JP2834090B2 - 無線選択呼出受信機 - Google Patents

無線選択呼出受信機

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JP2834090B2
JP2834090B2 JP21482096A JP21482096A JP2834090B2 JP 2834090 B2 JP2834090 B2 JP 2834090B2 JP 21482096 A JP21482096 A JP 21482096A JP 21482096 A JP21482096 A JP 21482096A JP 2834090 B2 JP2834090 B2 JP 2834090B2
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康之 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線選択呼出受信機
に関し、特に、連絡先の電話番号およびその電話番号の
所有者の氏名,住所等のデータ入力および呼び出し表示
が可能な電話帳機能を有する無線選択呼出受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の無線選択呼出受信機の構
成を示すブロックである。図4は、図3の制御部27b
の構成を示すブロック図である。
【0003】図3に示す無線選択呼出受信機は、基地局
からの無線信号を受信するアンテナ20と、アンテナ2
0が受信した無線信号を増幅し復調する受信部21と、
復調された無線信号をディジタル信号に変換する波形整
形部22と、割り当てられた選択呼出番号があらかじめ
書き込まれているP−ROM(読出専用メモリ:Pro
gramable−Read Only Memor
y)23と、指示入力を行う操作部34と、受信メッセ
ージおよび操作部34により入力された電話番号を格納
するRAM(ランダム・アクセス・メモリ:Rando
m AccessMemory)24bと、波形整形部
22から出力されるディジタル信号のデータとP−RO
M23から読み出した選択呼出番号とを照合し、両者が
一致したとき選択呼び出しがあったことを無線選択呼出
受信機の携帯者に知らせるためアラート信号を出力し、
ディジタル信号のデータの中に含まれている呼出番号に
続くメッセージ信号を解析して受信メッセージを取り出
し受信メッセージのデータ信号を出力する制御部27b
と、制御部27bからのアラート信号を増幅して出力す
る増幅部28と、増幅部28の出力信号を音響出力に変
換し呼び出しがあったことを音響で報知するスピーカ2
9と、制御部27bからのアラート信号を増幅して出力
する増幅部30と、増幅部30の出力信号を光出力に変
換し呼び出しがあったことを発光で報知するLED(発
光ダイオード:Light Emitting Dio
de)31と、制御部27bからの受信メッセージのデ
ータ信号を入力し表示信号として出力するLCD(液晶
表示:Liquid Crystal Displa
y)駆動部32と、LCD駆動部32からの表示信号を
入力して受信メッセージを表示するLCD表示部33と
から構成される。
【0004】また、制御部27bは、図4に示すよう
に、図3のP−ROM23から読み出した選択呼出番号
と波形整形部22からのディジタル信号のデータとを照
合して呼び出しを検出し、かつ受信メッセージを取り出
して、RAM24bに含まれるRAMエリア25に対す
る受信メッセージの書き込みおよび読み出しを行い、R
AMエリア25に記憶した受信メッセージを管理する受
信メッセージ管理手段1と、図3のRAM24bに含ま
れるRAMエリア35に対する電話番号および電話番号
に関連する情報の書き込みおよび読み出しを行い、RA
Mエリア35に記憶した電話番号および電話番号に関連
する情報を管理する電話番号記憶管理手段2と、操作部
34からの指示入力に従い、RAMエリア25に格納さ
れた受信メッセージのデータ信号とRAMエリア35に
格納された電話番号および電話番号に関連する情報を含
むデータ信号とを切り換えてLCD駆動部32に出力す
る表示制御手段3bと、操作部34からの電源入切指示
