JP2842160B2 - 非接触型icカードおよびicカードシステム - Google Patents
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Description
しくは非接触型の2枚のICカード同士で互いにデータ
の授受を行うことを可能としたICカードシステムに関
する。
タクトカード)を用いたICカードシステムとしては、
例えば特開昭59−212949号公報に記載したもの
が知られている。このものは、クロック周波数の磁気信
号を用いてICカードへのクロック信号、および、電力
の供給を行っている。とともに、これとは別にデータ送
受用の磁気信号を用いて、ICカードとリーダライタ
(カード処理装置)との間の双方向データ伝送を行って
いる。パワー兼クロックの磁気信号は、ICカードにお
けるマイクロコンピュータの動作周波数に基づく周波
数、つまり同一もしくはその整数倍の周波数とし、例え
ば4MHzとする。
うな従来のICカードシステムにおいては、ICカード
はリーダライタR/Wを介してデータの授受を行ってい
る。このため、ICカード同士での直接のデータの授受
を行うことができず、不便であった。リーダライタをセ
ットしていない屋外でのデータ通信、例えば囲碁、将棋
等の大会、即売会、競馬等のレース、医療に用いること
ができなかった。また、ICカード同士でデータの授受
を行うにはリーダライタを介しているため、リーダライ
タにおいてセキュリティが確保されていない場合そのデ
ータが漏洩したり、改ざんされてしまう虞があった。
ていない屋外でのICカードの利用を可能とし、また、
データ転送に際してのセキュリティの確保を向上させた
非接触型ICカードおよびICカードシステムを提供す
ることを、その目的としている。
は、図1に示すように、リーダライタR/Wとの間で非
接触でデータの送受信を行う第1の送受信手段101
と、非接触型ICカードICC−2との間で非接触でデ
ータの送受信を行う第2の送受信手段102とを有し、
データの送受信の対象に応じてこれらの第1および第2
の送受信手段101,102のいずれか一方を選択して
機能する非接触型ICカード。
受信手段101によるデータ送受信の方式は、上記第2
の送受信手段102によるそれとは異なる請求項1に記
載の非接触型ICカードである。
うに、非接触型ICカードICC−1と、この非接触型
ICカードICC−1に対して非接触でデータの書き込
みおよび読み出しを行うリーダライタR/Wとを含むI
Cカードシステムにおいて、上記非接触型ICカード1
CC−1は、別の非接触型ICカードICC−2との間
で非接触でデータを送受信可能な送受信手段102を備
えたICカードシステムである。
CカードICC−1,ICC−2同士のデータ送受信
と、非接触型ICカードICC−1とリーダライタR/
Wとの間のデータ送受信とは、その送受信方式が異なる
請求項3に記載のICカードシステムである。
イタR/Wの書き込み機能を上記非接触型ICカードI
CC−1により停止するとともに、この非接触型ICカ
ードICC−1が非接触で他の非接触型ICカードIC
C−2への書き込みを可能とする請求項3または請求項
4に記載のICカードシステムである。
第1の送受信手段101によりリーダライタR/Wとの
間で非接触でデータの送受信を行うことができるととも
に、別の非接触型ICカードICC−2に対しても第2
の送受信手段102により非接触でデータの送受信を行
うことができる。したがって、この非接触型ICカード
ICC−1にあってはリーダライタR/Wを介さずに直
接に別の非接触型ICカードICC−2に対してもデー
タの送受信を行うことができる。また、別の非接触型I
CカードICC−2に対して非接触型ICカードICC
−1が非接触でデータの書き込みを行う場合、この非接
触型ICカードICC−1はリーダライタR/Wの書き
込み機能を停止する。この結果、非接触型ICカードI
CC−2への書き込みに対するセキュリティを高めるこ
とができる。
する。図2〜図7は本発明に係るICカードシステムの
一実施例を説明するためのものである。
を説明するためのブロック図である。この図に示すよう
に、ホスト機器201に対して例えばRS−232Cを
介してリーダライタ202はデータ通信が可能とされて
いる。このリーダライタ202に対しては非接触型のI
Cカード203、204がデータ通信可能に接続される
構成である。
力供給回路を有している。ICカード203,204
は、非接触型のカードで構成されており(接触型でもよ
い)、例えばCPU、メモリ(ROM,RAM)、アン
テナコイル、電源回路、データ再生回路、データ送信回
路を有している。そして、リーダライタ202からIC
カード203,204に対しては電磁波を用いて電力の
供給を行っている。なお、電磁波に代えて電波やその他
の手段またはカード内蔵のバッテリ等で、カード動作用
の電力を得ることもできる。
はカード本体に3つの結合用磁気コイル1、2、3を備
