JP2842271B2 - 手書き文字列入力装置 - Google Patents
手書き文字列入力装置Info
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Description
に係わり、ペンなどのポインティングデバイスを用いて
入力された手書き文字列を、文字コード列に変換する手
書き文字列入力装置に関する。
めの方法の一つに、ペンなどのポインティングデバイス
を用いて軌跡データ(イメージデータ)を入力し、装置
内で、パターン認識を行い、文字コードに変換するとい
った方法がある。手書き入力などと呼ばれるこの方法で
は、紙に筆記用具を用いて文字を記入するような形で、
データ入力が行えることになるが、文字を手書きする時
間と手書きされた軌跡データを基に文字コードを求める
といった処理が必要となるため、キーボードを用いたデ
ータ入力に比して、より多くの時間がデータ入力に必要
とされるといった問題があった。
ば、特開平5−331287号公報や特開平6−123
415号公報には、ユーザが入力しようとしている文字
列を予測表示することによって、入力速度・入力効率の
向上を図った手書き入力装置が開示されている。
行う手書き文字列入力装置の構成・動作の概要を説明す
る。
“日”という文字を入力する場合、ユーザは、手書き入
力部11を操作することによって、“日”の形状を示す
軌跡データを生成する。生成される軌跡データは、手書
き文字バッファ12に供給され、そこに格納されるとと
もに、表示制御部16によって表示部21に表示され
る。手書き文字認識部14は、手書き文字バッファ12
内の軌跡データに対して文字認識を行うことによって、
対応する文字コードを求め、求めた文字コードを直接文
字列バッファ15に格納する。
文字列バッファ15内に記憶されている直接文字列で始
まる文字列を全て検索し、検索したそれぞれの文字列か
ら直接文字列と一致する部分を除去した文字列を、予測
文字列として予測文字列バッファ18に登録する。たと
えば、上述のように、“日”が直接文字列となっている
場合には、単語辞書から、“日本”、“日本語”、“日
米安全保証条約”などの文字列が検索され、“本”、
“本語”、“米安全保証条約”といった予測文字列が作
成されて、予測文字列バッファ18に格納される。
字列の格納の際、予測文字列は、優先順位を付した形態
で格納されるのであるが、優先順位の付与手順の説明は
後ほど行うことにする。
文字列は、予め定められた方法によって、表示制御部1
6により、直接文字列とともに表示部21に表示され
る。この際の表示方法としては、直接文字列バッファ1
8の内容に続けて、予測文字列バッファ18の内容のう
ち、最も優先順位の高いものを表示するといったもの、
あるいは、予測文字列バッファ18の内容を、すべて、
別枠に表示するといったものがある。
の指示や、選択は、手書き文字列選択指示部13を用い
てユーザによって行われる。これにより、手書き文字入
力装置に入力される文字列が確定するとともに、学習メ
モリ制御部20によって、学習メモリ19内に、たとえ
ば、“日”が直接文字列として入力された際に、予測文
字列“本語処理”が選択されたといったことを意味する
履歴情報が書き込まれる。
ファ18への予測文字列の格納の際に、優先順位を決定
する情報として用いられ、文字列予測部17は、直接文
字列バッファ15内の直接文字列に関する履歴情報が、
学習メモリ19内に存在していた場合、それを参照して
優先順位を決定する。また、学習メモリ19内に、対象
とする直接文字列に関する履歴情報が存在していなかっ
た場合には、単語辞書に登録されている順位情報を基に
優先順位を決定し、順位情報が定められていない場合に
は、文字コード順に優先順位を決定している。
列が表示されるよう手書き文字列入力装置を構成した場
合には、1文字分の情報を手書き入力することによっ
て、複数文字分の情報を入力することができることな
る。このため、予測文字列表示を行わない手書き文字列
入力装置より、入力速度・入力効率を向上させることが
可能となる。
では、1文字入力するたびに、予測文字列の表示がなさ
れるようになっているため、誤った予測文字列が表示さ
れることにより、文字入力作業が妨げられるといったこ
とも生ずる。たとえば、“日本語”という文字列を入力
