JP2838502B2 - ケーブルの滑剤除去方法 - Google Patents

ケーブルの滑剤除去方法

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JP2838502B2 JP26623195A JP26623195A JP2838502B2 JP 2838502 B2 JP2838502 B2 JP 2838502B2 JP 26623195 A JP26623195 A JP 26623195A JP 26623195 A JP26623195 A JP 26623195A JP 2838502 B2 JP2838502 B2 JP 2838502B2
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将一 蒲原
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
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    • B65H2301/5115Cleaning

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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルに塗布さ
れた滑剤を除去するために使用されるケーブル滑剤除
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ケーブルを地中に設けられた管路
内に布設する場合には、モータ等の駆動手段により回転
駆動する左右の回転体によりケーブルを挟持し、これら
左右の回転体によりケーブルに張力を付与することによ
って、管路内にケーブルを布設する工法が提案されてい
る。このケーブル布設装置によるケーブルの布設工法に
よれば、該ケーブル布設装置を各マンホール毎に設置す
ることにより、長距離に亘ってケーブルを布設すること
ができ、またケーブルとケーブルとをジョイントする箇
所も減少することから、接続不良の可能性を有効に回避
し短時間且つ低コストでケーブルの布設作業を行うこと
ができる。ところで、上述したケーブルの布設工法で
は、ケーブルと管路との摩擦抵抗が管路の長さとケーブ
ルの重量との関係で極めて大きなものとなる場合がある
ことから、こうした摩擦抵抗を軽減するためにケーブル
に滑剤を塗布する場合があるが、一方、この滑剤が塗布
されたケーブルを上記ケーブル布設装置により牽引しよ
うとすると、前記左右の回転体とケーブルとの間でスリ
ップが生じ大きな張力を付与することができない。した
がって、管路から牽引されて来たケーブルを上記ケーブ
ル布設装置の直前において、洗浄し上記滑剤を除去する
必要がある。そこで、従来では、こうしたケーブルに塗
布された滑剤を除去するために、作業者がマンホール内
において洗浄水により該ケーブルを洗浄している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法でケーブルに塗布された滑剤を除去することは極
めて面倒であり、多くの作業者がこの作業に従事しなけ
ればならず、コスト高となることも避けられない。
【0004】そこで、本発明は、上述した従来の技術の
課題を解決するために提案されたものであって、多くの
作業者を必要とせず、低コストにてケーブルの滑剤を除
去することが可能となるケーブル滑剤除去方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、マンホール内に
ケーブル布設装置を設置し、このケーブル布設装置と管
路との間に、内部にケーブルが挿通され互いに着脱可能
となされた一方及び他方の管半体からなる装置本体と、
この装置本体に設けられケーブルの外周面に洗浄水を噴
射させる複数の洗浄ノズルと、これらの洗浄ノズルの取
付位置よりもケーブルの延線方向に取り付けられてなる
エアーノズルを備えてなるケーブル用滑剤除去装置を、
伸縮可能となされ左右両端がマンホール内の側壁に圧接
された支持杆を介して、上記ケーブル用滑剤除去装置の
中心が管路の中心と略同じ高さとなるよう固定してなる
