JP2844094B2 - スプリングリターン形コントロールモータ - Google Patents

スプリングリターン形コントロールモータ

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JP2844094B2 JP30758189A JP30758189A JP2844094B2 JP 2844094 B2 JP2844094 B2 JP 2844094B2 JP 30758189 A JP30758189 A JP 30758189A JP 30758189 A JP30758189 A JP 30758189A JP 2844094 B2 JP2844094 B2 JP 2844094B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスプリングリターン形コントロールモータ、
特に非常事態等において空調装置等のダンパーや弁をス
プリングの力で開閉せしめるために用いるスプリングリ
ターン形コントロールモータに関するものである。
(従来の技術) 第4図は従来のスプリングリターン形コントロールモ
ータを示し、1はモータ、3は例えば空調用バルブやダ
ンパー等を駆動する出力軸、4は出力軸3の駆動歯車、
5はこの駆動歯車4と前記モータ軸2間に介挿した減速
歯車、6は前記出力軸3が正方向に駆動されたとき、こ
の出力軸3によって巻かれる渦巻き形のスプリング、10
は前記駆動歯車4の軸に固定した小歯車、11は前記出力
軸3によって回転自在に支承され前記小歯車10にその外
歯を噛合せしめた環状歯車、12は前記出力軸3から軸と
直角方向に延び更に出力軸3と平行に同一方向に延びる
2本のアーム、13はこのアーム12によって夫々回動自在
に支承され前記環状歯車11の内歯に噛合する遊星歯車、
14は前記出力軸3により回転自在に支承され前記遊星歯
車13がその外周に噛合されるようにした太陽歯車、15は
前記スプリング6を巻くようにしたスプリング軸、16は
このスプリング軸15に固定したスプリング用歯車、17は
前記出力軸3によって回転自在に支承され前記スプリン
グ用歯車16に噛合する、前記太陽歯車14と同心状で一体
の大歯車、9は前記スプリング用歯車16に中間歯車18、
スプリング6が巻かれる方向の回転では遮断状態とされ
る一方向クラッチ19及び増速機20を介して連結したスプ
リング用ブレーキ軸、22は励磁作動形スプリング用ブレ
ーキである。
更に従来のスプリングリターン形コントロールモータ
では第5図に示すように出力軸3の先端にストッパーカ
ム2を固着し、このストッパーカム2に設けられた2個
の角2a,2bの何れか一方が機枠7に螺合したストッパー
ねじ8に突き当たり、出力軸3が停止されるようになっ
ている。
このような構成のものではモータ1が正方向に回転し
て出力軸3が第5図において反時計方向に回転し、角2
a,2bの何れか一方がストッパーねじ8に突き当たると出
力軸3が停止し、モータ1の回転は歯車5,4,10,11,13,1
4,17,16を介してスプリング軸15に伝達され、スプリン
グ6が巻かれるようになる。尚このときは一方向クラッ
チ19によってスプリング用ブレーキ22によるブレーキは
スプリング軸15には加わらない。
スプリング6が完全に巻かれた後は歯車16,17を介し
て太陽歯車14が固定された状態となるためモータ1の回
転は遊星歯車13、アーム12を介して出力軸3に伝達さ
れ、例えば空調用バルブやダンパーを開くようになる。
又通常の作動で空調用バルブやダンパーを閉じる場合
にはスプリング用ブレーキ22を作動した状態でモータ1
を逆方向に回転すれば一方向クラッチ19を介してスプリ
ング用ブレーキ22が働いて歯車18,16,17及び14を逆転方
向には固定するようになるから前記正転の場合と同様モ
ータ1によって定められる回転速度で出力軸3が逆転
し、空調バルブやダンパーを閉じるようになる。
然しながらこれら空調バルブやダンパーが開いている
状態で停電等の事故が生じた場合にはスプリング用ブレ
ーキ22が解除されモータ1が逆方向に回転しなくてもス
プリング6の弾撥力が歯車16,17,14,13,アーム12を介し
て出力軸3に伝達され、出力軸3を急速に逆転するよう
になる。なおこの時は太陽歯車14と共に遊星歯車が公転
するため、スプリング軸15の回転はモータ1には伝達さ
れない。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような従来の遊星歯車機構を有するスプリング
リターン形コントロールモータではストッパーねじ8を
進退して出力軸3が停止する位置を調節し、負荷のバル
ブ等との取付関係を任意に調節出来ると共に、スプリン
グ6の巻き込み回数を出力軸3の位置とは無関係に設定
出来る利点はあるが、遊星歯車機構を使用するため構造
が複雑で高価となる欠点があった。
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明のスプリングリターン形コントロールモータは
モータと、このモータに減速機構とメカクラッチを介し
て連結したスプリング軸と、このスプリング軸によって
巻かれるスプリングと、前記スプリング軸にストッパー
カムを介して着脱自在に連結される出力軸とより成り、
前記ストッパーカムと前記スプリング軸は互いに噛合す
る歯を有し、この歯の噛合位置を変えることによって前
記出力軸の停止位置を調節するようにしたことを特徴と
する。
(作 用) 本発明のスプリングリターン形コントロールモータに
おいてはスプリング軸と出力軸との係合角度が互いに嵌
着する歯の位置を変えることにより変更され、従ってス
プリングの巻き込み量と、出力軸の位置とが独立して調
節されるようになる。
(実施例) 以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては第1図に示すように従来のスプリン
グリターン形コントロールモータにおける遊星歯車機構
を用いず、前記駆動歯車4と前記スプリング用歯車16間
をスプリング6が巻かれる方向の回転のみ伝達出来るよ
うにした例えば特公昭58−43625号公報に示されている
ギヤクラッチ装置のようなメカクラッチ21を介して連結
し、前記出力軸3を前記ストッパーカム2を介して前記
スプリング軸15に着脱自在に連結せしめる。
第2図,第3図は前記出力軸3とスプリング軸15の連
結部分の詳細を示し、本発明においては前記スプリング
軸15の先端外周に外歯15aを形成し、ストッパーカム2
のボス部の一端には前記外歯15aに噛合する内歯2cを設
け、前記ストッパーカム2のボス部の他端には角状部23
を形成し、この角状部23に前記出力軸3を連結出来るよ
うにすると共に、前記ストッパーカム2と前記スプリン
グ軸15の先端間をねじ24によって着脱自在に連結出来る
ようにする。
本発明のスプリングリターン形コントロールモータは
上記のような構成であるから、スプリング6を所定量巻
き込むには、ストッパーカム2をスプリング軸15より取
り外しモータ1を回転させてスプリング6を所定量巻き
込んだ後、ストッパーカム2のボス部に設けた内歯2cを
スプリング軸15の先端外周に設けた外歯15aに噛合する
ことによって前記ストッパーカム2を前記スプリング軸
15に固定し、この時ストッパーカム2の角2a,2bの何れ
か一方が機枠7に螺合したストッパーねじ8の先端近く
に配置されるようにし、ストッパーねじ8を進退して前
記角状部23の位置を負荷である空調バルブやダンパーの
開閉位置に合致させた後ねじ24でスプリング軸15に固着
し、次いで前記角状部23に前記出力軸3を固定せしめ
る。
本発明のスプリングリターン形コントロールモータは
上記のような構成でいるから、スプリング軸15からスト
ッパーカム2を取り外して、再び取り付ける操作を繰り
返すことによってスプリング6の巻き込み量と出力軸3
の回転角度位置との関係をスプリング軸15の先端外周に
設けた外歯15aのピッチ間隔で互いに独立して調整出
来、従ってスプリング6の復帰トルクを出力軸3と独立
に設定出来るようになる。
(発明の効果) 上記のように本発明によれば極めて簡単な構成により
停電等の事故に際しスプリングをリターンさせ、バルブ
等を閉じることができるスプリングリターン型コントロ
ールモータを得ることができる大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明スプリングリターン形コントロールモー
タの説明図、第2図,第3図は夫々ストッパーカム部分
の詳細を示す横断平面図及び正面図、第4図は従来のス
プリングリターン形コントロールモータの説明図、第5
図はそのストッパーカム部分の端面図である。 1……モータ、2……ストッパーカム、2a,2b……角、2
c……内歯、3……出力軸、4……駆動歯車、5……減
速歯車、6……スプリング、7……機枠、8……ストッ
パーねじ、9……スプリング用ブレーキ軸、10……小歯
車、11……環状歯車、12……アーム、13……遊星歯車、
14……太陽歯車、15……スプリング軸、15a……外歯、1
6……スプリング用歯車、17……大歯車、18……中間歯
車、19……一方向クラッチ、20……増速機、21……メカ
クラッチ、22……スプリング用ブレーキ、23……角状
部、24……ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 7/116 F16H 33/02 F16K 31/04 - 31/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、このモータに減速機構とメカク
    ラッチを介して連結したスプリング軸と、このスプリン
    グ軸によって巻かれるスプリングと、前記スプリング軸
    にストッパーカムを介して着脱自在に連結される出力軸
    とより成り、前記ストッパーカムと前記スプリング軸は
    互いに噛合する歯を有し、この歯の噛合位置を変えるこ
    とによって前記出力軸の停止位置を調節するようにした
    ことを特徴とするスプリングリターン形コントロールモ
    ータ。
  2. 【請求項2】上記ストッパーカムが外周に突出した角を
    有し、この角が上記ストッパーカムが回転した際機枠に
    相対的に進退自在ならしめたストッパーねじに係合して
    上記ストッパーカムの回転が停止される請求項1記載の
    スプリングリターン形コントロールモータ。
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