しようとして、“日”を手書き入力したときに、“日米
安全保証条約”といった文字列が表示されてしまい、何
を書こうとしていたか忘れてしまうといったことが生じ
得る。
業の妨げとならないような形態(手順)で、予測文字列
を表示することができる手書き文字列入力装置を提供す
ることにある。
は、(ア)ポインティングデバイスと、(イ)このポイ
ンティングデバイスの操作によって入力される軌跡デー
タに応じたイメージを表示画面上に表示するイメージ表
示手段と、(ウ)ポインティングデバイスによって入力
される軌跡データに対してパターン認識を行うことによ
って、軌跡データに対応する文字コードを認識する認識
手段と、(エ)この認識手段によって認識された文字コ
ードを一時的に記憶するための文字コード記憶手段と、
(オ)イメージ表示手段によって、表示画面上に表示さ
れたイメージに代えて、認識手段によって認識された文
字コードに応じた文字を表示する認識文字表示手段と、
(カ)文字コード記憶手段に記憶された文字コードある
いは文字コード列で始まる文字列を、文字列とその文字
列の頻度情報が電子的に登録された単語辞書から検索す
る検索手段と、(キ)この検索手段によって検索された
文字列のなかに、この単語辞書内に登録されている文字
列の頻度情報に基づいて、所定の出現頻度以上の文字列
が存在するか否かを判定する判定手段と、(ク)この判
定手段によって所定の出現頻度以上の文字列が存在する
と判定された際に、それらの文字列の先頭から検索に用
いた文字コード数分の文字を取り除くことによって予測
文字列を作成する予測文字列作成手段と、(ケ)この予
測文字列作成手段によって作成された予測文字列の一つ
を表示画面上に表示する予測文字列表示手段と、(コ)
この予測文字列表示手段に対して、表示する予測文字列
の変更を指示する変更指示手段と、(サ)予測文字列表
示手段によって表示されている予測文字列を、入力する
予測文字列として選択することを指示する選択指示手段
と、(シ)この選択指示手段による選択が行われた際
に、文字コード記憶手段の内容をクリアするクリア手段
とを手書き文字列入力装置に具備させる。
きによって入力された文字で始まる文字列を予測表示す
る際に、文字列とその文字列の頻度情報が電子的に登録
された単語辞書から検索された文字列のうち、この単語
辞書内に登録されている文字列の頻度情報に基づいて、
所定の出現頻度以上の文字列だけが、表示対象に選択さ
れるように手書き文字列入力装置を構成する。なお、表
示対象に選択された文字列(予測文字列)は、変更指示
手段によって1個ずつ表示され、選択指示手段によって
入力に用いる文字列として選択される。
ィングデバイスと、(イ)このポインティングデバイス
の操作によって入力される軌跡データに応じたイメージ
を表示画面上に表示するイメージ表示手段と、(ウ)ポ
インティングデバイスによって入力される軌跡データに
対してパターン認識を行うことによって、軌跡データに
対応する文字コードを認識する認識手段と、(エ)この
認識手段によって認識された文字コードを一時的に記憶
するための文字コード記憶手段と、(オ)イメージ表示
手段によって、表示画面上に表示されたイメージに代え
て、認識手段によって認識された文字コードに応じた文
字を表示する認識文字表示手段と、(カ)文字コード記
憶手段に記憶された文字コードあるいは文字コード列で
始まる文字列を、文字列とその文字列の頻度情報が電子
的に登録された単語辞書から検索する検索手段と、
(キ)この検索手段によって検索された文字列のなか
に、この単語辞書内に登録されている文字列の頻度情報
に基づいて、所定の出現頻度以上の文字列が存在するか
否かを判定する判定手段と、(ク)この判定手段によっ
て所定の出現頻度以上の文字列が存在すると判定された
際に、それらの文字列の先頭から検索に用いた文字コー
ド数分の文字を取り除くことによって予測文字列を作成
する予測文字列作成手段と、(ケ)この予測文字列作成
手段によって作成された予測文字列をすべて表示画面上
に表示する予測文字列表示手段と、(コ)この予測文字
列表示手段によって表示された予測文字列から、入力す
る予測文字列を選択する選択手段と、(サ)この選択手
段による選択が行われた際に、文字コード記憶手段の内
容をクリアするクリア手段とを手書き文字列入力装置に
具備させる。
