JP2841904B2 - 高効率マルチキャスト方式 - Google Patents

高効率マルチキャスト方式

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JP2841904B2
JP2841904B2 JP6596591A JP6596591A JP2841904B2 JP 2841904 B2 JP2841904 B2 JP 2841904B2 JP 6596591 A JP6596591 A JP 6596591A JP 6596591 A JP6596591 A JP 6596591A JP 2841904 B2 JP2841904 B2 JP 2841904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト・コンピュータ
と公衆回線あるいは専用回線で接続される複数の端末間
で情報を送受信するコンピュータ・システムに係り、特
に、ホスト・コンピュータから複数の端末へ同一の情報
を一斉に送信するマルチキャスト方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の情報処理装置が通信網で接
続されたシステムにおいて、一つの情報処理装置(例え
ばホスト・コンピュータ等の親局)から、他の複数の情
報処理装置(例えば端末等の子局)へ同一データを一斉
に送信する同報通信(マルチキャスト通信)を行う際、
例えば、特開平2−281841号公報に記載のよう
に、各情報処理装置は同報通信可能な通信網で接続され
ている。送信側の情報処理装置(親局)は、宛先アドレ
スなしの同報データを通信網へ送出する。通信網は、受
信した宛先アドレスなしの同報データを、他の全ての情
報処理装置へ送信する。そして、通信網からのデータを
受信した各情報処理装置(子局)は、宛先アドレスを判
別し、宛先アドレスなしの同報データの場合、自分宛の
データとして処理していた。あるいは、特開平2−22
57号公報に記載のように、各情報処理装置は、同報通
信(マルチキャスト通信)可能なLAN(Local Area Ne
twork)に接続されている。マルチキャスト通信を行う
際、送信側の情報処理装置(親局)であるスーパーバイ
ザ・ノードは、マルチキャスト・データにマルチキャス
ト通信識別情報を付加してLANに送出する。LANに
送出されたデータは、LANに接続されている全ての情
報処理装置で受信可能である。受信側の情報処理装置
(子局)であるラインセットでは、受信したデータがマ
ルチキャスト・データか否かを判別し、マルチキャスト
・データの場合、マルチキャスト処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、マ
ルチキャスト通信を行う場合、情報処理装置の接続され
ている通信網がマルチキャスト通信可能なので、送信側
の情報処理装置は、通信網にマルチキャスト・データを
送出するだけで、受信側の情報処理装置で、マルチキャ
スト・データか否かを判別して処理を行う。このため、
情報処理装置がマルチキャスト通信のできない通信網
(例えば電話網)で接続されたシステムには、上記マル
チキャスト方式を適用できないという問題がある。ま
た、マルチキャスト処理手段を持たない受信側の情報処
理装置には、マルチキャスト通信を行うことができない
という問題がある。
【0004】本発明の第一の目的は、親局の情報処理装
置であるホスト・コンピュータに、物理的に別々の公衆
回線あるいは専用回線で、子局の情報処理装置である端
末を複数接続したコンピュータ・システムにおいて、ホ
スト・コンピュータと端末とを接続する通信網がマルチ
キャスト通信不可能であっても、ホスト・コンピュータ
から複数の端末に対して、マルチキャスト通信を行うこ
とである。
【0005】また、本発明の第二の目的は、端末では、
通信網から受信したデータの種別を意識することなく、
任意の複数の端末に対して、マルチキャスト通信を行う
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の手段を設ける。
【0007】一つ、あるいは複数の通信インタフェース
部を有するホスト・コンピュータ、前記通信インタフェ
ース部に接続された多回線通信制御装置及び、前記多回
線通信制御装置に公衆回線あるいは専用回線で接続され
た複数の端末から成るコンピュータ・システムにおい
て、ホスト・コンピュータ内のCPUに次の手段を設け
る。すなわち、前記CPU上で動作する通信処理プログ
ラムからのマルチキャスト処理の指示に対して、コマン
ドにより、ホスト・コンピュータ内の主記憶部上の送信
データの格納先アドレス及び、回線制御モジュールに対
してデータ送信を指示する際の宛先を示す複数のテーブ
ルのうち、使用するテーブルを通信インタフェース部へ
通知する手段を設ける。また、通信インタフェース部
に、次のものを設ける。
【0008】(1) 前記CPUからの指示に対する処理を
行うMPU及び、主記憶部上の送信データを格納するた
めの通信バッファを設ける。
【0009】(2) マルチキャスト・データを送信する端
末を示す情報を、端末が接続されている送信回線毎にパ
ターン化した宛先パターンテーブルを、パターンを変え
て複数設ける。
【0010】(3) ホスト・コンピュータから指定された
宛先パターンテーブルに従って、通信インタフェース部
から該当回線制御モジュールに対してデータ送信を指示
