JPH01180540A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH01180540A
JPH01180540A JP460788A JP460788A JPH01180540A JP H01180540 A JPH01180540 A JP H01180540A JP 460788 A JP460788 A JP 460788A JP 460788 A JP460788 A JP 460788A JP H01180540 A JPH01180540 A JP H01180540A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主に印刷製版材料、複図材料等に利用されるポ
ジ−ポジ型の画像形成方法に関するもので、更に詳しく
は水以外の現像薬品を使用することなく水溶性光架橋剤
に基因する着色がない画像の形成方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のポジ−ポジ型感光性組成物とこれを用いた画像形
成方法としては、 (1)O−キノンジアジド化合物からなる組成物/アル
カリ現像、有機溶剤現像系。
O−キノンジアジド化合物とノボラック樹脂の様なアル
カリ可溶性樹脂あるいは有機溶剤可溶性樹脂からなる組
成物でありO−キノンジアジド化合物が光分解してアル
カリ可溶性物質あるいは有機溶剤可溶性物質に変化する
現象を利用し、アルカリ溶解現像あるいは有機溶剤溶解
現像により画像を形成するもの(例えば特開昭50−1
25806 @、特開昭61−5251号等に見ること
ができる)。
(2)感光性ジアゾニウム塩と水溶性樹脂からなる組成
物/アルカリ現像、アンモニア現像系。
感光性ジアゾニウム塩とポリビニルアルコール、ジアセ
トンアクリルアミド−アクリルアミド共重合体等の水溶
性樹脂からなる組成物であり、感光性ジアゾニウム塩と
水溶性樹脂がアルカリ雰囲気下でカップリング反応を起
し水不溶化する現象を利用し、アルカリ溶液浸漬後、あ
るいはアンモニア蒸気に触れた後、非画像部を擦り落と
して画像を形成するもの(例えば特開昭56−1011
41号、特開昭56−101144 @、特開昭57−
72140号、特開昭57−191632号等に見るこ
とができる)。
しかしながら、これらの従来の画像形成方法には次の問
題点があった。すなわち、(1)はアルカリ液あるいは
有機溶剤、(2)はアルカリ液を使用する為、現像作業
における安全上の問題、廃水処理における公害問題を起
す恐れがある。
また(2)はアンモニア蒸気による現像処理も可能であ
るが、強いアンモニア臭は著しく作業環境を悪くする。
更に(1)で形成された画像には0−キノンジアジド化
合物、あるいはその分解物の色が残り、(2)はカップ
リング反応による特有の発色がある。この為、(1)、
 (2)共、着色剤を添加しても任意の色の着色画像を
得難い。
〔発明が解決すべき課題〕
本発明の目的はアルカリ、有機溶剤などの薬品類を一切
使用せず温水処理によって画像形成可能であり、感光成
分あるいはその分解物による着色、画像形成反応によっ
て生じる発色などがないポジ−ポジ型画像形成方法を提
供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨とする所は基材上に水溶性光架橋剤、水溶
性樹脂、合成樹脂エマルジョン、さらに必要に応じて着
色剤から成る組成物を用いて感光層を形成し、該感光層
に原稿を活性光線により露光したのち30〜60℃の温
水に3秒以上浸漬することにより、露光部を温水で充分
に膨潤軟化させると共に、未露光部の水溶性光架橋剤の
ほとんどを温水中へ溶出させ、次いで該温水で膨潤軟化
した露光部を擦り落して水以外の現像薬品を使用するこ
となく、水溶性光架橋剤に起因する着色がない画像を形
成させることを特徴とするポジ−ポジ型の画像形成方法
に存するものである。
〔作 用〕
本発明者らはアルカリ、有機溶剤などの薬品類を一切使
用せずに画像形成可能な新規ポジ−ポジ型画像形成方法
に関して鋭意研究をすすめた結果、従来ネガ型感光性組
成物に用いられていた水溶性光架橋剤(例えば特公昭4
4−28725号に示されているもの)を用いてポジ型
感光性組成物を得られる現像を発見した。すなわち水溶
性光架橋剤と水溶性樹脂、合成樹脂エマルジョンからな
る組成物で支持体上に形成した感光層が陽画原稿を用い
て露光、温水に浸漬、スポンジで擦ることによりポジテ
ィブ画像が得られる現象を発見した。また得られた画像
には感光成分による着色、画像形成反応に伴う発色がほ
とんどないのが特徴である。この現象のメカニズムは次
の様に考えられる。
0露光部 活性光線により露光され感光層中の水溶性光架橋剤と水
溶性樹脂が架橋する。そして温水に浸漬するとこの光架
橋成分が容易に膨潤し、この部分の感光層を軟化する。
また支持体との密着性をも低下させる。このため、スポ
ンジ等で擦ることによりこの部分が支持体上から容易に
除去される。
0未露光部 温水に浸漬した時、感光層中の水溶性光架橋剤と水溶性
樹脂の大部分が溶出するが、感光層には膨潤、軟化等の
変化もなく、支持体との密着性も変わらない。このため
スポンジで凍っても支持体上から除去されない。また感
光層中の水溶性光架橋剤の大部分が溶出するため残った
感光層は無色である。
本発明は上記の現象を利用したポジ−ポジ型画像形成方
法を提供したものである。
本発明の画像形成方法に使用される感光性組酸物の水溶
性光架橋剤としては水溶性アジド化合物、ジアゾニウム
塩、テトラゾニウム塩、その他公知の有機感光性物質を
使用することができる。ここにその数種類のものを挙げ
れば次の如くである。
0水溶性アジド化合物 4.4゛−ジアジドスチルベン−2,2°−ジスルホン
酸ソーダ 4゛−アジド−4−アジドベンザルアセトフェノン−2
−スルホン酸ソーダ 4.4゛−ジアジドスチルベン−αカルボン酸ソーダ ジー(4−アジド−2°−ヒドロキシベンザル)アセト
ン−2−スルホン酸ソーダ 4−アジドベンザルアセトフェノン−2−スルホン酸ソ
ーダ 0ジアゾ樹脂 バラジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドの縮合
物 0テトラゾニウム塩 ジフェニール−4,4°−ビスジアゾニウムクロライド
・ジンククロライド複塩 3.3゛−ジメチルジフェニール−4,4゛−ビスジア
ゾニウムクロライド・ジンククロライド複塩 3.3°−ジメトキシジメチル−4,4゛−ビスジアゾ
ニウムクロライド・ジンククロライド複塩ジフェニール
アミン−4,4゛−ビスジアゾニウムクロライド・ジン
ククロライド複塩 ジフェニールメタン−4,4゛−ビスジアゾニウムクロ
ライド・ジンククロライド複塩 本発明の画像形成方法に使用される感光性組成物の水溶
性樹脂としてはポリアクリルアミド。
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール。
ポリビニルアルコールにビニール七ツマ−をグラフト重
合させたもの、水溶性ポリビニールブチラール、グル−
、カゼイン、ゼラチン、アラビアゴム、卵白、ガム類、
アルギン酸類、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル
酸及びその塩、ポリメタクリル酸及びその塩、あるいは
これらの混合物、さらにこれらとポリビニールアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース等のセルロース誘導体との混合物等数多くのも
のが挙げられる。
本発明の画像形成方法に使用される感光性組成物の合成
樹脂エマルジョンとしては、ポリアクリル酸エステル、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、これらの共重合体あるい
は混合物等数多くのものが挙げられる。
さらに本発明の画像形成方法に使用される感光性組成物
には必要に応じて従来公知の水に分散可能な着色顔料、
水溶性染料、レベリング剤、安定化剤、マット化剤等を
添加することができる。
本発明の画像形成方法に使用される感光性組成物は上記
水溶性光架橋剤、水溶性樹脂、合成樹脂エマルジョンか
ら成るが、水溶性樹脂と合成樹脂エマルジョンの固型分
配合比は1:99〜80 : 20であり、より好まし
くは5:95〜40 : 60である。水溶性樹脂が多
すぎた場合、画像の耐水性が低下し現像時に画像が脱落
する。合成樹脂エマルジョンが多すぎた場合、現像性が
低下する。著しく前記範囲を外れた場合は画像を得られ
ない。また水溶性樹脂と合成樹脂エマルジョンの和と水
溶性架橋剤の固形分配合比は98:2〜70 : 30
であり、より好ましくは96:4〜80:20である。
水溶性光架橋剤がこれより少ない場合は、著しく感度、
画像が低下し、逆に多すぎた場合は画質が低下する。著
しく前記範囲を外れた場合は画像を得られない。さらに
着色剤を添加する場合、水溶性架橋剤、水溶性樹脂、合
成樹脂エマルジョンの固形分の和に対して着色顔料は2
0%以下、水溶性染料は10%以下であることが好まし
い。これらの感光性組成物を構成する上記成分は水、あ
るいは水/アルコール混合液等により溶解、分散され調
製される。
この様にして調製された本発明の画像形成方法に利用さ
れる感光性組成物は支持体上に塗布されてポジ−ポジ型
画像形成材料が作られる。
支持体としてはポリエチレンテレフタレート。
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、トリアセテートなどのプ
ラスチックフィルム、ガラス板、ポリエチレンあるいは
ポリプロピレンなどを両面にラミネートして耐水化した
紙などが挙げられる。また片面あるいは両面に鉛筆、墨
、ボールペン等による筆記性を付与するためサンドブラ
スト法によるサンドマットフィルム、アルカリでエツチ
ングされたエツチングマットフィルム等の製図適性を施
したプラスチックフィルム、さらに白色顔料を練り込ん
だ乳白加工フィルムなども使用できる。また、上記支持
体に感光層を直接塗布してもよいが、接着性を向上させ
るため、予めコロナ放電処理、プライマー処理剤の塗布
、あるいはこれらを併用した接着加工を施すことが望ま
しい。プライマー処理剤としてはフェノール樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニリデン−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリルニトリル共重
合体及びこれらの混合物が用いられ、支持体上に0.1
〜2.0μmの塗膜厚さが好ましい。
支持体上への塗布は、回転塗布機、ロールコート、バー
コード、ハケ塗り等の任意の方法で行われる。塗布量は
、乾燥後の塗膜厚さが約1〜5μm、好ましくは約2μ
m程度である。塗膜厚さは薄いほど画像の解像性は良好
になる。
塗布後、通常は約90℃以下の熱風による乾燥に付され
るが風乾でもよい。
本発明の画像形成方法は前記感光性組成物を用いて作成
されたポジ−ポジ型画像形成材料を下記工程によって処
理するものである。
(1)露光 作成された画像形成材料の感光性組成物塗布面に原稿を
かさね、これに各種水銀灯、カーボンアーク灯、キセノ
ンランプ、メタルハライドランプ、紫外線蛍光灯等の活
性光線を照射する。
(2)温水浸漬 露光した画像形成材料を温水に浸漬し、露光された非画
像部を膨潤、軟化すると共に露光されていない画像部の
水溶性光架橋剤を温水中へ溶出される。この時の温水温
度は30℃〜60℃が好ましく、これより低温水では露
光部が充分に膨潤、軟化しない為、細線、小網点等の再
現が難し−い。またこれより高温水では画像部をも軟化
させる為、得られる画像の画質が低下もしくは本感光性
組成物成分の基材への接着による非画像部の地よごれを
起こす。更にまた、高温水を使用した場合、その蒸気に
より作業環境が悪くなる。温水への浸漬時間は、非画像
部が充分に膨潤する時間、画像部の水溶性光架橋剤が温
水中へ溶出する時間によって決められるが、3秒以上、
より好ましくは10秒以上が必要である。
(3)非画像部除去、乾燥 スポンジ、ブラシ等で上記温水浸漬ずみ画像形成材料の
感光面を擦り非画像部を除去する。この作業は前記温水
、あるいは常温水等の水中下、流水下、あるいは水のな
いバット中等いずれの条件で行なってもよい。ついで乾
燥する。
〔実施例〕
以下実施例を挙げるが、本発明がこれにより限定される
ことはない。
実施例1 A液(感光液) 但し、カーボンブラック分散液は以下の配合でインキ練
り機で3時間分散により得た。
厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの
片面に回転塗布機でA液を塗布、90℃の温風にて90
秒間乾燥して、厚さ2μmの感光層を形成した。次いで
感光層に印刷用網点ポジ原稿を密着し、2kw超高圧水
銀灯を使用して1mの距離から10秒間露光をおこなっ
た。このものを45°Cの温水に60秒間浸漬し、非画
像部を充分に膨潤させた後、感光面をスポンジで擦り非
画像部を除去したところ、黒色のシャープな光学濃度1
.20のレリーフポジ画像が得られた。この画像は原稿
の0.5〜99.5%の網点を再現していた。
比較例1 実施例1で得た露光済みの画像形成材料を15℃の水中
に60秒間浸漬した後、感光面をスポンジで擦り非画像
部を除去したところ、形成されたポジ画像は原稿の20
%以下の網点は形成されていなかった。
比較例2 実施例1で得た露光済みの画像形成材料を45℃の温水
に2秒間浸漬した後、感光面をスポンジで擦り非画像部
を除去したところ、形成されたポジ画像は原稿の10%
以下の網点は形成されていなかった。
実施例2 B液(感光液) 実施例1と同様にB液を厚さ75μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムの片面に塗布、乾燥し2μmの感
光層を形成した。次いで2kwの超高圧水銀灯により1
mの距離で4秒間露光して、40℃の温水に10秒間浸
漬し非画像部を十分に膨潤させたのち、流水下で水を含
ませたスポンジで感光層を軽く擦ると露光された非画像
部が除去され無色のポジティブレリーフ画像が得られた
比較例3 実施例2で得た露光済みの画像形成材料を40℃の水に
2秒間浸漬した後、流水下で水を含ませたスポンジで感
光層を軽く擦ると、実施例2で得たものに近い画像を得
られたが、画像には水溶性光架橋剤の着色が明らかに認
められた。
実施例3 C液(感光液) 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの
片面に回転塗布機でC液を塗布、90°Cの温風にて6
0秒間乾燥して、厚ざ1,5μmの感光層を形成した。
次いで感光層にポジ原稿を密着し、2kw超高圧水銀灯
を使用して1mの距離から12秒間露光をおこなった。
このものを35℃の温水に60秒間浸漬し非画像部を十
分に膨潤させた後、感光面を水を含ませたスポンジで擦
り非画像部を除去したところ、黒色のシャープな光学濃
度0.85のレリーフポジ画像が得られた。
実施例4 D液(感光液) 厚さ75μ卯のポリエチレンテレフタレートフィルムの
片面に回転塗布機でD液を塗布、90℃の温風にて60
秒間乾燥して、厚さ1.5μ而の感光層を形成した。次
いで感光層にプレート・コントロール・ウェッジUGR
A PCW 82 (ミカ電子株式会社製)を密着し、
2kw超高圧水銀灯を使用して1TrLの距離から12
秒間露光をおこなった。
このものを40℃の温水に30秒間浸漬し非画像部を十
分にl1ii5潤させた後、流水下で感光面を水を含ま
せたスポンジで擦り非画像部を除去したところ、黒色の
シャープな光学濃度1.0のレリーフポジ画像が得られ
た。形成された画像は6μの細線、0.5〜99.5%
の網点を再現していた。
比較例4 実施例4で得た露光済みの画像形成材料を20°Cの水
に30秒間浸漬した後、流水下で感光面を水を含ませた
スポンジで擦り非画像部を除去したところ、30%以下
の網点画像は形成できなかった。
手続ネ甫正書 (自 発) 昭和63年5月17日 特許庁長官 /lX月Iす5夫 殿 1、事件の表示 昭和63年 特許願 第46Q7号 2、発明の名称 画  像  形  成  方  法 名称   (234>山陽国策パルプ株式会社つ 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 補正の内容 1、明細書筒2頁3行目に 「基因する」とあるを1起因する」ζ訂正2、明細書第
5頁4〜5行目に 「存する」とあるを「関する」と訂正 3、同頁13行目に 「現像」とあるを「現象」と訂正 4、明細書箱9頁8〜9行目に 「ポリ塩化ビニル、」とめるを 「ポリ塩化ビニル、ポリエステル、」と訂正5、明細書
筒12頁11行目と14行目に「作成された」とあるを
夫々 「作製された」と訂正

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基材上に水溶性光架橋剤、水溶性樹脂、合成樹脂エマ
    ルジョン、さらに必要に応じて着色剤から成る組成物を
    用いて感光層を形成し、該感光層に原稿を活性光線によ
    り露光したのち30〜60℃の温水に3秒以上浸漬する
    ことにより、露光部を温水で充分に膨潤軟化させると共
    に、未露光部の水溶性光架橋剤のほとんどを温水中へ溶
    出させ、次いで該温水で膨潤軟化した露光部を擦り落し
    て水以外の現像薬品を使用することなく、水溶性光架橋
    剤に起因する着色がない画像を形成させることを特徴と
    するポジ−ポジ型の画像形成方法。
JP460788A 1988-01-12 1988-01-12 画像形成方法 Granted JPH01180540A (ja)

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