JP2837368B2 - コンクリート製品の吊下げ用係止具 - Google Patents

コンクリート製品の吊下げ用係止具

Info

Publication number
JP2837368B2
JP2837368B2 JP9273995A JP9273995A JP2837368B2 JP 2837368 B2 JP2837368 B2 JP 2837368B2 JP 9273995 A JP9273995 A JP 9273995A JP 9273995 A JP9273995 A JP 9273995A JP 2837368 B2 JP2837368 B2 JP 2837368B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
adjusting member
main body
concrete product
hanging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9273995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08282965A (ja
Inventor
正己 入来院
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHEI SHOJI KK
Original Assignee
NICHEI SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NICHEI SHOJI KK filed Critical NICHEI SHOJI KK
Priority to JP9273995A priority Critical patent/JP2837368B2/ja
Publication of JPH08282965A publication Critical patent/JPH08282965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2837368B2 publication Critical patent/JP2837368B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、U字溝等のコンクリ
ート製品に埋設して、そのコンクリート製品の吊下げ金
具等を係止するために使用されるコンクリート製品の吊
下げ用係止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、U字溝等のコンクリート製品に
おいては、運搬を容易にするため、図20に示すよう
に、コンクリート製品71の両側壁等に吊下げ用係止具
72が埋設されている。そして、これらの係止具72に
吊下げ金具73を係止した状態で、ワイヤ74を介して
クレーンによりコンクリート製品71を吊下げるように
なっている。
【0003】ところで、作業現場には土砂の堆積や工事
用具等の種々の障害物75が随所に置かれている。この
ため、図20に鎖線で示すように、コンクリート製品7
1の外壁面71b側に吊下げ金具73を係止した場合に
は、その吊下げ金具73が障害物75に衝突して、吊下
げ作業を円滑に遂行できないことがある。従って、図2
0に実線で示すように、必要に応じてコンクリート製品
71の内壁面71a側に吊下げ金具73を係止して、吊
下げ作業を遂行できるようにすることが望まれていた。
【0004】このような要望に対処するため、例えば、
図21に示すような構成の吊下げ用係止具が従来から提
案されている。この吊下げ用係止具72は、ほぼ円筒状
の係止具本体76の外周に、先端を閉塞したほぼ円筒状
の調節部材77を軸線方向へ移動可能に嵌挿して構成さ
れている。そして、係止具本体76と調節部材77との
間にはバネ78が介装され、調節部材77の先端閉塞部
77aが係止具本体76から離間する方向に付勢されて
いる。
【0005】そして、コンクリート製品71の成形時に
は、取付ボルト79を係止具本体76内の雌ネジ76a
に螺合して、係止具本体76を成形用型枠80の両外側
枠板80bに取り付け、この状態で型枠80を閉鎖す
る。すると、型枠80の内側枠板80aが調節部材77
の先端閉塞部77aに接合し、その調節部材77が両枠
板80a,80b間の間隔に応じて、バネ78の作用に
抗し係止具本体76側に移動される。これにより、調節
部材77の先端閉塞部77aが枠板80aに押圧され
る。
【0006】この状態で、型枠80内の成形用空間にコ
ンクリートを打設するとともに、その固化後に型枠80
を離型すると、コンクリート製品71が成形される。こ
のコンクリート製品71の両側壁には吊下げ用係止具7
2が埋設され、各係止具72における係止具本体76の
基端がコンクリート製品71の外壁面71bに開口され
るとともに、調節部材77の先端閉塞部77aがコンク
リート製品71の内壁面71aに露出されている。
【0007】従って、各係止具72における係止具本体
76の基端開口部から雌ネジ76aに吊下げ金具73を
螺合することにより、その吊下げ金具73をコンクリー
ト製品71の外壁面71b側に係止することができる。
これに対して、各係止具72における調節部材77の先
端閉塞部77aを打ち抜き、その打ち抜き部から雌ネジ
76aに吊下げ金具73を螺合することにより、その吊
下げ金具73をコンクリート製品71の内壁面71a側
に係止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
吊下げ用係止具72においては、図22に示すように、
係止具本体76の先端外周及び調節部材77の基端内周
に、互いに係合可能な円環状の係止突起81,82が形
成されている。そして、両係止突起81,82の係合に
よって、調節部材77が係止具本体76に対する嵌挿状
態から抜け止めされるようになっている。
【0009】しかしながら、この抜け止め構成において
は、調節部材77を係止具本体76の先端外周に嵌挿し
て組み立てる際に、両係止突起81,82が相互に弾性
変形しながら乗り越えることができるように、両係止突
起81,82の高さを、例えば0.2〜0.3mm程度
に小さく設定する必要がある。このため、吊下げ用係止
具72を組み立て状態で、コンクリート製品71の成形
工場等まで運搬する場合、振動や衝撃を受けると、調節
部材77が係止具本体76から抜け落ちるという問題が
あった。
【0010】特に、図21に示すように、係止具本体7
6と調節部材77との間にバネ78が介装された吊下げ
用係止具72では、そのバネ78により調節部材77が
係止具本体76から抜け落ちる方向に移動付勢されてい
るため、繰り返しの振動により抜け落ちるという問題が
あった。
【0011】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、組み立て状態で運搬した場合に、振動や
衝撃を受けても、調節部材が係止具本体から抜け落ちる
おそれのないコンクリート製品の吊下げ用係止具を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のコンクリート製品の吊下げ用係
止具の発明では、係止具本体と調節部材との外周部間
に、両者を離脱しないように連結するための連結手段を
設けたものである。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の吊下げ用係止具において、前記連結手段は、係止具
本体と調節部材との外周部間に円周方向へ等間隔をおい
て複数設けられているものである。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の吊下げ用係止具において、前記連結手
段は、係止具本体及び調節部材の外周の突部に形成され
た係合溝と、それらの係合溝に軸線方向へ相対移動可能
に嵌挿され、かつ両端に抜け止め用頭部を有する連結ロ
ッドとから構成したものである。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の吊下げ用係止具において、前記連結ロッドの中央に
は小径部を形成したものである。
【0016】
【作 用】請求項1に記載の吊下げ用係止具では、係止
具本体に調節部材を嵌挿した組み立て状態において、係
止具本体及び調節部材が、外周部間に設けられた連結手
段によって、離脱しないように連結されている。このた
め、吊下げ用係止具を組み立て状態で運搬した場合に、
振動や衝撃を受けても、調節部材が係止具本体から抜け
落ちるおそれはない。
【0017】請求項2に記載の吊下げ用係止具では、複
数の連結手段が係止具本体と調節部材との外周部間に円
周方向へ等間隔をおいて配設されている。このため、係
止具本体と調節部材とを円周方向において片寄りを生じ
ることなく、均等に連結することができる。
【0018】請求項3に記載の吊下げ用係止具では、両
端に頭部を有する連結ロッドを、係止具本体及び調節部
材の外周の突部に形成された係合溝に、軸線方向へ相対
移動可能に嵌挿することにより、連結手段が構成されて
いる。このため、簡単な構成で係止具本体と調節部材と
を離脱しないように確実に連結することができる。
【0019】請求項4に記載の吊下げ用係止具では、連
結ロッドを中央の小径部において係合溝に簡単に嵌挿し
て、脱落しないように組み付けることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を、図1〜図5
に基づいて詳細に説明する。図2に示すように、成形用
型枠21は、コンクリート製品22の内壁面22aを形
成するための内側枠板21aと、コンクリート製品22
の外壁面22bを形成するために、内側枠板21aの下
部両端に開閉可能に取り付けられた一対の外側枠板21
bとを備えている。取付孔23は各外側枠板21bの基
端近傍に形成され、両外側枠板21bの開放状態で、こ
れらの取付孔23に取付ボルト24を挿通して、外側枠
