JP2842086B2 - 塗膜付合成樹脂廃材の連続加水分解装置 - Google Patents

塗膜付合成樹脂廃材の連続加水分解装置

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗膜付合成樹脂廃材の加
水分解装置に係わり、特に粉砕材を連続的に処理するこ
とが可能な加水分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年環境保全の観点から合成樹脂廃材を
再生利用することが求められているが、廃材を溶融して
再成形することが普通である。しかしながら、我が国に
おいては製品の美観を維持するために合成樹脂材の表面
に熱硬化性塗料の塗装を施すことが一般的であるため、
廃材を溶融しても塗料は分解されず、そのまま再成形し
た場合には塗膜が混在するために材料的な強度が劣化す
ることを避けることができない。
【0003】例えば廃材でバンパを作成した場合には、
寒冷地における衝突耐力は新材で作成されたものに比較
して低下する。塗膜を除去すれば材料的な強度の低下は
避けられるが、塗膜を除去することは困難が伴う。即ち
塗膜をショットブラスト等で機械的に除去することが可
能であるが、部品の形状が複雑な場合には塗膜の除去に
時間を要するだけでなく完全に除去することもできない
ため、大量処理には不向きである。
【0004】塗膜を有機塩で剥離することも提案されて
いるが、有機塩を使用するために環境問題を克服するこ
とはできない。上記問題点を解決するために、本出願人
は塗膜付合成樹脂廃材を加水分解処理後塗膜を除去せず
に溶融混練して再利用する方法を提案している(特願平
3−192431)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら処理時間
を短縮するためには、例えば180°Cである比較的高
温の雰囲気で短時間に加水分解を行う必要があるが合成
樹脂が溶融することは避けることはできない。従って加
水分解が完了して一旦冷却後に反応容器から合成樹脂を
取り出す場合には、合成樹脂は凝固してしまうため再利
用する時に粉砕する必要があり連続的な処理を行うこと
は困難である。
【0006】溶融状態で後工程をおこなう場合は、合成
樹脂流路を所定の雰囲気に保持する必要があり、省エネ
ルギという社会的な要請に反する。本発明はかかる問題
点に鑑みなされたものであって、材料的な強度を劣化さ
せることなく塗膜付合成樹脂廃材の粉砕材を連続的に加
水分解できる連続加水分解装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、粉砕材供
給口と粉砕材排出口および蒸気供給口と少なくとも1つ
の蒸気排出口とを有する円筒状の加水分解槽ケーシング
と、加水分解槽ケーシング中に粉砕材供給口から供給さ
れる粉砕材を粉砕材排出口に輸送するスクリュー羽根
と、から構成され、スクリュー羽根の回転軸が蒸気を加
水分解槽ケーシングの軸方向に導く蒸気流路である中空
であって、スクリュー羽根の回転軸に中空流路に導かれ
た蒸気を噴出させる蒸気噴出口を設ける。
【0008】第2の発明は、回転軸の周囲に回転軸表面
から所定の距離を隔てて隔離材が設置され、回転軸の周
囲に蒸気室が形成される。第3の発明は、隔離材が、粉
砕材の蒸気室内への侵入を阻止する開口面積の蒸気流出
口を有する構造材と、微粉化された粉砕材の蒸気室内へ
の侵入を阻止するための微小な蒸気流出口を有する網材
と、を積層した積層材である。
【0009】第4の発明は、回転軸の外周に加水分解室
の塗膜付合成樹脂廃材を攪拌するために回転軸の直径方
向に突起する攪拌部材を設置する。第5の発明は、回転
軸に具備される蒸気噴出口の蒸気流出面積を蒸気流路の
下流に向かう程小とする。第6の発明は、回転軸に具備
される蒸気噴出口の蒸気流出面積が同一であり、蒸気噴
出口に下流に向かう程蒸気流出口の蒸気流出面積が小で
ある蒸気流出口を設けたアタッチメントを設置する。
【0010】第7の発明は、加水分解ケーシング槽に設
置される蒸気排出口が2以上であり、2以上の蒸気排出
口のそれぞれに2以上の蒸気排出口のそれぞれから排出
される蒸気量を調節する蒸気流量調節弁を設置する。
【0011】
【作用】第1の発明によれば、塗膜付合成樹脂廃材の粉
砕材がスクリュー羽根によって粉砕材供給口から粉砕材
排出口に運搬される間に、粉砕材の表面の塗装塗膜が蒸
気によって連続的に加水分解される。第2の発明によれ
ば、蒸気噴出口から流出した蒸気が回転軸と隔離材との
間に設けられた蒸気室の中で広がり塗装塗膜の加水分解
が促進される。
【0012】第3の発明によれば、微粉化された粉砕材
が回転軸に直接接触して蒸気噴出口を閉塞することが防
止される。第4の発明によれば、粉砕材と蒸気との接触
