JP2833697B2 - 動物用排尿処理材 - Google Patents

動物用排尿処理材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は吸水性粗粒状物か
ら成る動物用排尿処理材に関し、殊に猫や室内犬等のペ
ット類の排尿処理に使用される吸水性粗粒状物から成る
処理材に係る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記吸水性粗粒状物か
ら成る排尿処理材は、これを便器(トレー)に平面的に
多数敷き詰め、猫や犬の排尿に供する使用形態が採ら
れ、尿を吸収した部分の粗粒状物のみを除去して新しい
粗粒状物を補充し再使用できる点が特徴である。
【0003】従ってその特徴を生かすには粗粒状物がで
きるだけ限定した排尿領域で吸水性を発揮し、排尿領域
外への尿拡散と同領域外の粗粒状物への尿浸潤を可及的
に抑止する効果を持つことが技術的課題となる。
【0004】然るに、従来品は何れも湿潤原料(加水原
料)を多孔板や網材、又は押し出し機の貫通小孔に圧入
して粒状化し乾燥する手段或いはバイブレーションによ
る粒状化手段が採られている。
【0005】斯様な手段で粒状化された排尿処理材は小
孔の出口におけるちぎれにまかせるため形状が不定形で
あり、ちぎれ部における密度が粗であると同時に、全体
として組織密度が過疎(空隙が大)で乾燥によって更に
空隙を拡大し、巣(空洞)や亀裂を生成する。
【0006】このような粒子は容易にバラケを生ずるば
かりか、保水性が悪化し、排尿領域の拡散と、粗粒状物
による吸水領域の拡大を招きがちである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記粒状化した
排尿処理材の問題点を解決し、その特徴を遺憾なく発揮
させるようにしたものである。
【0008】この排尿処理材は、各種添加材を配合した
原料を、無加水状態で密閉型により圧縮成形して定形に
造粒し、吸水性粗粒状物に賦形したものである。
【0009】この吸水性粗粒状物は尿の吸水が迅速でト
イレに流した時の離解性に優れた特徴を有している。又
定形性を与えることにより、単位面積当りの敷設量の定
量化を進め、浪費を防止すると共に、敷設面における吸
水性能を均質にすることができる。又定形性を与えて均
一な平面敷設を容易にしたことに加えて、ちぎれや乾燥
による亀裂発生を防止してバラケや排尿領域に隣接する
粗粒状物への過度の尿浸潤と尿拡散を有効に抑止する。
【0010】又原料を無加水状態で圧縮成形し粒状製品
にするので、吸水性ポリマーに代表される水分反応物や
温度劣化物を粒状物内に自由に配合し機能向上を図り得
る。加えて造粒ラインにおける乾燥設備、水処理設備等
を一切不要にし、工場スペースを削減する等の合理化が
図れる。
【0011】又上記排尿の拡散と隣接する粗粒状物への
過度の浸潤を抑止する手段として、上記吸水性粗粒状物
を圧縮成形により定形に造粒すると共に、該吸水性粗粒
状物に、周面形状が円形又は多角形で、上面と下面の双
方又は一方の形状が凸曲形又は凹曲形の形状を与える。
【0012】上記吸水性粗粒状物は円形相互の点接触又
は多角形相互の辺接触により可及的に密接して且つ均一
に敷詰めることができ、加えて凸曲形部が便器(トレ
ー)の表面に接するように置設されることにより凸曲形
部の頂点の周囲に環状の空隙を形成し、この環状空隙内
に毛管現象を生じて排尿を保水し吸収を促す。この現象
を個々の粗粒状物において生起することにより排尿の拡
散及び排尿領域外に存する粗粒状物への過度の浸潤を良
好に抑止する。
【0013】同様に凹曲形部が上向きに置設されること
により、各凹曲形部で尿受け皿を形成し、保水しつつ吸
水を促し尿拡散と尿浸潤の拡大を抑止する。
【0014】上記粗粒状物には吸水性ポリマーを配合し
て粒状化し、この吸水性ポリマーを粗粒状物の表面にお
