JP2839315B2 - 織機の開口形成装置 - Google Patents

織機の開口形成装置

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JP2839315B2
JP2839315B2 JP1340690A JP1340690A JP2839315B2 JP 2839315 B2 JP2839315 B2 JP 2839315B2 JP 1340690 A JP1340690 A JP 1340690A JP 1340690 A JP1340690 A JP 1340690A JP 2839315 B2 JP2839315 B2 JP 2839315B2
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needle
needles
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needle guide
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重幸 武藤
喜代志 大内
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Kayaba Industry Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は織機、とくにジャガード機の開口形成装置
の改良に関する。
(従来の技術) ジャガード機では細索(たて糸)を結んだ針を上下方
向へ往復運動するナイフに係合させ、ナイフを上昇させ
たときに針を針保持器で選択的に係止することにより開
口(ひ口)を形成している(特開昭61−225343号公報、
特開昭59−199833号、特開昭62−62945号公報、特開昭5
9−26543号公報)。
なお、針保持器は針の上下動を案内する針案内部材と
一体化したケース内に組み付けられ、針やナイフと共に
これらを各一組として多数組が基板(ジャガード機本体
側の支持部材に複数列密集して取り付けられる)に並べ
て配設される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような従来装置にあっては、例えば針
や針保持器の構成要素が摩耗や破損などで交換修理を必
要とする場合、針保持器と針案内部材が一体構造のた
め、これらを基板ごと針を含めて交換するにしても多数
の針から細索を外したりつないだりしなければならず、
また針を残して基板ごと交換するにしても道具を使用し
て残した針を針案内部材内への組み付けに備えて揃えた
りしなければならず、いずれにしてもジャガード機内の
限られたわずかな空間での非常に面倒で困難な作業を強
いられるという問題点があった。
(課題を解決するための手段) この発明はこのような問題点を解決するため、上下方
向に往復運動するナイフにより上昇時に係合して引き上
げられる針を摺動自由に支持する針案内部材と、針を上
死点付近で選択的に係止する針保持器を別体に構成する
と共に、多数の針保持器を基板の両面にそれぞれ基板を
挟んで対向する両保持器間で所定の差込空間を形成する
ように隣接配置することによりユニット化し、同じく多
数の針案内部材を取付板の両面にそれぞれ取付部の上部
を所定の差込代として残すように隣接配置することによ
りユニット化する一方、両ユニットを差込空間と差込代
との嵌合により分離可能に組み付けたものである。
(作用) 例えば針保持器の構成要素が破損などで交換を必要と
する場合、交換すべき針保持器が取り付いた針保持器ユ
ニットごと予備のものと交換したり、また交換すべき針
のみを細索から外して針案内部材から抜き取って予備の
ものと交換することが可能となる。
(実施例) 第1〜6図において、1は針2A,2Bを上死点付近で選
択的に係止する針保持器、3はナイフ4A,4Bに係合され
て上下動する針2A,2Bを摺動自由に支持する針案内部材
で、これらは別体に構成される。
多数の針保持器1はプリント配線した基板5の両面に
それぞれ基板5を挟んで対向する両保持器1間で所定の
差込空間6を形成するように隣接配置することにより、
また同じく多数の針案内部材3は取付板7の両面にそれ
