JP2843344B2 - カセット装着装置 - Google Patents

カセット装着装置

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JP2843344B2 JP63321418A JP32141888A JP2843344B2 JP 2843344 B2 JP2843344 B2 JP 2843344B2 JP 63321418 A JP63321418 A JP 63321418A JP 32141888 A JP32141888 A JP 32141888A JP 2843344 B2 JP2843344 B2 JP 2843344B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1.装置本体の概略構成 G2.カセット案内機構の構成 G3.第1カセットホルダ及びその駆動機構の構成 G4.第2カセットホルダ及びその駆動機構の構成 G5.蓋体開閉機構の構成 G4.実施例の作用 H.発明の効果 A.産業上の利用分野 この発明は、フロントローディング方式のカセット式
ビデオテープレコーダ(VTR)等に用いられるカセット
装着装置に関し、特に、大きさが異なる大中小3種類の
カセットを選択的に使い分けることができるカセット装
着装置に係るものである。
B.発明の概要 この発明は、大きさの異なる多種類のカセットを使い
分けて、上記各カセットを保持するカセットホルダによ
り、カセットをローディング,アンローディングするこ
とができるようにしたカセット装着装置において、 上記カセットホルダを、装置本体内を水平,垂直方向
に往復移動する第1カセットホルダと、この第1カセッ
トホルダに対して水平方向に相対往復移動する第2カセ
ットホルダとの2重構造にすることにより、 上記ローディング,アンローディングにかかる時間を
可及的に短くすることができると共に、どのサイズのカ
セットをも上記装置本体内のカセット装着位置に確実に
装着することができるようにしたものである。
C.従来の技術 例えば、特開昭60−76049号公報にカセット装着装置
が示されている。これを、第13〜18図によって具体的に
説明すると、100はフロントローディング方式のカセッ
ト式ビデオテープレコーダに適用したカセット装着装置
である。このカセット装着装置100は、その装置本体101
の正面101aの上部に大きさの異なる大中小3種類のカセ
ットC1,C2,C3(大,中,小カセットC1,C2,C3を各カセッ
トCと総称する)を挿入するカセット挿入口102を有し
ている。このカセット挿入口102には、該カセット挿入
口102から挿入された上記各カセットCのうちいずれか
一つを保持するカセットホルダ103を臨ませてある。こ
のカセットホルダ103は、底部103aと両側部103b,103bと
で略凵字型に形成してあり、その両側部103b,103bには
一対のラック板104,104を固定してある。この一対のラ
ック板104のカセット挿入口102寄りの下側のコーナ部が
L字型のラック部104aになっていると共に、残りの3つ
のコーナ部にはガイドローラ105,105,105を突設してあ
る。この各ラック板104に突設した各ガイドローラ105
は、上記装置本体101の両側部101b,101bに形成された3
本の逆L字形のガイド溝101c,101c,101cに挿通してあ
る。また、上記一対のラック板104,104の各ラック部104
aはモータ106により回転する一対のピニオン107,107に
噛合している。これにより、上記カセットホルダ103
は、上記両側部101b,101bの各ガイド溝101cに沿って水
平方向及び垂直方向に往復移動自在になっており、上記
各カセットCをカセット挿入口102からカセット装着位
置としての一対のリール台(図示しない)間をローディ
ング,アンローディングできるようになっている。
また、第15〜17図に示すように、上記カセットホルダ
103の底部103aの裏面側には、中,小カセットC2,C3を該
カセットホルダ103の先端に突設された一対のストッパ
部103c,103cまで搬送するカセット往復移動機構110を設
けてある。このカセット往復移動機構110は、上記カセ
ットホルダ103の底部103aの裏面の先端部側と基端部側
に固定された一対の支持板111,112と、この一対の支持
板111,112間に架け渡されて貫通したスクリューネジ113
