JP2838842B2 - 配管探傷用ケーブルの走行装置およびその駆動制御方法 - Google Patents

配管探傷用ケーブルの走行装置およびその駆動制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配管内を走行させて管壁
の腐食減肉等の検出をする配管探傷用ケーブルの走行装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実際、使用状況にある、液体、気体を流
通させる管(活管)に対しては、充分な安全維持管理が不
可欠であり、そのために、所定期間ごとに管の状態を検
査し、その管の損傷状態をチェックして損傷した部分を
早期に且つ確実に発見するようにし、その部分の交換を
行なうという点検保守作業がなされている。
【0003】ところで、地中に埋設された管にあって
は、その損傷状態を検査することは地中に埋設されてい
るが故に困難である。特に、損傷状態を、目視によって
調査することは不確実であり、実際上、不可能である。
そのために、ある箇所を掘り出して、管内に検査用セン
サが設けられたケーブルを挿入して管内を走行させ、管
外面の腐食減肉の程度を電磁気的な方法により検知し、
管体の状態を診断する手段が採用されている。そのよう
な手段として例えば、ケーブルの先端に設けられた送
信コイルから受信コイルまでの電磁波の伝播時間の変化
により検出する方式、ケーブルの先端に設けたコイル
に交流電流を流し、電磁誘導により管体に発生させた渦
電流の変化から検出する方式、等を列挙することができ
る。これらの手段を実施するための装置としては、先端
部に前述の検出用コイル等が設けられたケーブルと、ケ
ーブルを管内に押し込み、引き戻しをするためのケーブ
ルドラムと、探傷器と、信号処理装置とから構成されて
いるものを例示することができる。
【0004】なお最近では、ケーブルを管内に押し込
み、引き戻しをするための手段として、ケーブルをロー
ラではさんで、モータによりローラを回転させ、ケーブ
ルを管内に送りこんで管内を移動させるようにした走行
装置が案出されている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な、の方式においては、ケーブルドラムは、地上に
セットされるので、調査すべき埋設管から相当な距離が
あり、柔弱なケーブルでは不安定で、押し込む力が強す
ぎると、挿入不能となるおそれがある。また、ケーブル
をローラではさんで管内に押し込むと共に走行させるよ
うにした走行装置では、前記のような課題は解決される
が、円滑に動作を行なうようにするためには、動作制御
手順を充分に考慮する必要がある。本発明では、ケーブ
ルをローラではさんで管内に押し込むと共に走行させる
ようにした走行装置を採用し、特にこの走行装置のケー
ブルの挾み付け、管内に押し込み、引き戻す手段を改良
して、自在に管への出し入れを可能にすると共に、走行
動作制御を行うようにした配管探傷用ケーブルの走行装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、先端部に管体の探傷手段を設けたケ
ーブルを、検査すべき管内に送りこむと共に、管内を走
行移動させるための走行駆動手段を備えた配管探傷用ケ
ーブルの走行装置において、前記走行駆動手段は、駆動
源と動力的に接続された第1、第2の送りローラと、こ
の第1、第2送りローラに前記ケーブルを押圧当接する
ケーブル押圧手段とを具備し、このケーブル押圧手段
は、第1、第2の押圧ローラと押圧ローラ移動操作手段
とを有して、これら第1、第2押圧ローラを、第1、第
2押圧ローラを取り付けた支持部材を介して回動可能に
押圧ローラ移動操作手段に連結する構成とし、前記ケー
ブルの送りこみ量を検出する検出手段と、ケーブルの末
端を検出する検出手段とを具備して、これら検出手段の
信号に基づいてケーブルの送り、戻し、停止、一時停止
をすべく走行制御を行なうコントローラを具備したこと
を特徴とするものである。また、本発明におけるコント
ローラにおいて、ケーブルの送りこみ量を検出する検出
手段からの検出信号が検出されなくなってから、所定時
間経過時に駆動源の動作停止をすると共に、異常状態と
して報知するようにしたものである。
【0006】
【作用】先端部に管体の探傷手段を設けたケーブルを、
