JP2838621B2 - コンクリート製造プラントの材料供給制御方法 - Google Patents
コンクリート製造プラントの材料供給制御方法Info
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Description
るコンクリート製造プラントの材料供給制御方法に関す
る。
類の材料(砂利、砂)を複数の貯蔵サイロに貯蔵し、該
貯蔵サイロのゲートをタイミングをはかって順次開閉し
て数種の材料を重ならないようにして共通のべルトコン
ベヤ上に切り出し、これをプラント上部に搬送し、プラ
ント上部に配置した旋回自在の分配シュートをタイミン
グをはかりながら旋回移動させ、各貯蔵サイロに対応す
る貯蔵ビンの上方に位置させたところで材料を投入して
貯蔵している。そして製造するコンクリートの配合に応
じて各貯蔵ビンから材料を払い出して計量し、計量した
材料をミキサに投入し、セメント、水等を加えて混練し
て所望の生コンクリートを製造している。
の制御方法として、貯蔵サイロからの材料の切り出し停
止時に、ベルトコンベヤ上に切り出された材料の残量分
を貯蔵ビンに投入すれば満杯になるような位置にレベル
センサーを配設し、材料レベルがレベルセンサーのレベ
ルより下回ったことを検出した空状態信号により材料の
切り出しを開始し、材料供給中の貯蔵ビンが満状態にな
らずとも予め設定している限時タイマーのカウントアッ
プに伴って一定時間経過すれば材料の供給を打ち切り、
次の材料供給待ちしている貯蔵ビンへの供給を開始する
ようにした材料供給方法を採用したものがある。
イマーによる材料供給方法は、空発信している貯蔵ビン
に対し材料をこまめに供給できて貯蔵ビンの材料切れを
極力少なくできると共に、貯蔵ビン容量も小さくできる
という利点がある反面、材料供給の切り換え回数が多く
なりがちで、分配シュートを旋回移動させるための遊び
時間が長くなるという欠点を有している。したがって、
貯蔵ビン容量の比較的大きいプラントが出荷ペースを落
として運転しているときには材料の減り方も緩やかであ
り、同時期に空発信する貯蔵ビンも少ない状況となるこ
ともあり、このような供給時間に余裕があるときにも一
つの貯蔵ビンへの供給時間を限時タイマーで制限して無
駄な材料供給の切り換えをしていたのでは供給時間だけ
が必要以上にかかって供給効率の悪いものとなってしま
う。
貯蔵ビンへの材料供給をできるだけ効率よく行なえるよ
うにしたコンクリート製造プラントの材料供給制御方法
を提供することを目的とする。
成するために、貯蔵ビンのそれぞれに材料の空満状態を
検出するレベルセンサーを配設すると共に、該レベルセ
ンサーにより検出した材料レベルの下降を空信号として
順番に記憶する記憶手段と、先行する空信号を発した貯
蔵ビンに対してその貯蔵ビンに対応した貯蔵サイロから
材料を順次切り出す材料切り出し手段と、予め材料供給
方法の選択基準値となる貯蔵ビンの基準空ビン数aを設
定する基準空ビン数設定手段と、運転中の貯蔵ビンの空
ビン数bと前記基準空ビン数aを比較してa<bまたは
a≧bを判断する判断手段と、a<bならば貯蔵ビンの
満信号または限時タイマのカウントアップのいずれか早
く発する信号によって貯蔵ビンへの材料供給を停止する
限時供給制御手段と、a≧bならば貯蔵ビンの満信号に
よって貯蔵ビンへの材料供給を停止する満レベル供給制
御手段とを操作部に備えたものである。
ンサーによって各貯蔵ビンの材料レベルを検出し、貯蔵
ビンから空信号が発せられるとその都度発生順に記憶し
ていき、先行する空信号を発した貯蔵ビンに対して対応
する貯蔵サイロより材料を切り出して供給を開始する。
そして予め操作部に記憶させた材料供給方法の選択基準
値となる貯蔵ビンの基準空ビン数aと運転中の実際の空
ビン数bを比較し、a<bの場合、即ち運転中の空ビン
が多いときには限時供給制御によって各貯蔵ビンに均等
に材料を供給分配して材料切れのないようにする。ま
た、a≧bの場合、即ち運転中の空ビンが少ないときに
は満レベル供給制御によって材料を供給して供給時間の
短縮を図る。このように運転中に空発信している貯蔵ビ
ンの数によって限時供給制御と満レベル供給制御のどち
らか一方の好ましい供給制御を選択し、それぞれの供給
制御の利点を生かした効率のよい材料供給を行なうので
ある。
する。
(砂利、砂)を貯蔵する骨材サイロであって、該骨材サ
イロの下部材料取り出し口のゲート2a、2b・・・2
eを順次開作動させて水平ベルトコンベヤ3上に材料を
切り出し、傾斜ベルトコンベヤ4に引き移してプラント
上部の複数の貯蔵ビン5a、5b・・・5e上方に搬送
する。そして傾斜ベルトコンベヤ4の終端部に旋回自在
に配設した分配シュート6によって骨材サイロ1a、1
b・・・1eのそれぞれに対応する貯蔵ビン5a、5b
・・・5eに材料を分配投入している。
には空満レベルを検出するレベルセンサー7a、7b・
