JP2834484B2 - 箱素材を密封する装置及び方法 - Google Patents
箱素材を密封する装置及び方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は紙製箱の折畳み、接着及び密封の分野に関
し、詳細には密封した折り返し縁部を持つ箱を提供する
改良した装置及び方法に関する。
し、詳細には密封した折り返し縁部を持つ箱を提供する
改良した装置及び方法に関する。
（発明の背景） 本発明は、素材を紙作業用ラインに沿って移動させて
中間の包装段階として長手方向シームを持つ開口端付箱
を形成する紙製箱折畳み兼接着装置に特に適用するもの
である。代表的には、シームは熱可塑性材料で被覆した
素材の長手方向縁部を単に重ねることによって形成され
る。縁部は局部的に加熱され、重ねられ、縁部を押付け
て合わせることによって密封され、縁部は冷却してシー
ルを形成する。その他の方法としては、熱可塑性材料が
密封作業の前に縁部に塗布される接着剤に置き換えられ
る。
中間の包装段階として長手方向シームを持つ開口端付箱
を形成する紙製箱折畳み兼接着装置に特に適用するもの
である。代表的には、シームは熱可塑性材料で被覆した
素材の長手方向縁部を単に重ねることによって形成され
る。縁部は局部的に加熱され、重ねられ、縁部を押付け
て合わせることによって密封され、縁部は冷却してシー
ルを形成する。その他の方法としては、熱可塑性材料が
密封作業の前に縁部に塗布される接着剤に置き換えられ
る。
このような装置はノズルによって各素材の選択した部
分に噴射される高温空気を利用して、縁部を機械的に押
付けて合わせる前に熱可塑性樹脂又はその他の材料を活
性化してシールを形成する。このような装置は下記の米
国特許に記載されている。
分に噴射される高温空気を利用して、縁部を機械的に押
付けて合わせる前に熱可塑性樹脂又はその他の材料を活
性化してシールを形成する。このような装置は下記の米
国特許に記載されている。
米国特許番号 出願人 発行日 3,511,139 エドビスト 1970年 5月12日 3,562,920 ブイローミア等 1971年 2月16日 3,587,411 ゼイ等 1971年 6月28日 3,847,540 ファーフグリア等 1974年11月12日 4,252,052 メイヤ等 1981年 2月 4日 他の装置は、材料に接触しないノズル装置で熱可塑性
樹脂を加熱することによって平らな素材を管状又は長方
形状のユニットに変換する。加熱は密封作業の直前に行
われる。このような装置は下記の米国特許に記載されて
いる。
樹脂を加熱することによって平らな素材を管状又は長方
形状のユニットに変換する。加熱は密封作業の直前に行
われる。このような装置は下記の米国特許に記載されて
いる。
米国特許 出願人 発行日 3,597,900 スコット 1971年 8月10日 3,751,876 オークレイ 1973年 8月14日 多くの用途、特に消費する液体の貯蔵を伴う用途で
は、前述の米国特許に示すような一対の重ねられた縁部
によって形成した単一シールは十分信頼できるものでな
く漏れ易いものである。
は、前述の米国特許に示すような一対の重ねられた縁部
によって形成した単一シールは十分信頼できるものでな
く漏れ易いものである。
（発明の要約） 従って、本発明の目的は改良したシールを持つカート
ンを形成する方法及び装置を提供することにある。
ンを形成する方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は長手方向線に沿って折り返し付の
多層シールを持つカートンを製造する方法及び装置を提
供することにある。
多層シールを持つカートンを製造する方法及び装置を提
供することにある。
本発明の更に他の目的は、製造装置に対する熱可塑性
材料の蓄積を排除することによって製造上の信頼性を改
良する折り返し付シールを提供することにある。
材料の蓄積を排除することによって製造上の信頼性を改
良する折り返し付シールを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、遊離した熱可塑性材料が箱
内に付着することを最少にすることによって製造上の信
頼性を与える折り返し付シールを提供することにある。
内に付着することを最少にすることによって製造上の信
頼性を与える折り返し付シールを提供することにある。
本発明によると、被覆した素材は長手方向の折り返し
付シールを有する。縁そぎ及びへり折り返し装置は密封
すべき素材の１つの縁部に折り返しを形成する。素材は
縁部に沿って加熱され、それによって熱可塑性材料を活
性化し、次に折畳まれる。素材が装置の密封区域に接近
すると、折り返しホルダが密封作業に対して折り返しを
適当に位置決めする。素材の他の縁部は密封区域の直前
で折畳まれて折り返しに重ねられる。密封区域では、縁
部が押されて合わされ、冷却して最終的な長手方向のシ
ールを形成する。
