JP2835345B2 - 原料供給方法及びその装置 - Google Patents
原料供給方法及びその装置Info
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- JP2835345B2 JP2835345B2 JP7265690A JP7265690A JP2835345B2 JP 2835345 B2 JP2835345 B2 JP 2835345B2 JP 7265690 A JP7265690 A JP 7265690A JP 7265690 A JP7265690 A JP 7265690A JP 2835345 B2 JP2835345 B2 JP 2835345B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、CZ炉へ粒状原料を連続的に供給する原料
供給方法及び原料供給装置に関する。
供給方法及び原料供給装置に関する。
(従来の技術) 単結晶製造においては、まず、経済的観点から建屋や
装置の許す限り長尺な単結晶とすることに意が注がれ
る。したがって、単結晶の成長につれて融液中に原料を
追加供給する操作が行なわれ、該供給装置として回転羽
根やフィーダ、或いはベルトコンベアが用いられてい
る。
装置の許す限り長尺な単結晶とすることに意が注がれ
る。したがって、単結晶の成長につれて融液中に原料を
追加供給する操作が行なわれ、該供給装置として回転羽
根やフィーダ、或いはベルトコンベアが用いられてい
る。
また、単結晶製造においては、品質一定化の観点か
ら、単結晶の育成方向全域に亘り、単結晶が均一抵抗値
を有する(均一ドーパント濃度である)よう留意され
る。
ら、単結晶の育成方向全域に亘り、単結晶が均一抵抗値
を有する(均一ドーパント濃度である)よう留意され
る。
具体的には、Si融液中にPやB等のドーパントを添加
して単結晶を育成する場合、ドーパントの偏析に起因し
て、育成単結晶内のドーパント濃度よりも、Si融液中の
ドーパント濃度の方が高くなり、両ドーパント濃度の比
は一定であって、該比はPやB等の物質種によって定ま
る。したがって、単結晶が育成されて行くにつれて、Si
融液中のドーパント濃度が大きくなり、この結果、育成
単結晶の終端部分は始端部分よりもドーパント濃度が大
きくなる(抵抗値が小さくなる)。換言すれば、Si融液
中のドーパント濃度を一定にすることにより、成長単結
晶がその成長方向に均一抵抗値を有するものとなる。
して単結晶を育成する場合、ドーパントの偏析に起因し
て、育成単結晶内のドーパント濃度よりも、Si融液中の
ドーパント濃度の方が高くなり、両ドーパント濃度の比
は一定であって、該比はPやB等の物質種によって定ま
る。したがって、単結晶が育成されて行くにつれて、Si
融液中のドーパント濃度が大きくなり、この結果、育成
単結晶の終端部分は始端部分よりもドーパント濃度が大
きくなる(抵抗値が小さくなる)。換言すれば、Si融液
中のドーパント濃度を一定にすることにより、成長単結
晶がその成長方向に均一抵抗値を有するものとなる。
そこで、従来からドーパントを含まない原料を追加供
給するという手段が試みられている。
給するという手段が試みられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、単に、ドーパント無添加原料を単結晶
育成量に応じて追加供給したのでは、反対にルツボ内の
ドーパント濃度が薄くなってしまう。勿論、ルツボ内の
ドーパント濃度が必要以上低下しないように、ドーパン
ト無添加原料の供給を押えることは可能であるが、この
手段に依ると、ルツボ内の融液量が減少して行き、長尺
の単結晶が得られなくなる。
育成量に応じて追加供給したのでは、反対にルツボ内の
ドーパント濃度が薄くなってしまう。勿論、ルツボ内の
ドーパント濃度が必要以上低下しないように、ドーパン
ト無添加原料の供給を押えることは可能であるが、この
手段に依ると、ルツボ内の融液量が減少して行き、長尺
の単結晶が得られなくなる。
確かに従来からドーパント含有量を種々異ならせた原
料を使用する方法、ドーパント添加原料とドーパント無
添加原料とを混合して供給する方法等、種々の原料供給
手段が提案されているが、ルツボ内のドーパント量の変
化に対応し得る手段は存在しない。
料を使用する方法、ドーパント添加原料とドーパント無
添加原料とを混合して供給する方法等、種々の原料供給
手段が提案されているが、ルツボ内のドーパント量の変
化に対応し得る手段は存在しない。
さらに、原料の供給に関しては、フィーダの送り速度
の把握について問題が存する。
の把握について問題が存する。
すなわち粒状原料は一般に、原料容器に貯留され、フ
ィーダ上に落下されて送り込まれて行くが、フィーダ上
に落下せしめられる原料の量は、原料容器内の原料が少
なくなるにつれて減少する。換言すれば、フィーダの送
り速度が一定であっても供給される原料の量は変って行
く。したがって、単にフィーダの送り速度に依って原料
供給量を把握しようとすると、大きな誤差を招くことに
なる。
ィーダ上に落下されて送り込まれて行くが、フィーダ上
に落下せしめられる原料の量は、原料容器内の原料が少
なくなるにつれて減少する。換言すれば、フィーダの送
り速度が一定であっても供給される原料の量は変って行
く。したがって、単にフィーダの送り速度に依って原料
供給量を把握しようとすると、大きな誤差を招くことに
なる。
本願発明は上記実情下に、均一な抵抗値を有する長尺
な成長単結晶を得るための原料供給方法を提案し、且
つ、該方法の実施に適した装置を提供することを課題と
してなされた。
な成長単結晶を得るための原料供給方法を提案し、且
つ、該方法の実施に適した装置を提供することを課題と
してなされた。
(課題を解決するための手段及び作用) すなわち、本願第1の発明は、一定割合のドーパント
を含む粒状のドーパント添加原料と、粒状のドーパント
無添加原料とを別経路によってルツボへと供給する原料
供給方法であって、ドーパント添加原料の供給量とドー
パント無添加原料の供給量との和を所定量とするととも
に、ルツボ内融液のドーパント量に応じてドーパント添
加原料の供給速度を変更するものであり、本願第2の発
明は、容器から落し込まれた原料をフィーダ或いはベル
トコンベアでルツボへと供給するに際し、前記容器内の
原料貯留量を常時一定範囲内に保持され、フィーダ或い
はベルトコンベアに依る実際の送り量をフィーダ或いは
ベルトコンベアの駆動速度に対応するようになしたもの
であり、本願第3の発明は、第1の原料容器の下部に配
された第1のフィーダと、該第1のフィーダの下流に配
された上下面開口の第1の中間容器と、該第1の中間容
器下に配された送り速度調節可能な第2のフィーダと、
前記第1の中間容器及び第2のフィーダを載設した第1
の秤量器と、第2の原料容器の下部に配された第3のフ
ィーダと、該第3のフィーダの下流に配された上下面開
口の第2の中間容器と、該第2の中間容器下に配された
送り速度調節可能な第4のフィーダと、前記第2の中間
容器及び第4のフィーダを載設した第2の秤量器と、前
記第2のフィーダ及び第4のフィーダに連接された漏斗
とを具備しているものであり、本願第4の発明は、第1
の原料容器の下部に配された第1のフィーダと、該第1
のフィーダの下流に配された上下面開口の第1の中間容
器と、該第1の中間容器下に配された送り速度調節可能
な第2のフィーダと、前記第1の中間容器及び第2のフ
ィーダを載設した第1の秤量器と、第2の原料容器の下
部に配された第3のフィーダと、該第3のフィーダの下
流に配された上下面開口の第2の中間容器と、該第2の
中間容器下に配された送り速度調節可能な第4のフィー
ダと、前記第2の中間容器及び第4のフィーダを載設し
た第2の秤量器と、前記第2のフィーダ及び第4のフィ
ーダに連接された漏斗と、前記第1のフィーダと第3の
フィーダを駆動制御すると共に、第2のフィーダと第4
のフィーダの送り速度を可変制御する制御手段とを具備
し、前記制御手段は、第1の秤量器の秤量値に応じて第
1の中間容器内に原料を送り込むべく第1のフィーダを
駆動し、且つ、一定時間内における第1の中間容器内の
原料の設定重量値と実際の秤量値との差に応じて補正値
を加味しつつ第2のフィーダの駆動速度制御を行ない、
且つ、第2の秤量器の秤量値に応じて第2の中間容器内
に原料を送り込むべく、第3のフィーダを駆動し、且
つ、一定時間内における第2の中間容器内の原料の設定
重量値と実際の秤量値との差に応じて補正値を加味しつ
つ第4のフィーダの駆動速度制御を行なうものである。
これらにより、目標とする原料供給速度で自動的に原料
が供給され、均一な抵抗値を有する長尺の成長単結晶が
得られる。
を含む粒状のドーパント添加原料と、粒状のドーパント
無添加原料とを別経路によってルツボへと供給する原料
供給方法であって、ドーパント添加原料の供給量とドー
パント無添加原料の供給量との和を所定量とするととも
に、ルツボ内融液のドーパント量に応じてドーパント添
加原料の供給速度を変更するものであり、本願第2の発
明は、容器から落し込まれた原料をフィーダ或いはベル
トコンベアでルツボへと供給するに際し、前記容器内の
原料貯留量を常時一定範囲内に保持され、フィーダ或い
はベルトコンベアに依る実際の送り量をフィーダ或いは
ベルトコンベアの駆動速度に対応するようになしたもの
であり、本願第3の発明は、第1の原料容器の下部に配
された第1のフィーダと、該第1のフィーダの下流に配
された上下面開口の第1の中間容器と、該第1の中間容
器下に配された送り速度調節可能な第2のフィーダと、
前記第1の中間容器及び第2のフィーダを載設した第1
の秤量器と、第2の原料容器の下部に配された第3のフ
ィーダと、該第3のフィーダの下流に配された上下面開
口の第2の中間容器と、該第2の中間容器下に配された
送り速度調節可能な第4のフィーダと、前記第2の中間
容器及び第4のフィーダを載設した第2の秤量器と、前
記第2のフィーダ及び第4のフィーダに連接された漏斗
とを具備しているものであり、本願第4の発明は、第1
の原料容器の下部に配された第1のフィーダと、該第1
のフィーダの下流に配された上下面開口の第1の中間容
器と、該第1の中間容器下に配された送り速度調節可能
な第2のフィーダと、前記第1の中間容器及び第2のフ
ィーダを載設した第1の秤量器と、第2の原料容器の下
部に配された第3のフィーダと、該第3のフィーダの下
流に配された上下面開口の第2の中間容器と、該第2の
中間容器下に配された送り速度調節可能な第4のフィー
ダと、前記第2の中間容器及び第4のフィーダを載設し
た第2の秤量器と、前記第2のフィーダ及び第4のフィ
ーダに連接された漏斗と、前記第1のフィーダと第3の
フィーダを駆動制御すると共に、第2のフィーダと第4
のフィーダの送り速度を可変制御する制御手段とを具備
し、前記制御手段は、第1の秤量器の秤量値に応じて第
1の中間容器内に原料を送り込むべく第1のフィーダを
駆動し、且つ、一定時間内における第1の中間容器内の
原料の設定重量値と実際の秤量値との差に応じて補正値
を加味しつつ第2のフィーダの駆動速度制御を行ない、
且つ、第2の秤量器の秤量値に応じて第2の中間容器内
に原料を送り込むべく、第3のフィーダを駆動し、且
つ、一定時間内における第2の中間容器内の原料の設定
重量値と実際の秤量値との差に応じて補正値を加味しつ
つ第4のフィーダの駆動速度制御を行なうものである。
これらにより、目標とする原料供給速度で自動的に原料
が供給され、均一な抵抗値を有する長尺の成長単結晶が
得られる。
(実施例) 以下、本願発明を添付図面に基づいて説明する。
まず、本願発明装置の1実施例図たる第1図に基づい
て、装置から説明する。
て、装置から説明する。
本願発明装置は、一定割合のドーパントを含む粒状の
ドーパント添加原料Aを入れておく原料容器(以下、
「第1の原料容器1」と称する)と、粒状のドーパント
無添加原料Bを入れておく原料容器(以下、「第2の原
料容器9」と称する)とを備え、上記ドーパント添加原
料Aとドーパント無添加原料Bとは、それぞれ異なった
流路をたどって一の漏斗3に送られる構成とされてい
る。
ドーパント添加原料Aを入れておく原料容器(以下、
「第1の原料容器1」と称する)と、粒状のドーパント
無添加原料Bを入れておく原料容器(以下、「第2の原
料容器9」と称する)とを備え、上記ドーパント添加原
料Aとドーパント無添加原料Bとは、それぞれ異なった
流路をたどって一の漏斗3に送られる構成とされてい
る。
第1の原料容器1の下部に第1のフィーダ2が配さ
れ、該第1のフィーダ2の下流に上下面開口の第1の中
間容器4が配され、該第1の中間容器4の下部に送り速
度調節可能な第2のフィーダ5が配され、該第2のフィ
ーダ5の下流端部が上記漏斗3に臨んでいる。つまり、
蓋1aを開けて第1の原料容器1内に貯留された原料A
は、第1のフィーダ2によって第1の中間容器4内に一
旦貯留され、該第1の中間容器4から第2のフィーダ5
によって漏斗3に送り込まれる。
れ、該第1のフィーダ2の下流に上下面開口の第1の中
間容器4が配され、該第1の中間容器4の下部に送り速
度調節可能な第2のフィーダ5が配され、該第2のフィ
ーダ5の下流端部が上記漏斗3に臨んでいる。つまり、
蓋1aを開けて第1の原料容器1内に貯留された原料A
は、第1のフィーダ2によって第1の中間容器4内に一
旦貯留され、該第1の中間容器4から第2のフィーダ5
によって漏斗3に送り込まれる。
また、第2の原料容器9の下部に第3のフィーダ10が
配され、該第3のフィーダ10の下流に上下面開口の第2
の中間容器11が配され、該第2の中間容器11の下部に送
り速度調節可能な第4のフィーダ12が配され、該第4の
フィーダ12の下流端部が上記漏斗3に臨んでいる。つま
り、蓋9aを開けて第2の原料容器9内に貯留された原料
Bは、第3のフィーダ10によって第2の中間容器11内に
一旦貯留され、該第2の中間容器11から第4のフィーダ
12によって漏斗3に送り込まれる。
配され、該第3のフィーダ10の下流に上下面開口の第2
の中間容器11が配され、該第2の中間容器11の下部に送
り速度調節可能な第4のフィーダ12が配され、該第4の
フィーダ12の下流端部が上記漏斗3に臨んでいる。つま
り、蓋9aを開けて第2の原料容器9内に貯留された原料
Bは、第3のフィーダ10によって第2の中間容器11内に
一旦貯留され、該第2の中間容器11から第4のフィーダ
12によって漏斗3に送り込まれる。
上記したように、本願発明装置では、原料A、Bそれ
ぞれが異なった流路をたどり、いずれもその途中におい
て中間容器4,11に貯留される構成となっている。この中
間容器4,11は、それぞれの貯留量を一定範囲内に保持す
るように用いられる。そして、これら中間容器4,11から
原料A、Bを受け取るフィーダ5,12の送り速度制御で原
料A、Bの供給量制御をできるようにしている。6は第
2のフィーダ5下に配された第1の秤量器であり、該第
1の秤量器6によって上記第1のフィーダ2がON・OFF
制御され、第1の中間容器4内の原料Aの量を常時一定
範囲に保持する。この第1のフィーダ2のON・OFF制御
及び後述する第2のフィーダ5の送り速度制御は、制御
手段7によって行なわれる。
ぞれが異なった流路をたどり、いずれもその途中におい
て中間容器4,11に貯留される構成となっている。この中
間容器4,11は、それぞれの貯留量を一定範囲内に保持す
るように用いられる。そして、これら中間容器4,11から
原料A、Bを受け取るフィーダ5,12の送り速度制御で原
料A、Bの供給量制御をできるようにしている。6は第
2のフィーダ5下に配された第1の秤量器であり、該第
1の秤量器6によって上記第1のフィーダ2がON・OFF
制御され、第1の中間容器4内の原料Aの量を常時一定
範囲に保持する。この第1のフィーダ2のON・OFF制御
及び後述する第2のフィーダ5の送り速度制御は、制御
手段7によって行なわれる。
まず、第1のフィーダ2における制御は、中間容器4
に原料Aが入っていないとき、秤量器6の基準出力値を
Aoとして初期設定がなされ、中間容器4に原料Aがm入
っているとき、秤量器6は秤量出力値Amを出力する。第
2図において、ステップP101で、秤量出力値Amが、下限
重量の秤量出力値aよりも小さいとき、ステップP102で
第1のフィーダ2が駆動し、これにより原料容器1内の
原料Aが中間容器4に供給される。
に原料Aが入っていないとき、秤量器6の基準出力値を
Aoとして初期設定がなされ、中間容器4に原料Aがm入
っているとき、秤量器6は秤量出力値Amを出力する。第
2図において、ステップP101で、秤量出力値Amが、下限
重量の秤量出力値aよりも小さいとき、ステップP102で
第1のフィーダ2が駆動し、これにより原料容器1内の
原料Aが中間容器4に供給される。
ステップP103で、秤量出力値Amが上限重量の秤量出力
値bを越えると、第1のフィーダ2の駆動が停止され
(ステップP104)、再びステップP101に戻る。
値bを越えると、第1のフィーダ2の駆動が停止され
(ステップP104)、再びステップP101に戻る。
前記ステップP101でAm<aでないときは、ステップP1
04へ進んで第1のフィーダ2の駆動が停止され、また、
ステップP103で秤量出力値Amがbを越えていないとき
は、第1のフィーダ2は駆動を継続する(ステップP10
2)。更に上記制御手段7は、a≦Am≦bの範囲内にお
いて、後述する補正値を加味して第2のフィーダ5の速
度制御を行ない、実際に漏斗3に供給される原料Aの量
を一定化するものでもある。
04へ進んで第1のフィーダ2の駆動が停止され、また、
ステップP103で秤量出力値Amがbを越えていないとき
は、第1のフィーダ2は駆動を継続する(ステップP10
2)。更に上記制御手段7は、a≦Am≦bの範囲内にお
いて、後述する補正値を加味して第2のフィーダ5の速
度制御を行ない、実際に漏斗3に供給される原料Aの量
を一定化するものでもある。
また上記補正値は、次のようにして作成され、制御手
段7に入力される。
段7に入力される。
中間容器4内の原料Aが第2のフィーダ5によって供
給されるに従い、秤量値の出力Amが減少して行く。この
減少量の経時的変化が補正を行わない場合の現実の原料
供給速度であり、この原料供給速度は、理想の原料供給
速度と異なる。そこで理想の原料供給速度との差を求め
制御手段にこの差を補正値として入力する。
給されるに従い、秤量値の出力Amが減少して行く。この
減少量の経時的変化が補正を行わない場合の現実の原料
供給速度であり、この原料供給速度は、理想の原料供給
速度と異なる。そこで理想の原料供給速度との差を求め
制御手段にこの差を補正値として入力する。
すなわち、第2のフィーダ5において、フィーダの原
料供給通路(トラフ)の断面積S[cm2]、トラフを移
動する原料の単位時間における位置的変位量(原料移動
速度)V[cm/min]、原料の比重C[g/cm3]との間
で、単位時間にトラフから供給(落下)される原料の重
量W[g/min]は、 W=C・S・V となる。
料供給通路(トラフ)の断面積S[cm2]、トラフを移
動する原料の単位時間における位置的変位量(原料移動
速度)V[cm/min]、原料の比重C[g/cm3]との間
で、単位時間にトラフから供給(落下)される原料の重
量W[g/min]は、 W=C・S・V となる。
第1のフィーダ2から中間容器4へ補充されない場
合、第2のフィーダ5の時刻T0,T1,T2…Tm…Tn…のとき
の秤量値をW0,W1,W2…Wm…Wn…とすると、TmからTnの間
の供給された原料の量は、Wm−Wnとなる。
合、第2のフィーダ5の時刻T0,T1,T2…Tm…Tn…のとき
の秤量値をW0,W1,W2…Wm…Wn…とすると、TmからTnの間
の供給された原料の量は、Wm−Wnとなる。
その間の平均供給速度は、 −(Wn−Wm)/(Tn−Tm) で表わされる。
制御において予め設定する値は、各任意の時刻Tnにお
ける供給速度W(Tn)で行なう。なお、この速度W
(Tn)は、時刻に対して一定か否かを問わない。
ける供給速度W(Tn)で行なう。なお、この速度W
(Tn)は、時刻に対して一定か否かを問わない。
さて、本発明の制御は、下記の3項について行なう。
として、 を求める。
ただし、Aは、微少時間における目標値との偏差、 Cは、制御開始からの総供給量の目標値との偏差、 Bは、A及びCの中間時間における目標値との偏差、 をそれぞれ示す。
そして、上記A,B,Cのそれぞれが負の場合の供給量を
押え、これらがそれぞれ正の場合の供給量を増やすよう
に制御する。なお、実際には、上記A,B,Cに所定の定数
a,b,cを定め、aA+bB+cCの値によってフィーダを制御
する。第3図は、実際の供給の一例を表わすもので、理
想の原料供給態様に対し、上記の制御を行った場合と、
これを行わない場合を示している。
押え、これらがそれぞれ正の場合の供給量を増やすよう
に制御する。なお、実際には、上記A,B,Cに所定の定数
a,b,cを定め、aA+bB+cCの値によってフィーダを制御
する。第3図は、実際の供給の一例を表わすもので、理
想の原料供給態様に対し、上記の制御を行った場合と、
これを行わない場合を示している。
第1のフィーダ2から中間容器4へ補充している場合
は、補充する直前の制御値を続行させ、この間の秤量値
の変化を第2のフィーダ5の制御には用いないで行な
う。この間は、補充する直前の供給量が維持されている
ものとして前記A,B,Cの計算を実行するものである。上
述の制御は、原料B側についても同様に行なわれる。
は、補充する直前の制御値を続行させ、この間の秤量値
の変化を第2のフィーダ5の制御には用いないで行な
う。この間は、補充する直前の供給量が維持されている
ものとして前記A,B,Cの計算を実行するものである。上
述の制御は、原料B側についても同様に行なわれる。
このとき、ドーパント添加原料A及びドーパント無添
加原料Bの目標原料供給速度は、ルツボ内のSi融液量及
びそのドーパント濃度が一定となるよう、単結晶の引上
量、ドーパントの偏析係数等より、予め計算して求めて
おく。
加原料Bの目標原料供給速度は、ルツボ内のSi融液量及
びそのドーパント濃度が一定となるよう、単結晶の引上
量、ドーパントの偏析係数等より、予め計算して求めて
おく。
8は、上記器械全体を囲撓する保護容器であり、該保
護容器8には、空気抜管若しくはアルゴン等の不活性ガ
ス注入管8aが接続されている。
護容器8には、空気抜管若しくはアルゴン等の不活性ガ
ス注入管8aが接続されている。
上述したように、本発明装置では、所望とする原料供
給量を正確に確保できる。そして、その原料供給は連続
的であり、その供給速度はフィーダ5,12を制御するのみ
で簡単に行なえる。
給量を正確に確保できる。そして、その原料供給は連続
的であり、その供給速度はフィーダ5,12を制御するのみ
で簡単に行なえる。
したがって、ルツボ(図示せず)内のドーパント濃度
の変化に応じて、ドーパント添加原料Aとドーパント無
添加原料Bの送給割合を連続的に変化させ、以って融液
量を変えることなく、ルツボ内のドーパント量を一定に
保持させることが可能となる。
の変化に応じて、ドーパント添加原料Aとドーパント無
添加原料Bの送給割合を連続的に変化させ、以って融液
量を変えることなく、ルツボ内のドーパント量を一定に
保持させることが可能となる。
具体的には、ドーパント添加原料Aと供給量とドーパ
ント無添加原料Bの供給量との和を、単結晶成長に費や
した原料に一致させ、ルツボ内に残存するドーパント量
に合わせてドーパント添加原料Aの供給量を増減させ
る。この結果、ルツボ内の融液量を常時一定に保持しつ
つ、ドーパント濃度を常時一定となし、長尺且つ均質
(抵抗値が一定)の単結晶が得られる。
ント無添加原料Bの供給量との和を、単結晶成長に費や
した原料に一致させ、ルツボ内に残存するドーパント量
に合わせてドーパント添加原料Aの供給量を増減させ
る。この結果、ルツボ内の融液量を常時一定に保持しつ
つ、ドーパント濃度を常時一定となし、長尺且つ均質
(抵抗値が一定)の単結晶が得られる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、目標とする原
料供給速度で自動的に連続してルツボへ原料を供給する
ことができ、Si単結晶を育成しながらルツボ内のSi融液
量を一定かつ、ドーパント濃度も一定する様に粒状原料
を供給する事が可能になる。
料供給速度で自動的に連続してルツボへ原料を供給する
ことができ、Si単結晶を育成しながらルツボ内のSi融液
量を一定かつ、ドーパント濃度も一定する様に粒状原料
を供給する事が可能になる。
第1図は本発明を示す概念構成図、第2図は第1のフィ
ーダの制御フローチャート、第3図は原料供給の一例を
示す図である。 A……ドーパント添加原料 B……ドーパント無添加原料 1……第1の原料容器、2……第1のフィーダ 3……漏斗、4……第1の中間容器 5……第2のフィーダ、6……第1の秤量器 7……制御手段、9……第2の原料容器 10……第3のフィーダ、11……第2の中間容器 12……第4のフィーダ、13……第2の秤量器
ーダの制御フローチャート、第3図は原料供給の一例を
示す図である。 A……ドーパント添加原料 B……ドーパント無添加原料 1……第1の原料容器、2……第1のフィーダ 3……漏斗、4……第1の中間容器 5……第2のフィーダ、6……第1の秤量器 7……制御手段、9……第2の原料容器 10……第3のフィーダ、11……第2の中間容器 12……第4のフィーダ、13……第2の秤量器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明石 義弘 兵庫県尼崎市東浜町1番地 大阪チタニ ウム製造株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C30B 1/00 - 35/00
Claims (4)
- 【請求項1】一定割合のドーパントを含む粒状のドーパ
ント添加原料と、粒状のドーパント無添加原料とを別経
路によってルツボへと供給する原料供給方法であって、
ドーパント添加原料の供給量とドーパント無添加原料の
供給量との和を所定量とするとともに、ルツボ内融液の
ドーパント量に応じてドーパント添加原料の供給速度を
変更することを特徴とする原料供給方法。 - 【請求項2】容器から落し込まれた原料をフィーダ或い
はベルトコンベアでルツボへと供給するに際し、前記容
器内の原料貯留量を常時一定範囲内に保持させ、フィー
ダ或いはベルトコンベアに依る実際の送り量をフィーダ
或いはベルトコンベアの駆動速度に対応するようになし
たことを特徴とする原料供給方法。 - 【請求項3】第1の原料容器の下部に配された第1のフ
ィーダと、該第1のフィーダの下流に配された上下面開
口の第1の中間容器と、該第1の中間容器下に配された
送り速度調節可能な第2のフィーダと、前記第1の中間
容器及び第2のフィーダを載設した第1の秤量器と、第
2の原料容器の下部に配された第3のフィーダと、該第
3のフィーダの下流に配された上下面開口の第2の中間
容器と、該第2の中間容器下に配された送り速度調節可
能な第4のフィーダと、前記第2の中間容器及び第4の
フィーダを載設した第2の秤量器と、前記第2のフィー
ダ及び第4のフィーダに連接された漏斗とを具備してい
ることを特徴とする原料供給装置。 - 【請求項4】第1の原料容器の下部に配された第1のフ
ィーダと、該第1のフィーダの下流に配された上下面開
口の第1の中間容器と、該第1の中間容器下に配された
送り速度調節可能な第2のフィーダと、前記第1の中間
容器及び第2のフィーダを載設した第1の秤量器と、第
2の原料容器の下部に配された第3のフィーダと、該第
3のフィーダの下流に配された上下面開口の第2の中間
容器と、該第2の中間容器下に配された送り速度調節可
能な第4のフィーダと、前記第2の中間容器及び第4の
フィーダを載設した第2の秤量器と、前記第2のフィー
ダ及び第4のフィーダに連接された漏斗と、前記第1の
フィーダと第3のフィーダを駆動制御すると共に、第2
のフィーダと第4のフィーダの送り速度を可変制御する
制御手段とを具備し、 前記制御手段は、第1の秤量器の秤量値に応じて第1の
中間容器内に原料を送り込むべく第1のフィーダを駆動
し、且つ、一定時間内における第1の中間容器内の原料
の設定重量値と実際の秤量値との差に応じて補正値を加
味しつつ第2のフィーダの駆動速度制御を行ない、 且つ、第2の秤量器の秤量値に応じて第2の中間容器内
に原料を送り込むべく、第3のフィーダを駆動し、且
つ、一定時間内における第2の中間容器内の原料の設定
重量値と実際の秤量値との差に応じて補正値を加味しつ
つ第4のフィーダの駆動速度制御を行なうもの、 であることを特徴とする原料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265690A JP2835345B2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 原料供給方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265690A JP2835345B2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 原料供給方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03271188A JPH03271188A (ja) | 1991-12-03 |
JP2835345B2 true JP2835345B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=13495640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7265690A Expired - Fee Related JP2835345B2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 原料供給方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835345B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3594155B2 (ja) * | 1996-03-21 | 2004-11-24 | 信越半導体株式会社 | シリコン単結晶引上げ装置における粒状原料の供給方法及び供給装置 |
JP6317374B2 (ja) * | 2013-03-15 | 2018-04-25 | エムイーエムシー・エレクトロニック・マテリアルズ・ソシエタ・ペル・アチオニMEMC Electronic Materials, SpA | 半導体グレード材料またはソーラーグレード材料の融液の制御されたドーピングのための気体ドーピングシステム |
US11028499B2 (en) | 2018-12-14 | 2021-06-08 | Globalwafers Co., Ltd. | Methods for preparing a doped ingot |
US11028500B2 (en) | 2018-12-14 | 2021-06-08 | Globalwafers Co., Ltd. | Ingot puller apparatus that include a doping conduit with a porous partition member for subliming solid dopant |
US11499245B2 (en) | 2020-12-30 | 2022-11-15 | Globalwafers Co., Ltd. | Additive feed systems, ingot puller apparatus and methods for forming a single crystal silicon ingot with use of such additive feed systems |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP7265690A patent/JP2835345B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03271188A (ja) | 1991-12-03 |
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