JP2921281B2 - 塗膜付合成樹脂廃材の連続再生方法および装置 - Google Patents
塗膜付合成樹脂廃材の連続再生方法および装置Info
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- JP2921281B2 JP2921281B2 JP21026892A JP21026892A JP2921281B2 JP 2921281 B2 JP2921281 B2 JP 2921281B2 JP 21026892 A JP21026892 A JP 21026892A JP 21026892 A JP21026892 A JP 21026892A JP 2921281 B2 JP2921281 B2 JP 2921281B2
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗膜付合成樹脂廃材の再
生方法および装置に係わり、特に連続的な再生方法およ
び装置に関する。
生方法および装置に係わり、特に連続的な再生方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年環境保全の観点から合成樹脂廃材を
再生利用することが求められているが、廃材を溶融して
再成形することが普通である。しかし我が国においては
製品の美観を維持するために合成樹脂材の表面に熱硬化
性塗料の塗装を施すことが一般的である。
再生利用することが求められているが、廃材を溶融して
再成形することが普通である。しかし我が国においては
製品の美観を維持するために合成樹脂材の表面に熱硬化
性塗料の塗装を施すことが一般的である。
【0003】従って廃材を溶融しても塗料は分解され
ず、そのまま再成形した場合には塗膜が混在するために
材料的な強度が劣化することを避けることができない。
例えば廃材でバンパを作成した場合には、寒冷地におけ
る衝突耐力は新材で作成されたものに比較して低下す
る。塗膜を除去すれば材料的な強度の低下は避けられる
が、塗膜を除去することは困難が伴う。
ず、そのまま再成形した場合には塗膜が混在するために
材料的な強度が劣化することを避けることができない。
例えば廃材でバンパを作成した場合には、寒冷地におけ
る衝突耐力は新材で作成されたものに比較して低下す
る。塗膜を除去すれば材料的な強度の低下は避けられる
が、塗膜を除去することは困難が伴う。
【0004】即ち塗膜をショットブラスト等で機械的に
除去することが可能であるが、部品の形状が複雑な場合
には塗膜の除去に時間を要するだけでなく完全に除去す
ることもできないため、大量処理には不向きである。塗
膜を有機塩で剥離することも提案されているが、有機塩
を使用するために環境問題を克服することはできない。
除去することが可能であるが、部品の形状が複雑な場合
には塗膜の除去に時間を要するだけでなく完全に除去す
ることもできないため、大量処理には不向きである。塗
膜を有機塩で剥離することも提案されているが、有機塩
を使用するために環境問題を克服することはできない。
【0005】上記問題点を解決するために、本出願人は
塗膜付合成樹脂廃材を加水分解処理後塗膜を除去せずに
溶融混練して再利用する方法を提案している(特願平3
−192431)。
塗膜付合成樹脂廃材を加水分解処理後塗膜を除去せずに
溶融混練して再利用する方法を提案している(特願平3
−192431)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら処理時間
を短縮するためには、例えば180°Cである比較的高
温の雰囲気で短時間に加水分解を行う必要があるが合成
樹脂が溶融することは避けることはできない。従って加
水分解完了して一旦冷却後に反応容器から合成樹脂を取
り出す場合には、合成樹脂は凝固してしまうため再利用
する時に粉砕する必要があり連続的な処理を行うことは
困難である。
を短縮するためには、例えば180°Cである比較的高
温の雰囲気で短時間に加水分解を行う必要があるが合成
樹脂が溶融することは避けることはできない。従って加
水分解完了して一旦冷却後に反応容器から合成樹脂を取
り出す場合には、合成樹脂は凝固してしまうため再利用
する時に粉砕する必要があり連続的な処理を行うことは
困難である。
【0007】溶融状態で後工程をおこなう場合は、合成
樹脂流路を所定の雰囲気に保持する必要があり、省エネ
ルギという社会的な要請に反する。本発明はかかる問題
点に鑑みなされたものであって、材料的な強度を劣化さ
せることなく塗膜付合成樹脂廃材を連続的に再生する方
法および装置を提供することを目的とする。
樹脂流路を所定の雰囲気に保持する必要があり、省エネ
ルギという社会的な要請に反する。本発明はかかる問題
点に鑑みなされたものであって、材料的な強度を劣化さ
せることなく塗膜付合成樹脂廃材を連続的に再生する方