が均一化される。第5の発明によれば、上流であるほど
多量の蒸気が供給される。第6の発明によれば、アタッ
チメントによって蒸気量が調節される。
【0013】第7の発明によれば、加水分解ケーシング
槽から蒸気が抽気により排出されるためより多量の蒸気
を供給することができる。
【0014】
【実施例】図1は塗膜付合成樹脂廃材の連続再生装置の
フローシートである。塗膜付合成樹脂廃材は、例えばポ
リプロピレン(以下PPと記す。)製バンパ100であ
って、表面にはポリステル・メラミンあるいはアクリル
・メラミン塗料が塗装されているものとする。
【0015】なお合成樹脂は熱可塑性樹脂であれば、P
Pに限定されることはなく変性ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール
樹脂、ポリフェニレンオキサイドあるいは変性ポリフェ
ニレンオキサイドであってもよい。また塗装されている
塗料は、加水分解されて低分子化されるウレタン系ある
いはアミノ樹脂系の塗料であればよい。
【0016】粉砕装置110は、粗粉砕機111と細粉
砕機112とから構成されており、塗装されたバンパ1
00は粗粉砕機111によって所定長さの片状に粉砕さ
れ、その後細粉砕機112によって粉砕され約5ミリメ
ートル角以下の粉砕材となる。この粉砕材は、第1の計
量送り出し装置120に供給されるが、吸引ファン12
a、輸送管12b、サイクロン12c、ロータリフィー
ダ12d、ストックビン12e、送りスクリュ12fお
よび定量送りスクリュ12gから構成される。
【0017】即ち粉砕材は、吸引ファン12aで吸引さ
れて輸送管12b内よりサイクロン12cに空送され
る。サイクロン12cに貯蔵された粉砕材は、サイクロ
ン12cの底部に設置されたロータリーフィーダ12d
によって粉砕材ストックビン12eに排出される。粉砕
材ストックビン12eに排出された粉砕材は、粉砕材ス
トックビン12eの底部に設置された送りスクリュ12
fによって一方に輸送され、定量送りスクリュ12gに
よって加水分解装置130に一定量づつ送り込まれる。
【0018】図2は加水分解装置130の断面図であっ
て、供給側シールロータリーフィーダ131、加水分解
槽132および排出側シールロータリーフィーダ133
から構成される。供給側シールロータリーフィーダ13
1および排出側シールロータリーフィーダ133は同一
構造を有しており、円筒形のケーシング13aと凹部を
有するロータ13bとから構成されている。
【0019】ロータリーフィーダでは、ケーシング13
aの上部に設けられた材料供給口から供給された粉砕材
は、図示されないモータによって駆動されるロータ13
bに設けられた凹部によってケーシング13aの下部に
設けられた粉砕材排出口に定量的に排出される。即ちロ
ータの回転速度を調整することによって、加水分解槽1
32に供給されるあるいは加水分解槽132から排出さ
れる粉砕材の量を調整することができる。
【0020】ロータ13bはケーシング13aに当接す
るように組み立てられていて、加水分解槽132内の高
温高圧の雰囲気が上流の第1の計量送り出し装置120
および下流の乾燥装置140に漏れることを防止してい
る。加水分解槽132は粉砕材を加水分解するための装
置であって、円筒形のケーシング13cの軸に沿って中
空の回転軸13dが設置されている。回転軸13dの周
囲にはスクリュー羽根13eが設置されており、図示し
ないモータにより回転軸13dが回転すると、材料供給
口13fから供給された粉砕材が材料排出口13gに輸
送される。
【0021】さらに回転軸13dの周囲には蒸気噴出口
が開口し、蒸気供給口13hから中空の回転軸13d内
の蒸気流路を通して供給された蒸気が噴出されるが、こ
の蒸気によって材料供給口13fから供給された粉砕材
が材料排出口13gに輸送される間に粉砕材表面の塗装
塗膜が加水分解され低分子化される。加水分解槽132
には、蒸気供給口13hから中空の回転軸13dを介し
て導入された蒸気は回転軸周囲に設けられた蒸気噴出口
13kから蒸気が供給されて、粉砕材に付着している塗
料が連続的に加水分解され低分子化される。
【0022】なお加水分解槽132中の温度および圧力
条件は特に制限されないが、加水分解に要する時間を短
縮するとともに加水分解後の粉砕材の取り扱いを容易に
するために、粉砕材が溶融しない範囲でできる限り高温
とすることが望ましい。これは粉砕材が溶融してしまう
とスクリュー羽根13eで粉砕材を輸送することができ
なくなるからである。
【0023】また、加水分解された粉砕材の周囲には、
加水分解され低分子化された塗膜が全体に付着する。な
お加水分解槽132中の圧力は、蒸気排出口13iに接
続されるリリーフバルブ13jによって制御される。さ
