JP2844109B2 - 眼疾患治療剤 - Google Patents
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Description
の治療用に適した医薬組成物の調製のためのフェニルエ
タノールアミン誘導体及びその薬学的に許容できる塩の
使用に関する。
関する。
を主な特徴とする眼疾感であり、視神経繊維に損傷を与
え、視覚機能を喪失させることがある。
させることである。しかしながら、緑内障の治療に実際
に使われている薬品は、取扱いが難しいことが判明して
いる。例えば、ピロカルピン(pilocarpine)は、局所
的な副作用を有するものであり、一方、エピネフリン、
又はチモロール(timolol)等のベータ−アドレナリン
遮断薬等の他の有効成分は、心臓血管疾患の患者、又は
これらの薬剤の全身的な心臓血管への影響に耐えられな
い患者には、受け入れることができない。
−A−23,385、EP−A−25,331、EP−A−28,105、EP−
A−40,000、EP−A−40,915、EP−A−52,936、EP−A
−61,907、EP−A−63,004、EP−A−66,351、EP−A−
68,669、EP−A−70,133、EP−A−70,134、EP−A−8
9,154、EP−A−91,749、EP−A−95,827、EP−A−99,
707、EP−A−101,069、EP−A−140,359、EP−A−14
6,392、EP−A−164,700、EP−A−170,121、EP−A−1
70,135、EP−A−171,519、BE−A−900,983、UK−A−
2,133,986、AU−A−8431944、WO−A−8400956、及びU
S−A−4,391,826は、抗高血糖症及び/又は抗肥満症活
性を有するエーテル、エステル又は環状誘導体の形に変
性されることのあるフェニルエタノールアミン誘導体を
開示している。
ているフェニルエタノールアミン誘導体及びそれらの塩
が、フェニルエタノールアミン部分のフェニル環上に水
酸基を有しない場合に、心臓又は呼吸器に対する副作用
を生じることなく平滑筋収縮に関係する疾患を治療する
ために適した、腸の平滑筋に対して有効な医薬組成物の
調製に使用できることを教えている。
546は、抗肥満症剤及び腸運動用調整剤として有効なア
ミノ基に結合したテトラリン環の存在を特徴とするフェ
ニルエタノールアミン誘導体を記載している。
タノールアミン誘導体が、高眼圧症及び緑内障等の眼疾
感の治療に使用できることが見出された。
の治療、主として、眼内圧のコントロール並びに高眼圧
症及び緑内障の治療に適する医薬組成物の調整のための
下記一般式(I)のフェニルエタノールアミン誘導体又
はその薬学的に許容できる塩の使用に関する。
基を示し、両基は1個もしくは2個のハロゲン原子で又
は低級アルキル基もしくはトリフルオロメチル基で置換
されていてもよく; Xは、水素原子、低級アルキル基又は低級アルカノイ
ル基を示し、 Yは、水素原子を示すかまたは一般式 A′−CH(OH)−CH2−で表される基を示し、ここで
A′は、Aと同一であるがベンゾフラン−2−イル基と
は異なる基を示すか、 或いは X及びYは、互いに結合して、カルボ(低級アルコキ
シ)基で置換されていてもよいメチレンブリッジ;オキ
ソ置換されていてもよいエチレンブリッジ;又は1,3−
プロピレンブリッジを形成していてもよく; Tは、一般式(II) {式中、nは、1、2、又は3を示し; Zは、水素原子又は低級アルキル基を示し; Wは、直接結合又は酸素原子を示し; R′は、次の基、即ち、 ・水素原子、 ・低級アルキル基、 ・次の各基からなる群、即ち、 水酸基;低級アルコキシ基;低級アルケニルオキシ基;
低級アルキニルオキシ基;シクロアルキルオキシ基;シ
クロアルキル−(低級アルコキシ)基;ベンジルオキシ
基;フェノキシ基;メルカプト基;(低級アルキル)チ
オ基;(低級アルケニル)チオ基:(低級アルキニル)
チオ基;シクロアルキルチオ基;シクロアルキル−(低
級アルキル)チオ基;ベンジルチオ基;フェニルチオ
基;(低級アルキル)スルフィニル基;(低級アルケニ
ル)スルフィニル基;(低級アルキニル)スルフィニル
基;シクロアルキルスルフィニル基;シクロアルキル−
(低級アルキル)スルフィニル基;ベンジルスルフィニ
ル基;フェニルスルフィニル基;(低級アルキル)スル
フォニル基;(低級アルケニル)スルフォニル基;(低
級アルキニル)スルフォニル基;シクロアルキルスルフ
ォニル基;シクロアルキル−(低級アルキル)スルフォ
ニル基;ベンジルスルフォニル基;フェニルスルフォニ
ル基;シアノ基;ニトロ基;置換基として低級アルキル
基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロアル
キル基、シクロアルキル−(低級アルキル)基、ベンジ
ル基及びフェニル基からなる群より独立して選ばれた1
個又は2個の基を有していてもよいアミノ基;カルボキ
シ基;(低級アルコキシ)カルボニル基;(低級アルケ
ニルオキシ)カルボニル基;(低級アルキニルオキシ)
カルボニル基;シクロアルキルオキシカルボニル基;シ
クロアルキル−(低級アルコキシ)カルボニル基;ベン
ジルオキシカルボニル基;フェノキシカルボニル基;並
びに置換基として低級アルキル基、低級アルケニル基、
低級アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキル
−(低級アルキル)基、ベンジル基及びフェニル基から
なる群より独立して選ばれた1個又は2個の基をそのア
ミノ基上に有していてもよいカルバモイル基; からなる群より選ばれた官能基; ・次の各基からなる群、即ち、 官能基で置換された低級アルキル基;官能基で置換され
た低級アルケニル基;官能基で置換された低級アルキニ
ル基;置換基としてフェニル環上に低級アルキル基もし
くは官能基を有するフェニル−(低級アルキル)基;置
換基としてフェニル環上に低級アルキル基もしくは官能
基を有するフェニル−(低級アルケニル)基;置換基と
してフェニル環上に低級アルキル基もしくは官能基を有
するフェニル−(低級アルキニル)基;置換基としてフ
ェニル環上に低級アルキル基もしくは官能基を有するベ
ンジル基;及び置換基として低級アルキル基もしくは官
能基を有していてもよいフェニル基;(ここで官能基
は、上記した通りのものを指す) からなる群より選ばれた基R; ・式−OR、−SR、−SO−R、又は −SO2R(各式中、Rは上記に同じ)で表される基; ・式−NRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、水素
原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又はR
