ましくは、最大曲率面と平坦面(第1
面)とは、コア部に対して、互いに直径方向に反対に位
置している。
【0018】有利には、同様の横断面の剛毛は、全て同
じ長さである。
【0019】本発明の第2の観点は、 a)主軸を定める直線状のステムと、第1および第2の
端部を有する可撓性のコア部とを具備し、該第1端部が
ステムと一体化され、該コア部が直線状で、ステムと同
一直線上にあり、剛毛が該コア部に放射状に取り付けら
れ、剛毛末端により出発ブラシ面が画成され、該面が全
体的に凸状、例えば、ラグビーボール状であり、主軸を
貫通する任意の子午平面と、出発ブラシ面との交差部に
より、所定の曲率を有する2つの凸状の子午線が定まる
出発ブラシに、 b)第1工程として、子午平面においてコア部に曲げ
付与し、該曲げが、該面の2つの子午線のうちの一つと
実質的に等しい曲率を有し、該子午線の曲部と直径方向
に反対の位置になるようにすることを特徴とする、ブラ
シの製造方法を提供することにある。
【0020】コア部の各々の点において、出発ブラシ面
と、コア部に垂直な任意の面との交差部により、出発ブ
ラシの横断面が画成される。好ましくは、出発ブラシ
は、コア部が出発ブラシの各々の横断面の中心にくるよ
うに選択される。
【0021】このようにして、出発ブラシ面は、子午線
の一つが、ほぼ直線状の頂稜線になり、同一の子午平面
に属する第2の子午線の曲率が実質的に増加するように
変形される。コア部は、ブラシの各々の横断面において
中心にあるように維持されているが、これらの横断面
は、もはや平行ではない。
【0022】好ましくは、第2工程において、コア部の
第2の端部を主軸と同軸にするために、ステムと一体化
されたコア部の端部を曲げる。しかして、本発明のブラ
シは、通常のデザインの拭取部(ワイパー)を有するマ
スカラ用収容部と共に使用することができる。
【0023】好ましくは、出発ブラシ面の子午平面の一
つは、出発ブラシの対称面である。適切であるならば、
出発ブラシはコア部の軸に対して垂直な対称面を含む。
【0024】さらに好ましくは、出発ブラシ面は、回転
面(surface of revolution)である。
【0025】有利には、出発ブラシの各々の横断面は、
凸状である。
【0026】このブラシは、まつげをメークアップする
のに、全く適切であり、よって、本発明の第3の観点
は、マスカラ用収容部と、マスカラの適用部材とを具備
するメークアップ装置で、該適用部材が本発明の第1の
観点のブラシであることを特徴とするものを提供するこ
とにある。
【0027】本発明の第1の観点のブラシは、その主軸
に対して平凸形状である、連続した展開形状(evolute
profile)を有する。ブラシを、その主軸に対して回転
させた場合、例えば、使用者が指で、本発明のブラシの
ステムを回転させた場合、それは主軸に対して平行な直
線状の頂稜線を囲む、実質的に平坦な面から、曲率半径
が増加する凸状面の方へ漸次移動し、最大曲率に達し、
ついで、減少して平坦面まで戻る。
【0028】好ましくは、実質的に平坦な側面(平坦
面)は、コア部に対してブラシの凸部の直径方向に反対
に位置する。各々の横断面がコア部に沿った任意の点に
おいて、コア部に垂直であるために、ブラシの剛毛は、
この平坦面に沿ってブラシの密度は高く、さらにこれら
剛毛は密集している。剛毛の密度は、平坦面からサイ
ダ気曲率面まで、漸次減少している。一方、コア部に対
して平坦面と直径方向に反対に位置している最大曲率
において、剛毛の密度が最も低く、これらの剛毛は分散
している。
【0029】使用者が、まつげにメークアップ製品を適
用するために、このブラシを使用する時、使用者はブラ
シを製品の収容部から引き抜く。その際にブラシは拭取
