JP2838246B2 - 電子レベル用標尺と電子レベル - Google Patents

電子レベル用標尺と電子レベル

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JP2838246B2
JP2838246B2 JP19169692A JP19169692A JP2838246B2 JP 2838246 B2 JP2838246 B2 JP 2838246B2 JP 19169692 A JP19169692 A JP 19169692A JP 19169692 A JP19169692 A JP 19169692A JP 2838246 B2 JP2838246 B2 JP 2838246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レベルと、これに
使用する電子レベル用標尺に係わり、特に、電子的に高
低差を算出する電子レベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から直接水準測量等を行う場合に
は、レベル(水準儀)と標尺が使用されていた。即ち、
測量者が、標尺の目盛りをレベルを使用して目視するこ
とにより高低差を測定していた。この古典的なレベルに
よる測量は、測量者による読み誤りが発生していた。こ
の読み誤りを解消するために、標尺の目盛り作業を電子
的に行う電子レベルが開発された。この電子レベルは例
えば、標尺側から所定信号を包含させた光を発光させ、
この光を電子レベル側で受光して識別し、標尺の目盛り
を読み取る様に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら画像処理
技術が進歩した今日では、距離に応じて倍率が変化する
標尺の目盛りを画像処理することにより、電子的に標尺
の目盛りを読み取ることも可能であるが、膨大な処理時
間を必要とし、実用性に乏しいという問題点があった。
従って、距離に応じて標尺の目盛りの倍率が変化して
も、簡易な信号処理により、電子的に標尺の目盛りを読
み取ることのできる電子レベルの出現が強く望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
案出されたもので、等間隔で順次配列された第1のパタ
ーン、第2のパターン、場合によっては第3のパターン
を測長方向に有し、前記第1のパターンと前記第2のパ
ターンとは、互いに異なる周期のパータン幅で形成さ
れ、この第3のパターンは等パターン幅で形成されてい
ることを特徴としている。
【0005】また本発明の電子レベルは、上記電子レベ
ル用標尺を使用して測定を行う電子レベルであって、前
記第1のパターン、第2のパターン、場合によっては第
3のパターンを読み取るためのパターン検出部と、この
パターン検出部で検出された検出信号から基準信号を形
成するための基準信号形成部と、この基準信号形成部で
形成された基準信号と前記パターン検出部で検出された
検出信号とから、第1のパターン信号と第2のパターン
信号を形成するためのパターン信号形成部と、視準線付
近の第1のパターン信号と第2のパターン信号の位相か
ら高低差を算出するための算出部とから構成されてい
る。
【0006】更に本発明の電子レベルは、前記第1のパ
ターン、第2のパターンを読み取るためのパターン検出
部と、このパターン検出部で検出された検出信号の間隔
から基準信号を形成するための基準信号形成部と、この
基準信号に基づき電子レベル用標尺までの距離を測定す
る距離測定部と、この基準信号形成部で形成された基準
信号と前記パターン検出部で検出された検出信号とか
ら、第1のパターン信号と第2のパターン信号を形成す
るためのパターン信号形成部と、視準線付近の第1のパ
ターン信号と第2のパターン信号のパターン幅から、視
準線が含まれるパターンのブロック部を特定するための
ブロック検出部と、この特定されたブロックに基づき高
低差を算出するための算出部とから構成されている。
【0007】そして本発明の電子レベルは、電子レベル
用標尺までの距離が一定距離以下である場合には、前記
特定されたブロックに基づき高低差を算出し、前記電子
レベル用標尺までの距離が一定距離以上である場合に
は、視準線付近の第1のパターン信号と第2のパターン
信号の位相から高低差を算出する算出部を備えることも
できる。
【0008】
【作用】以上の様に構成された本発明は、第1のパター
ン、第2のパターン、場合によっては第3のパターンを
測長方向に等間隔で順次配列し、第1のパターンと第2
のパターンとは、互いに異なる周期のパータン幅で形成
し、第3のパターンは等パターン幅に形成している。
【0009】また本発明の電子レベルは、上記電子レベ
ル用標尺を使用して測定を行う電子レベルであり、パタ
ーン検出部が、第1のパターン、第2のパターン、第3
のパターンを読み取り、基準信号形成部が、パターン検