法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる塗膜
付合成樹脂廃材の連続再生方法は、塗膜付合成樹脂廃材
を粉砕して粉砕材とする粉砕工程と、粉砕工程で得られ
る粉砕材を連続的、定量的に送り出す第1の定量送り出
し工程と、第1の定量送り出し工程から供給される粉砕
材上の塗装塗膜をスクリュー羽根を具備する加水分解槽
中で塗装塗膜は加水分解されるが粉砕材は溶融すること
のない温度および圧力の蒸気によって連続的に加水分解
する加水分解工程と、加水分解工程で加水分解された塗
膜が付着した粉砕材を連続的、定量的に送り出す第2の
定量送り出し工程と、第2の定量送り出し工程から供給
される塗膜が付着した粉砕材を溶融混練して混練材とす
る溶融混練工程と、溶融混練工程から排出される混練材
を冷却後所定の長さに切断してペレットとするペレット
材製造工程と、からなる。
付合成樹脂廃材の連続再生方法は、塗膜付合成樹脂廃材
を粉砕して粉砕材とする粉砕工程と、粉砕工程で得られ
る粉砕材を連続的、定量的に送り出す第1の定量送り出
し工程と、第1の定量送り出し工程から供給される粉砕
材上の塗装塗膜をスクリュー羽根を具備する加水分解槽
中で塗装塗膜は加水分解されるが粉砕材は溶融すること
のない温度および圧力の蒸気によって連続的に加水分解
する加水分解工程と、加水分解工程で加水分解された塗
膜が付着した粉砕材を連続的、定量的に送り出す第2の
定量送り出し工程と、第2の定量送り出し工程から供給
される塗膜が付着した粉砕材を溶融混練して混練材とす
る溶融混練工程と、溶融混練工程から排出される混練材
を冷却後所定の長さに切断してペレットとするペレット
材製造工程と、からなる。
【0009】第2の発明にかかる塗膜付合成樹脂廃材の
連続再生装置は、塗膜付合成樹脂廃材を粉砕して粉砕材
とする粉砕装置と、粉砕装置から得られる粉砕材を連続
的、定量的に送り出す第1の定量送り出し装置と、第1
の定量送り出し装置から供給される粉砕材上の塗装塗膜
を塗装塗膜は加水分解されるが粉砕材は溶融することの
ない温度および圧力の蒸気によって連続的に加水分解す
る連続加水分解装置と、加水分解装置で加水分解された
塗膜の付着した粉砕材を連続的、定量的に送り出す第2
の定量送り出し装置と、第2の定量送り出し装置から供
給される粉砕材を混練して混練材とする混練装置と、混
練装置から排出される混練材を冷却後所定の長さに切断
してペレットとするペレット材製造装置と、から構成さ
れ、連続加水分解装置が、粉砕材供給口と粉砕材排出口
および蒸気供給口と蒸気排出口を具備する円筒状の加水
分解槽ケーシングと、加水分解槽ケーシング中に粉砕材
供給口から供給される粉砕材を粉砕材排出口に運搬する
スクリュー羽根と、粉砕材供給口に接続され加水分解槽
ケーシング内の温度および圧力を保持する上流シールロ
ータリーフィーダと、粉砕材排出口に接続され加水分解
槽ケーシング内の温度および圧力を保持する下流シール
ロータリーフィーダと、から構成される。
連続再生装置は、塗膜付合成樹脂廃材を粉砕して粉砕材
とする粉砕装置と、粉砕装置から得られる粉砕材を連続
的、定量的に送り出す第1の定量送り出し装置と、第1
の定量送り出し装置から供給される粉砕材上の塗装塗膜
を塗装塗膜は加水分解されるが粉砕材は溶融することの
ない温度および圧力の蒸気によって連続的に加水分解す
る連続加水分解装置と、加水分解装置で加水分解された
塗膜の付着した粉砕材を連続的、定量的に送り出す第2
の定量送り出し装置と、第2の定量送り出し装置から供
給される粉砕材を混練して混練材とする混練装置と、混
練装置から排出される混練材を冷却後所定の長さに切断
してペレットとするペレット材製造装置と、から構成さ
れ、連続加水分解装置が、粉砕材供給口と粉砕材排出口
および蒸気供給口と蒸気排出口を具備する円筒状の加水
分解槽ケーシングと、加水分解槽ケーシング中に粉砕材
供給口から供給される粉砕材を粉砕材排出口に運搬する
スクリュー羽根と、粉砕材供給口に接続され加水分解槽
ケーシング内の温度および圧力を保持する上流シールロ
ータリーフィーダと、粉砕材排出口に接続され加水分解
槽ケーシング内の温度および圧力を保持する下流シール
ロータリーフィーダと、から構成される。
【0010】第3の発明にかかる塗膜付合成樹脂廃材の
連続再生装置は、塗膜付合成樹脂廃材を粉砕して粉砕材
とする粉砕装置と、粉砕装置から得られる粉砕材を連続
的に定量して送り出す第1の定量送り出し装置と、第1
の定量送り出し装置から供給される粉砕材上の塗装塗膜
を所定の温度および圧力の蒸気によって連続的に加水分
解する連続加水分解装置と、加水分解装置で加水分解さ
れた塗膜の付着した粉砕材を乾燥する乾燥装置と、乾燥
装置で乾燥された粉砕材を連続的、定量的に送り出す第
2の定量送り出し装置と、第2の定量送り出し装置から
供給される粉砕材を混練して混練材とする混練装置と、
混練装置から排出される混練材を冷却後所定の長さに切
