JP2831900B2 - 板金伝動用ケース構造 - Google Patents

板金伝動用ケース構造

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JP2831900B2
JP2831900B2 JP8823893A JP8823893A JP2831900B2 JP 2831900 B2 JP2831900 B2 JP 2831900B2 JP 8823893 A JP8823893 A JP 8823893A JP 8823893 A JP8823893 A JP 8823893A JP 2831900 B2 JP2831900 B2 JP 2831900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交差する回転軸をギヤ
連動して軸受け支承する伝動用ケースの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記伝動用ケースは一般に複数分割され
ており、例えば図8に示すように、ギヤ伝動部を収納す
るケース部分30をアルミダイキャスト等の鋳造品に構
成するとともに、回転軸31を挿通支持する筒状のケー
ス部分32を鋼管あるいは鋳造品で構成し、これらに回
転軸33,31、ギヤ34、軸受け35、等の部品を組
み付けた後に、これらケース部分30、32をフランジ
36を介してボルト連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によると、複
数のケース部分の開口から多くの部品を順次組み込みな
がら一つの伝動用ケースを完成させることになるので、
組み立ての自動化が困難であり、生産性が低下するとと
もに、生産コストが高くなりがちであった。本発明は、
このような点に着目してなされたものであって、組み立
ての自動化が容易で、生産性が高く、かつ、生産コスト
低減にも有効となる伝動用ケースの構造を提供するっこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、交
差する回転軸をギヤ連動して軸受け支承する伝動用ケー
スを、板金プレス加工した一対の半割りケースをフラン
ジ接合で連結した二つ割り構造に構成し、接合したフラ
ンジの外周部を連続溶接するとともに、軸受け部位のフ
ランジを他の部位より幅広に形成して、この部位での軸
受けからフランジの外周部までの距離を大きく設定して
ある点にあり、その作用・効果は以下のようである。
【0005】
【作用】上記構成によると、例えば、一方の半割りケー
スの所定位置に軸受けやギヤを装着した回転軸を嵌め込
み装着したのち、この半割りケース上に他方の半割りケ
ースをフランジ合わせ状に被せ、この予備組み立てした
半割りケースを治具で固定した上で溶接ラインに送り、
接合したフランジの外周部を溶接ロボットで連続的に溶
接連結することで、内装部品を組み込んだ伝動用ケース
が完成する。この際、溶接による残留歪みが発生するこ
とは不可避であるが、軸受けを嵌め込む箇所において
は、軸受け部位がフランジ外周部の溶接部から大きく離
してあるため、軸受け部位が残留歪みによる影響を受け
ることが少なくなり、軸受けをガタ付きなく確実に内装
支持することができる。又、軸受け部位でない部位では
内装部品を外囲しているだけで、溶接による残留歪みが
発生しても特に支障はないので、この部位のフランジは
できるだけ幅に小さいフランジにすることで、フランジ
自体の強度を大きくし、ケース全体の強度を高めること
ができる。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、従来のように分割した
ケース部分の孔から各部品を順次組み込む必要がなく、
開放した半割りケースに容易に部品を装填でき、部品組
み立ての自動化が可能となる。又、フランジ接合した半
割りケースの溶接もロボット等を利用して自動化を図る
ことができ、ケース生産工程の多くの部分を自動化して
生産性の向上、及び、生産コストの低減を図ることが可
能となった。又、接合用のフランジの幅を内装する部品
に対応して合理的に設定することで、ケース全体の強度
を確保しながら、軸受け部位でのガタ付きや締め過ぎの
ない適正な軸支を行えるのである。
【0007】
【実施例】図1に本発明に係る伝動用ケースを利用した
作業機の一例であるコンバインの側面を、又、図2にそ
の概略平面をそれぞれを示す。このコンバインは、左右
一対のクローラ走行装置1で走行する機体の前部に、刈
取り前処理部2を昇降揺動自在に連結するとともに、機
体上に脱穀装置3、操縦部4、及び、穀粒回収タンク
5、等を搭載し、前記刈取り前処理部2の前端に並列し
て傾斜立設した引起こし装置6で植立穀稈を所定の刈取
り姿勢まで引起こし、その株元を刈刃7で切断し、刈り
取った穀稈を搬送装置8によって後方上方に搬送して、
横倒れ姿勢にして脱穀装置3のフィードチェーン9に受
渡し、脱穀選別処理して穀粒をタンク5に回収するよう
に構成されている。尚、図において、10は刈取り前処
理部2の未刈り側に駆動回動可能かつ屈曲可能に装備し
た強制分草用の突起付き無端帯であり、機体の左側に位
置する未刈り植立穀稈を突起付き無端帯10で押し分け
て機体側に倒れ込むのを回避するとともに、後方に駆動
回動することで未刈り植立穀稈との摺接による脱粒を防
止している。又、11は、機体の未刈り側下部において
駆動回動可能に装備した強制分草用の突起付き無端帯で
あり、前部の突起付き無端帯から外れた未刈り植立穀稈
がクローラ走行装置1に接触するのを防止し、かつ、未
刈り植立穀稈との摺接による脱粒を防止するために、ク
ローラ走行装置1から動力を受け、走行速度と同調する
速度で突起付き無端帯11が駆動されるように構成され
ている。図3に示すように、引起こし装置6群の後方上
部には、前処理伝動ケースから動力が伝達される横向き
伝動軸12が横架されており、この横向き伝動軸12か
ら各引起こし装置6に動力が分配されるようになってい
る。前記動力分配部に、本発明に係る伝動用ケース13
が利用されており、以下、この伝動用ケース13の詳細
な構造を説明する。図4および図5に示すように、前記
伝動用ケース13の上部には前記横向き伝動軸12の一
部を構成する横向きの回転軸14が左右一対の軸受け1
5を介して支持されるとともに、ケース13の上下中間
部には縦向きの回転軸16が上下一対の軸受け17を介
して支持され、かつ、ケース下部には前後方向に向かう
回転軸18が前後一対の軸受け19を介して支持され、
この回転軸18の前部外端に引起こし装置6を駆動する
スプケット20が装着されている。そして、上部の回転
軸14にスプライン連結したベベルギヤ21と、中間の
回転軸16の上端にスプライン連結したベベルギヤ22
とが噛み合い連動されるとともに、中間の回転軸16の
下端にスプライン連結したベベルギヤ23と、下部の回
転軸18の内端にスプライン連結したベベルギヤ24と
が噛み合い連動されて、上部の回転軸14から下部の回
転軸18への動力伝達が行われるようになっている。こ
こで、前記伝動用ケース13は、板金プレス加工した左
右一対の半割りケース13A,13Bをフランジ接合で
連結し縦長形状のた二つ割り構造に構成されており、接
合したフランジ13a,13bの外周部を連続的に溶接
して両半割りケース13A,13Bを一体化している。
そして、各軸受け15,17,19を内嵌支持する軸受
け部位Bには、局部的に内方へ突出する突起25がプレ
ス形成されて、各軸受け15,17,19の軸心方向で
の位置決めがなされている。また、図6に示すように、
この軸受け部位Bにおけるフランジ13a,13bの幅
を、他の部位のフランジ13a,13bの幅よりも大き
く設定して、フランジ外周部の溶接による残留歪みが軸
受け部位Bに及ぶことが少ないように構成されている。
尚、隣接する引起こし装置6間の伝動は、上部の回転軸
14の端部に横向き伝動軸12をスプライン継ぎ手26
を介して連結して行うことができ、又、この横向き伝動
軸12を挿通する筒ケース27を後に伝動用ケース1上
部の左右端に嵌合して溶接連結するとよい。
【0008】〔別実施例〕図7に示すように、軸受け1
5,17,19をセラミック等の断熱材からなるスリー
ブ28を介して軸受け部位Bに支持させることで、溶接
熱で軸受け15,17,19が変形するのを回避するこ
とができる。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの概略平面図
【図3】引起こし装置部の背面図
【図4】伝動用ケースの縦断側面図
【図5】伝動用ケースの縦断正面図
【図6】(イ)図5におけるイ−イ断面図 (ロ)図5におけるロ−ロ断面図
【図7】別実施例の要部縦断正面図
【図8】従来例の要部縦断正面図
【符号の説明】
13 伝動用ケース 13A,13B 半割りケース 13a,13b フランジ 14,16 回転軸 15,17 軸受け B 軸受け部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 57/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差する回転軸(14),(16)をギ
    ヤ連動して軸受け支承する伝動用ケース(13)を、板
    金プレス加工した一対の半割りケース(13A),(1
    3B)をフランジ接合で連結した二つ割り構造に構成
    し、接合したフランジ(13a),(13b)の外周部
    を連続溶接するとともに、軸受け部位(B)のフランジ
    (13a),(13b)を他の部位より幅広に形成し
    て、この部位での軸受け(15),(17)からフラン
    ジ(13a),(13b)の外周部までの距離を大きく
    設定してあることを特徴とする板金伝動用ケース構造。
JP8823893A 1993-04-15 1993-04-15 板金伝動用ケース構造 Expired - Lifetime JP2831900B2 (ja)

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JPH06300119A JPH06300119A (ja) 1994-10-28
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