入力に従いLCD区動部32およびLCD表示部33に
電源を供給する制御を行う電源入切制御手段4bと、操
作部34からの指示入力の信号を判別して、電話番号記
憶管理手段2,表示制御手段3bおよび電源入切制御手
段4bを制御するための制御信号を出力する指示入力処
理手段5から構成される。
【0005】次に、動作を説明する。
【0006】図3において、アンテナ20により受信さ
れた基地局からの無線信号は、受信部21で増幅され復
調される。復調された無線信号は波形整形部22によ
り、制御部27bにて読み取り可能なディジタル信号に
変換される。制御部27bでは、波形整形部22から出
力されるディジタル信号のデータとP−ROM23にあ
らかじめ書き込まれている選択呼出番号とを照合し、両
者が一致すると呼び出しがありメッセージが受信された
ことを無線選択呼出受信機の携帯者に知らせるため、ア
ラート信号を増幅部28および増幅部30に出力する。
増幅部28では、制御部27bから出力されたアラート
信号を増幅しスピーカ29を駆動する。スピーカ29
は、駆動信号を音響信号に変換し、呼び出しがあったこ
とを音響で無線選択呼出受信機の携帯者に報知する。増
幅部30では、制御部27bから出力されたアラート信
号を増幅して出力し、LED31を発光させて呼び出し
があったことを光で無線選択呼出受信機の携帯者に報知
する。また、受信したディジタル信号のデータの中に含
まれる自己の選択呼出番号に続く受信メッセージのデー
タ信号を制御部27bが解析し、制御部27bは得られ
た受信メッセージをRAM24bに格納する。無線選択
呼出受信機の携帯者は、受信メッセージを見るために
は、操作部34からの操作によって電源入の操作をして
LCD駆動部32およびLCD表示部33に電源を供給
する。この後で、受信メッセージをRAM24bから読
み出しLCD表示部33に表示させる操作を操作部34
で行う。制御部27bは、受信メッセージをRAM24
bから読み出してLCD駆動部32に受信メッセージの
データ信号を出力する。LCD駆動部32は、受信メッ
セージのデータ信号から表示信号を生成してLCD表示
部33に出力し、LCD表示部33上に受信メッセージ
を表示させる。なお、無線選択呼出受信機の機能操作
は、操作部34からの操作によって制御部27bが操作
手順を示す画面信号をLCD駆動部32に出力し、その
画面をLCD表示部33に表示させることで可能とな
る。無線選択呼出受信機の携帯者は、その画面のデータ
の表示部分をLCD表示部33上に設けられた、タッチ
センサで構成される操作部34の上から接触することに
より指示入力を行い、制御部27bは無線選択呼出受信
機の携帯者が操作部34のどの位置を操作しているかを
認識し機能を動作させる。すなわち、図4に示す指示入
力処理手段5が操作部34の指示入力に従い、電話番号
記憶管理手段2,表示制御手段3bおよび電源入切制御
手段4b等を動作させる。
【0007】最近の無線選択呼出受信機は、連絡先の電
話番号および住所等を知りたいときに便利な電話帳機能
を有しているものが多い。図3に示す無線選択呼出受信
機では、知りたい電話番号および住所等を表示画面に表
示させるときには、無線選択呼出受信機の装置電源を入
とし、さらにメニュー画面上で機能メニューの選択操作
キーを操作して電話帳機能を選択し、電話帳の内容とし
て記憶させておきたい電話番号および電話番号に関連す
る情報、すなわち電話番号の所有者の氏名,住所等の情
報を操作部34から入力する。入力された電話番号等は
RAMエリア25に格納される。受信メッセージを受け
取り、連絡先に電話をするときに、記憶させておいた電
話番号を見る必要があるときには、電話帳の内容として
RAMエリア25に格納されている電話番号を順次画面
に表示させていって連絡先の電話番号を表示画面上で探
すことができる。このとき、その電話番号の所有者の氏
名,住所等の情報もその電話番号と一緒に表示される。
【0008】次に、図4により、受信メッセージの表示
動作および電話帳機能の詳細動作を説明する。
【0009】波形整形部22から制御部27bがディジ
タル信号のデータを受け取ると、制御部27bでは、受
信メッセージ管理手段1が、ディジタル信号のデータを
RAMエリア25に格納するとともに、受信メッセージ