走行装置の第1、第2送りローラと、第1、第2押圧ロ
ーラとの間にセットする際、第1、第2送りローラと第
1、第2押圧ローラとの間は狭く前記支持部材の回動範
囲は小さいが、第1、第2押圧ローラは支持部材と共
に、ケーブルの取り込み側に若干移動するように変位す
るので、第1、第2送りローラとの間が開放され、セッ
トがしやすくなる。次いで、押圧ローラ移動操作手段に
よりケーブルを第1、第2押圧ローラを介して第1、第
2送りローラ側に押しつける。そして、駆動源を起動す
ると第1、第2送りローラが駆動力を受けて回転し、ケ
ーブルは、管内へ押し込まれる。この際、ケーブルの引
込み角度が異なっていても、第1、第2押圧ローラの支
持部材が変位することにより、ケーブルの引込み角度に
容易に追従させて引き込むことができる。このようにケ
ーブルの引込み角度が変動しても、支持部材が変位して
追従するので、ケーブルへの押圧力を高く維持すること
ができ、通常の状態においては、ケーブルと第1、第2
送りローラとの間でスリップすることなく、調査すべき
管内へと、誘導移送されることとなる。
【0007】管内において、何らかの障害物に、ケーブ
ルの先端部が当たった場合、ケーブルをそれ以上送りこ
むことができなくなり、ケーブルは静止してしまう。こ
うなると、ケーブルと第1、第2送りローラとの間でス
リップがおき、これに伴って、第1、第2押圧ローラの
回転は停止するので、ケーブルの送りこみ量を検出する
検出手段からの検出信号は0となる。この状態が所定時
間経過すると、コントローラは、ケーブルの先端部が障
害物に当たったとして駆動源の動作停止をすると共に、
異常状態として報知することができる。一方、ケーブル
が管内に支障なく送りこまれていっても、ケーブルの末
端に設けられた適宜な検出対照物を、適宜な検出手段に
よって検出することにより、ケーブルが限界まで管内に
送りこまれたとして、コントローラにより、駆動源の動
作停止制御をすることができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明にかかる配管探傷用ケーブルの
走行装置について、一実施例を挙げ、添付の図面を参照
しながら以下説明する。図1において、参照符号1は地
中に埋設された管(後述)の損傷状態を検出する配管探傷
装置を示す。この配管探傷装置1は、電磁気的検出手段
のうち、リモートフィールド式を採用したもので、先端
部に管体の損傷箇所を検知するためのセンサ(後述)を設
けたケーブル2と、このケーブル2のセンサと電気的に
接続された探傷器3と、探傷器3の出力を取り込み、デ
ータ処理を行って検査結果を表示したり、データ保存を
行う信号処理装置4とから構成される。
【0009】かかる配管探傷装置1のケーブル2は、調
査すべき管5中途に設けられた活管挿入装置6に取り付
けられた走行装置7により管5内に押し込まれるように
なっている。尚、活管挿入装置6は、実際に使用されて
いる状態において、流通するガス等が洩れないようにし
てケーブル2を管5内に挿入可能とする機能を有したも
のである。
【0010】前記走行装置7は、ケーブル2を押圧挟持
して管5内に送りこむと共に、管5内を走行移動させる
ための走行駆動手段8を設けたものである。この走行駆
動手段8は、駆動源(後述)と、駆動源の駆動軸に従動す
る第1、第2の送りローラ9a、9bとからなる。ま
た、前記走行装置7は、この第1、第2送りローラ9
a、9bに前記ケーブル2を押圧挟持するケーブル押圧
手段10とを具備し、前記ケーブル押圧手段10は第
1、第2の押圧ローラ11a、11bと、押圧ローラ移
動操作手段12とを具備するものである。かかる走行装
置7は、コントローラ13により駆動制御を行うように
なっている。
【0011】ここで、前記した配管探傷装置1と走行装
置7について、図2に示し、さらに、詳細に説明する。
先ず、配管探傷装置1におけるケーブル2のセンサは、
ケーブル2の先端部に設けられた送信コイル14と、こ
の送信コイル14に近接して設けられた受信コイル15
とからなる。かかるケーブル2のセンサを検査すべき管
5内に挿入された際、送信コイル14に前記探傷器3か
ら励磁信号が供給され、送信コイル14から管5壁を貫
いて受信コイル15に至る電磁波の伝播時間の変化によ
り、管5の腐食減肉や貫通孔を検知するようになってい
