JP2838985B2 - オーディオビデオ符号復号化装置およびオーディオビデオ符号復号化方法 - Google Patents

オーディオビデオ符号復号化装置およびオーディオビデオ符号復号化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオビデオ符号復
号化装置およびオーディオビデオ符号復号化方法に関
し、特にMPEG規格によりエンコードされたビデオデ
ータをオーディオデータと同期してデコードするオーデ
ィオビデオ符号復号化装置およびオーディオビデオ符号
復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン等のビデオ信号のフレーム
間予測符号化方式として、ISO/IEC,JTC1/
SC2/WG8で標準化検討されたMPEG(Movi
ngPicture Expert Group)にお
ける規格案が知られている。これら規格には、ビデオ符
号データのデコーダについて規定したMPEG1があ
る。また、画像に音声を付加するための音声信号の符号
化方式としてサブバンド符号化を利用して、音声信号の
情報量を減らし音声データ(オーディオ符号データ)を
伝送または蓄積する音声符号化復号化技術に対するMP
EGオーディオ規格がある。さらに、これら、ビデオ符
号データとオーディオ符号データの多重化方式として、
MPEGシステム規格がある。
【0003】MPEGシステム規格では、パケットによ
る多重化方式を用いる。この方式は、ビデオ符号および
オーディオ符号をそれぞれ適当な長さのビットストリー
ムに分割し、各々の先頭にビデオデータとオーディオデ
ータとの識別用の付加情報を付加してそれぞれビデオパ
ケット,オーディオパケットを生成し、これらビデオパ
ケット,オーディオパケットを適当に切替えることによ
りビデオ符号とオーディオ符号とを多重化する。
【0004】デコード処理では、オーディオ符号とビデ
オ符号を分離し、オーディオ符号はオーディオ復号化部
で復号化してオーディオ信号を出力する。ビデオ符号は
ビデオ復号化部で復号化してビデオ信号を出力する。こ
のときに、これらオーディオ信号とビデオ信号との出力
同期のために、同期制御を行う必要がある。
【0005】MPEGシステム規格では、オーディオ信
号とビデオ信号との同期のために、パケットの付加情報
としてそれらのデータの出力タイミングとデコードタイ
ミングを示すスタンプ情報を付加する。
【0006】タイムスタンプは、アクセスユニットと呼
ばれる復号化単位に対するタイミングを指定する。この
アクセスユニットは、ビデオでは1ピクチャであり、オ
ーディオでは1オーディオフレームと呼ばれる復号再生
の単位である。
【0007】これらのタイムスタンプは、アクセスユニ
ットの先頭が入ったパケットの先頭部分に付加され、そ
のアクセスユニットの出力タイミングを指定する。パケ
ット内に複数のアクセスユニットの先頭がある場合に
は、最初のアクセスユニットに対応するタイムスタンプ
のみが付加される。
【0008】オーディオ符号の構成を示す図3を参照す
ると、この図に示すオーディオ符号はフレームA〜Cを
含むパケットから成り、パケットの先頭部分にオーディ
オタイムスタンプA(ATS−A)が付加されている。
このATS−Aはこのパケットの最初のフレームである
フレームAに対するものである。また各フレームの先頭
に同期コードを有する。
【0009】AV同期制御では、ビデオおよびオーディ
オのそれぞれのアクセスユニットを、時刻基準タイマで
あるSTC(システムタイムクロック)とそのアクセス
ユニットの対応するタイムスタンプとがほぼ一致したと
きに出力するように制御する。
【0010】STCは、システム符号に多重化されたS
CR(システム時刻基準参照値)によって、符号化装置
の意図した値に設定・校正され、一定間隔でカウントア
ップされる。
【0011】一般的なオーディオビデオ符号復号化装置
をブロックで示す図4を参照すると、この従来のオーデ
ィオビデオ符号復号化装置は、供給を受けたシステム符
号データDAVをオーディオ符号データDAとビデオ符
号データDVとに分離するとともにシステムクロック参
照パラメータCRとオーディオ,ビデオ各タイムスタン
プATS,VTSを分離するAV分離部1と、オーディ
オ符号データDAを一時的に格納し順次読出オーディオ
符号データBDAを出力するオーディオ符号バッファ2
