JP2845388B2 - 静圧鋳型造型装置 - Google Patents

静圧鋳型造型装置

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JP2845388B2 JP7909692A JP7909692A JP2845388B2 JP 2845388 B2 JP2845388 B2 JP 2845388B2 JP 7909692 A JP7909692 A JP 7909692A JP 7909692 A JP7909692 A JP 7909692A JP 2845388 B2 JP2845388 B2 JP 2845388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳枠と模型板とで画成
する空間に投入された鋳物砂に対して圧縮空気を流気さ
せて模型板近辺の鋳物砂の1次圧縮をした後スクイズプ
レートにより鋳物砂全体をスクイズするいわゆる静圧鋳
型造型装置に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】一般に定位置で鋳物砂への流気と
スクイズを行なって鋳型を造型するタイプの静圧造型装
置は鋳枠を所定高さ位置まで上昇させて圧縮空気の流気
を行ないさらに鋳枠を上昇させてスクイズを行なうとい
うように鋳枠の上昇ストロークが長い構造になっており
この鋳枠の上昇に油圧シリンダが使用されるのが普通で
ある。このため鋳枠昇降用の油圧シリンダは鋳物砂のス
クイズが可能な大口径でかつストロークの長いシリンダ
が使用されることになり大掛かりな油圧ユニットが必要
となり設備コスト及び消費動力が大きなものになる問題
があった。また油圧の必要量も多くなり高圧大流量の配
管となりウォータハンマー現象による配管の損傷等も発
生する等種々の問題があった。本発明は上記の問題に鑑
みて成されたもので必要最小限の油圧ユニット及び装置
により消費動力を少なくして静圧鋳型造型が成し得る装
置を提供することを目的とするものである。
【0003】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本発明における静圧鋳型造型装置は、基台の上方に、そ
の中央部に流気孔を上下に貫通して穿設した上部フレー
ムを固定して設けると共に該基台と上部フレームとの間
位置に昇降テーブルを昇降自在にして配置し、該基台の
中央部に3位置切替弁を介して油圧源に通じる配管に連
通された油圧シリンダを上向きに取付け、該油圧シリン
ダのピストンロッド先端に取付板9を介してトグル機構
の下トグルアーム下端をピン連結すると共に該トグル機
構の上トグルアーム上端を前記昇降テーブルの下部にピ
ン連結し、該昇降テーブルの下面に前記取付板の上昇を
規制するストッパーを設けると共に前記基台の上部に該
昇降テーブルの最下位置よりも若干高い位置となるロー
ラをその上端に取付けた中抜ローラコンベヤを設け、前
記上部フレームの上部に前記流気孔に通じるエヤータン
クを設けると共に該エヤータンクの内部に前記流気孔を
開閉する流気バルブを設け、該上部フレームの下部に該
流気孔に連通する流気管を固定吊設すると共に該流気管
の下端にスクイズボードを取付け、該流気管の外周に、
その下端に該スクイズボードの通過を可能にした開口を
有する流気ケースを上下摺動可能にして気密に係合吊設
し、該上部フレームの下部に、前記流気ケースの上方に
進退可能に設けられて、該流気ケースの上昇を制限する
ストッパを配設し、前記油圧シリンダのピストンヘッド
側配管における前記3位置切替弁の上流位置に圧力設定
弁を設けたことを特徴とするものである。
【0004】
【作用】本発明は上記のような解決手段を採用すること
により、圧縮空気の流気による1次圧縮の際の鋳枠と流
気ケースとの圧着を、ストッパーにより流気ケースの上
昇を制限すると共に油圧シリンダにより鋳枠を上昇させ
て行ない引き続いて、ストッパーをはずし、出力の大き
なトグル機構を利用して鋳枠をさらに上昇させて流気ケ
ースからスクイズボードを露出させて鋳枠内に進入させ
ることによりスクイズを行なうようにすると共に、その
スクイズの際のスクイズ圧力を必要最小限の一定圧力に
維持するようになる。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例について図面により詳し
く説明する。基台1の上部四隅には支柱2、2が立設さ
れており、該支柱2、2の上端間には中央部に上下に貫
通する流気孔3を穿設した上部フレーム4が固定して設
けられている。該基台1の中央部には上向きの油圧シリ
ンダ5が設けられており、該油圧シリンダ5は3位置切
替弁6を介して油圧源に連通する配管7、7Aに連通さ
れていると共に該油圧リシンダ5のピストンヘッド側配
管7Aにおける前記3位置切替弁6の上流位置に圧力設
