JP2834211B2 - 空気取入口の防雪装置 - Google Patents

空気取入口の防雪装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、降雪地帯に設置される建家の空気、特に外
気の取入口に係り、特に換気空調設備の外気吸引により
建家に浸入しようとする雪を防止する装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
降雪地帯に設けられる換気空調装置の外気取り入れ口
の防雪装置は、従来外気取り入れ口として建家の外壁
(躯体)に開口した入り口を防雪用のフードをかぶせ
て、その防雪フード内を通して雪の混じらない外気を換
気空調設備本体に導いていた。
従来の防雪フード1は、第7図のように例えば発電所
のタービン建家においては、段差の有る屋根7と8との
間に設置され、第5図ないし第6図のような構成を有し
ている。降雪地帯においては、屋根8上での積雪を考慮
して、外気取入口5の下端高さは第5図,第6図のよう
にして決められる。すなわち、外気取入口5の下端の屋
根8からの高さは、積雪3の高さ9と、積雪3が有つて
も所定の設定状態で空気を取り入るれことの出来る外気
取入口4の防雪フード開口面13の高さ11と、横方向から
直接に雪が侵入することを考慮した外気取り入れたギヤ
ツプ12との累積高さとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕 上述のような累積高さを空気取り入れ口5に与えなけ
れば成らないから、空気取り入れ口5の高さを下げて屋
根7の高さ、すなわち建家の高さを低下させて、建家を
経済的に作ることが困難であつた。
本発明の目的は、外気取り入れ口の有る建家の建築物
量を低減出来ると共にその取り入れ口での外気取り入れ
機能も防雪機能も確実に成せる空気取入口の防雪装置を
提供することに有る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的を達成する為の手段は、防雪フードの開
口面よりも低い位置にまで躯体開口を有し、上端部が前
記防雪フード内に位置させた防雪板を前記躯体開口の下
部に備え、前記防雪板は雪を補修できる大きさの穴を備
えた多孔構造であることを特徴とした空気取入口の防雪
装置である。
〔作用〕
上記の手段によれば、防雪フード内に先端が存在して
いる防雪板により外気は防雪フードの開口面から上向き
に入つて上方へ流れその途中で雪の同伴は阻止され、続
いて防雪フード内で外気は水平ないし下方へ折流されて
躯体開口を通り屋内に入り、それに加えて、防雪板の穴
を押して外気が開口内側へ流れるので通風抵抗が少なく
なる上、空気取入口である躯体開口の下端が防雪フード
の開口面よりも低くても水平横方向から躯体開口内に侵
入しようとする雪は防雪板の穴を通ることなく防雪板に
より侵入を阻止される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第2図により説明
する。
外気は、屋内の換気空調設備が稼動することにより、
屋内に吸引される。この時外気は、防雪フード1下端の
外気取入口4から、防雪フード1内にはいり込む。外気
は防雪フード1内を迷路状に通り抜け、外気取入れ躯体
開口5より屋内にはいる。外気取入れ躯体開口5には、
バードスクリーン等が一般に設置される。
防雪フード1を通過する気流は、外気取入口4で水平
方向、防雪フード開口面13で鉛直(上向き)方向、外気
取入れ躯体開口5で水平方向の方向性を持つ。このた
め、降雪時の雪が外気と共に建屋内へ侵入しようとする
場合、防雪フード開口面13を通過する時の上部方向の気
流によつてふるい落とされ、大部分の雪はここで屋内へ
侵入を防止される。
この防雪機能は、防雪フード開口面13から、防雪板2
までのレベル差をすなわち、外気取入れギヤツプ12の高
さを確保することで達成される。
防雪フード1及び外気取入れ躯体開口5の設計は、地
表面または屋根面8に対し、設計の積雪3による積雪高
さ9を考慮し、設計積雪時に外気取入口から防雪フード
1内に侵入する外気は、所定の風速以下となるように開
口高さ11が設定される。従つて、第5図,第6図に示す
如く、従来設計例では、積雪高さ9,開口高さ11,外気取
入れギヤツプ12の合計により、外気取入れ躯体開口5の
下端レベルが決定する。
本実施例では、防雪板2の鉛直方向での有効高さ相当
が、従来の外気取入れ躯体開口5の下端レベルより低減
出来ることとなる。従つて、屋根7のレベルも同じ相当
高さ分だけ低減することが出来る。
防雪板2は、雪を補修できる大きさの穴を備えた多孔
構造を備え、防雪板2の穴を通して外気が躯体開口5内
へ流れるので通風抵抗が少なくなるとともに水平方向か
ら躯体開口5内へ浸入使用とする雪は防雪板2の穴を通
ることなく防雪板に当たって付着乃至は落下して雪の侵
入が阻止される。
このようにして、本実施例では、降雪時、雪を伴う外
気は、防雪フード下端部から水平に進入し、L字形に屈
曲し防雪フード開口面から吸い上げられることによりふ
るい落とされる。雪の一部は防雪板に当たつて、付着あ
るいは落下し、除去される。
防雪フード内に吸い上げられた外気はさらにL字形に
屈曲し、建屋外壁に設けられた外気取入れ開口から建屋
内へ吸い込まれる。
外壁に設けられた防雪板は、外気取入口を形成する防
雪フードと対になつて、迷路形状を形成するが、防雪板
に対して、以下の機能を付加することでさらに防雪機能
を高めることが可能である。
(1)防雪板に伝熱線を設置し加熱し、防雪板へ付着す
る雪を融解する。
(2)防雪板に投光機等を設け、防雪フード内の雪を伴
う外気には照射し、融解する。
本実施例では、以上説明したように構成されているの
で以下に示すような効果が期待できる。
(1)防雪板に有効高さ相当の外気取入れ開口のレベル
が全体的に下げられるため、建屋必要階高を低減するこ
とができ、防雪装置が建屋階高の制約となつている場
合、高さ低減が可能である。
(2)防雪板の有効高さ相当の外気取入れ開口の高さ寸
法を広げ、開口幅寸法を縮小することにより、防雪フー
ド幅を低減し、物量の低減が図れる。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、外気取入口を有する建
屋の建築物量を低減出来るとともに雪の侵入も確実に防
止出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の外気取入口防雪装置の縦断
面図、第2図は第1図の外気取入部の拡大図、第3図は
本発明の一実施例による外気取入口の平面図、第4図は
第3図の要部拡大図、第5図,第6図は従来の外気取入
口防雪装置の縦断面図を示し、第7図はその採用例とし
て、原子力発電所タービン建屋の縦断面図を表わしたも
のである。 1……防雪フード、2……防雪板、3……積雪、4……
外気取入口、5……外気取入れ躯体開口、6……建屋外
壁、7……屋根、8……地表面または屋根面、9……積
雪高さ、10……外気取入れ高さ、11……開口高さ、12…
…外気取入れギヤツプ、13……防雪フード開口面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 9/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防雪フードの開口面よりも低い位置にまで
    躯体開口を有し、上端部が前記防雪フード内に位置させ
    た防雪板を前記躯体開口の下部に備え、前記防雪板は雪
    を補修できる大きさの穴を備えた多孔構造であることを
    特徴とした空気取入口の防雪装置。
JP22149689A 1989-08-30 1989-08-30 空気取入口の防雪装置 Expired - Fee Related JP2834211B2 (ja)

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