と、オーディオ復号開始信号DSAの供給に応答して読
出オーディオ符号データBDAをデコードしてオーディ
オ信号AFを出力するオーディオ復号化回路3と、シス
テム時刻STをカウントアップしこのシステム時刻ST
をオーディオタイミング制御部5とビデオタイミング制
御部6とに供給するとともにシステムクロック参照パラ
メータCRの値にしたがいシステム時刻を設定補正する
STC部4と、システム時刻STとオーディオタイムス
タンプATSとを比較してオーディ復号化開始信号DS
A,出力開始信号SOAを出力するオーディオタイミン
グ制御部5と、システム時刻STとビデオタイムスタン
プVTSとを比較してビデオ復号化開始信号DSV,出
力開始信号SOVを出力するビデオタイミング制御部6
と、ビデオ符号データDVを一時的に格納し順次読出ビ
デオ符号データBDVを出力するビデオ符号バッファ7
と、ビデオ復号開始信号DSVの供給に応答して読出ビ
デオ符号データBDVをデコードしてビデオ信号Vを出
力するビデオ復号化回路8とを備える。
【0012】図4を参照してオーディオビデオ符号復号
化装置の動作について説明すると、まず、AV分離部1
は、入力したシステム符号データDAVをオーディオ符
号データDAとビデオ符号データDVとに分離してオー
ディ符号バッファ2とビデオ符号バッファ7にそれぞれ
供給するととともに、システムクロック参照パラメータ
CRとオーディオ,ビデオ各タイムスタンプATS,V
TSを分離してそれぞれSTC部4とオーディオ,ビデ
オ各タイミング制御部5,6に供給する。オーディオ符
号バッファ2は、供給を受けたオーディオ符号データD
Aを一時的に格納しオーディオ符号要求信号RAの供給
に応答してオーディオ復号化回路3に順次読出オーディ
オ符号データBDAを供給する。同様に、ビデオ符号バ
ッファ7は、供給を受けたビデオ符号データDVを一時
的に格納しビデオ符号要求信号RVの供給に応答してビ
デオ復号化回路8に順次読出ビデオ符号データBDVを
供給する。オーディオ復号化回路3は、オーディオ復号
開始信号DSAの供給に応答して入力された読出オーデ
ィオ符号データBDAをデコードしてオーディオ信号A
Fを出力するとともにオーディオ符号要求信号RAを出
力する。同様に、ビデオ復号化回路8は、ビデオ復号開
始信号DSVの供給に応答して入力された読出ビデオ符
号データBDVをデコードしてビデオ信号Vを出力する
とともにビデオ符号要求信号RVを出力する。STC部
4は、供給を受けたシステムクロック参照パラメータC
Rの値にしたがいシステム時刻を設定し補正する。さら
に設定したシステム時刻STをカウントアップするとと
もにこのシステム時刻STをオーディオタイミング制御
部5とビデオタイミング制御部6とに供給する。オーデ
ィオタイミング制御部5は、システム時刻STとオーデ
ィオタイムスタンプATSとを比較してオーディ復号化
開始信号DSA,出力開始信号SOAを出力する。ビデ
オタイミング制御部6は、システム時刻STとビデオタ
イムスタンプVTSとを比較してビデオ復号化開始信号
DSV,出力開始信号SOVを出力する。
【0013】次に、本発明の対象部分である従来のオー
ディオタイミング制御部5の構成をブロックで示す図5
を参照すると、この図で示す従来のオーディオタイミン
グ制御部5は、オーディオタイムスタンプ(以下タイム
スタンプ)ATSを一時保持するレジスタ51と、読出
した格納タイムスタンプBTSとシステム時刻STとを
比較し比較結果CAを出力する比較器52とを備える。
【0014】次に、図4,図5および処理のフローチャ
ートを示す図6を参照して、従来のオーディオビデオ符
号復号化方法であるオーディオタイミング制御部の動作
について説明すると、まず、AV分離部1から供給され
るタイムスタンプATSの値を格納タイムスタンプBT
Sとしてレジスタ51に格納する(ステップP1)。先
にラッチしATS付きのパケットのオーディオ符号デー
タBDAの先頭がオーディオ復号化回路3に到着するの
を待つ(ステップP2)。オーディオ復号化回路3で1
フレームの復号処理可能とするオーディオ同期状態をフ
レーム先頭の同期コードの一定間隔であることの検出に
によりオーディオ同期状態を判定する(ステップP
3)。次に、比較器52により読出した格納タイムスタ
ンプBTSとシステム時刻STとを比較し、システム時
刻STがタイムスタンプBTSを超えた時点でオーディ
オ復号化回路3に復号化開始信号DSAまたは出力開始