きによって入力された文字で始まる文字列を予測表示す
る際に、文字列とその文字列の頻度情報が電子的に登録
された単語辞書から検索された文字列のうち、この単語
辞書内に登録されている文字列の頻度情報に基づいて所
定の出現頻度以上の文字列だけが、表示対象に選択され
るように手書き文字列入力装置を構成する。なお、表示
対象に選択された文字列(予測文字列)は、すべて画面
上に表示され、選択指示手段によって入力に用いる文字
列が確定される。
ィングデバイスと、(イ)このポインティングデバイス
の操作によって入力される軌跡データに応じたイメージ
を表示画面上に表示するイメージ表示手段と、(ウ)ポ
インティングデバイスによって入力される軌跡データに
対してパターン認識を行うことによって、軌跡データに
対応する文字コードを認識する認識手段と、(エ)この
認識手段によって認識された文字コードを一時的に記憶
するための文字コード記憶手段と、(オ)イメージ表示
手段によって、表示画面上に表示されたイメージに代え
て、認識手段によって認識された文字コードに応じた文
字を表示する認識文字表示手段と、(カ)文字コード記
憶手段に記憶された文字コードあるいは文字コード列で
始まる文字列を、電子的に作成された単語辞書から検索
する検索手段と、(キ)この検索手段によって検索され
た文字列に対して、文字コード記憶手段に記憶された文
字コードあるいは文字コード列が一致する割合が所定の
条件を満たす文字列が存在するか否かを判定する判定手
段と、(ク)この判定手段によって所定の条件を満たす
文字列が存在すると判定された際に、それらの文字列の
先頭から検索に用いた文字コード数分の文字を取り除く
ことによって予測文字列を作成する予測文字列作成手段
と、(ケ)この予測文字列作成手段によって作成された
予測文字列の一つを表示画面上に表示する予測文字列表
示手段と、(コ)この予測文字列表示手段に対して、表
示する予測文字列の変更を指示する変更指示手段と、
(サ)予測文字列表示手段によって表示されている予測
文字列を、入力する予測文字列として選択することを指
示する選択指示手段と、(シ)この選択指示手段による
選択が行われた際に、文字コード記憶手段の内容をクリ
アするクリア手段とを手書き文字列入力装置に具備させ
る。
きによって入力された文字で始まる文字列を予測表示す
る際に、単語辞書から検索された文字列のうち、検索さ
れた文字列に対して、手書きの軌跡データに応じてパタ
ーン認識された文字コードあるいは文字コード列が一致
する割合が所定の条件を満たすものだけが、表示対象に
選択されるように手書き文字列入力装置を構成する。な
お、表示対象に選択された文字列(予測文字列)は、変
更指示手段によって1個ずつ表示され、選択指示手段に
よって入力に用いる文字列として選択される。
ィングデバイスと、(イ)このポインティングデバイス
の操作によって入力される軌跡データに対してイメージ
を表示画面上に表示するイメージ表示手段と、(ウ)ポ
インティングデバイスによって入力される軌跡データに
対してパターン認識を行うことによって、軌跡データに
対応する文字コードを認識する認識手段と、(エ)この
認識手段によって認識された文字コードを一時的に記憶
するための文字コード記憶手段と、(オ)イメージ表示
手段によって、表示画面上に表示されたイメージに代え
て、認識手段によって認識された文字コードに応じた文
字を表示する認識文字表示手段と、(カ)文字コード記
憶手段に記憶された文字コードあるいは文字コード列で
始まる文字列を、電子的に作成された単語辞書から検索
する検索手段と、(キ)この検索手段によって検索され
た文字列のなかに、文字コード記憶手段に記憶された文
字コードあるいは文字コード列が一致する割合が所定の
条件を満たすか否かを判定する判定手段と、(ク)この
判定手段によって所定の条件を満たす文字列が存在する
と判定された際に、それらの文字列の先頭から検索に用
いた文字コード数分の文字を取り除くことによって予測
文字列を作成する予測文字列作成手段と、(ケ)この予
測文字列作成手段によって作成された予測文字列をすべ
て表示画面上に表示する予測文字列表示手段と、(コ)
この予測文字列表示手段によって表示されている予測文
字列を、入力する予測文字列として選択することを指示
する選択指示手段と、(サ)この選択指示手段による選