のあったことを表示制御手段3bに通知する。表示制御
手段3bは、他の機能でLCD表示部33が使用されて
いないときは、直ちに受信メッセージ管理手段1から受
け取った受信メッセージのデータ信号をLCD駆動部3
2に出力する。LCD駆動部32は、受信メッセージの
ディジタル信号のデータから表示信号を生成してLCD
表示部33に出力し、LCD表示部33上に受信メッセ
ージが表示される。
【0010】また、電話帳機能としてRAMエリア35
に記憶されている電話番号を読み出して表示するとき、
無線選択呼出受信機のLCD駆動部32およびLCD表
示部33に電源が入になっていない場合には、まず電源
を入とする操作を操作部34で行い、指示入力処理手段
5により電源入切制御手段4bを起動して、上記の各部
に電源の供給を行う。この状態で機能メニュー画面が出
てくるので、機能メニュー画面上で電話帳機能の選択操
作キーを操作部34で操作して電話帳機能を選択する。
操作部34からの指示入力を受けて指示入力処理手段5
がこれを判別し表示制御手段3bに通知する。表示制御
手段3bは電話帳機能のメニュー画面をLCD表示部3
3上に表示させるとともに、電話番号記憶管理手段2を
起動してRAMエリア35に記憶されている電話番号を
読み出すことを可能にする。この状態で操作部34から
指示入力を行うことで、目的とする電話番号および住所
等を表示させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線選
択呼出受信機では、電話帳機能を呼び出すのに、まず電
源を入とする操作を操作部で行って表示部等の電源を入
とし、さらにメニュー画面上でメニューの選択操作キー
を操作して電話帳機能を選択し、さらに電話帳機能のメ
ニュー画面を呼び出して電話帳の内容の電話番号および
住所等を表示させ、その中から必要な電話番号や住所等
を探すようになっており、目的の電話番号や電話番号の
所有者の氏名および住所等を探すのに数回のキー操作を
行わなければならず非常に煩わしいという欠点を有して
いる。
【0012】本発明の目的は、簡単な操作で電話帳機能
にアクセスできる無線選択呼出受信機を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の無線選択呼出受
信機は、電話帳機能に必要な、電話番号および前記電話
番号に関連する情報を記憶する記憶手段を有する選択呼
出受信機において、テレホンカードを収納するテレホン
カード収納手段を有し、前記テレホンカードが前記テレ
ホンカード収納手段から取り出されたとき、前記記憶手
段から前記電話番号および前記電話番号に関連する情報
を選択読み出しするための、前記電話帳機能のメニュー
画面を表示するように構成される。
【0014】また、本発明の無線選択呼出受信機は、電
話帳機能に必要な、電話番号および前記電話番号に関連
する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた電話番号および前記電話番号に関連する情報を表示
する表示手段と、前記記憶手段から前記電話番号および
前記電話番号に関連する情報を読み出し前記表示部に表
示する電話番号記憶管理手段とを有する選択呼出受信機
において、テレホンカードを収納するテレホンカード収
納部と、前記テレホンカード収納部から前記テレホンカ
ードが取り出されたことを検出するテレホンカード収納
状態検出手段とを有し、前記テレホンカードが前記テレ
ホンカード収納部から取り出されたことを前記テレホン
カード収納状態検出手段が検出したとき、前記記憶手段
から前記電話番号記憶管理手段が読み出す前記電話番号
および前記電話番号に関連する情報を選択読み出しする
ための、前記電話帳機能のメニュー画面を前記表示手段
に表示するように構成される。
【0015】また、本発明の無線選択呼出受信機は、電
話帳機能に必要な、電話番号および前記電話番号に関連
する情報を記憶する第1の記憶手段と、受信メッセージ
を記憶する第2の記憶手段とを有する選択呼出受信機に
おいて、テレホンカードを収納するテレホンカード収納
部と、前記テレホンカード収納部から前記テレホンカー
ドが取り出されたことを検出するテレホンカード収納状