する手段を設ける。
【0011】(4) 通信インタフェース部からのデータ送
信指示に対して、回線制御モジュールが行う終了報告を
通信インタフェース部で受取った際、前記終了報告の受
取済を登録し、終了報告の受取状況を確認するための終
了報告確認テーブルをマルチキャスト処理毎に設ける。
【0012】(5) 前記終了報告確認テーブルにおいて、
終了報告の受取り完了を全て確認したことにより、CP
Uへ該当マルチキャスト処理の終了報告を行う手段を設
ける。
【0013】(6) CPUからマルチキャスト処理の指示
を受取ってから、CPUへのマルチキャスト処理終了報
告が所定時間内に発生するか否かを監視するためのマル
チキャスト処理終了監視タイマを設ける。
【0014】(7) 前記マルチキャスト処理終了監視タイ
マがタイムアウトした際、CPUへのマルチキャスト処
理終了報告時、終了報告確認テーブルにおいて、回線制
御モジュールからの終了報告の受取済が登録されていな
い端末を、CPUへ通知する手段を設ける。
【0015】さらに、多回線通信制御装置内の回線制御
モジュールに、前記通信インタフェース部の通信バッフ
ァからのデータ転送処理終了により、通信インタフェー
ス部へ終了報告を行う手段を設ける。
【0016】
【作用】一つの通信インタフェース部を有するホスト・
コンピュータ、前記通信インタフェース部に接続された
多回線通信制御装置及び、前記多回線通信制御装置に公
衆回線あるいは専用回線で接続された複数の端末から成
るコンピュータ・システムにおいて、端末に対する処理
を司るホスト・コンピュータ内のCPU上で動作する通
信処理プログラムから、複数の端末に同一データを一斉
に送信するマルチキャスト通信の指示があると、前記C
PUは、通信インタフェース部へマルチキャスト処理を
指示するため、マルチキャスト・コマンドを発行する。
【0017】通信インタフェース部は、CPUから発行
されたマルチキャスト・コマンドを受取ると、マルチキ
ャスト処理終了監視タイマを作動させる。つぎに、前記
通信インタフェース部は、前記コマンドにより通知され
たホスト・コンピュータ内の主記憶部上の格納先アドレ
スから、通信インタフェース部内の通信バッファにマル
チキャスト・データを取込む。そして、ホスト・コンピ
ュータから指定された宛先パターンテーブルに従って、
マルチキャスト・データを送信する端末が接続されてい
る多回線通信制御装置内の回線制御モジュールに対し
て、データ送信を指示する。
【0018】多回線通信制御装置内の回線制御モジュー
ルは、通信インタフェース部からのデータ送信の指示を
受取ると、通信インタフェース部の通信バッファから回
線制御モジュール内の通信バッファに送信データを取込
み、取込み完了後、通信インタフェース部へ終了報告を
行う。そして、回線制御モジュールは、該当端末に対し
てマルチキャスト・データを送信する。
【0019】通信インタフェース部は、回線制御モジュ
ールから終了報告を受取ると、該当端末からの終了報告
受取済を終了報告確認テーブルに登録する。そして、通
信インタフェース部は、マルチキャスト・データを送信
する各々の端末について、回線制御モジュールからの終
了報告を受取ると、マルチキャスト処理終了監視タイマ
を停止させ、CPUへ該当マルチキャスト処理の終了を
報告する。ここで、通信インタフェース部において、所
定時間内に回線制御モジュールからの終了報告を全て受
取ることができず、マルチキャスト処理終了監視タイマ
がタイムアウトした場合、該当マルチキャスト処理を打
切り、CPUへ該当マルチキャスト処理終了を報告す
る。この時、通信インタフェース部は、終了報告確認テ
ーブルから終了報告受取済が登録されていない端末を検
出し、該当端末をCPUへ報告する。
【0020】このようにして、ホスト・コンピュータの
CPUにおいて、マルチキャスト処理を一回指示し、マ
ルチキャスト処理の終了報告を一回受取ることで、ホス
ト・コンピュータから複数の端末へマルチキャスト通信
を行うことができる。また、マルチキャスト処理時のデ
ータ転送によるホスト・コンピュータ・バスの使用は、
主記憶部から通信インタフェース部の通信バッファへの
一回で済ませることができる。
【0021】また、複数の通信インタフェース部を有す
るホスト・コンピュータを構成要素に持つコンピュータ
・システムにおいて、CPU上で動作する通信処理プロ
グラムからマルチキャスト通信の指示があると、前記C
PUは、通信インタフェース部単位にマルチキャスト・
コマンドを発行して、各々の通信インタフェース部に対
してマルチキャスト処理を指示する。そして、前記マル
チキャスト・コマンドを受取った通信インタフェース
部、及び前記通信インタフェース部に接続される多回線
通信制御装置は、前述したホスト・コンピュータ内の通
信インタフェース部が一つの場合のコンピュータ・シス
テムにおける通信インタフェース部、及び多回線通信制
御装置と同様の処理を行う。そして、CPUでは、マル
チキャスト・コマンドを受取った全ての通信インタフェ
ース部から、マルチキャスト処理の終了報告を受取る
と、該当マルチキャスト処理を終了する。
【0022】このようにして、ホスト・コンピュータ内
に複数の通信インタフェース部を有する大規模なコンピ
ュータ・システムにおいても、通信インタフェース部単
位に、マルチキャスト・コマンドを一回発行し、マルチ
キャスト処理の終了報告を一回受取ることで、一連のマ