部を通過する。同一の横断面において、剛毛が全て同じ
長さだとすると、それらは全て拭き取られる。しかしな
がら、実質的に平坦な側面を含む面においては、剛毛が
密集しており、密度が非常に高いため、少ししか拭き取
られない。これに対して、最大曲率面においては、剛毛
の分布がまばらであるため、かなりの程度拭き取られ
る。使用者はブラシをまつげにあて、指で回転させる:
ブラシは、平坦な側面により、まつげに製品を付与し、
その残りのブラシ面でまつげをとかし、長くし、湾曲さ
せる。
【0030】得られたメークアップは比較的薄く、まつ
げは適度に長くなり、かなり湾曲する。
【0031】さらに、本発明のブラシの剛毛は、任意の
種類のものであってよく:それらは、異なる長さ、異な
る直径、または異なる横断面、および異なる材料からな
る剛毛、先細形状の末端、フォーク形状の末端、または
ピン頭部の形状の端部を有する剛毛、または当業者に公
知の任意の種類の処理が施された剛毛であってよい。
【0032】またさらに、本発明の第1の観点のブラシ
は、短い剛毛と長い剛毛の列を交互に有するものであっ
てよく、長い剛毛のみを考慮に入れて、ブラシ面が画成
される。本発明のこのような変形例により、本発明のブ
ラシにより、瞼への製品の充填量を増加させることがで
きる。
【0033】コア部を形成する、金属製のワイヤの2本
の支線による螺旋状の巻回は、従来よりメークアップ用
ブラシの製造において提供されている右巻きのピッチ、
または仏国特許公開第27011098号に教示されて
いる左巻きのピッチになるようにすることもできる。左
巻きのピッチのブラシを製造するには、コア部の周りを
時計回りに回転する巻回部を形成するために、コア部の
支線を、これを左に回転させ、ステムから始まり、ブラ
シの端部の方向へ進めることにより、ねじればよい。
【0034】左巻きのピッチを有するブラシは、本発明
のブラシの製造において好ましいものである:実際、こ
の特徴により、メークアップしながら、より効果的にま
つげを分離させることのできる配向性が剛毛巻回部に付
与される。
【0035】上述した構成とは別に、本発明は、限定す
るものではないが、添付された参照図に記載され、具体
的な実施態様に関連して、以下により明確に記載されて
いるいくつかの他の特徴を含んでいる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1および図2に図示しているブ
ラシ100は、主軸X−Xを定める直線状のステム10
1を具備するものである。このステム101の端部10
1.1には、金属製のワイヤ103の2本の支線を螺旋
状に巻回させて形成した長尺のコア部102(ブラシ内
部にあるが、この図においては図示している)が圧入に
より固定されており、該ワイヤ103は、支線をねじる
前にU字状に折りたたまれている。コア部102の軸
は、主軸X−Xに一致している。剛毛104は、ワイヤ
103の支線の間に、放射状に植設されている。ワイヤ
103の支線をねじった時に、剛毛は係止されて、コア
部102の螺旋巻回部の間に保持される。剛毛104の
末端は、ブラシ面105を画成しており:これは、ラグ
ビーボール形状を有する回転面であり、その端部は、2
つの横断面、すなわち、中心108.aを有する円板部
106.aと中心108.bを有する円板部106.b
からなる。ブラシ100の各々の横断面106は、円板
形状をしており、全ての横断面106は、互いに平行で
ある。ブラシの任意の子午平面と出発ブラシ面105と
の交差部が、全て等しく、同一の曲率半径rを有する子
午線107を定めている。
【0037】適切な道具により、例えば、曲率半径rを
有する金属製の円筒体の周囲に、長さ方向にコア部を押
し付けることにより、横断面106.aおよび106.