択が行われた際に、文字コード記憶手段の内容をクリア
するクリア手段とを手書き文字列入力装置に具備させ
る。 すなわち、請求項4記載の発明では、手書きによっ
て入力された文字で始まる文字列を予測表示する際に、
文字列とその文字列の頻度情報が電子的に登録された単
語辞書から検索された文字列のうち、検索された文字列
に対して、手書きの軌跡データに応じてパターン認識さ
れた文字コードあるいは文字コード列が一致する割合が
所定の条件を満たすものだけが、表示対象に選択される
ように手書き文字列入力装置を構成する。なお、表示対
象に選択された文字列(予測文字列)は、すべて画面上
に表示され、選択指示手段によって入力に用いる文字列
として 確定される。
る。
字入力装置の機能ブロック図を示す。図示したように、
実施例の手書き文字入力装置は、従来の手書き文字入力
装置(図6)の予測文字列バッファ18と表示制御部1
6との間に、選択文字列バッファ22、予測文字列選択
・決定部23、予測条件メモリ24を付加したものとな
っている。なお、実施例の手書き文字入力装置では、手
書き入力部11をペンとペン入力用タブレットによっ
て、表示部21をCRTモニタによって、他のブロック
は、いわゆる、コンピュータ内に存在しているメモリ、
CPUによって構成してある。
列バッファ18に格納された予測文字列から選択された
予測文字列の記憶に用いられるバッファであり、予測文
字列の選択は、予測条件メモリ24内に登録される予測
条件を基に、予測文字列選択・決定部23によって行わ
れる。
は、単語(文字列)とともに、その単語の一般的な文書
内における頻度情報も記憶されており、文字列予測部1
7は、予測文字列バッファ18に、予測文字列ととも
に、その頻度情報を出力するようになっている。予測条
件メモリ24には、この頻度情報や、検索された予測文
字列の数をパラメータとした条件が記憶される。
的な動作を説明する。
された場合、手書き入力部11によって生成される軌跡
データは、手書き文字バッファ12に供給され、そこに
格納されるとともに、表示制御部16によって表示部2
1に表示される。手書き文字認識部14は、手書き文字
バッファ12内の軌跡データに対して文字認識を行うこ
とによって対応する文字コードを求め、求めた文字コー
ドを直接文字列バッファ15に格納する。
た単語辞書から、直接文字列バッファ15内に記憶され
ている直接文字列で始まる文字列を全て検索する。そし
て、検索したそれぞれの文字列から直接文字列と一致す
る部分を除去した予測文字列を作成し、図2に模式的に
示したように、作成した予測予測文字列31および頻度
情報32を、予測文字列バッファ18に書き込む。な
お、この書込の際、文字列予測部17は、学習メモリ1
9内に履歴情報が存在している文字列に対しては、単語
辞書内の頻度情報ではなく、その履歴情報によって決定
される頻度情報を、予測文字列バッファ18に書き込む
ようになっている。
メモリ24に記憶されている予測条件に従って、予測文
字列バッッファ18から、予測文字列を抽出する。
が、図2に示したようなものであり、予測条件が「頻度
情報の値が、4以上の予測文字列のみを選択する」とい
ったものである場合には、予測文字列選択・決定部23
は、予測文字列バッファ18から、2個の文字列“本”
および“本語”を選択して、これらの文字列を、選択予
測文字列バッファ22に書き込む。
図2に示したようなものであり、予測条件が「頻度情報
の値が、6以上の予測文字列のみを選択する」といった
ものである場合には、予測文字列バッファ18内に記憶
されている10個の予測文字列中に該当する予測文字列
が存在していないことになるので、予測文字列選択・決
定部23は、選択予備文字列バッファ22への文字列の
供給を行わない。
予測文字列は、予め定められた方法によって、表示制御
部16により、直接文字列とともに表示部21に表示さ
れる。実施例の手書き文字入力装置では、最も頻度の高
い文字列を表示する、または、最も文字数が多い文字列
を表示するといった、いずれかの方法で表示が行えるよ
うになっており、前者が選択されていた場合には、“日
本”(“日”+“本”)が表示され、後者が選択されて
いた場合には、“日本語”(“日”+“本語”)が表示
されることになる。なお、選択予測文字列バッファ22
内に予測文字列が存在していない場合、表示部16は、