信号SOAを出力する。
【0015】以上は、正常状態でのオーデイオ復号開始
制御の動作について説明したが、次に、オーディオフレ
ームの途中からのオーディオ符号データDAが供給され
た場合の動作について説明する。この場合、疑似の同期
コードを検出し、数オーディオフレームを読取ばす可能
性がある。
【0016】図3を再度参照すると、オーディオ符号の
アクセスユニットであるフレームは同期コードから始ま
るが、オーディオ符号のフオーマットではこの同期コー
ドを構成するビット列は一意ではなくフレームの先頭以
外でも同期コードと同一ビット列がある可能性がある。
このような真の同期コード以外の上記同一ビット列を疑
似同期コードと呼ぶこととする。
【0017】従来のオーディオビデオ符号復号化装置に
入力したシステム符号データDAVが、図3に示すよう
に、オーディオ符号データDAの最初のパケットが同期
コードから始まらず、かつこの同期コードの前に疑似同
期コードを有するものとする。オーディオ復号化回路3
は、このオーディオ符号データDAの供給に応答してま
ず、疑似同期コードAによりオーディオ同期の成否の判
断を1フレーム分のデータ間隔後の時刻位置に次の同期
コードの到着の有無により判断する。すなわち上記位置
に次の同期コードの到着が無い場合に同期不成立と判定
し、再度同期コード検出を開始する。図3の例では、2
度目の同期コード検出で再度疑似同期コードBを検出
し、また、1フレーム後の時刻位置に同期コードの到着
が無いため、再再度、同期コード検出を開始し、今度は
真の同期コードCを検出する。この同期コードCに対し
ては当然次の1フレーム後の時刻位置に次の同期コード
が有るため、ここで始めて同期状態が成立し、フレーム
Cが復号化され出力可能となる。また、オーディオ同期
状態成立によりステップP4のシステム時刻STとタイ
ムスタンプBTSとの比較が開始される。
【0018】ここで、オーディオタイミング制御部5
は、格納タイムスタンプBTSとして、図3のタイムス
タンプAをレジスタ51に格納している。したがって、
復号可能なフレームCは、システム時刻STがタイムス
タンプAを超えたときに出力されるように制御される。
しかし、このタイムスタンプAは本来フレームAの出力
用のタイミングであり、この場合は2フレーム分ずれた
タイミングで出力されることになる。
【0019】このように、同期コード検出を間違えた場
合は、オーディオタイムスタンプの値を対象外の異なる
フレームに適用してしまうため、出力タイミングが1フ
レーム分以上ずれてしまう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオーデ
ィオビデオ符号復号化装置およびオーディオビデオ符号
復号化方法は、オーディオ符号データをフレームの途中
から入力した場合等に、同期コードと同一ビット列の疑
似の同期コードを真の同期コードとして誤検出し同期成
立までの数フレーム分の読飛ばし後に復号化処理を開始
する可能性があり、タイムスタンプ対応のフレームとデ
コード開始フレームとの時刻位置が読飛ばしたフレーム
分異なるため、復号したオーディオ信号の出力開始タイ
ミングがずれるという欠点があった。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のオーディオビデ
オ符号復号化装置は、各々先頭に同期コードを有する複
数のフレームから成るパケットから構成されるオーディ
オ符号データおよびビデオ符号データをインタリーブ形
式で含みこれらオーディオ符号データおよびビデオ符号
データの各々の復号化信号であるオーディオ信号および
ビデオ信号の出力タイミングを指定するシステムクロッ
ク参照パラメータと前記パケットの先頭に付加したオー
ディオ,ビデオ各タイムスタンプを付加情報として含む
システム符号データの供給を受けこのシステム符号デー
タから前記オーディオ符号データとビデオ符号データと
システムクロック参照パラメータとオーディオ,ビデオ
各タイムスタンプとを分離するAV分離部と、前記オー
ディオ符号データを復号化してオーディオ信号を出力す
るオーディオ復号化回路と、前記ビデオ符号データを復
号化してビデオ信号を出力するビデオ復号化回路と、前
記システムクロック参照パラメータの供給を受けシステ
ム時刻を管理するとともにこのシステム時刻対応のシス
テム時刻信号を出力するシステム時刻管理部と、前記オ
ーディオタイムスタンプとシステム時刻信号との供給に