らに加水分解槽132の両端には蒸気室13tが設けら
れていて、中空の回転軸13dの中の蒸気流路によって
連通されている。即ち2つの蒸気室の圧力は常に等しく
維持され蒸気によって一方向に軸方向推力が発生するこ
とを防止しており、スラスト軸受を簡易なものとするこ
とを可能としている。
【0024】噴出材排出口13gまで輸送されてきた粉
砕材は、排出側のシールロータリーフィーダ133のロ
ータ13bの凹部によって排出され乾燥装置140に供
給される。乾燥装置140は、乾燥炉141、ロータリ
ーフィーダ142、バグフィルタ143および吸引ファ
ン144とから構成される。
【0025】乾燥炉141で熱風発生炉(図示せず。)
で発生された熱風により、加水分解材に数%(重量%)
含まれる水分が0.2%以下にまで除去される。水分を
含む大気は吸引ファン144で吸引され大気に放出され
る。なお大気に放出される前にバグフィルタ143で微
粉化された塗料およびPPを除去してもよい。
【0026】乾燥炉141の底部に溜まった加水分解材
は、ロータリーフィーダ142により排出され、第2の
計量送り出し装置150に供給される。第2の計量送り
出し装置150は、第1の計量送り出し装置120と同
じく吸引ファン15a、輸送管15b、サイクロン15
c、ロータリフィーダ15d、ストックビン15e、送
りスクリュ15fおよび定量送りスクリュ15gから構
成され、加水分解後の粉砕材を溶融混練装置160に供
給する。
【0027】溶融混練装置160は二軸混練機161と
押し出しダイ162とから構成されている。二軸混練機
161では、加水分解された塗膜を例えば数10マイク
ロメータ以下に細粒化して樹脂中に練り込むために粉砕
材が溶融混練される。溶融混練された粉砕材は、例えば
直径4ミリメートルの押し出しダイ162から押し出さ
れ線状材となり、ペレット材製造装置170に供給され
る。
【0028】ペレット材製造装置170は、冷却水槽1
71と切断機172とから構成される。押し出しダイ1
62から押し出された線状材は、冷却水槽171で冷却
されて硬化する。その後、切断機172で例えば2ミリ
メートルである所定の長さに切断されて円柱状のペレッ
ト材となる。このペレット材は例えば図示しないバンパ
製造工程で原材料として使用される。
【0029】図3は、第2から第6の実施例を説明する
ための図2の(イ)部の拡大図である。第2の実施例に
あっては回転軸13dの周囲に隔離部材13mが設置さ
れ、蒸気噴出口13kから噴出される蒸気を均一に拡散
させるために蒸気室Vが構成される。この隔離部材13
mを回転軸13dの周囲から一定の距離に支持するため
に、スクリュー羽根13eに沿って支持部材13pが設
けられる。
【0030】さらに蒸気噴出口13kには、隔離部材1
3mの支持構造である支持部材13qが取り付けられて
いる。なおこのアタッチメント13qには蒸気流路13
sが設けられている。即ち支持部材13pおよびアタッ
チメント13qを支持構造として隔離部材13mが回転
軸13dの周囲に巻付けられている。図4は第3の実施
例に使用される隔離部材13mの構成であって、比較的
大きい面積の蒸気流出口を有する2枚のパンチングメタ
ルm1、m2の間に200〜600メッシュの金網m3
が挿まれた積層構造を有する。
【0031】即ちパンチングメタルm1、m2は粉砕材
の質量を支持して隔離部材13mと回転軸13dの距離
を保つ構造材として機能し、金網m3は微粉化された塗
膜あるいは粉砕材が回転軸13dに直接接触して回転軸
の周囲に設けられた蒸気噴出口13kが目詰まりするこ
とを防止する防護材として機能する。第4の実施例にあ
っては、アタッチメント13qに攪拌部材13nが取り
付けられ、粉砕材を攪拌して蒸気との接触を均一化す
る。
【0032】第5の実施例においては、回転軸13dに
設けられている蒸気噴出口の流路面積を蒸気流路の下流
に向かうほど小とする。即ち上流ほど多量の蒸気を供給
して、粉砕材表面の塗装塗膜の加水分解が促進される。
第6の実施例においては、回転軸13dに設けられてい
る蒸気噴出口の流路面積は同一とし、アタッチメント1
3qに開口している蒸気流路の流路面積を下流に向かう
ほど小とする。即ちアタッチメント13qを交換するこ
とにより噴出する蒸気量を調整することが可能となる。
【0033】図5は第7の実施例の構成図であって、ケ
ーシング13dに沿って、最下流に設置された蒸気排出
口13iの他に例えば3つの蒸気排出口i1、i2、i
3が設置される。各蒸気排出口13i、i1、i2およ
びi3はヘッダ13rに接続されるが、途中に流量調節
弁13s、s1、s2およびs3が設置される。なお、
蒸気排出口の数はもっと多くても良い。
【0034】なおヘッダ13rの圧力はリリーフ弁13
jによって一括制御される。第7の実施例によれば、加
