JP2841805B2 - カラオケ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はカラオケ装置に関し、更に詳細には予約機能
を持つカラオケ装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、予約機能付きカラオケ装置においては、予約さ
れた曲がすべて演奏されると、表示が変化しなくなる
か、BGM等に切り換わっていた。そしてこのことによ
り、客は予約曲が無いことを知っていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、予約最後の曲の演奏終了後にのみ、演
奏が終了したことが知られるのでは、演奏が途切れてし
まう。更に曲の演奏の間に他の画面を表示するような場
合には、現在、カラオケ曲の予約が可能であるかどうか
を判断することが困難である、というような問題点もあ
った。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされた
ものであり、予約曲がないという情報を予め利用者に知
らせることにより、曲の演奏が途切れることの無いカラ
オケ装置を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するために請求項１に係る発明のカラ
オケ装置は、演奏曲のデータを記憶した記憶手段と、演
奏曲の歌詞等の映像情報を表示する表示手段と、演奏曲
の演奏データを再生する再生手段と、演奏曲を予約する
情報を入力する入力手段とから成るカラオケ装置におい
て、予約曲の曲数をカウントするカウント手段と、カウ
ント手段のカウント値が０になったか否かを判断する第
１の判断手段と、第１の判断手段が、カウント値が０に
なったと判断したときに、あらかじめ記憶されたメッセ
ージを表示手段に表示させる制御手段とを備えている。

また、請求項２に係る本発明のカラオケ承知では、演
奏曲のデータを記憶した記憶手段と、演奏曲の歌詞等の
映像情報を表示する表示手段と、演奏曲の演奏データを
再生する再生手段と、演奏曲を予約する情報を入力する
入力手段とから成るカラオケ装置において、予約曲の曲
数をカウントするカウント手段と、カウント手段のカウ
ント値が１になったか否かを判断する第２の判断手段
と、第２の判断手段のカウント値が１になったとと判断
したときに、あらかじめ記憶されたメッセージを表示手
段に表示させる制御手段とを備えている。

［作用］ 上記の構成を有する請求項１に係る発明のカラオケ装
置においては、予約曲の曲数がカウント手段によりカウ
ントされ、再生手段による演奏データの再生が進み、カ
ウント手段のカウント値が０になったと第１の判断手段
が判断すると、あらかじめ記憶されたメッセージを制御
手段が表示手段に表示させる。

また、請求項２に係る発明のカラオケ装置において
は、予約曲の曲数がカウント手段によりカウントされ、
再生手段による演奏データの再生が進みカウント手段の
カウント値が１になったと第２の判断手段が判断手段す
ると、制御手段が、あらかじめ記憶されたメッセージを
表示手段に表示させる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して
説明する。

最初に第１図を参照して本実施例のカラオケ装置の構
成を説明する。

制御手段としての制御装置２には曲データを保存して
いる記憶装置１と、曲の予約を行なう操作部３と、曲デ
ータのうち歌詞等の映像情報を再生して、モニタ７に表
示する映像再生装置４と、演奏データを再生して、マイ
ク６からの入力と合成しスピーカ８に出力する音声再生
装置５とがそれぞれ接続されている。また記憶装置１は
予約曲の曲数を記憶する記憶カウンタ部1aを有する。

次に第４図、第５図のフローチャートを用いて作用を
説明する。

まず第５図のフローチャートを用いて予約処理につい
て説明する。ステップS1（以下、単にS1とし、他のステ
ップについても同様とする）において予約曲の入力があ
るまで待機する。予約曲の入力があるとS2において入力
処理が行われ、S3において予約カウンタ部1aにおける予
約曲数が一つ追加される（この時Ｉは予約曲の数を表
す）。以下、この処理を繰り返す。

次に第４図のフローチャートを用いて予約曲数表示の
処理について説明する。通常のカラオケ操作による演奏
が終了すると、操作部３より予約された曲のリストよ
り、次に演奏する曲を調べる（S4）。S5においてＩ＝
０、つまり予約曲が無いと判断されれば、モニタ７にお
いて第３図に示すような表示がされる（S6）。

S7においてＩ＝１、つまり予約曲が１曲であると判断
されると、モニタ７において第２図のように表示される
（S8）。そして曲の演奏にはいる（S9）。演奏が終了す
ると、再び以上の処理を繰り返す。

以上、詳述したことから明らかなように本実施例のカ
ラオケ装置においては、予約された最後の曲の演奏前
と、曲が予約されていない時、それぞれその旨がモニタ
７に表示されるので、操作者は、その表示を見ることに
よって、曲の演奏が途切れることがないように、予約操
作を円滑に行うことができる。

本発明は以上詳述したように実施例に限定されるもの
ではなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加えることができる。

例えば、本実施例においては、予約された最後の曲が
演奏される前と、予約曲がなくなった時に、その情報を
表示しているが、更にわかりやすいように、表示を点滅
させることもできる。

又、表示とともに音を出力させてもよい。

［発明の効果］ 以上、詳述したことから明らかなように本発明のカラ
オケ装置においては、予約手段に予約された最後の曲の
演奏前と、前記予約手段に曲が予約されていない時、そ
れぞれその旨を表示手段に表示させることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図から第５図までは本発明を具体化した一実施例を
示すもので、第１図は本実施例のカラオケ装置の構成を
示すブロック図、第２図は予約曲が１曲の場合の表示例
を示す説明図、第３図は予約曲なしの場合の表示例を示
す説明図、第４図は処理手順を示すフローチャート、第
５図は予約処理手順を示すフローチャートである。 図中、１は記憶装置、３は操作部、７はモニタである。

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】演奏曲のデータを記憶した記憶手段（１）
   と、演奏曲の歌詞等の映像情報を表示する表示手段（4,
   7）と、演奏曲の演奏データを再生する再生手段（5,8）
   と、演奏曲を予約する情報を入力する入力手段（３）と
   から成るカラオケ装置において、 予約曲の曲数をカウントするカウント手段（1a）と、 カウント手段（1a）に記憶されたカウント値が０になっ
   たか否かを判断する第１の判断手段（２）と、 第１の判断手段（２）が、カウント値が０になったと判
   断したときに、あらかじめ記憶されたメッセージを表示
   手段（4,7）に表示させる制御手段（２）と を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
2. 【請求項２】演奏曲のデータを記憶した記憶手段（１）
   と、演奏曲の歌詞等の映像情報を表示する表示手段（4,
   7）と、演奏曲の演奏データを再生する再生手段（58）
   と、演奏曲を予約する情報を入力する入力手段（３）と
   から成るカラオケ装置において、 予約曲の曲数をカウントするカウント手段（1a）と、 カウント手段（1a）のカウント値が１になったか否かを
   判断する第２の判断手段（２）と、 第２の判断手段（２）が、カウント値が１になったと判
   断したときに、あらかじめ記憶されたメッセージを表示
   手段（4,7）に表示させる制御手段（２）と を備えたことを特徴とするカラオケ装置。