JP2838354B2 - レトルト殺菌装置 - Google Patents

レトルト殺菌装置

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JP2838354B2 JP33720093A JP33720093A JP2838354B2 JP 2838354 B2 JP2838354 B2 JP 2838354B2 JP 33720093 A JP33720093 A JP 33720093A JP 33720093 A JP33720093 A JP 33720093A JP 2838354 B2 JP2838354 B2 JP 2838354B2
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英文 岡本
守男 谷口
隆司 西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装食品等の被処理物
を蒸気,熱水等の加熱媒体によりレトルト殺菌するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レトルトパウチのような包装食品
をレトルト殺菌する装置としては、例えば、本出願人が
平成2年7月20日付けで出願した「レトルト殺菌装
置」(特開平4 ─79871 号公報)がある。この装置は、
水平に延びたほぼ円筒形の密閉容器と、該容器の少なく
とも側面に噴出孔を有する加熱媒体配管を設け、被処理
物の包装体用の複数の積層したトレーを収容するレトル
ト殺菌装置において、各トレーの上端にほぼトレーの全
体にわたる水平な凹部を設け、該凹部に水平方向に挿入
されるようになった加熱媒体噴出管を備えている。この
装置によれば、トレーの中央部分にある被処理物の昇温
を促進し、トレーの中央部分にある被処理物の昇温と少
なくとも側面に設けた加熱媒体配管に近接する部分での
昇温がほぼ同じになり、被処理物の加熱時間の短縮と加
熱温度の均一化を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレトル
ト殺菌装置では、加熱媒体噴出管が一定の高さに位置決
めされ、高さを変更することができないため、各トレー
の高さや積層するトレーの数を変更して使用すると、噴
出管が積層されたトレーの中間部に位置せず、被処理物
の加熱温度の均一化を図れないという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、トレーの高さや積層する
トレーの数を変えた場合であっても、常に積層されたト
レーの中間部分から加熱媒体を噴出することができるレ
トルト殺菌装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明のレトル
ト殺菌装置は、上記課題を解決するために、加熱媒体吹
出口を備えたレトルト本体と、そのレトルト本体の中で
殺菌すべき被処理物を収容し、垂直方向に積層可能であ
り、かつ加熱媒体の出入り可能な孔が穿設されたトレー
と、積層されたトレーの内側から加熱媒体を噴出する噴
出管とを有するレトルト殺菌装置において、噴出管は、
トレーと垂直方向に連結可能な連結枠に取り付けられ、
その連結枠は垂直方向に移動自在に構成されている。本
発明によれば、各トレーの高さ・積層するトレーの数を
変えた場合でも、連結枠に取り付けられた噴出管を垂直
方向に移動できるので、連結枠の上側及び下側に積層す
べきトレーの数を同一することにより、連結枠に取り付
けられた噴出管を常にトレーの中間部分に位置決めする
ことができる。また、噴出管は、連結枠に水平方向に取
り付けられるのが好ましく、これにより、加熱媒体の噴
出孔の数を増やすことができる。さらに、噴出管を取り
付けた連結枠を垂直方向に複数の箇所設置することがで
きる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明のレトルト殺菌装置を概略的に示
す全体斜視図、図2は、噴出管を取り付けた連結枠にト
レーを積層した状態を示す斜視図、図3(A)は噴出管
を取り付けた連結枠を示す平面図、(B)は、連結枠の
裏面図、図4は各トレーの構成を示す平面図である。本
発明のレトルト殺菌装置Aは、図1に示すように、水平
方向に延びたほぼ円筒形のレトルト本体1と、そのレト
ルト本体1の中で殺菌すべき被処理物(図示せず)を収
容し、垂直方向に積層可能な複数のトレー2と、蒸気,
熱水等のような加熱媒体をレトルト本体1の中に供給す
るための供給管3と、その供給管3に連結され、供給さ
れた加熱媒体を積層されたトレー2の中間部分から噴出
する噴出管4と、その噴出管4を取り付け、かつ上側又
は下側にトレー2を連結することができる連結枠5とを
有する。レトルト本体1の壁面には、貫通孔1a(後述
する加熱媒体吹出口でもよい)が穿設されており、その
貫通孔1aを介してフレキシブルチューブ9の一端部と
供給管3とが固着され、かつ接続されている。この供給
管3は、供給弁6,ユニオン継手7を介して図示しない
加熱媒体供給源に連結されている。レトルト本体1の底
部及び/又は側部には、レトルト本体の中に加熱媒体を
吹き出すための加熱媒体吹出口8が設けられ、その加熱
媒体吹出口8に他の加熱媒体の供給管3′が連結されて
いる。
【0006】各トレー2は、図4に示すように、実質的
に四角形状であり、被処理物を載置するための凹状の底
部2aを有する。又、トレー2の底部2aの中間部分に