bの間の子午平面においてコア部102に1回目の曲げ
を加え、前記コア部を、子午線107の一つの形状とす
る。ついで同じ子午平面において、第1端部108.a
と同様に、ブラシの他端の中心108.bが主軸X−X
上に一致するように、ステム端部101.1と、ブラシ
の横断面の中心108.aとの間で2回目の曲げを加え
る。
【0038】この工程の結果、図3および図4に図示す
る、本発明のブラシ200が得られる。これらの図で
は、図1および図2のものと類似した部材には、図1お
よび図2の符号に100を加えた符号を付した。
【0039】図3および図4のブラシは、図1および図
2のものとは異なり、長尺のバナナ形状をしており、実
質的に、rに等しい曲率半径を有するように、コア部2
02が湾曲している。しかしながら、その端部の中心2
08.aおよび208.bは、主軸X−X上に位置して
いる。主軸X−Xを貫通する面と、ブラシ面205との
交差部が、頂稜線207を定めている。図4のものは、
図3のものを、主軸X−Xの回りに1/4回転させたも
のである。図1のブラシの横断面106は平行である
が、図3においては、横断面206が収束(converge)
していることがわかる。図3のブラシは主軸X−Xに対
して実質的に平行な第1の平坦面207.1と、最大曲
率を有する第2の面207.2とを具備し、該2つの面
は、コア部202に対して、互いに直径方向に反対の位
置にある。1本の頂稜線から他方への移行は、最大曲率
面207.2から、実質的に平坦な面207.1まで、
曲率が連続的に変化するように、連続的なものである。
【0040】図5および図6では、図1および図2のも
のと類似した部材には、図1および図2の符号に200
を加えた符号を付した。図5および図6に図示するブラ
シは図1および図2のものとは異なり、ブラシ面305
が、3つの実質的に平坦な面305.1からなるラグビ
ーボール形状をしており、これらの3つの面は、一つの
面から他面まで、主軸X−Xに対して120°回転させ
たものである。ブラシの各々の横断面306は、丸い角
部を有する三角形をしている。子午線307は、種々の
凹率を有する。面305.1を画成する子午線307.
1は、最大曲率を有するものである。
【0041】適切な道具により、例えば、曲率半径r’
を有する金属製の円筒体の周囲に、長さ方向にコア部を
押し付けることにより、横断面306.aおよび30
6.bの間の子午平面307.1においてコア部302
に1回目の曲げを加え、前記コア部を、子午線307.
1と同一の曲率r’を呈するようにする。曲げは、子午
線とは反対の方向になされる;ついで、同一の面におい
て、第1端部308.aと同様に、ブラシの他端の中心
308.bが主軸X−X上に一致するように、ステム端
部301.1と、ブラシの端部の横断面の中心308.
aとの間で2回目の曲げを加える。
【0042】本発明の変形例として、まず、任意の他の
子午線307の面をねじり、前記コア部を、前記子午線
307とは反対の位置にし、該子午線307と同一の曲
率を呈するようにする。しかしながら、最大曲率を有す
る子午線は、平坦面でより密集し、より湾曲した部位で
よりまばらであるようなブラシを得ことができるように
選択される。
【0043】上述した工程の結果、図7および図8に図
示する、本発明のブラシ400が得られる。これらの図
では、図5のものと類似した部材には、図5の符号に1
00を加えた符号を付した。
【0044】図7および図8のブラシは、図3および4
のものとは異なり、ブラシ面405が、本質的に、3つ
の平坦面からなる、長尺のバナナ形状をしている。コア
部402は湾曲しており、その曲率r’は、実質的に、
図5に図示されている出発ブラシの子午線307.1の
一つと等しい。主軸X−Xを貫通する面と、ブラシ面4
05との交差部が、頂稜線を定めている。ここで最大曲
率面は、頂稜線のある面407.2である。平坦面40
7.1は、コア部の直径方向に反対に位置している。図
8のものは、図7のものを、主軸X−Xの回りに1/4
回転させたものである。図5のブラシにおいては、横断
面306は平行であるが、図7においては、角丸の三角
形である横断面406が収束していることがわかる。主
軸X−Xに対する頂稜線の曲率は、連続して変化してい
る。
【0045】図9に図示されているアイメークアップ装
置は、シール部材525が上部に備えられた螺合首部5
24を有し、マスカラ515で満たされている円筒状の
収容部520を具備するものである。収容部520は、
首部に拭取部521を具備しており、該拭取部は、実際
の収容部520と首部とを分離する肩部に係合するビー
ド526により、首部の所定位置に保持されている。知
られているように、拭取部521は、可撓性および弾性
の材料から作製される。アプリケータは、収容部520
と連係するようになされている。このアプリケータは、
適用部材530を支持する把持手段523を具備し、該
適用部材は、図3および図4に図示されているものと同
一のアプリケータ部材501とステム522を具備する
ものである。把持手段523は、タップ形状のもので、
収容部の首部のねじ部524aと螺合するねじ部523
aを有するものである。収容部520は、シール部材5
25が設けられた収容部の首部524に把持手段523
をねじ込むことにより、液密的に閉塞される。