いて弱反応させ、同表面に吸水性ポリマーの弱反応被層
(カバーコート)を形成する。
【0015】このような吸水性ポリマーの配合(内添)
及び弱反応被層の形成は、無加水圧縮成形において有用
であり、排尿を吸収してゲル化し擬結する吸水性ポリマ
ーの効用を遺憾なく発揮せしめ、又吸水性ポリマーによ
る弱反応被層により、粗粒状物を吸水性を阻害すること
なく有効に保形すると共に、内部の吸水性ポリマーを湿
気から良好に保護する。
【0016】又上記カバーコートはポリビニルアルコー
ルや澱粉等により形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図1
乃至図7を参照しつつ詳述する。この発明は動物用排尿
処理材を吸水性粗粒状物1にて形成した場合を対象とし
ている。
【0018】以下に述べる各実施形態例において、上記
吸水性粗粒状物1は粗粒状化した時に吸水性を与える原
料(以下吸水材と言う)を主材とし、これら粒状化した
時に吸水性を与える吸水材としては各種パルプ(バージ
ンパルプ又は古紙パルプ又は抄紙において抄網を通過し
たパルプ残滓又は、炭カル等の無機充填材の含有量を適
度に調成した製紙スラッジ)、紙粉、オガクズ、木粉、
オカラ、籾殻、コーヒー豆殻、コーヒー豆残渣、茶殻、
活性炭等々である。これらに粉粒体から成るプラスチッ
クやゴム等の有機物を含有させることを妨げない。
【0019】又これら吸水材、即ち吸水性粗粒状物1に
は所要の付加機能を与える為の添加材を配合することが
できる。主として粗粒状物に重量を付加する添加材とし
て、即ち重量付加材として炭酸カルシウム、タルク、シ
リカゲル、クレー、ゼオライト、ベントナイト、石灰、
カオリン、重晶石、無水ボー硝、塩化ナトリウム等の粉
粒体から成る無機充填材を一種又は二種以上選択的に配
合する。
【0020】特に無水ボー硝と塩化ナトリウムは重量付
加材として適材である他、水に溶け易くトイレに流せる
ことが求められるこの種排尿処理材として有効であり、
又処理材を無加水圧縮成形する場合に適している。
【0021】又主として尿接触部位の凝固性を付加する
ための添加材として、即ち凝固材として、澱粉、カルボ
キシルメチルセルロース、吸水性ポリマー等の粉粒体を
一種又は二種以上選択的に配合する。
【0022】上記吸水性ポリマーは吸水性を富加し、凝
固反応性に富み適材である。又上記凝固材又は無機充填
材は滑性を付与し無加水圧縮成形性と成形後の脱型を良
好にする。
【0023】又抗菌材及び防カビ剤を吸水性粗粒状物1
の内添材又は表面被層材として使用する。又界面活性材
を吸水性粗粒状物1の内添材又は表面被層材として使用
する。又尿の脱臭剤を同内添材又は表面被層材として使
用する。 <第1実施形態例(図1乃至図5参照)>上記吸水材
(上記各種添加材を配合した吸水材である場合を含む)
を無加水状態で圧縮成形し定形に造粒し吸水性粗粒状物
1にする。定形であるから図6、図7に示すような密閉
形により吸水材の全周面を拘束し圧縮する成形法によ
る。具体例としてパルプに無機充填材を配合し、更に吸
水性ポリマーを配合し、これを無加水状態で圧縮成形に
より定形に造粒された吸水性粗粒状物1を形成する。
【0024】図1、図3に示すように、上記無加水圧縮
成形により吸水性粗粒状物1の周面形状を円形2又は多
角形3(例えば六角形又は八角形)に賦形し、上面と下
面の双方又は一方の形状を凸曲形4に賦形する。
【0025】又は図2、図3に示すように、上記無加水
圧縮成形により吸水性粗粒状物1の周面形状を円形2又
は多角形3(例えば六角形又は八角形)に賦形し、上面
と下面の双方又は一方の形状を凹曲形5に賦形する。
【0026】又は上記無加水圧縮成形により上下面形状
がフラット形の吸水性粗粒状物に賦形する。
【0027】上記無加水吸水材を圧縮成形により定形に
造粒した吸水性粗粒状物1は尿の吸水時間が迅速で、ト