えている。結合用磁気コイル1は送信用、結合用磁気コ
イル2は受信用、結合用磁気コイル3は受電用にそれぞ
れ設定されている。図に示すように、ICカード301
は、CPU5、EEPROMからなるメモリ7、データ
再生回路9(カード側受信回路)、整流安定化回路11
(カード側受電回路)、クロック信号再生回路13、リ
セット信号発生回路15、分周回路17、19、データ
送信回路21(カード側送信回路)を有している。クロ
ック信号再生回路13はリーダライタ302から電源電
圧Vccと共に供給されたクロック信号を再生するもの
である。このクロック信号は分周回路17により1/2
分周されてデータ送信回路21にスペース信号として入
力されると共に、分周回路19によって更に1/2分周
されてデータ送信回路21にマーク信号として入力され
る。
磁気コイル1、2、3に対応して3つの結合用磁気コイ
ル31、32、33が備えられている。磁気コイル31
はカード側送信用磁気コイル1と結合する受信用のもの
であり、磁気コイル32はカード側受信用磁気コイル2
と結合する送信用のものであり、磁気コイル33はカー
ド側受電用磁気コイル3と結合する送電用のものであ
る。
31に接続したデータ受信回路41(外部機器側受信回
路)、送信用磁気コイル32に接続したデータ送信回路
42(外部機器側送信回路)、送電用磁気コイル33に
接続した電源供給回路43(外部機器側給電回路)、こ
れらの各回路41、42、43に接続したデータ処理回
路44が備えられている。したがって、リーダライタ3
02のデータ処理回路44からのデータはデータ送信回
路42、磁気コイル32、2、データ再生回路9を介し
てCPU5へ入力信号RXDとして入力される。一方、
CPU5からの出力信号TXDはデータ送信回路21を
制御し、このデータ送信回路21からスペース信号及び
マーク信号が出力信号として磁気コイル1、31、デー
タ受信回路41を介してデータ処理回路44に入力され
る。
51、アンプ52、データ再生回路54、キャリア検出
回路56を備えており、データ送信回路21からのスペ
ース信号及びマーク信号と共にその信号のキャリアを検
出する。リーダライタ302の電源供給回路43からは
磁気コイル33、3、整流安定化回路11を介してCP
U5へ電源電圧VCC(例えば5V)が供給される。ここ
で、電源電圧VCCはリセット信号発生回路15に対して
も供給され、このリセット信号発生回路15は電源電圧
VCCおよび分周回路17で1/2分周されたクロック信
号と共にCPU5を活性化させるリセット信号RST
(オーバー・バー)を発生する。
にはICカード301を検知するタッチセンサ60が備
えられており、ICカード301をリーダライタ302
に挿着することによりえられる信号はタッチセンサ60
からデータ処理回路44に入力される。データ処理回路
44はタッチセンサ60からの入力及び情報通信可能信
号が入力されて、初めてICカード301へデータの送
信を開始するものである。
リーダライタ302にICカード301が装着される
と、これをタッチセンサ60が検知してデータ処理回路
44へ信号が入力される。そして、リーダライタ302
にICカード301が挿入されてリーダライタ302側
の磁気コイル31、32、33とICカード301側の
磁気コイル1、2、3とがそれぞれ対向して正常な磁気
的接続が達成されると、供給用直流電源とクロックパル
スとを合成して成る電波が給電用磁気コイル33から受
電用磁気コイル3へ電磁誘導により伝達される。
3に入力された電波は電源電力とクロックパルスとに検
波され、検波された電源電力VCCは整流安定化回路11
によって直流5Vに整流されてCPU5およびリセット
信号発生回路15に供給され、検波されたクロック信号
はクロック再生回路13、分周回路17、19により再
生、分周されてCPU5およびデータ送信回路21に供
給される。
パルスは、前述のように分周回路17で1/2分周され
たスペース信号と、分周回路19で更に1/2分周され
たマーク信号である。このデータ送信回路21はCPU
5からの入力信号TXDが無い状態ではスペース信号を
出力し、CPU5からの入力信号TXDが有る状態では
マーク信号を出力する。すなわち、上記のようにリーダ
ライタ302からICカード301に十分な電力が供給
されると、まずスペース信号が必ずデータ送信回路21
から出力される。
ス信号若しくはマーク信号は磁気コイル1、31間の電
磁誘導によりリーダライタ302側のデータ受信回路4
1に入力され、所定の処理がなされる。例えば、データ
送信回路21から入力された信号をローパスフィルタ5
1を通してマーク信号以上の高周波成分(ノイズ)を除
去し、アンプ52で増幅および波形整形する。そして、
この信号の立ち上がりはキャリア検出回路56により情
報通信可能信号として検出される一方、信号はデータ再
生回路54によりF/V変換されてデータ信号とされ、
それぞれデータ処理回路44に入力される。ICカード