る。
【0012】次に、図2及び図3に示すように、走行装
置7においては、走行駆動手段8を構成する第1、第2
送りローラ9a、9bにおけるそれぞれの回転軸には、
伝達歯車16a、16bが取り付けられる。これら伝達
歯車16a、16bは、駆動源であるモータ17の駆動
軸18に傘歯車機構19を介して動力的に接続された連
動軸20を回転軸とする従動歯車21に噛み合う構成で
ある。また、前記第1、第2送りローラ9a、9bは金
属からなる中心部側と、この中心部側の周囲を弾性部材
により蔽ったものである。
【0013】さらに、ケーブル押圧手段10を構成する
第1押圧ローラ11aにおいて、回転軸に傘歯車機構2
2を介して、ケーブル2の送りこみ量、すなわち、ケー
ブル走行距離を検出する検出手段であるエンコーダ23
が設けられる。エンコーダ23としては、ケーブル走行
距離をデジタル的に検出する方式のものを適用すること
ができる。この場合、前記エンコーダ23はケーブル2
が送りこまれることにより回転する第1押圧ローラ11
aの回転量をパルス数に変換し、そのパルス数をケーブ
ル走行距離として検出するものである。
【0014】一方、第2押圧ローラ11b側の支持部材
24には、ケーブル2の末端を検出する検出手段、すな
わち、光電スイッチ25が取付けられる。ケーブル2の
末端には、適宜な光反射体を設けておくとよい。尚、第
1、第2押圧ローラ11a、11bも、第1、第2送り
ローラ9a、9b同様、金属からなる中心部側と、この
中心部側の周囲を弾性部材により蔽ったものである。
【0015】また、第1、第2押圧ローラ11a、11
bは、支持部材24の中心部から、支持部材24の長手
方向に対して鉛直に突設された突出部材26の端部にお
ける回動軸27を中心として回動自在である。前記回動
軸27には、押圧ローラ移動操作手段12が軸着されて
いる。
【0016】前記押圧ローラ移動操作手段12は、図に
示すように、押圧シャフトであるねじ軸28を回転ハン
ドル操作手段29によって、ばね部材30を介し、支持
部材24を押圧するように構成されたものである。
【0017】次に、かかる走行装置7の駆動制御手段で
あるコントローラ13について説明する。コントローラ
13は、パネル操作面(図示省略)から種々の操作スイッ
チにより、ケーブル2の送り、戻し、停止、一時停止を
すべく走行駆動手段8のモータ17の駆動制御を行うこ
とができる。また、エンコーダ23や光電スイッチ25
からの検出信号に基づいて、前記のような駆動制御を行
う機能を有している。例えば、一時停止制御を実行する
ために、コントローラ13は、図4に示すように、エン
コーダ23からのパルス信号を電圧信号に変換するF/
V変換回路31と、F/V変換回路31の出力信号を積
分回路32を介して予め設定された基準電圧と比較する
比較回路33とによって構成された制御回路を具備して
いる。前記積分回路32を設けることにより、所定時間
後(約2秒後)、比較回路33から出力信号が導出され、
モータ17や報知手段(図示せず)へ供給されるようにな
っている。尚、ケーブル2の送り、戻し、停止制御する
ための具体的な手段としては、周知の制御手段を適用す
ることができる。
【0018】本発明にかかる配管探傷装置1の走行装置
7は、以上のように構成されるものであり、次にその作
用について説明する。ここでは、地中に埋設された管を
例示してその検査作業手順を示しながら説明する。検査
作業は、(1)掘削、(2)挿入用継手の取り付け、(3)穿
孔、(4)活管挿入装置の取り付け、(5)TVカメラによる
管内観察、(6)走行装置の取り付け、(7)検査用センサ挿
入、(8)腐食検査、(9)活管挿入装置の取外し、(10)プラ
グ止め、(11)防食措置、(12)埋め戻し、復旧という手順
で実行される。(1)掘削、(2)挿入用継手の取り付け、
(3)穿孔の各手順が実行された後、活管挿入装置6を挿
入用継手に取り付け、TVカメラにより管内の事前調査
を行う。管内を観察することによって、ケーブル2を走
行するために障害となるような異物やバリ等の有無を確
認するためである。
【0019】次に、(6)走行装置7を活管挿入装置6に
取り付け、センサの取り付けられたケーブル2を走行装
置7を介して管5内へ挿入する(手順の(7))。この際、
センサの取り付けられたケーブル2は走行装置7の第