断してペレットとするペレット材製造装置と、から構成
され、連続加水分解装置が、粉砕材供給口と粉砕材排出
口および蒸気供給口と蒸気排出口を具備する円筒状の加
水分解槽ケーシングと、加水分解槽ケーシング中に粉砕
材供給口から供給される粉砕材を粉砕材排出口に運搬す
るスクリュー羽根と、粉砕材供給口に接続され加水分解
槽ケーシング内の温度および圧力を保持する上流シール
ロータリーフィーダと、粉砕材排出口に接続され加水分
解槽ケーシング内の温度および圧力を保持する下流シー
ルロータリーフィーダと、から構成され、乾燥装置が、
加水分解槽の蒸気排出口から排出される蒸気の除湿する
ための蒸気除湿乾燥装置により除湿乾燥された蒸気で粉
砕材を乾燥する乾燥装置である。
連続再生装置は、塗膜付合成樹脂廃材を粉砕して粉砕材
とする粉砕装置と、粉砕装置から得られる粉砕材を連続
的に定量して送り出す第1の定量送り出し装置と、第1
の定量送り出し装置から供給される粉砕材上の塗装塗膜
を所定の温度および圧力の蒸気によって連続的に加水分
解する連続加水分解装置と、加水分解装置で加水分解さ
れた塗膜の付着した粉砕材を乾燥する乾燥装置と、乾燥
装置で乾燥された粉砕材を連続的、定量的に送り出す第
2の定量送り出し装置と、第2の定量送り出し装置から
供給される粉砕材を混練して混練材とする混練装置と、
混練装置から排出される混練材を冷却後所定の長さに切
断してペレットとするペレット材製造装置と、から構成
され、連続加水分解装置が、粉砕材供給口と粉砕材排出
口および蒸気供給口と蒸気排出口を具備する円筒状の加
水分解槽ケーシングと、加水分解槽ケーシング中に粉砕
材供給口から供給される粉砕材を粉砕材排出口に運搬す
るスクリュー羽根と、粉砕材供給口に接続され加水分解
槽ケーシング内の温度および圧力を保持する上流シール
ロータリーフィーダと、粉砕材排出口に接続され加水分
解槽ケーシング内の温度および圧力を保持する下流シー
ルロータリーフィーダと、から構成され、乾燥装置が、
加水分解槽の蒸気排出口から排出される蒸気の除湿する
ための蒸気除湿乾燥装置により除湿乾燥された蒸気で粉
砕材を乾燥する乾燥装置である。
【0011】
【作用】第1の発明にかかる塗膜付合成樹脂廃材の連続
再生方法および第2の発明にかかる塗膜付合成樹脂廃材
の連続再生装置によれば塗膜付合成樹脂廃材の処理は以
下のようにおこなわれる。 (1)塗膜付合成樹脂廃材は、所定長さの棒状にまで粗
粉砕された後、5ミリメートル角以下にまで細粉砕され
る。なお合成樹脂廃材は塗膜をつけたまま粉砕される。
再生方法および第2の発明にかかる塗膜付合成樹脂廃材
の連続再生装置によれば塗膜付合成樹脂廃材の処理は以
下のようにおこなわれる。 (1)塗膜付合成樹脂廃材は、所定長さの棒状にまで粗
粉砕された後、5ミリメートル角以下にまで細粉砕され
る。なお合成樹脂廃材は塗膜をつけたまま粉砕される。
【0012】(2)粉砕材はサイクロンで捕集され、ロ
ータリーフィーダによりストックビンに送られ、スクリ
ューフィーダで連続定量されて送り出される。 (3)水蒸気と粉砕材とが加水分解装置中で混合され
て、粉砕材に付着した塗膜は加水分解され低分子化され
る。 (4)加水分解された塗膜の付着した粉砕材に含まれる
水分を除去するために乾燥処理される。
ータリーフィーダによりストックビンに送られ、スクリ
ューフィーダで連続定量されて送り出される。 (3)水蒸気と粉砕材とが加水分解装置中で混合され
て、粉砕材に付着した塗膜は加水分解され低分子化され
る。 (4)加水分解された塗膜の付着した粉砕材に含まれる
水分を除去するために乾燥処理される。
【0013】(5)乾燥された粉砕材はサイクロンで捕
集され、ロータリーフィーダによりストックビンに送ら
れ、スクリューフィーダで連続定量されて送り出され
る。 (6)粉砕材を溶融混練して低分子化された塗膜を所定
直径以下の塗膜粒として合成樹脂の中に練り込んだ後、
押し出しダイから押し出す。 (7)押し出しダイから押し出された混練材を冷却後、
一定の長さに切断してペレット材とする。
集され、ロータリーフィーダによりストックビンに送ら
れ、スクリューフィーダで連続定量されて送り出され
る。 (6)粉砕材を溶融混練して低分子化された塗膜を所定
直径以下の塗膜粒として合成樹脂の中に練り込んだ後、
押し出しダイから押し出す。 (7)押し出しダイから押し出された混練材を冷却後、
一定の長さに切断してペレット材とする。
【0014】第3の発明にあっては、加水分解のために
使用された蒸気が除湿乾燥されて、加水分解材の乾燥の
ために使用される。
使用された蒸気が除湿乾燥されて、加水分解材の乾燥の
ために使用される。
【0015】
【実施例】図1は第2の発明にかかる塗膜付合成樹脂廃
材の連続再生装置の実施例のフローシートである。塗膜
付合成樹脂廃材は、例えばポリプロピレン(以下PPと
記す。)製バンパ100であって、表面にはポリステル
