JP2832628B2 - 熱可塑性樹脂の成形装置の運転開始方法及び装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂の成形装置の運転開始方法及び装置

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JP2832628B2 JP2073521A JP7352190A JP2832628B2 JP 2832628 B2 JP2832628 B2 JP 2832628B2 JP 2073521 A JP2073521 A JP 2073521A JP 7352190 A JP7352190 A JP 7352190A JP 2832628 B2 JP2832628 B2 JP 2832628B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、熱可塑性樹脂の成形装置の運転開始方法及
び装置に関し、特に、シートやフィルムの成形分野、な
かでも延伸シートやフィルムの成形分野にて用いられ
る。
〈従来の技術〉 先ず、第7図を参照して、熱可塑性樹脂からシートや
フィルムを形成(製膜)する成形装置のシステムを説明
する。
ペレット状等の樹脂原料は、ホッパー1より供給さ
れ、押出機2にて加熱されつつ、混練され、溶融状態に
されて押し出される。
溶融樹脂は、直管3を経て、吐出精度を向上させるた
めに介装されたギアポンプ4に至り、定量的に押し出さ
れる。
その後、溶融樹脂は、曲管5を経て、後に詳述する濾
過装置6に至り、濾過される。
これは、溶融樹脂中の異物やゲル(樹脂が三次元的に
架橋した固形の微粒子)を除去して、成形品(シートや
フィルム)にこれらが混入して、不良品ができることを
防止するためである。
濾過後、溶融樹脂は、曲管7,直管8,曲管9を経て、口
金10に至る。
そして、口金10にてシート状或いはフィルム状に押し
出され、冷却ドラム11の表面に密着接触され、冷却され
た後、引き剥がしロール12により引き剥がされ、冷却さ
れたシート或いはフィルム13として、次工程に送られ
る。
次に、第8図を参照して、濾過装置6の一例として、
ディスク状のフィルタエレメントを有する濾過装置(以
下、単に「ディスクフィルタ装置」という。)を説明す
る。
蓋付きの有底円筒状の濾過ケース21の底21aには、曲
管5に連通する上流側流入口22が開口され、蓋21bに
は、曲管7に連通する下流側出口23が開口されている。
下流側流出口23に連通して、蓋21bには一体に、濾過
ケース21内に延びる、上流側(図で下側)が閉塞し外周
面に比較的大きな内外を連通する複数の集合孔24aを有
するセンターポスト24が形成されている。
センターポスト24周りには、センターポスト24を中心
として、内外を連通する多数の微小な濾過孔(図示せ
ず)を有する中空円盤状のディスクフィルタエレメント
25が多数枚積層されている。
上流側流入口22に連通している濾過ケース21内部空間
は、濾過孔を介してディスクフィルタエレメント25内部
空間と連通し、またディスクフィルタエレメント25内部
空間は、集合孔24aを介して、センターポスト24内部空
間と連通し、センターポスト24内部空間は、下流側流出
口23に連通している。
尚、ディスクフィルタエレメンタ25は、中空円盤状に
ステンレス繊維製の織物を形成し、これを焼結して、濾
過中に樹脂の圧力がかかっても織り目がずれて粗密を生
じないように、例えば、焼結処理等を施して、接触して
いる繊維同志を一体化して固定するようにしているが、
この焼結の際、濾過孔となる織り目の隙間が閉塞しない
ように、焼結温度,時間等を調整する必要がある。
使用に際して、ギアポンプ4によって吐出された溶融
樹脂は、上流側流入口22より濾過ケース21内に流入し、
後続する溶融樹脂に押し出されるようにして、濾過孔を
通過してディスクフィルタエレメント25内に至り、濾過
される。
各ディスクフィルタエレメント25により濾過された溶
融樹脂は、集合孔24aを通過してセンターポスト24内に
集まり、下流側流出口23を介してディスクフィルタ装置
6から流出する。
尚、このタイプの濾過装置は、濾過面積を非常に大き
くすることができる反面、構造が非常に複雑となるのが
欠点である。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、かかる熱可塑性樹脂の成形装置において、