にあってそのICカード用の送受信回路とリーダライタ
用の送受信回路とは、物理的に別の構成とすることもで
き、または物理的に同一の構成であってもよい。後者の
場合は、周波数変換、振幅変換等を行うことにより、対
象別の送受信を可能とするものである。
供給エリア401との関係を示すものである。すなわち
安定的に電力を供給可能なエリア401は例えばリーダ
ライタの本体内部およびその近傍に画成されるものであ
る。このエリア401の大小はそのデータ通信方式によ
り異なるものである。
ステムでの作用を説明するためのフローチャートであ
る。このフローチャートにしたがって以下説明する。
力供給エリア401内に入れる(S501)。例えばI
Cカードをリーダライタのカード挿入口に挿入する。す
ると、カード1は識別コードを送信する。この識別コー
ドは安定電力供給装置(リーダライタ)に受信され、そ
の結果、安定電力供給エリア内には安定した電力が供給
されていることが確認される。
入れる(S502)。カード1と同様にリーダライタに
挿入するか、リーダライタの近傍にICカードを持ち込
むものである。すると、カード2も識別コードを送信す
る。この識別コードは、安定電力供給装置(リーダライ
タ)と、カード1とに送信される。この識別コードを受
けてカード1はこの識別コードを判別する(S50
3)。カードからの送信信号かリーダライタへの信号か
を判別し、カードの識別信号である場合(S504でY
ES)、カード1はカード用送受信回路に切り換える
(S505)。そして、カード1はカード2と通信を開
始をする(S506)。このように本方式ではリーダラ
イタを介さずにICカード同士でデータの授受を行うこ
とができる。
路用にロジックを変換する旨をカード2に通信し、その
ロジックを変更するものである。また、カード2はカー
ド1のロジック変換通達を受け、そのロジックをカード
用送受信回路用のものに変更する。このようにリーダラ
イタ用のロジックとは異なるロジックに変換することに
より、他のカード3とのデータの混信を防止するもので
ある。詳しくは、ロジック不変更では、カード1とカー
ド2との通信中に他のカード3が安定電力供給エリア4
01に入った場合、そのカード3の識別コードと、カー
ド1、カード2間の通信データとが合成されて本来の通
信データと異なるデータが送受信されるからである。
の通信では振幅変調方式、他のICカードとの間では周
波数変調方式を用いる方法や、リーダライタ間、カード
間は共に振幅変調方式であるが、リーダライタとの通信
と、カード間通信とでは周波数を変えるなどの方法もあ
る。
完了すると、カード1はリーダライタ用の送受信回路に
切り換えられる(S507)。なお、カード2はカード
用通信回路のまま待機している。また、リーダライタと
の間の送受信は上記ロジックを変更することなく行う
(S508)。
データ通信の手順を説明する。まず、リーダライタを初
期化してデータの授受ができるように待機する(S60
1)。カードがセットされたかどうかを監視している。
光学センサなどにより、カードの接近、セット(カード
挿入)を検知する(S602)と、リーダライタはカー
ドに電力供給を開始する(S603)。
と、リーダライタに対して識別信号を送信する(S60
4でYES)。リーダライタはこの識別信号を受けカー
ドセットの完了を確認する。そして、このカードセット
を受け、ホストはデータの送信を開始する(S60
5)。リーダライタはホストよりデータをRS−232
Cなどの有線にて受ける。
ータの種類を判断する(S606)。データは大きく分
類するとリード系とライト系に分類される。リーダライ
タはリード系のデータであればそのままカード通信用デ
ータに変換し(S616)、データの送受信を行う(S
617)。
断された場合、リーダライタはセキュリティの確保のた
め、ライト機能を有さないものとする。本発明は、カー
ド1を用いて、ライト機能をカード1に代行させること
を特徴としている。
ド1がセット(挿入)されているかを確認する(S60
7)。この確認はカード識別信号にて行う。まだであれ
ば、カードセット(S608)を待つ。確認後(S60
7でYES)、ホストからのデータをICカードへ通信
する。すなわち、リーダライタはホストからの受信デー
タをICカード用のデータに変換する(S609)。こ
のデータはライト用のカード1に送信される(S61
0)。このライト用のカード1は送受信回路をICカー
ド用のものに切り換える(S611)。このとき、カー
ド1はカード2に対してカード間通信を行う旨を通信す
る。
ード用のものに切り換え、準備ができたことを、カード
1に通信する(S612)。これを受け、カード1はカ
ード2に対してライトデータの送信を開始する(S61
3)。
すると、その送受信回路をリーダライタ通信用のものに
戻し、通常システムの運用に戻る(S614)。ステッ
プS615はカードが排出されたかの判断である。排出
されていれば本ルーチンを終了する。