板21bの内面に吊下げ用係止具25が取り付けられ
る。そして、両外側枠板21bを閉鎖したとき、成形用
型枠21内に成形用空間26が形成され、この空間26
内にコンクリートを打設することにより、チャンネル状
のコンクリート製品22が形成されて、その両側壁内に
吊下げ用係止具25が埋設される。
【0021】図1及び図3〜図5に示すように、前記吊
下げ用係止具25は、合成樹脂よりなるほぼ円筒状の係
止具本体29と、係止具本体29の先端に嵌挿された合
成樹脂よりなるほぼ円筒状の調節部材30とから構成さ
れている。係止具本体29は基端側の大径部29aと先
端側の小径部29bとを一体に形成してなり、その中間
部の外周には円環状のフランジ31が突設されている。
複数のフィン32は大径部29aの外周面に等間隔をお
いて形成され、それらの頂面が大径部29aの外周面か
らフランジ31に向かって次第に高くなっている。雌ネ
ジ33は小径部29bの内周面に形成され、前記成形用
型枠21の外側枠板21bの取付孔23から、この雌ネ
ジ33に取付ボルト24を螺合することにより、吊下げ
用係止具25が外側枠板21bの内面に取り付けられ
る。
【0022】前記調節部材30は基端側の大径部30a
と先端側の小径部30bとを一体に形成してなり、その
基端外周には円環状のフランジ34が突設されている。
閉塞部35は小径部30bの先端に円環状の薄肉打抜き
溝36を介して一体に形成され、この閉塞部35により
調節部材30の先端面が閉塞されている。そして、この
調節部材30の大径部30aを係止具本体29の小径部
29bに嵌合することにより、調節部材30が係止具本
体29に対して軸線方向へ移動可能に組み付けられてい
る。
【0023】掛止溝37,38は前記係止具本体29及
び調節部材30のフランジ31,34に対応して形成さ
れている。バネ39は両フランジ31,34間において
係止具本体29の小径部29b上に嵌挿され、このバネ
39により調節部材30が係止具本体29に対して離間
する方向に移動付勢されている。掛止部40はバネ39
の両端に折り曲げ形成され、両掛止部40を掛止溝3
7,38に掛止することにより、調節部材30が係止具
本体29に対する嵌挿状態で、所定角度を越えて捩じり
回転されないようになっている。
【0024】連結手段としての一対の連結構造41は、
前記係止具本体29と調節部材30との外周部間に円周
方向へ等間隔をおいて施され、その係止具本体29及び
調節部材30を離脱しないように連結している。すなわ
ち、各一対の突部42,43は係止具本体29及び調節
部材30のフランジ31,34にそれぞれ等間隔をおい
て形成され、各突部42,43には外方に向かって開口
する係合溝44,45が形成されている。一対の連結ロ
ッド46は両係合溝44,45内に開口部44a,45
a側から嵌挿して、軸線方向に移動可能に配設され、そ
れらの両端には大径の抜け止め用頭部47が形成されて
いる。
【0025】そして、図4及び図5に示すように、係合
溝44,45の内径をL1、開口部44a,45aの幅
をL2、連結ロッド46の外径をL3としたとき、L1
>L3>L2となるように構成されている。ちなみに、
この実施例においては、L1=2.5mm、L2=1.
5mm、L3=2.0mmに設定されている。従って、
連結ロッド46を係合溝44,45の開口部44a,4
5aに押し付ければ、その開口部44a,45aが弾性
変形して、連結ロッド46を係合溝44,45内に簡単
に嵌挿することができる。そして、この嵌挿状態におい
て、開口部44a,45aの弾性復元により連結ロッド
46の外方への脱落移動を規制することができるととも
に、抜け止め用頭部47により軸線方向への脱落移動を
規制することができる。
【0026】次に、前記のように構成された吊下げ用係
止具25をコンクリート製品22に埋設する作業の手順
について説明する。さて、この埋設作業時には、図2に
鎖線で示すように、成形用型枠21の両外側枠板21b
を外方へ開放させる。この状態で、各外側枠板21bの
内面に吊下げ用係止具25を配設して、その係止具本体
29の基端開口部を取付孔23に対応させる。そして、
各外側枠板21bの外方から取付孔23を介して係止具
本体29の雌ネジ33に取付ボルト24を螺合すると、
吊下げ用係止具25が外側枠板21bの内面に取り付け
られる。
【0027】その後、両外側枠板21bを閉鎖すると、
型枠21内に成形用空間26が形成される。この閉鎖過
程において、吊下げ用係止具25の調節部材30の先端
閉塞部35が型枠21の内側枠板21aに当たり、その
調節部材30が両枠板21a,21b間の間隔の減少に
応じて、バネ39の弾性に抗し係止具本体29側に相対
移動される。これにより、吊下げ用係止具25が型枠2
1の両枠板21a,21b間に弾発状態で介在され、次
に述べるコンクリートの打設においてコンクリートが先
端閉塞部35と内側枠板21aとの細隙に侵入すること
はない。
【0028】この状態で、型枠21の成形用空間26内