ルチキャスト処理を行うことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0024】図1は、本発明の第一の実施例に係わるコ
ンピュータ・システムの構成を示したものである。前記
コンピュータ・システムは、大別して、利用者にサービ
スを提供するホスト・コンピュータ100、利用者の端末1
17-a,117-b,117-c,117-d、前記各端末117-a,117-b,117-
c,117-dが接続される公衆通信網(あるいは専用通信
網)116、及び前記ホスト・コンピュータ100と各端末11
7-a,117-b,117-c,117-dとの間の通信制御を行う多回線
通信制御装置110の構成要素から成る。また、ホスト・
コンピュータ100は、次の構成要素から成る。CPU101
は、各端末117-a,117-b,117-c,117-dへの通信処理等を
行う。主記憶部102は、送信データを格納するための通
信バッファ103を有し、前記CPU101とコンピュータ・
バス104で接続される。通信インタフェース部105は、内
部にMPU106及び通信バッファ107を備え、前記コンピ
ュータ・バス104に接続される。ここで、前記MPU106
は、CPU101からのデータ通信指示コマンドに対する
処理、主記憶部102の通信バッファ103から通信インタフ
ェース105の通信バッファ107へのデータ転送等の処理を
行う。さらに、通信インタフェース部105は、複数の宛
先パターンテーブル108及び終了報告確認テーブル109を
有する。前記宛先パターンテーブル108は、マルチキャ
スト通信を行う際、通信インタフェース部105がデータ
を送信する端末を判別するためのものである。また、前
記終了報告確認テーブル109は、マルチキャスト・デー
タを送信する各端末117-a,117-b,117-c,117-dについ
て、各回線制御モジュール113-a,113-b,113-cからの終
了報告を全て受取ったか否かを確認するためのものであ
る。そして、多回線通信制御装置110は次の構成要素か
ら成る。コンピュータ・インタフェース・モジュール11
1は、通信インタフェース部105に接続される。回線制御
モジュール113-a,113-b,113-cは、各々内部にMPU114
-a及び通信バッファ115-a、MPU114-b及び通信バッフ
ァ115-b、MPU114-c及び通信バッファ115-cを備え、
内部バス112で前記コンピュータ・インタフェース・モ
ジュール111と接続される。ここで、前記各MPU114-
a,114-b,114-cは、通信インタフェース部105からのデー
タ送信指示に対する処理、通信インタフェース部105内
の通信バッファ107からのデータ転送及び端末へのデー
タ送信等の処理を行う。そして、各回線制御モジュール
113-a,113-b,113-cは、公衆通信網(あるいは専用通信
網)116に接続された各端末117-a,117-b,117-c,117-dと
の回線制御を行う。
【0025】図2は、前記コンピュータ・システムにお
いて、マルチキャスト通信を行う際の概略手順を示した
ものである。マルチキャスト通信を行う際、ホスト・コ
ンピュータ100内のCPU101は、コマンド200により通
信インタフェース部105へマルチキャスト処理を指示す
る。そして、前記通信インタフェース部105は、前記マ
ルチキャスト処理の指示を受けると、データ送信指示処
理201が作動する。すなわち、ホスト・コンピュータ100
内の主記憶部102から通信バッファ107へマルチキャスト
・データの転送を行い、マルチキャスト通信の対象であ
る端末が接続されている多回線通信制御装置110内の各
回線制御モジュール113-a,113-b,113-cへ、データ送信
を指示する。そして、前記各回線制御モジュール113-a,
113-b,113-cは、データ送信の指示を受けると、通信イ
ンタフェース部105内の通信バッファ107からデータ転送
を行い、公衆通信網(あるいは専用通信網)116に接続
される各該当端末117-a,117-b,117-c,117-dへマルチキ
ャスト・データを送信する。また、前記各回線制御モジ
ュール113-a,113-b,113-cは、通信バッファ107からデー
タを取込み終えると、通信インタフェース部105へ終了
報告を行う。そして、通信インタフェース部105は、終
了報告受取処理202により、前記各回線制御モジュール1
13-a,113-b,113-cからの終了報告の受取処理を行い、C
PU101へマルチキャスト処理の終了報告を行う。ま
た、通信インタフェース部105でのマルチキャスト処理
の監視タイマ204のタイムアウトにより、マルチキャス
ト・タイムアウト処理203が作動する。
【0026】図3は、CPU101上で動作する通信プロ
グラムから通信処理の指示があった際、CPU101が通
信インタフェース部105へ発行するコマンド200のフォー
マットを示したものである。前記コマンド200は、次の
構成要素を持つ。コマンド・コード301は、CPU101が
発行したコマンドの種別を表す。前記コマンド・コード
301がマルチキャストを表すコードの場合、そのコマン
ドは、マルチキャスト・コマンドである。格納先アドレ
ス302は、送信データが格納されている主記憶部102上の
先頭アドレスを示す。また、転送量303は、主記憶部102
から通信バッファ107へ転送する送信データの転送量を
