JP2834692B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2834692B2
JP2834692B2 JP7180119A JP18011995A JP2834692B2 JP 2834692 B2 JP2834692 B2 JP 2834692B2 JP 7180119 A JP7180119 A JP 7180119A JP 18011995 A JP18011995 A JP 18011995A JP 2834692 B2 JP2834692 B2 JP 2834692B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【技術分野】本発明は高画質の再生画像を得るための画
像処理装置に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来デイザ法や濃度パターン法を用いて中
間調画像を再現することが考えられている。しかし、い
ずれの場合も小さいサイズの閾値マトリックスではドッ
トサイズによる十分な階調が得られず、大きいサイズの
閾値マトリックスを用いなければならない。この結果解
像力の低下やマトリックスの周期構造によりテキスチャ
ー構造が目立つ等が原因で高品位出力を得ることが出来
ない。 【0003】上記の欠点を除去するためにデイザ法にお
いては、複数のデイザマトリックスを使用してドットサ
イズを更に改良(多値化)する方法も考えられる。しか
しこのような方法においては各デイザマトリックスの同
期をとる為に複雑な回路構成が必要となり、システムと
しては大型、複雑かつ低速とならざるを得ない。従って
複数のデイザマトリックスによる多値化にも限界があ
る。又、特開昭50−25112号公報には従来のスク
リーニングプロセスを改良した方法が開示されている。 【0004】しかしながら上記公報に開示された方法を
画像再生のための装置に用いたとしても、装置のレスポ
ンスの遅延が原因で階調再現の精度が低下することがあ
る。又、上記公報の従来技術(第67頁左下欄第19行
〜同頁右下欄第13行まで)には、アナログビデオ信号
をパルス幅変調信号に線形的に変換することの開示があ
る。 【0005】しかしながらプリント装置の分野において
知られている様に、中間調プリントプロセスにおいては
非線形ひずみ(non-linear distortions)が用いられて
いるため、上記線形変換を用いたとしても(特に上記線
形変換をレーザビームプリントエンジンに使用した場合
は)良好な結果を得ることができない。従って高品質の
中間調プリントを得るためには、非線形変換の方法を捜
す必要があるが、上記公報に開示されている方法では、
非線形変化を行うべく連続的な走査において異なる三角
波を使用せねばならず構成が複雑となるものであった。 【0006】 【目的】本発明の目的は上述した欠点を除去することに
ある。本発明の他の目的は高画質の再生画像が得られる
画像処理装置の提供にある。本発明の更なる目的は簡単
な装置構成により優れた中間調画像を得ることができる
画像処理装置の提供にある。本発明の他の目的は高速で
高品質の再生画像を得ることができる画像処理装置の提
供にある。 【0007】本発明の更なる目的は解像度を損なう事な
く、濃淡情報を高階調で再現することができる画像処理
装置の提供にある。本発明の更なる目的は融通性に富ん
だ構成でビデオ信号のパルス幅変調信号への非線形変換
を行うことにより、ビデオ画像の階調性を補正すること
が可能な画像処理装置を提供することにある。 【0008】本発明の更なる目的は、クロック信号によ
って画素毎に複数ビットで表わされたディジタル画像信
号を所定周期で入力する入力手段と、前記ディジタル画
像信号を、複数画素を一周期とする第1のパターン信号
と比較して生成された第1のパルス幅変調信号或いは前
記第1のパターン信号とは周期が異なる第2のパターン
信号と比較して生成された第2のパルス幅変調信号を出
力するパルス幅変調信号発生手段と、前記パターン信号
の周期を選択する選択手段とを具備し、前記パルス幅変
調信号は前記選択手段の出力に応じて前記第1のパルス
幅変調信号或いは前記第2のパルス幅変調信号を出力