にコンクリートを打設するとともに、その固化後に型枠
10から離型すると、チャンネル状のコンクリート製品
22が成形される。このコンクリート製品22の両側壁
には吊下げ用係止具25が埋設され、各係止具25にお
ける係止具本体29の基端がコンクリート製品22の外
壁面22bに開口されるとともに、調節部材30の先端
閉塞部35がコンクリート製品22の内壁面22aに露
出されている。
【0029】従って、図20〜図22に示す従来構成と
同様に、コンクリート製品22の製造現場や施工現場に
おいて、各係止具25の係止具本体29の基端開口部か
ら雌ネジ33に吊下げ金具を螺合すれば、その吊下げ金
具がコンクリート製品22の外壁面22b側に係止され
る。そのため、この吊下げ金具にワイヤを掛けて、クレ
ーンによりコンクリート製品22を外壁面22b側から
吊下げることができる。
【0030】これに対して、各係止具25の調節部材3
0の先端閉塞部35を打抜き溝36から打ち抜き、その
打ち抜き部から係止具本体29の雌ネジ33に吊下げ金
具を螺合すれば、その吊下げ金具がコンクリート製品2
2の内壁面22a側に係止される。そのため、この吊下
げ金具にワイヤを掛けて、クレーンによりコンクリート
製品22を内壁面22a側から吊下げることができる。
【0031】さて、この実施例の吊下げ用係止具25で
は、係止具本体29及び調節部材30が組み立て状態に
おいて、それらの外周部間に設けられた連結構造41に
より、離脱しないように連結されている。このため、吊
下げ用係止具25を組み立て状態でコンクリート製品2
2の製造現場等に運搬する際に、振動や衝撃を受けて
も、調節部材30が係止具本体29から抜け落ちるおそ
れはなく、安心して運搬することができる。
【0032】又、この実施例の吊下げ用係止具25で
は、一対の連結構造41が係止具本体29と調節部材3
0との外周部間に円周方向へ等間隔をおいて配設されて
いる。このため、係止具本体29と調節部材30とを円
周方向において片寄りを生じることなく、均等に連結す
ることができる。
【0033】さらに、この実施例の吊下げ用係止具25
では、両端に頭部47を有する連結ロッド46を、係止
具本体29及び調節部材30の外周の突部42,43に
形成された係合溝44,45に、軸線方向へ相対移動可
能に嵌挿することにより、係止具本体29及び調節部材
30が連結されている。このため、連結構造41が簡単
で組み付けを容易に行うことができるとともに、係止具
本体29と調節部材30とを離脱しないように確実に連
結することができる。
【0034】加えて、この実施例ではバネ39の両端に
掛止部40が折り曲げ形成され、両掛止部40が掛止溝
37,38に掛止されているので、調節部材30が係止
具本体29に対する嵌挿状態で、所定角度を越えて周方
向に捩じり回転されることはない。従って、運搬中に連
結ロッド46の捻りが抑制され、連結ロッド46や突部
42の損傷を未然に防止することができる。
【0035】
【別の実施例】次に、この発明の別の実施例を、図6〜
図19に基づいて説明する。まず、図6に示す第2実施
例の連結構造41では、連結ロッド46の中央に小径部
51が形成されている。従って、この実施例において
は、同図に鎖線で示すように、バネ39の弾性力に抗し
て係止具本体29と調節部材30の突部42,43を互
いに接近させた状態で、連結ロッド46の小径部51を
前記係合溝44,45に係合する。次に、バネ39の弾
性力により突部42,43を互いに離隔させて係合溝4
4,45に対し小径部51より大径の連結ロッド46の
両端部を嵌入する。従って、この実施例では、両突部4
2,43の係合溝44,45に連結ロッド46を簡単に
嵌挿することができるとともに、係合溝44,45から
連結ロッド46が脱落するのをより確実に防止できる。
【0036】図7に示す第3実施例の連結構造41で
は、係止具本体29及び調節部材30上の突部42,4
3に係合孔52,53が形成され、連結ロッド46の両
端に円錐形状の係止頭部54が形成されている。そし
て、両係止頭部54を弾性変形させながら係合孔52,
53に挿通することにより、連結ロッド46が係合孔5
2,53内に軸線方向へ移動可能に配置されている。従
って、この実施例においても、前記第1実施例とほぼ同
様な効果を発揮することができる。
【0037】図8に示す第4実施例の連結構造41で
は、係止具本体29及び調節部材30上の突部42,4
3に係合孔52,53が形成され、連結ロッド46の両
端に係止フック55が形成されている。両係止フック5
5のうち一方は組付前に形成され、他方は図8に鎖線で
示すように直線状となっている。そして、連結ロッド4
6を係止孔53に挿通した後に実線で示すように折り曲
げられる。従って、この実施例においても、前記第1実
施例とほぼ同様な作用、効果を発揮することができる。
【0038】第4実施例では金属製の棒状材を所定長さ
に切断して、その両端部に係止フック55を形成する構
成であるため、連結ロッド46の型起こしが不要とな
