JP3344143B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3344143B2
JP3344143B2 JP03089895A JP3089895A JP3344143B2 JP 3344143 B2 JP3344143 B2 JP 3344143B2 JP 03089895 A JP03089895 A JP 03089895A JP 3089895 A JP3089895 A JP 3089895A JP 3344143 B2 JP3344143 B2 JP 3344143B2
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昭浩 上竹
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克典 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つのカセット挿入口
に対して大きさの異なる大小2種類のテープカセットが
使用可能なVTR装置等の記録再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、1つのカセット挿入口から大きさ
の異なる大小のテープカセットをカセットホルダに装填
することのできるいわゆるコンパチブル方式のVTR装
置は提案されている。このようなVTR装置は、大小の
カセットをカセット挿入口からカセットホルダ内に装填
したカセット挿入待機位置状態では、カセットの後端部
がカセット挿入口の外方に突出するようなる。その後、
カセットホルダに装填されたカセットは、カセットホル
ダと共にローディング位置に引き込まれ記録,再生動作
が行える。
【0003】一方、テープカセットのエジェクト状態
(カセット挿入待機位置と同じ位置)には大小カセット
はその後端部がカセット挿入口の外方へ突出させること
が必要となり、これはカセット後端部を指で摘んで抜き
出すために必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、大小カセッ
トの大きさの差が著しく異なるカセットが使用可能なV
TR装置では、小カセットをカセットホルダに装填した
場合、例えば、カセットのエジェクト時では現行のカセ
ットホルダでは奥行き長さが長いため小カセットの後端
部をカセット挿入口から突出させることができず、この
ため、小カセットの後端部をカセット挿入口から突出さ
せるためにはカセットホルダの奥行き長さを短く設計す
る必要がある。しかし、カセットホルダの機能にはカセ
ットがローディング位置及びその動作途中においてカセ
ットを保持する必要があるため、カセットホルダが短く
なると大カセットを使用したときに大カセットの保持機
能が困難になるといった問題がある。
【0005】また、大きさの異なる大小カセットが装填
可能なカセコン(カセットコンポートメント)では、カ
セットの幅方向の位置を指定しガイドする機構や、カセ
ットの挿入位置を正規の位置からずらして挿入したとき
に当該カセットを排除する機構、また、カセットを横向
きや裏返し等の誤った方向に挿入したとき当該カセット
を排除する機構が一般的には必要となる。これら機構は
カセットを挿入した直後の位置で行うのが使用上及び機
構上優れているため、これら機構の配置位置はカセット
挿入口とカセット挿入待機位置のカセットホルダとの間
に配置されている。しかしながら、これら機構を配置す
るとその機構の奥行きの長さ分だけさらにカセットホル
ダの奥行き長さは短くなり、このため、上述したと同様
に大カセット使用時のカセット保持機能がさらに困難に
なる。
【0006】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、大小カセットの大きさの差が著
しく異なるカセットの場合であってもカセットホルダの
奥行き長さが短くなることもなく、小カセットの排出動
作を容易に行えること、また大カセットの保持機能が損
なうこともないカセットホルダを備えた記録再生装置を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による請求項1記載の記録再生装置は、カセ
ットホルダに上記テープカセットの筐体上面にばね手段
によりばね圧接するローラを有するローラ機構を備え、
上記カセット挿入口から挿入されたテープカセットが
記ローラ機構により待機位置にあるカセットホルダ内に
引き込まれて装填される動作と、待機位置にあるカセッ
トホルダ内に装填されているテープカセットがローラ機
構によりカセット挿入口外へ排出される動作とを行える
ようにした記録再生装置において、ローラ機構のローラ
はカセットホルダと共にテープカセットがローディング
位置に装填されたときにテープカセットの筐体上面をば
ね手段によりばね付勢しローディング位置に保持するよ
うにしたものである。
【0008】また、請求項2記載の記録再生装置は、ロ
ーラ機構の駆動源は、カセットホルダがシャーシから立
設されたカセコンフレームのガイド溝に沿ってローディ
ング位置とエジェクト位置とに移動するための駆動源を
利用したものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】上述のように構成した請求項1記載の記録再生
装置では、テープカセットがカセット挿入口から待機位
置のカセットホルダに装填されると、テープカセットは
その筐体上面に圧接しているローラ機構のローラの回転
によりカセットホルダの奥行き端部に突き当たるまで引
き込まれたあと、カセットホルダと共にテープカセット
はローディング位置に移動する。この際、テープカセッ
トのローディング位置ではカセットはローラ機構のロー
ラによりばね付勢されてローディング位置に安定して保
持することができる。
【0013】また、ローディング位置からエジェクト動
作されたテープカセットは、ローラ機構のローラの回転
により待機位置のカセットホルダから所定量排出させ、
カセット後端部をカセット挿入口外に突出させる動作が
行える。
【0014】また、請求項2記載の記録再生装置では、
ローラ機構の駆動源はカセットホルダをシャーシから立
設されたカセコンフレームのガイド溝に沿ってローディ
ング位置とエジェクト位置とに移動するための駆動源を
利用し、ローラによるテープカセットの引き込み動作と
排出動作を行っている。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明による記録再生装置の実施例を
VTR装置を例にとって図面を参照して説明する。
【0019】図1は本例のVTR装置のカセットコンパ
ートメント(以下、カセコンという)の分解斜視図を示
し、図2にカセットホルダと本発明の要部であるローラ
機構との分解斜視図を示す。
【0020】カセコンの全体を符号1で示し、矢印方向
が図示しないテープカセットの挿入方向である。カセコ
ン1の底面を構成するシャーシ2の両側部にはカセコン
フレーム3,3が立設され、カセコン1の入口側にカセ
ット扉4の上端部に設けた支承軸4a,4aがカセコン
フレーム3,3に形成した支承部3a,3aに揺動可能
に支持されている。そして、このカセット扉4の前方に
カセット挿入口5を有するフロントパネル6が配置され
ている。
【0021】一方、カセコン1内にはカセットホルダ7
が配置されている。このカセットホルダ7にはローラ機
構8が組み込まれて構成されている。
【0022】以下、カセットホルダ7とローラ機構8の
構成について説明する。尚、ローラ機構8はカセットホ
ルダ7の両側部に対称に設けられているため一方のロー
ラ機構について説明し、他方のローラ機構8は同一符号
を付して説明を省略する。
【0023】さて、カセットホルダ7の側縁部から立設
する側板9には支点軸ピン10が形成され、この支点軸
ピン10にホルダロック部材11の支点部11aが回動
可能に支持される。また、ホルダロック部材11の下方
部の後方側に解除爪12と、この解除爪12の対向する
前方側にロックピン13が形成され、さらにホルダロッ
ク部材11の上方側に上述した側板9に形成したロック
片9aと係脱するロック爪14が形成されている。この
ように構成したホルダロック部材11はロックピン13
の近傍に形成した掛止部11aと側板9に形成した掛止
部9bにホルダロックばね15を張設して時計回り方向
にばね付勢される。
【0024】また、カセットホルダ7の側板9の前後部
には一対のガイドピン16a,16bが形成され、この
ガイドピン16a,16bに上述したホルダロック部材
11の外方からホルダスライダ17の水平に平行する一
対のガイド溝17a,17bが係合される。そして、こ
のホルダスライダ17の前後部に一対のガイド軸18
a,18bが形成され、ホルダスライダ17にラック部
19が形成されている。さらに、ホルダスライダ17の
前方側下縁には切欠き凹部20が形成されている。
【0025】また、カセットホルダ7の側板9に形成し
た後方側のガイドピン16bの上部には軸ピン21を有
し、この軸ピン21にローラ支持アーム22の後部の軸
孔22aが回動可能に支持される。この軸ピン21には
ローラ支持アーム22の外方からピニオン23と、この
ピニオン23と同軸的に一体化した駆動プーリ24が支
承され、ピニオン23はホルダスライダ17のラック部
19と噛合される。そして、ローラ支持アーム22の前
部にはローラ軸25が回転可能に支持され、このローラ
軸25は上述したカセットホルダ7の上部を横断し他方
側のローラ支持アーム22に横架している。ローラ軸2
5には中央部分に2つのゴム部材からなるローラ26
a,26aと、その外方部分にローラ26a,26aよ
りローラ径のやや大きい2つのゴム部材からなるローラ
27a,27aが固定されている。
【0026】このように構成したローラ軸25の一方の
外端部にローラプーリ28が固定され、このローラプー
リ28と駆動プーリ24とに歯付きベルト29が掛回さ
れている。ここで、ローラ支持アーム22は掛止部22
aとホルダスライダ17の適所にカセット圧着ばね30
を張設して、ローラ支持アーム22と共にローラ軸25
を下方向つまりカセットホルダ7方向へばね付勢するよ
うになされている。
【0027】かくして、このように構成されているホル
ダスライダ17,17の一対のガイド軸18a,18b
は上述したカセコンフレーム3,3に形成した水平部と
垂直部とからなる一対のローディング用ガイド溝31
a,31bに係合される。また、カセコンフレーム3の
裏面にはストッパブロック32が設けられ、ストッパブ
ロック32は前述したホルダロック部材11の解除爪1
2に対応する位置にある。ガイド軸18a,18bはロ
ーディング用ガイド溝31a,31bを貫通し、カセコ
ンフレーム3,3の外側面に配置した駆動スライダ3
3,33に形成した一対のローディング用カム溝34
a,34bに係合される。駆動スライダ33の上縁には
ラック35が形成されている。
【0028】駆動スライダ33,33のラック35,3
5にはカセコンフレーム3,3の上縁の軸受3a,3a
に支持される軸36の両端部のギア37,37が噛み合
い、一方のギア37に減速ギア38を介してモータ39
の回転駆動力が伝達される。
【0029】ところで、前述したフロントパネル6とカ
セットホルダ7との間には、図示しない大カセットと小
カセットとがカセットホルダ7の規定された位置に案内
し、あるいはカセットの誤挿入を防止するためのガイド
機構40が配置されている。
【0030】このガイド機構40は本発明の要部ではな
いためここでは簡単に説明する。カセットホルダ7の収
容部と同一平面上をなすフレーム面41には左右一対の
小カセットスロープ42,42と、この小カセットスロ
ープ42,42の外側に左右一対の大カセットスロープ
43,43と、小カセットスロープ42,42の後方側
にカセットストッパ44,44とが図示しないばね手段
によりそれぞれ上方へばね付勢されるようにして設けら
れている。
【0031】小カセットスロープ42,42及びカセッ
トストッパ44,44の間の間隔は小カセットの幅と対
応し、従って、カセット挿入口5から挿入された小カセ
ットは小カセットスロープ42,42及びカセットスト
ッパ44,44にガイドされカセットホルダ7に装填さ
れる。
【0032】また、大カセットスロープ43,43とカ
セットストッパ44,44はそれぞれ対角線にある同士
が連動可能であり、大カセットスロープ43,43の幅
全体が大カセットの幅と一致している。従って、カセッ
ト挿入口5から挿入された大カセットは両方の大カセッ
トスロープ43,43を押し込むことでカセットストッ
パ44,44も連動して押し込まれて通過しカセットホ
ルダ7に装填される。尚、例えば小カセットが規定され
た以外の位置から挿入されたとき、カセットストッパ4
4に突き当たってカセットの挿入は阻止される。
【0033】次に、本発明によるVTR装置の動作を図
3〜図5を含めて説明する。図3はカセットホルダ7が
カセット挿入待機位置、つまりカセットホルダ7及びロ
ーラ機構8がフロントパネル6側に最も後退している状
態にあるカセットホルダ7とローラ機構8の側面図であ
り、カセコンフレーム3及び駆動スライダ33は省略し
ている。
【0034】カセットホルダ7のカセット挿入待機位置
では、ホルダロック部材11は解除爪12がカセコンフ
レーム3に設けたストッパブロック32で押されて支点
軸ピン10を中心として反時計回り方向へ回動し、ま
た、ロックピン13がストッパブロック32の後端部に
当接すると共に、ロック爪14がカセットホルダ7のロ
ック片9aに係合し、ホルダロック部材11はカセット
ホルダ7に対してフロントパネル6側への移動はロック
される。
【0035】さて、図3の状態よりカセット挿入口5か
ら仮想線で示した大カセット45が挿入されると、大カ
セット45はガイド機構(図では省略してある)により
ガイドされ、待機位置のカセットホルダ7に装填され
る。このとき、大カセット45は先端部の筐体上面がロ
ーラ機構のローラ軸25の外方側に固定されカセット圧
着ばね30で下方にばね付勢されている2つのローラ2
7a,27aで圧接される。
【0036】また、図3の状態よりカセット挿入口5か
ら仮想線で示した小カセット46が待機位置にあるカセ
ットホルダ7に装填された場合は、小カセット46の先
端部の筐体上面がローラ軸25の内方側に固定されたや
やローラ径の小さい2つのローラ26a,26aで圧接
される。
【0037】また、カセットホルダ7のカセット挿入待
機位置に装填された状態のカセットの後端部は、大カセ
ット45の場合はカセット挿入口5から大きく突出し、
小カセット46の場合は指でカセットを摘めるぐらいカ
セット挿入口5から僅かに突出した状態となる。
【0038】かくして、カセットホルダ7に装填された
大カセット45または小カセット46は、待機位置にあ
るカセットホルダ7に装填されると、カセットホルダ7
に設けた図示しないスイッチが動作しカセコンのモータ
39を駆動する。すなわち、モータ39の駆動により減
速ギア38、ギア37、ラック35を介して駆動スライ
ダ33が前進方向へ移動されると、この動作に伴ってガ
イド軸18a,18bはローディング用ガイド溝31
a,31bに沿って移動すると共に、ホルダスライダ1
7がガイドピン16a,16bに沿って前進する(図3
において右方向)。
【0039】このホルダスライダ17の移動によりラッ
ク部19に噛合しているピニオン23と共に駆動プーリ
24が反時計回り方向へ回転し、これに連動して歯付き
ベルト29を介してローラプーリ28も反時計回り方向
へ回転することになるため、ローラ軸25と共にローラ
26a,26a及び27a,27aが同様の回転方向へ
回転し、これによって、大カセット45はローラ27
a,27aによりカセットホルダ7内に深く引き込まれ
ストッパ7aに突き当たって停止する。また、小カセッ
ト46もローラ26a,26aによりカセットホルダ7
内に深く引き込まれてストッパ7aに突き当たって停止
する。このときの動作状態を図4に示す。
【0040】上述した大カセット45の引き込み動作を
行うローラ27a,27aは、小カセット46の引き込
みを行うローラ26a,26aよりローラ径がやや大き
く形成されているため、大カセット45の引き込み動作
中、ローラ26a,26aは大カセット45の筐体面に
接触することなもなく、このため、大カセット45の筐
体面に貼り付けられているラベル等の破損や汚損を回避
することができる。
【0041】図4の動作状態ではホルダスライダ17の
みが移動するので、ホルダスライダ17の下縁部に形成
した切欠き部20にホルダロック部材11のロックピン
13が係合し、これに連動してロック片9aからロック
爪14は離脱する。この結果、カセットホルダ7に対し
てホルダスライダ17はロックされ一体化する。また、
図4において大カセット45の後端部はカセット挿入口
5外に若干突出するが、小カセット46の後端部はカセ
ット挿入口5内に完全に引き込まれた状態となる。
【0042】かくして、カセットホルダ7と一体化され
たホルダスライダ17は図5に示すようにカセットと共
に引き続きカセコンフレーム3のローディング用ガイド
溝31a,31bに沿って水平方向へ移動することで、
ホルダロック部材11の解除爪12がストッパブロック
32から離れ、その後、ホルダスライダ17と共にカセ
ットホルダ7は縦方向に移動してローディング位置に着
地しカセットのローディング完了状態となる。このと
き、カセットのローディング完了状態においてカセット
の上面はカセット圧着ばね30によりばね付勢されてロ
ーディング位置に確実に保持させることができる。
【0043】一方、カセットの排出動作は次のようにし
て行われる。まず、フロントパネル6のエジェクトボタ
ンを操作することでモータ39が逆転し、カセットホル
ダ7と共にホルダスライダ17は図5の位置まで上動し
た後、図4に示す位置まで水平方向へ後退し、カセット
ホルダ7はカセット挿入待機位置にまで移動する。ここ
でホルダロック部材11の解除爪12がストッパブロッ
ク32に当接して押し戻されるのでホルダロック部材1
1のロックピン13はホルダスライダ17の切欠き部2
0から離脱し、ホルダスライダ17はフリーとなる。そ
の後、ホルダスライダ17の後退動作により、ラック部
19と噛み合っているピニオン23を介して駆動プーリ
23を時計回り方向へ回転することになり、駆動プーリ
23から歯付きベルト29を介してローラプーリ28が
時計回り方向へ回転する。これによって、大カセット4
5はローラ17a,17aの回転により後端部をカセッ
ト挿入口5外へ大きく排出させることができ、また、小
カセット46はローラ26a,26aの回転により後端
部をカセット挿入口5外へ排出させることができる。
【0044】このように本発明によるVTR装置は、カ
セットホルダ7に対してカセットの引き込み及び排出動
作を行うローラ機構を設けたことで、大小カセットの大
きさの差が著しく異なる場合でも、特に、小カセットの
ためにカセットホルダ7の奥行き長さを短くすることな
く小カセットの挿入及び排出を容易に行うことができる
という利点がある。また、カセットホルダに対する大カ
セットの保持機能も損なうこともない。
【0045】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0046】本発明の実施例では、カセットホルダ7を
ローディング動作すると駆動源と、ローラ機構を回転動
作する駆動源とを一つのモータで駆動できるようにした
ものであるが、このモータはカセコンに配置した単独の
モータを適用することや、その他、キャプスタンモータ
を駆動源とすることであってもよい。
【0047】また、ローラ機構のローラ26a,27a
はカセットの筐体上面に圧接してカセットの引き込み動
作及び排出動作をする方式を採用したが、その他、カセ
ットの筐体下面にローラ26a,27aを圧接するよう
にして駆動することであってもよい。
【0048】また、実施例では大小2種類のカセットが
装填できる場合について説明したが、2種類以上のカセ
ットが装填できる記録再生装置にも広く適用可能であ
る。
【0049】また、ローラ機構8のローラ26a,26