及び一対のガイド軸114,114と、これらスクリューネジ1
13及び一対のガイド軸114,114に螺合して前後方向に移
動する移動台115と、この移動台115の上面に板ばね116
の弾性力等により上方に付勢されて昇降動自在な一対の
係止ピン117,117と、上記スクリューネジ113をベルト11
8等を介して回転させるモータ119とで構成されている。
上記一対の係止ピン117,117は上記カセットホルダ103の
底部103aの先端部と基端部間の前後方向に形成された一
対の長孔103d,103dより底部103aの上面に突出してい
る。この底部103aの上面により突出した上記一対の係止
ピン117,117は上記中,小カセットC2,C3の底部に形成さ
れた係合穴aに係脱自在になっている。
そして、カセット装着装置100の一対のリール台に大
カセットC1を装着する際に、その装置本体101のカセッ
ト挿入口102に大カセットC1を挿入する。すると、カセ
ットホルダ103に設けられたセンサ120により大カセット
C1の大きさが判別されると共に、該センサ120により大
カセットC1の前面がカセットホルダ103の所定位置まで
挿入されたことが検出される。このカセットの大きさの
判別に基づき前記一対のリール台の間隔が大カセットC1
の大きさに合わせて自動調整される。また、上記カセッ
トホルダ103の一対のストッパ部130c,103c側に設けられ
たセンサ121により上記大カセットC1の前面が上記一対
のストッパ部103c,103cに当接されてカセット挿入が完
了したことが検出される。このときに、カセット往復移
動機構110の一対の係止ピン117,117は大カセットC1の底
部に押されて下降している。その後、上記カセットホル
ダ103がモータ106の駆動により各ガイド溝101cに沿って
上記一対のリール台上まで水平移動及び下降動すること
により、上記大カセットC1は上記一対のリール台にロー
ディングされて装着される。尚、この大カセットC1のア
ンローディングは上記ローディングの逆動作により行わ
れるようになっている。
また、第17図に示すように、前記カセット挿入口102
に中カセットC2、或は小カセットC3を挿入すると、カセ
ットホルダ103に設けられたセンサ122、或はセンサ123
により、中カセットC2或は小カセットC3の大きさが判別
されると共に、該センサ122或はセンサ123により中カセ
ットC2或は小カセットC3の前面がカセットホルダ103の
所定位置まで挿入されたことが検出される。このカセッ
トの大きさの判別に基づき前記一対のリール台の間隔が
中カセットC2或は小カセットC3の大きさに合わせて自動
調整されると共に、カセット往復移動機構110の一対の
係止ピン117,117が中カセットC2、或は小カセットC3
係合孔aに係合する。この一対の係止ピン117,117によ
り中カセットC2、或は小カセットC3はカセットホルダ10
3の底部103a上を往動し、その前面が該カセットホルダ1
03の一対のストッパ部103c,103cに当たるまで移動す
る。そして、前記センサ121により上記中カセットC2
は小カセットC3の前面が上記一対のストッパ部103c,103
cに当接されてカセット挿入が完了したことが検出され
る。その後、前記大カセットC1のカセットローディング
と同様に、上記カセットホルダ103がモータ106の駆動に
より各ガイド溝101cに沿って上記一対のリール台上まで
水平移動及び下降動することにより、上記中カセットC2
或は小カセットC3は上記一対のリール台にローディング
されて装着される。
尚、この中カセットC2、或は小カセットC3のアンロー
ディングは、上記ローディングの逆動作により行われる
が、カセット排出時に、上記中,小カセットC2,C3はカ
セット往復移動機構110によりカセットホルダ103の底部
103a上を所定ストローク復動され、カセット排出時の大
カセットC1の後面位置と上記中,小カセットC2,C3の後
面位置が揃えられようになっている。また、カセットの
挿入時、或は排出時に、カセットホルダ103の底部103a
上の中央に突設されたガイド突起103eに、各カセットC
の底部の中央に設けられたガイド溝bが係合されて挿
入,排出されることにより、各カセットCはカセットホ
ルダ103の所定位置に常に位置決めされるようになって
いる。
D.発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記従来のカセット装着装置100で
は、第13,14図に示すように、カセットのローディン
グ,アンローディング時にカセットホルダ103を小カセ
ットC3を基準にするため、大,中カセットC1,C2を一対
のリール台に装着等させるには、カセットサイズの違い
により水平ストロークSが長くなる欠点があり、カセッ
トホルダ103の水平方向の移動時間が長くかかる不利点
があった。従って、大,中カセットC1,C2のカセットロ
ーディング,アンローディング時間が長くなる不利点が
あった。
そこで、この発明は、カセットのローディング,アン
ローディング時間を可及的に短くすることができると共
に、どのサイズのカセットをもカセット装着位置に確実
に装着することができるカセット装着装置を提供するも
のである。
E.課題を解決するための手段 この発明のカセット装着装置は、大きさの異なる多種
類のカセットのうちいずれか一つが挿入されるカセット
挿入口を有した装置本体と、上記装置本体に設けられた
ガイド部に沿って水平及び垂直方向に往復移動すること
により上記各カセットをローディング,アンローディン
グする第1カセットホルダと、この第1カセットホルダ
と上記装置本体間に設けられ、該第1カセットホルダを
上記ガイド部に沿って水平,垂直方向に往復移動させる
第1カセットホルダ駆動機構と、上記各カセットを保持
して、上記第1カセットホルダに対して水平方向に往復
移動する第2カセットホルダと、この第2カセットホル
ダと上記第1カセットホルダ間に設けられ、該第2カセ
ットホルダを上記第1カセットホルダに対して水平方向
に相対往復移動させる第2カセットホルダ駆動機構と、
上記第2カセットホルダに設けられ、上記カセットが所
定の保持位置に保持されたときに上記第1カセットホル
ダ駆動機構および第2カセットホルダ駆動機構の移動を
同時に開始させるスイッチと、を備えている。
F.作用 大きさの異なる多種類の各カセットを保持する第2カ
セットホルダが,装置本体を水平方向及び垂直方向に往
復移動する第1カセットホルダに対して相対往復移動自
在になっているので、水平方向の移動時間が可及的に短
縮される。その結果、各カセットのローディング,アン
ローディング時間が大幅に短縮される。また、各カセッ
トはカセット装着位置に確実に装着されると共に、カセ
ット挿入口に確実にイジェクトされる。
G.実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述する。
G1.装置本体の概略構成 第1図において、1はフロントローディング方式のカ
セット式ビデオテープレコーダに適用したカセット装着
装置である。このカセット装着装置1の装置本体2は、
矩形板状のシャーシ3と、このシャーシ3の両端から垂
直に起立して固定された左右一対の側板(側部)4,4
と、この一対の側板4,4の前端間に架け渡されて固定さ
れた前板5と、上記一対の側板4,4の上端間に架け渡さ
れて固定された上板6とにより箱状に構成されている。
上記装置本体2の一対の側板4,4の所定位置には、水
平部(前板5側)と垂直部とから成る略L字形の3本の
ガイド溝(ガイド部)4a,4b,4cを左右対称にそれぞれ形
成してある。また、上記装置本体2の前板5の上方に
は、大きさの異なる大中小3種類のカセットC1,C2,C
3(これら大,中,小カセットC1,C2,C3を各カセットC
と総称する)を挿入,排出するカセット挿入口7を形成
してある。さらに、上記装置本体2内のカセット挿入口
7には、上記各カセットCを保持するカセットホルダ8
を臨設してある。
G2.カセット案内機構の構成 上記カセット挿入口7の下部には、上記カセットホル
ダ8に各カセットCを案内するカセット案内機構10を配
設してある。このカセット案内機構10は、第1,5図に示
すように、上記装置本体2の一対の側板4,4間に架設さ
れた軸11を介して各基部12aが回転自在に支持され、上
記大,中カセットC1,C2を上記カセットホルダ8に案内
する左右一対のガイド部材12,12と、この一対のガイド
部材12,12の湾曲面状の中カセット案内面12bの後方(背
後)においてそれぞれの反対側に位置する上記各ガイド
部材12の回転に連動して上記軸11を中心として回転する
ことにより、上記カセット挿入口7の中央に出没自在に
設けられた一対のストッパ部材13,13と、この一対のス
トッパ部材13,13間の上記軸11に各基部14aが回転自在に
支持され、小カセットC3を上記カセットホルダ8に案内
する一対のカセット部材14,14とで大略構成されてい
る。
詳述すると、上記一対のガイド部材12,12は合成樹脂
で成形してあり、軸11に介在したバネ15により水平状態
を保つように付勢され、上記中カセット案内面12bを
大,中カセットC1,C2により下方に押すことにより軸11
を中心として下方に回転自在になっている。また、上記
一対のガイド部材12,12の側板4側は大カセット案内面1
2cになっていると共に、該一対のガイド部材12,12の中
カセット案内面12bの上記小カセット案内用の各ガイド
部材14側は小カセット案内テーパ面12dになっている。
また、上記一対のストッパ部材13,13は合成樹脂で成
形してあり、前面13aが小カセットC3の前面に当接する
ストッパ面になっている。そして、第5図に示すよう
に、右側のストッパ部材13が連結棒16を介して左側のガ
イド部材12と連結してあり、左側のストッパ部材13が連
結棒17を介して右側のガイド部材12と連結してある。こ
れにより、上記一対のガイド部材12,12と上記一対のス
トッパ部材13,13は互いにクロス状態に連結されてお
り、例えば、小カセットC3を縦にして右側のガイド部材
12側からカセット挿入口7に挿入しようとしても右側の
ガイド部材12と左側のストッパ部材13は互いに連動して
下方に回転するが、第8図に示すように、右側のストッ
パ部材13は起立したままの状態になっているので、小カ
セットC3を挿入することができず誤挿入が防止されるよ
うになっている。
上記小カセット案内用の一対のガイド部材14,14も合
成樹脂によりそれぞれ成形してあり、湾曲面状の小カセ
ット案内面14bをそれぞれ有している。また、この一対
のガイド部材14,14は軸11等に介在された図示しないバ
ネにより水平状態を保つように付勢され、上記小カセッ
ト案内面14bを小カセットC3により下方に押すことによ
り軸11を中心として下方に回転自在になっている。
また、第1図に示すように、上記一対のガイド部材1
4,14間の軸11には、合成樹脂製の中,小2組の補助スト
ッパ部材18,18,19,19を回転自在に支持してある。これ
ら各補助ストッパ部材18,19は軸11等に介在された図示
しないバネにより起立状態を保つように付勢され、上記
一対の小補助ストッパ部材19,19が後述の第2カセット
ホルダ50の基端部51dにより押されることにより上記全
部の補助ストッパ部材18,18,19,19がそれぞれ前倒自在
になっている。
G3.第1カセットホルダ及びその駆動機構の構成 前記カセットホルダ8は、前記装置本体2の両側板4,
4に形成されたL字形の各ガイド溝4a,4b,4cに沿って水
平方向及び垂直方向に往復移動することにより、前記シ
ャーシ3上に配設された一対のリール台9,9に上記各カ
セットCをローディング,アンローディングする第1カ
セットホルダ20と、各カセットC(大,中,小カセット
C1,C2,C3)を保持して、上記第1カセットホルダ20の移
動に対して該第1カセットホルダー20の内側において同
時に水平方向に往復移動自在な第2カセットホルダ50と
で構成されている。
上記第1カセットホルダ20は、前方内側に水平に突出
した大カセット受け21をそれぞれ折り曲げ成形した一対
の外板22,22と、この一対の外板22,22の上部の後部間に
架け渡されて固定され、前部に大,中カセットC1,C2
上面を押さえるカセット押さえ部23aを有した連結板23
と、上記一対の外板22,22の外側の回転自在に支持さ
れ、上記両側板4,4の3本のガイド溝4a,4b,4cに挿入さ
れる3個のガイドローラ24,24,24と、上記一方の大カセ
ット受け(図中左側)21に形成された矩形の孔21aに突
出する検知レバー25の回動により大カセットC1の挿入を
判別し、上記一対のリール台9,9を該大カセットC1のリ
ールL1,L1の位置に移動させて合わせる種別センサ26と
で構成されている。
上記両側板4,4の内側には図示しないローラをそれぞ
れ設けてあり、この図示しない各ローラが上記一対の外
板22,22に当たることにより該一対の外板22,22の下部が
カセット押出し時に外側に開かないようになっている。
また、この図示しない各ローラは第1カセットホルダ20
のアップ時(水平移動時)の幅方向の位置決めの役割も
果たすようになっている。
また、前記右側の側板4内面のカセット挿入口7側に
は、上記他方のカセット受け(図中右側)21の下部に突
設したリブ21bに押圧,離反する検知レバー27の回動に