イレに流した時の離解性に優れた特徴を発揮する。又定
形性の付与は均一な敷設と敷設量の定量化、並びに敷設
面における尿吸収の均質性を達成する上で有利である。
【0028】加えて吸水性粗粒状物の上下面の凸曲形4
と凹曲形5の形状は図4、図5に示すように、尿の捕捉
作用を高める。この尿捕捉作用については第2実施形態
例において詳述する。 <第2実施形態例(図1乃至図5参照)>この第2実施
形態例は前記吸水材を加水状態で圧縮成形し、定形に造
粒して前記凸曲形4又は凹曲形5を与えた点を技術的思
想としている。従って外形を表わす図面は第1実施形態
例と共通である。
【0029】詳述すると、上記吸水材(上記各種添加材
を配合した吸水材である場合を含む)を加水状態で圧縮
成形し定形に造粒し乾燥して吸水性粗粒状物1にする。
定形であるから図6、図7に示すような密閉形により全
周面を拘束し圧縮する成形法による。
【0030】図1、図3に示すように上記加水圧縮成形
により吸水性粗粒状物1の周面形状を円形2又は多角形
3(例えば六角形又は八角形)に賦形し、上面と下面の
双方又は一方の形状を凸曲形4に賦形する。
【0031】又は図2、図3に示すように、上記加水圧
縮成形により吸水性粗粒状物1の周面形状を円形2又は
多角形3(例えば六角形又は八角形)に賦形し、上面と
下面の双方又は一方の形状を凹曲形5に賦形する。
【0032】上記定形性の付与は均一な敷設と敷設量の
定量化、並びに敷設面における尿吸収の均質性を達成す
る上で有利である。加えて吸水性粗粒状物1の上下面の
凸曲形4と凹曲形5の形状は図4、図5に示すように、
尿の捕捉作用を高める。
【0033】即ち、図4A,Bに示すように、凸曲形4
の面が便器を形成するトレー等の敷設面6に対し下向き
に接するように置設された時、該凸曲形4の頂点の周囲
に環状空隙7を形成し、この環状空隙7は毛管現象によ
り尿8を保水しつつ各粗粒状物1による吸水を促す手段
となる。
【0034】又図5A,Bに示すように、凹曲形5が敷
設面6に対し上向きに置設された時、該凹曲形5は尿8
の受け皿となって保水しつつ各粗粒状物1による吸水を
促す手段となる。
【0035】図4B及び図5Bに示すように、吸水性粗
粒状物1の上面と下面の一方の形状を凸曲形4又は凹曲
形5に賦形した場合には敷設面6に対し下向きに接する
か上向きになる確率は全敷設粗粒状物において2分の1
である。
【0036】又吸水性粗粒状物1の上面と下面の双方の
形状を凸曲形4又は凹曲形5に賦形した場合には、図4
A,図5Aに示すように、敷設面6に対し略全量の吸水
性粗粒状物1の凸曲形4部が敷設面6に接する確率を有
し、同様に略全量の吸水性粗粒状物1の凹曲形5部が敷
設面6に対し上向きに配向され受尿皿を形成する確率を
有する。
【0037】又上面と下面の双方を凹曲形5にした場合
には、下向きの凹曲形の環状エッジ9が上向きの凹曲形
5部を溢れて流出した尿を良好に吸収する。上記吸水性
粗粒状物1を図6、図7に示す密閉形で圧縮成形するこ
とにより、粗粒状物1の環状エッジ9に他の面に比べ圧
縮密度の粗なる線状領域を形成する。即ち圧縮密度が粗
で吸水性が良好な環状エッジ9を組成する。 <圧縮成形法について>上記第1、第2実施形態例にお
ける吸水性粗粒状物は、一例として図6、図7に示すよ
うな密閉形で吸水材を拘束し全方向より圧縮を与えるこ
とにより定形に成形する。
【0038】この成形型は円形又は多角形の貫通成形孔
10を有する周面成形用型11と、該貫通成形孔10内
に上方から突入される一本又は複数本の加圧ピン12を
単位として有する上面成形用加圧型と、貫通成形孔10
内に下方から挿入されている一本又は複数本の受圧ピン
14を単位として有する下面成形用受圧型15とから成
り、貫通成形孔10内に吸水材(前記各種添加材を選択
的に配合した吸水材を含む)を充填した後、加圧ピン1