直接文字列だけを表示部21に表示する。
の指示や、選択は、手書き文字列選択指示部13を用い
てユーザによって行われる。これにより、手書き文字入
力装置に入力される文字列が確定するとともに、学習メ
モリ制御部20によって、学習メモリ19内に、たとえ
ば、“日”が直接文字列として入力された際に、予測文
字列“本語”が選択されたといったことを意味する履歴
情報が書き込まれる。なお、文字列が確定した際に、直
接文字列バッファ15の内容のクリアが行われる。
ような頻度情報だけを用いた予測条件を用いて動作させ
ることもできるが、「検索された予測文字列の数がN以
下であるときには、その全てを選択し、それ以外の場合
には、頻度情報の値が、M以上の予測文字列のみを選択
する」といったように、文字列予測部17によって作成
された予測文字列数をも利用した予測条件を用いて動作
さることが望ましい。
文字列の数が4以下であるときには、その全てを選択
し、それ以外の場合には、頻度情報の値が、6以上の予
測文字列のみを選択する」という予測条件を用いた場合
における、実施例の手書き文字入力装置の動作を説明す
る。なお、図3(a)は、画面上(表示部21)に表示
される内容が、手書き入力に応じて変化していく様子を
模式的に示した図であり、(b)は、2文字目を入力し
た際に選択予測文字列バッファ22に記憶されることに
なる予測文字列を示した図である。
“日本語処理”である場合を考える。この場合、図3
(a)に示したように、ユーザは、まず、“日”とい
う文字を手書き入力することになり、既に説明した手順
によって、入力された軌跡データに応じた文字コードが
求められ、図2に示したように、10個の予測文字列が
予測文字列バッファ18内に格納されることになる。
を参照して、該当する文字列の抽出を行うが、検索され
た予測文字列の数が4以下ではなく、また、頻度情報の
値が、6以上の予測文字列も存在していないので、選択
予測文字列バッファ22への予測文字列の供給を行わな
い。このため、表示制御部16によって表示部21に表
示される内容は、図3(a)に示したように、文字
“日”(直接文字列)だけとなる。
入力したときには、同様の手順によって、文字コードの
認識、予測文字列の検索・作成が行われ、予測文字列選
択・決定部23による選択が行われることになる。そし
て、この場合には、頻度情報の値が、6以上の予測文字
列が存在していないが、検索された予測文字列の数が4
以下となるので、選択予測文字列バッファ22には、図
3(b)に示したような4つの予測文字列が記憶され、
それらの情報を用いて、表示制御部16によって予測文
字列の表示が行われることになる。
されるモードが選択されていた場合には、図3(a)
に示したように、表示部21に“日本語処理”(“日”
+“本語処理”)が表示されることになる。表示部21
に表示された予測文字列の正否の指示や、選択は、手書
き文字列選択指示部13を用いてユーザによって行われ
る訳だが、選択予測文字列バッファ22には、予測確度
の高い文字列が数個記憶されているだけなので、容易に
正しい文字列の選択が行えることになる。
列に関する情報は、学習メモリ制御部20によって、学
習メモリ19内に、履歴情報として書き込まれ、文字列
予測部17は、その情報を参照して、予測文字列、頻度
情報の作成、書込を行う。このため、次回の、“日”と
いう文字の手書き入力時には、予測文字列バッファ18
に“日本語処理”が、高い頻度情報をもった状態で記憶
されることになり、その結果として、1文字入力しただ
けで、“日本語処理”(“日”+“本語処理”)という
文字列が表示されることになる。
および検索された予測文字列の数をパラメータとした条
件によって選択が行われるように構成したが、検索に用
いた文字数と、検索された文字数の比(すなわち、一致
率)によって選択が行えるように構成しても良い。ま
た、選択された予測文字列を全て画面上に表示し、ユー
ザに文字列を選択させるように構成しても良い。さら
に、手書き入力部11を、ペン以外の他のポインティン
グデバイスを用いて構成しても良いことは当然である。
入力装置の機能ブロック図を示す。図から明らかなよう
に、変形例の手書き文字入力装置は、実施例の手書き文
字入力装置に、選択情報メモリ25を付加することによ
って構成されている。