ことを特徴とするものである。
【0006】上記発明に係るケーブル滑剤除去方法
よれば、ケーブル用滑剤除去装置内を通過するケーブル
に付着した滑剤は洗浄ノズルから放射される洗浄水によ
り除去されるとともに、該洗浄水はエアーノズルにより
飛ばされ除去される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るケーブル
剤除去方法実施の形態について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0008】このケーブルの滑剤除去方法は、ケーブル
用滑剤除去装置1、図1に示すように、マンホールM
内に設置された二つのケーブル布設装置K,Kと、
管路Pの出口との間であって、左右両端がマンホールM
の側壁W,Wに圧接される第1及び第2の支持杆2,3
を介して支持するものである。なお、図2に示すよう
に、これらの支持杆2(第2の支持杆3は、図2に図示
されていない。)は、杆本体2aと、この杆本体2aの
両端に螺着されてなる伸縮杆2b,2cと、この伸縮杆
2b,2cを伸縮操作するためのリング部材2d,2e
とから概略構成されており、このケーブル用滑剤除去装
置1の中心が管路Pの中心と略同じ高さとなるように側
壁W,Wに固定されている。
【0009】以下、上記ケーブル用滑剤除去装置1につ
いて詳細に説明する。上記第1及び第2の支持杆2,3
により支持されてなるケーブル用滑剤除去装置1は、図
3及び図4に示すように、第1の管体4及びこの第1の
管体4の一端に固定されてなる第2の管体5から構成さ
れてなる装置本体6と、上記第1の管体4に取り付けら
れてなる複数の洗浄ノズル(後述する)と、第2の管体
5に取り付けられてなるエアーノズル(後述する)と、
から概略構成されている。そして、上記第1の管体4
は、一方の管半体10と他方の管半体11とから構成さ
れ、また上記第2の管体5も、一方の管半体12と他方
の管半体13とから構成されている。そして、上記第1
の管体4を構成する一方及び他方の管半体10,11の
左右両端にはそれぞれ半リング状となされた第1及び第
2のフランジ部10a,10b,11a,11bが形成
され、同様に、上記第2の管体5を構成する一方及び他
方の管半体12,13の左右両端にもそれぞれ半リング
状となされた第1及び第2のフランジ部12a,12
b,13a,13bが形成されている。そして、上記第
1の管体4を構成する一方及び他方の管半体10,11
に形成された第1のフランジ部10a,11aと、第2
の管体5を構成する一方及び他方の管半体12,13に
形成された第2のフランジ部12b,13bとは、複数
のボルト14により固定されている。
【0010】なお、上記第1の管体4を構成する一方及
び他方の管半体10,11に形成された上記第1及び第
2のフランジ部10a,10b,11a,11bの外側
面には、図5に示すように、それぞれ後述する流入防止
幕又は飛散防止幕の外周側が収納される収納部10c,
10d,11c,11dが形成されている。また、上記
第2の管体5を構成する一方及び他方の管半体12,1
3に形成された第2のフランジ12b,13bの外側面
にも、後述する流入防止幕の外周側が収納される収納部
12c,13cが形成されている。また、上記第1の管
体4を構成する一方及び他方の管半体10,11に形成
された第2のフランジ10b,11bには、それぞれ半
リング状となされた幕固定部材16,17がそれぞれボ
ルト18,18により固定されており、これらの幕固定
部材16,17の内側面にも、飛散防止幕の外周側が収
納される収納部16a,17aが形成されている。な
お、これらの幕固定部材16,17の外側面には、装置
本体6内を通過するケーブルCの外周面を該幕固定部材
16,17の内周縁により損傷を与えることを防止する
ために、超高分子ポリエチレンからなるとともに該幕固
定部材16,17の内径よりもやや縮径された内径を有
するケーブル保護板19,20がボルト21によりそれ
ぞれ取り付けられている。
【0011】そして、上述のように構成された装置本体
6の一端側(管路P側)には、図5に示すように、後述
する五つの洗浄ノズルから噴射された洗浄水がこの装置
本体6内から外部に飛散することを防止する三枚の飛散
