JP2845279B2 - 異なるバンクの配電変圧器の低圧側負荷切替方法 - Google Patents
異なるバンクの配電変圧器の低圧側負荷切替方法Info
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- JP2845279B2 JP2845279B2 JP1183197A JP18319789A JP2845279B2 JP 2845279 B2 JP2845279 B2 JP 2845279B2 JP 1183197 A JP1183197 A JP 1183197A JP 18319789 A JP18319789 A JP 18319789A JP 2845279 B2 JP2845279 B2 JP 2845279B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は柱上変圧器等の配電変圧器の低圧側負荷切替
方法に関するものである。
方法に関するものである。
[従来の技術] 高度情報化社会の進展に伴い、電力の安定供給に対す
る要請が高まっている。そして、工事停電についても年
々困難になり、需要家を停電させることなく工事を行う
ことが提案、実施されている。例えば、A、B二つのバ
ンクのうち一方のBバンクの柱上変圧器Trbの取換え工
事を行う場合、Bバンクの負荷LBをAバンクへ切替えて
Bバンクの工事中もBバンクの負荷LBに電力を供給する
ようにしている。
る要請が高まっている。そして、工事停電についても年
々困難になり、需要家を停電させることなく工事を行う
ことが提案、実施されている。例えば、A、B二つのバ
ンクのうち一方のBバンクの柱上変圧器Trbの取換え工
事を行う場合、Bバンクの負荷LBをAバンクへ切替えて
Bバンクの工事中もBバンクの負荷LBに電力を供給する
ようにしている。
前記Bバンクの負荷LBをAバンクへ切替える方法とし
て、従来、第2図に示すようにBバンクの低圧側に接続
され、三相一括に開閉できるようにした低圧開閉器LSに
対して、負荷側が無電圧になるとそれに対応して開閉部
が三相一括で自動的(10msec以内)に閉じる作用を為す
切替開閉器S1を並列に接続し、A,B両バンクの分岐点に
前記と同様な構成の切替開閉器S2を接続した後、次の操
作に従い切替を行う方法がある。切替開閉器S1を手動
操作によりON状態にする。低圧開閉器LSを手動操作に
よりOFF状態にする。切替開閉器S1を手動操作によりO
FF状態にする。切替開閉器S2が負荷LB側が無電圧にな
ったことを検出し、瞬時(10msec以内)にON状態とな
り、負荷LB側へAバンクから電流ILが流れるようにな
る。
て、従来、第2図に示すようにBバンクの低圧側に接続
され、三相一括に開閉できるようにした低圧開閉器LSに
対して、負荷側が無電圧になるとそれに対応して開閉部
が三相一括で自動的(10msec以内)に閉じる作用を為す
切替開閉器S1を並列に接続し、A,B両バンクの分岐点に
前記と同様な構成の切替開閉器S2を接続した後、次の操
作に従い切替を行う方法がある。切替開閉器S1を手動
操作によりON状態にする。低圧開閉器LSを手動操作に
よりOFF状態にする。切替開閉器S1を手動操作によりO
FF状態にする。切替開閉器S2が負荷LB側が無電圧にな
ったことを検出し、瞬時(10msec以内)にON状態とな
り、負荷LB側へAバンクから電流ILが流れるようにな
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記の方法では変圧器の2次側(低圧側)
に低圧開閉器(低圧分岐箱)が必要なため、変圧器の低
圧側に低圧開閉器(低圧分岐箱)がない系統ではこの方
法を実施することができないという問題がある。又、切
替開閉器が2台必要となり、切替開閉器の接続及び工事
終了後の取り外し作業の手間が余分に掛かるという問題
がある。
に低圧開閉器(低圧分岐箱)が必要なため、変圧器の低
圧側に低圧開閉器(低圧分岐箱)がない系統ではこの方
法を実施することができないという問題がある。又、切
替開閉器が2台必要となり、切替開閉器の接続及び工事
終了後の取り外し作業の手間が余分に掛かるという問題
がある。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は配電変圧器の低圧側に低圧開閉器(低圧
分岐箱)がない系統でも実施でき、しかも切替開閉器を
1台しか必要としない異なるバンク間の配電変圧器の低
圧側負荷切替方法を提供することにある。
て、その目的は配電変圧器の低圧側に低圧開閉器(低圧
分岐箱)がない系統でも実施でき、しかも切替開閉器を
1台しか必要としない異なるバンク間の配電変圧器の低
圧側負荷切替方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、高圧配
電線に各相毎のカットアウトを介して配電変圧器が接続
されている配電系統における異なるバンク間の変圧器の
低圧側負荷切替方法において、一つのバンクの負荷を他
のバンクへ切替える際、両バンクの低圧側間に、負荷側
が無電圧になるとそれに対応して各相間に設けられた開
閉部が自動的に閉じる作用を為す切替開閉器を接続し、
無電圧にしようとする負荷側のバンクにおける配電変圧
器の高圧側に接続されているプライマリーカットアウト
を順に開放することをその要旨とする。