予測部17が用いる単語辞書に頻度情報が記憶されてい
たが、変形例の手書き文字入力装置では、文字列予測部
17が用いる単語辞書には頻度情報は記憶されておら
ず、選択情報メモリ25に、たとえば、図5に示したよ
うな形態で文字列33と頻度情報32が記憶される。
ーザが作成した文書などから、文字列およびその文字列
の使用頻度を抽出した情報(すなわち、個人用の単語辞
書)が書き込めるようになっており、変形例の手書き文
字入力装置では、ユーザはその使用に先駆けて、用いる
個人用の単語辞書の指示を行い、その単語辞書の内容を
選択情報メモリ25内に記憶される。
の参照が必要な場合には、選択情報メモリ25内の頻度
情報を参照する以外は、実施例の手書き文字入力装置と
同様の手順で、予測文字列の選択を行う。
書き文字列入力装置によれば、手書きによって入力され
た文字で始まる文字列を予測表示する際に、文字列とそ
の文字列の頻度情報が電子的に登録された単語辞書から
検索された文字列のうち、この単語辞書内に登録されて
いる文字列の頻度情報が所定の出現頻度以上の文字列だ
けが、表示対象に選択されるので、ユーザの入力作業の
妨げとならないような形態(手順)で、予測文字列が表
示されることになり、その結果、手書き入力時の入力速
度・入力効率が向上することになる。また請求項2記載
の発明によれば、手書きによって入力された文字で始ま
る文字列を予測表示する際に、文字列とその文字列の頻
度情報が電子的に登録された単語辞書から検索された文
字列のうち、この単語辞書内に登録されている文字列の
頻度情報が所定の出現頻度以上の文字列だけをすべて画
面上に表示するようにすることで、予測確率の低い文字
列を表示させないことによって文字入力作業の効率を低
下させないようにすることができる。 さらに請求項3記
載の発明によれば、手書きによって入力された文字で始
まる文字列を予測表示する際に、単語辞書から検索され
た文字列のうち検索された文字列に対して、手書きの軌
跡データに応じてパターン認識された文字コードあるい
は文字コード列が一致する割合が所定の条件を満たす文
字列だけが、表示対象に選択されるので、ユーザの入力
作業の妨げとならないような形態(手順)で、予測確率
の高い予測文字列だけが表示されることになり、その結
果、手書き入力時の入力速度・入力効率が向上すること
になる。 さらにまた請求項4記載の発明によれば、手書
きによって入力された文字で始まる文字列を予測表示す
る際に、単語辞書から検索された文字列のうち検索され
た文字列に対して、手書きの軌跡データに応じてパター
ン認識された文字コードあるいは文字コード列が一致す
る割合が所定の条件を満たす文字列だけをすべて画面上
に表示することで、予測確率の高い文字列のみを表示さ
せることができるので文字入力作業の効率を向上させる
ことができる。
成を示すブロック図である。
予測文字列バッファの内容の一例を示した模式図であ
る。
するための説明図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポインティングデバイスと、 このポインティングデバイスの操作によって入力される
軌跡データに応じたイメージを表示画面上に表示するイ
メージ表示手段と、 前記ポインティングデバイスによって入力される軌跡デ
ータに対してパターン認識を行うことによって、軌跡デ
ータに対応する文字コードを認識する認識手段と、 この認識手段によって認識された文字コードを一時的に
記憶するための文字コード記憶手段と、 前記イメージ表示手段によって、表示画面上に表示され
たイメージに代えて、前記認識手段によって認識された
文字コードに応じた文字を表示する認識文字表示手段
と、 前記文字コード記憶手段に記憶された文字コードあるい
は文字コード列で始まる文字列を、文字列とその文字列
の頻度情報が電子的に登録された単語辞書から検索する
検索手段と、 この検索手段によって検索された文字列のなかに、この
単語辞書内に登録されている文字列の頻度情報に基づい
て、所定の出現頻度以上の文字列が存在するか否かを判
定する判定手段と、 この判定手段によって所定の出現頻度以上の文字列が存
在すると判定された際に、それらの文字列の先頭から検
索に用いた文字コード数分の文字を取り除くことによっ
て予測文字列を作成する予測文字列作成手段と、 この予測文字列作成手段によって作成された予測文字列
の一つを前記表示画面上に表示する予測文字列表示手段
と、 この予測文字列表示手段に対して、表示する予測文字列
の変更を指示する変更指示手段と、 前記予測文字列表示手段によって表示されている予測文
字列を、入力する予測文字列として選択することを指示
する選択指示手段と、 この選択指示手段による選択が行われた際に、前記文字
コード記憶手段の内容をクリアするクリア手段とを具備
することを特徴とする手書き文字列入力装置。 - 【請求項2】 ポインティングデバイスと、 このポインティングデバイスの操作によって入力される
軌跡データに応じたイメージを表示画面上に表示するイ
メージ表示手段と、 前記ポインティングデバイスによって入力される軌跡デ
ータに対してパターン認識を行うことによって、軌跡デ
ータに対応する文字コードを認識する認識手段と、 この認識手段によって認識された文字コードを一時的に
記憶するための文字コード記憶手段と、 前記イメージ表示手段によって、表示画面上に表示され
たイメージに代えて、前記認識手段によって認識された
文字コードに応じた文字を表示する認識文字表示手段
と、 前記文字コード記憶手段に記憶された文字コードあるい
は文字コード列で始まる文字列を、文字列とその文字列
の頻度情報が電子的に登録された単語辞書から検索する
検索手段と、この検索手段 によって検索された文字列のなかに、この
単語辞書内に登録されている文字列の頻度情報に基づい
て、所定の出現頻度以上の文字列が存在するか否かを判
定する判定手段と、 この判定手段によって所定の出現頻度以上の文字列が存
在すると判定された際に、それらの文字列の先頭から検
索に用いた文字コード数分の文字を取り除くことによっ
て予測文字列を作成する予測文字列作成手段と、 この予測文字列作成手段によって作成された予測文字列
をすべて前記表示画面上に表示する予測文字列表示手段
と、この予測文字列表示手段によって表示された予測文字列
から、入力する予測文字列を選択する選択手段と、 この選択手段による選択が行われた際に、前記文字コー
ド記憶手段の内容をクリアするクリア手段とを具備する
ことを特徴とする手書き文字列入力装置。 - 【請求項3】 ポインティングデバイスと、 このポインティングデバイスの操作によって入力される
軌跡データに応じたイメージを表示画面上に表示するイ
メージ表示手段と、 前記ポインティングデバイスによって入力される軌跡デ
ータに対してパターン認識を行うことによって、軌跡デ
ータに対応する文字コードを認識する認識手段と、 この認識手段によって認識された文字コードを一時的に
記憶するための文字コード記憶手段と、 前記イメージ表示手段によって、表示画面上に表示され
たイメージに代えて、前記認識手段によって認識された
文字コードに応じた文字を表示する認識文字表示手段
と、 前記文字コード記憶手段に記憶された文字コードあるい
は文字コード列で始まる文字列を、電子的に作成された
単語辞書から検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された文字列に対して、前記
文字コード記憶手段に記憶された文字コードあるいは文
字コード列が一致する割合が所定の条件を満たす文字列
が存在するか否かを判定する判定手段と、 この判定手段によって所定の条件を満たす文字列が存在
すると判定された際に、それらの文字列の先頭から検索
に用いた文字コード数分の文字を取り除くことによって
予測文字列を作成する予測文字列作成手段と、 この予測文字列作成手段によって作成された予測文字列
の一つを前記表示画面上に表示する予測文字列表示手段
と、 この予測文字列表示手段に対して、表示する予測文字列
の変更を指示する変更指示手段と、 前記予測文字列表示手段によって表示されている予測文
字列を、入力する予測文字列として選択することを指示
する選択指示手段と、 この選択指示手段による選択が行われた際に、前記文字
コード記憶手段の内容をクリアするクリア手段とを具備
することを特徴とする手書き文字列入力装置。 - 【請求項4】 ポインティングデバイスと、 このポインティングデバイスの操作によって入力される
軌跡データに対してイ メージを表示画面上に表示するイ
メージ表示手段と、 前記ポインティングデバイスによって入力される軌跡デ
ータに対してパターン認識を行うことによって、軌跡デ
ータに対応する文字コードを認識する認識手段と、 この認識手段によって認識された文字コードを一時的に
記憶するための文字コード記憶手段と、 前記イメージ表示手段によって、表示画面上に表示され
たイメージに代えて、前記認識手段によって認識された
文字コードに応じた文字を表示する認識文字表示手段
と、 前記文字コード記憶手段に記憶された文字コードあるい
は文字コード列で始まる文字列を、電子的に作成された
単語辞書から検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された文字列のなかに、前記
文字コード記憶手段に記憶された文字コードあるいは文
字コード列が一致する割合が所定の条件を満たすか否か
を判定する判定手段と、 この判定手段によって所定の条件を満たす文字列が存在
すると判定された際に、それらの文字列の先頭から検索
に用いた文字コード数分の文字を取り除くことによって
予測文字列を作成する予測文字列作成手段と、 この予測文字列作成手段によって作成された予測文字列
をすべて前記表示画面上に表示する予測文字列表示手段
と、 この予測文字列表示手段によって表示されている予測文
字列を、入力する予測文字列として選択することを指示
する選択指示手段と、 この選択指示手段による選択が行われた際に、前記文字
コード記憶手段の内容をクリアするクリア手段とを具備
することを特徴とする 手書き文字列入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7016591A JP2842271B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 手書き文字列入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7016591A JP2842271B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 手書き文字列入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08212288A JPH08212288A (ja) | 1996-08-20 |
JP2842271B2 true JP2842271B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=11920530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7016591A Expired - Fee Related JP2842271B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 手書き文字列入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2842271B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2917748B2 (ja) * | 1993-06-01 | 1999-07-12 | 三菱電機株式会社 | 文字入力装置 |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP7016591A patent/JP2842271B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
「ペンベース文章作成(2):予測辺入力方式」,福島/山田,情報処理学会第49回(平成6年後期)全国大会,1S−7,pp.3−259 − 3−260 |
「ペン入力インターフェースとその手書き操作削減効果」,福島/山田,情報処理学会論文誌,Vol.37,No.1,Jan.1996 |
「入力文字列予測表示を導入した日本語文章の入力方法」,福島/山田,人工知能学会全国大会論文集,Vol.8th,Page.711−714,1994 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08212288A (ja) | 1996-08-20 |
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