2と受圧ピン14とを貫通成形孔10内において型締め
し、目的とする周面形状と上下面形状を与える。
【0039】図6Aに示すように、吸水性粗粒状物1の
上面と下面の形状を凸曲形5に賦形する場合には、加圧
ピン12と受圧ピン14の対向する端面形状を凹曲形に
する。
【0040】又図7Aに示すように、吸水性粗粒状物1
の上面と下面の形状を凹曲形4に賦形する場合には、加
圧ピン12と受圧ピン14の対向する端面形状を凸曲形
にする。
【0041】更に図6B,図7Bに示すように、吸水性
粗粒状物1の上面と下面の一方の形状を凸曲形4又は凹
曲形5にする場合には、前者においては加圧ピン12又
は受圧ピン14の一方を凹曲形にし、後者においては同
一方を凸曲形にする。
【0042】上記定形に賦形された吸水性粗粒状物1は
図3,A,Bに示すように、円形2にした周面形状によ
り点接触して均一に敷詰める機会を作り、同様に多角形
3にした周面形状により辺接触して均一に敷詰める機会
をより多く作る。
【0043】同時に図4、図5に基いて説明した如き、
凸曲形4又は凹曲形5による尿捕捉効果を高めて吸水を
促し、結果として排尿領域外の粗粒状物への過度の尿浸
潤を抑止する。 <第3実施形態例(図8参照)>この第3実施形態例に
おいては、第1、第2実施形態例により形成された吸水
性粗粒状物1中に吸水性ポリマーを配合し、該吸水性ポ
リマーの一部が上記吸水性粗粒状物1の表面に弱反応被
層16を形成している。
【0044】この吸水性ポリマーを配合した粗粒状物1
にシャワー等により水分を貧含浸することにより、吸水
性ポリマーが完全に反応しない、上記弱反応被層16を
形成できる。
【0045】弱反応被層16はカバーコートとして機能
し、上記吸水性粗粒状物の表面を吸水性ポリマー以外の
物質から成るカバーコートで一体に覆う思想を開示して
いる。
【0046】上記吸水性ポリマー以外の物質の適例とし
ては澱粉被層又はポリビニールアルコール被層又はポリ
エチレングリコール被層又はポリプロピレングリコール
被層である。
【0047】これらは溶液にして圧縮成形により定形に
粒状化された粗粒状物1の表面にシャワー状に適量散布
し、同粗粒状物1の表層部に浸透させて上記カバーコー
トを形成する。
【0048】上記吸水性ポリマーによる弱反応被層16
を含めたカバーコートは、吸水性粗粒状物1の環境に対
する耐候性を付与し、経時変化を防止し、吸水効果を長
期に亘り保全すると共に、内部に配合された添加材の効
果を健全に維持し、加えて粗粒状物の保形効果を具有せ
しめ、粒子相互の摩擦による粉立ちを防止し、尿に接し
た時の粒状物相互の凝結作用を発揮する。殊に吸水材を
無加水状態で定形に圧縮成形して粒状化する第1実施形
態例においては、吸水材即ち吸水性粗粒状物1内に、吸
水性ポリマーに代表される温度や水分に反応する添加材
を自由に配合して機能向上を図ることができ、上記カバ
ーコートはこの添加材による機能付加作用を遺憾なく発
揮せしめる。
【0049】本発明は第1、第2、第3実施形態例の吸
水性粗粒状物1を紙粉でまぶしつつカバーコートを施す
場合を実施形態例として含む。この紙粉はカバーコート
による保形並びに品質保全効果に加え、初期吸水効果を
適度に発揮せしめる上で有効である。
【0050】
【発明の効果】上記無加水状態で圧縮成形し定形に造粒
した吸水性粗粒状物は尿の吸水が迅速で、トイレに流し
た時の離解性に優れた特徴を発揮する。
【0051】又定形性を与えることにより敷設量の定量
化、均一化を図る利点を享受でき、これにより浪費を有
効に防止し、排尿面域において均質な吸水効果を発揮せ
しめることができる。
【0052】又無加水圧縮成形により水分や温度に反応
する添加材を自由に添加し排尿処理材としての機能を富
加することができる。加えて水処理設備や乾燥設備を不
要とし生産ラインの合理化を達成できる。
【0053】又上記吸水性粗粒状物の上下面形状の双方