【0046】適用部材530が収容部から引き出される
時、マスカラが充填されたブラシを有するアプリケータ
部材が、拭取部521を通過する。拭取部により、平坦
面の剛毛よりも、曲率の高い面の方が多く拭き取られ
る。
【0047】まつげに適用した時、平坦な側面により、
製品は各々まつげに付与され、ついで、その残りのブラ
シ面により、まつげはとかされ、長くなり、湾曲する。
【0048】従来より公知の実質的に凸部を有するブラ
シと比較して、本発明のブラシは、まつげへの製品の適
用が少なくなる、といった利点を有する。また、従来よ
り公知の種々の曲部を有するブラシ、例えば、湾曲した
円筒状のブラシ(トーラスフラグメント)と比較する
と、本発明のブラシは、より効果的にまつげをとかし、
よって、製品の展伸が良好で、まつげをカールし、長く
させるさせる効果を有する、といった利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブラシを製造するために使用可能な
ブラシを示す斜視図である。
【図2】 本発明のブラシを製造するために使用可能な
ブラシを示す斜視図である。
【図3】 図1および図2に図示するブラシから作製さ
れた本発明のブラシを示す斜視図である。
【図4】 図1および図2に図示するブラシから作製さ
れた本発明のブラシを示す斜視図である。
【図5】 本発明のブラシを製造するために使用可能な
ブラシを示す斜視図である。
【図6】 図5のブラシのA−A断面に沿った横断面図
である。
【図7】 図5に図示するブラシから作製された本発明
のブラシを示す斜視図である。
【図8】 図5に図示するブラシから作製された本発明
のブラシを示す斜視図である。
【図9】 アイメークアップ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
200;400…ブラシ 201;401…ステム 202;402…コア部 204;404…剛毛 205;405…ブラシ面 207;407…頂稜線 207.1;407.1…第1面(平坦面) 206;406…横断面 207.2;407.2…第2面(最大曲率面、湾曲
面) 208.a;408.a;208.b;408.b…コ
ア部の端部の中心 100;300…出発ブラシ 520…収容部 521…拭取部 530…適用部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A46B 9/02 A45D 34/04 510 B05C 17/00

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸(X−X)を定める直線状のステム
    (201;401)と;第1端部と第2端部とを有する
    可撓性のコア部(202;402)とを具備し、該第1
    端部がステムと一体化され;剛毛(204;404)が
    該コア部に放射状に取り付けられ、剛毛末端によりブラ
    シ面が画成され、該ブラシ面は、前記主軸(X−X)を
    通過する任意の子午平面と前記ブラシ面との交差部に
    成される頂稜線(207;407)の連続により形成さ
    れており、前記頂稜線(207;407)は、所定の曲
    率を有しており、 前記 コア部が湾曲し、前記ブラシ面の形状が、実質的に
    平坦でかつ主軸(X−X)に平行な少なくとも1つの平
    坦面(207.1;407.1)を除いて凹状に形成さ
    れていることを特徴とするブラシ(200;400;5
    01)。
  2. 【請求項2】 前記コア部の各々の点において、前記
    ア部に垂直な任意の面と前記ブラシ面との交差部によ
    り、前記ブラシの横断面(206;406)が定められ
    るブラシにおいて、前記コア部(202;402)が
    ブラシの各横断面(206;406)の中心にあるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ面(205;405)が、そ
    の領域内において頂稜線(207;407)の曲率が最
    大となる少なくとも1つの最大曲率面(207.2;4
    07.2)を有していることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のブラシ。
  4. 【請求項4】 頂稜線の曲率が前記平坦面(207.
    1;407.1)から前記最大曲率面(207.2;4
    07.2)まで、連続的に増加していることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブラシ。
  5. 【請求項5】 ブラシ面が、単一の平坦面(207.
    1;407.1)を有していることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1項に記載のブラシ。
  6. 【請求項6】 前記ブラシ面が単一の最大曲率面(20
    7.2;407.2)を有しており、この最大曲率面
    (207.2;407.2)の領域内において、頂稜線
    (207,407)の曲率が単一の最大値となっている
    ことを特徴とする請求項に記載のブラシ。
  7. 【請求項7】 前記最大曲率面(207.2;407.
