JP2836359B2 - 光ファイバ増幅器用励起光源バックアップ方法 - Google Patents

光ファイバ増幅器用励起光源バックアップ方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Er,Ndなどの希土
類元素を添加した光ファイバへの励起光用の光源を非常
時に備えてパックアップする方法に係り、特に励起光を
前方側か後方側のどちらからでも切換えて励起すること
ができる光ファイバ増幅器用励起光源バックアップ方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバのコア内にEr(エル
ビウム),Nd(ネオジム),Pr(プラセオジム)な
どの希土類元素を添加し、その光ファイバに、添加した
希土類元素に固有の吸収特性をもつ励起光を励起するこ
とによって、信号光を増幅する光ファイバ増幅器の研究
開発が活発化してきた。
【0003】図5は、従来の光ファイバ増幅器の構成例
を示したものである。
【0004】これは、波長1.5μm帯の信号光を矢印
50,51に示すようにErを添加した光ファイバ53
のコア内を伝搬させると共に、その途中から光方向性結
合器54を介して波長1.47μm(あるいは0.98
μm)の励起用半導体レーザ55を駆動回路56で駆動
して、その励起光も光ファイバ53に伝搬させることに
より、反転分布状態を実現し、それにより上記信号光を
数百倍から1万倍程度に増幅する作用をもったものであ
る。出力側の光フィルタは増幅された信号光の中に含ま
れる励起用半導体レーザの光を除去するための機能をも
ったものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ増幅器には次のような解決しなければならな
い課題が残されている。
【0006】(1) 現状の励起用半導体レーザの寿命は非
常に短い。そのため長期的に所望の利得をもった光ファ
イバ増幅器として使えない。
【0007】(2) 光ファイバ増幅器は、ブースターアン
プ用,プリアンプ用,中継器用など種々の応用が考えら
れるが、現状の光ファイバ増幅器は上記種々の応用に対
して汎用性がなく、それぞれ異なった構成法となる。そ
のため量産による低コスト化が難しい。
【0008】(3) 非常時に備えての最適なバックアップ
方式が見出されていない。
【0009】そこで、本発明の目的は、前記した従来技
術の欠点を解消し、非常時に備えての励起光源の最適な
バックアップ方式を提供することと、種々の応用に対し
て汎用性をもたせた方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、信号光
を伝搬する希土類元素添加光ファイバの前後に励起光を
結合・分離するリング共振器を接続し、その2つのリン
グ共振器に、励起光を入射して希土類元素添加光ファイ
バに伝搬する励起用半導体レーザをそれぞれ接続すると
共に励起用半導体レーザのいずれかを切換えスイッチを
介して駆動する駆動回路を設け、上記リング共振器に励
起光の一部を検出するモニタ用受光回路をそれぞれ接続
し、上記モニタ用受光回路の出力を比較回路に入力し、
出力を基準電圧と比較し、該比較回路の出力で、いずれ
かの励起用半導体レーザを駆動すべく切換えスイッチを
制御するようにしたことにある。
【0011】
【作用】上記構成によれば、切換えスイッチによりいず
れかの励起用半導体レーザを駆動し、モニタ用受光回路
でモニタ信号の低下を生じたときには比較回路の出力で
切換えスイッチを他方に切換えて他方の駆動していない
励起用半導体レーザを駆動することで的確なバックアッ
プが行える。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0013】図1は第1参考例を示すものである。
【0014】図1においては、希土類元素としてErを
添加した光ファイバ1が用いられ、この光ファイバ1の
両端に希土類元素を添加しない光ファイバ14a,14
bが接続され、これら光ファイバ14a,14b内に信
号光(波長1.5μm帯)が矢印A1からA2のごとく
伝送されている。
【0015】光ファイバ14a,14bの途中にはEr
添加光ファイバ1内に励起光(波長1.48μm帯,あ
るいは0.98μm帯,さらには0.8μm帯のいずれ
かの波長)を結合して伝搬させ、かつ分離して取り除く
ための励起光結合・分離用光方向性結合器8a,8bが
設けられている。これらの光方向性結合器8a,8b
は、信号光はそのまま通過させ、励起光を選択的に分波
する波長特性をもった分波器として構成されている。従
って、励起光用半導体レーザ3a,3b(波長1.48
μm帯,0.98μm帯,0.8μm帯のいずれかの光
源)からの励起光は光方向性結合器8a(8b)を介し
てEr添加光ファイバ1内に送り込まれ、出力側にもれ
た励起光は光方向性結合器8b(8b)により分離させ
ることができる。
【0016】比較回路6a(あるいは6b)は、基準電
圧11とモニタ用受光回路5a(あるいは5b)の出力
電圧と比較し、その大小関係によってデイジタル出力
『1』あるいは『0』信号を出力する回路である。また
比較回路6cは、比較回路6a,6bの出力を比較し、
出力にデイジタル信号を出し、切り替えスイッチ7をA
側あるいはB側に切換え動作を行なわせる。
【0017】駆動回路4は励起用半導体レーザ3a,3
bを駆動するための回路である。例えば、切換えスイッ
チ7を先ずA側に設定し、励起用半導体3aを駆動回路
4によって駆動する。励起用半導体レーザ3aが正常に
動作している間はモニタ用受光回路5aには励起光の一
部が入力され、その出力端に信号が出力され、比較回路
6a出力は『1』の状態が保たれる。他方、比較回路6
bの方はモニタ用受光回路5bの入力には信号が入って
こないので『0』の状態にある。そして比較回路6cの
出力には切換えスイッチ7をA側に保持するデイジタル
信号が出力され続ける。ここで励起用半導体レーザ3a
が寿命劣化、予期せぬトラブル発生、などによって発光
出力が低減あるいは無状態になった場合にはモニタ用受
光回路5aの出力が基準電圧11に比して小さくなり、
比較回路6aの出力は『0』状態になる。その結果、比
較回路6cの出力も『0』状態になり、切換えスイッチ
7はA側からB側に切換えられる。そして励起用半導体
レーザ3bが駆動回路4によって駆動されるようにな
り、励起用半導体レーザ3aのバックアップが行われ
る。
【0018】図2は第2参考例を示したものである。
【0019】本例は、第1実施例におけるモニタ用受光
回路5a及び5bを励起用半導体レーザ3a及び3bの
後方光検出用として配置換えした構成である。
【0020】この構成によれば、励起用半導体レーザ3
a及び3bの出力状態が直接的にモニタすることがで
き、より正確に励起用半導体レーザの切換えを行うこと
ができる。また励起用半導体レーザ3a,3bと受光回
路5a,5bは一体化して実装することが容易であるの
で、コンパクトな構成にすることができる。
【0021】図3は発明を示したものである。
【0022】本例は、第1参考例における励起光結合・
分離用光方向性結合器の代りに光リング共振器10a,
10bを用いた構成である。
【0023】図4は第3参考例を示したものである。
【0024】第1実施例の構成を上下2つ並列に配置
し、2本の希土類元素を添加した光ファイバ1A,1B
内を矢印A1〜A2,B2〜B1のように信号を伝送し
たり、あるいはこの逆方向,あるいは同方向に信号を伝
送させるようにしたシステムである。これにより2地点
間を2本の光ファイバ1A,1Bを用い双方向に伝送す
ることができ、より大容量,広帯域な信号伝送が可能と
なる。
【0025】この構成において、励起光結合・分離用光
方向性結合器9a,9bは光Y分岐回路12a,12b
で結合し、一つの励起用半導体レーザ3a,3bで両方
の光ファイバ1A,1B内に励起するようにしてある。
この実施例では信号光A1〜2,B2〜1の伝搬方向は
お互いに逆方向になっているが、これは同方向でもよ
い。
【0026】本発明は、上記実施例に限定されるもので
なく、例えば希土類元素添加光ファイバとしてはEr以
外に、Nd,Pr,Sm,Tm,Yb,Ce,Hoなど
を少なくとも1種含んだものを用いることができる。ま
た上記光ファイバ内にはAl,Ge,Crなどの利得特
性を左右する添加物が少なくとも1種含まれてもよいこ
とは言うまでもないことである。励起光結合・分離用光
方向性結合器,光リング共振器,光Y分岐回路等は光フ
ァイバ型で構成する以外に、光導波路型,個別部品の組
合せ型(例えば、レンズ,干渉膜光フィルタ,ハーフミ
ラーなどの個別部品の組合せ型)などで構成してもよ
い。信号光の波長帯は、用いる希土類元素添加光ファイ
バの種類によって選ばれる。例えばNdとかPrを添加
した光ファイバを用いた場合には1.3μm帯を用い
る。
【0027】図1〜4において、希土類元素を添加した
光ファイバの前後の光ファイバ14a,14bは励起光
結合・分離用光方向性結合器,光リング共振器などを導
波路型で構成した場合には導波路で代用してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、本発明は
次のような効果がある。
【0029】(1) 非常時に備えて励起光源の最適なバッ
クアップ方式を提供することができる。
【0030】(2) ブースターアンプ用,プリアンプ用,
中継器用など、種々の応用に対して汎用的な方式であ
り、量産すれば大幅な低コスト化を期待できる。
【0031】(3) 非常時に備えて正確に、かつ応答性良
く励起光源のバックアップを行うことができる。
【0032】(4) 2本の希土類元素添加光ファイバを用
いてより経済的な双方向あるいは同方向伝送を行うこと
ができ、高速,広帯域な信号伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1参考例を示す図である。
【図2】第2参考例を示す図である。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【図4】第3参考例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 希土類元素添加光ファイバ 3a,3b 励起用半導体レーザ 4 駆動回路 5a,5b モニタ用受光回路 6 比較回路 7 切換えスイッチ 8a,8b 結合・分離用光方向性結合器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/10 G02F 1/35 501 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号光を伝搬する希土類元素添加光ファイ
    バの前後に励起光を結合・分離するリング共振器を接続
    し、その2つのリング共振器に、励起光を入射して希土
    類元素添加光ファイバに伝搬する励起用半導体レーザを
    それぞれ接続すると共に励起用半導体レーザのいずれか
    を切換えスイッチを介して駆動する駆動回路を設け、上
    記リング共振器に励起光の一部を検出するモニタ用受光
    回路をそれぞれ接続し、上記モニタ用受光回路の出力を
    比較回路に入力し、出力を基準電圧と比較し、該比較回
    路の出力で、いずれかの励起用半導体レーザを駆動すべ
    く切換えスイッチを制御するようにしたことを特徴とす
    る光ファイバ増輻器用励起光源バックアップ方法。
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