とR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピペリ
ジノ基及びモルホリノ基から選ばれた基を形成していて
もよい)で表される基; ・式−COOR又は−COSR(式中、Rは上記に同じ)で表さ
れる基; ・式−CONRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、水
素原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又は
RとR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピペ
リジノ基及びモルホリノ基から選ばれた基を形成してい
てもよい)で表される基;或いは ・式−SO2NRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、
水素原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又
はRとR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピ
ペリジノ基及びモルホリノ基から選ばれた基を形成して
いてもよい)で表される基; を示し; R″は、次の各基、即ち、 ・水素原子; ・ハロゲン原子; ・低級アルキル基; ・上記官能基; ・式−OR(式中、Rは、上記に同じ)で表される基; ・式−COOR(式中、Rは、上記に同じ)で表される基; ・式−CONRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、水
素原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又は
RとR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピペ
リジノ基及びモルホリノ基から選ばれた基を形成してい
てもよい)で表される基; を示す。} で表わされる基を示し; Aが置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基及び
トリフルオロメチル基から選ばれた基を有していてもよ
いフェニル基を示し、X及びYが水素原子を示す場合、 Tは、一般式(III) (式中、Rは、水素原子;メチル基;置換基としてカ
ルボキシ基又はカルボ(低級アルコキシ)基を有するメ
チル基;又は置換基としてカルボキシ基又はカルボ(低
級アルコキシ)基を有する炭素数3〜5の直鎖又は分枝
のアルキル基を示す)で表される基であってもよい。] 本明細書において、「低級アルキル」、「低級アルケ
ニル」及び「低級アルキニル」は、炭素数4個以下の飽
和又は二重若しくは三重結合を有する脂肪族炭化水素に
由来する一価の基、例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、tert−ブチル、アリル、クロチル及びプ
ロパルギル等を示す。
式炭化水素基、好ましくは、シクロプロピル、シクロペ
ンチル及びシクロヘキシル基を示す。
アルキニルオキシ」「シクロアルキルオキシ」及びこれ
らに対応するチオ誘導体は、上記した低級アルキル、低
級ルケニル、低級アルキニル又はシクロアルキル基によ
ってエーテル化された水酸基、又は同様の基でエーテル
化されたメルカプト基をいう。
級アルキルエステル(アルキル基は上記したものであ
る)をいい、より具体的には、本明細書において、「カ
ルボアルコキシ」「カルボメトキシ」及び「カルボエト
キシ」は、それぞれ「アルコキシカルボニル」「メトキ
シカルボニル」及び「エトキシカルボニル」と同一の意
味である。
置換されたカルボニル基をいう。
素、塩素、臭素及びヨウ素を示し、弗素、及び特に塩素
が好ましい。
体、ジアステレオマー及びこれらの混合物から選ばれた
光学活性形とすることができる。
全て本発明において用いることができる。
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸二
水素塩、メタンスルホン酸塩、メチル硫酸塩、シュウ酸
塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、ナフタレン−2−スル
ホン酸塩等は、例えばイソプロパノール等のアルコール
に溶解した遊離の塩基を、同種の溶媒を用いた適当な酸
溶液で処理することによって得ることができる。
合には、両性となるので薬学的に許容できる酸又は薬学
的に許容できる塩基のいずれによっても塩を形成するこ
とができる。薬学的に許容できる塩基との塩は、好まし
くは、対応するナトリウム塩等のアルカリ金属塩である
が、トロメタモール(trometamol)等の誘起塩基との塩
も用いることができる。
て、 Aが未置換のフェニル基であるか、又はハロゲン原
子、低級アルキル基及びトリフルオロメチル基から選ば
れた基で置換されたフェニルを示し; X及びYが水素原子を示し; Tが式(III)の基(Rは上記に同じ)を示す; 化合物である。
シメチル、カルボエトキシメチル、カルボメトキシブチ
ル、カルボエトキシブチル、2−カルボメトキシ−2−
プロピル又は2−カルボエトキシ−2−プロピルであ
る)を示す; 化合物である。
ち、 EP−A−6,735、EP−A−7,204、EP−A−21,636,EP
−A−23,385、EP−A−25,331、EP−A−28,105、EP−
A−40,000、EP−A−40,915、EP−A−52,936、EP−A
−61,907、EP−A−63,004、EP−A−66,351、EP−A−
68,669、EP−A−70,133、EP−A−70,134、EP−A−8
9,154、EP−A−91,749、EP−A−95,827、EP−A−99,
707、EP−A−101,069、EP−A−140,359、EP−A−14
6,392、EP−A−164,700、EP−A−170,121、EP−A−1
70,135、EP−A−171,519、EP−A−211,721、EP−A−
255,415、EP−A−303,545、EP−A−303,546、BE−A
−900,983、UK−A−2,133,986、AU−A−8431944、WO
−A−8400956、及びUS−A−4,391,826に記載の方法で
製造することができる。
I)[式中、Rは、置換基としてカルボキシ基又はカ
ルボ(低級アルコキシ)基を有する直鎖又は分枝の炭素
数3〜5のアルキル基を示す。] で表される基を示す化合物は、対応する一般式(IV) [式中、Aは、置換基としてハロゲン原子、低級アルキ
ル基およびトリフルオロメチル基から選ばれた基を有し
ていてもよいフェニル基を示す。] で表されるスチレンオキサイド誘導体と対応する一般式
(V) [式中、Rは、置換基としてカルボキシ基又はカルボ