り、製造コストを低減することができる。
【0039】第4実施例において係止フック55(折り
曲げ構造)に代えて、カシメ構造とすること。この場合
にはペンチ等で容易に頭部を形成することができる銅、
アルミニウム等の軟質金属ロッドを使用することが望ま
しい。
【0040】図9に示す第5実施例の連結構造41で
は、係止具本体29上の突部42に係合孔52が一体に
形成されるとともに、調節部材30上のフランジ34に
は、先端外面に係止部57を有する連結片56が一体に
延長形成されている。そして、連結片56の係止部57
を係合孔52に挿通係止することによって、連結片56
が係合孔52内に軸線方向へ移動可能に配置されてい
る。従って、この実施例においては、連結片56を別に
製作する必要がなくて、部品点数を減少させることがで
きる。
【0041】図10に示す第6実施例の連結構造41で
は、係止具本体29上のフランジ31に連結片58が一
体に延長形成され、その先端内面には調節部材30上の
フランジ34に係合可能な係止部59が突設されてい
る。そして、連結片58を弾性に抗して外方湾曲させな
がら、係止部59を調節部材30のフランジ34に係合
させることにより、係止具本体29が調節部材30に対
して抜け止め係止されている。従って、この実施例にお
いても、連結片58を別に製作する必要がなくて、部品
点数を減少させることができる。
【0042】図11に示す第7実施例の連結構造41で
は、調節部材30上の突部43に半径方向へ向かって延
びる係止溝60が形成されるとともに、係止具本体29
上のフランジ31には先端側部に係止部62を有する連
結片61が一体に延長形成されている。そして、連結片
61を弾性に抗して外方へ湾曲させながら係止溝60に
係合させることにより、係止具本体29が調節部材30
に対して離脱しないように連結されている。従って、こ
の実施例においても、連結片61を別に製作する必要が
なくて、部品点数を減少させることができる。
【0043】図12に示す第8実施例の連結構造41で
は、調節部材30上の突部43に係合孔53が形成され
るとともに、係止具本体29上のフランジ31には先端
の内外面に一対の係止部64,65を有する弾性連結片
63が一体に突出形成されている。そして、係止部6
4,65を係合孔53に係合させることにより、弾性連
結片63の先端が突部43に止着され、係止具本体29
と調節部材30との相対移動に伴って、弾性連結片63
が外方へ弾性変形される。従って、この実施例において
も、弾性連結片63を別に製作する必要がなくて、部品
点数を減少させることができる。
【0044】図13に示す第9実施例の連結構造41で
は調節部材30に対し樹脂製の伸縮可能な蛇腹よりなる
可撓連結筒48の一端を連結し、その先端に形成した係
止突条48aを係止具本体29の外周面に形成した係止
溝29dに係止したものである。係止突条48aは係止
溝29dに圧入嵌合された後は容易に離脱しないように
なっている。この実施例も第1実施例と同様の作用・効
果がある。
【0045】図14に示す第10実施例の連結構造41
では係止具本体29に対し弾性変形可能な連結部材49
の先端部に例えば球状の係止突起49aを形成し、該突
起49aを調節部材30に形成した係止孔30cに圧入
嵌合して容易に離脱しないように係止したものである。
又、この連結部材49は180度隔てて二箇所に形成さ
れている。そして、本体29に対し調節部材30が左方
に押圧されると、連結部材49が円弧状に弾性変形され
て、その反力として調節部材30の先端が枠板21aに
押圧される。この実施例ではバネ39が不要になり部品
点数を低減することができるが、その他の構成及び作用
効果は第1実施例と同様である。
【0046】図15に示す第11実施例の連結構造41
では調節部材30に対し径方向に弾性変形可能な連結部
材50を複数箇所(この実施例では4ヵ所)に形成し、
それらの先端部に形成した係止突起50aを係止具本体
29の外周面に斜状に形成した係止溝29eに係合し、
係止溝29eの右端部に係止突起50aを当接すること
により抜け止めしている。そして、本体29に対し調節
部材30が左方に押圧されると、各連結部材50が互い
に離隔する拡径方向に弾性変形される。このため、各連
結部材50が縮径方向に復元しようとして、結果的に調
節部材30の先端が枠板21aに押圧される。この実施
例ではバネ39が不要になり部品点数を低減することが
できるが、その他の構成及び作用効果は第1実施例と同
様である。
【0047】図16に示す第12実施例の連結構造41
では、係止具本体29に対し係止フック67を二箇所に
設け、調節部材30の先端部に対し、係止溝68aを有
する係止片68を設け、前記係止フック67と係止片6
8に環ゴム69を係止している。従って、この実施例で
は、係止フック67、係止片68及び輪ゴム69等によ
り調節部材30が本体29から離脱するのが防止され
る。その他の構成及び作用効果は第1実施例と同様であ
る。