応答して前記オーディオ復号化回路の復号化処理タイミ
ングを制御するオーディオタイミング制御部とを備える
オーディオビデオ符号復号化装置において、前記オーデ
ィオタイミング制御部が、第1および第2の入力信号の
相互加算および相互減算を行いそれぞれ加算値および減
算値を出力する加減算器と、 前記オーディオタイムスタ
ンプと前記加算値とのいずれか一方を選択して第1のセ
レクト信号として出力する第1のセレクタと、 前記第1
のセレクト信号を一時保持し読出し時に前記第1の入力
信号として出力するタイムスタンプレジスタと、 前記シ
ステム時刻信号と1オーディオフレーム期間対応の1フ
レーム値とのいずれか一方を選択して前記第2の入力信
号として出力する第2のセレクタとを有し、前記オーデ
ィオ信号の出力タイミングを前記オーディオタイムスタ
ンプの検出時刻から真の前記同期コードの検出時までに
読飛ばしたフレーム数の期間分補正する同期補正手段を
備えて構成されている。
【0022】本発明のオーディオビデオ符号復号化方法
は、各々先頭に同期コードを有する複数のフレームから
るパケットから構成されるオーディオ符号データおよ
びビデオ符号データをインタリーブ形式で含みこれらオ
ーディオ符号データおよびビデオ符号データの各々の復
号化信号であるオーディオ信号およびビデオ信号の出力
タイミングを指定するシステムクロック参照パラメータ
と前記パケットの先頭に付加したオーディオ,ビデオ各
タイムスタンプを付加情報として含むシステム符号デー
タを復号化してオーデイオ信号およびビデオ信号を同期
して出力するオーディオビデオ符号復号化方法におい
て、前記オーディオタイムスタンプをレジスタに設定す
る第1のステップと、前記オーディオ符号データから同
期コードを検出する第2のステップと、1フレーム後の
時刻位置における次の同期コードの有無により同期成立
をチエックする第3のステップと、前記第3のステップ
で同期不成立の場合前記レジスタに格納した前記オーデ
ィオタイムスタンプに1フレーム分の期間値を加算して
このオーディオタイムスタンプを補正する第4のステッ
プとを含むことを特徴とするものである。
【0023】
【実施例】次に、本発明を特徴ずけるオーディオタイミ
ング制御部5Aの構成を図5と共通の構成要素には共通
の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図1を
参照すると、この図に示す本実施例のオーディオタイミ
ング制御部5Aは、オーディオ信号AFの出力タイミン
グをオーディオタイムスタンプ(以下タイムスタンプ)
ATSの検出時刻から真の同期コードの検出時までに読
飛ばしたフレーム数の期間分補正する同期補正回路50
を備える。
【0024】同期補正回路50は、従来のオーディオタ
イミング制御部5と共通のレジスタ51に加えて、オー
ディオタイムスタンプ(タイムスタンプ)ATSと加減
算器55の出力データとのいずれか一方を選択してレジ
スタ51に出力するセレクタ53と、システム時刻ST
と1フレーム期間Fとのいずれか一方を選択して加減算
器55に出力するセレクタ53と、レジスタ51の出力
BTSとセレクタ53の出力との供給を受け加減算して
比較結果CAを出力する加減算器55とを備える。
【0025】図1,図3および処理のフローチャートを
示す図2を参照して、本実施例のオーディオタイミング
制御部の動作について説明すると、まず、AV分離部1
から供給されるタイムスタンプATSの値をセレクタ5
3を経由してレジスタ51に格納する(ステップS
1)。先にラッチしATS付きのパケットのオーディオ
符号データBDAの先頭がオーディオ復号化回路3に到
着するのを待つ(ステップS2)。オーディオ復号化回
路3が同期コードを検出するのを待つ(ステップS
3)。次のステップS4で、1フレーム後の時刻位置に
おける次の同期コードの有無をチエックし有る場合はス
テップS6に進む。無い場合には先のステップS3で検
出した同期コードは疑似同期コードであったことにな
り、これにより1フレーム分読取ばしたことになる。そ
の場合にはステップS5に進み加減算器55はレジスタ
51の格納タイムスタンプBTSとセレクタ54経由の
1フレーム期間値Fとの供給に応答して加算し、加算結
果をセレクタ53経由でレジスタ51に入力しこのレジ
スタ51の格納タイムスタンプBTSを更新する。その
後再度ステップS3に進み同期コード待ち状態とする。
