JP2842920B2 - 染料混合物とその用法 - Google Patents

染料混合物とその用法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天然および合成ポリアミド材料を水性浴から
染色するのに適し、きわめて良好な染色堅牢性、特に耐
光堅牢性を有し、そして他の染料と組合せた時に特に低
浴比から染色する場合にも良好な染色性を有しているア
ントラキノン染料または染料混合物を提供することを目
的とする。
この目的は、下記式(1)と式(2)との染料の混合
物により達成される。
すなわち、本発明は下記の式(1)の染料と式(2)
の染料とを含有する染料混合物を提供する。
式中、Rはシクロヘキシルまたはフェニルを意味し、
このRが意味する基は場合によってはC1−C4−アルキ
ル、アセチルアミノ、N−C1−C4−アルキルアセチルア
ミノ、ベンゾイルアミノ、ウレイドによって、または場
合によってはそのフェニル環がC1−C4−アルキルによっ
て置換されていることのできるフェニルスルホニルアミ
ノまたはフェニルスルホニルオキシによって置換される
ことができる。
故に、本発明の染料混合物は、式(1)の染料と式
(2)の染料の1つとを含有することができる。
式(2)中のRが有しうるC1−C4−アルキル置換基の
例はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどであ
る。
式(2)中のRが有しうるN−C1−C4−アルキルアセ
チルアミノ置換基の例はN−メチル−、N−エチル−、
N−プロピル−、N−イソプロピル−、N−ブチル−、
N−イソブチル−アセチルアミノなどである。
式(1)の染料と、Rが下記のいずれかを意味する式
(2)の染料とを含有する染料混合物が好ましい。
シクロヘキシル、 フェニル、 2−メチルフェニル、 2,4,6−トリメチルフェニル、 3−または4−アセチルアミノフェニル、 3−アセチルアミノ−4−メチルフェニル、 4−(N−メチルアセチルアミノ)フェニル、 3−ウレイドフェニル、 4−ベンゾイルアミノフェニル、 3−フェニルスルホニルアミノフェニル、 2−メチル−5−(4′−メチルフェニルスルホニルア
ミノ)フェニル、 4−(4′−メチルフェニルスルホニルオキシ)フェニ
ル。
特に好ましいのは、式(1)の染料と式 (式中、アセチルアミノ基はベンゼン環の3−または4
−位置に結合している)の染料とを含有する染料混合物
である。
すなわち、特に好ましい本発明による染料混合物は、
式(1)の染料と式 と染料を含有するか、あるいは式(1)の染料と式 の染料とを含有することができる。
本発明による染料混合物において、式(1)の染料と
式(2)の染料との比または式(1)の染料と式(3)
の染料との比は95:5乃至5:95、好ましくは80:20乃至20:
80、特に好ましくは60:40乃至40:60である。式(1)の
染料と式(4)の染料との比および式(1)の染料と式
(5)の染料との比は60:40乃至40:60が特に好ましい。
式(1)、(2)、(4)、(5)のアントラキノン
染料は、公知であるかあるいは公知染料と類似の方法で
製造することができる。すなわち、式(1)の染料は米
国特許第3778453号明細書に開示されている方法によっ
て、そして式(4)の染料は西独特許第945643号明細書
に開示されている方法に準じて製造することができる。
式(5)の染料は、西独特許第538310号明細書に開示さ
れている方法と同様な方法で製造することができる。
本発明による染料混合物は、各染料を混合することに
より製造できる。混合工程は、たとえばボールミルやピ
ン型ディスクミルのごとき適当なミルの中で、あるいは
混練器やミキサーを使用して実施することができる。
さらに、本発明による染料混合物は混合合成によって
も製造することができる。すなわち、たとえば1−アミ
ノ−4−ブロモアントラキノン−2−スルホン酸を4,5
−ジメチル−3−β−ヒドロキシエチルアミノスルホニ
ルアニリンおよび式NH2−R(ここでRは式(2)にお
いて定義した意味を有する)の化合物と反応させること
によっても製造することができる。式NH2−Rの例とし
ては3−または4−アセチルアミノアニリンがあげられ
る。反応は、たとえば水、メタノールのごときアルコー
ル、炭酸水素ナトリウムのごとき塩基、ならびに触媒た
とえば銅塩の存在下において実施される。触媒の例はCu
Clのごときハロゲン化銅である。
式(1)および(2)の染料を含有する染料混合物を
使用して天然または合成ポリアミド材料を染色および捺
染する方法も本発明の対象の1つである。合成ポリアミ
ド材料としてはナイロン−6またはナイロン−6,6など
の材料が例示される。天然ポリアミドの例はウールであ
る。染色および捺染は、従来公知の染色法および捺染法
を用いて行なわれる。
本発明による染料混合物は、たとえば連続染色法ある
いは回分式または連続式泡染め法のごとき方法で低浴比
の浴から染色を行なう場合に特に好適である。
本発明による染料混合物は全般的に優れた特性を示
す。たとえば良好な溶解性、常温溶液安定性および優れ
た染色性を示し、そして特に他の染料ときわめて良好な
相溶性を有する。
本発明による染料混合物において、式(1)の染料お
よび式(2)の染料は遊離スルホン酸の形あるいは好ま
しくはその塩の形、たとえばアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩または有機アミンの塩の形
で存在しうる。塩の例としてはナトリウム塩、リチウム
塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩などがあ
げられる。
本発明による染料混合物は一般にさらに添加物たとえ
ば食塩、分散剤またはデキストリンを含有する。
染浴または捺染のりも同じくその他の添加剤をさらに
含有することができる。例えば湿潤剤、消泡剤、均染
剤、繊維材料の特性に影響を与える剤たとえば柔軟化
剤、難燃剤、防汚剤、はっ水剤、はつ油剤さらには水軟
化剤、天然または合成のり剤たとえばアルギン酸塩やセ
ルロースエーテルなどを含有することができる。
式(1)および(2)の染料を含有する本発明の染料
混合物は、他の染料と組合せて染色および捺染を行なう
のに、特に三色法によって染色および捺染を行なうのに
好適である。ここで三色法とは所望の色相を得るために
適当に選択された黄色染料、赤色染料、青色染料を必要
の量で加色法的に混合することを意味すると理解された
い。
したがって、少なくとも1種の赤色染色染料および少
なくとも1種の黄色または橙色染色染料と組合せて式
(1)および(2)の染料を含有する染料混合物を使用
して三色染色または捺染する方法も本発明のいま1つの
対象である。この場合にも本発明による式(1)および
(2)の染料を含有する染料混合物については、前記に
好ましいものとして記載したものが好ましく使用され
る。
本発明による三色染色または捺染の方法においては、
式(1)と(2)との染料の染料混合物は、好ましくは
下記式(6)、(7)または(8)の少なくとも1種の
赤色染色染料と組合わせて: [式中、 R1は置換されていないかまたは置換されたC1−C8−ア
ルキル、ハロゲン、場合によってはそのフェニル環にお
いてC1−C4−アルキルによって置換されていることがで
きるフェニルスルホニルまたはフェノキシスルホニル、
シクロヘキシルカルボニルアミノ、C2−C4−アルカノイ
ルアミノ、場合によってはそのフェニル環においてハロ
ゲンによっって置換されていることができるベンゾイル
アミノ、1−アザシクロヘプタン−N−スルホニル (ここで、R4はC1−C8−アルキル、置換されていないか