定弁8が設けられている。さらに該油圧シリンダ5のピ
ストンロッド5A先端には取付板9が固着されていると
共にその上面にはブラケッド9A、9Aを介してトグル
機構10の下トグルアーム11、11がピン連結されて
いる。また該トグル機構10の上トグルアーム12、1
2は前記支柱2、2に上下摺動自在に係合された昇降テ
ーブル15の取付フレーム15A、15Aにピン連結さ
れている。
【0006】尚前記トグル機構10は下トグルアーム1
1、11に上トグルアーム12、12をピン軸13、1
3を介して回転自在に連結され該ピン軸13、13部は
油圧シリンダ14の両端(ピストンロッド先端と、シリ
ンダ筒の後部位置)部が連結されていて、該油圧シリン
ダ14の作動により上下トグルフーム11・12、11
・12がくの字状態から垂直状態にまた逆に垂直状態か
らくの字状態に折りたたまれて前記昇降テーブル15を
昇降させるようになっている。さらに該昇降テーブル1
5の下面には、前記トグル機構10が一定角度以下に折
りたたまれないように前記取付板9の上昇を規制するス
トッパ16が該取付板9に対応して固定吊設されてい
る。また前記基台1上には前記昇降テーブル15が最下
位置に下降された状態において、ローラ17の上面レベ
ルが該昇降テーブル15の上面よりも若干高い位置にな
る高さの中抜ローラコンベヤ18、18が構成されてい
て、該中抜ローラコンベヤ18、18は鋳物砂Sを投入
したベントホール付の模型板19と鋳枠20を機内に導
入するように設けられている。
【0007】前記上部フレーム4の上部には、内部に前
記流気孔3を開閉する開閉弁21を設けた下面開放のエ
ヤータンク22が設けられていて、該開閉弁21はシリ
ンダ23に連結されて昇降作動を行なうようになってい
る。また前記上部フレーム4の下部には前記流気孔3に
連通する流気管24が固定吊設されており、該流気管2
4の下端には連結材25を介してスクイズボード26が
若干の間隔をおいて取付けられている。該流気管24の
外周にはその下端に該スクイズボード26の通過を可能
にした開口27を有する流気ケース28が上下摺動可能
にして気密に係合吊設されていると共に該流気ケース2
8のフランジ部を前記上部フレーム4の下部に吊設した
ストッパ棒29、29に摺動自在に係合してその下降を
規制するようにされている。
【0008】また該流気ケース28の背面には前記上部
フレーム4を気密にして上下摺動自在に貫通し、その先
端が該エヤータンク22内に達するガイドロッド30、
30が固設されていて、該ガイドロッド30、30はエ
ヤータンク22内の空気圧を受けて流気ケース28を強
制的に下降復帰させるように作用する役目をもするもの
である。尚ガイドロッド30はコイルばねを巻装してコ
イルばねの復元力で流気ケース28を強制下降させるよ
うにしてもよい。さらに前記上部フレーム4の下面両側
部には横向きのシリンダ31、31が前記流気管24の
方向に指向して設けられておりそのピストンロッド3
2、32の先端には上記フレーム4と流気ケース28の
背面間に進入位置して該流気ケース28の上昇を制限す
るストッパー33、33が固着されている。
【0009】このように構成されたものは図1、図2の
状態はベントホール付の模型板19と鋳枠20が鋳物砂
Sを投入した状態でローラコンベヤ8、8により流気ケ
ース28の直下に搬入された状態である。この状態で3
位置切替弁6が作動して油圧シリンダ5のピストンヘッ
ド側に圧油が供給されてピストンロッドを押し出し、取
付板9が若干上昇してストッパ16、16に当接した後
は昇降テーブル15が一体的に上昇され模型板19、鋳
枠20をすくい上げ鋳枠20の上面が流気ケース28の
下面に当接されさらに若干上昇して流気ケース28がス
トッパ33に当接してその上昇が停止される。これによ
り流気ケース28と鋳枠20が密閉状態にされると共に
3位置切替弁6が図1の状態に復帰される。次にシリン
ダ23が作動して開閉弁21を上昇させエヤータンク2
2内の圧縮空気を流気ケース28を介して鋳枠20内の
鋳物砂S中を貫流通気され模型板19の図示されないベ
ントホールから排気され模型板19近辺の鋳物砂の一次
圧縮が成される。
【0010】次にシリンダ31、31が作動してストッ
パ33、33がはずされた後、トグル機構10のシリン
ダ14が縮引作動してトグル機構10を伸長させて昇降
テーブル15と共に鋳枠20、流気ケース28を上昇さ
せ、スクイズボード26により鋳枠20内の鋳物砂Sを
スクイズしてゆき、上下トグルアーム11、12のなす
角度がほぼ直線に近づいてスクイズを完了する。このス
クイズの際において油圧シリンダ5の背圧が予め定めら
れた最適圧力に達すると圧力設定弁8が作動してピスト
ンロッドが押し戻される状態となって予め定められた最
適圧力以上には高圧にならず一定の圧力が維持される。
したがって鋳物砂Sの性質あるいは投入量等に変化があ