し、前記パターン信号は前記クロック信号に同期してい
ることを特徴とする画像処理装置を提供することにあ
る。 【0009】 【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。 【0010】図1は本実施例における画像処理装置の概
略図を示すものであり、図において1はディジタルデー
タ出力装置であり、図示されないCCDセンサやビデオ
カメラからのアナログ画像データをA/D(アナログ/
ディジタル)変換し、濃度情報を持った所定ビットのデ
ィジタルビデオ信号を出力する。このディジタルビデオ
信号は一旦メモリーにストアされていても構わないし通
信等により外部機器から入力しても良い。このディジタ
ルデータ出力装置1からの信号はγ補正のためのディジ
タルルックアップテーブル9のアドレスとして使用され
る。ルックアップテーブル9からの出力(本例において
は後述する様に256階調のレベルを表わすOOH〜F
FHのレンジである8ビットが用いられる。)はディジ
タル−アナログ変換器(D/A変換器)2によって、画
素毎にアナログ信号に変換され1つの1つの絵素が順次
比較回路4の一方の端子に入力される。同時にパターン
信号発生器3からは中間調スクリーンの所望のピッチに
対応した周期で、三角波のアナログ基準パターン信号が
発生され比較回路4の他方の端子に入力する。また水平
同期信号発生回路5から各ライン毎に発生する水平同期
信号に同期して、オシレータ(基準クロック発生回路)
6からの基準クロック(master clock)はタイミング信
号発生回路7によって例えば4分の1周期にカンウトダ
ウンされ、ディジタルビデオ信号の転送クロック及びD
/A変換器2のラッチタイミングに使用される。尚、本
実施例においては水平同期信号は、本装置がレーザビー
ムプリンタに適用されるものであるので、周知のビーム
ディテクト(BD)信号に相当する。比較回路4ではア
ナログ変換されたアナログビデオ信号のレベルと三角波
のパターン信号のレベルとがコンパレートされ、パルス
幅変調信号が出力される。そしてこのパルス幅変調信号
は、例えばレーザビームを変調するためのラスター走査
プリント部8のレーザー変調回路へ入力される。この結
果パルス幅に応じてレーザビームはオン/オフされラス
ター走査プリント部8の記録媒体上に中間調画像が形成
される。 【0011】図2は図1の装置の各部の信号波形を説明
するための図である。図2(a)はオシレータ6の基準
クロックであり、図2(b)は前述した水平同期信号で
ある。又、図2(c)はオシレータ6の基準クロックを
タイミング信号発生回路7でカウントダウンした画素ク
ロック(PIXEL−CLK)を示す。すなわち図2
(c)の画素クロックは水平同期信号と同期を取りタイ
ミング信号発生回路7により基準クロックを4分の1周
期にカウントダウンした信号であり、D/Aコンバータ
2に入力されディジタルビデオ信号の転送クロックとし
て用いられる。図2(d)は水平同期信号と同期をとり
基準クロックをタイミング信号発生回路7によって12
分の1周期にカウントダウンして得られた3画像クロッ
クに1回の周期のパターン信号同期クロック(スクリー
ンクロック(SCREEN-CLK))を示す。すなわち図2
(d)のスクリーンクロックはパターン信号発生の為の
同期信号として用いられるものであり、パターン信号発
生器3に入力される。又、図2(e)はディジタルビデ
オ信号(コードデータ)であり、ディジタルデータ出力
装置1から出力される。図2(f)はD/Aコンバータ
2によりD/A変換されたアナログビデオ信号を示すも
のであり、図からわかる様に画素クロックに同期してア
ナログレベルの各画素データが出力される。尚、図に示
される如くアナログビデオ信号のレベルが上に行く程濃
度は高く(黒く)なるものとする。 【0012】一方、パターン信号発生器3の出力(比較
回路の入力)は図2(g)の実線で示される様に図2
(d)のクロックに同期して発生し、比較回路4に入力
される。尚図2(g)の破線は図2(f)のアナログ化
された画像データ(アナログビデオ信号)であり、この
アナログビデオ信号は比較回路4でパターン信号発生器
からの三角波(パターン信号)とコンパレートされ、図