または場合によってはC1−C4−アルキルによって置換さ
れたフェニルまたはシクロヘキシルを意味し、そしてR5
は水素又はC1−C8−アルキルを意味する)を意味し、 R2は水素、ハロゲン、C1−C8−アルキルまたはC2−C4
−アルカノイルアミノを意味し、 R3は水素またはハロゲンを意味する]、 (式中、 Dは置換されていないかまたは置換されたフェニル、
チオフェニルまたはベンゾチアゾリル、 R6はC1−C8−アルキル、 R7は置換されていないかまたは置換されたC1−C8−ア
ルキル、 R8は水素又はC1−C4−アルキルを意味する)、 (式中、R9はC1−C4−アルキルである)、かつ下記式
(9)、(10)、(11)、(12)または(13)の少なく
とも1種の黄色または橙色染色染料と組合わせて使用さ
れる。: [式中、 R10は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキ
シ、ハロゲン、C2−C4−アルカノイルアミノ、または置
換されていないかまたは場合によっては置換されたアリ
ールスルホニル、アリールオキシまたはアリールカルボ
ニル基、 R11は水素、ハロゲン、置換されていないかまたは場
合によっては置換されたアルキル、アリールオキシまた
はアリールオキシスルホニル基、または下記式の基 (ここで、R14とR15とは互いに独立的に水素、または置
換されていないかまたは場合によっては置換されたアル
キル、シクロアルキルまたはアリール基を意味する)を
意味する、 R12は置換されていないかまたは場合によっては置換
されたアルキルまたはアリール基、 R13は水素またはアルキルを意味する]、なお式
(9)の染料は好ましくはただ1つのR10基を有する; (式中、B1、B2およびE1は、それぞれ水素、C1−C4−ア
ルキル、C1−C4−アルコキシまたはC2−C4−ヒドロキシ
アルコキシを意味し、そしてXは直鎖状または分枝状の
C1−C4−アルキル、または直鎖状または分枝状のC2−C4
−ヒドロキシアルキルを意味する); [式中、 D1はスルホまたは式(9)においてR10について定義
した意味を有し、 D2は式(9)においてR11について定義した意味を有
し、 (D31-3は1個乃至3個の置換基D3を意味し、そし
てD3は水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ア
ルコキシまたはスルホを意味する]; (式中、ベンゼン環I、II、IIIは場合によっては置換
されていることができる); (式中、ベンゼン環IV、V、VIは場合によっては置換さ
れていることができ、そしてR16は水素またはアリール
スルホニルを意味する)。
この組合せの場合にも式(1)と(2)との染料の染
料混合物については前記の好ましいものとして記載した
染料混合物が好ましく使用される。
式(6)におけるR1、R2、R4、R5および式(7)にお
けるR6とR7が意味するC1−C8−アルキルとしては、互い
に独立的にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルなどが例示され
る。R1、R2、R4、R5、R6、R7は好ましくはそれぞれC1
C4−アルキルである。
式(6)におけるR1が意味するC1−C8−アルキルは、
たとえば塩素、臭素、特にフッ素のごときハロゲンによ
って置換されることができる。たとえばトリフルオロメ
チル基である。
式(7)におけるR7が意味するC1−C8−アルキルは、
たとえばスルホ、スルファトまたはフェニルによって置
換されることができる。たとえばベンジル、β−スルフ
ァトエチル、γ−スルホプロピル、β−スルファトエチ
ルである。
式(6)におけるR1、R2、R3が意味するハロゲンは、
互いに独立的にたとえばフッ素、臭素または特に塩素で
ある。
式(6)におけるR1が意味するベンゾイルアミノは、
そのフェニル環においてハロゲン、たとえばフッ素、臭
素または特に塩素によって置換されることができる。
R4が意味するフェニルまたはシクロヘキシルならびに
R1が意味するフェニルスルホニルまたはフェノキシスル
ホニルは、C1−C4−アルキルたとえばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert
−ブチルまたはイソブチルによって、特にメチルによっ
て置換されていることができる。
式(7)のR8および式(8)のR9が意味するC1−C4
アルキルは、互いに独立的に、たとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t
ert−ブチルまたはイソブチル、特にメチルである。
式(6)のR1およびR2が意味するC2−C4−アルカノイ
ルアミノ例は、互いに独立的にアセセチルアミノ、プロ
ピオニルアミノ、ブチリルアミノなどである。
式(7)の基Dは、たとえば次のものによって置換さ
れていることができる。ハロゲンたとえばフッ素、塩素
または臭素、C1−C4−アルキルたとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t
ert−ブチルまたはイソブチル、C1−C4−アルコキシた
とえばメトキシ、エトキシ、プロポキシまたはブトキ
シ、C1−C4−アルコキシカルボニルたとえばメトキシカ
ルボニルまたはエトキシカルボニル、スルホ、置換され
ないないかまたは場合によってはアルキル部分において
スルホによって置換されたC1−C4−アルキルアミノスル
ホニルたとえばメチルアミノスルホニル、エチルアミノ
スルホニルまたはβ−スルホエチルアミノスルホニル。
式(9)のR10ならびに式(11)のD1およびD3が意味
するC1−C4−アルキルの例は、メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イ
ソブチル、tert−ブチルなどである。
式(9)のR10ならびに式(11)のD1およびD3が意味
するC1−C4−アルコキシの例は、メトキシ、エトキシ、
n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec
−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシなどであ
る。
式(9)のR10および式(11)のD1が意味するC2−C4
−アルカノイルアミノ例は、アセチルアミノ、プロピオ
ニルアミノ、ブチリルアミノなどである。
式(9)のR10または式(11)のD1が置換されていな
いかまたは場合によっては置換されたアリールスルホニ
ル、アリールオキシまたはアリールカルボニル基を意味
する場合、アリールは好ましくはベンゼン系またはナフ
タレン系の基であり、これらは、たとえばメチル、エチ
ルなどのC1−C4−アルキル基、メトキシ、エトキシなど
のC1−C4−アルコキシ基、フッ素、塩素、臭素などのハ
ロゲン、1個乃至6個の炭素原子を有するアルカノイル
アミノ基たとえばアセチルアミノあるいはヒドロキシな
どによってさらに置換されていることができる。
式(9)の染料におけるR10またはR11、あるいは式
(11)の染料におけるD1、D2またはD3がハロゲンを意味
する場合、それらはフッ素、塩素または臭素である。
式(9)の染料のR11または式(11)の染料のD2が置
換されていないかまたは場合によっては置換されたアリ
ールオキシまたはアリールオキシスルホニル基を意味す
る場合、アリールは好ましくはベンゼン系またはナフタ
レン系の基であり、これは、たとえば、メチル、エチル
などのC1−C4−アルキル基、メトキシ、エトキシなどの