防止幕22が取り付けられており、また該装置本体6を
構成する第1の管体4と第2の管体5との間には、該洗
浄ノズルから噴射された洗浄水が第2の管体5内に流入
することを防止するための三枚の流入防止幕23が取り
付けられている。上記各飛散防止幕22は、図6に示す
ように、ゴムにより半円状に成形された一方及び他方の
飛散防止幕半体24,25からなるものであって、中心
から放射状に多数のスリット24a,25aが形成され
ている。また、上記各流入防止幕23も、上記飛散防止
幕22と同じように、ゴムにより半円状に成形された三
枚の一方及び他方の飛散防止幕半体26,27からなる
ものであって、中心から放射状に多数のスリット26
a,27aが形成されている。なお、上記三枚の各飛散
防止幕半体24,25の内で、間に挟まれた飛散防止幕
半体24,25は、図7に示すように、この挟まれた飛
散防止幕半体24,25の各スリット24a,25aが
前側及び後ろ側の飛散防止幕半体24,25に形成され
た各スリット24a,24a,25a,25aの中心に
位置している。
【0012】また、前記一方及び他方の管半体10,1
1により構成された第1の管体4には、図8に示すよう
に、該第1の管体4の周回り方向に第1乃至第5の透孔
4a・・・4eが穿設されており、これら各透孔4a・
・・4e内には、第1乃至第5の洗浄ノズル30・・・
34の先端側が挿入されている。これらの各洗浄ノズル
30・・・34は、図9に示す第1の洗浄ノズル30の
ように、一方の管半体10に穿設された上記第1の透孔
4aよりやや管路P側に下端が溶接されてなるとともに
ケーブルCの布設方向との間で鋭角を形成するよう傾斜
されてなり長さ方向に亘って長孔35aが穿設されてな
る支持突片35と、この支持突片35の一側面に固定さ
れる固定片36aが外周面に溶接され内部に該洗浄ノズ
ル30が挿通支持される円筒状の支持金具36と、上記
固定片36aに固定されてなるボルト37と、このボル
ト37に螺着されるナット38とにより、この第1の管
体4に取り付けられている。したがって、上記支持金具
36に挿通支持された各洗浄ノズル30・・・34は、
上記長孔35aの長さ方向に亘ってスライド調節するこ
とができ、これによって、滑剤を除去するケーブルCの
径が異なる場合であっても、確実に該滑剤を除去するこ
とができる。なお、上記第1乃至第5の各洗浄ノズル3
0・・・34には、図8に示すように、第1乃至第5の
ホース30a・・・34aが接続されており、これらの
ホース30a・・・34aは、第1のホース30aを示
す図1のように、タンク40とホース41aを介して接
続されてなるポンプ41に接続されている。
【0013】また、上記第1の管体4を構成する他方の
管半体11には、図5に示すように、上記第1乃至第5
の洗浄ノズル30・・・34から噴射された洗浄水(排
水)が排出される筒状の排水口4fが形成され、この排
水口4fには、図1に示すように、回収タンク42に該
排水を流入させる第1の排水用ホース43が取り付けら
れている。なお、この回収タンク42内に回収された排
水は、該排水タンク42に接続された排水ポンプ44の
駆動により第2の排水用ホース45を介してマンホール
M内から外部に排出されるようにされている。
【0014】一方、上記第2の管体5を構成する一方及
び他方の管半体12,13の一端側(第1の管体4側)
であって該第2の管体5の周回り方向には、図3及び図
4に示すように、後述するエアーノズルから噴射される
気体をこの第2の管体5から外部に排気するための多数
の排気口5aが形成されている。また、上記一方及び他
方の管半体12,13の他端側(ケーブル布設装置
,K側)には、エアーノズル50が取り付けられ
ている。このエアーノズル50は、図3に示すように、
前記一方及び他方の管半体12,13に形成された第1
のフランジ部12a,13aにボルト51を介して固定
されてなり半リング状に成形されてなる一方及び他方の
取付板52,53と、この一方及び他方の取付板52,
53にボルト54を介して固定されてなり断面が略コ字
状に成形されてなるとともに正面形状は略半リング状に
成形されてなる一方及び他方のコ字状リング55,56
とから構成されている。そして、この一方のコ字状リン