又は一方を凸曲形又は凹曲形に賦形することにより、前
記の通り尿の保水効果を高めて吸水を促すことができ、
これにより尿の拡散、隣接する粗粒状物への過度の尿浸
潤を有効に抑止し、排尿領域の粗粒状物を除去し新しい
粗粒状物を補充し復元できる効果を有効に生かすことが
できる。この効果は粗粒状物を無加水圧縮成形にて定形
に造粒する構成にすることにより一層向上される。
【0054】又吸水性粗粒状物を薄いカバーコートで被
層することにより、同粗粒状物の吸水性能を健全に保全
し、又内添された吸水性ポリマーの効用を健全に発揮せ
しめることができ、加えて粗粒状物を有効に保形するこ
とができる。この効果は無加水吸水材を圧縮成形により
定形に造粒した場合に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】A,Bは上下面の一方又は双方の形状を凸曲形
に賦形した吸水性粗粒物から成る動物の排尿処理材の断
面図である。
【図2】A,Bは上下面の一方又は双方の形状を凹曲形
に賦形した吸水性粗粒状物から成る動物の排尿処理材の
断面図である。
【図3】A,Bは上記図1、図2の吸水性粗粒状物の周
面形状を円形又は多角形に賦形し、敷設した状態を示す
平面図である。
【図4】A,Bは上記図1A,Bに示す凸曲形を有する
吸水性粗粒状物を敷設した場合の尿保水効果を説明する
同粗粒状物の断面図である。
【図5】A,Bは上記図2A,Bに示す凹曲形を有する
吸水性粗粒状物を敷設した場合の尿保水効果を説明する
同粗粒状物の断面図である。
【図6】A,Bは上記図1A,Bに示す吸水性粗粒状物
に凸曲形を付与する成形型の断面図である。
【図7】A,Bは上記図2A,Bに示す吸水性粗粒状物
に凹曲形を付与する成形型の断面図である。
【図8】上記図1、図2の吸水性粗粒状物をカバーコー
トで被層した場合を示す断面図である。
【符号の説明】
1 吸水性粗粒状物 2 円形 3 多角形 4 凸曲形 5 凹曲形 6 敷設面 7 環状空隙 8 尿 9 エッジ 16 弱反応被層

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無加水状態で圧縮成形により定形に造粒さ
    れた吸水性粗粒状物から成り、上記吸水性粗粒状物中に
    吸水性ポリマーが配合され、該吸水性ポリマーが上記吸
    水性粗粒状物の表面に弱反応被層を形成している動物用
    排尿処理材。
  2. 【請求項2】圧縮成形により定形に造粒された吸水性粗
    粒状物から成り、同粗粒状物は周面形状が円形又は多角
    形で上面と下面の双方又は一方の形状が凸曲形に賦形さ
    れている動物用排尿処理材。
  3. 【請求項3】圧縮成形により定形に造粒された吸水性粗
    粒状物から成り、同粗粒状物は周面形状が円形又は多角
    形で上面と下面の双方又は一方の形状が凹曲形に賦形さ
    れている動物用排尿処理材。
  4. 【請求項4】上記吸水性粗粒状物中に吸水性ポリマーが
    配合され、該吸水性ポリマーが上記吸水性粗粒状物の表
    面に弱反応被層を形成している請求項2又は3記載の動
    物用排尿処理材。
  5. 【請求項5】上記吸水性粗粒状物の表面をカバーコート
    で一体に覆ったことを特徴とする請求項2又は3記載の
    動物用排尿処理材。
  6. 【請求項6】無加水状態で圧縮成形により定形に造粒さ
    れた吸水性粗粒状物から成り、上記吸水性粗粒状物の表
    面を吸水性ポリマー又はポリビニールアルコール又は紙
    粉又は澱粉又はポリエチレングリコール又はポリプロピ
    レングリコールから成るカバーコートで一体に覆ったこ
    とを特徴とする動物用排尿処理材。
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