ぞれ取付板7の上部を差込代8として残すように隣接配
置することによりユニット化される。9と10は針保持器
1の、11と12は針案内部材3の止めネジを示す。
そして、針案内部材ユニット13はジャガード機本体側
の支持部材(図示せず)に複数列密集して取り付けら
れ、針保持器ユニット14が差込空間6に差込代8を嵌め
合わせることにより組み付けられる。
各針保持器1のケース15内には通電方向に応じて極性
の反転するソレノイド16と、これに対応して選択的に揺
動吸着する揺動振子17と、この揺動振子17によって作動
する一対の係止爪18A,18Bが収装される。
ソレノイド16は中央と2つ側方磁極部16Aと16B,16Cと
持ち、通電方向を切り換えると中央磁極部16Aと側方磁
極部16B,16Cとの極性が反転する。
揺動振子17はU字状の分岐部17Aが中央磁極部16Aと側
方磁極部16B,16Cの間で揺動自由となるように支持軸19
により支持されると共に、分岐部17Aの根元に取り付け
た永久磁石20により分岐部17Aの一方がN極、他方がS
極となるように磁化される。
そして、揺動振子17の他端は駆動ロッド17Dとして延
長され、この駆動ロッド17Dを両側から挟むように一対
の係止爪18A,18Bが配設される。
係止爪18A,18Bはそれぞれ回動軸18Cで回動自由に支持
され、先端が針2A,2Bの係止孔(図示せず)に係合する
爪部18Dに、後端が駆動ロッド17Dと接触する従動部18E
に形成される。21は係止爪18A,18Bを初期位置、つまり
爪部18Dが針2A,2Eの往復軌道上から退避した位置に付勢
するスプリングを示す。
そして、各針案内部材3には針保持器1の係止爪18A,
18Bに向けて針2A,2Bを導くように、上下方向へ真っ直ぐ
に延びる案内溝3Aが形成される。
これらの針2A,2Bの両側には互いに相反的に上下動す
るナイフ4A,4Bが組み付けられ、、針2A,2Bにはナイフ4
A,4Bとそれぞれ係合する突起22が設けられる。なお、針
2A,2Bの下端には細索23(たて糸)が結ばれ、針2A,2Bと
一体に上下動(開口運動)する。
以上のように構成され、次に作用について説明する。
第1図の状態は各針保持器20において針2A,2Bを係止
しない場合であって、例えば一方のナイフ4Aと共に針2A
が上昇し、その上死点付近で針2Aの係止孔は係止爪6Aの
位置までくる。しかしソレノイド16に通電されなけれ
ば、揺動振子17は2つのスプリング21によって中立位置
に保持され、これに従動する各係止爪18A,18Bは針2A,2B
の往復軌道上から退避した位置にあり、針2Aとは係合せ
ず、この場合はナイフ4Aの下降に伴い針2Aも下降する。
これに対して、針2Aが上死点付近に到達する所定のタ
イミングで所要の針保持器1のソレノイド5に中央磁極
部16AをS極、側方磁極部16B,16CをN極となるように通
電すると、U字状の分岐部17AがN極とS極に磁化され
た揺動振子17は、これらとの吸引反発作用により、時計
回り方向に回動して各磁極分岐に吸着される。
この結果、駆動ロッド17Dを介して一方の係止爪18Aが
スプリング21に抗して回動し、その爪部18Dが針2Aの軌
道上に突出し、係止孔に突入する。次いでナイフ4Aが上
死点位置より下降していくと、針2Aは係止爪18Aに係合
してその位置に留どまり、ナイフ4Aのみが下降する。
このようにして針2Aが係止爪18Aに係合された後ソレ
ノイド16への通電を停止する。係止爪18Aには針2Aおよ
び細索23の張力がかかっているため、通電を停止しても
係合状態をそのまま保持する。
ソレノイド16への通電方向を前記と同じタイミングで
逆にすると、各磁極部の極性が反転し、中央磁極部16A
がN極、側方磁極部16B,16CがS極となる。
したがって今度は揺動振子17の各分岐部17Aの吸引反
発方向が逆になり、振子17は反時計回り方向に回動して
係止爪18Bをスプリング21に抗して突出方向に駆動す
る。これにより上死点付近で針2Bが係止爪18Bに係合
し、ナイフ4Bの下降にもかかわらずの位置に保持され
る。ナイフ4Bが下降するとソレノイド16への通電が停止
されるが、前記と同様に針2Bにかかる張力により、係止
爪18Bとの係合状態は継続する。
針2A,2Bと係止爪18A,18Bとの係合の解除は、ナイフ4