ステップS6で、加減算器55は、セレクタ54経由の
システム時刻STとタイムスタンプBTSとの減算を行
い計算結果CAの正負判定によりシステム時刻STがタ
イムスタンプBTSを超えたか否かの判定を行い、シス
テム時刻STがタイムスタンプBTSを超えた時点でオ
ーディオ復号化回路3に復号化開始信号DSAまたは出
力開始信号SOAを出力する(ステップS7)。
【0026】図3を再度参照して疑似同期コードに対す
る本実施例のオーディオビデオ符号復号化装置の動作に
ついて説明すると、従来と同様に入力システム符号デー
タDAVが、オーディオ符号データDAの最初のパケッ
トが同期コードから始まらず、かつこの同期コードの前
に疑似同期コードを有するものとする。
【0027】オーディオ符号データDAの供給に応答し
て、まず、ステップS1によりレジスタ51はタイムス
タンプAを格納する。オーディオ復号化回路3は、疑似
同期コードAによりオーディオ同期の成否の判断を1フ
レーム分のデータ間隔後の時刻位置に次の同期コードの
到着の有無により判断する。もし、上記位置に次の同期
コードの到着が無い場合に同期不成立と判定し、ステッ
プS5により、レジスタ51の格納タイムスタンプBT
Sの値をタイムスタンプA+1Fに更新し、再度同期コ
ード検出を開始する。
【0028】図3の例では、2度目の同期コード検出で
再度疑似同期コードBを検出し、また、1フレーム後の
時刻位置に同期コードの到着が無いため、再度ステップ
5で格納タイムスタンプBTSの値をタイムスタンプA
+2Fに更新し、再再度、同期コード検出を開始し、今
度は真の同期コードCを検出する。この同期コードCに
対しては当然次の1フレーム後の時刻位置に次の同期コ
ードが有るため、ここで始めて同期状態が成立し、フレ
ームCが復号化され出力可能となる。また、オーディオ
同期状態成立によりステップS6のシステム時刻STと
格納タイムスタンプBTSとの比較を開始する。
【0029】オーディオタイムスタンプAはフレームA
の出力タイミングであり、フレームCはフレームAと2
F分ずれているので、システム時刻STがタイムスタン
プA+2Fを超えるタイミングで出力されればよい。以
上述べたように、ステップS6でタイミングの比較基準
となるタイムスタンプBTSの値がタイムスタンプA+
2Fに設定されているので、以上の条件を満足する。こ
のように、疑似同期コードを同期コードとして誤検出し
ても、オーディオ信号の出力開始タイミングがずれるこ
とがない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオーディ
オビデオ符号復号化装置およびオーディオビデオ符号復
号化方法は、オーディオタイミング制御部が、第1およ
び第2の入力信号の相互加算/減算を行う加減算器と、
オーディオタイムスタンプと加算値とのいずれか一方を
選択して第1のセレクト信号として出力する第1のセレ
クタと、上記第1のセレクト信号を一時保持し読出し時
に上記第1の入力信号として出力するタイムスタンプレ
ジスタと、システム時刻信号と1オーディオフレーム期
間対応の1フレーム値とのいずれか一方を選択して上記
第2の入力信号として出力する第2のセレクタとを有
し、オーディオ信号の出力タイミングをオーディオタイ
ムスタンプの検出時刻から同期コードの正確な検出時ま
でに読飛ばしたフレーム数の期間分補正する同期補正手
段を備えるので、オーディオフレームの先頭を示す同期
コードの検出ミスに対応して出力タイミングのパラメー
タを補正することにより、同期の成立した最初のフレー
ムをAV同期した正しいタイミングで出力開始できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオビデオ符号復号化装置の一
実施例を特徴ずけるオーディオタイミング制御部を示す
ブロック図である。
【図2】本発明のオーディオビデオ符号復号化方法であ
る図1のオーディオタイミング制御部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】オーディオ符号データの構成を示す説明図であ
る。
【図4】一般的なオーディオビデオ符号復号化装置を示
すブロック図である。
【図5】従来のオーディオビデオ符号復号化装置のオー
ディオタイミング制御部の一例を示すブロック図であ
る。
【図6】従来のオーディオビデオ符号復号化方法である