成形装置を新規に組み立てて、運転を開始する場合や、
運転中に濾過装置が目詰まり等を起こして、新しい濾過
装置に取り替えた場合には、濾過装置内が空気で満たさ
れているので、この状態で、運転を開始或いは再開する
と、空気の一部が濾過装置内に留まり、この空気が樹脂
中の気泡として少量ずつ長時間にわたって排出され、口
金より吐出されたシートやフィルムに気泡が含まれると
いう不都合があった。
これは、濾過装置の内容積が大きく、内部構造が複雑
なために、運転開始(再開)にあたって、濾過装置内に
樹脂を充満していっても、濾過装置内の空気を完全に溶
融樹脂で置換して、口金から外に押し出すことができ
ず、成形中、濾過装置の何処かに空気が残留していて、
それが僅かずつ気泡となって溶融樹脂に混入するためと
考えられる。
そこで、この対策として、従来は、空気が滞留しそう
な箇所(例えば、第8図のA箇所)にブリードバルブ26
を設け、運転開始(再開)時に、開弁して、ここから、
暫く、ディスクフィルタ装置6内の空気を樹脂に随伴さ
せて排出し、流出した樹脂中に気泡の混入が認められな
くなった時点で、ブリードバルブ26を閉じ、この時点か
ら、正規の製膜を開始するようにしている。
また、別法として、樹脂の温度や押出速度を振らせて
(上下させて)、濾過装置内の樹脂流動に変化を与える
ことによって、滞留している空気を系外に押し出すよう
にしている。
しかしながら、このような従来の方法では、若干の効
果はあるものの、依然、口金10から流出する樹脂中には
長時間にわたって空気が混入しているという問題点があ
った。
気泡を含んだシートやフィルムは、商品価値が損なわ
れるだけでなく、特に、これを用いて延伸シート或いは
延伸フィルムの製造を行う場合においては、気泡の箇所
に延伸の応力が集中し、破断してしまい、原料の生産歩
留りや生産性が著しく悪化するという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、樹脂中に気泡が混入
することを回避できるように、運転開始(再開)時に濾
過装置内から速やかに空気を排出できる熱可塑性樹脂の
成形装置の運転開始方法及び装置を提供することを目的
とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、本発明は、下記(1)の
方法及び(2)の装置を提供する。
(1) 押出機より連続的に押し出される溶融状態の熱
可塑性樹脂を、濾過装置にて濾過し、口金から流出させ
ることによって形成する熱可塑性樹脂の成形装置の運転
開始時に、 未だ樹脂が流入していない空の濾過装置に、樹脂を流
入させるに際し、濾過装置内を下流側から真空状態に保
ちつつ、濾過装置内に樹脂を充満させるようにする。
(2) 押出機より連続的に押し出される溶融状態の熱
可塑性樹脂を、濾過装置にて濾過し、配管を介して、口
金から流出させることによって成形する熱可塑性樹脂の
成形装置において、 前記配管を分岐して、真空負圧装置を接続する一方、
運転開始時に前記濾過装置側と前記真空負圧装置側とを
連通して前記口金側を遮断し、それ以外のときは前記濾
過装置側と前記口金側とを連通して前記真空負圧総理側
を遮断する開閉装置を設ける。
〈作用〉 上記の構成では、それぞれ下記の作用を生じる。
(1) 熱可塑性樹脂の成形装置の運転開始時に、濾過
装置の下流側から、濾過装置内を真空状態に保ちつつ、
濾過装置内に樹脂を充満させるようにする。
これにより、濾過装置内の空気を速やかに溶融樹脂で
完全に置換することができる。
(2) 熱可塑性樹脂の成形装置において、濾過装置の
下流側に設けられた配管を分岐して、真空負圧装置を接
続し、成形装置の運転開始時に、開閉装置により、濾過
装置側と真空負圧装置側とを連通させ、濾過装置を真空
状態に保ちつつ、濾過装置内に樹脂を充満させるように
する。
これにより、濾過装置内の空気を速やかに溶融樹脂で
完全に置換することができる。
尚、運転開始後、即ち、溶融樹脂の流れ先端が濾過装
置を通過し後は、直ちに、開閉装置により真空負圧装置
側を遮断して、常圧に戻し、濾過装置側と口金側とを連
通させて、口金より樹脂を流出させて、成形を行う。
〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