より、第1カセットホルダ20のアップ位置(水平前方位
置)を検出する第1スイッチ28を設けてある。さらに、
上記右側の側板4内面のガイド溝4b寄りには、上記ガイ
ドローラ24が該ガイド溝4bのコーナ部に来たときに後方
に回転する検知レバー29の回動により第1カセットホル
ダ20が水平移動から垂直移動に変わる位置を検出する第
2スイッチ30を設けてあると共に、上記右側の側板4内
面のガイド溝4c寄りには、上記ガイドローラ24が該ガイ
ド溝4cの垂直部の下端に来たときに後方に回転する検知
レバー31の回動により、第1カセットホルダ20のダウン
位置を検出する第3スイッチ32を設けてある。
上記第1カセットポルダ20は、上記装置本体2の両側
板4,4と第1カセットホルダ20との間に配設された第1
カセットホルダ駆動機構40により上記両側板4,4の各ガ
イド溝4a,4b,4cに沿って水平,垂直方向に往復移動自在
になっている。この第1カセットホルダ駆動機構40は、
上記一対の外板22,22の内面に相対向するように固定さ
れ、前面から下面にかけてL字形の各ラック部41aを有
した一対のラック板41,41と、この一対のラック板41,41
の各ラック部41aに噛合され、上記両側板4,4に回転自在
に支持された一対のピニオン42,42と、この一対のピニ
オン42,42の大径部に一対の第1中間ギヤ43,43を介して
噛合され、上記両側板4,4に回転自在に支持された一対
の第2中間ギヤ44,44と、この右側の第2中間ギヤ44に
噛合され、上記両側板4,4間に回転自在に支持された軸4
5に固定された第1ギヤ46と、この軸45の左端に固定さ
れ、上記左側の第2中間ギヤ44に第2ギヤ47を介して噛
合された駆動ギヤ48と、上記左側の側板4に固定され、
回転軸49aに固定のウォームギヤ49bを上記第2ギヤ47に
噛合させたモータ49とで構成されている。
G4.第2カセットホルダ及びその駆動機構の構成 各カセットCを保持する第2カセットホルダ50は、上
記第1カセットホルダ20の一対の外板22,22内において
該一対の外板22,22にそれぞれ形成された各一対のガイ
ド溝22a,22aに沿って該第1カセットホルダ20に対して
水平方向に往復移動自在になっている。この第2カセッ
トホルダ50の本体51は、底板部51aと、この底板部51aの
両側より垂直に起立した両側板部51b,51と、この両側板
部51b,51bの上前部間に架け渡されて固定され、一対の
カセット押さえローラ52,52を有したカセット押さえ板
部51cとにより四角筒状に形成してある。上記第2カセ
ットホルダ本体51の底板部51aは、前記第1カセットホ
ルダ20の一対の大カセット受け21,21と同じ高さに位置
しており、その中央に設けられら基端部51d上に各カセ
ットCの誤挿入防止及び左右方向の位置決め用の凸状ガ
イド53を突設してある。また、上記第2カセットホルダ
本体51の底面51aの上記左側のカセット受け21寄りの位
置には、該底部51aに形成された矩形の孔51eより突出す
る検知レーバー54の回動により中カセットC2の挿入を判
別し、前記一対のリール台9,9を該中カセットC2のリー
ルL2,L2の位置に移動させて合わせる種別センサ55を配
置してある。さらに、上記底板51aの先端側には逆ハ字
状になるように一対の長孔51f,51fを形成してある。こ
の一対の長孔51f,51fには、底部51aの下面にピン枢支さ
れた一対のレバー56,56の先端に突設したピン57,57を突
出してある。この左側のレバー56の基部には各カセット
Cのローディングをスタートさせるローディングスター
トスイッチ58を設けてある。なお、上記底部51aの先端
部には一対のストッパ部51g,51gを折り曲げ形成してあ
る。なお、上記左側のレバー56は、第1カセットホルダ
20と第2カセットホルダ50との間に設けられた図示しな
いカセット押し出し機構により各カセットCのイジェク
ト時に上記ローディングスタートスイッチ58をオフでき
るようになっている。
また、上記第2カセットホルダ本体51の両側板部51b,
51bには、前記第1カセットホルダ20の一対の外板22,22
の各一対のガイド溝22a,22aに挿入される一対のガイド
ピン59,59を突設してある。
上記第2カセットホルダ50は、上記第1カセットホル
ダ20と第2カセットホルダ50間に配設された第2カセッ
トホルダ駆動機構60により上記第1カセットホルダ20の