・メラミンあるいはアクリル・メラミン塗料が塗装され
ているものとする。
材の連続再生装置の実施例のフローシートである。塗膜
付合成樹脂廃材は、例えばポリプロピレン(以下PPと
記す。)製バンパ100であって、表面にはポリステル
・メラミンあるいはアクリル・メラミン塗料が塗装され
ているものとする。
【0016】なお合成樹脂は熱可塑性樹脂であれば、P
Pに限定されることはなく変性ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール
樹脂、ポリフェニレンオキサイドあるいは変性ポリフェ
ニレンオキサイドであってもよい。また塗布される塗料
は、加水分解されて低分子化されるウレタン系あるいは
アミノ樹脂系の塗料であればよい。
Pに限定されることはなく変性ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール
樹脂、ポリフェニレンオキサイドあるいは変性ポリフェ
ニレンオキサイドであってもよい。また塗布される塗料
は、加水分解されて低分子化されるウレタン系あるいは
アミノ樹脂系の塗料であればよい。
【0017】粉砕装置110は、粗粉砕機111と細粉
砕機112とから構成されており、バンパ100は表面
に塗膜をつけたまま、粗粉砕機111によって、例えば
長さ30センチメートル、幅5ミリメートル、厚さ5ミ
リメートルである所定長さの棒状に粉砕され、その後細
粉砕機112によって粉砕され約5ミリメートル角以下
の粉砕材となる。
砕機112とから構成されており、バンパ100は表面
に塗膜をつけたまま、粗粉砕機111によって、例えば
長さ30センチメートル、幅5ミリメートル、厚さ5ミ
リメートルである所定長さの棒状に粉砕され、その後細
粉砕機112によって粉砕され約5ミリメートル角以下
の粉砕材となる。
【0018】この粉砕材は、第1の定量送り出し装置1
20に供給される。定量送り出し装置は、吸引ファン1
2a、輸送管12b、サイクロン12c、ロータリフィ
ーダ12d、ストックビン12e、送りスクリュ12f
および定量送りスクリュ12gから構成される。即ち粉
砕材は、吸引ファン12aで吸引されて輸送管12b内
をサイクロン12cに輸送される。なお粉砕材の輸送手
段はベルトコンベアであってもよい。
20に供給される。定量送り出し装置は、吸引ファン1
2a、輸送管12b、サイクロン12c、ロータリフィ
ーダ12d、ストックビン12e、送りスクリュ12f
および定量送りスクリュ12gから構成される。即ち粉
砕材は、吸引ファン12aで吸引されて輸送管12b内
をサイクロン12cに輸送される。なお粉砕材の輸送手
段はベルトコンベアであってもよい。
【0019】サイクロン12cに貯蔵された粉砕材は、
サイクロン12cの底部に設置されたロータリーフィー
ダ12dによって粉砕材ストックビン12eに排出され
る。粉砕材ストックビン12eに移送された粉砕材は、
粉砕材ストックビン12eの底部に設置された送りスク
リュ12fによって一方に移送され、定量送りスクリュ
12gによって加水分解装置130に一定量づつ送り込
まれる。
サイクロン12cの底部に設置されたロータリーフィー
ダ12dによって粉砕材ストックビン12eに排出され
る。粉砕材ストックビン12eに移送された粉砕材は、
粉砕材ストックビン12eの底部に設置された送りスク
リュ12fによって一方に移送され、定量送りスクリュ
12gによって加水分解装置130に一定量づつ送り込
まれる。
【0020】図2は加水分解装置130の断面図であっ
て、上流シールロータリーフィーダ131、加水分解槽
132および下流シールロータリーフィーダ133から
構成される。上流シールロータリーフィーダ131およ
び下流シールロータリーフィーダ133は同一構造を有
しており、円筒形のケーシング13aと凹みを有するロ
ータ13bとから構成されている。
て、上流シールロータリーフィーダ131、加水分解槽
132および下流シールロータリーフィーダ133から
構成される。上流シールロータリーフィーダ131およ
び下流シールロータリーフィーダ133は同一構造を有
しており、円筒形のケーシング13aと凹みを有するロ
ータ13bとから構成されている。
【0021】ロータリーフィーダにおいて、ケーシング
13aの上部に設けられた供給口から供給された粉砕材
は、モータによって駆動されるロータ13bに設けられ
た凹みによってケーシング13a下部に設けられた排出
口に定量的に搬送される。即ちロータの回転速度を調整
することによって加水分解槽に供給される、あるいは加
水分解槽から排出される粉砕材量を調整することができ
る。
13aの上部に設けられた供給口から供給された粉砕材
は、モータによって駆動されるロータ13bに設けられ
た凹みによってケーシング13a下部に設けられた排出
口に定量的に搬送される。即ちロータの回転速度を調整