グ55には、基端が図1に示す送風機57に接続されて
なるエアーホース58の先端が固定され、上記一方及び
他方の取付板52,53と一方及び他方のコ字状リング
55,56とにより形成されたドーナツ状のエアーノズ
ル50内に圧縮空気が充填されるように構成されてい
る。また、上記一方及び他方の取付板52,53の内周
縁は、図12に示すように、このケーブル用滑剤除去装
置1内を通過するケーブルCの布設方向との間で鋭角を
形成するよう傾斜されており、また上記一方及び他方の
コ字状リング55,56の内周側先端も同じように鋭角
を形成するよう傾斜され、該一方及び他方の取付板5
2,53の内周縁と、一方及び他方のコ字状リング5
5,56の内周側先端との間には、僅かな隙間が圧縮空
気の噴射口50aとして形成され、この噴射口50aか
らケーブルCに対して圧縮空気が放射されるように構成
されている。なお、この噴射口50aが形成されたエア
ーノズル50の内周面、すなわち上記一方及び他方の取
付板52,53の内周面及び一方及び他方のコ字状リン
グ55,56の内周面には気体の噴射方向と直交する平
面52a,53a,55a,56aが形成されている。
すなわち、本実施の形態においては、上記噴射方向と各
平面52a,53a,55a,56aとは、略90度と
されている。なお、上記一方及び他方のコ字状リング5
5,56の背面には、装置本体6内を通過するケーブル
Cの外周面に損傷を与えることを防止するために、超高
分子ポリエチレンからなるとともに該コ字状リング5
5,56の径よりもやや縮径された内径を有する半リン
グ状のケーブル保護板59,60がボルト61によりそ
れぞれ取り付けられている。
【0015】また、図6に示すように、上記第1の管体
4を構成する一方の管半体10の両側には第1及び第2
のリブ10e,10fが形成され、同様に、他方の管半
体11の両側にも第3及び第4のリブ11e,11fが
形成されている。また、上記第2の管体5を構成する一
方の管半体12の両側には第5及び第6のリブ12e,
12fが、また他方の管半体13の両側には第7及び第
8のリブ13e,13fがそれぞれ形成されている。そ
して、上記第1乃至第4のリブ10e,10f,11
e,11fの中央よりもやや一端側(管路P側)には、
それぞれU字状の溝10g,10h,11g,11hが
形成されている。また、上記第5乃至第8のリブ12
e,12f,13e,13fの略中央にも、U字状の溝
12g,12h,13g,13hがそれぞれ形成されて
いる。そして、上記第3及び第4のリブ11e,11f
の下面であって、上記溝部11g,11hに対応する部
位及び第7及び第8のリブ13e,13fの下面であっ
て上記溝部13g,13hに対応する部位には、それぞ
れ図10に示すように、一方及び他方の垂下片63,6
4が溶接され、これら垂下片63,64の間には該垂下
片63,64に回動可能に支持されてなる支軸65を介
して回動するとともに外周面にはネジ孔66aが形成さ
れてなる回動部材66が配設され、この回動部材66に
は、締付けハンドル67が螺着されている。この締付け
ハンドル67は、上端側に回動操作するための把手部6
7aが形成され上記各溝部(符号は省略する。)の幅よ
りも長い直径を有する太径部67bと、この太径部67
bの下端側に固定されてなり上記回動部材66に形成さ
れたネジ孔66a螺合するとともに前記各溝部(符号は
省略する。)に挿通されるボルトブロック67cとから
構成されている。
【0016】また、上記第1の管体4の一側には、図3
に示すように、蝶番70が固定され、該第1の管体4及
びこの管体4に固定された第2の管体5が、図6に示す
ように、開閉できるように構成されている。上記蝶番7
0は、図7に示すように、第2のリブ10fの上面に複
数のボルト71により固定されてなる一方の固定板70
aと、第4のリブ11fの下面に複数のボルト72によ
り固定されてなる他方の固定板70bと、上記一方の固
定板70aの先端側下面に上面が溶接されてなる第1の
リング部材70cと、他方の固定板70bの先端側上面
に固定されてなり上記第1のリング部材70cを挟んで
なる第2及び第3のリング部材70d,70eと、これ
ら第1乃至第3のリング部材70c,70d,70eに