A,4Bが上死点付近まで上昇したときにソレノイド16への
通電を停止しておくことにより行う。ナイフ4A,4Bの上
昇により上死点付近で針2A,2Bがわずかに引き上げられ
ると、係止爪18A,18Bにかかっていた引っ張り力が解消
されるため、係止爪18A,18Bはスプリング21の反発力で
係止孔から退避し、第1図の状態になる。したがって拘
束を解かれた針2A,2Bは、ナイフ4A,4Bの下降に伴って一
緒に下降する。
これに対して針2A,2Bと係止爪18A,18Bの係合を継続す
るには、ナイフ4A,4Bが上死点付近まで上昇したときに
ソレノイド16に対応する方向から通電し、揺動振子4を
吸着する。この場合は針2A,2Bの負荷が解除されても、
係止爪18A,18Bが突出位置にあるため、依然として針2A,
2Bとの係合を維持する。
したがって、ナイフ4A,4Bが下降しても針2A,2Bは残
り、この後にソレノイド16への通電を停止しても前記と
同様に針2A,2Bは上昇位置に保持される。
これらの結果、予め設定されたプログラムにしたがっ
てコンピュータ等によりソレノイド16の動きを制御すれ
ば、針2A,2Bにつながる細索23の動きにもとづいて所定
の開口(ひ口)が形成されるのである。
ところで、この場合には針案内部材ユニット13と針保
持器ユニット14を分離可能に組み付けたので、例えば針
2A,2Bや針保持器1の構成要素が破損などで交換を必要
とする場合、交換すべき針保持器1が取り付いた針保持
器ユニット14ごと予備のものと交換したり、また交換す
べき針2A,2Bのみを細索23から外して針案内部材3から
上方に抜き取って予備のものと交換することが可能とな
り、したがって針2A,2Bや針保持器1などを特殊な道具
や技術も必要とせず、簡単な作業により短時間で交換す
ることができる。
(発明の効果) 以上要するにこの発明によれば、上下方向に往復運動
するナイフにより上昇時に係合して引き上げられる針を
摺動自由に支持する針案内部材と、針を上死点付近で選
択的に係止する針保持器を別体に構成すると共に、多数
の針保持器を基板の両面にそれぞれ基板を挟んで対向す
る両保持器間で所定の差込空間を形成するように隣接配
置することによりユニット化し、同じく多数の針案内部
材を取付板の両面にそれぞれ取付部の上部を所定の差込
代として残すように隣接配置するこによりユニット化す
る一方、両ユニットを差込空間と差込代との嵌合により
分離可能に組み付けたので、針や針保持器などを特殊な
道具や技術も必要とせずに簡単かつ容易に交換すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの発明の実施例を示す針保持器ユニ
ットと針案内部材ユニットとの組み付け状態の一部切断
正面図と側面図、第3図と第4図は同じく針保持器ユニ
ットの一部切断正面図と側面図、第5図と第6図は同じ
く針案内部材ユニットの一部切断正面図と側面図であ
る。 1……針保持器、2A,2B……針、3……針案内部材、4A,
4B……ナイフ、5……基板、6……差込空間、7……取
付板、8……差込代、13……針案内部材ユニット、14…
…針保持器ユニット。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03C 3/20,3/24,3/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に往復運動するナイフにより上昇
    時に係合して引き上げられる針を摺動自由に支持する針
    案内部材と、針を上死点付近で選択的に係止する針保持
    器を別体に構成すると共に、多数の針保持器を基板の両
    面にそれぞれ基板を挟んで対向する両保持器間で所定の
    差込空間を形成するように隣接配置することによりユニ
    ット化し、同じく多数の針案内部材を取付板の両面にそ
    れぞれ取付部の上部を所定の差込代として残すように隣
    接配置することによりユニット化する一方、両ユニット
    を差込空間と差込代との嵌合により分離可能に組み付け
    たことを特徴とする織機の開口形成装置。
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