電線に各相毎のカットアウトを介して配電変圧器が接続
されている配電系統における異なるバンク間の変圧器の
低圧側負荷切替方法において、一つのバンクの負荷を他
のバンクへ切替える際、両バンクの低圧側間に、負荷側
が無電圧になるとそれに対応して各相間に設けられた開
閉部が自動的に閉じる作用を為す切替開閉器を接続し、
無電圧にしようとする負荷側のバンクにおける配電変圧
器の高圧側に接続されているプライマリーカットアウト
を順に開放することをその要旨とする。
[作用] 本発明では負荷の切替を行う一方のバンクの配電変圧
器の高圧側に接続されているプライマリーカットアウト
を順に開放すると、両バンクの低圧側間に接続された切
替開閉器の各相の開閉器はプライマリーカットアウトが
開放された相と対応する相から順に自動的に閉じ、負荷
の切替が行われる。
器の高圧側に接続されているプライマリーカットアウト
を順に開放すると、両バンクの低圧側間に接続された切
替開閉器の各相の開閉器はプライマリーカットアウトが
開放された相と対応する相から順に自動的に閉じ、負荷
の切替が行われる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。
明する。
A,B両バンクの一方のBバンクの負荷を切替える場
合、第1図に示すように変圧器Tra,Trbの高圧側の各相
にそれぞれプライマリーカットアウトPCu,PCv,PCwが接
続されたA,B両バンクの低圧側間にバイパスケーブルL
を用いて切替開閉器Sを接続する。切替開閉器Sには第
2図に示すように電源側の三相の配電線U,V,Wに対応し
て三相の開閉部SU,SV,SWが設けられ、対応する相の負
荷側が無電圧になると図示しない検出器がそれを検出し
て開閉部SU,SV,SWを瞬時(10msec以内)に自動的に閉
じるようになっている。
合、第1図に示すように変圧器Tra,Trbの高圧側の各相
にそれぞれプライマリーカットアウトPCu,PCv,PCwが接
続されたA,B両バンクの低圧側間にバイパスケーブルL
を用いて切替開閉器Sを接続する。切替開閉器Sには第
2図に示すように電源側の三相の配電線U,V,Wに対応し
て三相の開閉部SU,SV,SWが設けられ、対応する相の負
荷側が無電圧になると図示しない検出器がそれを検出し
て開閉部SU,SV,SWを瞬時(10msec以内)に自動的に閉
じるようになっている。
そして切替開閉器Sを各相の開閉部SU,SV,SWが開放
されたスタンバイ状態にした後、Bバンクの変圧器Trb
の高圧側各相に接続されたプライマリーカットアウトPC
U,PCV,PCWを手動操作で順に開放する。まず、カットア
ウトPCUを開放すると開閉部SU,SVの負荷側端子間が無
電圧となり、切替開閉器Sがそれを検出して開閉部SU,
SVが10msec以内に自動的に閉じる。この段階では三相負
荷があるとU−V電圧は変圧器Traから、V−W電圧は
変圧器Trbから供給される。次にカットアウトPCVを開放
すると開閉部Swの負荷側端子間も無電圧となり、前記と
同様にして開閉部Swが10msec以内に自動的に閉じ、切替
開閉器Sの各相の開閉部SU,SV,SWが全部ON状態となっ
てAバンクから切替開閉器Sを通ってBバンクの負荷に
電流ILが流れる。そして、最後にカットアウトPCWを開
放して負荷切替作業が完了する。切替開閉器Sが負荷側
の無電圧を検出してから開閉部SU,SV,SWが閉じるまで
の時間は10msec以下であるので、作業者は開閉部SU,S
V,SWが閉じたことを確認せずに各カットアウトPCU,PCV,
PCWを順に開放しても円滑に負荷切替作業が完了する。
されたスタンバイ状態にした後、Bバンクの変圧器Trb
の高圧側各相に接続されたプライマリーカットアウトPC
U,PCV,PCWを手動操作で順に開放する。まず、カットア
ウトPCUを開放すると開閉部SU,SVの負荷側端子間が無
電圧となり、切替開閉器Sがそれを検出して開閉部SU,
SVが10msec以内に自動的に閉じる。この段階では三相負
荷があるとU−V電圧は変圧器Traから、V−W電圧は
変圧器Trbから供給される。次にカットアウトPCVを開放
すると開閉部Swの負荷側端子間も無電圧となり、前記と
同様にして開閉部Swが10msec以内に自動的に閉じ、切替
開閉器Sの各相の開閉部SU,SV,SWが全部ON状態となっ
てAバンクから切替開閉器Sを通ってBバンクの負荷に
電流ILが流れる。そして、最後にカットアウトPCWを開
放して負荷切替作業が完了する。切替開閉器Sが負荷側
の無電圧を検出してから開閉部SU,SV,SWが閉じるまで
の時間は10msec以下であるので、作業者は開閉部SU,S
V,SWが閉じたことを確認せずに各カットアウトPCU,PCV,
PCWを順に開放しても円滑に負荷切替作業が完了する。
なお、カットアウトPCU,PCV,PCWの開放順序は前記の
順に限らず、PCW→PCV→PCUの順に行ってもよい。この
順で開放した場合には、カットアウトPCU,PCV,PCWと各
開閉部SU,SV,SWの作業順序は次のようになる。PCW開放
→SV,SW ON→PCv開放→SU ON→PCU開放。
順に限らず、PCW→PCV→PCUの順に行ってもよい。この
順で開放した場合には、カットアウトPCU,PCV,PCWと各
開閉部SU,SV,SWの作業順序は次のようになる。PCW開放