ったり、模型板19の形状が変る等して鋳物砂のスクイ
ズ距離(鋳枠20の上昇距離)が若干変ってもスクイズ
圧は一定に維持される。
【0011】このようにして鋳物砂Sのスクイズが終わ
ると3位置切替弁6が作動すると共にシリンダ14が逆
作動して油圧シリンダ5のピストンロッドを下降させる
と共にトグル機構10を折りたたむように作動し、昇降
テーブル15と共に鋳枠20、模型板19を下降させ模
型板19及び鋳枠20部分をローラ17上に移し替え昇
降テーブル15がさらに若干下降してその下降が停止さ
れ、3位置切替弁6が図1の状態に切替えられる。次に
鋳型を造型した模型板19と鋳枠20が機外に搬出され
た後、鋳物砂を投入した別の模型板19と鋳枠20がロ
ーラコンベヤ18、18により搬入されて図1、図2の
状態にされる。以上の作動をくりかえし行ない順次鋳型
を造型してゆくものである。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなように
鋳物砂投入の鋳枠を昇降させるために、油圧シリンダと
トグル機構を連結した構造を採用して、油圧シリンダの
ストロークを最小限にとどめて消費動力を少なくすると
共に油圧ユニットの小規模化ができるようにし、かつト
グル機構の押し上げ圧力が所定値以上には高くならない
ようにに油圧シリンダの配管に工夫を加えたため、鋳物
砂の性質や投入量の変化、あるいは模型板の形状が変る
等して鋳物砂のスクイズ距離(鋳枠の押し上げ距離)が
かわっても最適圧力により鋳物砂をスクイズすることが
できこれに伴って装置としては最適スクイズ圧力に応じ
た機械剛性の装置に製作すればよい等種々の効果があり
利とするところは著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切り欠き正面図であ
る。
【図2】同上一部切り欠き側面図である。
【符号の説明】
5 油圧シリンダ 6 3位置切替弁 8 圧力設定弁 10 トグル機構 15 昇降テーブル 16 ストッパ 18 ローラコンベヤ 19 模型板 20 鋳枠 21 開閉弁 22 エヤータンク 24 流気管 26 スクイズボード 28 流気ケース 30 ガイドロッド 33 ストッパ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台1の上方に、その中央部に流気孔3
    を上下に貫通して穿設した上部フレーム4を固定して設
    けると共に、該基台1と上部フレーム4との間位置に昇
    降テーブル15を昇降自在にして配置し、該基台1の中
    央部に3位置切替弁6を介して油圧源に通じる配管7、
    7Aに連通された油圧シリンダ5を上向きに取り付け、
    該油圧シリンダ5のピストンロッド先端に取付板9を介
    してトグル機構10の下トグルアーム11、11下端を
    ピン連結すると共に該トグル機構10の上トグルアーム
    12、12上端を前記昇降テーブル15の下部にピン連
    結し、該昇降テーブル15の下面に前記取付板9の上昇
    を規制するストッパー16を設けると共に前記基台1の
    上部に該昇降テーブル15の最下位置よりも若干高い位
    置となるローラ17をその上端に取付けた中抜きローラ
    コンベヤ18を設け、前記上部フレーム4の上部に前記
    流気孔3に通じるエヤータンク22を設けると共に該エ
    ヤータンク22の内部に前記流気孔3を開閉する流気バ
    ルブ23を設け、該上部フレーム4の下部に該流気孔3
    に連通する流気管24を固定吊設すると共に該流気管2
    4の下端にスクイズボード26を取付け、該流気管24
    の外周に、その下端に該スクイズボード26の通過を可
    能にした開口27を有する流気ケース28を上下摺動可
    能にして気密に係合吊設し、該上部フレーム4の下部
    に、前記流気ケース28の上方に進退可能に設けられ
    て、該流気ケース28の上昇を制限するストッパ33を
    配設し、前記油圧シリンダ5のピストンヘッド側配管7
    Aにおける前記3位置切替弁6の上流位置に圧力設定弁
    8を設けたことを特徴とする静圧鋳型造型装置。
  2. 【請求項2】 前記流気ケース28の背面にガイドロッ
    ド30を立設し、該ガイドロッド30の上端を前記上部
    フレーム4に対し摺動自在に貫通して前記エヤータンク
    22内に突出させたことを特徴とする請求項1記載の静
    圧鋳型造型装置。
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CN102773414B (zh) * 2012-04-06 2014-08-27 北京时代锐智科贸有限公司 一种无冒口铸造机
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