JP2832600B2 - 密着型イメージセンサ - Google Patents
密着型イメージセンサInfo
- Publication number
- JP2832600B2 JP2832600B2 JP62103701A JP10370187A JP2832600B2 JP 2832600 B2 JP2832600 B2 JP 2832600B2 JP 62103701 A JP62103701 A JP 62103701A JP 10370187 A JP10370187 A JP 10370187A JP 2832600 B2 JP2832600 B2 JP 2832600B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image sensor
- light
- shielding film
- contact
- semiconductor substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数個のリニアーイメージセンサチップを
直線状に配列した密着型イメージセンサに関する。 〔発明の概要〕 本発明は、密着型イメージセンサ中のイメージセンサ
チップの画素(受光素子)配列方向の端部とこの端部に
最も近い画素との間を遮光層で覆うことにより、端部近
辺の画素の解像度の低下を防ぐものである。 〔従来の技術〕 密着型イメージセンサに用いられるCCDやMOS型のイメ
ージセンサチップは、それを直線状に並べたとき、隣接
するイメージセンサチップ間で画素ピッチが大きくなら
ないように、端部の画素はできるだけ端部に寄せて形成
する必要がある。 第2図は、従来の密着型イメージセンサに用いられる
pn接合型のイメージセンサチップの一例を示す断面図で
ある。半導体基板1に画素拡散層2を形成し、中間絶縁
層3を介して遮光用Al層4が形成され、さらに保護層5
が形成されている。一般にこれのイメージセンサチップ
はウェハー上に複数個形成され、その後切断されるた
め、保護層5は切断時にクラック等が入らないように、
切断部よりも内側に形成されている。また、一般の半導
体プロセスにおいてはAl層4は保護層5のさらに内側に
形成されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 第2図において、イメージセンサチップの端面6と端
面6付近のAl層4の間Xに入射した光は、半導体基板1
に入射し、ここで電子正孔対を発生させる。この少数キ
ャリアである正孔は拡散により端部の画素7のpn接合
や、さらに内側の画素8のpn接合に到達する。これによ
り端部の画素7や画素8の出力が増加したり、画素7と
画素8間の解像度が低下したりする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、密着型イメージセンサ中のイメージセン
サチップの画素配列方向の端部とこの端部に最も近い画
素との間を遮光層で覆うことにより上記問題点を解決し
た。 〔実施例〕 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は本発明の密着型イメージセンサに用いら
れるpn接合型のイメージセンサチップの一例を示す断面
図である。半導体基板1に画素拡散層2を形成し、中間
絶縁層3を介して遮光用Al層4が形成され、さらに保護
層5が形成されている。ここで端面6付近のAl4は、端
面6と端面に最も近い画素7との間を完全に覆うように
形成されている。したがって、端部の基板内に光が到達
することはないので、解像度の低下や、端部の画素7や
画素8の出力の増加は起こらない。第1図に示す様に、
本願発明ではイメージセンサチップの端部でイメージセ
ンサチップを構成する半導体基板の表面で遮光層4が接
触して形成されています。 従って、イメージセンサチップ端部から最も近い受光
素子の周辺の半導体基板の電位が固定することができま
す。 従って、イメージセンサチップ端部から最も近い受光
素子の読み込み特性が、イメージセンサチップ端部の近
くにない他の受光素子の読み込み特性とがほぼ等しくな
り、各受光素子から均一の読み取り出力を得ることがで
きます。 また、イメージセンサチップ端部で斜め上方から進入
する光が、半導体基板の表面に接触して形成された遮光
層4で完全にさえぎられるので、端部から最も近い受光
素子に悪影響を与えることはありません。ここで上述の
ように形成された遮光層はAlでなくてもよいし、CCDやM
OS型等のイメージセンサチップにも適用できる。 また、第1図に示す様に遮光層4が画素拡散層2を覆
わない構成として、イメージセンサチップの感度をあげ
ています。 〔発明の効果〕 この発明は、以上説明したように、画素配列方向の端
部とこの端部に最も近い画素との間を、遮光層で覆うと
いう簡単な構造で、端部の画素の出力増や解像度の低下
を防いだイメージセンサチップを用いて解像度の良い密
着型イメージセンサを得ることができる。
直線状に配列した密着型イメージセンサに関する。 〔発明の概要〕 本発明は、密着型イメージセンサ中のイメージセンサ
チップの画素(受光素子)配列方向の端部とこの端部に
最も近い画素との間を遮光層で覆うことにより、端部近
辺の画素の解像度の低下を防ぐものである。 〔従来の技術〕 密着型イメージセンサに用いられるCCDやMOS型のイメ
ージセンサチップは、それを直線状に並べたとき、隣接
するイメージセンサチップ間で画素ピッチが大きくなら
ないように、端部の画素はできるだけ端部に寄せて形成
する必要がある。 第2図は、従来の密着型イメージセンサに用いられる
pn接合型のイメージセンサチップの一例を示す断面図で
ある。半導体基板1に画素拡散層2を形成し、中間絶縁
層3を介して遮光用Al層4が形成され、さらに保護層5
が形成されている。一般にこれのイメージセンサチップ
はウェハー上に複数個形成され、その後切断されるた
め、保護層5は切断時にクラック等が入らないように、
切断部よりも内側に形成されている。また、一般の半導
体プロセスにおいてはAl層4は保護層5のさらに内側に
形成されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 第2図において、イメージセンサチップの端面6と端
面6付近のAl層4の間Xに入射した光は、半導体基板1
に入射し、ここで電子正孔対を発生させる。この少数キ
ャリアである正孔は拡散により端部の画素7のpn接合
や、さらに内側の画素8のpn接合に到達する。これによ
り端部の画素7や画素8の出力が増加したり、画素7と
画素8間の解像度が低下したりする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、密着型イメージセンサ中のイメージセン
サチップの画素配列方向の端部とこの端部に最も近い画
素との間を遮光層で覆うことにより上記問題点を解決し
た。 〔実施例〕 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は本発明の密着型イメージセンサに用いら
れるpn接合型のイメージセンサチップの一例を示す断面
図である。半導体基板1に画素拡散層2を形成し、中間
絶縁層3を介して遮光用Al層4が形成され、さらに保護
層5が形成されている。ここで端面6付近のAl4は、端
面6と端面に最も近い画素7との間を完全に覆うように
形成されている。したがって、端部の基板内に光が到達
することはないので、解像度の低下や、端部の画素7や
画素8の出力の増加は起こらない。第1図に示す様に、
本願発明ではイメージセンサチップの端部でイメージセ
ンサチップを構成する半導体基板の表面で遮光層4が接
触して形成されています。 従って、イメージセンサチップ端部から最も近い受光
素子の周辺の半導体基板の電位が固定することができま
す。 従って、イメージセンサチップ端部から最も近い受光
素子の読み込み特性が、イメージセンサチップ端部の近
くにない他の受光素子の読み込み特性とがほぼ等しくな
り、各受光素子から均一の読み取り出力を得ることがで
きます。 また、イメージセンサチップ端部で斜め上方から進入
する光が、半導体基板の表面に接触して形成された遮光
層4で完全にさえぎられるので、端部から最も近い受光
素子に悪影響を与えることはありません。ここで上述の
ように形成された遮光層はAlでなくてもよいし、CCDやM
OS型等のイメージセンサチップにも適用できる。 また、第1図に示す様に遮光層4が画素拡散層2を覆
わない構成として、イメージセンサチップの感度をあげ
ています。 〔発明の効果〕 この発明は、以上説明したように、画素配列方向の端
部とこの端部に最も近い画素との間を、遮光層で覆うと
いう簡単な構造で、端部の画素の出力増や解像度の低下
を防いだイメージセンサチップを用いて解像度の良い密
着型イメージセンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の密着型イメージセンサに用いられる
イメージセンサチップの一例を示す断面図、第2図は、
従来の密着型イメージセンサに用いられるイメージセン
サチップの断面図である。 1……半導体基板 2……拡散層 3……中間絶縁層 4……Al等の遮光層 5……保護層 6……端面 7……端部の画素 8……内側の画素 X……端面と端面付近のAl等の遮光層の間
イメージセンサチップの一例を示す断面図、第2図は、
従来の密着型イメージセンサに用いられるイメージセン
サチップの断面図である。 1……半導体基板 2……拡散層 3……中間絶縁層 4……Al等の遮光層 5……保護層 6……端面 7……端部の画素 8……内側の画素 X……端面と端面付近のAl等の遮光層の間
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−261245(JP,A)
特開 昭57−145368(JP,A)
特開 昭59−85188(JP,A)
特開 昭58−155757(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
H01L 27/14
H01L 27/146
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.複数個のイメージセンサチップが直線状に配列され
ており、 前記それぞれのイメージセンサチップを構成する半導体
基板の表面部分に前記半導体基板の端部から離れて間隔
をおいて複数個の受光素子が直線状に配列されており、 前記半導体基板の端部で前記半導体基板に接触し、かつ
前記端部から最も近い受光素子を覆わない様に第一の遮
光膜が設けられており、 前記各々の受光素子の間に第二の遮光膜が設けられてい
ることを特徴とする密着型イメージセンサ。 2.前記第一の遮光膜が前記端部から前記半導体基板の
表面上に接触して設けられており、 前記第一の遮光膜に連続して中間絶縁層が前記複数個の
受光素子が直線状に配列されている前記半導体基板の表
面上に設けられており、 前記第一の遮光膜が前記中間絶縁層上に延長されて前記
中間絶縁層上に設けられている特許請求の範囲第1項記
載の密着型イメージセンサ。 3.前記第一の遮光膜と第二の遮光膜とが設けられた前
記中間絶縁層上に前記端部から離れて保護層が設けられ
ている特許請求の範囲第2項記載の密着型イメージセン
サ。 4.前記第一と第二の遮光膜がアルミニウムである特許
請求の範囲第3項記載の密着型イメージセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62103701A JP2832600B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 密着型イメージセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62103701A JP2832600B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 密着型イメージセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63269568A JPS63269568A (ja) | 1988-11-07 |
JP2832600B2 true JP2832600B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=14361061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62103701A Expired - Lifetime JP2832600B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 密着型イメージセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2832600B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57145368A (en) * | 1981-03-04 | 1982-09-08 | Hitachi Ltd | Semiconductor intergrated circuit |
JPH0732441B2 (ja) * | 1984-06-08 | 1995-04-10 | 松下電器産業株式会社 | イメージセンサチップの切断方法 |
-
1987
- 1987-04-27 JP JP62103701A patent/JP2832600B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63269568A (ja) | 1988-11-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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