示す。そして、使用テーブル番号304は、通信インタフ
ェース部105が、回線制御モジュールにデータ送信を指
示する際に参照する宛先パターンテーブルの番号を示
す。
【0027】図4は、通信インタフェース部105におい
て、回線制御モジュールにデータ送信を指示する際に参
照する宛先パターンテーブル108の構成を示したもので
ある。前記宛先パターンテーブル108は、次の構成要素
を持つ。回線制御モジュール番号400は、多回線通信制
御装置110内の全ての回線制御モジュール113-a,113-b,1
13-cに、順次割付けた番号を表す。また、端末番号401
は、各回線制御モジュール113-a,113-b,113-c毎に接続
される端末に順次割付けた番号を表す。前記宛先パター
ンテーブル108では、各回線制御モジュール番号400の端
末番号401毎に、マルチキャスト・データ送信の有効、
無効をそれぞれ1、0で表す。
【0028】図5は、通信インタフェース部105におい
て、各回線制御モジュール113-a,113-b,113-cからの終
了報告を受取った際、該当端末からの終了報告受取済を
登録する終了報告確認テーブル109の構成を示したもの
である。前記終了報告確認テーブル109は、次の構成要
素を持つ。回線制御モジュール番号500は、多回線通信
制御装置110内の全ての回線制御モジュール113-a,113-
b,113-cに、順次割付けた番号を表す。また、端末番号5
01は、各回線制御モジュール113-a,113-b,113-c毎に接
続される端末に順次割付けた番号を表す。データ送信指
示発行総数502は、該当宛先パターンテーブル108におけ
るマルチキャスト・データを送信する端末の総数を表
す。終了報告受取確認カウンタ503は、各回線制御モジ
ュール113-a,113-b,113-cから終了報告を受取った数を
表し、終了報告受取時に値を1増加する。前記終了報告
確認テーブル109では、各回線制御モジュール113-a,113
-b,113-cからの終了報告受取済として、該当端末の1を
0に書き替える。
【0029】図6は、マルチキャスト通信を行う際、通
信インタフェース部105でのマルチキャスト処理600のソ
フトウェア構成を示したものである。前記マルチキャス
ト処理600は、データ送信指示処理201、終了報告受取処
理202、及びマルチキャスト・タイムアウト処理203から
成る。データ送信指示処理201は、ホスト・コンピュー
タ100内のCPU101からマルチキャスト・コマンドを受
取ったことにより、マルチキャスト・データを送信する
端末を示した宛先パターンテーブル108に従って、該当
端末が接続されている多回線通信制御装置110内の各回
線制御モジュール113-a,113-b,113-cに対して、データ
送信を指示する処理である。また、終了報告受取処理20
2は、マルチキャスト・データを送信する端末につい
て、各回線制御モジュール113-a,113-b,113-cからの終
了報告を全て受取ったことにより、CPU101へ該当マ
ルチキャスト処理の終了を報告する処理である。そし
て、マルチキャスト・タイムアウト処理203は、CPU1
01が発行したマルチキャスト・コマンドの処理終了を監
視するマルチキャスト処理終了監視タイマ204のタイム
アウトにより、該当マルチキャスト処理を打切り、CP
U101へ終了報告する処理である。 以下、図7、図
8、図9及び図10を用いて、本発明の第一の実施例に
おけるマルチキャスト処理手順の流れを説明する。
【0030】図7は、マルチキャスト通信を行う際、C
PU101において、通信インタフェース部105へコマンド
200によりマルチキャスト処理を指示し、前記通信イン
タフェース部105からマルチキャスト処理の終了報告を
受取ったことにより、該当マルチキャスト処理を終了す
るまでの処理フローを示したものである。
【0031】ホスト・コンピュータ100内のCPU101上
で動作する通信処理プログラムからマルチキャスト通信
の指示があると、前記CPU101は、通信インタフェー
ス部105にマルチキャスト処理を指示するためにマルチ
キャスト・コマンドを発行する(700)。そして、通信イ
ンタフェース部105から該当マルチキャスト処理の終了
報告を受取ったか否かを判定し(701)、前記通信インタ
フェース部105からマルチキャスト処理の終了報告を待
つ。そして、通信インタフェース部105からマルチキャ
スト処理の終了報告を受取ると、前記CPU101は、該
当マルチキャスト処理を終了する。
【0032】図8は、通信インタフェース部105におけ
るデータ送信指示処理201のフローチャートを示したも
のである。
【0033】ホスト・コンピュータ100内のCPU101か
らコマンド200が発行されると、通信インタフェース部1
05では、データ送信指示処理201が動作を開始する。
【0034】前記通信インタフェース部105では、前記
CPU101からコマンド200を受取ると(800)、コマンド
の内容を解析し(801)、コマンド・コード301がマルチキ
ャストか否かを判別する(802)。コマンド・コード301が
マルチキャストでない場合は、該当コマンド処理へ処理
を引渡し(803)、本処理を終了する。コマンド・コード3
01がマルチキャストの場合、すなわち、前記コマンド20
0がマルチキャスト・コマンドの場合、各回線制御モジ
ュール113-a,113-b,113-cからの終了報告を確認するた