各一対のガイド溝22a,22aに沿って往復移動自在になっ
ている。この第2カセットホルダ駆動機構60は、第2カ
セットホルダ50の両側板部51b,51の上端に固定された一
対のラック61,61と、この一対のラック61,61に噛合し、
第1カセットホルダ20の一対の外板22,22の上端間に回
転自在に支持された軸62の両側に固定されたピニオン6
3,63と、この軸62の左端に固定され、左側の外板22に回
転自在に支持された第1中間ギヤ64に噛合する駆動ギヤ
65と、上記左側の外板22に固定され、回転軸66aに固定
のウォームギヤ66bを第2,第3中間ギヤ67,68を介して上
記第1中間ギヤ64に噛合させたモータ66とで構成されて
いる。
なお、上記第1カセットホルダ20と第2カセット本体
50間の所定位置には、第2カセットホルダ50の前進位置
を検出する前検出スイッチ69と、第2カセットホルダ50
の後退位置を検出する後検出スイッチ70を配設してあ
る。また、第12図は、中カセットC2の挿入時の各センサ
26,55、各スイッチ28,30,32,58,69,70、各モータ49,66
の正逆回転の際の各出力波形図を示す。
G5.前蓋開閉機構の構成 前記カセット挿入口7は、蓋体71により開閉されるよ
うになっている。この蓋体71は前記装置本体2の両側板
4,4に架けわたされた軸72により回転自在になってい
る。この軸72は蓋体開閉機構80により回動するようにな
っている。この蓋体開閉機構80は、上記軸72の右端に固
定されたギヤ81と、装置本体2の右側の側板4内面のガ
イド溝4aの水平部下方寄りに上下方向に回動自在にピン
枢支され、ガイドローラ24の移動により回動する作動板
82と、上記右側の側板4内に回動自在にピン枢支され、
上記作動板82の押圧により上下方向に回動する略く字形
のレバー83と、このレバー83の先端に固定され、上記ギ
ヤ81に噛合する扇形のギヤ84と、これら作動板82,扇形
のギヤ84を下方に引張り付勢する各コイルバネ85,86と
で構成されている。これにより、上記ガイドローラ24が
ガイド溝4aをコーナ部側に少し移動すると、作動板82が
少し下方に回転して前蓋71が開き、コーナ部側に来ると
前蓋71が閉じ始めるようになっている。
G6.実施例の作用 以上実施例のカセット装着装置1によれば、装置本体
2内のカセット装着位置としての一対のリール台9,9に
大カセットC1を装着する際に、その装置本体2のカセッ
ト挿入口7に大カセットC1を挿入する。すると、第1カ
セットホルダ20に設けられた種別センサ26により大カセ
ットC1の大きさが判別される。このカセットの大きさの
判別に基づき上記一対のリール台9,9の間隔が大カセッ
トC1の大きさに合わせて自動調整されると共に、上記一
対のストッパ部51g,51g側まで移動したピン57によりロ
ーディングスタートスイッチ58がオンになり、各モータ
49,66が駆動(各回転軸49a,66aの例えば正転)し、第1
カセットホルダ20の水平,垂直移動と第2カセットホル
ダ50の水平移動を同時に行う。このため、カセットホル
ダ8の水平ストロークは長いが、第1カセットホルダ20
と第2カセットホルダ50は同時に移動するので、カセッ
トホルダ8の水平移動時間は従来のものに比べて短縮す
ることができる。その結果、ローディング時間を短縮す
ることができる。
また、第1カセットホルダ20と第2カセットホルダ50
を同時に駆動させると共に、ローディング開始と一対の
リール台9,9と間隔の調整を同時に行うようにしている
ため、第2カセットホルダ50の位置と一対のリール台9,
9の位置を確認後、第1カセットホルダ20をダウンさせ
る必要がある。この確認は第2スイッチ30により行われ
る。このようにして上記一対のリール台9,9の位置の確
認後、上記大カセットC1は該一対のリール台9,9にロー
ディングされて装着される。
また、この大カセットC1のアンローディングは上記ロ
ーディングの逆動作により行われるようになっている
が、イジェクト時に大カセットC1をあまりカセット挿入
口7から出さないようにする必要がある。このために、
第1カセットホルダ20はガイド溝4a等のコーナ部を過ぎ
て水平部に来ると、移動を停止させ、その後第2カセッ
トホルダ50のみを水平移動させる。
また、中カセットC2或は小カセットC3も同様にしてロ
ーディング,アンローディングされる。
また、小カセットC3をカセット挿入口7に挿入する際
に、例えば、小カセットC3を縦にして右側のガイド部材