士のデータの送受信が可能となり、その利便性が増す。
また、非接触型ICカードから他の非接触型ICカード
にデータを書き写す場合、そのデータの改ざんなどを完
全に防止することができる。
ク図である。
構成を説明するブロック図である。
イタとの構成を説明するブロック図である。
エリアを説明する模式図である。
作用を説明するためのフローチャートである。
作用を説明するためのフローチャートである。
ド、ICC−2 非接触型ICカード、101 第1の
送受信回路、102 第2の送受信回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 リーダライタとの間で非接触でデータの
送受信を行う第1の送受信手段と、非接触型ICカード
との間で非接触でデータの送受信を行う第2の送受信手
段とを有し、データの送受信の対象に応じてこれらの第
1および第2の送受信手段のいずれか一方を選択して機
能する非接触型ICカード。 - 【請求項2】 上記第1の送受信手段によるデータ送受
信の方式は、上記第2の送受信手段によるそれとは異な
る請求項1に記載の非接触型ICカード。 - 【請求項3】 非接触型ICカードと、このに非接触型
ICカード対して非接触でデータの書き込みおよび読み
出しを行うリーダライタとを含むICカードシステムに
おいて、 上記非接触型ICカードは、別の非接触型ICカードと
の間で非接触でデータを送受信可能な送受信手段を備え
たICカードシステム。 - 【請求項4】 上記非接触型ICカード同士のデータ送
受信と、非接触型ICカードとリーダライタとの間のデ
ータ送受信とは、その送受信方式が異なる請求項3に記
載のICカードシステム。 - 【請求項5】 上記リーダライタの書き込み機能を上記
非接触型ICカードにより停止するとともに、この非接
触型ICカードが非接触で他の非接触型ICカードへの
書き込みを可能とする請求項3または請求項4に記載の
ICカードシステム。
Priority Applications (1)
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JP5169554A JP2842160B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 非接触型icカードおよびicカードシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP5169554A JP2842160B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 非接触型icカードおよびicカードシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0778227A JPH0778227A (ja) | 1995-03-20 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5169554A Expired - Fee Related JP2842160B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 非接触型icカードおよびicカードシステム |
Country Status (1)
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JP4951384B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-06-13 | 富士電機株式会社 | 非接触icカード介在通信方法及び装置 |
JP5120127B2 (ja) * | 2008-07-25 | 2013-01-16 | セイコーエプソン株式会社 | タグ装置 |
JP6009854B2 (ja) * | 2012-08-01 | 2016-10-19 | 株式会社東芝 | Icカード、携帯可能電子装置、及びicカードの制御プログラム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62138259U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-31 | ||
JP2872793B2 (ja) * | 1990-10-01 | 1999-03-24 | 株式会社日立製作所 | Icカード |
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1993
- 1993-06-15 JP JP5169554A patent/JP2842160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0778227A (ja) | 1995-03-20 |
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