2(h)に示すようにパルス幅変調信号に変換される。 【0013】この様に本実施例においてはディジタル画
像信号を一旦アナログ画像信号に変換した後、所定周期
の三角波信号と比較することによりほぼ連続的なあるい
はリニアなパルス幅変調が可能となり、高階調の画像出
力が得られるものである。 【0014】又、本実施例によればパターン信号(例え
ば三角波)発生の為のパターン信号同期クロックの周波
数より高い周波数の基準クロックを用いて水平同期信号
に同期したパターン信号同期クロック(スクリーンクロ
ック)を形成しているので、パターン信号発生回路3か
ら発生するパターン信号のゆらぎ(ジッタ)、例えば1
ライン目と2ライン目のパターン信号のずれ(オフセッ
ト)は本実施例ではパターン信号の周期の12分の1以
下となる。この精度は各ライン毎にラインスクリーンが
むらなくかつ滑らかに形成された高画質の中間調再生を
保証するため必要とされるものである。従ってゆらぎの
少ないパターン信号を用いて濃淡情報を正確にパルス幅
変調しているので高品位の再生画像を得ることができ
る。 【0015】図4に本発明が適用できるレーザビームプ
リンタ(ラスタ走査プリント部)の走査光学系の概略的
な斜視図を示す。図において走査系は、前述したパルス
幅変調信号に従って変調されたレーザビームを出射する
半導体レーザを有す。半導体レーザ21により変調され
た光ビームはコリメートレンズ20によりコリメートさ
れ、複数の反射面を持った回転多面鏡(印加手段)22
によって光偏光を受ける。偏光された光ビームfθレン
ズと呼ばれる結像レンズ23により感光ドラム12a上
に像を結びビームを行う。このビーム走査に際して、光
ビームの1ライン走査の先端をミラー24により反射さ
れビームデイテクター(検出器)25に光を導く。この
ビームデイテクター25からのビーム検出(BD)信号
はよく知られているような走査方向H(水平方向)の水
平同期信号として用いられる。本例においては水平同期
信号はこのBD信号によって構成される。従ってこのB
D信号はレーザビームのライン走査毎に検出されるもの
であり、パルス幅変調信号を半導体レーザへ送出するた
めのタイミング信号となる。 【0016】尚、本明細書中に使用される“ラインセグ
メント”とは記録媒体上に形成されるドットを意味する
ものであり、前記ドットの長さ(サイズ)はパルス幅変
調信号のパルス幅に従って変化するものである。 【0017】次に図3A及び図3Bを用いて本実施例の
画像処理装置の各部について更に詳細に説明する。図3
A及び図3Bは図1の装置を更に詳細に説明したもので
ある。前述した様に本実施例においては水平同期信号と
して、BD信号を用いている。しかし、このBD信号は
本質的には画素クロックとは非同期の信号であるため、
水平方向のジッター原因となる。そこで本実施例におい
ては画素クロックの4倍の周波数の基準クロック(72
M−CLK、72メガヘルツクロック)を発生するオシ
レータ100を用いてジッターを1画素の幅の1/4以
下におさえている。 【0018】BD同期回路200はこのための回路であ
る。原発振器100からの基準クロック(72M−CL
K)はバッファ101を介してDラッチ201・202
・203に供給される。一方BD信号は端子200aを
介してDラッチ201のデータ端子Dに入力され、基準
クロックと同期がとられる。さらにBD信号はDラッチ
202、203によって2基準クロックパルス分遅延さ
れる。この遅延されたBD信号はNORゲート103の
一方の入力端子に入力され、NORゲート103の他方
の入力端子にはDラッチ201の反転出力が入力され
る。又、NORゲート103の出力はNORゲート10
4の一方の入力端子に入力され、NORゲート104の
他方の入力端子にはフリップフロップ回路102の出力
が入力される。 【0019】以上の構成によりフリップフロップ回路1
02からは基準クロックを1/2に分周したクロック
(36M−CLK、36メガヘルツ)が出力される。従
ってフリップフロップ回路102からの出力(36M−
CLK)はクロック72M−CLKの1周期内でBD信
号に同期したクロックとなる。 【0020】又、Dラッチ203の出力はDラッチ20