挿通されてなる支軸70fとから構成されている。
【0017】したがって、上記装置本体6は、上記蝶番
70を介して図4に示す状態から図6に示すように、第
1の管体4を構成する一方の管半体10と、これに固定
された第2の管体5を構成する一方の管半体12とを同
時に開放することができる。なお、このように開放する
場合には、予め上記装置本体6を管状に固定している各
締付けハンドル67(本例の場合は全部で四つの締付け
ハンドル)は、それぞれ前記回動部材66の両側面に形
成されている支軸65を介して図11に示すように、回
動させ逃がしておく。
【0018】上述した構成に係るケーブル用滑剤除去装
置1によれば、各ケーブル布設装置K,K 駆動力
により管路Pを通過するとともに滑剤が塗布されている
ケーブルCは、前記第1乃至第5の洗浄ノズル30・・
・34から噴射される洗浄水により洗浄除去され、その
後に、前記エアーノズル50から噴射される気体により
上記洗浄水が飛ばされる。したがって、このケーブル用
滑剤塗布装置1を通過したケーブルCには、滑剤は勿論
洗浄水も除去されることから、ケーブル布設装置K
に設けられた回転体とケーブルCとがスリップする
ことを有効に防止することができる。
【0019】また、このケーブル用滑剤除去装置1で
は、ケーブルCの入口である一端側には、飛散防止幕2
2が配設されているので、洗浄ノズル30・・・34か
ら噴射された洗浄水がこの装置1外に飛散し、マンホー
ルM内を排水により汚損することを有効に防止すること
ができる。特に、このケーブル用滑剤除去装置1を構成
する飛散防止幕22は、それぞれ三枚の一方及び他方の
飛散防止幕半体24,25からなるとともに、三枚の各
飛散防止幕半体24,25の内で、間に挟まれた飛散防
止幕半体24,25は、図7に示すように、この挟まれ
た飛散防止幕半体24,25の各スリット24a,25
aが前側及び後ろ側の飛散防止幕半体24,25に形成
された各スリット24a,24a,25a,25aの中
心に位置していることから、各スリット24a,24
a,25a,25aから洗浄水が外部に漏出することを
一層有効に防止することができる。また、このケーブル
用滑剤除去装置1では、上記飛散防止幕22のみなら
ず、第1の管半体4の他側側(ケーブル布設装置K
側)には、流防止幕23が配設されてなるので、
第2の管体5に形成された多数の排気口5aから洗浄水
が露出することも防止することができる。
【0020】さらに、このケーブル用滑剤除去装置1で
は、本発明を構成する洗浄ノズルが装置本体6の周回り
方向に五つ取り付けられていることから、図8に示すよ
うに、三本のケーブルCが撚られてなる撚り線ケーブル
であっても確実に滑剤を除去することができる。特に、
前述の通り各洗浄ノズル30・・・34は、図9に示す
ように、長孔35aの長さ方向にスライドさせることが
できるので、径の細いケーブルCの滑剤を除去する場合
には、内方にスライドさせ、また径の太いケーブルCの
滑剤を除去する場合には、外方にスライドさせることに
より、常に一定の圧力にて洗浄水をケーブルCに噴射さ
せることができる。
【0021】なお、上記ケーブル用滑剤除去装置1で
は、本発明を構成する洗浄ノズルを五つ取付けたものを
図示して説明したが、上記洗浄ノズルの数はこれより多
い数であっても、或いは少ないものであっても良い。ま
た、前記飛散防止幕の数も上述のように、必ずしも、三
枚の各飛散防止幕半体24,25とする必要はない。ま
た、前記実施の形態では、第1又は第2の管体4,5を
構成する一方の管半体10,12と、第1又は第2の管
体4,5を構成する他方の管半体11,13とを、蝶番
70により連結し、該蝶番70を介して上記一方の管半
体10,12を開閉可能となされた構成を図示して説明
したが、本発明に係るケーブル滑剤除去方法では、こ
のように必ずしも蝶番70により開閉可能となっている
必要はなく、単に上記一方の管半体10,12を他方の
管半体11,13上に載置し固定する構造であっても良
い。
【0022】
【発明の効果】上記本発明の実施の形態の説明からも明
らかなように、発明に係るケーブル滑剤除去方法
よれば、装置本体内を通過するケーブルに対して複数の
洗浄ノズルから洗浄水が噴射されることから、該ケーブ