水分解に使用されて保有エネルギの低下した蒸気が早期
に加水分解槽13c外に排出されるため、加水分解槽に
より多量の蒸気を供給することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】第1の発明によれば、合成樹脂廃材の塗
膜を連続的に加水分解して低分子化することが可能とな
る。第2の発明によれば、蒸気噴出口から噴出された蒸
気が隔離部材の内側の蒸気室で一様の拡散するため、蒸
気流れを均一にすることが可能となる。
【0036】第3の発明によれば、蒸気室が確保される
とともに、蒸気室に微粉化した粉砕材および塗膜が入り
こみ蒸気噴出口が目詰まりすることを防止することが可
能となる。第4の発明によれば、加水分解室内の粉砕材
が攪拌されるため、加水分解速度を促進することが可能
となる。
【0037】第5の発明によれば、上流ほど多量の蒸気
を供給して加水分解速度を促進することが可能となる。
第6の発明によれば、アタッチメントを交換することに
より供給する蒸気量を変更することが可能となる。第7
の発明によれば、保有エネルギの低下した蒸気を早期に
排出することにより供給蒸気量を増加して加水分解速度
を促進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は塗膜付合成樹脂廃材の連続再生装置のフ
ローシートである。
【図2】図2は加水分解装置の断面図である。
【図3】図3は加水分解装置の部分拡大図である。
【図4】図4は隔離部材の構造図である。
【図5】図5は第7の実施例の加水分解装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
13c…ケーシング 13d…回転軸 13e…スクリュー羽根 13f…粉砕材供給口 13g…粉砕材排出口 13h…蒸気供給口 13i…蒸気排出口 13j…リリーフ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−55381(JP,A) 特開 昭54−126259(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29B 17/00 B09B 3/00 C08J 11/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕材供給口と粉砕材排出口、および蒸
    気供給口と少なくとも1つの蒸気排出口とを有する円筒
    状の加水分解槽ケーシングと、 加水分解槽ケーシング中に設けられ、粉砕材供給口から
    供給される粉砕材を粉砕材排出口に輸送するスクリュー
    羽根と、から構成され、 スクリュー羽根の回転軸が蒸気を加水分解槽ケーシング
    の軸方向に導く蒸気流路である中空であって、 スクリュー羽根の回転軸に中空流路に導かれた蒸気を噴
    出させる蒸気噴出口を設けた塗膜付合成樹脂廃材の連続
    加水分解装置。
  2. 【請求項2】 回転軸の周囲に回転軸表面から所定の距
    離を隔てて隔離材が設置され、回転軸の周囲に蒸気室が
    形成された請求項1に記載の塗膜付合成樹脂廃材の連続
    加水分解装置。
  3. 【請求項3】 隔離材が、粉砕材の蒸気室内への侵入を
    阻止する開口面積の蒸気流出口を有する構造材と、微粉
    化された粉砕材の蒸気室内への侵入を阻止するための微
    小な蒸気流出口を有する網材と、を積層した積層材であ
    る請求項2に記載の塗膜付合成樹脂廃材の連続加水分解
    装置。
  4. 【請求項4】 回転軸の周囲に、粉砕材を攪拌するため
    に回転軸の直径方向に突起する攪拌部材を設置した請求
    項1に記載の塗膜付合成樹脂廃材の連続加水分解装置。
  5. 【請求項5】 回転軸に具備される蒸気噴出口の蒸気流
    出面積を、蒸気流路の下流に向かう程小とした請求項1
    に記載の塗膜付合成樹脂廃材の連続加水分解装置。
  6. 【請求項6】 回転軸に具備される蒸気噴出口の蒸気流
    出面積が同一であり、 蒸気噴出口に下流に向かう程蒸気流出口の蒸気流出面積
    が小である蒸気流出口を設けたアタッチメントを設置し
    た請求項1に記載の塗膜付合成樹脂廃材の連続加水分解
    装置。
  7. 【請求項7】 加水分解ケーシング槽に設置される蒸気
    排出口が2以上であり、 2以上の蒸気排出口のそれぞれに接続され、2以上の蒸
    気排出口のそれぞれから排出される蒸気量を調節する蒸
    気流量調節弁を設置した請求項1に記載の塗膜付合成樹
    脂廃材の連続加水分解装置。
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