出部で検出された検出信号から基準信号を形成し、パタ
ーン信号形成部が、この基準信号形成部で形成された基
準信号とパターン検出部で検出された検出信号とから、
第1のパターン信号と第2のパターン信号を形成し、算
出部が、視準線付近の第1のパターン信号と第2のパタ
ーン信号の位相から高低差を算出する様になっている。
【0010】更に本発明の電子レベルは、基準信号形成
部が、パターン検出部で検出された検出信号のパルス幅
から基準信号を形成し、ブロック検出部が、視準線付近
の第1のパターン信号と第2のパターン信号のパターン
幅から、視準線が含まれるパタンのブロック部を特定
し、算出部が、特定されたブロックに基づき高低差を算
出する様になっている。
【0011】そして本発明の電子レベルは、算出部が、
電子レベル用標尺までの距離が一定距離以下である場合
には、特定されたブロックに基づき高低差を算出し、電
子レベル用標尺までの距離が一定距離以上である場合に
は、視準線付近の第1のパターン信号と第2のパターン
信号の位相から高低差を算出する様にすることもでき
る。
【0012】
【実施例】
【0013】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1〜図3に示す様に、本実施例の測量装
置は、電子レベル1と、電子レベル用標尺2とからなっ
ている。電子レベル1は、図3に示す様に整準装置10
0上に載置されており、図1に示す様に、対物レンズ部
11と、コンペンセータ12と、ビームスプリッタ13
と、接眼レンズ部14と、リニアセンサ15と、演算処
理手段16とから構成されている。
【0015】対物レンズ部11は、電子レベル用標尺2
のパターンの像を形成するためのものである。コンペン
セータ12は、電子レベル1の光軸が多少傾いても、視
準線を自動的に水平にするための自動補償機構であり、
水平光線を上下に変化させて結像させるものである。ビ
ームスプリッタ13は、光を接眼レンズ部14方向と、
リニアセンサ15方向に分割させるためのものである。
接眼レンズ部14は、測量者が、電子レベル用標尺2を
目視するためのものである。リニアセンサ15はパター
ン検出部に該当するもので、対物レンズ部によって形成
された電子レベル用標尺2のパターン像を電気信号に変
換するためのものである。本実施例では、CCDリニア
センサが使用されている。このリニアセンサ15は、ホ
トダイオードを少なくとも1次元的に配置したリニアイ
メージセンサであれば、何れのセンサを採用することが
できる。
【0016】演算処理手段16は、アンプ161と、サ
ンプルホールド162と、A/D変換器163と、RA
M164と、クロックドライバ165と、マイクロコン
ピュータ166と、表示器167とから構成されてい
る。
【0017】次に電子レベル用標尺2は、図2に示す様
に、第1のパターンAと第2のパターンBと第3のパタ
ーンRが等間隔(p)で繰り返し配置されている。即
ち、3種のパターンを1組として各ブロックが連続して
形成されており、最も左側に配置されたブロックを、0
ブロックと定義し、R(0)、A(0)、B(0)と記
載すれば、R(1)、A(1)、B(1)、R(2)、
A(2)、B(2)、・・・・・・・・と繰り返し配置
されている。なお、全てのパターンが等間隔pで繰り返
されているので、この間隔に対応した信号を基準信号と
する。
【0018】本実施例では10mm間隔で設定されてい
るが、何れの間隔距離を採用することができる。また第
3のパターンRは、黒幅8mmで固定幅となっており、
第1のパターンAは、600mmで1周期となる様に黒
部分の幅を変調しており、第2のパターンBは、570
mmで1周期となる様に黒部分の幅を変調している。な
お、第1のパターンAと第2のパターンBとは、周期が
僅かに異なれば、何れの周期を採用することができる。
なお、第1のパターンA、第2のパターンB、の変調の
様子は、図2(b)の様になる。
【0019】以上の様に構成された本測量装置の測定原
理を説明する。
【0020】まず、電子レベル用標尺2の水平位置を求
める原理を説明する。
【0020】電子レベル用標尺2の第1のパターンA
は、600mmで1周期となる様に黒部分の幅を変調し
ているので、変調幅を0〜10mmとすれば、第1のパ
ターンの幅DAは、以下の式で与えられる。
【0021】 DA=5*(1+SIN(2*π*X/600−π/2))・・・第1式
【0022】となる。但し、X=(10mm、40m
m、70mm・・・・・・である)。
【0023】同様に、電子レベル用標尺2の第2のパタ
ーンBは、570mmで1周期となる様に黒部分の幅を
変調しているので、第2のパターンの幅DBは、以下の
式で与えられる。
【0024】 DB=5*(1+SIN(2*π*X/570+π/2))・・・第2式
【0025】となる。但し、X=(20mm、50m
m、80mm・・・・・・である)。
【0026】なお第1式と第2式で、±π/2のオフセ
ットが加えられているが、これは信号処理において第1
のパターンAによる信号と、第2のパターンBによる信
号を分離し易くするためである。
【0027】そして第1のパターンAと第2のパターン
Bとは、周期が僅かに異なっているため、両者の最小公
倍数である距離で同様のパターンが現れる。本実施例で
は600mmと570mmの最小公倍数である1140
0mmで同様のパターンが現れる。従って第1のパター
ンAによる信号と、第2のパターンBによる信号との位
相差は、0〜11400mmの範囲で0〜2πまで変化
することになる。
【0028】即ち、水平位置における第1のパターンA
による信号の位相をφAとし、水平位置における第2の
パターンBによる信号の位相をφBとすれば、電子レベ
ル用標尺2における水平位置Hは、
【0029】 H=11400*((φB−φA−π)/(2π))mm ・・・・第3式
【0030】となる。
【0031】次に、電子レベル1と電子レベル用標尺2
との距離を演算する方法を説明する。
【0032】上記電子レベル1で電子レベル用標尺2を
読み取り、フーリエ変換を施せば、図4のパワースペク
トルに示す様に、第1のパターンAの周期成分と、第2
のパターンBの周期成分と、第3のパターンRと第1の
パターンAと第2のパターンBの1組(1ブロック)と
した周期成分(基準信号の3倍の周期となる)と、基準
信号(パターンの等間隔ピッチ(p)に対応するもの)
の周期成分とが得られる。なおスペクトラム群は、電子
レベル1と電子レベル用標尺2との距離が小さくなる
と、低周波側に移動する。そしてスペクトル群で最も周
期の小さいものは、基準信号(パターンの等間隔ピッチ
(p)に対応するもの)である。この等間隔ピッチはp
に定められているので、レンズの結像公式により、電子
レベル1と電子レベル用標尺2との距離を演算すること
ができる。
【0033】即ち図5に示す様に、電子レベル用標尺2
の等間隔ピッチpが、電子レベル1のレンズにより像w
となるので、レンズから電子レベル用標尺2までの距離
をL、レンズから像までの距離をdとすれば、
【0034】L=d(p/w)となり、d≒fであるか
ら(fはレンズの焦点距離)
【0035】L=d(p/w)≒f(p/w)
【0036】となる。更に電子レベル1のレンズによる
像wは、リニアセンサ15の1画素の長さをCとし、リ
ニアセンサ15で得られた等間隔ピッチpに相当する周
波数(サイクル)の一波長をkとすれば、w=Ckとな
る。従って、電子レベル1と電子レベル用標尺2との距
離Lは、
【0036】 L=((f/C*k))*(p) ・・・・・第4式
【0037】従って、電子レベル1と電子レベル用標尺
2との概略距離を求めることができる。
【0038】次に水準高の測定原理を説明する。
【0039】まず、遠距離測定の場合を説明する。
【0040】図6に示す様に、リニアセンサ15で得ら
れた信号をフーリエ変換すれば、等間隔ピッチpに相当
する信号を得ることができる。ここで、高速フーリエ変
換で求められた位相をθとし、水平位置に相当するリニ
アセンサ15のアドレス位置(第mビット目)の位相を
θmとすれば、
【0041】 H1=(θm/360゜)*p ・・・・・第5式
【0042】となる。即ち、等間隔ピッチp内を精密に
水平位置H1を測定することができる(精測定)。
【0043】また水平位置を求めるためには、電子レベ
ル用標尺2に形成された等間隔ピッチpのパターン開始
位置からの概略位置を求める必要がある。そこでリニア
センサ15の出力信号を、基準信号(等間隔ピッチpに
相当する信号)の前後半ピッチ分で積分する。更にこの
積分値を3つ毎に間引けば(プロダクト検波)、図7に
示す様に、第1のパターンAに相当する信号1と、第2
のパターンBに相当する信号2と、第3のパターンRに
相当する信号3とが得られる。しかしながら第3のパタ
ーンRは、幅が変調されていない上、第1のパターンA
と第2のパターンBの最大変調幅が10mmに対して、
第3のパターンRは8mmしかないので、第3のパター
ンRに相当する信号3は、積分値が略一定であり、信号
1や信号2に比較して約80%の値となる。
【0044】そして、第3のパターンRと、第1のパタ
ーンAと、第2のパターンBとは、定められた順番に繰
り返して配置されているので、間引かれた信号が、第3
のパターンR、第1のパターンA、第2のパターンBの
何れであるか、決定することができる。更にシェーディ
ング等の外乱光の影響を取り除くため、第3のパターン
Rに相当する信号を基準として、図8に示す様に、(A
−R)、(B−R)の信号を得る。
【0045】次に(A−R)、(B−R)の信号から、
水平位置に対応するリニアセンサ15のアドレス位置
(第mビット目)を含む、基準信号が含まれるR、(A
−R)、(B−R)の1組の信号を選択し、(A−R)
と(B−R)の位相を求めれば、電子レベル用標尺2の