態検出手段とを有し、前記テレホンカードが前記テレホ
ンカード収納部から取り出されたことを前記テレホンカ
ード収納状態検出手段が検出したとき、前記第2の記憶
手段に連絡先の電話番号を含む前記受信メッセージが記
憶されているか否かの第1の検索を行い、前記連絡先の
電話番号を含む受信メッセージが記憶されている場合
は、さらに前記連絡先の電話番号が前記第1の記憶手段
に記憶されているか否かの第2の検索を行い、前記連絡
先の電話番号が前記第1の記憶手段に記憶されている場
合には、前記連絡先の電話番号を前記連絡先の電話番号
に関連する情報とともに前記第1の記憶手段から読み出
して最初に表示し、前記第2の検索の結果前記連絡先の
電話番号が前記第1の記憶手段に記憶されていない場
合、および前記第1の検索の結果前記連絡先の電話番号
を含む受信メッセージが前記第2の記憶手段に記憶され
ていない場合は、前記第1の記憶手段から前記電話番号
および前記電話番号に関連する情報を選択読み出しする
ための、前記電話帳機能のメニュー画面を表示するよう
に構成される。
【0016】また、本発明の無線選択呼出受信機は、電
話帳機能に必要な、電話番号および前記電話番号に関連
する情報を記憶する第1の記憶手段と、受信メッセージ
を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記
憶された電話番号および前記電話番号に関連する情報、
および前記第2の記憶手段に記憶された受信メッセージ
を表示する表示手段と、前記第1の記憶手段から前記電
話番号および前記電話番号に関連する情報を読み出し前
記表示部に表示する電話番号記憶管理手段と、前記第2
の記憶手段から前記受信メッセージを読み出し前記表示
部に表示する受信メッセージ管理手段とを有する選択呼
出受信機において、テレホンカードを収納するテレホン
カード収納部と、前記テレホンカード収納部から前記テ
レホンカードが取り出されたことを検出するテレホンカ
ード収納状態検出手段と、前記テレホンカードが前記テ
レホンカード収納部から取り出されたことを前記テレホ
ンカード収納状態検出手段が検出したときに、前記受信
メッセージ管理手段に対して連絡先の電話番号を含む受
信メッセージが前記第2の記憶手段に記憶されているか
否かの第1の検索を行わせ、前記連絡先の電話番号を含
む受信メッセージが前記第2の記憶手段に記憶されてい
る場合は、さらに前記電話番号記憶管理手段に対して前
記連絡先の電話番号が前記第1の記憶手段に記憶されて
いるか否かの第2の検索を行わせ、前記第2の検索の結
果前記連絡先の電話番号が前記第1の記憶手段に記憶さ
れている場合は、前記連絡先の電話番号を前記電話番号
に関連する情報とともに前記第1の記憶手段から読み出
させて前記表示部に最初に表示し、前記第2の検索の結
果前記連絡先の電話番号が前記第1の記憶手段に記憶さ
れていない場合、および前記第1の検索の結果前記連絡
先の電話番号を含む受信メッセージが前記第2の記憶手
段に記憶されていない場合は、前記第1の記憶手段に記
憶されている電話番号および前記電話番号に関連する情
報を選択読み出しするための、前記電話帳機能のメニュ
ー画面を前記表示手段に表示する表示制御手段とを有し
て構成される。
【0017】また、本発明の無線選択呼出受信機は、上
記の各無線選択呼出受信機において、前記電話番号に関
連する情報が前記電話番号の所有者の氏名および住所で
あるように構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の無線選択呼出受信機の装
置構成を示すブロック図である。図2は、図1の無線選
択呼出受信機における制御部27aの構成を示すブロッ
ク図である。
【0020】図1に示す本発明の無線選択呼出受信機
は、メッセージの受信機能および電話帳機能等基本的な
動作は図3に示す無線選択呼出受信機と同じてあり、そ
の構成も大部分は同じであるので重複する部分は説明を
省略する。
【0021】図1に示す本発明の無線選択呼出受信機
は、アンテナ20と、受信部21と、波形整形部22
と、P−ROM23と、操作部34と、受信メッセージ
と操作部34により入力された電話番号および一時退避
させる必要のある制御部27a内のデータを格納するR
AM24aと、制御部27aと、増幅部28と、スピー
カ29と、増幅部30と、LED31と、LCD駆動部
32と、LCD表示部33と、テレホンカード36を収
納するテレホンカード収納部6と、テレホンカード収納
部6からテレホンカード36が取り出されたことを検出
するテレホンカード検出部7とから構成される。
【0022】図1に示す本発明の無線選択呼出受信機
が、図3に示す従来の無線選択呼出受信機と異る主な点
は、テレホンカード36を収納するテレホンカード収納
部6と、テレホンカード収納部6からテレホンカード3
6が取り出されたことを検出するテレホンカード検出部
7とを有し、テレホンカード36が取り出されたことを
検出するテレホンカード検出部7の出力に基づき、簡単
な操作で電話帳機能にアクセスできるようにするための
制御動作を行う制御部27aを有していることである。
【0023】また、図1に示す制御部27aは、図1の
RAM24aに含まれるRAMエリア25から受信メッ
セージを読み出しLCD表示部33に表示する受信メッ
セージ管理手段1と、同じくRAM24aに含まれるR
AMエリア35から電話番号および電話番号に関連する
情報を読み出しLCD表示部33に表示する電話番号記
憶管理手段2と、テレホンカード36がテレホンカード
収納部6から取り出されたことをテレホンカード検出部
7が検出したときに、受信メッセージ管理手段1に対し
て連絡先の電話番号を含む受信メッセージがRAMエリ
ア25に記憶されているか否かの検索を行わせ、連絡先
の電話番号を含む受信メッセージがRAMエリア25に
記憶されている場合は、さらに電話番号記憶管理手段2
に対して連絡先の電話番号がRAMエリア35に記憶さ
れているか否かの検索を行わせ、この検索の結果連絡先
の電話番号がRAMエリア35に記憶されている場合に
は、連絡先の電話番号を電話番号に関連する情報ととも
にRAMエリア35から読み出させてLCD表示部33
に最初に表示し、連絡先の電話番号がRAMエリア35
に記憶されていない場合、および連絡先の電話番号を含
む受信メッセージがRAMエリア25に記憶されていな
い場合は、前記第1の記憶手段に記憶されている電話番
号および電話番号に関連する情報を選択読み出しするた
めの、電話帳機能のメニュー画面をLCD表示部33に
表示する表示制御手段3aと、操作部34からの電源入
切指示入力に従いLCD区動部32およびLCD表示部
33に電源を供給する制御を行う電源入切制御手段4a
と、操作部34からの指示入力の信号を判別して、電話
番号記憶管理手段2,表示制御手段3aおよび電源入切
制御手段4aを制御するための制御信号を出力する指示
入力処理手段5から構成される。
【0024】次に、動作を説明する。
【0025】最初に、受信メッセージがRAMエリア2
5に記憶されていない状態で、無線選択呼出受信機の携
帯者が公衆電話を使用するために無線選択呼出受信機に
収納されているテレホンカード36を取り出した場合の
動作について説明する。
【0026】図2において、テレホンカード36がテレ
ホンカード収納部6から取り出されると、テレホンカー
ド検出部7は、テレホンカード36がテレホンカード収
納部6から取り出されたことを検出し、制御部27aの
表示制御手段3aに通知する。表示制御手段3aは、最
初にLCD駆動部32およびLCD表示部33への電源
供給が入となっているか否かの情報を電源入切制御手段
4aから得て、電源供給が入となっていなければ、電源
入切制御手段4aを制御して電源供給を入とさせる。そ
の後で受信メッセージ管理手段1に対して連絡先の電話
番号を含む受信メッセージがRAMエリア25に記憶さ
れているか否かの検索を行わせる。受信メッセージ管理
手段1は、連絡先の電話番号を含む受信メッセージを検
索し、RAMエリア25に記憶されている受信メッセー
ジを検索できなかったとき、その旨を表示制御手段3a
に連絡する。表示制御手段3aはRAMエリア35に記
憶されている電話番号および電話番号に関連する情報を
選択読み出しするための、電話帳機能のメニュー画面を
LCD表示部33に自動的に表示する。もし、表示制御
手段3aが電源入切制御手段4aから得た情報で、電源
供給が入となっているときは、表示制御手段3aは、そ
のときに動作している機能を識別し、電話帳機能以外の
機能が動作しているときは、その機能で使用中のデータ
をRAM24bに含まれるRAMエリア26に一時的に
格納して退避させその機能の動作を終了させてから、受
信メッセージ管理手段1に対して連絡先の電話番号を含
む受信メッセージがRAMエリア25に記憶されている
か否かの検索を行わせる。上記の電話帳機能の動作が終
了すれば、RAMエリア26に一時的に格納しておいた
データを読み出して前の状態に復帰させる。
【0027】次に、受信メッセージを受信し、そのメッ
セージがRAMエリア25に記憶されている状態で、無
線選択呼出受信機の携帯者が公衆電話を使用して連絡を
するために無線選択呼出受信機に収納されているテレホ
ンカード36を取り出した場合の動作について説明す
る。
【0028】図2において、テレホンカード36がテレ
ホンカード収納部6から取り出されると、テレホンカー
ド検出部7は、テレホンカード36がテレホンカード収
納部6から取り出されたことを検出し、制御部27aの
表示制御手段3aに通知する。表示制御手段3aは、受
信メッセージ管理手段1に対して連絡先の電話番号を含
む受信メッセージがRAMエリア25に記憶されている
か否かの検索を行わせる。受信メッセージ管理手段1
は、連絡先の電話番号を含む受信メッセージを検索する
と、その電話番号を表示制御手段3aに連絡する。表示
制御手段3aは連絡のあった電話番号をさらに電話番号
記憶管理手段2に通知し、電話番号記憶管理手段2に対
してその連絡先の電話番号がRAMエリア35に記憶さ
れているか否かの検索を行わせる。電話番号記憶管理手
段2はその連絡先の電話番号がRAMエリア35に記憶
されていることを検索すると、その連絡先の電話番号を
電話番号に関連する情報とともにRAMエリア35から
読み出して表示制御手段3aに連絡する。表示制御手段
3aはその連絡先の電話番号と電話番号に関連する情報
とをLCD駆動部32に出力し、LCD表示部33の画
面の最初に自動的に表示する。もし、電話番号記憶管理
手段2による検索で、連絡先の電話番号がRAMエリア
35に記憶されていない場合は、表示制御手段3aはR
AMエリア35に記憶されている電話番号および電話番
号に関連する情報を選択読み出しするための、電話帳機
能のメニュー画面をLCD表示部33に自動的に表示す
る。また、RAMエリア25に記憶されている受信メッ
セージには連絡先の電話番号を含む受信メッセージがな
く、受信メッセージ管理手段1による検索で連絡先の電
話番号が検索されなかった場合も、表示制御手段3aは
RAMエリア35に記憶されている電話番号および電話
番号に関連する情報を選択読み出しするための、電話帳
機能のメニュー画面をLCD表示部33に自動的に表示
する。
【0029】次に、複数の受信メッセージを順次受信
し、それらのメッセージがRAMエリア25に記憶され
ている状態で、無線選択呼出受信機の携帯者が公衆電話
を使用して連絡をするために無線選択呼出受信機に収納
されているテレホンカード36を取り出した場合の動作
について説明する。
【0030】受信メッセージ管理手段1が、連絡先の電
話番号を含む受信メッセージをRAMエリア25の中に
複数件検索し、さらにそれらの電話番号を電話番号記憶
管理手段2がRAMエリア35の中に複数件検索した場
合は、それらの受信メッセージの中で最も新しく受信さ
れた電話番号およびその電話番号に関連する情報が、電
話番号記憶管理手段2によってRAMエリア35から読
み出されて最初に自動的に表示され、その後は操作部3
4からの改頁指示入力により新しく受信した順に読み出
され表示される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線選択
呼出受信機は、テレホンカードを収納するテレホンカー
ド収納手段と、テレホンカード収納部からテレホンカー
ドが取り出されたことを検出するテレホンカード収納状
態検出手段とを設け、テレホンカードがテレホンカード
収納部から取り出されたことをテレホンカード収納状態
検出手段が検出したとき、記憶手段から電話番号および
電話番号に関連する情報を選択読み出しするための、電
話帳機能のメニュー画面を表示するようにしたことによ
り、無線選択呼出受信機の携帯者が、公衆電話を使用し
て電話をするときに、無線選択呼出受信機からテレホン
カードを取り出すだけで、直ちに電話帳機能のメニュー
画面から目的の電話番号を探せるような動作状態にする
ことができるので、連絡先の電話番号を確認するための
煩わしいキー操作の回数を減らすことができるという効
果を有している。
【0032】また、受信メッセージに含まれていた連絡
先の電話番号と同じ電話番号が電話帳の中に検索された
場合は、その電話番号やその電話番号に関連する情報
を、テレホンカードを取り出したときに直接画面に表示
するようにしたことにより、無線呼び出しを受けた無線
選択呼出受信機の携帯者が、公衆電話を使用して連絡先
に電話をするときに、テレホンカードを取り出すだけ
で、直ちに受信メッセージに指示された連絡先の電話番
号と関連情報が最初に表示されるので、その電話番号が
誰れのものであるかを容易に確認することができるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線選択呼出受信機の装置構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の無線選択呼出受信機における制御部27
aの構成を示すブロック図である。
【図3】従来の無線選択呼出受信機の装置構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図3の無線選択呼出受信機における制御部27
bの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 受信メッセージ管理手段 2 電話番号記憶管理手段 3a 表示制御手段 4a 電源入切制御手段 5 指示入力処理手段 6 テレホンカード収納部 7 テレホンカード検出部 24a RAM 25,26 RAMエリア 27a 制御部 33 LCD表示部 34 操作部 35 RAMエリア 36 テレホンカード

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話帳機能に必要な、電話番号および前
    記電話番号に関連する情報を記憶する記憶手段を有する
    選択呼出受信機において、テレホンカードを収納するテ
    レホンカード収納手段を有し、前記テレホンカードが前
    記テレホンカード収納手段から取り出されたとき、前記
    記憶手段から前記電話番号および前記電話番号に関連す
    る情報を選択読み出しするための、前記電話帳機能のメ
    ニュー画面を表示することを特徴とする無線選択呼出受
    信機。
  2. 【請求項2】 電話帳機能に必要な、電話番号および前
    記電話番号に関連する情報を記憶する記憶手段と、前記
    記憶手段に記憶された電話番号および前記電話番号に関
    連する情報を表示する表示手段と、前記記憶手段から前
    記電話番号および前記電話番号に関連する情報を読み出
    し前記表示部に表示する電話番号記憶管理手段とを有す
    る選択呼出受信機において、テレホンカードを収納する
    テレホンカード収納部と、前記テレホンカード収納部か
    ら前記テレホンカードが取り出されたことを検出するテ
    レホンカード収納状態検出手段とを有し、前記テレホン
    カードが前記テレホンカード収納部から取り出されたこ
    とを前記テレホンカード収納状態検出手段が検出したと
    き、前記記憶手段から前記電話番号記憶管理手段が読み
    出す前記電話番号および前記電話番号に関連する情報を
    選択読み出しするための、前記電話帳機能のメニュー画
    面を前記表示手段に表示することを特徴とする無線選択
    呼出受信機。
  3. 【請求項3】 電話帳機能に必要な、電話番号および前
    記電話番号に関連する情報を記憶する第1の記憶手段
    と、受信メッセージを記憶する第2の記憶手段とを有す
    る選択呼出受信機において、テレホンカードを収納する
    テレホンカード収納部と、前記テレホンカード収納部か
    ら前記テレホンカードが取り出されたことを検出するテ
    レホンカード収納状態検出手段とを有し、前記テレホン
    カードが前記テレホンカード収納部から取り出されたこ
    とを前記テレホンカード収納状態検出手段が検出したと
    き、前記第2の記憶手段に連絡先の電話番号を含む前記
    受信メッセージが記憶されているか否かの第1の検索を
    行い、前記連絡先の電話番号を含む受信メッセージが記
    憶されている場合は、さらに前記連絡先の電話番号が前
    記第1の記憶手段に記憶されているか否かの第2の検索
    を行い、前記連絡先の電話番号が前記第1の記憶手段に
    記憶されている場合は、前記連絡先の電話番号を前記連
    絡先の電話番号に関連する情報とともに前記第1の記憶
    手段から読み出して最初に表示し、前記第2の検索の結
    果前記連絡先の電話番号が前記第1の記憶手段に記憶さ
    れていない場合、および前記第1の検索の結果前記連絡
    先の電話番号を含む受信メッセージが前記第2の記憶手
    段に記憶されていない場合は、前記第1の記憶手段から
    前記電話番号および前記電話番号に関連する情報を選択
    読み出しするための、前記電話帳機能のメニュー画面を
    表示することを特徴とする無線選択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 電話帳機能に必要な、電話番号および前
    記電話番号に関連する情報を記憶する第1の記憶手段
    と、受信メッセージを記憶する第2の記憶手段と、前記
    第1の記憶手段に記憶された電話番号および前記電話番
    号に関連する情報、および前記第2の記憶手段に記憶さ
    れた受信メッセージを表示する表示手段と、前記第1の
    記憶手段から前記電話番号および前記電話番号に関連す
    る情報を読み出し前記表示部に表示する電話番号記憶管
    理手段と、前記第2の記憶手段から前記受信メッセージ
    を読み出し前記表示部に表示する受信メッセージ管理手
    段とを有する選択呼出受信機において、テレホンカード
    を収納するテレホンカード収納部と、前記テレホンカー
    ド収納部から前記テレホンカードが取り出されたことを
    検出するテレホンカード収納状態検出手段と、前記テレ
    ホンカードが前記テレホンカード収納部から取り出され
    たことを前記テレホンカード収納状態検出手段が検出し
    たときに、前記受信メッセージ管理手段に対して連絡先
    の電話番号を含む受信メッセージが前記第2の記憶手段
    に記憶されているか否かの第1の検索を行わせ、前記連
    絡先の電話番号を含む受信メッセージが前記第2の記憶
    手段に記憶されている場合は、さらに前記電話番号記憶
    管理手段に対して前記連絡先の電話番号が前記第1の記
    憶手段に記憶されているか否かの第2の検索を行わせ、
    前記第2の検索の結果前記連絡先の電話番号が前記第1
    の記憶手段に記憶されている場合は、前記連絡先の電話
    番号を前記電話番号に関連する情報とともに前記第1の
    記憶手段から読み出させて前記表示部に最初に表示し、
    前記第2の検索の結果前記連絡先の電話番号が前記第1
    の記憶手段に記憶されていない場合、および前記第1の
    検索の結果前記連絡先の電話番号を含む受信メッセージ
    が前記第2の記憶手段に記憶されていない場合は、前記
    第1の記憶手段に記憶されている電話番号および前記電
    話番号に関連する情報を選択読み出しするための、前記
    電話帳機能のメニュー画面を前記表示手段に表示する表
    示制御手段とを有することを特徴とする無線選択呼出受
    信機。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3,または
    請求項4に記載の無線選択呼出受信機において、前記電
    話番号に関連する情報は前記電話番号の所有者の氏名お
    よび住所であることを特徴とする無線選択呼出受信機。
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