・・7eが配設してある。そのレベルセンサーの設置位
置は、供給される材料がレベルセンサーの位置に達した
ことを検出した信号によって骨材サイロ1a、1b・・
・1eのゲート2a、2b・・・2eを閉作動して材料
の切り出しを停止した時に水平ベルトコンベヤ3及び傾
斜ベルトコンベヤ4上に積み残された材料を貯蔵ビン5
a、5b・・・5e内に収容すれば貯蔵ビンがほぼ満杯
になるような位置である。
図示しないが材料を計量するための計量槽を配設してお
り、貯蔵ビンより材料を払い出して所定量計量した後、
計量槽下位のミキサに投入し、水、セメント、混和剤等
を加えて混練して所定の生コンクリートを製造するよう
に構成されている。
制御方法について説明するが、その前に材料の切り出し
と同時に限時タイマーを起動し、そのカウントアップに
よって材料の停止を行なう限時供給制御と、満信号によ
る材料の停止を行なう満レベル供給制御について図2に
基づいて説明する。図2の上段は限時供給制御のタイム
チャート、下段は満レベル供給制御のタイムチャートを
示したものであり、一例として貯蔵ビン5a、5bに砂
利1、砂利2を供給する例を示した。なお、図中のt
1、t2は砂利1、砂利2のそれぞれの搬送時間を示
し、Tは供給材料切り換え時の分配シュートの旋回に要
する時間+αである。
間はt1、砂利2の供給時間はt2に設定されており、
2回の限時供給でそれぞれの貯蔵ビンが満杯になるとす
る。この時の所要時間は、2(t1+t2)+3Tであ
る。
ンずつ満杯にしていくので所要時間は、2(t1+t
2)+Tとなる。
を満杯にするには限時供給制御よりも材料供給の切り換
えの少ない満レベル供給制御の方が供給時間を節約でき
ることがわかる。またその反面、限時供給制御は満レベ
ル供給制御よりも供給時間を多く取るが、空発信してい
る貯蔵ビンに対し早めに材料を補給できるので材料切れ
を起こしにくくする利点もある。
制御を組み合わせた材料供給制御方法を図3のフローチ
ャートに基づいて説明する。図中のS1〜S16は制御
手順の各ステップを表わす。
貯蔵ビンに対しての材料供給制御として限時供給制御と
満レベル供給制御のどちらを選択して効率よく供給する
のか、その選択基準値となる基準空ビン数aを設定して
おく。
5b・・・5eに配設したレベルセンサー7a、7b・
・・7eにより材料の空信号を検出したか否か判断し
(S1)、いずれのレベルセンサーも空信号を検出して
いなければ検出待ちとなる。また空信号を検出すればそ
の信号を検出した順番に記憶していく(S2)。次に空
信号検出の終了(運転終了)か否かを判断し(S3)、
終了(運転終了)であればENDに進み、終了でなけれ
ば空信号の検出を続行して空信号を発している貯蔵ビン
の順序を次々に記憶していく。
内容を参照して空ビンへの材料供給制御を行なう。先
ず、空ビンが有るか否か判断し(S4)、空ビンがなけ
れば運転終了か否か判断し(S6)、終了であればEN
Dに進み終了する。終了でなければステップ4に戻り空
ビン待ちとなる。空ビンがあれば空ビンの検出順位を確
認し(S6)、更に運転中の空ビンの数bを確認する
(S7)。
の空ビン数bとを比較し(S8)、a<bか否か判断す
る(S9)。a<b、即ち運転中の空ビン数bが基準空
ビン数aより多ければ限時供給制御を開始する。空信号
の検出順位に従い、例えば貯蔵ビン5aが順位1位とす
ればこれに対応する貯蔵サイロ1aのゲート2aを開動
作させて材料の供給を開始し(S10)、貯蔵ビン5a
に対して設定した限時タイマーを起動する(S11)。
貯蔵ビン5aのレベルセンサー7aが満レベルを検出し
たか否か判断し(S12)、満レベルを検出していなけ
れば限時タイマーがカウントアップしたか否か判断する
(S13)。カウントアップしていなければステップ1
2の満レベルの検出に戻る。限時タイマーのカウントが
アップすれば貯蔵サイロ1aのゲート2aを閉動作し
(S14)、貯蔵サイロ1aからの材料の供給を停止し
てステップ4に戻って空ビンがあるか否かの判断に移
る。なお、ステップ12で満レベルを検出するとステッ
プ14に移り、貯蔵サイロ1aからの材料の供給を停止
してステップ4に戻る。
即ちa≧bであって基準空ビン数aより運転中の空ビン
数bが少ないと判断すれば満レベル供給制御を開始す
る。空信号の検出順位1位の貯蔵ビンに対応する貯蔵サ
イロのゲートを開動作させて材料の供給を開始し(S1
5)、満レベルを検出するまで検出待ちとなり(S1
6)、満レベルを検出するとゲートを閉動作して材料供
給を停止する(S14)。そして、ステップ4に戻って
空ビン供給待ちがあるか否かを判断し、空ビンがあれば
上記の手順を繰り返して貯蔵ビンに材料を供給するので
ある。
定した基準空ビン数aを比較し、a<bであれば、即ち
空発信している貯蔵ビンが基準空ビン数よりも多ければ
材料切れを起こさないようにこまめに各貯蔵ビンに材料