【0048】図17に示す第13実施例では、係止具本
体29の小径部29bの外周面と調節部材30の大径部
30aの内周面に対し、両径部29b,30aの相対回
動を防止するための横断面V字状の溝29fと突条30
dを形成している。この実施例では連結ロッド46が捻
る方向への力を受けないので、組付状態を安定化するこ
とができるとともに、型枠21への吊下げ用係止具25
の装着作業を円滑に行うことができる。その他の構成及
び作用効果は前記第1実施例と同様である。
【0049】上記実施例において、溝29fと突条30
dは横断面四角形状であっても円弧状であってもよい。
又、図18に示すように溝29f(突条30d)の形状
を軸線方向に行くに従い、幅が小さくなるテーパ状に形
成してもよい。
【0050】図19は型枠21に対する吊下げ用係止具
25の取付構造の別例を示す。この別例では、第1実施
例の取付ボルト24に代えて、取付具66を使用してい
る。この取付具66は取付孔23に嵌入される第1嵌入
部66aと、係止具本体29の嵌合孔29gに嵌入され
る第2嵌入部66bと、第2嵌入部66bの先端部に形
成した先端ほど小径となるテーパ部66cとにより構成
されている。又、取付具66の中心部には通気孔66d
が貫通形成されている。そして、型枠21の開放状態
で、枠板21bの取付孔23に取付具66の第1嵌入部
66aを嵌入する。次に、係止具本体29をその嵌合孔
29gを利用して第2嵌入部66bに圧入嵌合する。図
19に示す組付状態では、バネ39の弾性力を適度に設
定することにより、調節部材30が枠板21aに強く押
圧され、コンクリートの打設時に吊下げ用係止具25の
位置がずれることはない。
【0051】この別例では雌ネジ33に取付ボルト24
を螺合する取付構造と比較して、吊下げ用係止具25の
枠板21bへの取付作業を容易に行うことができる。な
お、この発明は、次のように変更して具体化することも
可能である。
【0052】(a)連結手段としての連結構造41を、
係止具本体29と調節部材30との外周部間の1箇所に
配設すること。 (b)連結手段としての連結構造41を、係止具本体2
9と調節部材30との外周部間の3箇所以上の複数箇所
に等間隔で配設すること。
【0053】(c)図9〜図17に示す第5実施例〜第
13実施例において、連結片56,58,61,63
を、各実施例とは反対側の係止具本体29又は調節部材
30上に一体に延長形成すること。
【0054】(d)前記各実施例のように係止具本体2
9に雌ネジ33を形成せず、他の取付具や吊下げ金具を
使用して、吊下げ用係止具25を成形用型枠21に取り
付けたり、コンクリート製品22を吊下げたりするよう
に構成すること。
【0055】(e)バネ39の両端部の掛止部40及び
その掛止溝37,38を省略すること。 (f)以上の各実施例では全てバネ39を使用している
が、このバネ39を省略すること。
【0056】上記実施例から把握できる技術思想につい
て、以下にその効果とともに記載する。 (1) 請求項1において、連結手段は係止具本体29
及び調節部材30に形成した突部と、両突部に形成した
係合孔52,53と、両孔52,53に貫通され、両端
部を折り曲げて係止フック55を形成した連結ロッド4
6とにより構成されているコンクリート製品の吊下げ用
係止具。
【0057】この吊下げ用係止具の場合には、請求項1
の発明の効果に加えて、型起こしが不要となり、製造コ
ストを低減することができる。 (2) 請求項1において、連結手段は係止具本体29
又は調節部材30に連結した連結片56と、該連結片5
6の先端部に形成した係止部57と、調節部材30又は
係止具本体29の突部42に形成され、前記係止部57
を強制的に貫通係止させる係合孔52とにより構成され
ているコンクリート製品の吊下げ用係止具。
【0058】この吊下げ用係止具では前述した効果に加
えて、部品の紛失を防止することができる。 (3) 請求項1において、連結手段は係止具本体29
及び調節部材30に形成した突部42,43に形成した
係合孔52,53と、両端部に係止頭部54をそれぞれ
形成した連結ロッド46とにより構成され、係止頭部5
4は前記係合孔52,53に強制的に貫通係止されるコ
ンクリート製品の吊下げ用係止具。
【0059】この吊下げ用係止具も連結ロッド46の取
付を容易に行うことができる。 (4) 請求項1〜4、(1)〜(3)のいずれかにお
いて、係止具本体29と調節部材30との間には、両部
材を離隔する方向に付勢する付勢部材が介在されている
コンクリート製品の吊下げ用係止具。
【0060】この吊下げ用係止具では、請求項1〜4、
(1)〜(3)のいずれかの発明の効果に加えて、簡単
な構造により調節部材30を成形用型枠21の枠板21
bに押圧して、係止具25の型枠への取付状態を安定化
することができる。
【0061】(5) 請求項1〜4、(1)〜(4)の
いずれかにおいて、係止具本体29はその内周面に取付
ボルト24を螺合する雌ネジ33を有するコンクリート
製品の吊下げ用係止具。
【0062】この吊下げ用係止具では、請求項1〜4、
(1)〜(4)のいずれかの発明の効果に加えて、簡単
な構造により係止具本体29を成形用型枠21の枠板2
1bに取り付けることができる。
【0063】(6) 請求項1〜4、(1)〜(4)の
いずれかにおいて、係止具本体29は取付具66の嵌入
部66bを本体29側の嵌合孔29gに嵌入することに
より枠板21bの取付孔23に取り付けられるものであ
るコンクリート製品の吊下げ用係止具。
【0064】この吊下げ用係止具では、請求項1〜4、
(1)〜(4)のいずれかの発明の効果に加えて、取付
ボルト24と比較して簡単な構造により係止具本体29
を成形用型枠21の枠板21bに容易に取り付けること
ができ、雌ネジ33を省略して製造を容易に行うことも
できる。
【0065】(7) 請求項1〜4、(1)〜(6)の
いずれかにおいて、係止具本体29及び調節部材30の
互いに接触する周面には両部材の相対回動を抑制する溝
29fと突条30dが形成されているコンクリート製品
の吊下げ用係止具。
【0066】この吊下げ用係止具では、請求項1〜4、
(1)〜(6)のいずれかの発明の効果に加えて、係止
具本体29及び調節部材30の捻りを防止して組付状態
及び型枠への装着作業を安定化することができる。
【0067】(8) 係止具本体29及び調節部材30
に係止フック67及び係止片68を設け、両部材にゴム
環69を掛止したコンクリート製品の吊下げ用係止具。
この吊下げ用係止具は、組み立て状態で運搬した場合
に、振動や衝撃により調節部材が係止具本体から抜け落
ちるおそれを防止することができる。
【0068】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、吊下げ用係止具を組み立て状態で運搬した
場合に、振動や衝撃により調節部材が係止具本体から抜
け落ちるおそれを防止することができる。
【0069】請求項2に記載の発明によれば、係止具本
体と調節部材とを円周方向において片寄りを生じること
なく、均等に連結することができる。請求項3に記載の
発明によれば、係合溝に連結ロッドを軸線方向へ相対移
動可能に嵌挿するという簡単な構成で、係止具本体と調
節部材とを離脱しないように確実に連結することができ
る。
【0070】請求項4に記載の発明によれば、連結ロッ
ドを係合溝に簡単に嵌挿して組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の係止具の第1実施例を埋設状態で
示す縦断面図。
【図2】 型枠にてコンクリート製品を成形した状態を
示す断面図。
【図3】 係止具を分解して示す正面図。
【図4】 図3の4−4線における拡大断面図。
【図5】 図3の5−5線における拡大断面図。
【図6】 この発明の係止具の第2実施例を示す部分断
面図。
【図7】 この発明の係止具の第3実施例を示す部分断
面図。
【図8】 この発明の係止具の第4実施例を示す部分断
面図。
【図9】 この発明の係止具の第5実施例を示す部分断
面図。
【図10】 この発明の係止具の第6実施例を示す部分
断面図。
【図11】 この発明の係止具の第7実施例を示す部分
斜視図。
【図12】 この発明の係止具の第8実施例を示す部分
断面図。
【図13】 この発明の係止具の第9実施例を示す部分
断面図。
【図14】 この発明の係止具の第10実施例を示す部
分断面図。
【図15】 この発明の係止具の第11実施例を示す正
面図。
【図16】 この発明の係止具の第12実施例を示す正
面図。
【図17】 この発明の係止具の第13実施例を示す部
分横断面図。
【図18】 第13実施例の別例を示す部分斜視図。
【図19】 型枠への係止具の取付構造の別例を示す縦
断面図。
【図20】 従来のコンクリート製品の吊下げ状態を示
す正面図。
【図21】 従来の係止具を埋設状態で示す縦断面図。
【図22】 その係止具の一部を拡大して示す部分断面
図。
【符号の説明】
21…成形用型枠、21a…内側枠板、21b…外側枠
板、22…コンクリート製品、22a…内壁面、22b
…外壁面、24…取付ボルト、25…吊下げ用係止具、
29…係止具本体、30…調節部材、31…フランジ、
33…雌ネジ、34…フランジ、35…閉塞部、36…
打抜き溝、39…バネ、41…連結手段としての連結構
造、42,43…突部、44,45…係合溝、46…連
結ロッド、47…抜け止め用頭部、51…小径部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の係止具本体に、先端を閉塞した筒
    状の調節部材を軸線方向へ移動可能に嵌挿し、コンクリ
    ート製品の厚さに応じて、係止具本体に対し調節部材を
    移動調節して、係止具本体及び調節部材をコンクリート
    製品の内外壁面間に埋設するようにしたコンクリート製
    品の吊下げ用係止具において、 前記係止具本体と調節部材との外周部間には、両者を離
    脱しないように連結するための連結手段を設けたコンク
    リート製品の吊下げ用係止具。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、係止具本体と調節部材
    との外周部間に円周方向へ等間隔をおいて複数設けられ
    ている請求項1に記載のコンクリート製品の吊下げ用係
    止具。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、係止具本体及び調節部
    材の外周の突部に形成された係合溝と、それらの係合溝
    に軸線方向へ相対移動可能に嵌挿され、かつ両端に抜け
    止め用頭部を有する連結ロッドとから構成した請求項1
    又は請求項2に記載のコンクリート製品の吊下げ用係止
    具。
  4. 【請求項4】 前記連結ロッドの中央には小径部を形成
    した請求項3に記載のコンクリート製品の吊下げ用係止
    具。
JP9273995A 1995-04-18 1995-04-18 コンクリート製品の吊下げ用係止具 Expired - Fee Related JP2837368B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9273995A JP2837368B2 (ja) 1995-04-18 1995-04-18 コンクリート製品の吊下げ用係止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9273995A JP2837368B2 (ja) 1995-04-18 1995-04-18 コンクリート製品の吊下げ用係止具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08282965A JPH08282965A (ja) 1996-10-29
JP2837368B2 true JP2837368B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=14062795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9273995A Expired - Fee Related JP2837368B2 (ja) 1995-04-18 1995-04-18 コンクリート製品の吊下げ用係止具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2837368B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08282965A (ja) 1996-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2005121570A1 (ja) 脱落防止具および緩み止めナット
AU2065500A (en) Swivel hinge for a clip
WO2007095422A2 (en) Lifting fixture for concrete structures
US6779762B2 (en) Fastener for laying pipes
JP2837368B2 (ja) コンクリート製品の吊下げ用係止具
EP0775838A1 (en) A device for fastening an object, more particularly a pipe, to a wall
US6666639B2 (en) Threaded fastening device
JP2809579B2 (ja) コンクリート製品の吊下げ用係止具
US20020179789A1 (en) Universal sign mounting bracket
JP2732030B2 (ja) インサートブッシュの結合構造
JP2837369B2 (ja) コンクリート製品の吊下げ用係止具
JP2505065Y2 (ja) 車両用外装品の取付構造
KR200343996Y1 (ko) 배관용 파이프 행거
JPH0747465B2 (ja) 吊り下げ用係止具
JP3093623B2 (ja) 天井材取付用金具
JPS5856426Y2 (ja) 軸状部材支持プツシユ装置
JP2640601B2 (ja) 吊ボルト用係着金具
JP7152027B2 (ja) 親綱掛着金具
JPH061827U (ja) 割ナット式締結具
EP0989055A2 (en) Cycle mudguard stay & assembly
JPH05286686A (ja) コンクリート製品吊下げ用係止具
JP3608200B2 (ja) 締付バンド及び管継手用管離脱防止装置
JP2002284479A (ja) コンクリート製品の吊上アンカ設置器具
JP2000080749A (ja) 天井吊りボルト用の吊り具
JPH02521Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees