JP2837695B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents
孔版印刷装置Info
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- JP2837695B2 JP2837695B2 JP18513789A JP18513789A JP2837695B2 JP 2837695 B2 JP2837695 B2 JP 2837695B2 JP 18513789 A JP18513789 A JP 18513789A JP 18513789 A JP18513789 A JP 18513789A JP 2837695 B2 JP2837695 B2 JP 2837695B2
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- Japan
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- ink
- stencil
- roller
- printing
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Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、版胴と孔版原紙間のインク溜りおよび孔
版原紙の終端部におけるインクのはみ出し防止に改良の
加えられた孔版印刷装置に関する。
版原紙の終端部におけるインクのはみ出し防止に改良の
加えられた孔版印刷装置に関する。
《従来の技術》 従来、この種の印刷装置としては、第4図に示すもの
が知られている。
が知られている。
同図において、20は孔版原紙10が巻き付けられる円筒
状版胴で、版胴20はインク6を透過させる多数の孔1a,1
a…がメッシュ状に形成された金属製円筒体1および同
じくインク6の通過する多数の透過孔が設けられたステ
ンレス繊維等よりなるスクリーン層2よりなり、印刷時
は反時計方向(矢印r1方向)に回転する。
状版胴で、版胴20はインク6を透過させる多数の孔1a,1
a…がメッシュ状に形成された金属製円筒体1および同
じくインク6の通過する多数の透過孔が設けられたステ
ンレス繊維等よりなるスクリーン層2よりなり、印刷時
は反時計方向(矢印r1方向)に回転する。
また、版胴20の胴内には、外周面が版胴20の内周面と
所定の間隔をおいて配置されたスキージローラ3と、ス
キージローラ3に対して所定の間隙をもって配設された
ドクターロッド5が設けられ、スキージローラ3が版胴
20の回転に同期して矢印r2方向に回転駆動されると、イ
ンク供給パイプ8からインク溜め部6aに供給されたイン
ク6を版胴20の内周面である版胴20とスキージローラ3
間に供給している。
所定の間隔をおいて配置されたスキージローラ3と、ス
キージローラ3に対して所定の間隙をもって配設された
ドクターロッド5が設けられ、スキージローラ3が版胴
20の回転に同期して矢印r2方向に回転駆動されると、イ
ンク供給パイプ8からインク溜め部6aに供給されたイン
ク6を版胴20の内周面である版胴20とスキージローラ3
間に供給している。
そして、スキージローラ3と版胴20間に供給されたイ
ンク6は、後述するプレースローラ4が版胴20側に圧接
された場合、スキージローラ4も版胴20に内側により接
触し、金属製円筒体1の孔1aおよびスクリーン層2を透
過し、版胴20と孔版原紙10間に供給されている。
ンク6は、後述するプレースローラ4が版胴20側に圧接
された場合、スキージローラ4も版胴20に内側により接
触し、金属製円筒体1の孔1aおよびスクリーン層2を透
過し、版胴20と孔版原紙10間に供給されている。
一方4は、版間20の中心C1とスキージローラ3の中心
C2を結ぶ軸線lの延長線上に中心位置C3があるよう版胴
20に対して接離可能に配置されたプレスローラで、版胴
20とプレスローラ4間に印刷紙Pが給紙された場合、矢
印r3方向に回転しつつ版胴20に圧接し、版胴20と孔版原
紙10間に供給されたインク6を孔版原紙10の穿孔を通し
て印刷紙P側に転写し、印刷を行うよう構成されてい
る。
C2を結ぶ軸線lの延長線上に中心位置C3があるよう版胴
20に対して接離可能に配置されたプレスローラで、版胴
20とプレスローラ4間に印刷紙Pが給紙された場合、矢
印r3方向に回転しつつ版胴20に圧接し、版胴20と孔版原
紙10間に供給されたインク6を孔版原紙10の穿孔を通し
て印刷紙P側に転写し、印刷を行うよう構成されてい
る。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、上記の如き従来装置にあっては、版胴
20の中心C1とスキージローラ3の中心C2を結ぶ軸線lの
延長線上にプレスローラ4の中心C3があるので、以下に
のべる如く、印刷時インク溜りができるという問題点が
あった。
20の中心C1とスキージローラ3の中心C2を結ぶ軸線lの
延長線上にプレスローラ4の中心C3があるので、以下に
のべる如く、印刷時インク溜りができるという問題点が
あった。
すなわち、スキージローラ3側から版胴20と孔版原紙
10間に供給されるインク6の供給領域は、第4図に示す
如く、スキージローラ3と版胴20の接触領域である軸線
lを中心とする一定幅のS1領域である。
10間に供給されるインク6の供給領域は、第4図に示す
如く、スキージローラ3と版胴20の接触領域である軸線
lを中心とする一定幅のS1領域である。
したがって、プレスローラ4の圧接によって印刷が行
われると、まずS1領域のインク6が孔版原紙10の穿孔を
通って印刷紙P側に転写されることになるが、穿孔され
ていない部分のインクあるいは転写されずに残ったイン
クは依然として版胴20と孔版原紙10間に残る。
われると、まずS1領域のインク6が孔版原紙10の穿孔を
通って印刷紙P側に転写されることになるが、穿孔され
ていない部分のインクあるいは転写されずに残ったイン
クは依然として版胴20と孔版原紙10間に残る。
一方、領域Sでプレスローラとの圧接がなされ、この
場合、排紙側のS2領域はプレスローラ4と版胴20だけの
接触領域である。従って、プレスローラ4による圧接動
作があった場合、S2領域での版胴20とプレスローラ4と
の圧接接触により、版胴20と孔版原紙10間に残されたイ
ンク6は再び版胴20内に戻されるようになされている。
場合、排紙側のS2領域はプレスローラ4と版胴20だけの
接触領域である。従って、プレスローラ4による圧接動
作があった場合、S2領域での版胴20とプレスローラ4と
の圧接接触により、版胴20と孔版原紙10間に残されたイ
ンク6は再び版胴20内に戻されるようになされている。
ところで、版胴20にスキージローラ3とプレスローラ
4がともに接触している領域S1の広さと排紙側であって
版胴20にプレスローラ4だけが接触している領域S2の広
さを比較すると、領域S2の広さは領域S1の広さに対して
わずかに大きいだけである。この事は、S1領域で版胴外
に供給されたインク6は、S2領域で充分版胴内に回収さ
れ得ないことを意味する。また、版胴20の回転に伴って
発生する遠心力によりインク6は常に版胴外に出ようと
するので、版胴内へのインク6の回収が阻害される。
4がともに接触している領域S1の広さと排紙側であって
版胴20にプレスローラ4だけが接触している領域S2の広
さを比較すると、領域S2の広さは領域S1の広さに対して
わずかに大きいだけである。この事は、S1領域で版胴外
に供給されたインク6は、S2領域で充分版胴内に回収さ
れ得ないことを意味する。また、版胴20の回転に伴って
発生する遠心力によりインク6は常に版胴外に出ようと
するので、版胴内へのインク6の回収が阻害される。
よって、印刷回数が増えるに従って版胴20と孔版原紙
10間のインク量が増え、版間20と孔版原紙10間に、いわ
ゆるインク溜まりができるという問題点があった。
10間のインク量が増え、版間20と孔版原紙10間に、いわ
ゆるインク溜まりができるという問題点があった。
なお、こうして版胴20と孔版原紙10間にインク溜まり
ができると、インクの供給過剰により細い字や小さい字
が不鮮明となったり、孔版原紙10の版胴20への巻き付け
装着が不十分となり、印刷中孔版原紙10に皺がよった
り、排版の際には、版胴表面に付着したインクとともに
孔版原紙10を破棄するのでインクの無駄使いになるとい
う問題点があった。
ができると、インクの供給過剰により細い字や小さい字
が不鮮明となったり、孔版原紙10の版胴20への巻き付け
装着が不十分となり、印刷中孔版原紙10に皺がよった
り、排版の際には、版胴表面に付着したインクとともに
孔版原紙10を破棄するのでインクの無駄使いになるとい
う問題点があった。
また、上記の如くして版胴20と孔版原紙10間にインク
溜まりが発生すると、この余剰インクは、印刷を重ねる
うちに孔版原紙10の終端部10a側に向かって移動し、さ
らには孔版原紙10の終端部10aからはみ出し、はみ出し
たインク6が印刷紙Pやプレスローラ4を汚したりする
という問題点があった。
溜まりが発生すると、この余剰インクは、印刷を重ねる
うちに孔版原紙10の終端部10a側に向かって移動し、さ
らには孔版原紙10の終端部10aからはみ出し、はみ出し
たインク6が印刷紙Pやプレスローラ4を汚したりする
という問題点があった。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、プレ
スローラをそのプレスローラの中心が版胴の中心とスキ
ージローラの中心を通る軸線の延長線より排紙側に配置
することにより、版胴と孔版原紙間でインク溜まりが発
生せず、しかも孔版原紙の終端部においてインクのはみ
出さない孔版印刷装置を提供することを目的とする。
スローラをそのプレスローラの中心が版胴の中心とスキ
ージローラの中心を通る軸線の延長線より排紙側に配置
することにより、版胴と孔版原紙間でインク溜まりが発
生せず、しかも孔版原紙の終端部においてインクのはみ
出さない孔版印刷装置を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 この発明は、上記課題を解決するために、円筒状の版
胴と、版胴内に設置されて版胴の内周面にインクを供給
するスキージローラと、上記版胴の外周面に接離可能に
配置されたプレスローラと、を備え、製版された孔版原
紙を上記円筒状版胴に巻き付け、プレスローラで印刷紙
を上記孔版原紙に圧接させて印刷を行うようにした孔版
印刷装置において、上記プレスローラの中心は上記版胴
の中心と上記スキージローラの中心を通る軸線の延長線
より排紙側にあることを特徴とする。
胴と、版胴内に設置されて版胴の内周面にインクを供給
するスキージローラと、上記版胴の外周面に接離可能に
配置されたプレスローラと、を備え、製版された孔版原
紙を上記円筒状版胴に巻き付け、プレスローラで印刷紙
を上記孔版原紙に圧接させて印刷を行うようにした孔版
印刷装置において、上記プレスローラの中心は上記版胴
の中心と上記スキージローラの中心を通る軸線の延長線
より排紙側にあることを特徴とする。
《作用》 この発明では、プレスローラはその中心が版胴の中心
とスキージローラの中心を通る軸線の延長線より排紙側
に配置されており、その状態で圧接動作がなされるの
で、版胴内にインクが回収されるプレスローラと版胴と
の排紙側接触領域が広くなり、従来に比して効率よく版
胴外に供給されたインクが版胴内に回収される。
とスキージローラの中心を通る軸線の延長線より排紙側
に配置されており、その状態で圧接動作がなされるの
で、版胴内にインクが回収されるプレスローラと版胴と
の排紙側接触領域が広くなり、従来に比して効率よく版
胴外に供給されたインクが版胴内に回収される。
《実施例の説明》 次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、上記従来例の説明に用いたものと同一構成部材
には同一符号を付して説明する。
には同一符号を付して説明する。
第1図は、本発明が適用された実施例装置の全体構成
図であり、第2図は第1図の要部拡大図である。
図であり、第2図は第1図の要部拡大図である。
第1図において、20は孔版原紙10が巻き付けられる円
筒状版胴で、インク6を通過させる多数の孔1a,1a…が
メッシュ状に形成された金属製円筒体1と、ステンレス
繊維等よりなるメッシュスクリーン層2よりなり、第2
図において反時計方向(矢印r1方向)に図示しないモー
タによって回転駆動されるよう構成されている。
筒状版胴で、インク6を通過させる多数の孔1a,1a…が
メッシュ状に形成された金属製円筒体1と、ステンレス
繊維等よりなるメッシュスクリーン層2よりなり、第2
図において反時計方向(矢印r1方向)に図示しないモー
タによって回転駆動されるよう構成されている。
また、円筒状版胴20はその外周の一部に孔版原紙10の
一端部を係止する原紙取付部7を有しており、この原紙
取付部7に係止された孔版原紙10は、印刷インクの粘性
により円筒状版胴20の外周面に密着し、保持され、円筒
状版胴20と一体的に回転する。
一端部を係止する原紙取付部7を有しており、この原紙
取付部7に係止された孔版原紙10は、印刷インクの粘性
により円筒状版胴20の外周面に密着し、保持され、円筒
状版胴20と一体的に回転する。
円筒状版胴20内には、これにより小径のスキージロー
ラ3が配置されており、このスキージローラ3は外周面
にて円筒状版胴20の内周面に所定の間隔をもって配置さ
れ、円筒状版胴20が1回転するうちに少なくとも自身の
中心軸線C2の周りに第2図において反時計周り方向(矢
印r2方向)に1回転するようになっている。
ラ3が配置されており、このスキージローラ3は外周面
にて円筒状版胴20の内周面に所定の間隔をもって配置さ
れ、円筒状版胴20が1回転するうちに少なくとも自身の
中心軸線C2の周りに第2図において反時計周り方向(矢
印r2方向)に1回転するようになっている。
また、円筒状版胴20内には、スキージローラ3の外周
面に対し所定の間隔dをおいてそのローラ母線に沿って
ドクターロッド5が配置されている。このドクターロッ
ド5は回転自在であっても回転できなくてもよい。ま
た、第2図において、ドクターロッド5の上方であっ
て、キージローラ3の回転方向遅れ側にはインク供給パ
イプ8が設けられ、このインク供給パイプ8によりイン
ク6が供給されるようになっている。そして、供給され
たインク6は、スキージローラ3の外周面とドクターロ
ッド5の外周面とによって形成される楔状空間にインク
溜め部6aを形成するようになっている。
面に対し所定の間隔dをおいてそのローラ母線に沿って
ドクターロッド5が配置されている。このドクターロッ
ド5は回転自在であっても回転できなくてもよい。ま
た、第2図において、ドクターロッド5の上方であっ
て、キージローラ3の回転方向遅れ側にはインク供給パ
イプ8が設けられ、このインク供給パイプ8によりイン
ク6が供給されるようになっている。そして、供給され
たインク6は、スキージローラ3の外周面とドクターロ
ッド5の外周面とによって形成される楔状空間にインク
溜め部6aを形成するようになっている。
インク供給パイプ8には、インク6が図示しないイン
ク供給ポンプによって供給されるようになっている。イ
ンク供給パイプ8はインク溜め部6aの大きさ(インク
量)が所定値以下になると印刷インクを吐出し、これに
対しインク溜め部6aの大きさが所定値以上になると印刷
インクの吐出を中止し、インク溜め部6aの大きさをほぼ
一定に保つように印刷インクの補給を行うよう制御され
ている。
ク供給ポンプによって供給されるようになっている。イ
ンク供給パイプ8はインク溜め部6aの大きさ(インク
量)が所定値以下になると印刷インクを吐出し、これに
対しインク溜め部6aの大きさが所定値以上になると印刷
インクの吐出を中止し、インク溜め部6aの大きさをほぼ
一定に保つように印刷インクの補給を行うよう制御され
ている。
また、スキージローラ3と対向する版胴20の外周側に
は、版胴20と同期して矢印r3方向に回転しつつ版胴20側
に圧接されるプレスローラ4が設けられ、孔版原紙10と
プレスローラ4間に印刷紙Pが供給された場合、プレス
ローラ4が版胴20側に圧接することにより印刷紙Pへの
印刷を行うよう構成されている。
は、版胴20と同期して矢印r3方向に回転しつつ版胴20側
に圧接されるプレスローラ4が設けられ、孔版原紙10と
プレスローラ4間に印刷紙Pが供給された場合、プレス
ローラ4が版胴20側に圧接することにより印刷紙Pへの
印刷を行うよう構成されている。
なお、本実施例では、プレスローラ4の中心C3は版胴
20の中心C1とスキージローラ3の中心C2を結ぶ軸線lよ
り距離aだけ排紙側にずれた位置に設けられている。
20の中心C1とスキージローラ3の中心C2を結ぶ軸線lよ
り距離aだけ排紙側にずれた位置に設けられている。
本実施例装置は、上記の如く構成されているが、次に
その作用を説明する。
その作用を説明する。
図示しない版胴駆動モータがONすることにより印刷処
理が開始され版胴20が矢印r1方向に回転すると、これに
従動してスキージローラ3が矢印r2方向に回転する。イ
ンク溜め部6aの印刷インク6はスキージローラ3の回転
に伴い、スキージローラ3の中心C2に平行な軸線の周り
に反時計方向に流動し、そのインク6の一部はスキージ
ローラ3とドクターロッド5との間の間隙9aを通過する
際に計量されつつ、スキージローラ3の外周面に付着
し、スキージローラ3の外周面にインク層9を形成す
る。なおインク層9は、スキージローラ3の回転に伴い
スキージローラ3と円筒状版胴20との接触領域に移送さ
れ、その接触領域にて円筒状版胴20の内周面に付着す
る。
理が開始され版胴20が矢印r1方向に回転すると、これに
従動してスキージローラ3が矢印r2方向に回転する。イ
ンク溜め部6aの印刷インク6はスキージローラ3の回転
に伴い、スキージローラ3の中心C2に平行な軸線の周り
に反時計方向に流動し、そのインク6の一部はスキージ
ローラ3とドクターロッド5との間の間隙9aを通過する
際に計量されつつ、スキージローラ3の外周面に付着
し、スキージローラ3の外周面にインク層9を形成す
る。なおインク層9は、スキージローラ3の回転に伴い
スキージローラ3と円筒状版胴20との接触領域に移送さ
れ、その接触領域にて円筒状版胴20の内周面に付着す
る。
こうしてスキージローラ3と版胴20間に供給されたイ
ンク6は、プレスローラ4の版胴20側に対する圧接力に
より金属製円筒体1の孔1aおよびスクリーン層2を透過
し、版胴20と孔版原紙10間に供給され、その一部は、さ
らに孔版原紙10の穿孔を通過して印刷紙P側に転写され
る。一方、転写されずに版胴20と孔版原紙10の間に残っ
たインク6は、版胴20の回転に伴ってプレスローラ4と
版胴20のみの接する領域S2まで移送され、プレスローラ
4の圧力によりふたたび版胴20内に戻される。
ンク6は、プレスローラ4の版胴20側に対する圧接力に
より金属製円筒体1の孔1aおよびスクリーン層2を透過
し、版胴20と孔版原紙10間に供給され、その一部は、さ
らに孔版原紙10の穿孔を通過して印刷紙P側に転写され
る。一方、転写されずに版胴20と孔版原紙10の間に残っ
たインク6は、版胴20の回転に伴ってプレスローラ4と
版胴20のみの接する領域S2まで移送され、プレスローラ
4の圧力によりふたたび版胴20内に戻される。
一方、第3図は版胴20の外周面であって、版胴20とプ
レスローラ4が圧接される領域Sの部分展開図である
が、本実施例では、プレスローラ4の中心C3は、版胴20
の中心C1とスキージローラ3の中心C2を結ぶ軸線より排
紙側に設けてあるので、版胴20にスキージローラ3とプ
レスローラ4がともに接触している領域S1に比して、プ
レスローラ4と版胴20のみの接触領域S2は広い。
レスローラ4が圧接される領域Sの部分展開図である
が、本実施例では、プレスローラ4の中心C3は、版胴20
の中心C1とスキージローラ3の中心C2を結ぶ軸線より排
紙側に設けてあるので、版胴20にスキージローラ3とプ
レスローラ4がともに接触している領域S1に比して、プ
レスローラ4と版胴20のみの接触領域S2は広い。
このため、S1領域で版胴外に供給されたインク6は、
広い接触領域S2において高い回収率で再び版胴内に回収
されるので、印刷枚数が増加しても版胴20と孔版原紙10
間のインク6は増大せず、インク溜まりが生ずることを
防止することができる。また、インク溜まりの発生が防
止されるので孔版原紙10の終端部におけるインク6のは
み出しも未然に防止できる。
広い接触領域S2において高い回収率で再び版胴内に回収
されるので、印刷枚数が増加しても版胴20と孔版原紙10
間のインク6は増大せず、インク溜まりが生ずることを
防止することができる。また、インク溜まりの発生が防
止されるので孔版原紙10の終端部におけるインク6のは
み出しも未然に防止できる。
《発明の効果》 本発明に係る孔版印刷装置は、上記の如く、プレスロ
ーラはその中心が版胴の中心とスキージローラの中心を
通る軸線の延長線より排紙側に配置されており、その状
態で圧接動作がなされるので、版胴外にインクが供給さ
れるスキージローラと版胴との接触領域より版胴内にイ
ンクが回収されるプレスローラと版胴との接触領域が広