C1−C4−アルコキシ基、フッ素、塩素、臭素などのハロ
ゲン、1個乃至6個の炭素原子を有するアルカノイルア
ミノ基たとえばアセチルアミノあるいはヒドロキシなど
によってさらに置換されていることができる。
式(9)の染料のR11、R12、R14またはR15あるいは式
(11)の染料のD2が、置換されていないかまたは場合に
よっては置換されたアルキル基を意味する場合、これは
互いに独立的に、好ましくは直鎖状または分枝状のC
1-12−アルキル、特に好ましくはC1-4−アルキル基であ
り、これはさらにたとえばフッ素、臭素、塩素などのハ
ロゲン、ヒドロキシル、シアン、C1-4−アルコキシたと
えばメトキシまたはエトキシ、1個乃至6個の炭素原子
を有するアルカノイル基たとえばアセチルまたはプロピ
オニル基あるいはベンゾイル基などによってさらに置換
されることができる。アルキル基R12とR14はさらにスル
ホによって置換されることもできる。アルキル基として
のR11、R12、R14、R15の例は、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、イソブチル、トリフルオロメチルなどである。
式(9)の染料のR12、R14、R15が置換されていない
かまたは場合によっては置換されたアリール基を意味す
る場合、これは互いに独立的に、好ましくはベンゼン系
ナフタレン系の基であり、これらはさらに、たとえばメ
チルなどのC1−C4−アルキル基、メトキシ、エトキシな
どのC1−C4−アルコキシ基、フッ素、塩素、臭素などの
ハロゲン、1個乃至6個の炭素原子を有するアルカノイ
ルアミノ基たとえばアセチルアミノ、あるいはヒドロキ
シル、カルボキシルなどによって置換されていることが
できる。特にアリール基R12、R14またはR15は、メチ
ル、トリフルオロメチルまたは塩素によって置換されて
いることのできるフェニルである。
式(9)の染料のR13の意味するアルキル基は、好ま
しくは直鎖状または分枝状のC1−C12−アルキル基、特
にC1−C8−アルキル基である。例示すればメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、イソブチル、1−ペンチル、3−ペンチ
ル、1−ヘプチル、3−ヘプチル、1−オクチルなどで
ある。
R14とR15とが置換されていないかまたは場合によって
は置換されたシクロアルキル基を意味する場合、これは
互いに独立的に好ましくは5乃至7員環のシクロアルキ
ル基であり、これはさらに、たとえばメチルのごときC
1-4−アルキルによって置換されていることができる。
特に好ましいのはシクロヘキシル基である。
式(10)のB1、B2、E1およびXが意味するアルキル基
の例は、互いに独立的に直鎖状または分枝状のアルキル
基、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソブチル
などが考慮される。
式(10)のB1、B2、E1が意味するアルコキシ基の例
は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、sec−ブトキシ、イソブトキシ、tert−
ブトキシ基などが考慮される。
式(10)のB1、B2、E1が意味するヒドロキシアルコキ
シ基の例は、直鎖状または分枝状のヒドロキシアルコキ
シ基、たとえばβ−ヒドロキシエトキシ、β−ヒドロキ
シプロポキシ、β−ヒドロキシブトキシまたはα−エチ
ル−β−ヒドロキシエトキシ基が考慮される。
式(10)のXが意味するヒドロキシアルキル基の例と
しては直鎖状または分枝状のヒドロキシアルキル基、た
とえばβ−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピ
ル、β−ヒドロキシブチルまたはα−エチル−β−ヒド
ロキシエチル基が考慮される。
式(12)および(13)の染料のベンゼン環I、II、II
I、IV、V、VIに存在しうる置換基の例として下記のも
のが示される: 炭素原子数が1乃至8、好ましくは1乃至4のアルキ
ル基たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ヘキシル、オクチル基。これらのアルキル基はスル
ホまたはスルファトによってそれぞれ置換されているこ
とができる; 炭素原子数が1乃至8、好ましくは1乃至4のアルコ
キシ基たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ基など。これらのアルコキシ基は
そのアルキル基部分においてスルホまたはスルファトに
よってそれぞれ置換されていることができる; アシルアミン基、たとえば2個乃至8個の炭素原子を
有するアルカノイルアミノ基および2個乃至8個の炭素
原子をアルコキシカルボニルアミノ基たとえばアセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、メトキシカルボニルアミ
ノ、エトキシカルボニルアミノ; 2個乃至8個、好ましくは2個乃至4個の炭素原子を
有するアルカノイル基たとえばアセチル、プロピオニ
ル、ブチリル、イソブチリル; C5−C7−シクロアルキルカルボニルたとえばシクロヘ
キシルカルボニル、そのシクロアルキル環においてC1
C4−アルキルたとえばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、またはハロゲンたとえばフッ素、塩素、臭素、また
はスルホまたはスルファトによって置換されたC5−C7
シクロアルキルカルボニル; ベンゾイル、そのフェニル環においてC1−C4−アルキ
ルたとえばメチル、エチル、プロピル、ブチル、または
ハロゲンたとえばフッ素、塩素、臭素、またはスルホま
たはスルファトによって置換されたベンゾイル; 場合によってはC1−C4−アルキル、ハロゲン、スルホ
またはスルファトによって置換されることのできるベン
ゾチアゾールまたはベンゾオキサゾール; ベンゾイルアミノ、アミノ、アルキル部分に1個乃至
8個の炭素原子を有するモノ−またはジ−アルキルアミ
ノ、フェニルアミノ; アルコキシ部分に1個乃至8個の炭素原子を有するア
ルコキシカルボニル; C5−C7−シクロアルキルアミノスルホニル、ニトロ、
シアノ、トリフルオロメチル、ハロゲンたとえばフッ
素、臭素または特に塩素、スルファモイル、窒素原子に
おいてC1−C4−アルキル、C5−C7−シクロアルキルまた
はフェニルによってモノ置換またはジ置換されたスルフ
ァモイル、カルバモイル、ウレイド、ヒドロキシル、C1
−C8−アルキルスルホニル、C1−C8−アルキルアミノス
ルホニル、C1−C4−アルキルスルホニルアミノスルホニ
ル、場合によってはそのフェニル環においてC1−C4−ア
ルキル、ハロゲンたとえばフッ素、塩素、臭素、スルホ
またはスルファトによって置換されることのできるフェ
ニルスルホニル、カルボキシル、スルホメチル、スル
ホ、スルファト、チオスルファト; フェニル、ナフチル、フェノキシ、フェノキシスルホ
ニル、フェニルアミノスルホニル。
ここでフェニルまたはナフチル基は場合によっては前
記に例示した置換基によってさらに置換されることがで
きる。
式(13)のR16がアリールスルホニル基を意味する場
合、それは特に好ましくはフェニルスルホニル基であ
り、これはベンゼン環I乃至VIについて前記した置換基
によってさらに置換されることができる。
本発明による三色染色または捺染の方法においては、
好ましくは、 式(6)中のR1がトリフルオロメチル、塩素、アセチ
ルアミノ、−SO2N(n−C4H9、フェノキシスルホニ
ル、フェニルスルホニル、1−アザ−シクロヘプタン−
N−スルホニル、シクロヘキシルオキシカルボニルアミ
ノ、場合によってはそのフェニル環において塩素によっ
て置換されることができるベンゾイルアミノ、または場
合によってはそのフェニル環においてメチルによって置
換されることができるフェニルアミノスルホニル、シク
ロヘキシルアミノスルホニル、N−(C1−C2−アルキ
ル)フェニルアミノスルホニルまたはN−(C1−C2−ア
ルキル)シクロヘキシルアミノスルホニル、R2が水素、
メチル、塩素またはアセチルアミノであり、そしてR3
水素または塩素であり; 式(7)の染料中のDが塩素、スルホ、メチルアミノ
スルホニル、エチルアミノスルホニルまたはβ−スルフ
ァトエチルアミノスルホニルによって置換されたフェニ
ル、メチル、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボ
ニルによって置換されたチオフェニル、または置換され
ていないかまたは場合によってはメチル、メトキシまた
はスルホによって置換されているベンゾチオフェニル、
R6がエチルであり、R7がエチル、β−スルファトエチ
ル、−(CH2 2-3SO3Hまたはベンジルであり、そしてR8
が水素またはメチルであり; 式(8)中のR9がメチルである、式(6)、(7)、
(8)の少なくとも1種の赤染色染料が使用される。
特に好ましくは下記式のいずれかの少なくとも1種の
赤染色染料が使用される。
本発明の方法においては、黄色または橙色染色染料と
して下記式のうちの少なくとも1種の染料が好ましく使
用される。
(式中、 R17は水素、メチル、塩素、メトキシ、エトキシ、o
−メチルフェノキシ、フェノキシ、アセチルアミノ、フ
ェニルスルホニル、p−メチルフェニルスルホニル、p
−クロロフェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、p
−メチルベンゾイルまたはp−クロロベンゾイル、 R18は水素、塩素、メチル、トリフルオロメチル、o
−メチルフェノキシ、o−クロロフェノキシ、o−クロ
ロフェノキシスルホニル、−SO2NH2、N−C1−C2−アル
キルアミノスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニ
ル、N−β−スルホエチルアミノスルホニル、N−メチ
ル−N−β−ヒドロキシエチルアミノスルホニル、N−
メチル−N−シクロヘキシルアミノスルホニル、N−フ
ェニルアミノスルホニル、N−o−メチルフェニルアミ
ノスルホニル、N−o−クロロフェニルアミノスルホニ
ル、N−m−トリフルオロメチルフェニルアミノスルホ
ニル、N−エチル−N−フェニルアミノスルホニル、−
CONH2または−CON(CH3、 R19は水素または塩素、 R20はメチルまたはフェニル、 R21は水素、メチル、エチルまたはオクチルを意味す
る)、 (式中、 A1は水素またはメチル、 F1は水素またはメチル、 A2とX1とは互いに独立的に水素、メチル、エチル、β
−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル、β−ヒ
ドロキシブチルまたはα−エチル−β−ヒドロキシエチ
ルを意味し、 スルホ基は3−または4−位置に結合している)、 [式中、 D4は塩素またはフェニルアミノスルホニル、 D5は水素またはスルホ、 (D61-3は1個乃至3個の置換基D6を意味し、そし
てD6は水素、塩素またはスルホである]、 式(36)の黄色または橙色染色染料のうち好ましいも
のは、たとえば下記式の染料である。
式(37)の黄色または橙色染色染料のうち好ましいも
のは、たとえば下記式の染料である。
さらに下記式の黄色染料が好ましい。
特に下記式の黄色または橙色染色染料が好ましい。
特に好ましくは、本発明による三色染色または捺染方
法においては式(1)と(2)との染料の染料混合物
が、下記の染料と組合せて使用される。すなわち、式
(6)中のR1がトリフルオロメチル、塩素、アセチルア
ミノ、−SO2N(n−C4H9、フェノキシスルホニル、
フェニルスルホニル、1−アザ−シクロヘプタン−N−
スルホニル、シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ、
場合によってはそのフェニル環において塩素によって置
換されることができるベンゾイルアミノ、または場合に
よってはそのフェニル環においてメチルによって置換さ
れることができるフェニルアミノスルホニル、シクロヘ
キシルアミノスルホニル、N−(C1−C2−アルキル)フ
ェニル−またはN−(C1−C2−アルキル)シクロヘキシ
ル−アミノスルホニル、R2が水素、メチル、塩素または
アセチルアミノであり、そしてR3が水素または塩素であ
り;式(7)中のDが塩素、スルホ、メチルアミノスル
ホニル、エチルアミノスルホニルまたはβ−スルファト
エチルアミノスルホニルによって置換されたフェニル、
メチル、メトキシまたはエトキシカルボニルによって置
換されたチオフェニル、または置換されていないかまた
場合によってはメチル、メトキシまたはスルホによって
置換されているベンゾチオフェニルであり、R6がエチル
であり、R7がエチル、β−スルファトエチル、−(CH2
2-3SO3Hまたはベンジルであり、そしてR8が水素また
はメチルであり;式(8)中のR9がメチルである、式
(6)、(7)、(8)の少なくとも1種の赤色染色染
料と組合せ、かつ、前記式(35)、(36)、(37)、
(38)、(39)、(40)、(41)の少なくとも1種の黄
色または橙色染色染料と組合せて使用する。この場合、
式(1)と(2)との染料の染料混合物については前記
に好ましいものとして記載したものがここでも好ましく
使用される。
特に重要な組合せは、式(1)と(2)との染料の染
料混合物を式(14)乃至(34)の少なくとも1種の赤色
染色染料、ならびに式(35a)、(36a)乃至(36t)、
(37a)乃至(37d)、(38)、(39)、(40)、(4
1)、(42)の少なくとも1種の黄色または橙色染色染
料と組合せて使用する組み合わせである。
本発明による三色染色または捺染方法の格別に重要な
実施態様においては、式(1)と式(2)との染料の混
合物を、式 の赤色染色染料、式 の黄色染色染料、または式 の橙色染色染料と一緒に使用する。この場合にも式
(1)と(2)との染料混合物については前記に好まし
いものとして記載したものが好ましく使用される。
本発明の方法で使用される染料は遊離スルホン酸の形
でもまたはその塩の形でも存在しうる。
塩としては、たとえばアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩または有機アミン塩が考慮され
る。たとえば、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩などであ
る。
本発明の方法で使用される染料は、一般に食塩やデキ
ストリンなどの付加的な添加物を含有する。
本発明による三色染色または捺染の方法は、常用の染
色法および捺染法に適用することができる。染浴または
捺染のりは、水と染料とのほかにその他の添加剤を含有
することができる。たとえば、湿潤剤、消泡剤、均染剤
あるいは繊維材料の性質に影響を与える剤たとえば柔軟
化剤、難燃剤、防汚剤、はっ水剤、はっ油剤、水軟化剤
さらには天然または合成のり剤たとえばアルギン酸塩や
セルロースエーテルなどを含有することができる。
本発明による方法は、たとえば連続染色法あるいは回
分式または連続式泡染め法の場合のごとく低浴比の浴か
らの染色に特に好適である。
本発明により使用される染料は、三色染色または捺染
において一様なビルドアップ性、良好な染色性、各種濃
度における色の一定性を示し、かつ染色堅牢性がすぐれ
ており、そして特に他の染料ときわめて良好な相溶性を
有する。
本発明による方法はウールのような天然ポリアミド材
料の染色または捺染のためのみでなく、また特にナイロ
ン−6やナイロン−6,6のような合成ポリアミド材料の
染色または捺染にも適する。また、ウールと合成ポリア
ミドとの混合織物または混合糸の染色または捺染のため
にも適する。
前記の被染色繊維材料はファイバー、ヤーン、織物、
編地など各種の加工形態でありうる。特にじゅうたんの
形態でありうる。
以下、本発明を実施例によってさらに説明する。実施
例中の部は重量部である。重量部と容量部との関係はグ
ラムと立方センチとの関係と同じである。
実施例1 式 の染料と下記式の染料のいずれか1個とを含有する染料
混合物を後記のごとく製造した。
(a) 式(101)の染料30.2部と式(103)の染料 69.8部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Aという。
(b) 式(101)の染料56.6部と式(102)の染料 43.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Bという。
(c) 式(101)の染料79.6部と式(102)の染料 20.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Cという。
(d) 式(101)の染料26.6部と式(103)の染料 73.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Dという。
(e) 式(101)の染料52.0部と式(103)の染料 48.0部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Eという。
(f) 式(101)の染料76.5部と式(103)の染料 23.5部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Fという。
(g) 式(101)の染料79.6部と式(104)の染料 20.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Gという。
(h) 式(101)の染料26.6部と式(105)の染料 73.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Hという。
(i) 式(101)の染料52.0部と式(106)の染料 48.0部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Iという。
(k) 式(101)の染料76.5部と式(107)の染料 23.5部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Kという。
(l) 式(101)の染料79.6部と式(108)の染料 20.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Lという。
(m) 式(101)の染料26.6部と式(109)の染料 73.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Mという。
(n) 式(101)の染料52.0部と式(110)の染料 48.0部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Nという。
(o) 式(101)の染料76.5部と式(111)の染料 23.5部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Oという。
(p) 式(101)の染料79.6部と式(112)の染料 20.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Pという。
(q) 式(101)の染料26.6部と式(113)の染料 73.4部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Qという。
(r) 式(101)の染料52.0部と式(114)の染料 48.0部とをミキサー中で均質に混合して混合物100部
を得た。これを以下染料混合物Rという。
実施例2 酢酸アンモニウム2g/を含有しそして酢酸でpH5に調
整された水性浴500部に、ナイロン6,6布(ヘランカトリ
コット)10部を入れて染色した。
染料としては、式 の黄色染料0.27%(布重量に対する重量%であり、以下
同様)、式 の赤色染料0.12%、および実施例1の(e)で得られた
青色染料混合物(E)0.13%を使用した。
染色時間は60乃至98℃の温度で30乃至90分間であっ
た。染色されたヘランカを浴から取り出し、常法どおり
すすぎ洗いし、乾燥した。くすんだ褐色に完全に均染さ
れた布が得られた。材料に起因する縞様の染めむらは全
くなかった。
実施例3−18 実施例2をくり返し実施した。ただし、式(115)の
黄色染料の使用量0.27%および式(116)の赤色染料の
使用量0.12%を、それぞれ次の表1に記載した量に変更
しさらに青色染料混合物(E)0.13%の代りに表1に記
載した実施例1からの染料混合物を記載量使用した。こ
れにより表1に記載した色に完全に均染された布が得ら
れた。
実施例19−53 実施例2をくり返し実施した。ただし、式(116)の
赤色染料0.12%の代りに、表2に記載した赤色染料また
は記載した組成の赤色染料混合物0.12%を使用した。こ
れにより褐色に均染された染色物が得られた。
実施例54−92 実施例2をくり返し実施した。ただし、式(115)の
黄色染料0.27%の代りに、表3に記載した黄色または橙
色染料または記載した組成の染料混合物0.27%を使用し
た。
これにより褐色に均染された染色が得られた。
実施例93 酢酸アンモニウム2g/を含有しそして酢酸でpH5に調
整された水性浴500部に、ナイロン−6,6布(ヘランカト
リコット)10部を入れて染色した。
染料の使用量は、染料混合物Bまたは染料混合物Dを
布重量に対して0.9重量%使用した。
染色時間は98℃の温度で30乃至90分間であった。染色
されたヘランカを浴から取り出し、常法どおりすすぎ洗
いし、乾燥した。
いずれの染料混合物の場合も青色に均染された染色物
が得られた。材料に起因する縞様の染めむらは全くなか
った。染料混合物Bで染色された染色物の色は幾分緑が
かかっており、染料混合物Dで染色された染色物の色は
幾分赤味を帯びていた。
実施例93をくり返し実施した。ただし、染料混合物B
またはDを0.9重量%使用する代りに実施例1で得られ
た他の青色染料混合物を0.9重量%使用した。いずれの
場合にも多少緑がかったまたは赤味を帯びた青色に染色
された染色物が得られた。
実施例94 酢酸アンモニウム1.5g/を含有しそして酢酸でpH5.5
に調整された水性浴400部に、ナイロン−6,6糸の10部に
入れて染色した。
染料としては式(115)の染料0.27%、式(116)の染
料0.12%および実施例1の(e)で得られた染料混合物
(E)0.13%を使用した。なお、ここで%値は繊維材料
の重量に対する重量%である。
染浴を30分間で98℃まで加熱し、そして96乃至98℃の
温度に60分間保持した。染色された糸を浴から取り出
し、常法どおりすすぎ洗いし、乾燥した。これによりく
すんだ(neutral)褐色に染色された糸が得られた。
式(115)の黄色染料0.27%、式(116)の赤色染料0.
12%および青色染料混合物(E)0.13%の代りに、次の
表4に記載した染料および実施例1からの染料混合物
A、B、C、DまたはFを記載量使用して前記実施例を
くり返し実施した。これにより表4に記載した色に染色
された糸が得られた。
式(115)の黄色染料の代りに式 の橙色染料または式(137)の橙色染料を、そして式(1
16)の赤色染料の代りに次の表5に記載した染料を、実
施例1からの染料混合物A、B、C、D、EまたはFと
組み合わせて記載量使用して前記実施例をくり返し実施
した。これにより表5に記載した色に染色された糸が得
られた。
実施例119(じゅうたんの吸尽法染色) ビーム染色機〔ルドルフ・テン(Rudolf Then)社の
実験室用布染色機、10型〕を使用してじゅうたんの染色
を実施した。この染色機は、その主要部が冷却ジャケッ
ト付き染色釜とこれに結合された特殊循環ポンプ付き副
釜とからなり、そしてそのポンプが循環系に連結されて
いる。
この染色機に、幅50cm、長さ135cm、重さ380gのナイ
ロン6のループふさ付きじゅうたんを巻きつけたビーム
を導入した。副釜には軟水6が入れられており、これ
に2規定の水酸化ナトリウム溶液60mlが添加された。弁
(副釜、連結管、ポンプ/染色釜)を開いて液を副釜か
ら染色釜へ落差流入させた。この際、押し出された空気
は副釜の空気抜き管を通じて排気された。染色釜を充填
後、副釜には5cm高の液位まで液が残る。このあと、循
環ポンプを作動させた。pH制御のため染色釜と副釜との
間の導管(流通管)には1つの開口が設けられており、
複合ガラス電極が挿入されていた。染色液は全染色期間
にわたって内側から外側に循環されており、そして圧力
落差は0.1乃至0.2バール、そしてポンプの給送能力は約
6/分であった。浴は98℃まで加熱され、そして繊維
に親和性のある陰イオン均染剤7.6gを100mlの水に溶解
して溶液を5分間で副釜に添加した。
染色温度は97乃至98℃に設定され、この時のpH価は1
0.7であった。20℃に冷却された試料のpH価は11.9であ
った。
実施例2記載の式(115)の黄色染料2.5gと実施例1
記載の青色染料混合物(C)1.8gとを温水200mlに溶解
し、10分間かけて滴下漏斗から副釜に導入した。30分後
にフラスコビュレットを介して1規定塩酸を、最初の10
分間は5.5ml/分の速度でそして次の20分間は2.25ml/分
の速度で、全量100mlを供給した。
さらに10分後のpH価は3.8であった。染浴は吸尽され
た。すなわち、染料は99%以上被染色物に吸着された。
加熱を停止し、そして間接冷却により染浴を60℃まで冷
却した。この間にpH価は3.9まで上がった。ほとんど水
のような透明浴液をポンプで副釜に送り戻し、そして染
色物ビームを取り出した。染色されたじゅうたんをビー
ムから巻きほごし、遠心脱水し、そして乾燥した。ナイ
ロン6のループふさ付きじゅうたんは緑色に均染されて
いた。
実施例120(じゅうたん捺染) 坪量が350乃至400g/m2のナイロン6のベロアじゅうた
ん生地をパッジング装置にかけて、水988部、36ボーメ
度の水酸化ナトリウム10部、湿潤剤2部からなるパッド
液でパッジングし、そして絞り率80%まで絞った。
前記のごとく前処理されたじゅうたんに下記の組成を
有する捺染のりをノズルを介して1つの模様にスプレー
した。
捺染のり組成: 水 942部 のり剤 50部 消泡剤 3部 実施例2記載の式(115)の黄色染料 3部 実施例2記載の式(116)の赤色染料 1部 実施例1記載の青色染料混合物 1部 使用したのり剤は下記の組成を有するものであった: 精製ナフサ 240部 油中水型乳化剤 50部 水中油型乳化剤 20部 消泡剤 20部 分子量約4000000の架橋カルボキシビニル重合体 50部 分子量約1000000の線状カルボキシビニル重合体 70部 水 550部 酢酸でpH価を4.5に調整。
次に、捺染のりをスプレーしたじゅうたんを染料固着
のために101℃の飽和蒸気で5分間処理し、洗浄し、中
和し、再度洗浄し、そして乾燥した。
これにより、非常に良好な浸透性を有しそして霜降り
のまったくない、絵ぎわがきわめて鮮明な褐色模様を有
するベロアじゅうたんが得られた。
実施例1記載の青色染料混合物(B)1部の代りに実
施例1記載の青色染料混合物(E)1部を使用し、その
他は全く前記と同様に操作を実施して同様に優れた特性
を有する褐色模様のベロアじゅうたんが得られた。
実施例121(じゅうたんの連続染色) 実施例2記載の式(115)の黄色染料4.5部と実施例1
記載の青色染料混合物(B)1.5部とを、軽く沸騰させ
て100部の水に溶解した。次にこの溶液を下記の組成の
浴に加えた。
イナゴマメ粉末をベースとしたのり剤 3部 高分子脂肪酸とオキシアルキルアミンとの縮合物をベー
スとしたコアセルベーション性パッド助剤 5.0部 結晶リン酸一ナトリウム 2.0部 結晶リン酸二ナトリウム 1.0部 冷水 500部 溶液添加後に、さらに冷水を加えて1000部に調整し
た。この液のpHは5.5乃至6.5であり、この液を、じゅう
たんの重量を基準にして300%の量の液を8メートル/
分の速度で移動しているナイロン6,6製の針状ふさ付き
じゅうたん生地に付与した。含浸されたじゅうたんをル
ープ路スチーマーに案内し、そしてここで98乃至100℃
の飽和蒸気で10分間処理した。
広幅洗浄機にかけて洗浄した後、緑色に均染されたじ
ゅうたんが得られた。
式(115)の黄色染料4.5部と青色染料混合物(B)1.
5部との代りに表6に記載した染料および染料混合物を
使用した場合にも、記載した色に均染されたじゅうたん
が得られた。
実施例133(ウールの連続染色) ウール布地を下記組成のパッド染色液でパッジングし
た。
式(115)の黄色染料 2.6部 式(116)の赤色染料 5.2部 青色染料混合物B 15.7部 アルギン酸塩をベースとしたノリ組成物 2.0部 高分子脂肪酸とオキシアルキルアミンとの縮合物をベー
スとしたコアセルベーション性パッド助剤 22.0部 80%ギ酸 8.0部 水 1000部 絞り率は布重量を基準にして85%であった。
このあと、98乃至100℃の温度の飽和蒸気内で15分間
ウール布地をスチーミングし、洗浄した。オリーブ色に
均染された染色物が得られた。
青色染料混合物(B)15.7部の代りに青色染料混合物
(E)15.7部を使用し、その他は前記と同様に操作を実
施した場合にも、同じくオリーブ色に均染されたウール
布が得られた。
実施例134 秤量550g/m2のナイロン6,6のじゅうたんを、ノニルフ
ェノールの1モルに酸化エチレンの9モルを付加した付
加物1g/を含有している水性浴に入れて連続的に予備
湿潤し、そして連続的に絞って絞り率を45重量%にし
た。
他方、泡立て装置内で下記組成の水性浴から染色泡を
仕立てた。
式(115)の黄色染料 0.7g/ 式(116)の赤色染料 0.05g/ 青色染料混合物B 0.4g/ C12-14−脂肪アルコール(たとえばラウリルアルコー
ル)1モルに酸化エチレンの5モルと酸化プロピレの5
モルとを付加した付加物 0.7g/ ノニルフェノールの1モルに酸化エチレンの2モルを付
加した付加物の硫酸酸性エステルのアンモニウム塩1.25
g/ 酢酸ナトリウム 1g/ 酢酸で浴をpH5.8に調整。
泡立て度は1:8であった。
泡半減時間は5分間であった。
次に、この泡を所望の泡の厚さに調節するための位置
調節可能なドクターブレードを備えている泡槽からアプ
リケータ・ロールを介してスライダーによって染色装置
を通過するじゅうたんの表側(けばのある側)に付与し
た。この時のじゅうたんの通過速度は8メートル/分で
あった。泡の層の高さは74mm、そして泡塗布量は150%
であった。
泡塗布後、じゅうたんを真空通路に通し、そこで裏側
から泡層を局所的にじゅうたんの内部に吸引した(0.1
バールの負圧)。これにより泡層の高さはいくらか減少
した。このじゅうたんを送りローラによってスチーマー
に送った。スチーマーに到達する前にじゅうたんの上に
存在する泡層は崩壊した。スチーマーの中でじゅうたん
を98℃の飽和蒸気で4分間処理した。次にじゅうたんを
80℃の水の噴射で洗い、吸引し、そして網目ドラム乾燥
器上で100℃で乾燥した。
これによって縞状の染めむらのまったくない、オリー
ブ色に均染されたじゅうたんが得られた。染色はじゅう
たんの表側から裏側まで完全に行なわれていた。
青色染料混合物(B)の0.4g/の代りに青色染料混
合物(D)の0.4g/を使用し、その他は前記と同様に
操作を実施した場合にも、同じく縞状の染めむらのまっ
たくないオリーブ色に均染されたじゅうたんが得られ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 67/22 C09B 1/26 - 1/34 CA(STN)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 の染料と式 (式中、Rはシクロヘキシルまたはフェニルを意味し、
    このRが意味する基は場合によってはC1−C4−アルキ
    ル、アセチルアミノ、N−C1−C4−アルキルアセチルア
    ミノ、ベンゾイルアミノ、ウレイドによって、または場
    合によってはそのフェニル環がC1−C4−アルキルによっ
    て置換されていることのできるフェニルスルホニルアミ
    ノまたはフェニルスルホニルオキシによって置換されて
    いることができる)の染料とを含有することを特徴とす
    る染料混合物。
  2. 【請求項2】式(1)の染料と、式(2)の染料中のR
    がシクロヘキシル、フェニル、2−メチルフェニル、2,
    4,6−トリメチルフェニル、3−または4−アセチルア
    ミノフェニル、3−アセチルアミノ−4−メチルフェニ
    ル、4−(N−メチルアセチルアミノ)フェニル、3−
    ウレイドフェニル、4−ベンゾイルアミノフェニル、3
    −フェニルスルホニルアミノフェニル、2−メチル−5
    −(4′−メチルフェニルスルホニルアミノ)フェニル
    または4−(4′−メチルフェニルスルホニルオキシ)
    フェニルを意味する式(2)の染料とを含有する請求項
    1記載の染料混合物。
  3. 【請求項3】式(1)の染料と下記式の染料とを含有す
    る請求項1または2記載の染料混合物。
  4. 【請求項4】式(1)の染料と、式(2)の染料との比
    または式(1)の染料と、式(3)の染料との比が95:5
    乃至5:95、好ましくは80:20乃至20:80、特に好ましくは
    60:40乃至40:60である請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の染料混合物。
  5. 【請求項5】天然または合成ポリアミド材料を染料混合
    物で染色または捺染する方法において、請求項1乃至4
    のいずれか1項に記載の染料混合物を使用することを特
    徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の染
    料混合物を他の染料と組合せて使用して、天然または合
    成ポリアミド材料を染色または捺染する方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の染
    料混合物を、少なくとも1種の赤色染色染料および少な
    くとも1種の黄色または橙色染色染料と組合せて使用す
    ることを特徴とする三色染色または捺染のための請求項
    6記載の方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至4のいずれかに記載の染料混
    合物を、下記式(6)、(7)、(8)の少なくとも1
    種の赤色染色染料: [式中、 R1は置換されていないかまた場合によっては置換された
    C1−C8−アルキル、ハロゲン、場合によってはそのフェ
    ニル環においてC1−C4−アルキルによって置換されてい
    ることができるフェニルスルホニルまたフェノキシスル
    ホニル、シクロヘキシルカルボニルアミノ、C2−C4−ア
    ルカノイルアミノ、場合によってそのフェニル環におい
    てハロゲンによって置換されていることができるベンゾ
    イルアミノ、1−アザシクロヘプタン−N−スルホニ
    ル、または (ここで、R4はC1−C8−アルキル、置換されていないか
    または場合によってはC1−C4−アルキルによって置換さ
    れたフェニルまたはシクロヘキシルを意味し、そしてR5
    は水素又はC1−C8−アルキルを意味する)を意味し、 R2は水素、ハロゲン、C1−C8−アルキルまたはC2−C4
    アルカノイルアミノを意味し、 R3は水素またはハロゲンを意味する]、 (式中、 Dは置換されていないかまたは場合によっては置換され
    たフェニル、チオフェニルまたはベンゾチアゾリル、 R6はC1−C8−アルキル、 R7は置換されていないかまたは場合によっては置換され
    たC1−C8−アルキル、 R8は水素又はC1−C4−アルキルを意味する)、 (式中、R9はC1−C4−アルキルである)、および下記式
    (9)、(10)、(11)、(12)、(13)の少なくとも
    1種の黄色または橙色染色染料: [式中、 R10は水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、
    ハロゲン、C2−C4−アルカノイルアミノ、または置換さ
    れていないかまたは場合によっては置換されたアリール
    スルホニル、アリールオキシまたはアリールカルボニル
    基、 R11は水素、ハロゲン、置換されていないかまたは場合
    によっては置換されたアルキル、アリールオキシまたは
    アリールオキシスルホニル基、または下記式の基 (ここで、R14とR15とは互いに独立的に水素、または置
    換されていないかまたは場合によっては置換されたアル
    キル、シクロアルキルまたはアリール基を意味する)を
    意味する、 R12は置換されていないかまたは場合によっては置換さ
    れたアルキルまたはアリール基、 R13は水素またはアルキルを意味する]、 (式中、B1、B2およびE1は、それぞれ水素、C1−C4−ア
    ルキル、C1−C4−アルコキシ、またはC2−C4−ヒドロキ
    シアルコキシを意味し、そしてXは直鎖状または分枝状
    のC1−C4−アルキルまたは直鎖状または分枝状のC2−C4
    −ヒドロキシアルキルを意味する)、 [式中、 D1はスルホまたは式(9)においてR10について定義し
    た意味を有し、 D2は式(9)においてR11について定義した意味を有
    し、 (D31-3は1個乃至3個の置換基D3を意味し、そしてD
    3は水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アル
    コキシまたはスルホを意味する]、 (式中、ベンゼン環I、II、IIIは場合によっては置換
    されていることができる) (式中、ベンゼン環IV、V、VIは場合によっては置換さ
    れていることができ、そしてR16は水素またはアリール
    スルホニルを意味する)と組合せて使用することを特徴
    とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】式(6)の染料中のR1がトリフルオロメチ
    ル、塩素、アセチルアミノ、−SO2N(n−C4H9、フ
    ェノキシスルホニル、フェニルスルホニル、1−アザ−
    シクロヘプタン−N−スルホニル、シクロヘキシルオキ
    シカルボニルアミノ、場合によってはそのフェニル環に
    おいて塩素によって置換されていることができるベンゾ
    イルアミノ、または場合によってはそのフェニル環にお
    いてメチルによって置換されていることができるフェニ
    ルアミノスルホニル、シクロヘキシルアミノスルホニ
    ル、N−(C1−C2−アルキル)フェニルアミノスルホニ
    ルまたはN−(C1−C2−アルキル)シクロヘキシルアミ
    ノスルホニルであり、R2が水素、メチル、塩素またはア
    セチルアミノであり、そしてR3が水素または塩素であ
    り、式(7)の染料中のDが塩素、スルホ、メチルアミ
    ノスルホニル、エチルアミノスルホニルまたはβ−スル
    ファトエチルアミノスルホニルによって置換されたフェ
    ニル、メチル、メトキシカルボニルまたはエトキシカル
    ボニルによって置換されたチオフェニル、または置換さ
    れていないかまたは場合によってはメチル、メトキシま
    たはスルホによって置換されているベンゾチオフェニル
    であり、R6がエチルであり、R7がエチル、β−スルファ
    トエチル、−(CH2 2-3SO3Hまたはベンジルであり、そ
    してR8が水素またはメチルであり、 式(8)の染料中のR9がメチルである、式(6)、
    (7)、(8)の少なくとも1種の赤色染色染料を使用
    することを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
  10. 【請求項10】下記の式(35)乃至(41)の少なくとも
    1種の黄色または橙色染色染料を使用することを特徴と
    する請求項7乃至9のいずれか1項に記載の方法。 (式中、 R17は水素、メチル、塩素、メトキシ、エトキシ、o−
    メチルフェノキシ、フェノキシ、アセチルアミノ、フェ
    ニルスルホニル、p−メチルフェニルスルホニル、p−
    クロロフェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、p−
    メチルベンゾイルまたはp−クロロベンゾイル、 R18は水素、塩素、メチル、トリフルオロメチル、o−
    メチルフェノキシ、o−クロロフェノキシ、o−クロロ
    フェノキシスルホニル、−SO2NH2、N−C1−C2−アルキ
    ルアミノスルホニル、N,N−ジメチルアミノスルホニ
    ル、N−β−スルホエチルアミノスルホニル、N−メチ
    ル−N−β−ヒドロキシエチルアミノスルホニル、N−
    メチル−N−シクロヘキシルアミノスルホニル、N−フ
    ェニルアミノスルホニル、N−o−メチルフェニルアミ
    ノスルホニル、N−o−クロロフェニルアミノスルホニ
    ル、N−m−トリフルオロメチルフェニルアミノスルホ
    ニル、N−エチル−N−フェニルアミノスルホニル、−
    CONH2または−CON(CH3、 R19は水素または塩素、 R20はメチルまたはフェニル、 R21は水素、メチル、エチルまたはオクチルを意味す
    る)、 (式中、 A1は水素またはメチル、 F1は水素またはメチル、 A2とX1とは互いに独立的に水素、メチル、エチル、β−
    ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル、β−ヒド
    ロキシブチルまたはα−エチル−β−ヒドロキシエチル
    を意味し、スルホ基は3−または4−位置に結合してい
    る)、 [式中、 D4は塩素またはフェニルアミノスルホニル、 D5は水素またはスルホ、 (D61-3は1個乃至3個の置換基D6を意味し、そしてD
    6は水素、塩素またはスルホである]、
  11. 【請求項11】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    染料混合物を、式 の赤色染色染料、式 の黄色染色染料、または式 の橙色染色染料と一緒に使用することを特徴とする請求
    項7乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】請求項1記載の染料混合物を染色ならび
    に捺染に使用する方法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    染料混合物を含有している染色または捺染用調合物。
  14. 【請求項14】請求項7乃至9または請求項11のいずれ
    か1項に記載の方法によって染色または捺染された材
    料、特に繊維材料。
  15. 【請求項15】請求項1記載の染料混合物の製造方法に
    おいて、1−アミノ−4−ブロモアントラキノン−2−
    スルホン酸を4,5−ジメチル−3−β−ヒドロキシエチ
    ルアミノスルホニルアニリンおよび式NH2−R(ここで
    Rは請求項1で記載した意味を有する)の化合物と反応
    させることを特徴とする方法。
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