付シールを有する。縁そぎ及びへり折り返し装置は密封
すべき素材の１つの縁部に折り返しを形成する。素材は
縁部に沿って加熱され、それによって熱可塑性材料を活
性化し、次に折畳まれる。素材が装置の密封区域に接近
すると、折り返しホルダが密封作業に対して折り返しを
適当に位置決めする。素材の他の縁部は密封区域の直前
で折畳まれて折り返しに重ねられる。密封区域では、縁
部が押されて合わされ、冷却して最終的な長手方向のシ
ールを形成する。
本発明は添付した特許請求の範囲に詳細に示されてい
る。しかしながら、添付図面と関連した下記の詳細な説
明を参照することによって一層よく理解されるものであ
る。
る。しかしながら、添付図面と関連した下記の詳細な説
明を参照することによって一層よく理解されるものであ
る。
（好ましい実施例の詳細な説明） 本発明を実施する紙製箱折畳み兼接着装置は広範囲の
構造の箱素材を折畳むことができる。しかしながら、本
明細書では、装置は熱可塑性樹脂で被覆されているが、
完成した箱内にどのような樹脂の付着または堆積も生じ
させることなしに密封される箱を製造するのに適したも
のとして記載する。しかしながら、本発明を利用して他
の箱も形成でき、もちろんそのような適用に対する要件
はさほど厳しくない。
構造の箱素材を折畳むことができる。しかしながら、本
明細書では、装置は熱可塑性樹脂で被覆されているが、
完成した箱内にどのような樹脂の付着または堆積も生じ
させることなしに密封される箱を製造するのに適したも
のとして記載する。しかしながら、本発明を利用して他
の箱も形成でき、もちろんそのような適用に対する要件
はさほど厳しくない。
第１図は、概略図で、素材を箱に変換する機能を果た
す多数の区域を持つ箱折畳み兼接着装置の一部を示す。
添付図面は、素材に対するある区域の作用を示すために
素材の部分を示すものである。第１図は特定の順序を示
しているが、他の順序も又可能である。
す多数の区域を持つ箱折畳み兼接着装置の一部を示す。
添付図面は、素材に対するある区域の作用を示すために
素材の部分を示すものである。第１図は特定の順序を示
しているが、他の順序も又可能である。
第１図を更に参照すると、素材載置及び送りセクショ
ン12は個々に且つ連続的に間隔を置いて個々の素材13を
送る。各素材は通常２つの目的に役立つ熱可塑性材料で
被覆される。第１には、熱可塑性材料は素材を構成して
いる紙を被覆し密封することである。第２には、熱可塑
性材料は、単に密封すべき領域の材料を選択的に加熱し
て、次に圧力下でこれらの領域を冷却することによっ
て、密封して合わすことができる表面を得ることであ
る。多数のそのような密封材料が知られている。
ン12は個々に且つ連続的に間隔を置いて個々の素材13を
送る。各素材は通常２つの目的に役立つ熱可塑性材料で
被覆される。第１には、熱可塑性材料は素材を構成して
いる紙を被覆し密封することである。第２には、熱可塑
性材料は、単に密封すべき領域の材料を選択的に加熱し
て、次に圧力下でこれらの領域を冷却することによっ
て、密封して合わすことができる表面を得ることであ
る。多数のそのような密封材料が知られている。
素材載置及び送りセクション12の第１図に示すよう
に、各素材13は縁部14を有する。縁部14は図示しない他
の縁部の部分とシール（密封）を形成する。各素材13
は、個々に且つ連続的に、素材載置及び送りセクション
12から予備折畳み作業及び他の作業が行われる紙作業用
ライン16に沿って進む。
に、各素材13は縁部14を有する。縁部14は図示しない他
の縁部の部分とシール（密封）を形成する。各素材13
は、個々に且つ連続的に、素材載置及び送りセクション
12から予備折畳み作業及び他の作業が行われる紙作業用
ライン16に沿って進む。
しかしながら、本発明によると、素材は結局は縁そぎ
区域17及び折り目付け区域19及びへり折り返し区域18に
達する。縁そぎ区域で示すように、縁そぎ区域17内で装
置は縁14の一部をそぎ取り薄い厚みにする。通常この縁
そぎされる部分は素材13上で折り目15から離れている。
へり折り返し区域18は第１図に示す縁部14の縁そぎ部分
を折り返すことによって折り返し24を形成する。
区域17及び折り目付け区域19及びへり折り返し区域18に
達する。縁そぎ区域で示すように、縁そぎ区域17内で装
置は縁14の一部をそぎ取り薄い厚みにする。通常この縁
そぎされる部分は素材13上で折り目15から離れている。
へり折り返し区域18は第１図に示す縁部14の縁そぎ部分
を折り返すことによって折り返し24を形成する。
折り返し24が形成された後、折り返しは第１図の最後
の区域に示す反対側の縁部25の重ねられた部分に対して
密封できる。詳細には、素材は加熱セクション26（図示
せず）に移動し、そこで折り返し24及び縁部25が熱可塑
性樹脂の作用温度に加熱されて、最終的に重ねられる縁
部14および25の部分の密封材料を選択的に活性化する。
次に、最終折畳み区域27に移動し、そこで縁部14及び25
が重ねられ、そして密封区域28で密封される。密封区域
では、縁部14及び25の２つの重ねられた部分が締付けて
合わされ、冷却されてシールを形成する。
の区域に示す反対側の縁部25の重ねられた部分に対して
密封できる。詳細には、素材は加熱セクション26（図示
せず）に移動し、そこで折り返し24及び縁部25が熱可塑
性樹脂の作用温度に加熱されて、最終的に重ねられる縁
部14および25の部分の密封材料を選択的に活性化する。
次に、最終折畳み区域27に移動し、そこで縁部14及び25
が重ねられ、そして密封区域28で密封される。密封区域
では、縁部14及び25の２つの重ねられた部分が締付けて
合わされ、冷却されてシールを形成する。
ある用途では、二重折り返しの向かい合うそぎ取りし
た面を密封して合わせるために、他の熱可塑性材料又は
他の接着剤を縁部14のそぎ取りした部分に塗布すること
が必要かもしれない。しかしながら、第１図に示す適用
では、熱可塑性材料がそぎ取りした部分に直接融着する
ので、そのような別個の接着工程は必要でない。
た面を密封して合わせるために、他の熱可塑性材料又は
他の接着剤を縁部14のそぎ取りした部分に塗布すること
が必要かもしれない。しかしながら、第１図に示す適用
では、熱可塑性材料がそぎ取りした部分に直接融着する
ので、そのような別個の接着工程は必要でない。
第２図及び第３図は紙製箱折畳み兼接着装置の一部を
示し、その一部分は第１図に示すような折畳み区域27及
び密封区域28に対応する。これらの区域は、この場合素
材がコンベヤ32によって形成された紙作業用ライン16に
沿って移動するとき、素材に作用する。
示し、その一部分は第１図に示すような折畳み区域27及
び密封区域28に対応する。これらの区域は、この場合素
材がコンベヤ32によって形成された紙作業用ライン16に
沿って移動するとき、素材に作用する。
折畳み区域27では、側部コンベヤ33および34が一連の
アイドラプーリによって垂直配列から密封区域28での水
平配列に変えられて箱を折畳む。側部コンベヤ33に関し
て、円錐状アイドラプーリ35aは、一連の円筒状アイド
ラプーリ36a、36b、36c、36dと共に、徐々にコンベヤ33
を水平位置にもたらす。同様に、円錐状アイドラプーリ
35b及び円筒状アイドラプーリ36e、36f、36g、36h及び3
6iは側部コンベヤ34を垂直位置から水平位置に移動させ
る。
アイドラプーリによって垂直配列から密封区域28での水
平配列に変えられて箱を折畳む。側部コンベヤ33に関し
て、円錐状アイドラプーリ35aは、一連の円筒状アイド
ラプーリ36a、36b、36c、36dと共に、徐々にコンベヤ33
を水平位置にもたらす。同様に、円錐状アイドラプーリ
35b及び円筒状アイドラプーリ36e、36f、36g、36h及び3
6iは側部コンベヤ34を垂直位置から水平位置に移動させ
る。
第３図から明らかなように、第２図及び第３図に示す
装置の部分より上流の装置は、素材の縁部14及び25が垂
直であり、一方残りの部分、すなわち中央部分がコンベ
ヤ32によって形成された水平面内であるように、素材を
予め折畳んでいる。素材がコンベヤ32に沿って移動する
とき、コンベヤ34は縁部14を素材の中央部分に折畳み、
一方コンベヤ33は進行するにつれて縁部25を折畳んで密
封区域28で素材に重ね、このようにして縁部25が縁部14
に重なる。
装置の部分より上流の装置は、素材の縁部14及び25が垂
直であり、一方残りの部分、すなわち中央部分がコンベ
ヤ32によって形成された水平面内であるように、素材を
予め折畳んでいる。素材がコンベヤ32に沿って移動する
とき、コンベヤ34は縁部14を素材の中央部分に折畳み、
一方コンベヤ33は進行するにつれて縁部25を折畳んで密
封区域28で素材に重ね、このようにして縁部25が縁部14
に重なる。
折り返し24は、素材が加熱セクション26から密封セク
ション28に移動するとき、開く傾向があることが見出さ
れている。折畳み区域27に配置した折り返しホルダ38
は、そのような開きによって最終密封構造を変更した
り、シールの一体性に影響を与えることのないようにし
ている。詳細には、紙作業用ライン16に沿ったそれぞれ
の支持軸37の調節による種々のアイドラプーリの位置決
めによって折り返しホルダ38に関する折畳み作業の厳密
なタイミング又は順序が制御される。この特定の装置の
タイミングに関して、側部コンベヤ33はフラップ（縁
部）25を折畳んで折り返しホルダ38の頂部に重ね、一方
コンベヤ34は、素材が折り返しホルダ38に達する前にフ
ラップ（縁部）14を素材上に下方に折畳む。この折り返
し24は次に折り返しホルダ38とコンベヤ32の間を滑る。
ション28に移動するとき、開く傾向があることが見出さ
れている。折畳み区域27に配置した折り返しホルダ38
は、そのような開きによって最終密封構造を変更した
り、シールの一体性に影響を与えることのないようにし
ている。詳細には、紙作業用ライン16に沿ったそれぞれ
の支持軸37の調節による種々のアイドラプーリの位置決
めによって折り返しホルダ38に関する折畳み作業の厳密
なタイミング又は順序が制御される。この特定の装置の
タイミングに関して、側部コンベヤ33はフラップ（縁
部）25を折畳んで折り返しホルダ38の頂部に重ね、一方
コンベヤ34は、素材が折り返しホルダ38に達する前にフ
ラップ（縁部）14を素材上に下方に折畳む。この折り返
し24は次に折り返しホルダ38とコンベヤ32の間を滑る。
前述のように、縁部14及び25の選択した部分は加熱セ
クション26内で予め加熱される。素材が密封区域28を通
過するとき、最初に、密封ホイール41、次にアイドラプ
ーリ43上を走行するコンベヤ42が重ねられた加熱した縁
部14及び25をコンベヤ32に押付けて、そこで熱可塑性材
料の隣接する表面が溶融し、素材13が冷却すると硬化す
る。このことによって密封作業が完了し、次に素材13は
その後の装置で長手方向に水密の折り返し付シールを持
ったカートンに形成される。
クション26内で予め加熱される。素材が密封区域28を通
過するとき、最初に、密封ホイール41、次にアイドラプ
ーリ43上を走行するコンベヤ42が重ねられた加熱した縁
部14及び25をコンベヤ32に押付けて、そこで熱可塑性材
料の隣接する表面が溶融し、素材13が冷却すると硬化す
る。このことによって密封作業が完了し、次に素材13は
その後の装置で長手方向に水密の折り返し付シールを持
ったカートンに形成される。
次に、第４図乃至第６図を参照すると、折り返しホル
ダ38はほぼ管状の部材44で形成され、折り返し24を通る
垂直面にある長手方向中心軸線を有する。更に、この中
心軸線はある角度でコンベヤ32を通る基準面に交差し、
この角度はその頂点が密封ホイール41に近接している。
この結果、この頂点にある折り返しホルダの細長いチッ
プ48の先端45だけが密封ホイール41に近接した素材13の
折り返し24に接触する。このような構成により全体の製
造上の信頼性が改善される。その理由はこの構成がどん
な樹脂付着も最小にするからである。このように構成し
ていないと、素材のその他の部分に付着するかまたは加
熱した部分をひっかき密封すべき領域から密封材料を除
去してしまう恐れがある。しかしながら、第５図に示す
ように、縁部25が折り返しホルダ38の上方を通過し先端
45とホイール41との間で折り返し24に接触する。
ダ38はほぼ管状の部材44で形成され、折り返し24を通る
垂直面にある長手方向中心軸線を有する。更に、この中
心軸線はある角度でコンベヤ32を通る基準面に交差し、
この角度はその頂点が密封ホイール41に近接している。
この結果、この頂点にある折り返しホルダの細長いチッ
プ48の先端45だけが密封ホイール41に近接した素材13の
折り返し24に接触する。このような構成により全体の製
造上の信頼性が改善される。その理由はこの構成がどん
な樹脂付着も最小にするからである。このように構成し
ていないと、素材のその他の部分に付着するかまたは加
熱した部分をひっかき密封すべき領域から密封材料を除
去してしまう恐れがある。しかしながら、第５図に示す
ように、縁部25が折り返しホルダ38の上方を通過し先端
45とホイール41との間で折り返し24に接触する。
折り返しホルダ38は第６図乃至第８図に詳細に示され
ている。折り返しホルダは先端45で終わるテーパ状のの
み状のアルミニウムチューブ44から成る。底部の円筒状
面46は第４図、第６図及び第７図に示すように折り返し
24に面し、頂部の平らな部分47は第４図、第５図及び第
８図に示すようにフラップ（縁部）25の縁に面する。作
業中折り返しホルダ38は熱可塑性材料に対する作用温度
よりも高い温度まで加熱される。このことにより、素材
が加熱セクション26から密封区域28まで移動するとき
（第１図）の無視できない熱損失が防がれる。
ている。折り返しホルダは先端45で終わるテーパ状のの
み状のアルミニウムチューブ44から成る。底部の円筒状
面46は第４図、第６図及び第７図に示すように折り返し
24に面し、頂部の平らな部分47は第４図、第５図及び第
８図に示すようにフラップ（縁部）25の縁に面する。作
業中折り返しホルダ38は熱可塑性材料に対する作用温度
よりも高い温度まで加熱される。このことにより、素材
が加熱セクション26から密封区域28まで移動するとき
（第１図）の無視できない熱損失が防がれる。
１つの実施例では、折り返しホルダは、その長手方向
軸線が水平基準面に関して調節できる角度をなして垂直
面内に含まれ、この角度が上流に向かって開いている
（即ち、第２図及び第３図において右側に開いている）
ように配置される。更に、高温空気がポリエチレン樹脂
の215−220゜F（102−104℃）の作用温度より高い温度
で折り返しホルダ38を通して強制的に出される。
軸線が水平基準面に関して調節できる角度をなして垂直
面内に含まれ、この角度が上流に向かって開いている
（即ち、第２図及び第３図において右側に開いている）
ように配置される。更に、高温空気がポリエチレン樹脂
の215−220゜F（102−104℃）の作用温度より高い温度
で折り返しホルダ38を通して強制的に出される。
第６図及び第７図を参照すると、複数の小さい孔51が
チューブ38の底面46に空けられている。孔51は、折り返
しが折り返しホルダ38の下を通過するとき空気を折り返
しに噴射する。空気は加熱されているので、折り返し24
を冷却させない。更に、空気は十分な圧力と流量で噴射
され（例えば62SCFHの流量を持つ30psiで噴射され）、
折り返しホルダ38の中間にエアクッション52を形成し、
このエアクッション52は、先端45を除いて折り返しホル
ダ38に接触しない状態で折り返し24を折畳んだ状態に保
つ。このことにより、更に熱可塑性樹脂が付着する可能
性が減少される。孔51が第７図に示すように底面46に対
して円周方向にかつ軸線方向に間隔を置いて配置される
とき、作業の改善が得られることがわかった。
チューブ38の底面46に空けられている。孔51は、折り返
しが折り返しホルダ38の下を通過するとき空気を折り返
しに噴射する。空気は加熱されているので、折り返し24
を冷却させない。更に、空気は十分な圧力と流量で噴射
され（例えば62SCFHの流量を持つ30psiで噴射され）、
折り返しホルダ38の中間にエアクッション52を形成し、
このエアクッション52は、先端45を除いて折り返しホル
ダ38に接触しない状態で折り返し24を折畳んだ状態に保
つ。このことにより、更に熱可塑性樹脂が付着する可能
性が減少される。孔51が第７図に示すように底面46に対
して円周方向にかつ軸線方向に間隔を置いて配置される
とき、作業の改善が得られることがわかった。
好ましい実施例では、第２図及び第３図に示す高温空
気装置は密封区域28に極めて接近して取付けた高温空気
源55を有する。加熱空気源は清浄にされ、濾過された圧
縮空気を図示しない空気源から受取る。空気は流量調節
弁56及びホース57を通って熱交換器58に入り、更に他の
ホース、即ち導管61を通って折り返しホルダ38に運ばれ
る。一般には、ヒータコントローラ62は、導体64によっ
て温度コントローラユニット（ヒータコントローラ）62
に接続された温度センサ63から出力を用いて入力コント
ロール65によって設定される高温空気の温度を一定に保
つ。
気装置は密封区域28に極めて接近して取付けた高温空気
源55を有する。加熱空気源は清浄にされ、濾過された圧
縮空気を図示しない空気源から受取る。空気は流量調節
弁56及びホース57を通って熱交換器58に入り、更に他の
ホース、即ち導管61を通って折り返しホルダ38に運ばれ
る。一般には、ヒータコントローラ62は、導体64によっ
て温度コントローラユニット（ヒータコントローラ）62
に接続された温度センサ63から出力を用いて入力コント
ロール65によって設定される高温空気の温度を一定に保
つ。
第６図に示すように、導管61は折り返しホルダ38の内
部の管継手66で終わっており、折り返しホルダ38は点線
52で示すように前方方向即ち下流方向（即ち、第２図及
び第３図において左側に）空気を孔51から噴射させる。
この方向は素材13が移動する方向である。このことによ
り、更に素材が折り返しホルダ38の下を通過するときの
素材13からの熱の損失を減らす。その理由は、加熱した
空気は、このように構成していない場合には孔51の下流
で折り返しホルダ38と素材との間に蓄積してしまうどの
ような低い温度の周囲空気を排除する傾向があるからで
ある。
部の管継手66で終わっており、折り返しホルダ38は点線
52で示すように前方方向即ち下流方向（即ち、第２図及
び第３図において左側に）空気を孔51から噴射させる。
この方向は素材13が移動する方向である。このことによ
り、更に素材が折り返しホルダ38の下を通過するときの
素材13からの熱の損失を減らす。その理由は、加熱した
空気は、このように構成していない場合には孔51の下流
で折り返しホルダ38と素材との間に蓄積してしまうどの
ような低い温度の周囲空気を排除する傾向があるからで
ある。
かくして、要約すると、種々の図面で示した装置は熱
可塑性樹脂で被覆した素材から密封した箱を形成し、そ
の箱は素材の両縁部の重ねられた部分を持つシールを形
成するための縁そぎされ、折り返しが形成された縁部を
持つ。２つの縁部が重ねられるとき、折り返しの縁部は
移送コンベヤと折り返しホルダとの間を通り、折り返し
ホルダは折り返しに下方向きの力を作用して折り返しを
折畳んだ状態に保つ。
可塑性樹脂で被覆した素材から密封した箱を形成し、そ
の箱は素材の両縁部の重ねられた部分を持つシールを形
成するための縁そぎされ、折り返しが形成された縁部を
持つ。２つの縁部が重ねられるとき、折り返しの縁部は
移送コンベヤと折り返しホルダとの間を通り、折り返し
ホルダは折り返しに下方向きの力を作用して折り返しを
折畳んだ状態に保つ。
本発明をある実施例に基づいて説明してきた。多くの
変形が本発明から離れることなく開示した装置からなさ
れうるものである。したがって、添付した特許請求の範
囲は、本発明の精神及び範囲内でそのような変形のすべ
てを含むものである。
変形が本発明から離れることなく開示した装置からなさ
れうるものである。したがって、添付した特許請求の範
囲は、本発明の精神及び範囲内でそのような変形のすべ
てを含むものである。
第１図は、本発明に従って構成された装置の代表的な作
業順序及び素材に対するこの装置による作用を概略図で
示す。 第２図は、本発明に従って構成された装置の平面図であ
る。 第３図は、第２図で示す装置の上方の位置から見た斜視
図である。 第４図は、第３図に示す折り返しホルダ及び密封部分の
詳細図である。 第５図は、第４図の線５−５に沿った部分的断面図であ
る。 第６図は、第４図で示すような折り返しホルダ及びこの
折り返しホルダと密封ホイールとの関係を示す拡大図で
ある。 第７図は、第４図及び第６図に示す折り返しホルダの底
面図である。 第８図は、第４図及び第６図に示す折り返しホルダの平
面図である。 12……素材載置及び送りセクション、 13……素材、 14……縁部、 17……縁そぎ区域、 18……へり折り返し区域、 19……折り目付け区域、 24……折り返し、 25……縁部、 26……加熱区域、 27……折畳み区域、 28……密封区域、 32……コンベヤ、 34……コンベヤ、 38……折り返しホルダ、 41……密封ホイール、 42……コンベヤ。
業順序及び素材に対するこの装置による作用を概略図で
示す。 第２図は、本発明に従って構成された装置の平面図であ
る。 第３図は、第２図で示す装置の上方の位置から見た斜視
図である。 第４図は、第３図に示す折り返しホルダ及び密封部分の
詳細図である。 第５図は、第４図の線５−５に沿った部分的断面図であ
る。 第６図は、第４図で示すような折り返しホルダ及びこの
折り返しホルダと密封ホイールとの関係を示す拡大図で
ある。 第７図は、第４図及び第６図に示す折り返しホルダの底
面図である。 第８図は、第４図及び第６図に示す折り返しホルダの平
面図である。 12……素材載置及び送りセクション、 13……素材、 14……縁部、 17……縁そぎ区域、 18……へり折り返し区域、 19……折り目付け区域、 24……折り返し、 25……縁部、 26……加熱区域、 27……折畳み区域、 28……密封区域、 32……コンベヤ、 34……コンベヤ、 38……折り返しホルダ、 41……密封ホイール、 42……コンベヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−36644（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−2888（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−155743（ＪＰ，Ａ) 実公 昭３−2382（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B31B 1/00 - 49/04
Claims (6)
- 【請求項１】素材の縁部を密封して素材の第１及び第２
縁部の部分を重ねることによって密封したシーム持つ箱
を形成する紙製箱折畳み兼接着装置であって、該装置内
の異なった作業区域に移送させるためのコンベヤに素材
を載置して送る装置を含み、箱が少なくとも前記第１及
び第２縁部に熱活性化密封材料を有する装置において、
該装置は、 A.第１縁部の第１部分を除去して縁そぎした縁部を形成
する縁そぎ区域と、 B.縁そぎした縁部の端部を第２隣接部分上に折畳んで第
１縁部に折り返しを形成するへり折り返し区域と、 C.前記第１及び第２縁部にある密封材料を活性化させる
手段と、 D.折り返しを含む第１及び第２縁部の部分を重ねる重ね
手段と、 E.加熱された空気を縁そぎした縁部の方に差し向けて縁
そぎした縁部を第１縁部の方に押し、それによって、縁
そぎした縁部を折り返し構造に維持する、前記重ね手段
にある折り返しホルダと、 F.その後、重ねた部分を互いに押付けて前記第１及び第
２の縁部の間に縁そぎした部分を持つシールを形成する
密封手段と、 を有することを特徴とする装置。 - 【請求項２】請求項１記載の紙製箱折畳み兼接着装置に
おいて、第１及び第２縁部が各素材の両側にあり、平行
な折り目線に沿って折畳まれ、前記重ね手段は、更に、 i.素材がコンベヤに沿って移動するとき第１縁部を素材
上に折畳むための、コンベヤ及び折り目線に平行な第１
折畳み手段を有し、前記第１縁部が前記折り返しホルダ
とコンベヤとの間を通過し、 ii.素材がコンベヤに沿って移動して前記折り返しホル
ダを通過するとき第２縁部を素材及び前記折り返しに折
畳むための、コンベヤ及び折り目線に平行な第２折畳み
手段を有し、前記折り返しホルダが第１及び第２縁部の
間に配置されている、 ことを特徴とする装置。 - 【請求項３】請求項２記載の紙製箱折畳み兼接着装置に
おいて、前記第１及び第２折畳み手段の各々はコンベヤ
の長さに沿って異なった角度で配置されコンベヤから変
位された複数のアイドラプーリ上のコンベヤベルトから
成り、前記コンベヤベルトの各々はそれぞれのアイドラ
プーリによって方向を変えられて第１及び第２縁部のそ
れぞれを素材上に折畳む、ことを特徴とする装置。 - 【請求項４】請求項２記載の紙製箱折畳み兼接着装置に
おいて、密封材料は熱可塑性樹脂であり、活性化装置は
前記熱可塑性樹脂の作用温度より高い温度に密封材料を
加熱し、前記装置は、前記折り返しホルダを加熱して各
素材が前記密封装置に移送されるとき第１及び第２縁部
からの熱の移動を防ぐため前記折り返しホルダを加熱す
る手段を有することを特徴とする装置。 - 【請求項５】素材の縁部を折畳み、接着し、密封して折
り返し付シールを持つ紙製箱を形成する方法において、
前記方法は、 A.第１縁部の部分を縁そぎして縁そぎした縁部を形成
し、 B.縁そぎした縁部を第１縁部の隣接部分上に折畳むこと
によって折り返しを形成し、 C.重ねられるべき第１及び第２縁部の部分を選択的に加
熱し、 D.前記第１及び第２縁部を同時に折畳んで重ね、 E.熱い空気を折り返しの方に差し向けて縁そぎした縁部
を第１縁部の方に押し、それによって、前記折畳みが折
り返しに第２縁部の加熱した部分を重ねている間、縁そ
ぎした縁部を第１縁部の前記隣接部分に押付けて折り返
し構造に維持し、 F.重ねられた第１及び第２縁部を密封して合わせ第２縁
部と第１縁部の残り部分との間に縁そぎした部分を持つ
シールを形成する、 ことを特徴とする方法。 - 【請求項６】請求項５記載の紙製箱を形成する方法にお
いて、縁そぎした縁部を第１縁部の方に押すことが加圧
加熱空気を折り返しに向けて噴射することにより行われ
ることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US317747 | 1989-03-02 | ||
| US07/317,747 US4979932A (en) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | Apparatus and method for sealing box blanks |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02235734A JPH02235734A (ja) | 1990-09-18 |
| JP2834484B2 true JP2834484B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=23235096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1204553A Expired - Lifetime JP2834484B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-08-07 | 箱素材を密封する装置及び方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4979932A (ja) |
| EP (1) | EP0385027A1 (ja) |
| JP (1) | JP2834484B2 (ja) |
| DK (1) | DK501589A (ja) |
| NO (1) | NO894442L (ja) |
Families Citing this family (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB9403476D0 (en) * | 1994-02-23 | 1994-04-13 | Elopak Systems | Methods and apparatus |
| GB9804866D0 (en) * | 1998-03-07 | 1998-04-29 | Ceetak Developments Limited | Cutting and/or sealing sheet or roll plastics material |
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| WO2003106144A1 (de) * | 2002-06-13 | 2003-12-24 | Textilma Ag | Verfahren und anlage zum falten eines textilen bandabschnittes, insbesondere eines etikettenbandabschnittes |
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| DE102006048278B4 (de) * | 2006-10-04 | 2008-11-20 | Fortuna Spezialmaschinen Gmbh | Vorrichtung zum Falten und Verkleben von kunstoffkaschierten Zuschnitten |
| DE102008053784A1 (de) * | 2008-10-20 | 2010-04-22 | Sig Technology Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Vorbereitung von Faltlinien |
| JP6077556B2 (ja) | 2011-11-10 | 2017-02-08 | パックサイズ，エルエルシー | 変換機械 |
| WO2013106180A1 (en) | 2012-01-09 | 2013-07-18 | Packsize Llc | Converting machine with an upward outfeed guide |
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| US11305903B2 (en) | 2018-04-05 | 2022-04-19 | Avercon BVBA | Box template folding process and mechanisms |
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| SE543046C2 (en) | 2018-09-05 | 2020-09-29 | Packsize Llc | A box erecting method and system |
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| US11701854B2 (en) | 2019-03-14 | 2023-07-18 | Packsize Llc | Packaging machine and systems |
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| DE1461907A1 (de) * | 1964-08-20 | 1969-02-06 | Holstein & Kappert Maschf | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von rechteckfoermigen Schlaeuchen und zur Durchfuehrung dieser Verfahren geeignete Vorrichtungen |
| US3416411A (en) * | 1965-02-25 | 1968-12-17 | Kliklok Corp | Method of heat bonding panels of paperboard having a thermoplastic coating |
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-
1989
- 1989-03-02 US US07/317,747 patent/US4979932A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-08-07 JP JP1204553A patent/JP2834484B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-10-06 EP EP89310237A patent/EP0385027A1/en not_active Withdrawn
- 1989-10-10 DK DK501589A patent/DK501589A/da not_active Application Discontinuation
- 1989-11-08 NO NO89894442A patent/NO894442L/no unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0385027A1 (en) | 1990-09-05 |
| US4979932A (en) | 1990-12-25 |
| DK501589D0 (da) | 1989-10-10 |
| DK501589A (da) | 1990-09-03 |
| NO894442L (no) | 1990-09-03 |
| NO894442D0 (no) | 1989-11-08 |
| JPH02235734A (ja) | 1990-09-18 |
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