(低級アルコキシ)基を有する直鎖又は分枝の炭素数3
〜5のアルキル基を示す。] で表されるアミン誘導体とを反応させることにより、製
造される。
応は、不活性な、好ましくは極性の、有機溶媒の存在下
又は不存在下で行い、必要に応じて、当モル量のN−ト
リメチルシリルアセトアミドの存在下に行い、エポキシ
ドの開環を制御する。この反応は、通常は数時間程度、
特に6〜24時間を要して、室温にて行われ、また、好ま
しくはより高い温度、特に50〜90℃程度の温度にて行な
うことによって、反応時間を短縮することもできる。
−7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン
を、次の方法、即ち、 ・縮合剤の存在下で、直鎖状のα−,γ−、δ−もしく
はε−ハロ−または分枝状γ−もしくはδ−ハロ(C4−
C6)アルカン酸又はエステルを用いて、カルボキシアル
キル化又はアルボアルコキシアルキル化反応に供する
か、又は ・水酸化アルカリ(Alkaline hydroxide)の存在下で、
1,1−ジアルキル−2,2,2−トリクロロ−エタノールを用
いて、カルボキシアルキル化又はカルボアルコキシアル
キル化反応に供し、次いで必要に応じて、得られた生成
物を適宜選択した低級アルカノール中でチオニルクロラ
イドと反応させるか、又は、 ・必要に応じて触媒量の第4級水酸化アンモニウムの存
在下で、α−もしくはβ−モノ−もしくはα,β−ジ−
アルキル置換アクリル酸を用いてカルボキシアルキル化
又はカルボアルコキシアルキル化反応に供し、 次いで、接触水素添加又は温和な酸加水分解によりベ
ンジルN−保護基を除去し、必要であれば、低級カルボ
アルコキシ基をカルボキシ基にケン化し、遊離塩基又は
その塩として一般式(V)の化合物を単離し、所望であ
れば該化合物を塩に変換する ことにより製造される。
ることができる。
−ナフチル)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒド
ロキシエタンアミン(化合物A)及びその薬学的に許容
できる塩(EP−A−211,721); ・N−〔(2S)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2R)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン(化合物B)
及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−303,545); ・N−〔(2R)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2R)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン(化合物C)
及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−303,545); ・N−〔(2S)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2S)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン(化合物D)
及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−303,545); ・N−〔(2R)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2S)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン(化合物E)
及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−303,545); ・N−〔(2R)−7−エトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2R)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
(化合物F)及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−
303,546); ・N−〔(2S)−7−エトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2R)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
(化合物G)及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−
303,546); ・N−〔(2S)−7−エトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2S)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
(化合物H)及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−
303,546); ・N−〔(2R)−7−メトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2R)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
(化合物I)及びその薬学的に許容できる塩(EP−A−
303,546); ・N−〔7−(エトキシカルボニルブタン−4−イルオ
キシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−2
−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミ
ン(化合物J)及びその薬学的に許容できる塩; ・N−〔7−(2−エトキシカルボニルプロパン−2−
イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチ
ル〕−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエ
タンアミン(化合物K)及びその薬学的に許容できる
塩。
造できる。
おいて、 Aがフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−クロ
ロフェニル基又は3−トリフルオロメチルフェニル基を
示し; Xが水素原子を示し; Yが水素原子又は基A′−CH(OH)−CH2−(A′はA
と同じであり、フェニル基、2−フルオロフェニル基、
3−クロロフェニル基又は3−トリフルオロメチルフェ
ニル基である)を示し; Tが式(II)の基〔nは1又は2であり、R′はヒドロ
キシ、カルボキシ、カルボ(低級アルコキシ)及びカル
バモイルから選ばれた官能基、又は基−OR(Rは低級ア
ルキル基又は低級アルケニル基であり、これら両基は置
換基としてカルボキシ及びカルボ(低級アルコキシ)か
ら選ばれた官能基を有する。)であり、R″は水素原子
であり、Wは直接結合であり、Zは低級アルキル基、好
ましくはメチル基である〕を示す; 化合物である。
(I)において、 Aがフェニル基、3−クロロフェニル基又は3−トリフ
ルオロメチルフェニル基を示し; Xが水素原子を示し; Yが水素原子又は基A′−CH(OH)−CH2−(A′はA
と同じで、フェニル基である)を示し; Tが式(II)の基〔nは1又は2であり、R′はヒドロ
キシ、カルボキシ基、カルボメトキシ基、カルボエトキ
シ基、カルバモイル基、カルボキシメトキシ基、カルボ
メトキシメトキシ及びカルボエトキシメトキシ基から選
ばれたものであり、R″は水素原子であり、Wは直接結
合であり、Zはメチル基である〕を示す; 化合物である。
る。
チルエチル]−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルア
ミン(化合物L)およびその医薬として許容される塩
類。これは、EP−B−21,636の説明15((description
15)に記載されている様に製造されたより低融点のジア
ステレオマー混合物として、EP−B−6,735の実施例21
に記載されている。該塩としては、特に、中性フマル酸
塩が挙げられる。
ルボキシフェニル)−1−メチルエチル]−2−ヒドロ
キシ−2−フェニルエチルアミン(化合物M)およびそ
の医薬として許容される塩類。
いる(R,S)−N−(2−フェニル−2−ヒドロキシエ
チル)−1−メチル−3−(4−ヒドロキシフェニル)
プロピルアミン(化合物N)およびその医薬として許容
される塩類、特に塩酸塩。
いる(R,S)−N−(2−フェニル−2−ヒドロキシエ
チル)−1−メチル−3−(4−アミノカルボニルフェ
ニル)プロピルアミン(化合物O)およびその医薬とし
て許容される塩類、特に塩酸塩。
[(R)−3−[ビス−[(R)−ベータ−ヒドロキシ
フェネチル]アミノ]ブチル]−ベンズアミド(化合物
P)およびその医薬として許容される塩類、特にマレイ
ン酸塩およびフマル酸塩。
[(S)−3−[ビス−[(R)−ベータ−ヒドロキシ
フェネチル]アミノ]ブチル]−ベンズアミド(化合物
Q)およびその医薬として許容される塩類。
N−[2−(4−カルボメトキシフェニル)−1−メチ
ルエチル]−2−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)エタンアミン(化合物R)およびその
医薬として許容される塩類。
[2−(4−カルボキシフェニル)−1−メチルエチ
ル]−2−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチル
フェニル)エタンアミン(化合物S)およびその医薬と
して許容される塩類。
(4−カルボメトキシメトキシフェニル)−1−メチル
エチル]−2−ヒドロキシ−2−(3−クロロフェニ
ル)エタンアミン(化合物T)およびその医薬として許
容される塩類、特にその(RR,SS)形態の臭化水素塩酸
{EP−B−70,133の説明21(description 21)}。
カルボキシメトキシフェニル)−1−メチルエチル]−
2−ヒドロキシ−2−(3−クロロフェニル)エタンア
ミン(化合物U)およびその医薬として許容される塩
類。
れた様にして製造される: EP−A−6,735、EP−A−7,204、EP−A−21,636,EP−
A−23,385、EP−A−25,331、EP−A−28,105、EP−A
−40,000、EP−A−40,915、EP−A−52,936、EP−A−
61,907、EP−A−63,004、EP−A−66,351、EP−A−6
8,669、EP−A−70,133、EP−A−70,134、EP−A−89,
154、EP−A−91,749、EP−A−95,827、EP−A−99,70
7、EP−A−101,069、EP−A−140,359、EP−A−146,3
92、EP−A−164,700、EP−A−170,121、EP−A−170,
135、EP−A−171,519、EP−A−211,721、EP−A−25
5、415、EP−A−303,545、EP−A−303,546、BE−A−
900,983、UK−A−2,133,986、AU−A−8431944、WO−
A−8400956、US−A−4,391,826および特願平2−3358
4。
低毒性である。これらの急性毒性も、治療的活性量より
も著しく低い。眼に対する投与後にも、局所的な障害を
生じない。
は、肥満の治療に有効な薬剤となり得ることが示されて
いる(ネイチャー、1984、309、163〜165)。また、そ
の一種は、臨床的にテストされている(Int.J.Obesit
y、1985、9,230;同書、1985、9,231)。
処置方法、特に眼内圧のコントロールおよび高眼圧なら
びに緑内障の治療方法に関する。この方法は、一般式
(I)で示される化合物またはその医薬として許容され
る塩の有効量を哺乳類に投与することにより、実施され
る。
エタノールアミンまたはその医薬として許容される塩と
緑内障の処置に適した他の活性成分との組合わせ使用に
も関する。本発明の化合物と併用される活性成分は、例
えば、抗炎症剤、特に緑内障の治療に使用されているス
テロイドまたはコルチコステロイド抗炎症剤であり、こ
れによる副作用は、眼内圧の上昇である。
による処置後における眼内圧の上昇をコントロールする
ための、一般式(I)で示されるフェニルエタノールア
ミンまたはその医薬として許容される塩を含有する医薬
組成物に関する。
ミン誘導体は、好ましくは、溶液、懸濁液、軟膏などと
して局所的に投与し得る様に、眼科用医薬組成物に製剤
化することが好ましい。
001〜1重量%、より好ましくは0.0001〜0.2重量%含
む。各投与単位(滴剤)は、フェニルエタノールアミン
誘導体を10ng乃至1mg程度、より好ましくは100ng乃至0.
2mg程度含む。
回投与して、活性成分の1日当たりの投与量が、10ng乃
至1mg程度、より好ましくは100ng乃至0.2mg程度となる
様にすることができる。
ルする”という表現は、緑内障の診断における最初の症
候である高い眼内圧(IOP)を正常化し、低下させ、緩
和することを意味する。この表現は、さらに、一般式
(I)で示されるフェニルエタノールアミンまたはその
医薬として許容される塩の使用によって本発明により達
成される眼内圧の低下が、十分に長い期間、例えば2回
の投与の間、継続することも意味する。
代表例とする動物において評価することができる。該テ
ストでは、Arch,Ophthal.,1969,82,381〜384,又はJ.Ocu