→SV,SW ON→PCv開放→SU ON→PCU開放。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、配電変圧器の低
圧側に低圧開閉器(低圧分岐箱)がない系統でも、一方
のバンクの負荷を他方のバンクへ瞬時に切替えることが
でき、変圧器の取換え工事等の際の停電時間を極めて短
時間にすることができる。又、切替作業時に必要とする
切替開閉器が1台でよいため、切替開閉器の接続作業や
工事終了後の取り外し作業の手間が少なくなる。
圧側に低圧開閉器(低圧分岐箱)がない系統でも、一方
のバンクの負荷を他方のバンクへ瞬時に切替えることが
でき、変圧器の取換え工事等の際の停電時間を極めて短
時間にすることができる。又、切替作業時に必要とする
切替開閉器が1台でよいため、切替開閉器の接続作業や
工事終了後の取り外し作業の手間が少なくなる。
第1図は本発明を具体化した一実施例を示すものであっ
て、三相全部を示す配線図、第2図は従来の方法を示す
概略図である。 プライマリーカットアウトPC,PCU,PCV,PCw,変圧器Tra,T
rb、切替開閉器S、開閉部SU,SV,SW。
て、三相全部を示す配線図、第2図は従来の方法を示す
概略図である。 プライマリーカットアウトPC,PCU,PCV,PCw,変圧器Tra,T
rb、切替開閉器S、開閉部SU,SV,SW。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 弘 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジー サポート株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−88411(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 3/00 - 5/00
Claims (1)
- 【請求項1】高圧配電線に各相毎のカットアウトを介し
て配電変圧器が接続されている配電系統における異なる
バンク間の変圧器の低圧側負荷切替方法において、 一つのバンクの負荷を他のバンクへ切替える際、両バン
クの低圧側間に、負荷側が無電圧になるとそれに対応し
て各相間に設けられた開閉部が自動的に閉じる作用を為
す切替開閉器を接続し、無電圧にしようとする負荷側の
バンクにおける配電変圧器の高圧側に接続されているプ
ライマリーカットアウトを順に開放する異なるバンク間
の配電変圧器の低圧側負荷切替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1183197A JP2845279B2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 異なるバンクの配電変圧器の低圧側負荷切替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1183197A JP2845279B2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 異なるバンクの配電変圧器の低圧側負荷切替方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349525A JPH0349525A (ja) | 1991-03-04 |
JP2845279B2 true JP2845279B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=16131468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1183197A Expired - Lifetime JP2845279B2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 異なるバンクの配電変圧器の低圧側負荷切替方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2845279B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6032409A (en) * | 1995-09-05 | 2000-03-07 | Mukoyama Orchids, Ltd. | Support for cultivating plant |
KR100478742B1 (ko) | 1996-08-01 | 2005-03-28 | 메비올 가부시키가이샤 | 식물 보수용 담체 |
CN113054656A (zh) * | 2021-03-10 | 2021-06-29 | 广东电网有限责任公司广州供电局 | 配电变压器检修方法、装置、电子设备和存储介质 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH038037Y2 (ja) * | 1985-11-21 | 1991-02-27 |
-
1989
- 1989-07-15 JP JP1183197A patent/JP2845279B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0349525A (ja) | 1991-03-04 |
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