ルに塗布された滑剤をこの洗浄水により除去することが
できる。さらに、この滑剤が除去されたケーブルには、
エアーノズルから噴射される気体によりケーブルに付着
した洗浄水を飛散させることができる。すなわち、この
ケーブル滑剤除去方法によれば、洗浄水により滑剤を
除去することができるとともに、洗浄水をも除去するこ
とができ、これにより、ケーブル布設装置とケーブルと
のスリップを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、マンホール内にケーブル用滑剤除去装
置を設置した状態を模式的に示す側面図である。
【図2】図2は、ケーブル用滑剤除去装置が支持杆によ
り支持されている状態を示す背面図である。
【図3】図3は、ケーブル用滑剤除去装置の側面図であ
る。
【図4】図4は、ケーブル用滑剤除去装置の斜視図であ
る。
【図5】図5は、内部にケーブルが挿通された状態にお
けるケーブル用滑剤除去装置の断面図である。
【図6】図6は、ケーブル用滑剤除去装置を蝶番を介し
て開放した状態を示す斜視図である。
【図7】図7は、図3に示すケーブル用滑剤除去装置の
Y−Y線断面図である。
【図8】図8は、第1乃至第5の洗浄ノズルの取付状態
を示す断面図である。
【図9】図9は、洗浄ノズルの取付状態を示す分解斜視
図である。
【図10】図10は、一方及び他方の管半体の固定状態
を示すものであって、締付けハンドルにより該一方及び
他方の管半体が固定されている状態の要部を示す斜視図
である。
【図11】図11は、図10に示す状態から締付けハン
ドルを回動させた後の状態の要部を示す斜視図である。
【図12】図12は、本発明を構成するエアーノズルの
構成を拡大して示す側断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル用滑剤除去装置 4 第1の管体 5 第2の管体 6 装置本体 10 一方の管半体 11 他方の管半体 12 一方の管半体 13 他方の管半体 22 飛散防止幕 24 一方の飛散防止幕半体 25 他方の飛散防止幕半体 30 第1の洗浄ノズル 31 第2の洗浄ノズル 32 第3の洗浄ノズル 33 第4の洗浄ノズル 34 第5の洗浄ノズル 50 エアーノズル C ケーブル ,K ケーブル布設装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 孝 愛知県名古屋市港区千年三丁目1番32号 株式会社トーエネック本店別館内 (56)参考文献 特開 平6−254509(JP,A) 特開 平3−89983(JP,A) 特開 昭57−171476(JP,A) 特開 昭58−192413(JP,A) 特開 平7−304564(JP,A) 特開 昭52−123562(JP,A) 特開 昭49−13492(JP,A) 特開 昭61−204386(JP,A) 特開 昭48−91589(JP,A) 実開 昭55−32641(JP,U) 実開 平5−33633(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 3/02 B08B 5/02 B08B 11/00 C23G 3/00 - 3/02 C25D 7/06 H02G 9/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール内にケーブル布設装置を
    設置し、 このケーブル布設装置と管路との間に、内部にケーブル
    が挿通され互いに着脱可能となされた一方及び他方の管
    半体からなる装置本体と、この装置本体に設けられケー
    ブルの外周面に洗浄水を噴射させる複数の洗浄ノズル
    と、これらの洗浄ノズルの取付位置よりもケーブルの延
    線方向に取り付けられてなるエアーノズルを備えてなる
    ケーブル用滑剤除去装置を、伸縮可能となされ左右両端
    がマンホール内の側壁に圧接された支持杆を介して、上
    記ケーブル用滑剤除去装置の中心が管路の中心と略同じ
    高さとなるよう固定してなることを特徴とするケーブル
    の滑剤除去方法。
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