することによって加水分解槽に供給される、あるいは加
水分解槽から排出される粉砕材量を調整することができ
る。
【0022】ロータ13bはケーシング13aに当接す
るように組み立てられており、加水分解槽132内の高
温高圧の雰囲気が上流の第1の定量送り出し装置120
および下流の乾燥装置140に漏れることを防止してい
る。加水分解槽132は粉砕材を加水分解するための装
置であって、円筒形のケーシング13cの軸に沿って中
空の回転軸13dが設置されている。
るように組み立てられており、加水分解槽132内の高
温高圧の雰囲気が上流の第1の定量送り出し装置120
および下流の乾燥装置140に漏れることを防止してい
る。加水分解槽132は粉砕材を加水分解するための装
置であって、円筒形のケーシング13cの軸に沿って中
空の回転軸13dが設置されている。
【0023】回転軸13dの周囲にはスクリュー羽根1
3eが設置されており、図示しないモータにより回転軸
13dが回転すると、材料供給口13fから供給された
粉砕材が材料排出口13gに移送される。回転軸13d
の周囲には複数の蒸気噴出口が開口しており、この蒸気
供給口13hから中空の回転軸13dを通して供給され
た蒸気が噴出され、粉砕材が材料供給口13fから材料
排出口13gに移送される間に、粉砕材に塗装されてい
る塗料が連続的に加水分解され低分子化される。
3eが設置されており、図示しないモータにより回転軸
13dが回転すると、材料供給口13fから供給された
粉砕材が材料排出口13gに移送される。回転軸13d
の周囲には複数の蒸気噴出口が開口しており、この蒸気
供給口13hから中空の回転軸13dを通して供給され
た蒸気が噴出され、粉砕材が材料供給口13fから材料
排出口13gに移送される間に、粉砕材に塗装されてい
る塗料が連続的に加水分解され低分子化される。
【0024】なお加圧分解槽の両端には蒸気溜り室13
kが設けられており、回転軸13d内の流路を介して相
互に連通されて、同一の圧力に保持されている。従って
回転軸13dに蒸気による軸方向推力の発生が防止さ
れ、スラスト軸受も簡易なものとすることができる。加
水分解のための雰囲気条件は特に制限されないが、加水
分解時間を短縮するとともに加水分解後の取り扱いを容
易にするために、粉砕材された合成樹脂が溶融しない範
囲のできる限り高温とすることが望ましい。これは合成
樹脂材が溶融してしまうとスクリュー羽根13eで粉砕
材を移送することができなくなってしまうからである。
kが設けられており、回転軸13d内の流路を介して相
互に連通されて、同一の圧力に保持されている。従って
回転軸13dに蒸気による軸方向推力の発生が防止さ
れ、スラスト軸受も簡易なものとすることができる。加
水分解のための雰囲気条件は特に制限されないが、加水
分解時間を短縮するとともに加水分解後の取り扱いを容
易にするために、粉砕材された合成樹脂が溶融しない範
囲のできる限り高温とすることが望ましい。これは合成
樹脂材が溶融してしまうとスクリュー羽根13eで粉砕
材を移送することができなくなってしまうからである。
【0025】合成樹脂がPPである場合には160°C
の雰囲気で0.5〜2時間の加水分解処理することが適
当である。なお蒸気と共に、酸あるいはアルカリのよう
な分解促進材を注入してもよい。即ち加水分解後の粉砕
材は、加水分解されて微粉状となった塗料が約5ミリメ
ートル角のPP材の周囲全体に付着したものとなる。
の雰囲気で0.5〜2時間の加水分解処理することが適
当である。なお蒸気と共に、酸あるいはアルカリのよう
な分解促進材を注入してもよい。即ち加水分解後の粉砕
材は、加水分解されて微粉状となった塗料が約5ミリメ
ートル角のPP材の周囲全体に付着したものとなる。
【0026】加水分解槽132中の温度および圧力は、
蒸気排出口13iに接続されるリリーフバルブ13jに
よって制御される。排出口13gまで移送されてきた粉
砕材は、下流シールロータリーフィーダ133のロータ
13dの凹みによって搬送され乾燥装置140に供給さ
れる。乾燥装置140は、乾燥炉141、ロータリーフ
ィーダ142、バグフィルタ143および吸引ファン1
44とから構成される。
蒸気排出口13iに接続されるリリーフバルブ13jに
よって制御される。排出口13gまで移送されてきた粉
砕材は、下流シールロータリーフィーダ133のロータ
13dの凹みによって搬送され乾燥装置140に供給さ
れる。乾燥装置140は、乾燥炉141、ロータリーフ
ィーダ142、バグフィルタ143および吸引ファン1
44とから構成される。
【0027】乾燥炉141で熱風発生炉(図示せず。)
で発生された熱風により、加水分解材に数%(重量%)
含まれる水分が0.1%以下にまで除去される。水分を
含む大気は吸引ファン144で吸引され大気に放出され
る。なお大気に放出される前にバグフィルタ143で加
水分解された塗膜の微粉および微粉化した合成樹脂廃材