めに、前記コマンド200の使用テーブル番号304で指定さ
れた宛先パターンテーブル108を、終了報告確認テーブ
ル109にコピーする(804)。そして、前記コマンド200の
格納先アドレス302で示された主記憶部102の通信バッフ
ァ103上のアドレスから、マルチキャスト・データを通
信インタフェース部105内の通信バッファ107に、転送量
303で示された転送量分データ転送する(805)。つぎに、
前記CPU101からのマルチキャスト処理指示に対する
終了報告が、所定時間内に発生するか否かを監視するた
め、マルチキャスト処理終了監視タイマ204を動作させ
る(806)。つぎに、前記宛先パターンテーブル108からマ
ルチキャスト・データを送信する端末を検出し(807)、
前記検出した端末が接続されている回線制御モジュール
にデータ送信を指示する(808)。そして、前記宛先パタ
ーンテーブル108において、前記マルチキャスト・デー
タを送信する端末全てについて、該当回線制御モジュー
ルへデータ送信の指示が完了したか否かを判別し(80
9)、未完了の場合はデータ送信指示発行の処理を継続
し、完了した場合は本処理を終了する。
【0035】このように、CPU101からマルチキャス
ト・コマンドを受取ると、通信インタフェース部105
は、主記憶部102からマルチキャスト・データを取込
み、宛先パターンテーブル108の内容に従って、データ
送信端末が接続される各回線制御モジュール113-a,113-
b,113-cへデータ送信を指示する。
【0036】そして、データ送信の指示を受けた各回線
制御モジュール113-a,113-b,113-cは、通信インタフェ
ース部105の通信バッファ107からマルチキャスト・デー
タを取込み、前記通信インタフェース部105へ終了報告
を行う。そして、該当端末へデータを送信する。
【0037】図9は、通信インタフェース部105におけ
る終了報告受取処理202のフローチャートを示したもの
である。
【0038】多回線通信制御装置110内の各回線制御モ
ジュール113-a,113-b,113-cは、通信インタフェース部1
05の通信バッファ107から、送信データを各々の通信バ
ッファ115-a,115-b,115-cへ転送完了すると、通信イン
タフェース部105に対して終了報告を行う。そして、通
信インタフェース部105では、終了報告受取処理202が動
作を開始する。
【0039】前記通信インタフェース部105では、各回
線制御モジュール113-a,113-b,113-cからの終了報告を
受取ると(900)、終了報告確認テーブル109において、受
取った該当端末の1を0にして受取済を登録する(90
1)。そして、前記終了報告確認テーブル109の終了報告
受取確認カウンタ503を1増加する(902)。つぎに、前記
終了報告確認テーブル109内のデータ送信指示発行総数5
02と、終了報告受取確認カウンタ503の値が等しいか否
かを判定する(903)。前記判定の結果、等しい場合は、
マルチキャスト・データを送信した全ての端末につい
て、該当回線制御モジュールから終了報告を受取ったこ
とになり、マルチキャスト処理終了監視タイマ204を停
止する(904)。そして、該当マルチキャスト処理の終了
をホスト・コンピュータ100内のCPU101に報告する(9
05)。前記判定の結果が等しくない場合、該当マルチキ
ャスト処理は未終了であり、本処理を終了する。
【0040】このように、通信インタフェース部105で
は、多回線通信制御装置110内の各回線制御モジュール1
13-a,113-b,113-cから送出された終了報告を受取ると、
終了報告確認テーブル109における該当端末について受
取済を登録する。そして、マルチキャスト・データを送
信した全ての端末について、該当回線制御モジュールか
ら終了報告を受取完了すると、CPU101へ該当マルチ
キャスト処理の終了を報告する。
【0041】図10は、マルチキャスト処理時に、マル
チキャスト処理終了監視タイマ204がタイムアウトした
際、通信インタフェース部105において動作するマルチ
キャスト・タイムアウト処理203のフローチャートを示
したものである。
【0042】通信インタフェース部105がデータ送信を
指示した各回線制御モジュール113-a,113-b,113-cから
の終了報告を、通信インタフェース部105が全て受取る
前に、所定のマルチキャスト処理時間が経過すると、マ
ルチキャスト処理終了監視タイマ204はタイムアウトす
る。前記マルチキャスト処理終了監視タイマ204のタイ
ムアウトにより、マルチキャスト・タイムアウト処理20
3が動作を開始する。
【0043】通信インタフェース部105では、終了報告
確認テーブル109において、回線制御モジュールからの
終了報告の受取済が登録されていない端末、すなわち、
前記終了報告確認テーブル109において1が記されてい
る端末を検出し(1000)、該当端末を異常終了と見なし、
処理を打ち切る(1001)。そして、前記終了報告確認テー
ブル109の内容をCPU101へ通知し、マルチキャスト処
理終了の報告をする(1002)。
【0044】このように、通信インタフェース部105で
は、所定マルチキャスト処理時間内に、各回線制御モジ
ュール113-a,113-b,113-cからの終了報告を全て受取る
ことができなかった場合、マルチキャスト処理の経過時
間を監視する監視タイマ204のタイムアウトにより、マ
ルチキャスト処理を強制終了する。そして、通信インタ