何れの位置の、第1のパターンA、第2のパターンB、
第3のパターンRの組合せであるかを求めることができ
る。
【0046】ここで、(A−R)信号をAmとし、(B
−R)信号をBmとし、(A−R)信号の最大振幅の1
/2をWa、(B−R)信号の最大振幅の1/2をWb
とすれば、(A−R)と(B−R)の位相は、それぞ
れ、
【0047】 φa=SIN-1(Am/Wa) ・・・・第6式
【0048】 φb=SIN-1(Bm/Wb)−2*π(10/570) ・・・・第7式
【0049】となる。第7式の端数部分は、第2のパタ
ーンBに相当する信号の位置が、第1のパターンAに相
当する信号より10mmずれているからである。
【0050】そして第6式と第7式を、第3式に代入す
れば、第1のパターンAに対応する信号の電子レベル用
標尺2における水平位置を求めることができる。また水
平位置を含む基準信号の所属が第3のパターンRであれ
ば、この水平位置に10mmを減じ、水平位置を含む基
準信号の所属が第2のパターンBであれば、この水平位
置に10mmを加えればよい。この結果、水平位置の概
略の水準高H2を得ることができる。(粗測定)
【0051】以上の様に水準高Hは、水平位置における
基準信号の位相を求め(精測定)、また、水平位置に相
当する基準信号が、電子レベル用標尺2のパターン開始
位置を基準に何れの位置にあるかを、第1のパターン
A、第2のパターンBの位相差より求め(粗測定)、こ
れら精測定H1と粗測定H2を桁合わせすることにより求
めることができる。
【0052】次に近距離測定の場合を説明する。
【0053】近距離測定の場合には、遠距離測定の様に
フーリエ変換を施した後、プロダクト検波を行って水準
高を求めるよりも、第1のパターンAと第2のパターン
Bと第3のパターンRの鮮明な画像が得られるため、直
接に信号幅を測定した方が高精度が期待できる。
【0054】まず図9に示す様に、リニアセンサ15の
出力の立ち上がり、立ち下がりエッジを求めるため出力
信号を微分する。これらのエッジにより、黒部分のエッ
ジ間の間隔を求めることができる。更に、黒部分の中心
に相当するビットを求める。このビットの間隔が、第1
のパターンA、第2のパターンB、第3のパターンRの
等間隔ピッチpである基準信号となる。
【0055】そして水平位置に相当するアドレス位置
(第mビット)の前後の基準信号の位置を求めると、基
準信号の幅は、電子レベル用標尺2上で10mmに相当
するため、前後の基準信号をそれぞれNf(第Nf ビッ
ト)、Nb(第Nbビット)とすれば、
【0056】 H1= ((m−Nf)/(Nb−Nf))*10 ・・・第8式
【0057】となる。(精測定)
【0058】また、基準信号のスタート位置をNe、最
終位置をNs とし、個数をnとすれば、各基準信号の間
隔の平均は、
【0059】k=(Ne−Ns)/n
【0060】となり、このkを第4式に代入すれば、電
子レベル1と電子レベル用標尺2との概略距離を求める
ことができる。
【0061】そして黒部分の幅を最初より3個毎に間引
き、一定幅である第3のパターンRを認識し、第3のパ
ターンR、第1のパターンA、第2のパターンBの順に
配置されていることから、第3のパターンR、第1のパ
ターンA、第2のパターンBの対応が決定される。
【0062】更に水平位置に相当するリニアセンサ15
のアドレス位置(第mビット目)を含む基準信号が、第
3のパターンR、第1のパターンA、第2のパターンB
の何れに属するかを定めると共に、この何番目ブロック
に該当するかを決定する。即ち、R(n)、A(n)、
B(n)であれば、n番目のブロックということにな
る。
【0063】そして第1式から、
【0064】DA=5*(1+SIN(2*π*Xa/
600−π/2))
【0065】但し、Xa=30*n+10
【0066】となるので、DAの値からnを求めること
ができる。
【0067】従って、
【0068】 n=(10/π)*(φa+(π/2))−(1/3) ・・・・第9式
【0069】φa=SIN-1((DA/5)−1)
【0070】となる。φaは、0〜2πの間で2つ存在
するが、nは整数である条件より1個のみに選択され
る。このブロック番号をnaとすれば、電子レベル用標
尺2上において、600mm周期(即ち20ブロック毎
に)存在するので、
【0071】n=20*d+na
【0072】となる。但し、d=0、1、2、3・・・
・である。
【0073】そして、このnを用いて第2のパターンB
の幅DBを求める。
【0074】X=30*n+20
【0075】として第2式に代入した後、DBを比較
し、一致した時のnが求めるブロック番号である。この
n、mが所属する第3のパターンR、第1のパターン
A、第2のパターンBの種類により、概略水準高H
2(粗測定)は、
【0076】第3のパターンRの場合には、H2=30
*n
【0077】第1のパターンAの場合には、H2=30
*n+10