l.Pharmacol.,1985,1(2),161〜168に記載されている
様に、大量の水を経口で与えるか、Boll.Ocul.,1979,58
(7〜8),359〜66に記載されている様に、グルコース
溶液の急速静脈注射を行なう。
眼への投与または全身治療に適したキャリアーと混合さ
れる。眼への局所的な投与に適したキャリアーとして
は、水、水および水との相溶性を有する溶媒(例えば、
低級アルカノール類、植物油、鉱物油など)の混合物
が、挙げられる。これらは、ヒドロキシエチルセルロー
ス、エチルオレエート、カルボキシメチルセルロース、
ポリビニルピロリドンおよび他の水溶性ポリマー類を0.
5〜5重量%含んでいても良い。毒性がなく、且つ眼に
対する影響のない水溶性ポリマーとしては、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属
塩、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの
セルロース類;ポリアクリル酸塩、エチルポリアクリレ
ート、ポリアクリルアミドなどのアクリレート類;ゼラ
チン、アルギン酸塩、ペクチン、トラガカサン、カラヤ
ゴム、コンドルス(chondrus)、寒天、アカシアなど
の天然物;スターチ アセテート、ヒドロキシエチル
スターチ エーテル類、ヒドロキシプロピル スターチ
などの澱粉誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレン
オキサイド、中性カルボポル(neutral carbopol)、キ
サンタンなどの他の合成誘導体などが挙げられ、これら
の1種または2種以上が使用できる。医薬組成物は、さ
らに、無毒性の乳化剤、保存剤、湿潤剤、充填剤などの
助剤を含んでいても良い。この様な助剤としては、例え
ば、ポリエチレングリコール200,300,400,600:カーボワ
ックス1000,1500,4000,6000,10000;四級アンモニウム化
合物の様な抗菌剤;低温殺菌効果を有し且つ実用上無害
であることが知られているフェニル水銀塩、例えば、チ
メロサール、プロピルパラベン、ベンジルアルコール、
フェニルエタノール;アルカリ金属塩化物、硼酸塩、酢
酸塩、グルコン酸塩バッファーなどの緩衝剤;ピロ亜硫
酸ナトリウム、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル
化ヒドロキシトルエンなどの抗酸化剤;その他この分野
で一般的に使用されているソルビタン モノラウラー
ト、トリエタノールアミン オレエート、ポオキシエチ
レン ソルビタン モノオレエート、ジオクチル アル
カル金属 スルホサクシネート、モノチオグリセロー
ル、エチレンジアミン四酢酸などが例示される。
液、等張硼酸溶液、等張アルカリ性塩素溶液、トロメタ
ミンなどを使用しても良い。
マーである懸濁液の形態であっても良い。この様な懸濁
液は、マイクロメートル単位の粒子(micro−particl
e)或いはナノメートル単位の粒子(nanoparticle)を
含んでいても良い。
性または非経口投与用の医薬製剤として投与しても良
い。これらの組成物および投与量などは、EP−A−211,
721,EP−A−255,415などに記載されている。
いても良い。従って、抗生物質、麻酔薬、或いは他のIO
P低下剤などが存在していても良い。
本発明は、これらの実施例に限定されるものではないこ
とは、いうまでもない。
従って混合した。
従って混合した。
従って混合した。
従って混合した。
従って混合した。
従って混合した。
験用緑内障モデルを使用して、本発明で使用する一般式
(I)の化合物の眼内圧(IOP)に対する薬理的活性を
ラビットにより評価した。
を急速静脈注射することにより、ラビットにIOPの急速
上昇を起こさせた。IOPは、5分でその最高値(29±1.6
mmHg)に達し、次いで40分でそのほぼ正常値(22±1.6m
mHg)にゆっくりと回復した。
雌性のフォーヴ ド ブルゴーニュ種の有色(pigmente
d)ラビット(3〜4kg)を使用した。これらのラビット
の一方の眼に点眼溶液50μl(生理食塩水溶液にテスト
される生成物を含むか或いはビヒクルのみからなる)を
滴下投与し、他方の眼を対照(未処置のまま)とした。
滴下10分後に第2回目のIOP測定を行ない、この測定直
後に5%グルコース溶液15mg/kgを耳の抹消血管に急速
注射した。次いで、注射後5分、10分、20分、30分およ
び40分に、IOP測定を行なった。IOP測定は、ニューモト
ノメーターにより行なった。未処理の眼を基準として、
ビヒクルのみの投与は、IOP上昇曲線に有意的な変化を
もたらさなかったのに対し、本発明による代表的な化合
物に関して得られた結果は、一般式(I)で表わされる
化合物が、この急性緑内障モデルに対して活性を発揮す
ることを示した。一例として、化合物G(塩酸塩とし
て)の点眼により、基準IOP値は、10分以内には低下し
ないが、5分以内に到達した最高IOP値は、21±2.3mmHg
よりも低く維持され、且つ正常IOP値に短時間内に回復
した。
酸塩 7−メトキシ−2−テトラロン(8g)、ベンジルアミ
ン(4.8g)、無水トルエン(150ml)およびp−トルエ
ンスルホン酸(100mg)の混合物を3時間還流し、その
後蒸着乾固させる。得られた油状残渣をメタノール(10
0ml)に取り、得られた溶液を0〜5℃に維持し、水素
化ホウ素ナトリウム(8.5g)を注意深く加える。この反
応混合物を室温で一晩撹拌し、その後水(50ml)を加
え、更に30分間撹拌する。溶媒を蒸発させて、残渣を水
(30ml)と能水酸化アンモニウム(10ml)との混合物中
に溶解する。反応混合物をエチルアセテート(200ml)
で抽出し、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
し、蒸発乾固させる。得られた黒っぽい油状物をプラッ
シュクロマトグラフィー(flash chromatography)によ
り、エチルアセテート/メタノール:95/5混合物で溶離
して精製する。得られた遊離塩基をイソプロパノール
(40ml)に溶解し、それに塩酸飽和イソプロパノールを
加え、該塩基を対応する塩酸塩に転換する。このように
して2−ベンジルアミノ−7−メトキシテトラリン塩酸
塩(11.4g)を得る。融点265〜267℃(dec.)。
−メトキシテトラリン塩酸塩(25g)と33%臭化水素酸
とを酢酸(215ml)に含有させた混合物を48%臭化水素
酸(36ml)の存在下に撹拌しながら2時間還流する。そ
の後反応混合物を減圧下に濃縮乾固し、残渣を無水エタ
ノール(100ml)に取り、濃縮乾固する。無水エタノー
ルへの溶解及び濃縮乾固を更に2回繰り返して得られた
生成物を最終的にアセトン(150ml)を用いて摩砕し、
過して2−ベンジルアミノ−7−ヒドロキシテトラリ
ン臭化水素酸塩(25.3g)を収得する。融点198〜200
℃。
後、濃水酸化アンモニウムを加える。遊離塩基をエチル
アセテートで抽出し、有機溶液を乾燥し、溶媒を蒸発除
去し、得られた固体をトルエン(250ml)から結晶化さ
せ、2−ベンジルアミノ−7−ヒドロキシテトラリン遊
離塩基(14g)を得る。融点161〜163℃。
ブタン−4−イルオキシ)テトラリン塩酸塩 上記ステップ(2)で合成した2−ベンジルアミノ−
7−ヒドロキシテトラリン遊離塩基(10g)と80%水素
化ナトリウム(1.6g)を含有するジメチルスルホキシド
(140ml)の溶液を室温で窒素流下に30分間撹拌する。
ヨウ化カリウムの触媒量および5−ブロモ吉草酸エチル
エステル(10.45g)を反応混合物に加え、17時間室温で
の撹拌を続ける。その後氷/水(400ml)を加え、反応
混合物をエチルアセテートで抽出する。有機層を2N NaO
Hで洗浄し、その後水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾
燥し、真空下に濃縮乾固する。残渣をイソプロパノール
に溶解し、得られた溶液に塩化水素が飽和したイソプロ
パノールを添加して目的化合物を沈澱させ、イソプロパ
ノール(100ml)から結晶化させる。収量10.7g。融点15
4〜156℃。
4−イルオキシ)テトラリン塩酸塩 上記ステップ(3)で合成した2−ベンジルアミノ−
7−(エトキシカルボニルブタン−4−イルオキシ)テ
トラリン塩酸塩(10.7g)を95%エタノール(250ml)お
よび水(25ml)に含有させた溶液を水素添加触媒として
10%Pd/C(1.2g)を用い、60℃、大気圧で水素添加す
る。6時間後、触媒を去し、液を濃縮する。残渣を
無水エタノールに取り濃縮乾固し、これを数回くり返
す。その後、得られた生成物をエチルエーテルで摩砕
し、過する。残渣をイソプロパノールから結晶化させ
て上記に示した目的化合物8gを収得する。融点131〜133
℃。
ルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕
−2−ヒドロキシ−2−(3−クロロフェニル)エタン
アミン塩酸塩 2−アミノ−7−(エトキシカルボニルブタン−4−
イルオキシ)テトラリン遊離塩基(5g)(上記ステップ
(4)で合成した対応する塩酸塩を水に溶解し、水溶液
を濃水酸化アンモニウムの添加により塩基性にし、該遊
離塩基をエチルアセテートで抽出し、溶媒を蒸発除去し
て得られる)と3−クロロスチレンオキサイド(4.6g)
とを含有する無水ジメチルスルホシシド(15ml)の溶液
を窒素流下に撹拌しながら11時間80℃に加熱する。一晩
中室温で放置した後、反応混合物を氷/水混合物に注
ぎ、エチルアセテートで抽出する。有機層を水で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮乾固する。得られ
た残渣をエチルエーテルに溶解し、それに塩化水素が飽
和したイソプロパノールを加える。沈殿物を過により
回収し、乾燥し、イソプロパノール(40ml)から2度結
晶化して目的化合物3.9gを得る。融点127〜130℃。
るステップ(1)及び(2)と同一の操作を行ない、2
−ベンジルアミノ−7−ヒドロキシテトラリンの遊離塩
基を得る。
ロパン−2−イルオキシ)テトラリン および 2−ベンジルアミノ−7−(2−エトキシカルボニル−
プロパン−2−イルオキシ)テトラリンオキサレート 上記ステップ(2)で合成した2−ベンジルアミノ−
7−ヒドロキシテトラリン遊離塩基(19g)および1,1,1
−トリクロロ−2−メチル−2−プロパノール(26.6
g)をアセトン(500ml)に含有させた溶液を室温で15分
間撹拌する。その後、反応混合物を15℃まで冷却し、そ
れに水酸化カリウム(10.9g)を加え、この反応混合物
を室温で2時間撹拌する。次いで水酸化カリウム(10.9
g±10.9g)を2回追加して加え、得られた反応混合物を
一晩中室温で撹拌し、その後減圧下に濃縮乾固する。氷
/水(250ml)を加え、溶液をエチルエーテルで洗浄
し、活性炭で脱色し、HClを添加してpH5〜6まで酸性に
する。沈殿した2−ベンジルアミノ−7−(2−カルボ
キシ−プロパン−2−イルオキシ)テトラリン(14g)
を過により回収し、塩化チオニル(3.6ml)を含有す
る無水エタノール(100ml)溶液に加える。混合物を還
流温度に4時間加熱し、濃縮乾固する。これに氷/水の
混合物を加え、溶液を水酸化アンモニウムの添加により
塩基性にする。溶液をエチルアセテートで抽出し、有機
抽出物を乾燥し、濃縮乾固する。得られた遊離塩基をア
セトンに溶解し、それにシュウ酸を加える。沈殿物を
過により回収し、95%エタノール(180ml)から結晶化
させて、2−ベンジルアミノ−7−(2−エトキシカル
ボニル−プロパン−2−イルオキシ)テトラリンオキサ
レート11.3gを収得する。融点174〜176℃。
パン−2−イルオキシ)テトラリンオキサレート 上記ステップ(3)で合成した2−ベンジルアミノ−
7−(2−エトキシカルボニル−プロパン−2−イルオ
キシ)テトラリン遊離塩基(9.1g)を含有する95%エタ
ノール(100ml)と塩酸(4ml)との溶液を60℃、大気圧
下に、水素添加触媒として10%Pd/C(1g)を用いて水素
添加する。4時間後、触媒を去し、液を濃縮する。
残渣を無水エタノールに取り濃縮乾固し、これを数回く
り返す。その後、得られた生成物を希水酸化アンモニウ
ムに溶解し、エチルエーテルで抽出する。有機層を乾燥
し、濃縮乾固し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー
に供し、塩化メチレン/エタノール:8/2混合物で溶離さ
せて精製する。所望の生成物を含有する分画を一緒にし
て、濃縮乾固する。残渣をアセトンに溶解し、シュウ酸
を加えて目的化合物を沈殿させ、その後、アセトン(10
ml)から結晶化させて、0.66gを収得する。融点140〜14
2℃。
2−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフ
チル]−2−ヒドロキシ−2−(3−クロロフェニル)
エタンアミン塩酸塩 無水のジメチルスルホキシド(10ml)中にステップ
(4)で調製した対応するシュウ酸塩の中和により得ら
れた2−アミノ−7−(2−エトキシカルボニル−プロ
パン−2−イルオキシ)テトラリン遊離塩基(3,2g)お
よびN−トリメチルシリルアセトアミド(2.5g)を含む
混合物を無条件下且つ窒素気流中室温で20分間撹拌す
る。次いで、これに3−クロロスチレンオキサイド(2.
8g)を加え、反応混合物を80℃で8時間加熱し、室温で
1晩放置し、次いで3−クロロスチレンオキサイド(1.