図4のオーディオタイミング制御部の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 AV分離部 2 オーディオ符号バッファ 3 オーディオ復号化回路 4 STC部 5,5A オーディオタイミング制御部 6 ビデオタイミング制御部 7 ビデオ符号バッファ 8 ビデオ復号化回路 50 同期補正回路 51 レジスタ 52 比較器 53,54 セレクタ 55 加減算器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々先頭に同期コードを有する複数のフ
    レームから成るパケットから構成されるオーディオ符号
    データおよびビデオ符号データをインタリーブ形式で含
    みこれらオーディオ符号データおよびビデオ符号データ
    の各々の復号化信号であるオーディオ信号およびビデオ
    信号の出力タイミングを指定するシステムクロック参照
    パラメータと前記パケットの先頭に付加したオーディ
    オ,ビデオ各タイムスタンプを付加情報として含むシス
    テム符号データの供給を受けこのシステム符号データか
    ら前記オーディオ符号データとビデオ符号データとシス
    テムクロック参照パラメータとオーディオ,ビデオ各タ
    イムスタンプとを分離するAV分離部と、前記オーディ
    オ符号データを復号化してオーディオ信号を出力するオ
    ーディオ復号化回路と、前記ビデオ符号データを復号化
    してビデオ信号を出力するビデオ復号化回路と、前記シ
    ステムクロック参照パラメータの供給を受けシステム時
    刻を管理するとともにこのシステム時刻対応のシステム
    時刻信号を出力するシステム時刻管理部と、前記オーデ
    ィオタイムスタンプとシステム時刻信号との供給に応答
    して前記オーディオ復号化回路の復号化処理タイミング
    を制御するオーディオタイミング制御部とを備えるオー
    ディオビデオ符号復号化装置において、 前記オーディオタイミング制御部が、第1および第2の
    入力信号の相互加算および相互減算を行いそれぞれ加算
    値および減算値を出力する加減算器と、 前記オーディオタイムスタンプと前記加算値とのいずれ
    か一方を選択して第1のセレクト信号として出力する第
    1のセレクタと、 前記第1のセレクト信号を一時保持し読出し時に前記第
    1の入力信号として出力するタイムスタンプレジスタ
    と、 前記システム時刻信号と1オーディオフレーム期間対応
    の1フレーム値とのいずれか一方を選択して前記第2の
    入力信号として出力する第2のセレクタとを有し、 前記
    オーディオ信号の出力タイミングを前記オーディオタイ
    ムスタンプの検出時刻から真の前記同期コードの検出時
    までに読飛ばしたフレーム数の期間分補正する同期補正
    手段を備えることを特徴とするオーディオビデオ符号復
    号化装置。
  2. 【請求項2】 各々先頭に同期コードを有する複数のフ
    レームから成るパケットから構成されるオーディオ符号
    データおよびビデオ符号データをインタリーブ形式で含
    みこれらオーディオ符号データおよびビデオ符号データ
    の各々の復号化信号であるオーディオ信号およびビデオ
    信号の出力タイミングを指定するシステムクロック参照
    パラメータと前記パケットの先頭に付加したオーディ
    オ,ビデオ各タイムスタンプを付加情報として含むシス
    テム符号データを復号化してオーデイオ信号およびビデ
    オ信号を同期して出力するオーディオビデオ符号復号化
    方法において、 前記オーディオタイムスタンプをレジスタに設定する第
    1のステップと、 前記オーディオ符号データから同期コードを検出する第
    2のステップと、 1フレーム後の時刻位置における次の同期コードの有無
    により同期成立をチエックする第3のステップと、 前記第3のステップで同期不成立の場合前記レジスタに
    格納した前記オーディオタイムスタンプに1フレーム分
    の期間値を加算してこのオーディオタイムスタンプを補
    正する第4のステップとを含むことを特徴とするオーデ
    ィオビデオ符号復号化方法。
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