12側から上記カセット挿入口7に挿入しようとしても、
該右側のガイド部材12と左側のストッパ部材13は互いに
連動して下方に回転するが、第8図に示すように、右側
のストッパ部材13は起立したままの状態になっているの
で、該起立した右側のストッパ部材13がカセット挿入口
7を塞ぎ、小カセットC3の誤挿入を防止できる。これに
より、第10図に示すように、各カセットCの挿入時に、
第2カセットホルダ20の底板部51a上の中央に突設され
た凸状ガイド53に、各カセットCの底部の中央に設けら
れたガイド溝bが係合されて挿入され、各カセットCは
カセットホルダ8に誤挿入防止され、且つ左右方向の位
置決めが確実に行われてセットされる。その結果、どの
サイズのカセットをもカセット装着位置に確実に装着す
ることができる。
H.発明の効果 以上のようにこの発明によれば、大きさの異なる多種
類のカセットのうちいずれか一つの保持するカセットホ
ルダを、装置本体内を水平,垂直方向に往復移動する第
1カセットホルダと、各カセットを保持して上記第1カ
セットホルダに対して水平方向に相対往復移動する第2
カセットホルダとの2重構造にしたので、大きさの異な
る複数種類のカセットのうちホルダの移動に時間のかか
るカセットであっても水平移動時間を短縮することがで
き、従って各々カセットのローディング,アンローディ
ングにかかる時間を可及的に短くすることができると共
に、どのサイズのカセットをも上記装置本体内のカセッ
ト装着位置に確実に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すカセット装着装置の
斜視図、第2図は同装置の要部の分解斜視図、第3図は
同装置の概略側面図、第4図はカセットホルダの概略平
面図、第5図はカセット案内機構の平面図、第6図はカ
セット案内機構の側面図、第7図は小カセットの案内を
示すカセット案内機構の側面図、第8図は小カセットの
誤挿入防止状態を示すカセット案内機構の側面図、第9
図はカセット挿入口を開閉する前蓋開閉機構の側面図、
第10図はカセットとリール台の関係を示す概略平面図、
第11図は各カセットのローディング、アンローディング
の移動状態を示すカセット装着装置の概略側面図、第12
図は中カセット挿入時の各センサ等の出力波形図、第13
図は従来例のカセット挿入時におけるカセット装着装置
の概略側面図、第14図は従来例のカセット装着時におけ
るカセット装着装置の概略側面図、第15図は従来例のカ
セットホルダの底面図、第16図は従来例のカセット往復
移動機構の斜視図、第17図は従来例のカセットホルダの
断面図、第18図は従来例の各カセットの挿入状態を示す
カセットホルダの平面図である。 1……カセット装着装置、2……装置本体、4a,4b,4c…
…ガイド溝(ガイド部)、7……カセット挿入口、20…
…第1カセットホルダ、40……第1カセットホルダ駆動
機構、50……第2カセットホルダ、60……第2カセット
ホルダ駆動機構、C……カセット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大きさの異なる多種類のカセットのうちい
    ずれか一つが挿入されるカセット挿入口を有した装置本
    体と、 上記装置本体に設けられたガイド部に沿って水平及び垂
    直方向に往復移動することにより上記各カセットをロー
    ディング,アンローディングする第1カセットホルダ
    と、 この第1カセットホルダと上記装置本体間に設けられ、
    該第1カセットホルダを上記ガイド部に沿って水平,垂
    直方向に往復移動させる第1カセットホルダ駆動機構
    と、 上記各カセットを保持して、上記第1カセットホルダに
    対して水平方向に往復移動する第2カセットホルダと、 この第2カセットホルダと上記第1カセットホルダ間に
    設けられ、該第2カセットホルダを上記第1カセットホ
    ルダに対して水平方向に相対往復移動させる第2カセッ
    トホルダ駆動機構と、 上記第2カセットホルダに設けられ、上記カセットが所
    定の保持位置に保持されたときに上記第1カセットホル
    ダ駆動機構および第2カセットホルダ駆動機構の移動を
    同時に開始させるスイッチとを備えたことを特徴とする
    カセット装着装置。
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