【0078】第2のパターンBの場合には H2=30
*n+20
【0079】・・・・第10式
【0080】となる。
【0081】なお1組のパターンのみの判断でなく、前
後数カ所の判断を行えば、パターンの汚れ等による誤り
率を低減化させることができる。
【0082】従って、第3のパターンR、第1のパター
ンA、第2のパターンBに相当する信号の黒部分の幅よ
り基準信号を求め、水平位置に相当するアドレス位置の
基準信号を定めることにより精測定を行い、第1のパタ
ーンA、第2のパターンBに相当する信号の位相差によ
り粗測定を行い、これら精測定H1と粗測定H2を桁合わ
せすることにより、水準高を求めることができる。
【0083】以上において、変調された第1パターンA
及び第2パターンBに加え変調されていない第3パター
ンRを用いて変調されたパターン信号の区別を行う測定
方法について説明を行ったが、検出した2種類のパター
ンに相当する信号からそれぞれの波長を求めること等に
より、第1パターンAの信号と第2パターンBの信号と
の識別ができれば、第3パターンRを用いることなく測
定が行える。
【0084】次に本実施例の電子レベル1に搭載された
演算処理手段16を詳細に説明する。アンプ161は、
リニアセンサ15からの電気信号を増幅するものであ
り、サンプルホールド162は、増幅された電気信号を
クロックドライバ165からのタイミング信号でサンプ
ルホールドするものである。A/D変換器163は、サ
ンプルホールドされた電気信号をA/D変換するための
ものである。そしてRAM164は、A/D変換された
デジタル信号を記憶するためのものである。またマイク
ロコンピュータ166は、各種演算処理を行うものであ
る。
【0085】ここでマイクロコンピュータ166が果た
す機能を図10に基づいて説明すると、演算処理手段1
6は、基準信号形成部1661と、パターン信号形成部
1662と、ブロック検出部1663と、算出部166
4とからなり、基準信号形成部1661は、リニアセン
サ15から得られた電気信号から、遠距離測定の場合に
は、高速フーリエ変換により等間隔ピッチpに相当する
基準信号を形成し、近距離測定の場合には、エリアセン
サ15の出力信号を微分し、立ち上がり、立ち下がりエ
ッジから基準信号を形成する。
【0086】パターン信号形成部1662は、遠距離測
定の場合には、基準信号の前後半ピッチ分で積分し、こ
の積分値を3つ毎に間引く(プロダクト検波)ことによ
り、第1のパターン信号と第2のパターン信号を形成
し、近距離測定の場合には、間引き動作により、第1の
パターン信号と第2のパターン信号を形成する。
【0087】ブロック検出部1663は、近距離測定の
場合に、第1のパターンAの幅DA及び第2のパターン
Bの幅DBを比較することにより、水平位置に相当する
ブロックが何番目のブロックであるかを決定する。
【0088】算出部1664は、遠距離測定の場合に
は、視準線付近の第1のパターン信号と第2のパターン
信号の位相から高低差を算出し、近距離測定の場合に
は、特定されたブロックに基づき高低差を算出する様に
なっている。
【0089】なお演算処理手段16は、距離測定部に該
当する機能をも果たしており、第4式を演算して、電子
レベル1と電子レベル用標尺2との水平概略距離を計算
することができる。
【0090】そして表示器167は、算出部1664で
算出された高低差を表示するもので、液晶表示等の表示
手段を採用してもよく、更に、外部記憶手段等に出力さ
せる構成としてもよい。
【0091】以上の様に構成された本実施例の作用を図
11に基づいて説明する。
【0092】まず、ステップ1(以下、S1と略する)
で、被測定点に電子レベル用標尺2を設置し、電子レベ
ル1を起動させて測量を開始する。次にS2では、リニ
アセンサ15が、対物レンズ部11によって形成された
電子レベル用標尺2の第3のパターンR、第1のパター
ンA、第2のパターンBの像を撮像し電気信号に変換す
る。更にS3では、リニアセンサ15から取り込まれた
電気信号をA/D変換し、S4で、変換されたディジタ
ル信号をRAM164に記憶させる。更にS5では、リ
ニアセンサ15から取り込まれた電気信号に高速フーリ
エ変換(FFT)を施し、フーリエ変換する。なおFF
Tに限らず最大エントロピー法(MEM)等、スペクト
ルが得られる手法であれば何れの方法も採用できる。
【0093】次にS6では、S5で得られたスペクトル
群で最も周期の小さいものを選択し、基準信号とする。
そしてS7では第4式を演算して、電子レベル1と電子
レベル用標尺2との水平概略距離を計算する。S8では
S7の演算結果により、近距離測定であるか、遠距離測
定であるかを判断する。本実施例では、10m以下を近
距離測定としているが、適宜変更することができる。S
8での判断が遠距離測定である場合にはS9に進み、S
9でリニアセンサ15の出力信号を、基準信号の前後半
ピッチ分で積分する。更にS10で、積分値を3つ毎に