は7個の長孔2bが穿設され、かつ、各側部及び底部に
は多数の小孔2cが穿設されて、加熱媒体の出入りが容
易にできるようになっている。さらにトレー2の四隅に
はトレー2を図2に示すように積層する際に、互いに嵌
合するための凹状の連結部2dが形成されている。噴出
管4には、図3(A)(B)に示すように、加熱媒体を
噴出するための噴出孔4a(直径2.6mm)が上下それぞれ
18箇所に設けられており、その引き出し部分4bの先
端にはフレキシブルチューブ9の先端部と連結するため
の連結部4cが設けられている。連結枠5は、トレー2
と実質的に同一の構成であり、トレー2の底部には7個
の長孔5aが穿設され、かつ、各側部及び底部には多数
の小孔5bが穿設されている。そして、連結枠5の長孔
5aに噴出管4を嵌め込み、取付具5cによって連結枠
5の所定位置に水平方向に取り付けている。なお、図1
に示すように、噴出管4(連結枠5)を垂直方向に容易
に移動できるように、供給管3にフレキシブルチューブ
9が配設されている。
【0007】本発明の実施例のレトルト殺菌装置Aによ
れば、各トレー2の高さ・積層するトレー2の数を変え
た場合でも、噴出管4を連結枠5とともに垂直方向に移
動できるので、連結枠5の上側及び下側に積層すべきト
レー2の数を同一することにより、連結枠5に取り付け
られた噴出管4を常に積層されたトレー2の中間部分に
位置決めすることができる(図2)。従って、このよう
に位置決めされた噴出管4から噴出される加熱媒体によ
って、トレー2の中間部分にある被処理物の昇温を促進
して、トレー2の中間部分にある被処理物の昇温と加熱
媒体吹出口8から噴出される加熱媒体に近接するトレー
2の部分での昇温とがほぼ同じになる。その結果、レト
ルト殺菌装置A内の加熱温度の均一化をより一層向上さ
せることが可能になる。以上、本発明の好ましい実施例
を説明したが、発明の範囲又は精神に逸脱することな
く、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内に
おいて開示した実施例に種々の変更をすることができる
ことを明らかである。例えば、トレー,連結枠及び噴出
管の形状等は、本実施例のものに限定されることなく、
種々の変更が可能である。
【0008】
【発明の効果】本発明の実施例のレトルト殺菌装置によ
れば、加熱媒体吹出口を備えたレトルト本体と、そのレ
トルト本体の中で殺菌すべき被処理物を収容し、垂直方
向に積層可能であり、かつ加熱媒体の出入り可能な孔が
穿設されたトレーと、積層されたトレーの内側から加熱
媒体を噴出する噴出管とを有するレトルト殺菌装置にお
いて、噴出管は、トレーと垂直方向に連結可能な連結枠
に取り付けられ、かつ、その連結枠は垂直方向に移動自
在に構成されているので、各トレーの高さ・積層するト
レーの数を変えた場合でも、噴出管を連結枠とともに垂
直方向に移動できるので、連結枠の上側及び下側に積層
すべきトレーの数を同一することにより、連結枠に取り
付けられた噴出管を常にトレーの中間部分に位置決めす
ることができる。従って、噴出管から噴出される加熱媒
体によって、トレーの中間部分にある被処理物の昇温を
促進して、トレーの中央部分にある被処理物の昇温とレ
トルト本体の加熱媒体吹出口からの加熱媒体に近接する
トレーの部分での昇温がほぼ同じになり、その結果、レ
トルト殺菌装置内の加熱温度の均一化をより一層向上さ
せることが可能となる。また、噴出管を取り付けた連結
枠を複数設置すれば、さらに加熱温度の均一化の効果が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレトルト殺菌装置を概略的に示す全体
斜視図である。
【図2】噴出管を有する連結枠にトレーを積層した状態
を示す斜視図である。
【図3】(A)は噴出管を取り付けた連結枠を示す平面
図、(B)は、連結枠の裏面図である。
【図4】各トレーの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
A…レトルト殺菌装置 1…レトルト本体 2…トレー 2b…長孔 2c…小孔 3…供給管 4…噴出管 5…連結枠 6…供給弁 7…ユニオン継手 8…加熱媒体吹出口 9…フレキシブルチューブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 3/12 A23L 3/00 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱媒体吹出口を備えたレトルト本体と、 そのレトルト本体の中で殺菌すべき被処理物を収容し、
    垂直方向に積層可能であり、かつ加熱媒体の出入り可能
    な孔が穿設されたトレーと、 積層されたトレーの内側から加熱媒体を噴出する噴出管
    とを有するレトルト殺菌装置において、 前記噴出管は、前記トレーと垂直方向に連結可能な連結
    枠に取り付けられ、かつ、その連結枠は垂直方向に移動
    自在であることを特徴とするレトルト殺菌装置。
  2. 【請求項2】前記噴出管は、前記連結枠に水平方向に取
    り付けられることを特徴とする請求項1に記載のレトル
    ト殺菌装置。
JP33720093A 1993-12-28 1993-12-28 レトルト殺菌装置 Expired - Fee Related JP2838354B2 (ja)

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