くなり、版胴外に供給されたインクは従来に比して効率
良く版胴内に回収されるので、版胴と孔版原紙間でイン
ク溜まりが発生せず、また孔版原紙の終端部におけるイ
ンクのはみだしのない孔版印刷装置を得ることができる
等の効果を有する。
ーラはその中心が版胴の中心とスキージローラの中心を
通る軸線の延長線より排紙側に配置されており、その状
態で圧接動作がなされるので、版胴外にインクが供給さ
れるスキージローラと版胴との接触領域より版胴内にイ
ンクが回収されるプレスローラと版胴との接触領域が広
くなり、版胴外に供給されたインクは従来に比して効率
良く版胴内に回収されるので、版胴と孔版原紙間でイン
ク溜まりが発生せず、また孔版原紙の終端部におけるイ
ンクのはみだしのない孔版印刷装置を得ることができる
等の効果を有する。
第1図は本発明が適用された実施例の全体構成図、第2
図は第1図の要部拡大図、第3図は本発明が適用された
実施例の作用説明図、第4図は従来例における孔版印刷
装置の要部構成図である。 3……スキージローラ 4……プレスローラ 6……インク 10……孔版原紙 20……版胴 P……印刷紙 C1……版胴の中心 C2……スキージローラの中心 C3……プレスローラの中心 l……軸線
図は第1図の要部拡大図、第3図は本発明が適用された
実施例の作用説明図、第4図は従来例における孔版印刷
装置の要部構成図である。 3……スキージローラ 4……プレスローラ 6……インク 10……孔版原紙 20……版胴 P……印刷紙 C1……版胴の中心 C2……スキージローラの中心 C3……プレスローラの中心 l……軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41L 13/04 B41L 13/18
Claims (1)
- 【請求項1】円筒状の版胴と、版胴内に設置されて版胴
の内周面にインクを供給するスキージローラと、上記版
胴の外周面に接離可能に配置されたプレスローラと、を
備え、製版された孔版原紙を上記円筒状版胴に巻き付
け、プレスローラで印刷紙を上記孔版原紙に圧接させて
印刷を行うようにした孔版印刷装置において、上記プレ
スローラの中心は上記版間の中心と上記スキージローラ
の中心を通る軸線の延長線より排紙側にあることを特徴
とする孔版印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18513789A JP2837695B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 孔版印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18513789A JP2837695B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 孔版印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349980A JPH0349980A (ja) | 1991-03-04 |
JP2837695B2 true JP2837695B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=16165522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18513789A Expired - Lifetime JP2837695B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 孔版印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837695B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-18 JP JP18513789A patent/JP2837695B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0349980A (ja) | 1991-03-04 |
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