1、第2送りローラ9a、9bと第1、第2押圧ローラ
11a、11bとの間を通過するようにする。第1、第
2送りローラ9a、9bと第1、第2押圧ローラ11
a、11bとの間は狭く前記支持部材24の回動範囲は
小さいが、支持部材24を変位させたとき、第1、第2
押圧ローラ11a、11bは支持部材24と共に、ケー
ブル2の取り込み側に若干移動するように変位するので
(図5参照)、第1、第2送りローラ9a、9bとの間が
開放され、ケーブル2のセット、取外しを容易に行うこ
とができる。尚、ケーブル2のセットの際、第1押圧ロ
ーラ11aと第1送りローラ9a間を介してケーブル2
の先端部を挿通させることもできる。
【0020】次いでケーブル2を第1、第2送りローラ
9a、9bと、第1、第2押圧ローラ11a、11bと
の間において押圧ローラ移動操作手段12の操作によ
り、ケーブル2を第1、第2送りローラ9a、9b側に
押圧する。ケーブル2は、第1、第2送りローラ9a、
9b並びに第1、第2押圧ローラ11a、11bの弾性
部材よりなる部位間において、挟持された状態となる。
【0021】コントローラ13の操作指令により走行駆
動手段8のモータ17が駆動されると、傘歯車機構19
を介して動力が連動軸20、従動歯車21から伝達歯車
16a、16bに伝達され第1、第2送りローラ9a、
9bは回転する。これにより、ケーブル2は、管5内へ
と導入される。この際、第1、第2押圧ローラ11a、
11bの支持部材24は回動軸27を中心に回動自在で
あるので、ケーブル2の引込み角度が変化しても、支持
部材24をケーブル2の変動に容易に追従させて引き込
むことができる。
【0022】また、支持部材24は偏位した位置にある
回動軸27を介して、押圧ローラ移動操作手段12から
押圧されているので、ケーブル2の引込み角度が変化し
ても、支持部材24が変位して追従することでケーブル
2への押圧力を高く維持することができ、通常の状態に
おいては、ケーブル2と第1、第2送りローラ9a、9
bとの間でスリップすることなく、調査すべき管5内へ
と、送りこむことができる。
【0023】ケーブル2の移動により第1、第2押圧ロ
ーラ11a、11bも従動回転し、エンコーダ23は第
1押圧ローラ11aの回転量をパルス数に変換し、その
パルス数をケーブル走行距離として検出する。この場
合、ケーブル走行距離を予め設定しておき、エンコーダ
23によって、その走行距離を示すパルス数が検出され
たら、走行駆動手段8を停止制御させることができる。
そして、配管探傷装置1により、(8)管5の腐食や減肉
等の検査がなされ、異常箇所が発見されたら、その管5
の交換作業を行うこととなる。
【0024】ケーブル2を管5内に挿入しているとき、
ケーブル2の先端部が何らかの障害物に、当たった場
合、ケーブル2をそれ以上送りこむことができなくな
り、静止ししてしまう。こうなると、ケーブル2を押圧
挟持する力に打ち勝って第1、第2送りローラ9a、9
bはスリップする。これに伴って、第1、第2押圧ロー
ラ11a、11bは回転停止するので、エンコーダ23
による検出信号は0となる。コントローラ13において
この信号がF/V変換回路31、積分回路32を介して
比較回路33に導入され、所定時間後(約2秒後)に比較
回路33から出力信号が導出され、コントローラ13は
走行駆動手段8を停止制御させることができる。このよ
うに、障害物によってケーブル2が送りこむことができ
なくなっても、所定時間経過時に停止制御を実行するよ
うになっているので、一時的なケーブル2の停止では走
行駆動手段8は停止せず、むやみに操作中断することは
ないので、作業能率の低下を防止することができる。一
方、ケーブル2が管5内に支障なく送りこまれていって
も、ケーブル2の末端に設けられた光反射体が、ケーブ
ル2の末端を検出する光電スイッチ25によって検出さ
れ、コントローラ13は走行駆動手段8を停止制御させ
ることができる。
【0025】以上、一実施例を挙げて説明したが、配管
探傷装置1は、他の方式、例えば渦流式を適用すること
もできる。
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、配管探傷
用ケーブルの走行装置のケーブルを押圧挟持するケーブ
ル押圧手段において、第1、第2の押圧ローラを支持部