を除去してもよい。
で発生された熱風により、加水分解材に数%(重量%)
含まれる水分が0.1%以下にまで除去される。水分を
含む大気は吸引ファン144で吸引され大気に放出され
る。なお大気に放出される前にバグフィルタ143で加
水分解された塗膜の微粉および微粉化した合成樹脂廃材
を除去してもよい。
【0028】なお乾燥炉141の乾燥のためのエネルギ
として熱風でなく過熱蒸気を使用することも可能であ
る。この場合はリリーフバルブ13jから排出され蒸気
除湿過熱器180で除湿過熱された蒸気を乾燥炉141
に供給することにより、熱風発生炉を省略することがで
き省エネルギ化を達成することができる。
として熱風でなく過熱蒸気を使用することも可能であ
る。この場合はリリーフバルブ13jから排出され蒸気
除湿過熱器180で除湿過熱された蒸気を乾燥炉141
に供給することにより、熱風発生炉を省略することがで
き省エネルギ化を達成することができる。
【0029】乾燥炉141の底部に溜まった加水分解材
は、ロータリーフィーダ142により排出され、第2の
定量送り出し装置150に供給される。第2の定量送り
出し装置150は、第1の定量送り出し装置120と同
じく吸引ファン15a、輸送管15b、サイクロン15
c、ロータリフィーダ15d、ストックビン15e、送
りスクリュ15fおよび定量送りスクリュ15gから構
成され、加水分解材を溶融混練装置160に供給する。
は、ロータリーフィーダ142により排出され、第2の
定量送り出し装置150に供給される。第2の定量送り
出し装置150は、第1の定量送り出し装置120と同
じく吸引ファン15a、輸送管15b、サイクロン15
c、ロータリフィーダ15d、ストックビン15e、送
りスクリュ15fおよび定量送りスクリュ15gから構
成され、加水分解材を溶融混練装置160に供給する。
【0030】溶融混練装置160は二軸混練機161と
押し出しダイ162とから構成されている。二軸混練機
161では、加水分解された塗膜を例えば数10マイク
ロメータ以下に細粒化して樹脂中に練り込むために加水
分解材が溶融混練される。溶融混練材は、例えば直径3
ミリメートルの押し出しダイ162から押し出され、ペ
レット材製造装置170に供給される。
押し出しダイ162とから構成されている。二軸混練機
161では、加水分解された塗膜を例えば数10マイク
ロメータ以下に細粒化して樹脂中に練り込むために加水
分解材が溶融混練される。溶融混練材は、例えば直径3
ミリメートルの押し出しダイ162から押し出され、ペ
レット材製造装置170に供給される。
【0031】ペレット材製造装置170は、冷却水槽1
71と切断機172とから構成される。押し出しダイ1
62から押し出された線状材料は、冷却水槽171で冷
却されて硬化する。その後、切断機172で例えば3ミ
リメートルである所定の長さに切断されて円柱状のペレ
ット材となる。
71と切断機172とから構成される。押し出しダイ1
62から押し出された線状材料は、冷却水槽171で冷
却されて硬化する。その後、切断機172で例えば3ミ
リメートルである所定の長さに切断されて円柱状のペレ
ット材となる。
【0032】このペレット材は例えば図示しないバンパ
製造工程で原材料として使用される。このペレット材の
材料としての特性を検査するために、試験片を製作して
JISに準拠したアイゾット衝撃試験および低温脆化温
度評価試験を行った。なお加水分解条件は温度160゜
C、圧力5.5Kg/cm2 g、1時間である。
製造工程で原材料として使用される。このペレット材の
材料としての特性を検査するために、試験片を製作して
JISに準拠したアイゾット衝撃試験および低温脆化温
度評価試験を行った。なお加水分解条件は温度160゜
C、圧力5.5Kg/cm2 g、1時間である。
【0033】図3はアイゾット衝撃試験結果を示すグラ
フであって、横軸に試験片中に含まれる再生材の含有率
(重量比)を、縦軸に新材の衝撃強度に対する再生材を
含む試験片の衝撃強度の比であるアイゾット衝撃強度保
持率をとる。なお実線は大気温度23°Cにおける試験
結果を、破線は大気温度−3O°Cにおける試験結果を
表す。
フであって、横軸に試験片中に含まれる再生材の含有率
(重量比)を、縦軸に新材の衝撃強度に対する再生材を
含む試験片の衝撃強度の比であるアイゾット衝撃強度保
持率をとる。なお実線は大気温度23°Cにおける試験
結果を、破線は大気温度−3O°Cにおける試験結果を
表す。
【0034】このグラフから判るように、再生材の含有
率に係わらずアイゾット衝撃強度は維持され、再生材だ
けで製品を製造しても材料的な強度は失われない。図4
は低温脆性試験結果を示すグラフであって、横軸に試験
片中に含まれる再生材の含有率(重量比)を、縦軸に新
材の脆化温度に対する再生材を含む試験片の脆化温度の
比である脆化温度保持率をとる。
率に係わらずアイゾット衝撃強度は維持され、再生材だ
けで製品を製造しても材料的な強度は失われない。図4
は低温脆性試験結果を示すグラフであって、横軸に試験
片中に含まれる再生材の含有率(重量比)を、縦軸に新
材の脆化温度に対する再生材を含む試験片の脆化温度の
比である脆化温度保持率をとる。
【0035】このグラフから判るように、再生材の含有
率に係わらず脆化温度は低下せず、再生材だけで製品を
製造しても脆化温度は変化しない。この他再生材の破断
伸び、引張強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率、硬度およびM
I値についても新材と同等の値が得られた。
率に係わらず脆化温度は低下せず、再生材だけで製品を
製造しても脆化温度は変化しない。この他再生材の破断
伸び、引張強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率、硬度およびM
I値についても新材と同等の値が得られた。
【0036】
【発明の効果】第1の発明による塗膜付合成樹脂廃材の
連続再生方法および第1の発明による塗膜付合成樹脂廃
材の連続再生装置によれば、合成樹脂製の廃材の表面に
塗装された熱硬化性塗料を機械的に除去することなく連
続加水分解処理して新材と同等の材料的強度を有する再
生材として再生することが可能となる。
連続再生方法および第1の発明による塗膜付合成樹脂廃
材の連続再生装置によれば、合成樹脂製の廃材の表面に
塗装された熱硬化性塗料を機械的に除去することなく連
続加水分解処理して新材と同等の材料的強度を有する再
生材として再生することが可能となる。
【0037】第3の発明による塗膜付合成樹脂廃材の連
続再生装置によれば、加水分解に使用した蒸気を加水分
解材の乾燥に使用され、省エネルギを図ることが可能と
なる。
続再生装置によれば、加水分解に使用した蒸気を加水分
解材の乾燥に使用され、省エネルギを図ることが可能と
なる。
【図1】図1は実施例のフローシートである。
【図2】図2は加水分解装置の断面図である。
【図3】図3はアイゾット衝撃試験結果を示すグラフで
ある。
ある。
【図4】図4は低温脆化温度評価試験結果を示すグラフ
である。
である。
110…粉砕装置 120…第1の定量送り出し装置 130…加水分解装置 140…乾燥装置 150…第2の定量送り出し装置 160…溶融混練装置 170…ペレット材製造装置 180…除湿過熱装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:26 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29B 13/06,13/10,17/00 B32B 9/06 C08J 11/14
Claims (3)
- 【請求項1】 塗膜付合成樹脂廃材を粉砕して粉砕材と
する粉砕工程と、 粉砕工程で得られる粉砕材を連続的、定量的に送り出す
第1の定量送り出し工程と、 第1の定量送り出し工程から供給される粉砕材上の塗装
塗膜をスクリュー羽根を具備する加水分解槽中で塗装塗
膜は加水分解されるが粉砕材は溶融することのない温度
および圧力の蒸気によって連続的に加水分解する加水分
解工程と、加水分解工程で加水分解された塗膜の付着した粉砕材を
連続的、定量的に送り出す第2の定量送り出し工程と、 第2の定量送り出し工程から供給される塗膜の付着した
粉砕材を溶融混練して混練材とする溶融混練工程と、 溶融混練工程から排出される混練材を冷却後所定の長さ
に切断してペレットとするペレット材製造工程と、から
なる塗膜付合成樹脂廃材の連続再生方法。 - 【請求項2】 塗膜付合成樹脂廃材を粉砕して粉砕材と
する粉砕装置と、 粉砕装置から得られる粉砕材を連続的に定量して送り出
す第1の定量送り出し装置と、 第1の定量送り出し装置から供給される粉砕材上の塗装
塗膜を塗装塗膜は加水分解されるが粉砕材は溶融するこ
とのない温度および圧力の蒸気によって連続的に加水分
解する連続加水分解装置と、加水分解装置で加水分解された塗膜の付着した粉砕材を
連続的、定量的に送り出す第2の定量送り出し装置と、 第2の定量送り出し装置から供給される粉砕材を混練し
て混練材とする混練装置と、 混練装置から排出される混練材を冷却後所定の長さに切
断してペレットとするペレット材製造装置と、からなる
塗膜付合成樹脂廃材の連続再生装置であって、 連続加水分解装置が、 粉砕材供給口と粉砕材排出口および蒸気供給口と蒸気排
出口を具備する円筒状の加水分解槽ケーシングと、 加水分解槽ケーシング中に粉砕材供給口から供給される
粉砕材を粉砕材排出口に運搬するスクリュー羽根と、 粉砕材供給口に接続され加水分解槽ケーシング内の温度
および圧力を保持する上流シールロータリーフィーダ
と、 粉砕材排出口に接続され加水分解槽ケーシング内の温度
および圧力を保持する下流シールロータリーフィーダ
と、から構成される塗膜付合成樹脂廃材の連続再生装
置。 - 【請求項3】 塗膜付合成樹脂廃材を粉砕して粉砕材と
する粉砕装置と、 粉砕装置から得られる粉砕材を連続的に定量して送り出
す第1の定量送り出し装置と、 第1の定量送り出し装置から供給される粉砕材上の塗装
塗膜を所定の温度および圧力の蒸気によって連続的に加
水分解する連続加水分解装置と、 加水分解装置で加水分解された塗膜の付着した粉砕材を
乾燥する乾燥装置と、 乾燥装置で乾燥された粉砕材を連続的、定量的に送り出
す第2の定量送り出し装置と、 第2の定量送り出し装置から供給される粉砕材を混練し
て混練材とする混練装置と、 混練装置から排出される混練材を冷却後所定の長さに切
断してペレットとするペレット材製造装置と、からなる
塗膜付合成樹脂廃材の連続再生装置であって、 連続加水分解装置が、 粉砕材供給口と粉砕材排出口および蒸気供給口と蒸気排
出口を具備する円筒状の加水分解槽ケーシングと、 加水分解槽ケーシング中に粉砕材供給口から供給される
粉砕材を粉砕材排出口に運搬するスクリュー羽根と、 粉砕材供給口に接続され加水分解槽ケーシング内の温度
および圧力を保持する上流シールロータリーフィーダ
と、 粉砕材排出口に接続され加水分解槽ケーシング内の温度
および圧力を保持する下流シールロータリーフィーダ
と、から構成され、 乾燥装置が、 加水分解槽の蒸気排出口から排出される蒸気の除湿する
ための蒸気除湿乾燥装置により除湿乾燥された蒸気で粉
砕材を乾燥する乾燥装置である、塗膜付合成樹脂廃材の
連続再生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21026892A JP2921281B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 塗膜付合成樹脂廃材の連続再生方法および装置 |
EP19930112587 EP0582300B1 (en) | 1992-08-06 | 1993-08-05 | Method and plant for continuously recycling waste parts with a coating made of synthetic resin |
DE69316100T DE69316100T2 (de) | 1992-08-06 | 1993-08-05 | Verfahren und Anlage zur kontinuierlichen Regenerierung beschichteter Plastikabfälle |
US08/102,425 US5458829A (en) | 1992-08-06 | 1993-08-05 | Method for continuously recycling waste parts having a coating thereon |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21026892A JP2921281B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 塗膜付合成樹脂廃材の連続再生方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655539A JPH0655539A (ja) | 1994-03-01 |
JP2921281B2 true JP2921281B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16586583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21026892A Expired - Fee Related JP2921281B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 塗膜付合成樹脂廃材の連続再生方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2921281B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013215919A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Kojima Sangyo Kk | 樹脂材再生方法 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP21026892A patent/JP2921281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0655539A (ja) | 1994-03-01 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |