JP2831766B2 - 平版印刷材料 - Google Patents
平版印刷材料Info
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- JP2831766B2 JP2831766B2 JP2001776A JP177690A JP2831766B2 JP 2831766 B2 JP2831766 B2 JP 2831766B2 JP 2001776 A JP2001776 A JP 2001776A JP 177690 A JP177690 A JP 177690A JP 2831766 B2 JP2831766 B2 JP 2831766B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/91—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means
- G03C1/93—Macromolecular substances therefor
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/06—Silver salts
- G03F7/07—Silver salts used for diffusion transfer
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、銀塩拡散転写(DTR)法を利用した平版印
刷材料に関するもので、特に親水化、接着の目的で、有
機共重合体組成物を塗設したポリエステルフィルムを支
持体として用いる平版印刷材料に関するものである。
刷材料に関するもので、特に親水化、接着の目的で、有
機共重合体組成物を塗設したポリエステルフィルムを支
持体として用いる平版印刷材料に関するものである。
(B)従来技術及びその問題点 DTR法を利用した平版印刷材料、詳しくは、支持体上
に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層とその上に物理
現像核粒子を含む核層とから成る材料を像露光後、銀錯
塩拡散転写現像処理を行ない、該材料の表面上に金属銀
画像が形成されることにより得られる平版印刷材料の製
版法は、ダイレクト製版法と呼ばれ、リスフィルムを中
間プロセスとして使用することに特徴づけられる従来の
平版印刷材料に比べ、簡便及び迅速という利点を有して
いるが、その反面印刷性において少部数の印刷物しか得
られないという欠点を有しているため、各種改良がなさ
れてきた。
に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層とその上に物理
現像核粒子を含む核層とから成る材料を像露光後、銀錯
塩拡散転写現像処理を行ない、該材料の表面上に金属銀
画像が形成されることにより得られる平版印刷材料の製
版法は、ダイレクト製版法と呼ばれ、リスフィルムを中
間プロセスとして使用することに特徴づけられる従来の
平版印刷材料に比べ、簡便及び迅速という利点を有して
いるが、その反面印刷性において少部数の印刷物しか得
られないという欠点を有しているため、各種改良がなさ
れてきた。
特公昭48−30562に記述されている平版印刷材料は、
同様の欠点を有しており、特公昭51−15765、同51−168
03、特開昭51−111103、同52−150105、同53−9603、同
54−135002、同55−7704、同56−27151、同57−86835、
などの改良で印刷性は著しく向上している。
同様の欠点を有しており、特公昭51−15765、同51−168
03、特開昭51−111103、同52−150105、同53−9603、同
54−135002、同55−7704、同56−27151、同57−86835、
などの改良で印刷性は著しく向上している。
一方、用いられる支持体は、上記一連の特許中にも記
述されているように各種あり、印刷性の向上および印刷
中の版伸び或いは水分のしみ込みなどの問題からプラス
チックが用いられ、その中でも機械的性質、寸法安定
性、耐熱性、耐薬品性、透明性等が優れているポリエス
テルフィルムが主に用いられる。
述されているように各種あり、印刷性の向上および印刷
中の版伸び或いは水分のしみ込みなどの問題からプラス
チックが用いられ、その中でも機械的性質、寸法安定
性、耐熱性、耐薬品性、透明性等が優れているポリエス
テルフィルムが主に用いられる。
ところが周知の如く、ポリエステルフィルムは一般に
結晶性が高く、化学的に不活性で、耐薬品性が優れ、更
には親水性基を有しないことなどより著しく疎水性であ
るため、親水性の写真乳剤層と良好な接着力を得ること
が困難であった。
結晶性が高く、化学的に不活性で、耐薬品性が優れ、更
には親水性基を有しないことなどより著しく疎水性であ
るため、親水性の写真乳剤層と良好な接着力を得ること
が困難であった。
従来、この問題を解決するために種々の試みがなされ
てきた。例えば一つは、ポリエステルに薬品処理、機械
的処理、放電処理、火焔処理、紫外線処理、高周波処
理、プラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸
化処理などの表面活性化処理を行った後、直接写真乳剤
層を塗布する方法がある。この技術は米国特許第2,934,
937号、同第3,475,193号、英国特許第1,215,234号明細
書、特開昭53−13672、同55−18469等に提案されてい
る。しかし、これらの表面処理されたポリエステルフィ
ルムは親水性写真乳剤層との接着力は増加するものの、
充分な接着強度は得られなかった。
てきた。例えば一つは、ポリエステルに薬品処理、機械
的処理、放電処理、火焔処理、紫外線処理、高周波処
理、プラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸
化処理などの表面活性化処理を行った後、直接写真乳剤
層を塗布する方法がある。この技術は米国特許第2,934,
937号、同第3,475,193号、英国特許第1,215,234号明細
書、特開昭53−13672、同55−18469等に提案されてい
る。しかし、これらの表面処理されたポリエステルフィ
ルムは親水性写真乳剤層との接着力は増加するものの、
充分な接着強度は得られなかった。
もう一つは、親水性写真層との接着性を増大させる為
に表面処理を行った後に有機共重合体組成の下引層を設
け、この上に写真乳剤を塗布する方法がある。この方法
は大別すると二つになる。
に表面処理を行った後に有機共重合体組成の下引層を設
け、この上に写真乳剤を塗布する方法がある。この方法
は大別すると二つになる。
(1)ポリエステルフィルムの膨潤剤或いは溶解剤とな
る有機溶剤と有機共重合体とから成る組成物を塗設する
方法(以下溶剤下引法)。例えば米国特許第2,830,030
号、英国特許第772,600号、同776,157号、同785,789
号、特開昭50−1718号、同50−825号等がある。(2)
有機溶剤を実質上含まず有機共重合体の水性組成物(い
わゆるラテックス)の状態で塗設する方法(以下水性下
引法)。例えば特公昭44−13278号、同45−10988号、特
開昭49−11118号、同51−27918号、同52−114670号、同
54−1117号、同55−67745号、同58−169145号、同59−7
7439号等がある。
る有機溶剤と有機共重合体とから成る組成物を塗設する
方法(以下溶剤下引法)。例えば米国特許第2,830,030
号、英国特許第772,600号、同776,157号、同785,789
号、特開昭50−1718号、同50−825号等がある。(2)
有機溶剤を実質上含まず有機共重合体の水性組成物(い
わゆるラテックス)の状態で塗設する方法(以下水性下
引法)。例えば特公昭44−13278号、同45−10988号、特
開昭49−11118号、同51−27918号、同52−114670号、同
54−1117号、同55−67745号、同58−169145号、同59−7
7439号等がある。
(1)の溶剤下引法は、下引工程中のポリエステルフ
ィルムの物性劣化或いは有機溶剤の上記による作業上の
安全衛生や公害の問題などがあるため、(2)の水性下
引法へと移行しつつある。
ィルムの物性劣化或いは有機溶剤の上記による作業上の
安全衛生や公害の問題などがあるため、(2)の水性下
引法へと移行しつつある。
しかし、特公昭48−30562に記述されている平版印刷
材料の支持体として用いられた場合、初期の印刷枚数が
少ない時には全く問題にはならなかったが、印刷性が改
良され印刷枚数が多量になった時或いは特殊なインキ、
例えば紫外線硬化型インキで印刷された時、印刷中に写
真層が支持体から剥がれるいわゆる「膜ハガレ」を起こ
し、印刷が不能となる重大な欠陥を有していることが判
明した。この膜ハガレ現象は印刷インキ中の有機溶剤が
原因していると考えられる。下引層に用いられる有機共
重合体の種類或いは下引法により多少の程度の差は見ら
れるものの膜ハガレを完全に起こさない下引法は見つか
っておらず、ポリエステルフィルムを支持体とし、DTR
法を利用した平版印刷版(特に多数枚印刷を行う場合)
には重大な問題である。
材料の支持体として用いられた場合、初期の印刷枚数が
少ない時には全く問題にはならなかったが、印刷性が改
良され印刷枚数が多量になった時或いは特殊なインキ、
例えば紫外線硬化型インキで印刷された時、印刷中に写
真層が支持体から剥がれるいわゆる「膜ハガレ」を起こ
し、印刷が不能となる重大な欠陥を有していることが判
明した。この膜ハガレ現象は印刷インキ中の有機溶剤が
原因していると考えられる。下引層に用いられる有機共
重合体の種類或いは下引法により多少の程度の差は見ら
れるものの膜ハガレを完全に起こさない下引法は見つか
っておらず、ポリエステルフィルムを支持体とし、DTR
法を利用した平版印刷版(特に多数枚印刷を行う場合)
には重大な問題である。
(C)発明の目的 従って、本発明の目的は、DTR法を利用した平版印刷
材料において、支持体として有機共重合体組成物を塗設
した下引ポリエステルフィルムを用いても多数枚の印刷
中或いは特殊インキによる印刷中に膜ハガレを起こさな
い改良された印刷材料を提供することである。
材料において、支持体として有機共重合体組成物を塗設
した下引ポリエステルフィルムを用いても多数枚の印刷
中或いは特殊インキによる印刷中に膜ハガレを起こさな
い改良された印刷材料を提供することである。
(D)発明の構成 本発明の上記目的は、親水性写真層との接着の目的で
ポリエステルフィルムに有機共重合体の下引層を塗設し
た支持体上に、少なくとも一つの下塗層及び感光性ハロ
ゲン化銀を含む乳剤層及び物理現像核を含む受像層を順
次塗布してなる平版印刷材料において、該支持体に隣接
する層下層(下塗層)にビスフェノール型エポキシ樹脂
ラテックスを含有させることで達成される。
ポリエステルフィルムに有機共重合体の下引層を塗設し
た支持体上に、少なくとも一つの下塗層及び感光性ハロ
ゲン化銀を含む乳剤層及び物理現像核を含む受像層を順
次塗布してなる平版印刷材料において、該支持体に隣接
する層下層(下塗層)にビスフェノール型エポキシ樹脂
ラテックスを含有させることで達成される。
通常の感光材料の写真層中にエポキシ化合物を含有さ
せることは良く知られているが、一般には硬膜剤として
用いられるもので、分子内中に少なくともエポキシ基が
二つ有れば目的は達せられる。それに対して、本発明の
ビスフェノール型エポキシ樹脂ラテックスが印刷インキ
中に含まれる有機溶剤によって起こる印刷中の膜ハガレ
を防止する効果を有していることは、上記通常の硬膜剤
としての作用とは全く異なるものである。
せることは良く知られているが、一般には硬膜剤として
用いられるもので、分子内中に少なくともエポキシ基が
二つ有れば目的は達せられる。それに対して、本発明の
ビスフェノール型エポキシ樹脂ラテックスが印刷インキ
中に含まれる有機溶剤によって起こる印刷中の膜ハガレ
を防止する効果を有していることは、上記通常の硬膜剤
としての作用とは全く異なるものである。
また、ポリエステルフィルムの親水化及び接着性向上
の目的で、塗設される下引層中に有機共重合体の一種と
して又は有機共重合体と共にエポキシ基を分子内に持つ
化合物を含有させる方法も知られている。例えば特開昭
51−103422、同59−94756、同60−191249、同60−21394
1等があり、該ポリエステルフィルム上にエポキシ基を
分子内に持つ化合物を用いた下引層と上記記載のビスフ
ェノール型エポキシ樹脂ラテックスを含有しない親水性
写真層を塗設した場合は、分子内にエポキシ基を持つ化
合物を下引層中に用いない場合に比べ、多少接着性は改
良されるものの、本発明で得られる接着性に比べれば充
分でなく、多数枚印刷中に膜ハガレを起こすが、該下引
ポリエステルフィルム上に上記記載のビスフェノール型
エポキシ樹脂ラテックスを含有する親水性写真層を塗設
すると、十分な接着性が得られ膜ハガレを生じない。
の目的で、塗設される下引層中に有機共重合体の一種と
して又は有機共重合体と共にエポキシ基を分子内に持つ
化合物を含有させる方法も知られている。例えば特開昭
51−103422、同59−94756、同60−191249、同60−21394
1等があり、該ポリエステルフィルム上にエポキシ基を
分子内に持つ化合物を用いた下引層と上記記載のビスフ
ェノール型エポキシ樹脂ラテックスを含有しない親水性
写真層を塗設した場合は、分子内にエポキシ基を持つ化
合物を下引層中に用いない場合に比べ、多少接着性は改
良されるものの、本発明で得られる接着性に比べれば充
分でなく、多数枚印刷中に膜ハガレを起こすが、該下引
ポリエステルフィルム上に上記記載のビスフェノール型
エポキシ樹脂ラテックスを含有する親水性写真層を塗設
すると、十分な接着性が得られ膜ハガレを生じない。
更には該下引ポリエステルフィルム上に、特開昭63−
228167記載の多官能エポキシ化合物を含有する親水性写
真層を塗設しても十分な接着性は得られるが、本発明で
得られる接着性の方がはるかに強く、しかも印刷時の地
汚れがきわめて少ない。
228167記載の多官能エポキシ化合物を含有する親水性写
真層を塗設しても十分な接着性は得られるが、本発明で
得られる接着性の方がはるかに強く、しかも印刷時の地
汚れがきわめて少ない。
親水性写真層中に含有されるビスフェノール型エポキ
シ樹脂ラテックスがこのような効果を示す機構は明らか
ではないが、従来からの知見では予想されない効果であ
る。
シ樹脂ラテックスがこのような効果を示す機構は明らか
ではないが、従来からの知見では予想されない効果であ
る。
従って本発明の目的は、有機共重合体組成物を塗設し
て親水化処理を施したポリエステルフィルムを支持体と
し、該支持体上に下塗層、感光性ハロゲン化銀を含む乳
剤層及び物理現像核を含む受像層を順次塗布してなる平
版印刷材料において、多数枚印刷又は特殊インキによる
印刷で、十分な接着性を有する膜ハガレの生じない平版
印刷材料を提供することである。
て親水化処理を施したポリエステルフィルムを支持体と
し、該支持体上に下塗層、感光性ハロゲン化銀を含む乳
剤層及び物理現像核を含む受像層を順次塗布してなる平
版印刷材料において、多数枚印刷又は特殊インキによる
印刷で、十分な接着性を有する膜ハガレの生じない平版
印刷材料を提供することである。
本発明に用いられる有機共重合体組成物から成る親水
性下引層を施した支持体とはポリエステルフィルム上に
例えば前記の特許明細書に記載されている如き有機共重
合体組成物で親水化処理を施したポリエステルフィルム
支持体を示す。
性下引層を施した支持体とはポリエステルフィルム上に
例えば前記の特許明細書に記載されている如き有機共重
合体組成物で親水化処理を施したポリエステルフィルム
支持体を示す。
本発明に用いるビスフェノール型エポキシ樹脂ラテッ
クスは次式(I)に示された公知合成法で合成されるエ
ポキシ樹脂の 乳化物である。上記ラテックスのエポキシ当量は制限さ
れないが、好ましくは500以上である。
クスは次式(I)に示された公知合成法で合成されるエ
ポキシ樹脂の 乳化物である。上記ラテックスのエポキシ当量は制限さ
れないが、好ましくは500以上である。
本発明の支持体上に隣接する下塗層は、特開昭48−55
03、同昭48−100203、同昭49−55402、同昭53−21602あ
るいは同53−9603に記載されている如く、親水性高分子
としてゼラチンを用いた下塗層であり、該下塗層に含有
されるビスフェノール型エポキシ樹脂ラテックス量は、
下塗層中に含有されるゼラチン1gに対し50mg〜3000mgが
好ましく、特に150mg〜1000mgが好ましい。
03、同昭48−100203、同昭49−55402、同昭53−21602あ
るいは同53−9603に記載されている如く、親水性高分子
としてゼラチンを用いた下塗層であり、該下塗層に含有
されるビスフェノール型エポキシ樹脂ラテックス量は、
下塗層中に含有されるゼラチン1gに対し50mg〜3000mgが
好ましく、特に150mg〜1000mgが好ましい。
50mg以下では十分な接着性を得ることが困難で、3000
mg以上では写真特性、印刷性への影響から好ましくな
い。下塗層に用いる親水性高分子としては、各種ゼラチ
ンを用いることができ、またゼラチンの一部を特公昭55
−100554などに記載されている親水性コロイドやアルギ
ン酸ナトリウム、PVA、PVPなどに置き変えることができ
る。また、該下塗層はハレーション防止層を兼ねてもよ
く、更にはその他当分野で通常用いられる各種活性剤、
硬膜剤、マット剤、添加剤を必要に応じて用いることが
できる。
mg以上では写真特性、印刷性への影響から好ましくな
い。下塗層に用いる親水性高分子としては、各種ゼラチ
ンを用いることができ、またゼラチンの一部を特公昭55
−100554などに記載されている親水性コロイドやアルギ
ン酸ナトリウム、PVA、PVPなどに置き変えることができ
る。また、該下塗層はハレーション防止層を兼ねてもよ
く、更にはその他当分野で通常用いられる各種活性剤、
硬膜剤、マット剤、添加剤を必要に応じて用いることが
できる。
感光性ハロゲン化銀乳剤層は当分野で公知のものを全
て用いることができるが、好ましくは特開昭49−55402
に記載のようなものである。
て用いることができるが、好ましくは特開昭49−55402
に記載のようなものである。
物理現像核層も特公昭48−30562、特開昭49−55402、
同53−21602などに記載されている全てが用いられる。
同53−21602などに記載されている全てが用いられる。
本発明の平版印刷版は、一般に画像露光後アルカリ現
像液で処理され、引き続き必要ならば、中和液、定着
液、不感脂化液、給湿液などの製版及び印刷処理が施さ
れるが、現像液もハイドロキノンなどの現像主薬を含む
通常の写真用アルカリ現像液、或いはそれらを材料中に
含ませて現像液中には実質的に現像主薬を含まない、い
わゆるアルカリ性活性化現像液などいかなるものでも使
用できる。また、これら現像液の中には各種目的に応じ
て、特公昭51−486、特開昭52−150105などに記載され
ている化合物が添加される。
像液で処理され、引き続き必要ならば、中和液、定着
液、不感脂化液、給湿液などの製版及び印刷処理が施さ
れるが、現像液もハイドロキノンなどの現像主薬を含む
通常の写真用アルカリ現像液、或いはそれらを材料中に
含ませて現像液中には実質的に現像主薬を含まない、い
わゆるアルカリ性活性化現像液などいかなるものでも使
用できる。また、これら現像液の中には各種目的に応じ
て、特公昭51−486、特開昭52−150105などに記載され
ている化合物が添加される。
本発明に用いられる中和液、定着液、不感脂化液、給
湿液などの組成その他は、それぞれの目的や版材の種類
に応じて当該技術者の知る組成のものが使用できる。
湿液などの組成その他は、それぞれの目的や版材の種類
に応じて当該技術者の知る組成のものが使用できる。
(E)実施例 以下、本発明を実施例によって説明するが、もちろん
本発明はこれだけに限定されるものではない。
本発明はこれだけに限定されるものではない。
実施例 親水化の目的で特開昭60−213942に示されるエポキシ
化合物を含有した下引組成物で水性下引加工されたポリ
エステルフィルム支持体にハレーション防止層を兼ねた
下記の如く下塗層を塗布する。
化合物を含有した下引組成物で水性下引加工されたポリ
エステルフィルム支持体にハレーション防止層を兼ねた
下記の如く下塗層を塗布する。
<下塗層> ゼラチン 25g マット剤(シリカ粉末) 6g 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−S−トリアジン塩
(10%水溶液) 6cc カーボンブラック分散液(固形分32%) 1.5g 界面活性剤 3cc 水を加え全量を450gにする。塗布量は湿分塗布量で45
cc/m2。
(10%水溶液) 6cc カーボンブラック分散液(固形分32%) 1.5g 界面活性剤 3cc 水を加え全量を450gにする。塗布量は湿分塗布量で45
cc/m2。
上記下塗層に対し、下記の如くビスフェノール型エポ
キシ樹脂ラテックス(エポキシ当量900)を添加したも
のを各種サンプルとする。
キシ樹脂ラテックス(エポキシ当量900)を添加したも
のを各種サンプルとする。
上記下塗層上にオルソ増感された高コントラスト塩化
銀乳剤を硝酸銀で1.5g/m2塗布した。
銀乳剤を硝酸銀で1.5g/m2塗布した。
乾燥後、50℃2日加温して特開昭55−14645に記載の
如く物理現像核層を塗布、乾燥した。
如く物理現像核層を塗布、乾燥した。
画像露光を行い、上記公報に従って現像中和処理を行
った後、乾燥し印刷版とする。
った後、乾燥し印刷版とする。
印刷版は特開昭56−6237などに記載されている不感脂
化液、給湿液を用い、アドレッソ・マルチグラフ社製12
50なるオフセット印刷機で通常の墨インキ及び特殊イン
キとして紫外線硬化型インキを使用し、印刷枚数時の膜
ハガレの割合を評価した。
化液、給湿液を用い、アドレッソ・マルチグラフ社製12
50なるオフセット印刷機で通常の墨インキ及び特殊イン
キとして紫外線硬化型インキを使用し、印刷枚数時の膜
ハガレの割合を評価した。
○…全く膜ハガレを起こさない。
△…一部膜ハガレを起こす。
×…全面に膜ハガレを起こす。
上記の結果の如く、エポキシ化合物を下引層にのみ含
有した印刷版(比較−1)及び分子内に少なくとも三つ
以上のエポキシ基をもつ多官能エポキシ化合物を含有す
る印刷版(比較−2)は、通常墨インキ及び特殊インキ
である紫外線硬化型インキのいずれによる印刷でも膜ハ
ガレを生じたが、ビスフェノール型エポキシ樹脂ラテッ
クスを含有する本発明の印刷版は全く膜ハガレを起こさ
ず、本発明は明らかに効果がある。
有した印刷版(比較−1)及び分子内に少なくとも三つ
以上のエポキシ基をもつ多官能エポキシ化合物を含有す
る印刷版(比較−2)は、通常墨インキ及び特殊インキ
である紫外線硬化型インキのいずれによる印刷でも膜ハ
ガレを生じたが、ビスフェノール型エポキシ樹脂ラテッ
クスを含有する本発明の印刷版は全く膜ハガレを起こさ
ず、本発明は明らかに効果がある。
(F)発明の効果 有機共重合体を塗設し、親水化下引処理を行ったポリ
エステルフィルムを支持体として用いた時、実施例の結
果から明らかなように、従来技術では多数枚印刷及び特
殊インキの印刷などで膜ハガレを起こすが、該支持体に
隣接する下塗層中にビスフェノールエポキシ樹脂ラテッ
クスを含有させると全く膜ハガレを起こさない平版印刷
材料が得られる。
エステルフィルムを支持体として用いた時、実施例の結
果から明らかなように、従来技術では多数枚印刷及び特
殊インキの印刷などで膜ハガレを起こすが、該支持体に
隣接する下塗層中にビスフェノールエポキシ樹脂ラテッ
クスを含有させると全く膜ハガレを起こさない平版印刷
材料が得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】有機共重合体を塗設し親水化処理を施した
ポリエステルフィルムを支持体とし、該支持体上に少な
くとも一つの下塗層及びハロゲン化銀を含む乳剤層及び
物理現像核を含む受像層を順次塗布してなる平版印刷材
料において、前記下塗層にビスフェノール型エポキシ樹
脂ラテックスを含有させたことを特徴とする平版印刷材
料。
Priority Applications (3)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001776A JP2831766B2 (ja) | 1990-01-08 | 1990-01-08 | 平版印刷材料 |
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ID=11510979
Family Applications (1)
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JPS63228167A (ja) * | 1987-03-17 | 1988-09-22 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 平版印刷材料 |
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1990
- 1990-01-08 JP JP2001776A patent/JP2831766B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-01-07 BE BE9100009A patent/BE1003352A3/fr not_active IP Right Cessation
Also Published As
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