0g)を追加し、80℃でさらに5時間加熱し、氷/水(15
0ml)に注ぎ入れる。高濃度塩酸(数ml)および酢酸エ
チル(100ml)をこれに加え、得られた混合物を室温で
1時間撹拌する。分離した2層の一方である水層を酢酸
エチル(50mlで2回)で洗浄し、有機性のある洗浄物を
分離した他方の有機層と合わせ、水、希水酸化アンモニ
ウムおよび水で順次洗浄し、乾燥し、濃縮乾固して、油
状生成物(6.6g)を得る。これは、酢酸エチルを溶離剤
とするフラッシュ クロマトグラフィーにより精製され
る。この様にして精製された生成物は、これをイソプロ
ピルエーテルに溶解し、塩化水素で飽和したイソプロパ
ノールの添加により、得られた溶液を酸性化して、対応
する塩酸塩に転換される。溶液を放置することにより、
析出物が形成されるので、これを濾過し、イソプロピル
アルコールを使用して2回結晶化を行なうことにより、
所定の化合物1gを得る。融点=142〜144℃。
Claims (13)
- 【請求項1】一般式 [式中、Aは、ベンゾフラン−2−イル基又はフェニル
基を示し、これらベンゾフラン−2−イル基及びフェニ
ル基は、1個もしくは2個のハロゲン原子で又は低級ア
ルキル基もしくはトリフルオロメチル基で置換されてい
てもよく; Xは、水素原子、低級アルキル基又は低級アルカノイル
基を示し、 Yは、水素原子を示すかまたは一般式 A′−CH(OH)−CH2−で表される基を示し、ここで
A′は、Aと同一であるがベンゾフラン−2−イル基と
は異なる基を示すか、或いは X及びYは、互いに結合して、カルボ(低級アルコキ
シ)基で置換されていてもよいメチレンブリッジ;オキ
ソ置換されていてもよいエチレンブリッジ;又は1,3−
プロピレンブリッジを形成していてもよく; Tは、一般式(II) {式中、nは、1、2、又は3を示し; Zは、水素原子又は低級アルキル基を示し; Wは、直接結合又は酸素原子を示し; R′は、次の基、即ち、 ・水素原子、 ・低級アルキル基、 ・次の各基からなる群、即ち、 水酸基;低級アルコキシ基;低級アルケニルオキシ基;
低級アルキニルオキシ基;シクロアルキルオキシ基;シ
クロアルキル−(低級アルコキシ)基;ベンジルオキシ
基;フェノキシ基;メルカプト基;(低級アルキル)チ
オ基;(低級アルケニル)チオ基:(低級アルキニル)
チオ基;シクロアルキルチオ基;シクロアルキル−(低
級アルキル)チオ基;ベンジルチオ基;フェニルチオ
基;(低級アルキル)スルフィニル基;(低級アルケニ
ル)スルフィニル基;(低級アルキニル)スルフィニル
基;シクロアルキルスルフィニル基;シクロアルキル−
(低級アルキル)スルフィニル基;ベンジルスルフィニ
ル基;フェニルスルフィニル基;(低級アルキル)スル
フォニル基;(低級アルケニル)スルフォニル基;(低
級アルキニル)スルフォニル基;シクロアルキルスルフ
ォニル基;シクロアルキル−(低級アルキル)スルフォ
ニル基;ベンジルスルフォニル基;フェニルスルフォニ
ル基;シアノ基;ニトロ基;置換基として低級アルキル
基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロアル
キル基、シクロアルキル−(低級アルキル)基、ベンジ
ル基及びフェニル基からなる群より独立して選ばれた1
個又は2個の基を有していてもよいアミノ基;カルボキ
シ基;(低級アルコキシ)カルボニル基;(低級アルケ
ニルオキシ)カルボニル基;(低級アルキニルオキシ)
カルボニル基;シクロアルキルオキシカルボニル基;シ
クロアルキル−(低級アルコキシ)カルボニル基;ベン
ジルオキシカルボニル基;フェノキシカルボニル基;並
びに置換基として低級アルキル基、低級アルケニル基、
低級アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルキル
−(低級アルキル)基、ベンジル基及びフェニル基から
なる群より独立して選ばれた1個又は2個の基をそのア
ミノ基上に有していてもよいカルバモイル基; からなる群より選ばれた官能基; ・次の各基からなる群、即ち、 官能基で置換された低級アルキル基;官能基で置換され
た低級アルケニル基;官能基で置換された低級アルキニ
ル基;置換基としてフェニル環上に低級アルキル基もし
くは官能基を有するフェニル−(低級アルキル)基;置
換基としてフェニル環上に低級アルキル基もしくは官能
基を有するフェニル−(低級アルケニル)基;置換基と
してフェニル環上に低級アルキル基もしくは官能基を有
するフェニル−(低級アルキニル)基;置換基としてフ
ェニル環上に低級アルキル基もしくは官能基を有するベ
ンジル基;及び置換基として低級アルキル基もしくは官
能基を有していてもよいフェニル基;(ここで官能基
は、上記した通りのものを指す) からなる群より選ばれた基R; ・式−OR、−SR、−SO−R、又は −SO2R(各式中、Rは上記に同じ)で表される基; ・式−NRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、水素
原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又はR
とR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピペリ
ジノ基及びモルホリノ基から選ばれた基を形成していて
もよい)で表される基; ・式−COOR又は−COSR(式中、Rは上記に同じ)で表さ
れる基; ・式−CONRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、水
素原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又は
RとR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピペ
リジノ基及びモルホリノ基から選ばれた基を形成してい
てもよい)で表される基;或いは ・式−SO2NRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、
水素原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又
はRとR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピ
ペリジノ基又はモルホリノ基を形成していてもよい)で
表される基; を示し; R″は、次の各基、即ち、 ・水素原子; ・ハロゲン原子; ・低級アルキル基; ・上記官能基; ・式−OR(式中、Rは、上記に同じ)で表される基; ・式−COOR(式中、Rは、上記に同じ)で表される基; ・式−CONRR0(式中、Rは上記に同じであり、R0は、水
素原子又は上記Rについて定義した各基を示すか、又は
RとR0とは結合して窒素原子と共にピロリジノ基、ピペ
リジノ基及びモルホリノ基から選ばれた基を形成してい
てもよい)で表される基; を示す。} で表わされる基を示し; Aが置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基及びト
リフルオロメチル基から選ばれた基を有してもよいフェ
ニル基を示し、X及びYが水素原子を示す場合、 Tは、一般式(III) {式中、Rは、水素原子;メチル基;置換基としてカ
ルボキシ基又はカルボ(低級アルコキシ)基を有するメ
チル基;又は置換基としてカルボキシ基又はカルボ(低
級アルコキシ)基を有する炭素数3〜5の直鎖又は分枝
のアルキル基を示す} で表される基であってもよい。] で表される活性フェニルエタノールアミン誘導体又はそ
の薬学的に許容される塩の予防量及び/又は有効量を含
有することを特徴とする哺乳類の眼疾患の予防及び/又
は治療用医薬。 - 【請求項2】活性化合物が、一般式(I)において、 Aが、非置換フェニル基、又は置換基としてハロゲン原
子、低級アルキル基及びトリフルオロメチル基から選ば
れた基を有するフェニル基を示し; X及びYが水素原子を示し; Tが、一般式(III)(式中、Rは上記に同じ)で表
される基を示す ことを特徴とするフェニルエタノールアミン誘導体であ
る請求項1に記載の医薬。 - 【請求項3】活性化合物が、一般式(I)において、 Aが、3−クロロフェニル基を示し; X及びYが水素原子を示し; Tが、一般式(III)(式中、Rは、水素原子;カル
ボメトキシメチル基;カルボエトキシメチル基;カルボ
メトキシブチル基;カルボエトキシブチル基;2−カルボ
メトキシ−2−プロピル基;または2−カルボエトキシ
−2−プロピル基を示す)で表される基を示す ことを特徴とするフェニルエタノールアミン誘導体であ
る請求項2に記載の医薬。 - 【請求項4】活性化合物が、次の各化合物、即ち、 ・N−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチル)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒド
ロキシエタンアミン及びその薬学的に許容できる塩; ・N−〔(2S)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2R)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン及びその薬学
的に許容できる塩; ・N−〔(2R)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2R)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン及びその薬学
的に許容できる塩; ・N−〔(2S)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2S)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン及びその薬学
的に許容できる塩; ・N−〔(2R)−(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)〕−(2S)−2−(3−クロロ
フェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン及びその薬学
的に許容できる塩; ・N−〔(2R)−7−エトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2R)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
及びその薬学的に許容できる塩; ・N−〔(2S)−7−エトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2R)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
及びその薬学的に許容できる塩; ・N−〔(2S)−7−エトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2S)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
及びその薬学的に許容できる塩; ・N−〔(2R)−7−メトキシカルボニルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−(2R)−2−
(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミン
及びその薬学的に許容できる塩; ・N−〔7−(エトキシカルボニルブタン−4−イルオ
キシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル〕−2
−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエタンアミ
ン及びその薬学的に許容できる塩; ・N−〔7−(2−エトキシカルボニルプロパン−2−
イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチ
ル〕−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエ
タンアミン及びその薬学的に許容できる塩 からなる群より選ばれた化合物である請求項3に記載の
医薬。 - 【請求項5】活性化合物が、一般式(I)において、 Aがフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−クロロ
フェニル基又は3−トリフルオロメチルフェニル基を示
し; Xが水素原子を示し; Yが水素原子又は基 A′−CH(OH)−CH2−(A′はAと同じで、フェニル
基、2−フルオロフェニル基、3−クロロフェニル基又
は3−トリフルオロメチルフェニル基である)を示し; Tが式(II)の基〔nは1又は2であり、R′はヒドロ
キシ、カルボキシ、カルボ(低級アルコキシ)及びカル
バモイルから選ばれた官能基、又は基−OR(Rは低級ア
ルキル基又は低級アルケニル基であり、これら低級アル
キル基又は低級アルケニル基は、置換基としてカルボキ
シ及びカルボ(低級アルコキシ)から選ばれた官能基を
有する。)であり、R″は水素原子であり、Wは直接結
合であり、Zは低級アルキル基である〕を示す ことを特徴とするフェニルエタノールアミン誘導体であ
る請求項1に記載の医薬。 - 【請求項6】活性化合物が、一般式(I)において、 Aがフェニル基、3−クロロフェニル基又は3−トリフ
ルオロメチルフェニル基を示し; Xが水素原子を示し; Yが水素原子又は基 A′−CH(OH)−CH2−(A′はAと同じで、フェニル
基である)を示し; Tが式(II)の基〔nは1又は2であり、R′はヒドロ
キシ、カルボキシ、カルボメトキシ、カルボエトキシ、
カルバモイル、カルボキシメトキシ、カルボメトキシメ
トキシおよびカルボエトキシメトキシから選ばれた基で
あり、R″は水素原子であり、Wは直接結合であり、Z
はメチル基である〕を示す ことを特徴とするフェニルエタノールアミン誘導体てあ
る請求項5に記載の医薬。 - 【請求項7】活性フェニルエタノールアミン誘導体が、
次の化合物、即ち、 *N−[2−(4−カルボメトキシフェニル)−1−メ
チルエチル]−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルア
ミンおよびその医薬として許容される塩、 *N−[2−(4−カルボキシフェニル)−1−メチル
エチル]−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルアミン
およびその医薬として許容される塩、 *(R,S)−N−(2−フェニル−2−ヒドロキシエチ
ル)−1−メチル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピルアミンおよびその医薬として許容される塩、 *(R,S)−N−(2−フェニル−2−ヒドロキシエチ
ル)−1−メチル−3−(4−アミノカルボニルフェニ
ル)プロピルアミンおよびその医薬として許容される
塩、 *p−[(R)−3−[ビス−[(R)−ベータ−ヒド
ロキシフェネチル]アミノ]ブチル]−ベンズアミドお
よびその医薬として許容される塩、 *p−[(S)−3−[ビス−[(R)−ベータ−ヒド
ロキシフェネチル]アミノ]ブチル]−ベンズアミド及
びその医薬として許容される塩、 *(RR,SS)−N−[2−(4−カルボメトキシフェニ
ル)−1−メチルエチル]−2−ヒドロキシ−2−(3
−トリフルオロメチルフェニル)エタンアミンおよびそ
の医薬として許容される塩、 *(RR,SS)−N−[2−(4−カルボキシフェニル)
−1−メチルエチル]−2−ヒドロキシ−2−(3−ト
リフルオロメチルフェニル)エタンアミンおよびその医
薬として許容される塩、 *N−[2−(4−カルボメトキシメトキシフェニル−
1−メチルエチル]−2−ヒドロキシ−2−(3−クロ
ロフェニル)エタンアミン及びその医薬として許容され
る塩、及び *N−[2−(4−カルボキシメトキシフェニル)−1
−メチルエチル]−2−ヒドロキシ−2−(3−クロロ
フェニル)エタンアミン及びその医薬として許容される
塩 からなる群より選ばれたものである請求項6に記載の医
薬。 - 【請求項8】フェニルエタノールアミン誘導体が、N−
[2−(4−カルボメトキシフェニル)−1−メチルエ
チル]−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルアミン中
性フマレートの低融点ジアステレオマー混合物である請
求項7に記載の医薬。 - 【請求項9】フェニルエタノールアミン誘導体が、(R
R,SS)−N−[2−(4−カルボメトキシメトキシフェ
ニル)−1−メチルエチル]−2−ヒドロキシ−2−
(3−クロロフェニル)エタンアミン又はその臭化水素
酸塩である請求項7に記載の医薬。 - 【請求項10】高眼圧症及び緑内障の予防及び/又は治
療用の請求項1乃至9のいずれかに記載の医薬。 - 【請求項11】薬学的に許容される賦形剤と共に 0.00001〜1%の活性成分を含有する点眼製剤の形態に
あることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載
の医薬。 - 【請求項12】局所投与用に許容される点眼賦形剤中
に、 0.0001〜0.2%の活性成分を含有することを特徴とする
請求項11に記載の医薬。 - 【請求項13】点眼液の形態にある請求項11又は12に記
載の医薬。
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