    2)と前記平坦面(207.1;407.1)とが、
    コア部に対して、互いに直径方向に反対の位置にある
    ことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記
    載のブラシ。
  8. 【請求項8】 同一横断面を有する剛毛が、全て同じ長
    さであることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか
    1項に記載のブラシ。
  9. 【請求項9】 コア部(202;402)の端部(20
    8.a;408.a;208.b;408.b)が、主
    軸X−X上に位置していることを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載のブラシ。
  10. 【請求項10】 コア部(202;402)が、金属製
    のワイヤの2本の支線を螺旋状に巻回させて形成され、
    該ワイヤが、支線をねじる前にU字状に折りたたまれて
    いることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項
    に記載のブラシ。
  11. 【請求項11】 コア部を形成する金属製のワイヤの2
    本の支線の螺旋状の巻回が、左巻きのピッチを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記
    載のブラシ。
  12. 【請求項12】 ブラシ面(205;405)が、実質
    的に長尺のバナナ形状であることを特徴とする請求項1
    ないし11のいずれか1項に記載のブラシ。
  13. 【請求項13】 短い剛毛と長い剛毛の列を交互に具備
    し、長い剛毛のみでブラシ面が画成されていることを特
    徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載のブ
    ラシ。
  14. 【請求項14】 a)主軸(X−X)を定める直線状の
    ステム(101;301)と、第1および第2の端部を
    有する可撓性のコア部(102;302)とを具備し、
    該第1端部がステム(101;301)と一体化され、
    コア部が直線状でステムと同一直線上にあり、剛毛(1
    03)が該コア部に放射状に取り付けられ、剛毛末端に
    より出発ブラシのブラシ面(105;305)が画成さ
    れ、該面(105;305)が凸状であり、主軸を含む
    任意の子午平面と出発ブラシのブラシ面との交差部によ
    り、所定の曲率を有する2つの凸状の子午線(107;
    307)が定まる出発ブラシ(100;300)に、 b)第1工程として、子午平面においてコア部に曲げ
    を付与し、該曲げが該面の2つの子午線(107;30
    7)のうちの一つの曲率と等しく、該子午線の曲部と直
    径方向に反対の位置となるようになされることを特徴と
    する請求項1ないし12のいずれか1項に記載のブラシ
    (200;400;530)の製造方法。
  15. 【請求項15】 コア部の各々の点において、出発ブラ
    シ(100;300)のブラシ面と、コア部に垂直な任
    意の面との交差部が、出発ブラシの横断面(106;3
    06)を画成し、コア部(102;302)が、各々の
    横断面(106;306)の中心にくるようにすること
    を特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 第2工程において:c)コア部の第2
    端部(108.b;208.b;308.b;408.
    b)を主軸(X−X)と同軸にするために、ステムと一
    体化されたコア部の端部を曲げることを特徴とする請求
    項14または15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 出発ブラシ(100;300)のブラ
    シ面(105;305)が主軸(X−X)に対して線対
    称となる子午平面を有することを特徴とする請求項14
    ないし16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 出発ブラシのブラシ面(105;30
    5)が、回転面であることを特徴とする請求項14ない
    し17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 出発ブラシが、コア部の軸に対して垂
    直な対称面を含むことを特徴とする請求項14ないし1
    8のいずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 出発ブラシの各々の横断面(106;
    306)が、凸状であることを特徴とする請求項14な
    いし19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 出発ブラシ(100;300)の各々
    の横断面(106;306)が、円板形状であることを
    特徴とする請求項14ないし20のいずれか1項に記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 出発ブラシ(100)のブラシ面(1
    05)が、ラグビーボール形状であることを特徴とする
    請求項14ないし21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 出発ブラシの横断面(306)が、角
    丸の三角形であることを特徴とする請求項14ないし2
    0のいずれか1項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 出発ブラシ(300)のブラシ面(3
    05)が、横断面が実質的に正三角形となり、かつ、側
    面視ラグビーボール形状をなすことを特徴とする請求項
    14ないし23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 最大曲率の子午線(370.1)を有
    する出発ブラシを曲げる第1工程において、コア部(3
    02)の曲率が、最大曲率を有する前記出発ブラシの前
    記子午線(307.1)の曲率と等しくなるようにかつ
    前記子午線と反対方向に向けて、前記コア部(302)
    を曲げることを特徴とする請求項14ないし24のいず
    れか1項に記載の方法。
  26. 【請求項26】 マスカラ収容部(520)とマスカラ
    適用部材(530)を具備してなるメークアップ装置に
    おいて、適用部材が、請求項1ないし12のいずれか1
    項に記載のブラシであることを特徴とするメークアップ
    装置。
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