フェース部105は、CPU101に該当マルチキャスト処理
の終了報告を行い、同時に、回線制御モジュールからの
終了報告受取済が未登録の端末を、異常終了端末として
CPU101に報告する。
【0045】本実施例によれば、ホスト・コンピュータ
内のCPUから任意の複数の端末へ同一データを一斉に
送信する際、CPUからはコマンドによりマルチキャス
ト処理の指示を一回行い、さらに、CPUへの終了報告
を一回行うことで、一連のマルチキャスト処理を実現で
きるので、マルチキャスト時のCPUに対する通信処理
負荷の低減が図れる。また、ホスト・コンピュータ内の
主記憶部からのマルチキャスト・データの転送によるバ
スの使用は一回だけなので、マルチキャスト通信時のデ
ータ転送によるコンピュータ・バスの負荷を低減するこ
とができる。さらに、主記憶部の通信バッファに記憶す
るマルチキャスト・データは、一端末分のデータで済む
ので、マルチキャスト・データによる主記憶部の容量を
削減することができる。
【0046】また、本実施例では、上位と下位のモジュ
ール間のデータ転送は、上位モジュールが下位モジュー
ルに対してデータを送信するのではなく、上位モジュー
ルが下位モジュールに対して起動をかけることで、下位
モジュールが上位モジュールからデータを取込む。この
ため、送信データを必要とする下位モジュールに対する
上位モジュールにおいて、データ転送処理の負荷を低減
することができる。
【0047】次に、図11及び図12を用いて、第二の
実施例について説明する。
【0048】図11は、本発明の第二の実施例に係わる
コンピュータ・システムの構成を示したものである。前
記コンピュータ・システムが第一の実施例のコンピュー
タ・システムと異なる点は、利用者にサービスを提供す
るホスト・コンピュータ1100において、複数の通信イン
タフェース部105,1105-a,1105-bを備え、各通信インタ
フェース部毎に多回線通信制御装置110,1110-a,1110-b
が接続されることである。また、前記ホスト・コンピュ
ータ1100のCPU1101は、全ての通信インタフェース部
を対象として通信処理を行う。そして、各通信インタフ
ェース部105,1105-a,1105-b、及び各多回線通信制御装
置110,1110-a,1110-bの構成要素は、それぞれ第一の実
施例の場合と同様である。そして、各多回線通信制御装
置110,1110-a,1110-bは、公衆通信網(あるいは専用通
信網)116に接続され、各端末117-a,117-b,117-c,117-d
との回線制御を行う。
【0049】以下、図12を用いて、本発明の第二の実
施例におけるマルチキャスト処理手順の流れを説明す
る。
【0050】図12は、マルチキャスト通信を行う際、
CPU1101において、各通信インタフェース部105,1105
-a,1105-bにマルチキャスト処理を指示し、前記各通信
インタフェース部105,1105-a,1105-bからマルチキャス
ト処理終了報告を全て受取ったことにより、該当マルチ
キャスト処理を終了するまでの処理フローを示したもの
である。
【0051】ホスト・コンピュータ1100内のCPU1101
上で動作する通信処理プログラムからマルチキャスト通
信の指示があると、前記CPU1001は、通信インタフェ
ース部105にマルチキャスト・コマンドを発行する(120
0)。次に、通信インタフェース部1105-aにマルチキャス
ト・コマンドを発行し(1201)、順次該当する通信インタ
フェース部にマルチキャスト・コマンドを発行する。そ
して、最後の通信インタフェース部1105-bにマルチキャ
スト・コマンドを発行する(1202)。全ての該当通信イン
タフェース部へマルチキャスト・コマンドを発行し終え
ると、前記CPU1101は、該当通信インタフェース部か
らマルチキャスト処理の終了報告を受取ったか否かを判
定し(1203)、該当通信インタフェース部からマルチキャ
スト処理の終了報告を待つ。該当通信インタフェース部
からマルチキャスト処理の終了報告を受取ると、次の該
当通信インタフェース部からマルチキャスト処理の終了
報告を受取ったか否かを判定し(1204)、次の該当通信イ
ンタフェース部からマルチキャスト処理の終了報告を待
つ。そして、繰返し該当通信インタフェース部からのマ
ルチキャスト処理終了報告の受取処理を行い、最後の該
当通信インタフェース部からマルチキャスト処理の終了
報告を受取ったか否かを判定する(1205)。最後の該当通
信インタフェース部からマルチキャスト処理の終了報告
を受取ると、前記CPU1101は該当マルチキャスト処
理を終了する。
【0052】ここで、CPU1101からマルチキャスト・
コマンドを受取った各通信インタフェース部105,1105-
a,1105-b、及び前記各通信インタフェース部105,1105-
a,1105-bにそれぞれ接続される多回線通信制御装置110,
1110-a,1110-bは、各々、第一の実施例における通信イ
ンタフェース部105及び多回線通信制御装置110と同様の
処理を行う。
【0053】本実施例によれば、ホスト・コンピュータ
内に通信インタフェース部を複数有する大規模なコンピ
ュータ・システムにおいても、マルチキャスト通信を行
う際、通信インタフェース部単位に、CPUからのマル
チキャスト処理指示及びCPUへの終了報告を一回行う
ことで、一連のマルチキャスト処理を実現できる。この
ため、マルチキャスト通信時のCPUに対する通信処理
負荷の低減が図れる。
【0054】さらに、図13及び図14を用いて、第三
の実施例を説明する。
【0055】図13は、本発明の第三の実施例に係わる
コンピュータ・システムの構成を示したものである。前
記コンピュータ・システムは、第一の実施例の場合と同
様、ホスト・コンピュータ100、多回線通信制御装置11
0、公衆通信網(あるいは専用通信網)116、及び端末11
7-a,117-b,117-c,117-dの構成要素から成る。第三の実
施例のコンピュータ・システムと第一の実施例のコンピ
ュータ・システムとの違いは、多回線通信制御装置110
内のコンピュータ・インタフェース・モジュール1300の
内部構成、及びホスト・コンピュータ100内の通信イン
タフェース部1305の処理にある。前記コンピュータ・イ
ンタフェース・モジュール1300は、MPU1301及び通信
バッファ1302を備え、さらに、宛先パターンテーブル10
8及び終了報告確認テーブル109を有する。前記MPU13
01は、CPU101からのデータ通信指示コマンドに対す
る処理、主記憶部102から通信バッファ1302へのデータ
転送等の処理を行う。また、前記コンピュータ・インタ
フェース・モジュール1300と接続する通信インタフェー
ス部1305は、CPU101からのデータ通信指示コマンド
及び主記憶部102からの転送データを、そのまま前記コ
ンピュータ・インタフェース・モジュール1300へ渡す。
【0056】図14は、第三の実施例のコンピュータ・
システムにおいて、マルチキャスト通信を行う際の概略
手順を示したものである。
【0057】マルチキャスト通信を行う際、ホスト・コ
ンピュータ100内のCPU101は、多回線通信制御装置11
0内のコンピュータ・インタフェース・モジュール1300
へマルチキャスト・コマンドの発行を行う。そして、マ
ルチキャスト処理600のデータ送信指示処理201、終了報
告受取処理202、及びマルチキャスト・タイムアウト処
理203を前記コンピュータ・インタフェース・モジュー
ル1300において行う。この時、通信インタフェース部13
05は、CPU101とコンピュータ・インタフェース・モ
ジュール1300間の情報の授受に関して何の処理を行わ
ず、そのまま情報を引き渡す。そして、前記CPU101
は、コンピュータ・インタフェース・モジュール1300か
らマルチキャスト処理の終了報告を受取ることにより、
該当マルチキャスト処理を終了する。
【0058】また、第二の実施例のコンピュータ・シス
テムにおける多回線通信制御装置内のコンピュータ・イ
ンタフェース・モジュールが、第三の実施例のコンピュ
ータ・システムにおける多回線通信制御装置内のコンピ
ュータ・インタフェース・モジュール1300の場合のマル
チキャスト通信の概略手順についても、多回線通信制御
装置単位では、前述した処理手順と同様である。
【0059】本実施例によれば、コンピュータ・システ
ムにおいて、多回線通信制御装置内の回線制御モジュー
ルを増設した場合、マルチキャスト処理に関する変更
は、多回線通信制御装置内部のみで済む。すなわち、ホ
スト・コンピュータの内部に何ら手を加えることなく、
ホスト・コンピュータに公衆回線等で接続された任意の
複数の端末に対して、マルチキャスト通信を行うことが
できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、ホスト・コンピュータ
に多回線通信制御装置を介して、複数の端末が物理的に
互いに別々の公衆回線あるいは専用回線で接続されたコ
ンピュータ・システムにおいて、端末が接続されている
通信網がマルチキャスト通信不可能な場合でも、端末に
対して、同一データを一斉に送信するマルチキャスト通
信を実現できる。また、端末では、ホスト・コンピュー
タからの送信データが、マルチキャスト・データか自分
宛のデータかを判別することなく、通信網から受信した
データは、全て自分宛のデータとして処理できる。これ
により、特別な手段を持った端末を必要とせず、一般的
な端末でシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるコンピュータ・シス
テムの構成を示した図である。
【図2】第一の実施例に係わるマルチキャスト処理の概
略手順を示した図である。
【図3】CPUが通信インタフェース部へ発行するコマ
ンドのフォーマットを示した図である。
【図4】通信インタフェース部において、回線制御モジ
ュールへデータ送信を指示する際に参照する宛先パター
ンテーブルの構成を示した図である。
【図5】通信インタフェース部において、回線制御モジ
ュールから終了報告を受取った際、該当端末からの終了
報告受取済を登録する終了報告確認テーブルの構成を示
した図である。
【図6】マルチキャスト通信を行う際のマルチキャスト
処理のソフトウェア構成を示した図である。
【図7】本発明の第一の実施例に係わるコンピュータ・
システムのCPUにおいて、マルチキャスト処理を指示
してから該当マルチキャスト処理終了までの処理フロー
チャートを示した図である。
【図8】通信インタフェース部において動作するデータ
送信指示処理のフローチャートを示した図である。
【図9】通信インタフェース部において動作する終了報
告受取処理のフローチャートを示した図である。
【図10】通信インタフェース部において動作するタイ
ムアウト処理のフローチャートを示した図である。