を供給することができる限時供給制御を採用し、また、
a≧b、即ち空発信している貯蔵ビンが設定した基準空
ビン数よりも少ないのであれば供給時間を節約できる満
レベル供給制御を採用することによって材料供給を効率
よく行なうのである。
方法の選択基準値となる貯蔵ビンの基準空ビン数aを予
め設定し、運転時の空ビン数bが基準空ビン数aより大
きくて多くの貯蔵ビンが空発信していれば各貯蔵ビンに
こまめに材料を供給する限時供給制御によって材料切れ
の起こらないように材料供給し、また、空ビン数bが基
準空ビン数aより少ないのであれば材料の切り換え回数
が少なくて供給時間を節約できる満レベル供給制御によ
って材料供給するようにしたので、運転時の各貯蔵ビン
の空発信状況に応じた効率の良い材料供給を行なうこと
ができる。
略図である。
ートである。
ートである。
Claims (1)
- 【請求項1】異なる種類の材料を貯蔵する複数の貯蔵サ
イロから所望の材料を切り出し、ベルトコンベヤによっ
てプラント上部まで搬送し、プラント上部の分配シュー
トを切り換えて各材料に対応する貯蔵ビンに分配投入し
て貯蔵するようにしたコンクリート製造プラントの材料
供給装置において、 前記貯蔵ビンのそれぞれに材料の空満状態を検出するレ
ベルセンサーを配設し、貯蔵ビンの材料レベルが前記レ
ベルセンサーより下降するとそのレベルセンサーの信号
を空信号として操作部に順番に記憶し、空信号を発した
順序に従って材料ホッパより貯蔵ビンに材料を順次供給
していくと共に、 予め材料供給方法の選択基準値となる貯蔵ビンの基準空
ビン数aを操作部に設定し、運転中の貯蔵ビンの空ビン
数をbとして、 a<bの場合には材料切り出し時に材料切り出し時間を
設定した限時タイマをスタートさせ、貯蔵ビンの満信号
または限時タイマのカウントアップのいずれか早く発す
る信号によって貯蔵ビンへの材料供給を停止するように
し、 a≧bの場合には貯蔵ビンの満信号によって貯蔵ビンへ
の材料供給を停止するようにして順次供給待ちをしてい
る貯蔵ビンへの材料供給を行なうようにしたことを特徴
とするコンクリート製造プラントの材料供給制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18488392A JP2838621B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | コンクリート製造プラントの材料供給制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18488392A JP2838621B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | コンクリート製造プラントの材料供給制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623734A JPH0623734A (ja) | 1994-02-01 |
JP2838621B2 true JP2838621B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=16160985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18488392A Expired - Fee Related JP2838621B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | コンクリート製造プラントの材料供給制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838621B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020134669A1 (de) * | 2020-12-22 | 2022-06-23 | Liebherr-Mischtechnik Gmbh | Beschickungseinrichtung für eine Betonmischanlage |
CN113618928A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-11-09 | 三一汽车制造有限公司 | 一种上料设备控制方法、控制装置及搅拌楼 |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP18488392A patent/JP2838621B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0623734A (ja) | 1994-02-01 |
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