a及び27a,27aは実施例では1つのローラ軸25
に固定した場合について説明したが、小カセットの場合
に使用されるローラ26a,26aと大カセットの場合
に使用されるローラ27a,27aとをそれぞれ1つの
ローラ軸に別々に設けるようにしてよい。
【0050】また、記録再生装置として実施例ではVT
R装置に適用した例について説明したが、オーディオ用
等の記録再生装置にも適用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による記録
再生装置は、カセットホルダに備えたローラ機構によっ
てカセット挿入口から挿入されたテープカセットが待機
位置にあるカセットホルダ内に引き込まれて装填される
動作と、待機位置にあるカセットホルダ内に装填されて
いるテープカセットがカセット挿入口へ排出される動作
とを行えるようにし、テープカセットのローディング位
置ではカセットはローラ機構のローラによりばね付勢さ
れてローディング位置における位置固定を安定して行う
ことができる。
【0052】また、ローラ機構の駆動源をカセットホル
ダのローディング動作及びエジェクト動作を行う駆動源
を利用したので、1つの駆動源でローラ機構とカセット
ホルダとを駆動することができ、これによって、制御回
路系の簡素化と装置のコストダウン化を図ることができ
る。
【0053】
【0054】
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本例の記録再生装置におけるカセコンの分解斜
視図である。
【図2】カセットホルダとローラ機構との分解斜視図で
ある。
【図3】カセット排出状態の側面図である。
【図4】カセット引き込み状態の側面図である。
【図5】カセットローディング動作途中の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 カセコン 3 カセコンフレーム 5 カセット挿入口 7 カセットホルダ 8 ローラ機構 11 ホルダロック部材 12 解除爪 13 ロックピン 15 ホルダロックばね 16a,16b ガイドピン 17 ホルダスライダ 18a,18b ガイド軸 19 ラック部 20 切欠き部 22 ローラ支持アーム 23 ピニオン 24 駆動プーリ 25 ローラ軸 26a,27a ローラ 28 ローラプーリ 29 歯付きベルト 30 カセット圧着ばね 32 ストッパブロック 39 モータ 40 ガイド機構 45 大カセット 46 小カセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上竹 昭浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 池間 克明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 鈴木 和良 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 高橋 克典 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−32325(JP,U) 実開 昭62−101139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/675

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット挿入口から挿入したテープカセ
    ットがカセットホルダに装填された状態でローディング
    位置に移動する動作と、エジェクト位置に移動する動作
    とが行える記録再生装置であって、上記カセットホルダ
    に上記テープカセットの筐体上面にばね手段によりばね
    圧接するローラを有するローラ機構を備え、上記カセッ
    ト挿入口から挿入されたテープカセットが上記ローラ機
    構により待機位置にある上記カセットホルダ内に引き込
    まれて装填される動作と、待機位置にある上記カセット
    ホルダ内に装填されているテープカセットが上記ローラ
    機構により上記カセット挿入口外へ排出される動作とを
    行えるようにした記録再生装置において、 上記ローラ機構のローラは上記カセットホルダと共に上
    記テープカセットがローディング位置に装填されたとき
    に上記テープカセットの筐体上面を上記ばね手段により
    ばね付勢しローディング位置に保持するようにしたこと
    を特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記ローラ機構の駆動源は、上記カセッ
    トホルダがシャーシから立設されたカセコンフレームの
    ガイド溝に沿ってローディング位置とエジェクト位置と
    に移動するための駆動源を利用したことを特徴とする請
    求項1記載の記録再生装置。
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