が、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の例に限
定されるものではない。
第1図を参照して、本実施例の成形装置のシステムを
説明する。
尚、従来例と同一箇所には同一符号を付して、説明を
省略する。
ディスクフィルタ装置6下流側に開閉装置としての2
位置3方弁15を介して、真空負圧装置としの真空ポンプ
14を配管16により接続する。
即ち、配管としての曲管7と直管8との間に、一位置
で、ディスクフィルタ装置6側と真空ポンプ14側とを連
通すると共に、口金10側を遮断し、また、他位置で、デ
ィスクフィルタ装置6側と口金10側とを連通すると共
に、真空ポンプ14側を遮断する2位置3方弁15(後に詳
述)を介装する。
尚、ディスクフィルタ装置6と曲管5,7との接続箇所
及び2位置3方弁15と曲管7との接続箇所には、真空シ
ール用のガスケットが設けられている。
前記装置の使用に際しては、運転の開始(或いは再
開)に先立って、先ず、2位置3方弁15を一位置の状態
にしておく。
この後、押出機2から樹脂の押し出しを開始して、溶
融樹脂がギアポンプ4を通過した時点で、真空ポンプ14
の作動を開始して、これより上流側の、ディスクフィル
タ装置6内を含む溶融樹脂先端までの間を真空状態にす
る。
真空度としては、730mmHg以上(対象域の残圧は30mmH
g以下)が好ましいが、特に限定するものではない。
こうして、真空状態のまま、押し出しを続行し、ディ
スクフィルタ装置6内を溶融樹脂で完全に充満して、溶
融樹脂の流れ先端がディスクフィルタ装置6を通過した
時点で、真空ポンプ14の作動を停止させて、流路内に徐
々に常圧に戻し、2位置3方弁15を他位置に切り換え、
このまま、溶融樹脂の押し出しを続行する。
以上の操作によって、口金10からは、運転開始当初よ
り、気泡の混入していないシートやフィルムを流出させ
ることができる。
また、流路内の溶融樹脂先端の位置を検出するため
に、例えば、樹脂温度センサや樹脂圧力センサ等を流路
内の必要箇所(ギアポンプ4を通過した箇所及びディス
クフィルタ装置6を通過した箇所)に設けて、2位置3
方弁15を一位置或いは他位置に自動切換えするようにす
ると良い。
更に、配管16の途中に、トラップを設けておくと、溶
融樹脂やその中の発揮成分が真空ポンプ14内に直接流入
することを防止できる。
以上説明したように、本実施例において、ディスクフ
ィルタ装置6内に空気が満たされている状態での運転開
始(或いは再開)時に、2位置3方弁15を一位置にし
て、ディスクフィルタ装置6内の空気を真空ポンプ14に
より排出して真空状態にし、更に、濾過装置6内を溶融
樹脂で充満させてから、2位置3方弁15を他位置にし
て、製膜を開始するようにしたので、樹脂中に気泡が混
入することがなく、もって、押出初期から、成形品であ
るシートやフィルム中に気泡が混入することを回避で
き、高品質の成形品を生産性良く得ることができる。
また、気泡が混入してないので、かかるシートやフィ
ルムを延伸に供しても、破断することがなく、生産歩留
りが向上する。
更に、濾過装置としては、ディスクフィルタ式のもの
に限らず、キャンドルフィルタ、円筒フィルタ等でもよ
く、これら構造が比較的複雑で内容積が大きい濾過装置
の場合に、本発明の効果が発揮される。
本発明の方法及び装置に適用可能な熱可塑性樹脂とし
ては、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレ
フタレート,ポリエチレンナフタレート等のポリエステ
ル類、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブテン,ポ
リ4メチルペンテン1,エチレン酢酸ビニルコポリマー,
エチレンビニルアルコールコポリマー等のポリオレフィ
ン類、ナイロン6,ナイロン66,ナイロン610,ナイロン11,
ナイロン12,ポリメタキシリレンアジペート等のナイロ
ン類、ポリメチルメタクリレート,ポリt−ブチルアク
リレート,ポリイソプロピルアクリレート等のアクリル
ポリマー類,ポリスチレン,ポリフェニレンサルファイ
ド,ポリエーテルエーテルケトン等及びこれらの変性
体、混合体等が挙げられる。
次に、第2図〜第6図を参照して、2位置3方弁15の
具体例について詳述する。
尚、第2図は2位置3方弁15の正面図、第3図はその
左側面図、第4図はそのIV−IV矢視図、第5図はその一
位置の状態を示すV−V断面図、第6図はその他位置の
状態を示すV−V断面図である。
弁ケース31に、軸方向に形成された断面円形の摺動孔
31aにスプール弁32が摺動自在に嵌入されている。
弁ケース31には、また、摺動孔31aと直交する方向
に、上流側口33と下流側口34とが形成されている。
スプール弁32には、後退位置(一位置,第5図の状
態)にて、上流側口33と連通し、屈曲して軸方向に延
び、スプール弁32先端面に負圧側口35を開口する流路B
が形成されている。
スプール弁32には、また、進出位置(他位置,第6図
の状態)にて、上流側口33と連通し、軸方向と直角に延
び、下流側口34に連通する流路Cが形成されている。
また、弁ケース31の一方の端面には、後述する位置決
めガイド板38の4個のガイド孔38aをそれぞれ貫通し
て、4本のガイドロッド36が突設されている。
これらガイドロッド36の先端には、中心位置に後述す
るネジロッド40に螺合するネジ孔(図示せず)を有する
板状のストッパー37が固定されている。
スプール弁32の基端には、スプール弁32の進出位置で
弁ケース31の基端に当接する、位置決めガイド板38がボ
ルト39により固定されている。
更に、スプール弁32の基端には、位置決めガイド板38
の中心位置を貫通する。ネジロッド40の一端が回転可能
に且つ軸方向の動きは規制するように係止されている。
つまり、ネジロッド40の一端にそれより大径の鍔41が
ボルト42により固定されており、これがスプール弁32内
にくり抜き形成された孔部43に軸受け44を介して回転自
在に内包されている。
ネジロッド40の他端には、ネジロッド44回転用のハン
ドル45が取付けられている。
尚、弁ケース31とスプール弁32との摺動面は、先端側
と基端側とにて、それぞれグランドシール46,47よりシ
ールされており、グランドシール46,47は押さえ板46a,4
7aにより固定されている。
使用に際しては、ハンドル45を手動にて回転させるこ
とにより、ネジロッド40が回転するが、このネジロッド
40は、固定のストッパー37に螺合しているので、ネジロ
ッド40は回転により軸方向に動き、位置決めガイド板38
及びスプール弁32がガイドロッド36により案内されつ
つ、軸方向に摺動する。
このようなハンドル45の回転操作により、スプール弁
32の後退位置にて、上流側口33と負圧側口35とは流路B
により連通され、且つ下流側口34は遮断される。
また、スプール弁32の進出位置にて、上流側口33と下
流側口34は流路Cにより連通され、且つ負圧側口35は遮
断される。
尚、開閉装置は、上記のものに限定されないが、流路
内に樹脂の滞留箇所が生じないように設計することが必
要である。
以下に実験例と比較例とを示す。
(a) 実験例 成形装置の運転開始時に、2位置3方弁15を一位置に
設定し、押出初期は、吐出量70kg/hの極めてゆっくりし
た吐出速度で、押し出しを開始した。
溶融樹脂がギアポンプ4を通過した時点で、真空ポン
プ14の作動を開始き、ディスクフィルタ装置6内を真空
度759mmHg(残圧1mmHg)に保ちつつ、押し出しを続行し
た。
ディスクフィルタ装置6内が溶融樹脂で完全に充満さ
れた後、流路内を常圧に戻し、2位置3方弁を他位置に
切換え、更に押し出しを続行した。
溶融樹脂が口金10より流出するのを確認した後、押出
速度を徐々に増加し、吐出量600kg/hで製膜を行い、厚
さが約150μ,幅1400mmの連続シートを得た。
このシートは、気泡のない良好なものであった。
更に、製膜を続行しつつ、次工程で、縦延伸機と横延
伸機にて、縦3倍×横3.2倍の条件で、二軸延伸を行
い、横延伸機内での破断回数をチェックした。
その結果、表1に示すように、破断を生じることは殆
どなかった。
尚、装置の条件は下記の通りである。
また、成形に供した樹脂は、ポリアミド(ノバテック
1020,三菱化成株製)である。
押出機 口径200mmφ,L/D=28 ギアポンプ 吐出量500cc/rev 濾過装置 ディスクフィルタ装置(12インチのリー
フディスクを70枚使用) 2位置3方弁 樹脂流路口径は50mmφ トラップ 内容積60の耐真空タンクを2位置3方
弁と真空ポンプとの間の配管に設置した 真空ポンプ オイル式真空ポンプ 口金 シート用ダイ(面長1500mm) (b) 比較例 濾過装置にブリードバルブ(第8図の26参照)を有す
るものを使用し、押出当初は、吐出量70kg/hの極めてゆ
っくりした吐出速度で、押し出しを開始し、ブリードバ
ルブから流出する樹脂に空気(気泡)が混入しなくなっ
たと判断された時点で、ブリードバルブを閉じて押出速
度を徐々に増加し、吐出量600kg/hで製膜を行い、厚さ
が約150μ、幅1400mmの連続シートを得た。
このシートには、時々、気泡が混入していた。
更に、製膜を続行しつつ、次工程で、縦延伸機と横延
伸機にて、縦3倍×横3.2倍の条件で、二軸延伸を行
い、横延伸機内での破断回数をチェックした。
結果は、表1に示すように、時間経過とともに破断回
数は減少していくものの、実験例に比較し、破断回数は
極めて多かった。
装置の条件は、実験例と同様で、下記の通りである。
また、使用した樹脂も実験例と同様に、ポリアミド
(ノバテック1020,三菱化成株製)である。
押出機 口径200mmφ,L/D=28 ギアポンプ 吐出量5000cc/rev 濾過装置 ディスクフィルタ装置(12インチのリーフ
ディスクを70枚使用,ブリードバルブ付き) 口金 シート用ダイ(面長1500mm) 表1 〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、以下の効果を
得ることができる。
濾過装置内に空気が満たされている状態での運転開始
(或いは再開)時に、濾過装置内の空気を排出して、真
空状態にし、更に、この状態のまま濾過装置内を樹脂で
充満させた後、口金から樹脂を流出させるようにしたの
で、樹脂中に気泡が混入することがなく、もって、押出
初期から、成形品中に気泡が混入することを回避でき、
高品質の成形品を得ることができ、成形品の品質を向上
させ、生産歩留りを高めることができる。
従って、本発明の産業上の利用価値は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置のシステム図、第
2図は2位置3方弁の正面図、第3図はその左側面図、
第4図はそのIV−IV矢視図、第5図はその一位置の状態
を示すV−V断面図、第6図はその他位置の状態を示す
V−V断面図、第7図は従来例を示す装置のシステム
図、第8図は従来の濾過装置の縦断面図である。 2……押出機、6……ディスクフィルタ装置、7……曲
管、8……直管、10……口金、14……真空ポンプ、15…
…2位置3方弁、31……弁ケース、32……スプール弁、
33……上流側口、34……下流側口、35……負圧側口、45
……ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−96653(JP,A) 特開 昭49−23853(JP,A) 特開 昭50−140961(JP,A) 特開 昭52−151354(JP,A) 特開 昭60−96429(JP,A) 特開 平1−206020(JP,A) 実開 昭57−185529(JP,U) 実開 昭61−67106(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出機より連続的に押し出される溶融状態
    の熱可塑性樹脂を、濾過装置にて濾過し、口金から流出
    させることによって成形する熱可塑性樹脂の成形装置の
    運転開始時に、 未だ樹脂が流入していない空の濾過装置に、樹脂を流入
    させるに際し、濾過装置内を下流側から真空状態に保ち
    つつ、濾過装置内に樹脂を充満させるようにしたことを
    特徴とする熱可塑性樹脂の成形装置の運転開始方法。
  2. 【請求項2】押出機より連続的に押し出される溶融状態
    の熱可塑性樹脂を、濾過装置にて濾過し、配管を介し
    て、口金から流出させることによって成形する熱可塑性
    樹脂の成形装置において、 前記配管を分岐して、真空負圧装置を接続する一方、運
    転開始時に前記濾過装置側と前記真空負圧装置側とを連
    通して前記口金側を遮断し、それ以外のときは前記濾過
    装置側と前記口金側とを連通して前記真空負圧装置側を
    遮断する開閉装置を設けたことを特徴とする熱可塑性樹
    脂の成形装置の運転開始装置。
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