材によって偏心させて回動自在に取り付け構成したた
め、ケーブルのセットが容易に行うことができ、ケーブ
ルの引込み角度が異なっていても、容易に追従させて引
き込むことができる。またケーブルの引込み角度が変動
しても、支持部材が変位して追従するので、ケーブルへ
の押圧力を高く維持することができ、通常の状態におい
ては、ケーブルと第1、第2送りローラとの間でスリッ
プすることなく、ケーブルの押圧保持力が低下して送り
こみ不能となるようなことはない。また、ケーブルの送
りこみ量を検出する検出手段と、ケーブルの末端を検出
する検出手段の信号に基づいてケーブルの送りこみ、停
止、一時停止等の走行制御を自在に行なうことができ
る。さらにコントローラにおいて、ケーブルの送りこみ
量を検出する検出手段からの検出信号が検出されなくな
ってから、所定時間経過時に駆動源を停止するように制
御動作を行うので、一時的にケーブルが停止することに
よる走行装置の動作中断を回避することができ、作業能
率の低下を防止することができる。このように、走行装
置を適用することにより、地中埋設管でも、容易に且つ
早期に異常箇所を発見することが可能なので、結果とし
て、安全維持管理の合理化、費用の抑制化、保安の向上
に大きな効果を奏する。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる配管探傷用ケーブルの走行装置
の全体側面図である。
【図2】本発明にかかる配管探傷用ケーブルの走行装置
と、配管探傷装置のさらに詳細な説明図である。
【図3】図1および図2に示す走行装置の要部断面説明
図である。
【図4】走行装置のコントローラにおける駆動制御回路
のブロック図である。
【図5】走行装置の作用説明図である。
【符号の説明】
1 配管探傷装置 2 ケーブル 3 探傷器 4 信号処理装置 5 管 6 活管挿入装置 7 走行装置 8 走行駆動手段 9a、9b 第1、第2送りローラ 10 ケーブル押圧手段 11a、11b 第1、第2押圧ローラ 12 押圧ローラ移動操作手段 13 コントローラ 14 送信コイル 15 受信コイル 16a、16b 伝達歯車 17 モータ 18 駆動軸 19 傘歯車機構 20 連動軸 21 従動歯車 22 傘歯車機構 23 エンコーダ 24 支持部材 25 光電スイッチ 26 突出部材 27 回動軸 28 ねじ軸 29 回転ハンドル操作手段 30 ばね部材 31 F/V変換回路 32 積分回路 33 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61B 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に管体の探傷手段を設けたケー
    ブルを、検査すべき管内に送りこむと共に、管内を走行
    移動させるための走行駆動手段を備えた配管探傷用ケー
    ブルの走行装置において、前記走行駆動手段は、駆動源
    と動力的に接続された第1、第2の送りローラと、この
    第1、第2送りローラに前記ケーブルを押圧当接するケ
    ーブル押圧手段とを具備し、このケーブル押圧手段は、
    第1、第2の押圧ローラと押圧ローラ移動操作手段とを
    有して、これら第1、第2押圧ローラを、第1、第2押
    圧ローラを取り付けた支持部材を介して回動可能に押圧
    ローラ移動操作手段に連結する構成とし、前記ケーブル
    の送りこみ量を検出する検出手段と、ケーブルの末端を
    検出する検出手段とを具備して、これら検出手段の信号
    に基づいてケーブルの送り、戻し、停止、一時停止をす
    べく走行制御を行なうコントローラを具備したことを特
    徴とする配管探傷用ケーブルの走行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコントローラにおい
    て、ケーブルの送りこみ量を検出する検出手段からの検
    出信号が検出されなくなってから、所定時間経過時に駆
    動源の動作停止をすると共に、異常状態として報知する
    ようにしたことを特徴とする配管探傷用ケーブルの走行
    装置の駆動制御方法。
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