【図11】本発明の第二の実施例に係わるコンピュータ
・システムの構成を示した図である。
【図12】本発明の第二の実施例に係わるコンピュータ
・システムのCPUにおいて、マルチキャスト処理を指
示してから該当マルチキャスト処理終了までの処理フロ
ーチャートを示した図である。
【図13】第三の実施例に係わるコンピュータ・システ
ムの構成を示した図である。
【図14】第三の実施例に係わるコンピュータ・システ
ムにおけるマルチキャスト処理の概略手順を示した図で
ある。
【符号の説明】
100・・・ホスト・コンピュータ、 101・・・CPU、 105・・・通信インタフェース部、 106・・・MPU、 107・・・通信バッファ、 108・・・宛先パターンテーブル、 109・・・終了報告確認テーブル、 110・・・多回線通信制御装置、 113−a,113−b,113−c・・・回線制御モジ
ュール、 200・・・コマンド、 201・・・データ送信指示処理、 202・・・終了報告受取処理、 203・・・マルチキャスト・タイムアウト処理、 1300・・・コンピュータ・インタフェース・モジュー
ル。
フロントページの続き (72)発明者 幡野 富久 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニ クス機器開発研究所内 (72)発明者 山口 彰二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号株 式会社日立製作所大みか工場内 (56)参考文献 特開 昭63−151240(JP,A) 特開 平2−134944(JP,A) 特開 平2−116256(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPU、主記憶部、及び一つの通信インタ
    フェース部から構成されるホスト・コンピュータと、ホ
    スト・コンピュータからの指示に対する処理を行うMP
    U(Micro Processing Unit)及び送信データを一時格
    納するための通信バッファを備え、前記通信インタフェ
    ース部に接続される回線制御モジュールを、複数有する
    多回線通信制御装置と、前記多回線通信制御装置とは、
    物理的に互いに別々の公衆回線あるいは専用回線で接続
    された複数の端末とから構成され、さらに、データ送信
    指示を受ける部位には、指示発行元の通信バッファから
    データを取込む手段を備えたコンピュータ・システムに
    おいて、前記ホスト・コンピュータから多回線通信制御
    装置を介して、複数の端末(端末群)に同一データを一
    斉に送信するマルチキャスト通信を行う際、前記通信イ
    ンタフェース部に対して、コマンドでマルチキャスト処
    理を一回指示する手段をCPUに設け、さらに、CPU
    からの指示に対する処理を行うMPUと、前記主記憶部
    上の送信データを一時格納するための通信バッファと、
    マルチキャスト・データを送信する端末が接続されてい
    る回線制御モジュールに対して、データ送信を指示する
    際の宛先を示すテーブル及び、前記テーブルに従って、
    該当回線制御モジュールに対してデータ送信を指示する
    手段とを通信インタフェース部に設けたことを特徴とす
    る高効率マルチキャスト方式。
  2. 【請求項2】データ送信指示を受ける部位に、指示発行
    元へデータ送信指示に対する終了報告を行う手段を備え
    たコンピュータ・システムにおいて、マルチキャスト通
    信時に、通信インタフェース部からのデータ送信指示に
    対して回線制御モジュールが行う終了報告を、通信イン
    タフェース部で受け取ったことを確認するためのテーブ
    ルと、前記テーブルにおいて、回線制御モジュールから
    の終了報告の受取完了を全て確認したことにより、ホス
    ト・コンピュータのCPUへマルチキャスト処理終了報
    告を行う手段と、通信インタフェース部が前記CPUか
    らマルチキャスト処理の指示を受取ってから、所定時間
    内にCPUへマルチキャスト処理の終了報告を行うか否
    かを監視するためのタイマ、及び前記タイマがタイムア
    ウトした際、前記テーブルにおいて、終了報告の受取り
    が未完了の端末をCPUへ通知する手段とを通信インタ
    フェース部に設けたことを特徴とする請求項1記載の高
    効率マルチキャスト方式。
  3. 【請求項3】前記ホスト・コンピュータには、複数の通
    信インタフェース部を構成要素として持つことを特徴と
    する請求項1記載の高効率マルチキャスト方式。
  4. 【請求項4】前記多回線通信制御装置には、ホスト・コ
    ンピュータのCPUからの指示に対する処理を行うMP
    U及び、ホスト・コンピュータの主記憶部上の送信デー
    タを一時格納するための通信バッファを備えるコンピュ
    ータ・インタフェース・モジュールを構成要素として持
    ち、マルチキャスト通信を行う際、請求項1のデータ送
    信指示の配信処理を前記コンピュータ・インタフェース
    ・モジュールにて行うことを特徴とする請求項1記載の
    高効率マルチキャスト方式。
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