4、205、206によって、フリップフロップ回路1
02の出力である36M−CLK3クロックパルス分遅
延される。さてDラッチ201の反転出力とDラッチ2
06の出力がNORゲート207に入力され、基準クロ
ックと同期のとれた(1周期内で)内部水平同期信号B
D−Pulseが形成される。図5はBD同期回路20
0の各部の信号のタイミングを示したものである。図に
おいてA−1はBD信号、A−2は原発振器100から
発生する基準クロック(72M−CLK)である。A−
3はDラッチ201からの反転出力を表わし、BD信号
を基準クロック(72M−CLK)で同期をとった信号
である。A−4はDラッチ203からの出力を表わし、
A−3を2基準クロックパルス分遅延した信号である。
A−5はフリップフロップ102から出力されるクロッ
ク(36M−CLK)である。A−6はA−4をさらに
36M−CLK3クロック分遅延した信号であり、Dラ
ッチ206から出力される。又、A−7は内部水平同期
信号BD−Pulseである。A−7に示した通り、内
部水平同期信号BD−PulseはBD信号が立上って
から、最初の基準クロック(72M−CLK)の立上が
りと同期して立上り、基準クロック8クロック分、すな
わち2画素分“1”の状態になる信号である。この内部
水平同期信号(BD−Pulse)は本回路の水平方向
の基準となる信号である。 【0021】再び図3を用いてビデオ信号について説明
する。画素クロック(PIXEL−CLK)は、J−K
フリップフロップ回路105によってクロック36M−
CLKを1/2に分周して形成される。6ビットのディ
ジタルビデオ信号は画素クロック(PIXEL−CL
K)によってDラッチ10でラッチされ、Dラッチ10
の出力はγ変換のためROM12に入力される。ROM
12によってγ変換された8ビットのビデオ信号はD/
Aコンバータ13によって更にアナログ信号に変換さ
れ、後述する様に三角波と比較するためコンバレータ1
5の一方の入力端子に入力される。比較の結果出力され
るパルス幅変調信号はラスタ走査プリント部のレーザド
ライバーに入力される。 【0022】300はスクリーンクロック発生回路であ
る。スクリーンクロック発生回路300から発生するス
クリーンクロック(アナログ基準パターン信号同期クロ
ック)は三角波を形成するための基準クロックとなるも
のである。 【0023】カウンタ301はフリップフロップ回路1
02から発生する36M−CLKを分周する分周器にし
て使われている。カウンタ301は入力端子A、B、
C、Dを有するものであり、スイッチ303によりカウ
ンタ301の端子A〜Dに所定のデータがプリセットさ
れる。これらの入力端子A〜Dにセットされる値によっ
て分周比が決められる。例えばA:1、B:0、C:
1、D:1にセットした場合は36M−CLKは1/3
に分周される。またNORゲート302及びBD−Pu
lse信号により水平方向の同期がとられる。カウンタ
301により分周された信号はJ−Kフリップフロップ
回路304によって更に1/2に分周され、デューティ
比が50%のスクリーンクロックが形成される。このス
クリーンクロック(SCREEN−CLK)を基に三角
波発生回路500で三角波が発生される。図6はスクリ
ーンクロック発生回路300各部の波形を示したもので
ある。B−1は内部水平同期信号BD−Pulse、B
−2はクロック36M−CLK、B−3はカウンタ30
1の端子D、C、B、Aに“1”、“1”、“1”、
“0”がセットされた場合のスクリーンクロック(SC
REEN−CLK)、B−4はスクリーンクロックB−
3を基準にした場合の三角波、B−5はカウンタ301
の入力端子D、C、B、Aに“1”、“1”、“0”、
“1”がセットされた場合のスクリーンクロック(SC
REEN−CLK)、B−6はスクリーンクロックB−
5を基準にした場合の三角波である。つまりB−4に示
す三角波の1周期は2画素に対応しており、B−6に示
す三角形の1周期は4画素に対応している。このように
三角波の周期はスイッチ303を切り換えることによっ
て任意に変えることができ、本実施例では1画素から1
6画素に対応する周期の三角波を発生させることができ
る。 【0024】次に、三角波発生回路500について、図
3を用いて説明する。スクリーンクロック(SCREE
N−CLK)は一旦バッファ501で受けられ、可変抵
抗器502およびコンデンサ503で構成される積分器
によって三角波が発生される。さらに三角波はコンデン
サ504、保護抵抗506およびバッファアンプ507
を通してコンパレータ15の一方の入力端子に入力され
る。 【0025】三角波発生回路500は可変抵抗器を2つ
有している。すなわち、可変抵抗器502は三角波の振
幅を調整するためのものであり、可変抵抗器505は三
角波のバイアス又はオフセットを調整するためのもので
ある。図7で上述の可変抵抗器502および505によ
る三角波の振幅及びオフセットの調整について説明す
る。図7(a)において実線で示した三角波Tri−1
を未調整の三角波とする。可変抵抗器502を調整する
ことによって三角波Tri−1を点線で示した増幅され
た三角波Tri−2にすることができる。さらに可変抵
抗器505を調整して三角波をシフト、あるいはオフセ
ットを調整して一点鎖線で示した三角波Tri−3にす
ることができる。このように三角波発生回路500は任
意の振幅及びオフセットを有した三角波を得ることがで
きる。又、図7(b)で示したようにコンパレータ15
で比較される三角波信号とD/Aコンバータ13からの
出力(アナログビデオ信号)との関係は、D/Aコンバ
ータ13のディジタル入力値が最大レベル(FFH、H
は16進法を表わす)の時のD/Aコンバータ13の出
力レベルと三角波の極大値が同一レベルになり、D/A
コンバータ13のディジタル入力値が最小レベル(OO
H)の時のD/Aコンバータ13の出力レベルと三角波
の極小値が同一になることが望ましい。図3の回路にお
いて三角波の振幅とオフセット分を任意に調整できるこ
とでこの状態を容易に実現することができる。 【0026】しかし、本実施例においては、高階調出力
を得るため次のような三角波の振幅及びオフセットの調
整を行っている。レーザビームを発光させるためのレー
ザドライバ(図示せず)は一般的に遅延時間を有してい
る。またレーザの発光特性カーブによりレーザが発光す
るまでの遅延時間が更に大きくなる傾向にある。このた
めにレーザはドライバーに入力されるパルス信号(2値
化データ)の幅がある程度以上ないとレーザビームの発
光を開始しない。本実施例のように入力信号が周期的な
パルス信号の場合は、入力パルス信号のデューティ比が
ある程度(所定値)以上でないとレーザは発光しないこ
とになる。また逆にパルスのデューティ比がある程度
(所定値)以上大きくなると、すなわち発光の休止時間
が短くなるとレーザはフル点灯の場合と同様常に発光状
態となる。従ってもし図7(b)のような三角波の調整
を行うとD/Aコンバータ13の入力データ256階調
のうち、OOH(最小値)付近の部分とFFH(最大
値)付近の部分が失われて階調性を劣化させることにな
る。そこでD/Aコンバータ13の入力データOOHの
レベルでレーザが発光を開始する直前のパルス幅になる
ように可変抵抗器502、505を調整し、同様にD/
Aコンバータ13の入力データFFHのレベルでレーザ
がフル点灯の状態となるパルス幅になるように可変抵抗
器502、505を調整している。このようすを図7
(c)に示す。 【0027】図7(c)からわかる様に本実施例におい
ては、D/Aコンバータ13に最小の入力データOOH
が入力した場合、ある程度の幅をもったパルス(レーザ
が点灯する直前のパルス幅)がコンパレータ15から出
力される様に構成している。またD/Aコンバータ13
に最大の入力データFFHが入力した場合、コンパレー
タ15からの出力されるパルスのデューティ比は100
%とするものではなく、レーザがフル点灯の状態となる
デューティ比にパルス幅を設定している。この結果、2
56階調の入力データはほぼ全域にわたりレーザの点灯
時間を可変させることができ、階調性の優れた再生画像
を得ることができる。尚、上述した方法はレーダプリン
ターに限定されるものではなく、インクジェットプリン
ター、サーマルプリンター、あるいは他のラスター走査
装置にも使用できるものである。 【0028】ここでγ変換用のROM12について図8
を用いてさらに詳細に説明する。γ変換用ROM12は
高階調の再生画像を得るため用いられる。本実施例では
容量が256バイトのROMを用いているが、入力され
るディジタルビデオ信号は6ビットなので、本質的には
64バイトの容量があれば良い。図8はγ変換用ROM
12のメモリマップである。前述したように本実施例で
はROM12は256バイトの容量があるので、4種類
の変換テーブルが書ける。すなわちアドレスのOOH〜
3FHまでがTABLE−1、アドレス40H〜7FH
までがTABLE−2、アドレス80H〜BFHまでが
TABLE−3、アドレスCOH〜FFHまでがTAB
LE−4である。 【0029】図9は各変換テーブルによって得られる入
力ビデオ信号−変換ビデオ信号の入出力特性の具体例を
示したもので、図からわかるように入力ビデオ信号の6
4レベルがそれぞれの変換テーブルに従って0〜255
(00はからFFH)のレベルに変換される。変換テー
ブルの切り換えは、ROM12の上位アドレスA6、A
7を変えることによって実現できる。本実施例において
はライン毎にこの切り換えができるようになっている。
図3において400がライン毎にテーブルを切り換える
ための回路である。内部水平同期信号BD−Pulse
がカウンタ401に入力され、カウンタ401のカウン
ト値が端子QA、QBからそれぞれROM12の端子A
6、A7に入力される。このカウンタ401はRCOイ
ンバータ402およびスイッチ403によってリングカ
ウンタを構成しており、スイッチ403の状態によって
変換テーブルの切り換え周期が変えられるようになって
いる。例えばスイッチ403が“1”(端子B)、
“1”(端子A)の時は常にTABLE−4を選択し、
スイッチ403が“1”(端子B)、“0”(端子A)
の時はTABLE−4とTABLE−3を交互に選択
し、スイッチ403が“0”(端子B)、“0”(端子
A)の時は図10(a)に示すようにTABLE−1〜
TABLE−4を各ライン毎に選択させることができ
る。この様に変換テーブルをライン毎に切り換えること
によって階調性を向上させることができる。 【0030】一般的に電子写真法を用いて画像を再生す
る場合、暗い部分よりも明るい部分の方が階調性が得に
くい。そして図9に示した例では最適の階調性を得るべ
く明るい部分のみを変えて暗い部分は共通の変換テーブ
ルを用いている。さらに本実施例においてはレーザビー
ムによる主走査方向にもテーブルの切り換えを行うこと
ができる。スクリーンクロックをJ−Kフリップフロッ
プ回路404で1/2に分周させ、この分周した信号を
エクスクルーシブオア回路406の一方の端子に入力さ
せ、他の端子にはカウンタ401の端子QBを接続す
る。 【0031】この様に構成することで、図10(b)に
示すように千鳥状に変換テーブルを切り換えることがで
き、さらに階調性を向上させることができる。スイッチ
405は千鳥状に変換テーブルを切り換えるか否かを選
択するためのスイッチであり“0”で“選択せず”、
“1”で“選択”である。尚、図10(b)中の各枠内
の数値は選択された変換テーブルのNo.(テーブル1
〜テーブル4)を表わし、本例におけるスクリーンクロ
ックの1周期は画素クロックの3周期に対応するもので
ある。 【0032】上述した説明から明らかな様に、ROM1
2の変換テーブルから出力されたデータに従いレーザに
より形成される各走査ラインは、連続的なラインセグメ
ントにより構成される。連続する走査ラインの各ライン
セグメントが集合して複数のコラム(列)が形成され、
この複数のコラムによりラインスクリーンが形成される
ものである。 【0033】図3で示した回路で画像信号を処理し、レ
ーザビームプリンタなどの再生手段に出力した場合、再
生画像は縦じま状の構造をもつ。(本例においてライン
スクリーンは前記縦じまによって構成されるものであ
り、前記縦じまは連続する走査ラインの各ラインセグメ
ントによって形成される。)これは三角波の位相がBD
−Pulse信号(内部水平同期信号)に対して各ライ
ン同一であるからである。 【0034】本実施例の回路はBD−Pulse信号の
立上りから、基準クロック12クロック分カウント(遅
延)した後に三角波が形成されるものである。この三角
波の発生タイミングは各ライン全て同一であり、この結
果各ラインの三角波の位相は一致する。 【0035】又、画像データは前述した様にディジタル
データ出力装置1から出力されるものである。このディ
ジタルデータ出力装置1はBD−Pulse信号と同等
の信号に同期して所定のタイミングで画像データを出力
するものである。具体的に述べるならば、データ出力装
置1はBD信号を入力した後基準クロックのカウントを
開始し、前記基準クロック所定数分カウントした後に画
像データを送出するものである。この結果画像再生に必
要な画像データの送出タイミングは全てのラインにおい
て一致し、画像ブレのない優れた再生画像が得られるも
のである。 【0036】又、全てのラインにおいて三角波の発生タ
イミングと、画像再生に必要な画像データの送出タイミ
ングとは同じ関係を有すので、再生画像は画像ブレのな
い縦じま状の構造をもつが、この構造は例えば特定のモ
アレ縞の軽減に役立つものである。前述した様にこの縦
じま状の構造はラインスクリーンを形成し、このライン
スクリーンはラスタ走査ラインと垂直な方向に角度で延
びる縦線から成るものである。 【0037】又、三角波の位相をライン毎に少しづつず
らすことによって、斜線スクリーン構造をもった再生画
像を得ることができる。このことは例えば網点原稿を読
み取り、処理した時に発生するモアレ縞の軽減に効果が
ある。斜線構造の角度は1ライン毎にスクリーンクロッ
クの位相を適宜何度づつかずらすことによって任意に設
定することができる。例えば3画素に対して1周期の三
角波を発生させた場合、一ライン毎に三角波を1画素分
づつシフトする(すなわち1ライン毎にスクリーンクロ
ックを120°シフトする。)と、45°の斜線構造を
持つ再生画像が得られる。図11は上述した斜線構造の
再生画像を実現するための回路である。図3のスクリー
ンクロック発生回路300の替りにこの回路を用いれば
斜線構造の再生画像を得ることができる。図11におい
て内部水平同期信号(BD−Pulse)をDラッチ3
56、357を使って画素クロック(PIXEL−CL
K)でラッチすることで3種類の位相の内部水平同期信
号BD−Pulseを発生させている。カウンタ35
8、インバータ359、360及びゲート回路361〜
367を用いてライン毎に3種類のBD−Pulseの
うちの1つを選択し、カウンタ351のLOAD信号と
して入力させ、スクリーンクロックの位相を各ライン毎
にかえている。尚、カウンタ351は36M−CLKを
1/3に分周し、J−Kフリップフロップ回路354は
カウンタ351の出力を更に1/2に分周するものであ
る。この結果3画素に1回の割合でスクリーンクロック
が発生する。図12は図11の回路によって発生された
スクリーンクロックと三角波のライン毎の発生タイミン
グを示したものである。図12に示された3種の三角波
は3ライン毎に順次発生する。 【0038】本実施例で説明したように基準パターン信
号が複数の絵素と同期した周期で発生する場合には、パ
ターン信号の幅と等価な複数の走査ラインごとにパター
ン信号発生の為の同期信号を基準パターン信号の半周期
分ずつずらすことも可能である。こうすることによりパ
ルス幅の成長中心位置が前記複数の走査ライン毎にずれ
て行き、出力画像は斜めに配列れれた網点のような画像
となり目に自然に見える。 【0039】尚、図3の回路ではγ変換のためにROM
12を用いているが、これをS−RAMとして、さらに
マイコンのバスラインと接続することによってソフトウ
エアでγ変換テーブルを任意に書き換えることができ
る。このことは例えば原稿の種類によってγ変換カーブ
を変えたりすることができ、システムとしての柔軟性を
向上させることができる。 【0040】図13はこの1例を示したものであり、図
3のROM12の代わりにこの回路を挿入すれば良い。
図において、12aはγ変換様S−RAM、30はデコ
ーダ、31はγ変換テーブルを書き換えるためのマイク
ロコンピュータ、32、33はトライステートバッフ
ァ、34は双方向性トライステートバッファである。 【0041】また、図3ではモード切り換え用にスイッ
チ303、403、405が使われているが、これらの
スイッチもマイクロコンピュータ31によってコントロ
ールできるようにすることでシステムとしての拡張性を
増すことができる。 【0042】 【効果】複数ビットで表わされたディジタル画像信号に
対して、互いに周期が異なる第1、第2のパターン信号
によりパルス幅変調処理を行うことができるので、例え
ば解像度の高い画像、階調性の高い画像、或いは両者を
両立させた画像等を再現することが可能となる。特に、
第1のパターン信号のように前記パターン信号の一周期
が前記ディジタル画像信号の複数画素に対応させるとい
う技術思想により、パルス幅変調信号を集中して発生さ
せることができるので、階調性の優れた画像を再生する
ことができる。また、パターン信号は入力されてくるデ
ィジタル画像信号と同期して発生されるのでどのような
周期のパターン信号においても、パターン信号とディジ
タル画像信号とは常に一定の関係を保ちながらパルス幅
変調処理されるので、常に安定した再生画像を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施例における画像処理装置の概略図であ
る。 【図2】図1に示す装置の各部の波形を示す図である。 【図3】図3Aと図3Bとのつなぎ状態を示す図であ
る。 【図3A】図1に示した画像処理装置の詳細図である。 【図3B】図1に示した画像処理装置の詳細図である。 【図4】本発明が適用できるレーザビームプリンタの走
査光学系の概略図である。 【図5】図3に示す回路の各部波形を示す図である。 【図6】図3の回路において形成される三角波を説明す
るための図である。 【図7】(a)(b)(c)は、三角波の調整方法を説
明するための図である。 【図8】γ変換用ROM12のルックアップテーブルを
説明するための図である。 【図9】入力ビデオ信号−変換ビデオ信号の特性図であ
る。 【図10】(a)(b)は各走査ラインと使用されるγ
変換用テーブルの関係を示す図である。 【図11】各ライン毎に三角波の位相をずらすための回
路図である。 【図12】各ライン毎に位相のずれた三角波を説明する
ための図である。 【図13】他の実施例を説明するための図である。 【符号の説明】 1 ディジタルデータ出力装置 2、13 D/Aコンバータ 4、15 コンパレータ 5 水平同期信号発生回路 3、500 三角波発生回路 7 タイミング信号発生回路 8 ラスタ走査プリント部 12 ROM 21 半導体レーザ 300 スクリーンクロック発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アリス マリー デェンターモント アメリカ合衆国.02109 マサチューセ ッツ,ボストン,フルトン ストリート 120 (72)発明者 クレイグ エドワード ゴールドマン アメリカ合衆国.01760 マサチューセ ッツ,ナティック,ポストーク レーン ナンバー 10 7 (56)参考文献 特開 昭58−14669(JP,A) 特開 昭54−144201(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/40 - 1/409

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.クロック信号によって画素毎に複数ビットで表わさ
    れたディジタル画像信号を所定周期で入力する入力手段
    と、 前記ディジタル画像信号を、複数画素を一周期とする第
    1のパターン信号と比較して生成された第1のパルス幅
    変調信号或いは前記第1のパターン信号とは周期が異な
    る第2のパターン信号と比較して生成された第2のパル
    ス幅変調信号を出力するパルス幅変調信号発生手段と、 前記パターン信号の周期を選択する選択手段とを具備
    し、 前記パルス幅変調信号は前記選択手段の出力に応じて前
    記第1のパルス幅変調信号或いは前記第2のパルス幅変
    調信号を出力し、 前記パターン信号は前記クロック信号に同期しているこ
    とを特徴とする画像処理装置。
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