間引びく(プロダクト検波)ことにより、第1のパター
ンAに相当する信号1と、第2のパターンBに相当する
信号2と、第3のパターンRに相当する信号3を抽出す
る。そしてS11では、第3のパターンRに相当する信
号3の積分値が略一定であり、信号1や信号2に比較し
て約80%の値となることと、各パターンの順番が一定
であることから、第1のパターンA、第2のパターン
B、第3のパターンRの何れであるか決定される。S1
2では第6式と第7式を演算し、φA、φBを求め、S1
3に進んで、S12の演算結果を第3式に代入して粗測
定H2を行うことができる。
【0094】なおS14で第5式を演算して精測定H1
を行った後、S15に進んで、精測定H1と粗測定H2
桁合わせして水準高Hを求め、測定終了か否かを判断す
る。
【0095】次にS8の判断が近距離測定である場合に
は、S16に進み、リニアセンサ15の出力信号を微分
し、立ち上がり、立ち下がりエッジを検出する。次にS
17では、黒部分のエッジ間の間隔を求め、黒部分の中
心に相当するビットを決定する。S18では、S17で
得られた値から等間隔ピッチpである基準信号を形成す
る。
【0096】そしてS19では、第8式を演算して精測
定H1を行い、S20では、黒部分の幅を最初より3個
毎に間引き、一定幅である第3のパターンRを認識す
る。更にS21では、各パターンの順は一定であること
から、第3のパターンR、第1のパターンA、第2のパ
ターンBの対応が決定される。
【0097】またS22では、水平位置に相当する基準
信号が、何番目ブロックに該当するかを第9式等を使用
して決定し、S23では、第10式を演算して粗測定H
2を行う。そしてS15に進んで、精測定H1と粗測定H
2を桁合わせして水準高Hを求め、測定終了か否かを判
断する。S15で測定終了と判断した場合には、S24
に進み測定を終了し、S15で測定終了でないと判断し
た場合には、S2に戻る様に構成されている。
【0098】そしてS12では、S11で決定された鉛
直位置から高低差が演算され、演算値が表示器167に
表示される。更にS13に進み、S13では測定終了か
否かを判断し、測定終了の場合にはS14に進んで測量
を終了する。なおS13で、測定を終了しない場合に
は、S2に戻って測量を繰り返す様になっている。
【0099】なお算出部1664が、水準高Hから高低
差を求め、表示器167に表示する構成にすることも可
能である。
【0100】次に本発明の第2実施例を説明する。
【0101】本第2実施例は、変調された第1パターン
A及び第2パターンBのみを用い第3パターンRを用い
ることなく、検出した2種類のパターンに相当する信号
からそれぞれの波長を求めることにより、第1パターン
Aの信号と第2パターンBの信号とを識別して測定を行
なうものである。
【0102】第2実施例の電子レベル用標尺2は、図1
2に示すように、第1のパターンAと第2のパターンB
とが等間隔(p)で繰り返し配置され、第3のパターン
Rが配置されていない点で第1実施例の電子レベル用標
尺2と相違している。
【0103】次に信号処理について説明を行うが、基本
的には、第1実施例と共通する点が多いため相違する点
につき説明を行う。
【0104】まず、基準信号に基づき電子レベル1と電
子レベル用標尺2との距離を演算する点は共通である。
【0105】また遠距離測定において、精密測定は第1
実施例と同じである。粗測定では、リニアセンサ15の
出力信号を積分し、図11におけるS10の信号抽出処
理において、その積分値を2つ毎に間引いて第1のパタ
ーンAに相当する信号1を第2のパターンBに相当する
信号2を得ることとしている。
【0106】ここで、得られた信号の識別は、遠距離測
定のため、少なくとも1周期分が検出されている。従っ
てパターン判別部が、長い周期の信号を第1のパターン
Aに相当する信号1と、短い周期の信号を信号2と判別
する。このように信号1と信号2と判別した後は、第1
実施例と同様に、それぞれの位相φA、φBを求めて、精
密測定と桁合わせをして、水準高を求めることができ
る。パターン判別部の機能は、演算処理手段16により
実現される。
【0107】そして近距離測定においては、図11にお
けるS21の信号の決定において、電子レベル1のリニ
アセンサ15上でのパターンピッチが幅wに相当するの
で、各信号の幅の変化量と基準信号のピッチ幅に基づき
第1のパターンAに相当する信号1と、第2のパターン
Bに相当する信号2とを判別する。具体的には、まず、
第1パターンの周期を600mm、第2パターンの周期
を570mmとおくと、それぞれのパルス幅は第1、2
式と同様に、
【0108】 DA=5*(1+SIN(2*π*Xa/600−π/2))・・・第11式
【0109】となる。但し、Xa=20*n である。
【0110】 DB=5*(1+SIN(2*π*Xb/570+π/2))・・・第12式
【0111】となる。但し、Xb=20*n+10 で
ある。
【0112】なお、nはブロック番号である。(n=
0、1、2・・・・・・)
【0113】そして逆に、DA、DBの値より、nを求め
る式は上式を変形して、
【0114】DAが与えられた場合には、
【0115】 n=(15/π)*(φA+π/2) ・・・第13式
【0116】φA=SIN-1(DA/5−1)
【0117】DBが与えられた場合には、
【0118】 n=(57/4π)*(φB−π/2)−(1/2) ・・・第14式
【0119】φB=SIN-1(DB/5−1)
【0120】と表される。
【0121】そして得られた信号のうち、最初のパルス
幅をDAとして第13式よりnをもとめる。この場合は
600mmの1周期以内でよい。nは2つ求められる
が、最初のパルス幅から2つ目のパルス幅が最初のパル
ス幅より大きいか小さいかでnは1つに絞られる。次に
nをn+1のときのパルス幅を第11式より求め、DA+
1とする。同様に最初のパルス幅をDBとしたときのnを
求め、DB+1を得る。最初のパルス幅の次のパルス幅が
A+1に近ければ最初のパルス幅はAパターンと判別さ
れ、DB+1に近ければ最初のパルス幅はBパターンと判
別される。
【0122】このように信号1と信号2を判別した後
は、第1実施例と同様にブロック番号の決定を行い、精
密測定と桁合わせをして、水準高を求める。
【0123】次に変形例を説明する。
【0124】上述の実施例において、パターン幅を変化
させる空間変調で第1及び第2パターンを形成したが、
本願発明は、これに限らずパターン幅を変化させずにパ
ターン濃度を変化させて変調させても適用できる。
【0125】
【効果】以上の様に構成された本発明の電子レベル用標
尺は、等間隔で順次配列された第1のパターン、第2の
パターンを測長方向に有し、前記第1のパターンと前記
第2のパターンとは、互いに異なる周期で変調されて形
成されており、電子レベルは、前記第1のパターン、第
2のパターンを読み取るためのパターン検出部と、この
パターン検出部で検出された検出信号から基準信号を形
成するための基準信号形成部と、この基準信号形成部で
形成された基準信号と前記パターン検出部で検出された
検出信号とから、第1のパターン信号と第2のパターン
信号を形成するためのパターン信号形成部と、視準線付
近の第1のパターン信号と第2のパターン信号の位相か
ら高低差を算出するための算出部とから構成されている
ので、相互相関等の演算を行う必要がないので、測定時
間が短縮されるという効果がある。
【0126】更に電子レベル用標尺の第2のパターンと
第3のパターンとは、一定周期の変調がかけられている
ので、全ての情報を記憶して処理する必要がなく、比較
的簡単な構成で電子レベルを実現することができるとい
う卓越した効果がある。
【0127】そして本発明の電子レベル用標尺におい
て、第1パターン及び第2パターンにさらに第3パター
ンとして等ピッチの一様なパターンを追加して、これら
を等間隔で順次配列して形成され、電子レベルは、パタ
ーン検出部から抽出した信号のうち一様な第3パターン
信号に基づき第1パターンの信号と第2パターンの信号
と判別するパターン判別部を設けることにより、容易に
第1パターンの信号と第2パターンの信号との判別が可
能となるという効果がある。
【0128】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電子レベル1の構成を示す図
である。
【図2(a)】本実施例の電子レベル用標尺2を説明す
る図である。
【図2(b)】本実施例の電子レベル用標尺2を説明す
る図である。
【図3】本実施例の電子レベル1の外観を示す斜視図で
ある。
【図4】出力信号のパワースペクトラムを示す図であ
る。
【図5】本実施例の距離測定の原理を説明する図であ
る。
【図6】本実施例の遠距離測定の原理を説明する図であ
る。
【図7】本実施例の遠距離測定の原理を説明する図であ
る。
【図8】本実施例の遠距離測定の原理を説明する図であ
る。
【図9】本実施例の近距離測定の原理を説明する図であ
る。
【図10】本実施例の演算処理手段16の構成を示す図
である。
【図11】本実施例の作用を説明する図である。
【図12】第2実施例の電子レベル用標尺のパターンを
示す図である。
【符号の説明】
1 電子レベル 11 対物レンズ 12 コンペンセータ 13 ビームスプリッタ 14 接眼レンズ部 15 リニアセンサ 16 演算処理手段 1661 基準信号形成部 1662 パターン信号形成部 1663 ブロック検出部 1664 算出部 2 電子レベル用標尺
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 5/00 - 5/06 G01C 15/00 - 15/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1周期で変調された第1パターンと、該
    第1周期と異なる第2周期で変調された第2パターンと
    を有し、前記第1パターンと第2パターンとを測長方向
    に等ピッチで順次配列することにより構成された電子レ
    ベル用標尺。
  2. 【請求項2】前記第1パターン及び前記第2パターンの
    変調は線幅を変化させる空間変調により行われることを
    特徴とする請求項1記載の電子レベル用標尺。
  3. 【請求項3】前記第1パターンと前記第2パターンの他
    に、一様な第3パターンを有し、前記第1パターン、第
    2パターン及び第3パターンを測長方向に等ピッチで順
    次配列することにより構成された請求項1又は2記載の
    電子レベル用標尺。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3記載の電子レベル用標尺を
    使用して測定を行う電子レベルであって、前記第1パタ
    ーンと前記第2パターンを検出するパターン検出部と、
    このパターン検出部で検出された検出信号の間隔から基
    準信号を形成する基準信号形成部と、この基準信号形成
    部で形成された基準信号と前記パターン検出部で検出さ
    れた検出信号とから、第1のパターン信号と第2のパタ
    ーン信号を形成するパターン信号形成部と、視準線付近
    の第1のパターン信号の位相と第2のパターン信号の位
    相から高低差を算出する算出部とから構成されているこ
    とを特徴とする電子レベル。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3記載の電子レベル用標尺を
    使用して測定を行う電子レベルであって、前記第1パタ
    ーンと前記第2パターンを検出するパターン検出部と、
    このパターン検出部で検出された検出信号の間隔から基
    準信号を形成する基準信号形成部と、この基準信号形成
    部で形成された基準信号と前記パターン検出部で検出さ
    れた検出信号とから、第1のパターン信号と第2のパタ
    ーン信号を形成するパターン信号形成部と、視準線付近
    の第1のパターン信号と第2のパターンの変調成分レベ
    ルから視準線が含まれるパターンのブロック部を特定す
    るブロック検出部と、この特定されたブロックに基づき
    高低差を算出する算出部とから構成されていることを特
    徴とする電子レベル。
  6. 【請求項6】請求項1記載の電子レベル用標尺を使用し
    て測定を行う電子レベルであって、前記第1パターンと
    前記第2パターンを検出するパターン検出部と、このパ
    ターン検出部で検出された検出信号の間隔から基準信号
    を形成する基準信号形成部と、この基準信号に基づき電
    子レベル用標尺までの距離を測定する距離測定部と、こ
    の基準信号形成部で形成された基準信号と前記パターン
    検出部で検出された検出信号とから、第1のパターン信
    号と第2のパターン信号を形成するパターン信号形成部
    と、この基準信号形成部で形成された基準信号と前記パ
    ターン検出部で検出された検出信号に基づき、視準線付
    近の第1のパターン信号と第2のパターンの変調成分レ
    ベルから視準線が含まれるパターンのブロック部を特定
    するブロック検出部と、前記電子レベル用標尺までの距
    離が所定距離以上である場合には、視準線付近の第1の
    パターン信号と第2のパターン信号の位相から高低差を
    算出し、前記電子レベル用標尺までの距離が所定距離以
    下である場合には、前記特定されたブロックに基づき高
    低差を算出する算出部とから構成されていることを特徴
    とする電子レベル。
  7. 【請求項7】請求項3記載の電子レベル用標尺を使用し
    て測定を行う電子レベルであって、前記第1パターン、
    前記第2パターン及び前記第3パターンを検出するパタ
    ーン検出部と、このパターン検出部で検出された検出信
    号から配列ピッチを示す基準信号を形成する基準信号形
    成部と、この基準信号形成部で形成された基準信号に基
    づき、前記パターン検出部で検出された検出信号から第
    1のパターン信号、第2のパターン信号及び第3のパタ
    ーン信号を形成するパターン信号形成部と、前記パター
    ン信号形成部より形成された一様な第3パターン信号に
    基づき前記第1のパターン信号と前記第2のパターン信
    号を判別するパターン判別部と、視準線付近の第1のパ
    ターン信号と第2のパターン信号の位相から高低差を算
    出する算出部とから構成されていることを特徴とする電
    子レベル。
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