JP2830931B2 - Fifo回路 - Google Patents

Fifo回路

Info

Publication number
JP2830931B2
JP2830931B2 JP4180063A JP18006392A JP2830931B2 JP 2830931 B2 JP2830931 B2 JP 2830931B2 JP 4180063 A JP4180063 A JP 4180063A JP 18006392 A JP18006392 A JP 18006392A JP 2830931 B2 JP2830931 B2 JP 2830931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
pointer
write
read
full
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4180063A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0628840A (ja
Inventor
貴弘 彦坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4180063A priority Critical patent/JP2830931B2/ja
Publication of JPH0628840A publication Critical patent/JPH0628840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2830931B2 publication Critical patent/JP2830931B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFIFO回路(Firs
t In First Out回路、以下、FIFO回
路と称す)に関し、特に、本発明は、書き込み、読み出
し動作を確実に行うことができ、回路構成の簡単なFI
FO回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、記憶回路と、その記憶回路へ
の書き込みアドレスを定めるライト・ポインタと、その
記憶回路からの読みだしアドレスを定めるリード・ポイ
ンタとを備え、上記ライト・ポインタとリード・ポイン
タの一致/不一致を検出して、記憶回路のフル/エンプ
ティー状態を検出することにより、データの書込み、読
みだしを制御するFIFO回路が知られている(例え
ば、特開昭60−262242号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のFIFO回路にあっては、フル/エンプティー状態
を検出する回路が比較的複雑になるとともに、データの
書き込み、読みだしをクロック信号に同期させて行って
いるため、データの書き込み、読みだし時、特に、リー
ド信号、ライト信号が同時に発生した場合等において、
その動作が不安定になるという欠点があった。
【0004】本発明は上記した従来技術の欠点を改善す
るためになされたものであって、データの書き込み、読
みだしを安定に行うことができ、また、簡単な回路構成
により、記憶回路のフル/エンプティー状態を検出する
ことができるFIFO回路を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図である。上記課題を解決するため、本発明の請求項1
の発明は、複数のデータを記憶するメモリと、メモリが
フル状態でない場合、メモリへのデータの書き込みが完
了したとき1インクリメントするライト・ポインタとメ
モリがエンプティ状態でない場合、メモリからデータの
読みだしが完了したときに1インクリメントするリード
・ポインタと、ライト・ポインタとリード・ポインタの
カウント値に基づきメモリのフル状態およびメモリのエ
ンプティ状態を検出するフル/エンプティ・フラグ作成
回路と、フル/エンプティ・フラグ作成回路がフル状態
を検出していないとき、ライト・ポインタのカウント値
をデコードしてメモリの書き込むべきアドレスへライト
・イネーブル信号を出力し、フル/エンプティ・フラグ
作成回路がフル状態を検出しているとき、ライト・ポイ
ンタのカウント値から1減算した出力をデコードしてメ
モリの書き込むべきアドレスへライト・イネーブル信号
を出力するライト・ポインタ・デコーダと、フル/エン
プティ・フラグ作成回路がエンプティ状態を検出してい
ないとき、リード・ポインタのカウント値に基づきメモ
リから読みだすアドレスを選択し、フル/エンプティ・
フラグ作成回路がエンプティ状態を検出しているとき、
リード・ポインタのカウント値から1減算した値に基づ
きメモリから読みだすアドレスを選択するセレクタとか
らFIFO回路を構成したものである。
【0006】本発明の請求項2の発明は、請求項1の発
明において、フル/エンプティ・フラグ作成回路がフル
状態を検出しているとき、ライト・イネーブル信号を出
力せず、メモへの書き込みを無視するように構成したラ
イト・ポインタ・デコーダを備えたものである。。本発
明の請求項3の発明は、複数のデータを記憶するメモリ
と、メモリがフル状態でない場合、メモリへのデータの
書き込みが完了したとき1インクリメントするライト・
ポインタとメモリがエンプティ状態でない場合、メモリ
からデータの読みだしが完了したときに1インクリメン
トするリード・ポインタと、ライト・ポインタとリード
・ポインタのカウント値に基づきメモリのフル状態およ
びメモリのエンプティ状態を検出するフル/エンプティ
・フラグ作成回路と、ライト・ポインタのカウント値を
デコードして、メモリの書き込むべきアドレスへライト
・イネーブル信号を出力するライト・ポインタ・デコー
ダと、リード・ポインタのカウント値に基づきメモリか
ら読みだすアドレスを選択するセレクタとを備えたFI
FO回路において、ライト・クロックの前縁でフル・フ
ラグをラッチし、ライト・クロックの後縁でライト・ポ
インタを動作させるライト・ポインタを設けたものであ
る。
【0007】本発明の請求項4の発明は、複数のデータ
を記憶するメモリと、メモリがフル状態でない場合、メ
モリへのデータの書き込みが完了したとき1インクリメ
ントするライト・ポインタとメモリがエンプティ状態で
ない場合、メモリからデータの読みだしが完了したとき
に1インクリメントするリード・ポインタと、ライト・
ポインタとリード・ポインタのカウント値に基づきメモ
リのフル状態およびメモリのエンプティ状態を検出する
フル/エンプティ・フラグ作成回路と、フル/エンプテ
ィ・フラグ作成回路がフル状態を検出していないとき、
ライト・ポインタのカウント値をデコードして、メモリ
の書き込むべきアドレスへライト・イネーブル信号を出
力するライト・ポインタ・デコーダと、フル/エンプテ
ィ・フラグ作成回路がエンプティ状態を検出していない
とき、リード・ポインタのカウント値に基づきメモリか
ら読みだすアドレスを選択するセレクタとを備えたFI
FO回路において、リード・クロックの前縁でエンプテ
ィ・フラグをラッチし、リード・クロックの後縁でリー
ド・ポインタを動作させるリード・ポインタを設けたも
のである。
【0008】本発明の請求項5の発明は、請求項1,
2,3または請求項4の発明において、ライト・ポイン
タ・デクリメンタを備え、エンプティ・フラグ作成回路
がフル状態を検出しているとき、ライト・ポインタ・デ
クリメンタがライト・ポインタのカウント値から1減算
した出力を発生し、メモリに記憶された最も新しいデー
タに対して、書き込みデータをオーバー・ライトするよ
うにしたものである。
【0009】本発明の請求項6の発明は、請求項1,
2,3,4または請求項5の発明において、リード・ポ
インタ・デクリメンタを備え、エンプティ・フラグ作成
回路がエンプティ状態を検出しているとき、リード・ポ
インタ・デクリメンタがリード・ポインタのカウント値
から1減算した出力を発生し、メモリに記憶された最も
新しいデータを読みだすようにしたものである。
【0010】本発明の請求項7の発明は、請求項1,
2,3,4,5または請求項6の発明において、メモリ
の容量分の状態保持用フリップフロップを持ち、メモリ
へのデータ書き込みがある度にライト・ポインタで示さ
れた位置のフリップフロップを反転させるライト系用フ
リップフロップ群と、メモリの容量分の状態保持用フリ
ップフロップを持ち、メモリからデータ読みだしがある
度にリード・ポインタで示された位置のフリップフロッ
プを反転させるリード系用フリップフロップ群とを備
え、ライト系用フリップフロップ群が保持する状態値と
リード系用フリップフロップ群が保持する状態値の全て
のビットが一致したときエンプティ信号を発生し、ライ
ト系用フリップフロップ群が保持する状態値とリード系
用フリップフロップ群が保持する状態値の全てのビット
が不一致のときフル信号を発生するフル/エンプティ・
フラグ作成回路を設けたものである。
【0011】本発明の請求項8の発明は、請求項1,
2,3,4,5または請求項6の発明において、ライト
・ポインタおよびリード・ポインタをジョンソン・カウ
ンタより構成し、ライト・ポインタのフリップフロップ
群が保持する状態値とリード・ポインタのフリップフロ
ップ群が保持する状態値の全てのビットが一致したとき
エンプティ信号を発生し、ライト・ポインタのフリップ
フロップ群が保持する状態値とリード・ポインタのフリ
ップフロップ群が保持する状態値の全てのビットが不一
致のときフル信号を発生するフル/エンプティ・フラグ
作成回路を設けたものである。
【0012】本発明の請求項9の発明は、請求項8の発
明において、ライト・ポインタあるいはリード・ポイン
タを構成するジョンソン・カウンタをI1 ないしIn の
ビットを持つnビットジョンソン・カウンタとし、ライ
ト・ポインタ・デコーダか出力するイネーブル信号もし
くはセレクタが出力するメモリの選択信号をS1 ないし
Sn としたとき、ジョンソン・カウンタのI1 とIn
が不一致の場合に、イネーブル信号もしくは選択信号S
1 を出力し、ジョンソン・カウント値の隣合ったビッ
トIk とIk-1 が不一致の場合に、イネーブル信号もし
くは選択信号SK (n≧k>1)を出力するように構成
したライト・ポインタ・デコーダもしくはセレクタを備
えたものである。
【0013】本発明の請求項10の発明は、請求項8ま
たは請求項9の発明において、ライト・ポインタあるい
はリード・ポインタを構成するジョンソン・カウンタの
LSBとMSBが共に「H」でその他のビットに1ビッ
トでも「L」がある場合、あるいは、そのLSBとMS
Bが共に「L」でその他のビットに1ビットでも「H」
がある場合、上記2条件のどちらかが成り立った場合、
もしくは、ジョンソン・カウンタの出力信号より得たF
IFOメモリのセレクト信号が2本以上イネーブル状態
になった場合、異常信号を出力するポインタ・エラー検
出回路を備えたものである。
【0014】本発明の請求項11の発明は、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8,9または請求項10の発
明において、メモリに格納されたデータ数を算出する格
納データ数算出回路を備えたものである。
【0015】
【作用】本発明の請求項1の発明においては、フル/エ
ンプティ・フラグ作成回路がフル状態を検出していると
き、ライト・ポインタのカウント値から1減算した出力
をデコードして、データをメモリに書き込み、フル/エ
ンプティ・フラグ作成回路がエンプティ状態を検出して
いるとき、リード・ポインタのカウント値から1減算し
た値に基づきメモリからデータを読みだしているので、
メモリがフルおよびエンプティ状態のとき、データの書
き込み、読みだしがあっても誤動作することなく確実に
動作が保証される。
【0016】本発明の請求項2の発明においては、フル
/エンプティ・フラグ作成回路がフル状態を検出してい
るとき、メモへの書き込みを無視するように構成したの
で、メモリがフル状態のとき、データの書き込みがあっ
ても、誤動作することなく確実に動作が保証される。本
発明の請求項3の発明においては、ライト・クロックの
前縁でフル・フラグをラッチし、ライト・クロックの後
縁でライト・ポインタを動作させるように構成したの
で、データの書き込み中に読みだしがあっても正常にデ
ータを書き込むことができる。
【0017】本発明の請求項4の発明においては、リー
ド・クロックの前縁でエンプティ・フラグをラッチし、
リード・クロックの後縁でリード・ポインタ動作させる
ように構成したので、データの読みだし中にデータの書
き込みがあっても、正常にデータを読みだすことができ
る本発明の請求項5の発明においては、ライト・ポイン
タ・デクリメンタを設け、メモリに記憶された最も新し
いデータに対して、書き込みデータをオーバー・ライト
するするようにしたので、メモリがフル状態のとき、デ
ータの書き込みがあっても誤動作することなく確実な動
作が保証される。
【0018】本発明の請求項6の発明においては、リー
ド・ポインタ・デクリメンタを設けので、メモリがエン
プティ状態のとき、データの読みだしがあっても誤動作
することなく確実な動作が保証される。本発明の請求項
7の発明においては、フル/エンプティ・フラグ作成回
路を、ライト系用フリップフロップ群と、リード系用フ
リップフロップ群とから構成し、ライト系用フリップフ
ロップ群が保持する状態値とリード系用フリップフロッ
プ群が保持する状態値の全てのビットが一致したときエ
ンプティ信号を発生し、ライト系用フリップフロップ群
が保持する状態値とリード系用フリップフロップ群が保
持する状態値の全てのビットが不一致のときフル信号を
発生するようにしたので、簡単な回路により、メモリの
フル状態、エンプティ状態を検出することができる。
【0019】本発明の請求項8の発明においては、ライ
ト・ポインタおよびリード・ポインタをジョンソン・カ
ウンタより構成したので、フル/エンプティ・フラグ作
成回路にフリップフロップ群を設ける必要がなく、フル
/エンプティ・フラグ作成回路の構成を簡単にすること
ができる。本発明の請求項9の発明においては、ライト
・ポインタあるいはリード・ポインタをジョンソン・カ
ウンタで構成し、その各ビット値を簡単な論理回路によ
り演算し、イネーブル信号もしくは選択信号を得るよう
にしたので、ライト・ポインタ・デコーダもしくはセレ
クタの構成を簡単にすることができる。
【0020】本発明の請求項10の発明においては、ラ
イト・ポインタあるいはリード・ポインタとしてジョン
ソン・カウンタを用いたFIFO回路において、ジョン
ソン・カウンタの異常を検出するポインタ・エラー検出
回路を設けたので、ジョンソン・カウンタのカウントが
エラー状態に陥っても正常状態に回復することが可能と
なり、FIFO回路の信頼性を向上することができる。
【0021】本発明の請求項11の発明においては、格
納データ数算出回路を設けたので、メモリに格納されて
いるデータ数を知ることが可能となる。
【0022】
【実施例】図2は本発明の1実施例であるFIFO回路
の全体構成を示す図である。同図において、21は後述
するFIFOメモリ23へデータを書き込む際のアドレ
スを示すライト・ポインタであり、N進カウンタから構
成され、データの書き込みが完了すると、FIFOメモ
リがFULL状態でない場合1インクリメントする。こ
のため、ライト・ポインタ21のカウント値は常に次の
書込み位置を示している。
【0023】21aはライト・ポインタ・デクリメンタ
であり、ライト・ポインタ21のカウント値より1少な
い出力を発生する。21bはライト・ポインタ・セレク
タであり、後述するFULL/EMPTYフラグ作成回
路25がFULL信号を出力したとき、ライト・ポイン
タ・デクリメンタ21aの出力を選択する。21cはラ
イト・ポインタ・デコーダであり、ライト・ポインタ2
1もしくはライト・ポインタ・デクリメンタ21aの出
力をデコードしてライト・イネーブル信号WEN0〜WEN7
(以下、この信号をENと表記する)を出力し、FIFO
メモリ23の所定のアドレスにデータを書き込み可能と
する。
【0024】22は後述するFIFOメモリ23からデ
ータを読み出す際のアドレスを示すリード・ポインタで
あり、N進カウンタから構成され、データの読みだしが
完了すると、FIFOメモリがEMPTYでない場合1
インクリメントする。このため、リード・ポインタ22
のカウント値は常に次の読み出し位置を示している。2
2aはリード・ポインタ・デクリメンタであり、リード
・ポインタ22のカウント値より1少ない出力を発生す
る。22bはリード・ポインタ・セレクタであり、後述
するFULL/EMPTYフラグ作成回路25がEMP
TY信号を出力したとき、リード・ポインタ・デクリメ
ンタ22aの出力を選択する。22cはリード・ポイン
タ・デコーダであり、リード・ポインタ22もしくはラ
イト・ポインタ・デクリメンタ22aの出力をデコード
し、FIFOメモリ23からデータを読み出す際のアド
レスを出力する。
【0025】23はFIFOメモリであり、本実施例で
は、8ワードのデータを記憶するFIFOメモリが示さ
れている。24は8:1セレクタであり、FIFOメモ
リ23に記憶されたデータの内、リード・ポインタ・デ
コーダ22cにより選択されたアドレスのデータをリー
ド・データとして出力する。
【0026】25はFULL/EMPTYフラグ作成回
路であり、ライト・ポインタ21のカウント値とリード
・ポインタ22のカウント値を比較することにより、F
IFOメモリ23がFULL状態かEMPTY状態かを
検出する。26は格納データ数算出回路であり、ライト
・ポインタ21のカウント値とリード・ポインタ22の
カウント値よりFIFOメモリ23に格納されているデ
ータ数を算出する。
【0027】27はポインタ・エラー検出回路であり、
ライト・ポインタ21とリード・ポインタ22のエラー
状態を検出し、ライト・ポインタ21とリード・ポイン
タ22をリセットする。次に図2の実施例の動作を説明
する。ライト・データWDATA とともに、ライト・クロッ
クWRが入力されると、FIFOメモリ23がFULL状
態でない場合には、ライト・ポインタ・セレクタ21b
はライト・ポインタ21の出力を選択し、ライト・ポイ
ンタ・デコーダ21cに出力する。
【0028】ライト・ポインタ・デコーダ21cはライ
ト・ポインタ21の出力をデコードして、ライト・イネ
ーブル信号ENを出力しFIFOメモリに与える。これに
より、ライト・データWDATA はライト・ポインタ21が
示すFIFOメモリ23のアドレスに書き込まれる。F
IFOメモリ23へのデータの書込みが完了すると、ラ
イト・ポインタ21は、次のデータ書込み位置を指示す
るため、1インクリメントされる。
【0029】一方、FULL/EMPTYフラグ作成回
路25はライト・ポインタ21のカウント値とリード・
ポインタ22のカウント値を比較することにより、FI
FOメモリ23がFULL状態かEMPTY状態かを検
出しており、データをFIFOメモリ23に書き込むこ
とにより、FIFOメモリ23がFULL状態になる
と、ライト・ポインタ21はFULL/EMPTYフラ
グ作成回路25が出力するFULL信号をライト・クロ
ックWRによりラッチし、ライト・ポインタ・セレクタ2
1bに与える。
【0030】この信号により、ライト・ポインタ・セレ
クタ21bはライト・ポインタ・デクリメンタ21aの
出力を選択し、ライト・ポインタ・デコーダ21cに出
力する。ライト・ポインタ・デコーダ21cはライト・
ポインタ・デクリメンタ21aにより1減算されたライ
ト・ポインタ21の出力をデコードし、FIFOメモリ
に与える。このため、ライト・データWDATA は前回デー
タが書き込まれたFIFOメモリ23のアドレスに書き
込まれる。また、FIFOメモリ23がFULL状態の
場合には、ライト・ポインタ21は、1インクリメント
されず、現状のポインタ値を維持する。
【0031】すなわち、FIFOメモリ23がFULL
状態の場合には、FIFOメモリ23の同一のアドレス
にライト・データWDATA がオーバー・ライトされること
となる。つぎに、リード・クロックRDが入力されると、
FIFOメモリ23がEMPTY状態でない場合には、
リード・ポインタ・セレクタ22bはリード・ポインタ
22の出力を選択し、リード・ポインタ・デコーダ22
cに出力する。
【0032】リード・ポインタ・デコーダ22cはリー
ド・ポインタ22の出力をデコードし、8:1セレクタ
24に与える。8:1セレクタ24はリード・ポインタ
22が示すFIFOメモリ23のアドレスのデータを選
択して、リード・データRDATA として出力する。FIF
Oメモリ23からデータの読みだしが完了すると、リー
ド・ポインタ22は、次のデータ読みだし位置を指示す
るため、1インクリメントされる。
【0033】一方、FULL/EMPTYフラグ作成回
路25はFIFOメモリ23がFULL状態かEMPT
Y状態かを検出しており、データをFIFOメモリ23
から読み出すことにより、FIFOメモリ23がEMP
TY状態になると、FULL/EMPTYフラグ作成回
路25の出力により、リード・ポインタ22はFULL
/EMPTYフラグ作成回路25が出力するEMPTY
信号をリード・クロックRDによりラッチし、リード・ポ
インタ・セレクタ22bに与える。
【0034】この信号により、リード・ポインタ・セレ
クタ22bはリード・ポインタ・デクリメンタ22aの
出力を選択し、リード・ポインタ・デコーダ22cに出
力する。リード・ポインタ・デコーダ22cはリード・
ポインタ・デクリメンタ22aにより1減算されたリー
ド・ポインタ22の出力をデコードし、8:1セレクタ
24に与える。このため、前回読み出されたデータが再
びFIFOメモリ23から読み出される。
【0035】また、FIFOメモリ23がEMPTY状
態の場合には、リード・ポインタ22は、1インクリメ
ントされず、現状のポインタ値を維持する。格納データ
数算出回路26はライト・ポインタ21のカウント値と
リード・ポインタ22のカウント値よりFIFOメモリ
23に格納されているデータ数を算出して、外部に設け
られた表示器などに表示させる。また、ポインタ・エラ
ー検出回路27は、ライト・ポインタ21とリード・ポ
インタ22のエラー状態を検出し、ライト・ポインタ2
1とリード・ポインタ22のカウント値が異常状態にな
ると、ライト・ポインタ21とリード・ポインタ22を
リセットする。
【0036】図3はFULL/EMPTYフラグ作成回
路25の動作を説明する図であり、同図はFIFOメモ
リ23として4ワードのメモリを用いた場合のFULL
/EMPTYフラグ作成回路25の動作の1実施例を示
している。本実施例において、FULL/EMPTYフ
ラグ作成回路25はライト系、リード系にそれぞれに4
ビット(FIFOメモリの容量に対応したビット数、こ
の場合には、4ワードのメモリを用いていることとして
いるので4ビット)の状態保持用フリップフロップを持
ち、図3に示すように、書込みおよび読みだしがあるご
とに、状態保持用フリップフロップのライト・ポインタ
21,リード・ポインタ22で示された位置のフリップ
フロップを反転させる。
【0037】初期状態においては、図3に示すように、
ライト系、リード系の状態保持用フリップフロップは共
に「0000」であり、この状態をEMPTYとする。
ここで、例えば、リードせずに、FIFOメモリ23に
4回書込みを行うとライト系の状態保持用フリップフロ
ップは図3に示すように、「1111」となる。一方、
リード系の状態保持用フリップフロップの値は上記した
ように「0000」であり全てのビットが不一致とな
る。この状態をFULLという。
【0038】上記のように、ライト系、リード系にそれ
ぞれにFIFOメモリの容量に対応したビット数の状態
保持用フリップフロップを設け、ライト・ポインタ,リ
ード・ポインタで示された位置の状態保持用フリップフ
ロップのフリップフロップを反転させ、両者を比較する
ことにより、FIFOメモリ23のFULL状態、EM
PTY状態を検出することができる。
【0039】図4はライト・ポインタ21およびリード
・ポインタ22の動作のタイム・チャートを示す図であ
り、同図(a)はライト・ポインタ21の動作を示すタ
イム・チャート、同図(b)はリード・ポインタ22の
動作を示すタイム・チャートである。本実施例のライト
・ポインタ21は同図(a)に示すように、ライト・ク
ロックWRの立ち下がりでFULL/EMPTYフラグ作
成回路25が出力するFULL信号をラッチし、ライト
・クロックWRの立ち上がりでライト・ポインタ21のカ
ウント値を1インクリメントさせる(FULLフラグが
0の場合)。
【0040】また、同様に、リード・ポインタ22は同
図(b)に示すように、リード・クロックRDの立ち下が
りでFULL/EMPTYフラグ作成回路25が出力す
るEMPTY信号をラッチし、リード・クロックRDの立
ち上がりでリード・ポインタ22のカウント値を1イン
クリメントさせる(EMPTYフラグが0の場合)。以
上のように、FULL/EMPTYフラグがラッチされ
た後に、データの書き込み、読みだしが行われ、データ
の書込み終了後、ライト・ポインタ21、リード・ポイ
ンタ22がインクリメントされるので、FULL時、も
しくは、EMPTY時にライト・ポインタ、リード・ポ
インタが動くことがなく、書込み動作、読みだし動作を
安定に行うことができる。また、書き込み中に読みだ
し、あるいは、読みだし中に書き込みがあっても、正常
に書き込み、読みだしを行うことができる。
【0041】図5(a),(b)はFIFOメモリ(F
IFOメモリのうちの1ビット分が示されている)の一
例を示す図であり、同図(a)において、51はセレク
タであり、ライト・イネーブル信号ENが1の時(ライト
・イネーブル信号ENが正論理の場合)、入力Aを選択
し、また、ライト・イネーブル信号ENが0の時、入力B
を選択して出力する。
【0042】52はDフリップフロップであり、各メモ
リに共通に配線されたライト・クロックWRが入力したと
き入力端子Dに加わる信号によりセットされる。同図に
おいて、書込みデータIDATAが入力されたとき、ラ
イト・イネーブル信号ENが1であれば、セレクタ51は
IDATAを選択して、DフリップフロップのD端子に
出力し、ライト・クロックWRが入力されると、書込みデ
ータIDATAはDフリップフロップにセットされる。
【0043】また、ライト・イネーブル信号ENが0のと
き、セレクタ51はDフリップフロップ52の出力OD
ATAを選択してD端子に出力しており、ライト・クロ
ックWRが入力されると、Dフリップフロップの出力OD
ATAが再びDフリップフロップに書き込まれ、保持さ
れる。同図(b)において、53はノット回路、54,
55はアンド回路、56はJKフリップフロップであ
り、ライト・イネーブル信号ENが1であれば(ライト・
イネーブル信号ENが正論理の場合)、書込みデータID
ATAはアンド回路54を介してJKフリップフロップ
56のJ端子に入力され、また、書込みデータIDAT
Aはノット回路53により反転されて、アンド回路55
を介してJKフリップフロップ56のK端子に入力され
る。
【0044】ここで、各メモリに共通に配線されたライ
ト・クロックWRが入力されると、書込みデータIDAT
AはJKフリップフロップにセットされる。また、ライ
ト・イネーブル信号ENが0であれば、アンド回路54、
アンド回路55の出力は0であり、ライト・クロックWR
が入力されたとき、JKフリップフロップは、書き込ま
れたデータを保持する。
【0045】図6はFIFOメモリ23への書き込みタ
イミングを示すタイム・チャートであり、ライト・クロ
ックWRが立ち下がったとき、FULLがラッチされ(図
4参照)、ついで、ライト・イネーブル信号が確定した
のち、ライト・クロックWRが立ち上がり時点で、FIF
Oメモリ23への書き込みが行われる。以上説明したよ
うに、本実施例においては、ライト・ポインタ、リード
・ポインタ、および、そのカウント値を比較することに
よりFIFOメモリのFULL/EMPTY状態を検出
しデータの書き込み、読みだしを制御するFULL/E
MPTYフラグ作成回路とを備えたFIFO回路におい
て、フル/エンプティ・フラグ作成回路がフル状態を検
出しているとき、ライト・ポインタのカウント値から1
減算した出力をデコードして、データをメモリに書き込
み、フル/エンプティ・フラグ作成回路がエンプティ状
態を検出しているとき、リード・ポインタのカウント値
から1減算した値に基づきメモリからデータを読みだし
ているので、メモリがフルおよびエンプティ状態のと
き、データの書き込み、読みだしがあっても誤動作する
ことなく確実に動作が保証される。
【0046】また、FULL/EMPTYフラグをライ
ト・クロックWRの立ち下がりでラッチし、ライト・クロ
ックWRの立ち上がりで、ライト・ポインタ、リード・ポ
インタのインクリメントおよびFIF0メモリへの書き
込みをおこなっているので、データの書き込み、読みだ
しを安定に行うことができる。さらに、FULL/EM
PTYフラグ作成回路として、図3で説明した回路を用
いることにより、FULL/EMPTYフラグ作成回路
の構成を簡単にすることができる。
【0047】なお、上実施例においては、ライト・ポイ
ンタ・デクリメンタ21aを用いて、FULLフラグが
1の時、ライト・ポインタのカウント値を1減算してラ
イト・ポインタ・デコーダ21cに出力することによ
り、最新の書き込まれたデータにオーバー・ライトする
例を示したが、ライト・ポインタ・デクリメンタ21a
を省略し、FULLフラグが1の時、ライト・ポインタ
・デコーダ21cがライト・イネーブル信号ENを出力し
ないように構成し、FIFOメモリ23がFULL時に
は、データの書き込みを無視するようにすることもでき
る。
【0048】以上説明した実施例においては、ライト・
ポインタ21、リード・ポインタ22として、N進カウ
ンタを用いる例を示したが、上記ライト・ポインタ2
1、リード・ポインタ22として、nビット・ジョンソ
ン・カウンタを用いることができる。すなわち、前記し
た図3で説明したFULL/EMPTYフラグ作成回路
25における状態保持用フリップフロップの遷移はジョ
ンソン・カウンタそのものであるから、ライト・ポイン
タ21、リード・ポインタ22として、nビット・ジョ
ンソン・カウンタを用いることにより、FULL/EM
PTYフラグ作成回路25における状態保持用フリップ
フロップとライト・ポインタ21、リード・ポインタ2
2とを共用することができる。
【0049】このように構成すれば、図3で説明した方
法によりライト・ポインタ21、リード・ポインタ22
の各フリップフロップの状態を比較してFULL/EM
PTY状態を検出することができ、FULL/EMPT
Yフラグ作成回路25に状態保持用フリップフロップを
設ける必要がない。図7は上記のように、ライト・ポイ
ンタ21、リード・ポインタ22としてnビット・ジョ
ンソン・カウンタを用いた場合のライト・ポインタ・デ
クリメンタ21b、リード・ポインタ・デクリメンタ2
2bの構成およびその動作を示す図であり、同図に示す
デクリメンタは、入力に対してジョンソン・カウンタの
カウント値として、1少ない出力を発生する。
【0050】同図(a)はその構成を示す図であり、同
図において、71はインバータであり、デクリメンタ入
力I1 をインバータ71により反転し出力Dn とし、そ
の他の入力I2 〜Inはそのまま出力D1 ないしDn-1
とする。すなわち、入力I1 〜Inに対してジョンソン
・カウンタのカウント値として1少ない出力D1 〜Dn
は同図(b)に示すような入出力パターンとなり、デク
リメント出力Dn-1 〜D1 のビット・パターンは、デク
リメント入力In 〜I2のビット・パターンと一致し、
デクリメント出力のMSB(Dn )はデクリメント入力
のLSB(I1 )の反転である。したがって、同図
(a)に示すようにインバータ71を1つ用いるだけで
デクリメンタを構成することができる。
【0051】図8はライト・ポインタ21、リード・ポ
インタ22としてnビット・ジョンソン・カウンタを用
いた場合のメモリ・セレクト信号作成回路(図2のライ
ト・ポインタ・デコーダ21c、リード・ポインタ・デ
コーダ22cに相当)の動作を示す図である。この場
合、ライト・ポインタ21によるFIFOメモリのセレ
クト信号、リード・ポインタ22による8:1セレクタ
23のセレクト信号は、図8に示すように、セレクト信
号S1 はポインタからの入力In とI1 が一致した場合
にイネーブルとし、それ以外のセレクト信号は、となり
合ったビットが不一致の場合にイネーブルとすればよ
い。
【0052】例えば、k番目のFIFOメモリを選択し
たい場合には、Sk =Sk EOR Sk-1 (n>=k>1)
とすることにより、FIFOのメモリのイネーブル信号
を作成することができる。すなわち、同図に示すよう
に、この場合のセレクト信号はENOR(イクスクルーシブ
・ノア)とEOR (イクスクルーシブ・オア)回路を用い
て簡単に構成することができる。
【0053】ところで、ションソン・カウンタには、図
9に示すように(同図は4ビットの場合を示してい
る)、正常なループであるメジャー・ループと異常なル
ープであるマイナー・ループが存在する。そして、ジョ
ンソン・カウンタの1ビットが外部からのノイズ等によ
り、図9(a)の状態から同図(b)の状態に変化する
と、同図(b)のマイナー・ループから同図(a)のメ
ジャー・ループに復帰することは不可能である。
【0054】したがって、図2のライト・ポインタ2
1、リード・ポインタ22としてnビット・ジョンソン
・カウンタを用いた場合には、図2に示すポインタ・エ
ラー検出回路27を設けることにより、ジョンソン・カ
ウンタが異常ループに陥ったことを検出することがで
き、正常状態に回復することができる。この場合のポイ
ンタ・エラー検出回路は次のように構成することができ
る。
【0055】すなわち、図9のメジャー・ループにおい
ては、LSBとMSBか共に0の場合は、その他のビッ
トは全て0である。同様にLSBとMSBが共に1の場
合にはその他のビットは全て1である。このことを利用
することにより、下記の3つの条件のいずれかにより必
ず異常状態を検出することができる。 LSBとMSBが共に0の場合、それ以外のビット
に1ビットでも1が存在したら異常とする。 LSBとMSBが共に1の場合、それ以外のビット
に1ビットでも0が存在したら異常とする。 ジョンソン・カウンタの出力信号より得たFIFO
メモリのセレクト信号(図8参照)が2本以上イネーブ
ル状態になったとき、異常とする。
【0056】図10は図2の格納データ数算出回路26
の実施例を示す図であり、同図(a)はライト・ポイン
タ21、リード・ポインタ22としてN進バイナリー・
カウンタを用いた場合の格納データ数算出回路を示し、
同図(b)はライト・ポインタ21、リード・ポインタ
22としてジョンソン・カウンタを用いた場合の格納デ
ータ数算出回路の構成を示している。
【0057】ライト・ポインタ21、リード・ポインタ
22としてN進バイナリー・カウンタを用いた場合に
は、同図(a)に示すように、ライト・ポインタ21と
リード・ポインタ22のカウント値を引き算する減算器
26を用いることにより、格納データ数を算出すること
ができる。また、ライト・ポインタ21、リード・ポイ
ンタ22としてジョンソン・カウンタを用いた場合に
は、同図(b)に示すように、ExOR回路26aによ
りライト・ポインタ21とリード・ポインタ22のカウ
ント値との排他的論理和を求め、ビット・カウンタ26
bにより、ビット数を計数することにより格納データ数
を求めることができる。
【0058】図11は図10に示すビット・カウンタ2
6bの構成の一例を示す図であり、同図において、11
0aないし110dはフル・アダー、111aないし1
11cはハーフ・アダーを示し、X,Yは加算入力、C
Iはキャリ・イン、COはキャリ・アウト、Sは加算出
力である。同図に示すように、図10のExOR回路2
6aの出力I0 〜I7 をフル・アダー110a,110
bとハーフ・アダー111aを用いて加算し、それらの
出力をフル・アダー110c,ハーフ・アダー111d
を用いて加算し、さらに、それらの出力をハーフ・アダ
ー111b,111cを用いて加算することにより、ハ
ーフ・アダー111b,111cの出力にバイナリー信
号として格納データ数を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明においては、上記のような構成としたので、次の
効果を得ることができる。 メモリがフルおよびエンプティ状態のとき、データ
の書き込み、読みだしがあっても誤動作することなく確
実な動作が保証される。 ライト・クロックもしくはリード・クロックの前縁
でフル・フラグもしくはエンプティ・フラグをラッチ
し、ライト・クロックもしくはリード・クロックの後縁
でライト・ポインタもしくはリード・ポインタを動作さ
せるように構成したので、データの書き込み、もしく
は、読みだし中に、データの読みだし、もしくは、書き
込みがあっても正常にデータを書き込み、読みだしを行
うことができる。 フル/エンプティ・フラグ作成回路を、ライト系用
フリップフロップ群と、リード系用フリップフロップ群
とから構成し、ライト系用フリップフロップ群が保持す
る状態値とリード系用フリップフロップ群が保持する状
態値の全てのビットが一致したときエンプティ信号を発
生し、ライト系用フリップフロップ群が保持する状態値
とリード系用フリップフロップ群が保持する状態値の全
てのビットが不一致のときフル信号を発生するようにす
れば、簡単な回路により、メモリのフル状態、エンプテ
ィ状態を検出することができる。 ライト・ポインタおよびリード・ポインタをジョン
ソン・カウンタにより構成することにより、フル/エン
プティ・フラグ作成回路、ライト・ポインタ・デコー
ダ、セレクタの構成を簡単にすることができる。 ライト・ポインタあるいはリード・ポインタとして
ジョンソン・カウンタを用いたFIFO回路において、
ジョンソン・カウンタの異常を検出するポインタ・エラ
ー検出回路を設けることにより、ジョンソン・カウンタ
のカウントがエラー状態に陥っても正常状態に回復する
ことが可能となり、FIFO回路の信頼性を向上するこ
とができる。 格納データ数算出回路を設けたので、メモリに格納
されているデータ数を知ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明の1実施例であるFIFO回路の全体構
成を示す図である。
【図3】FULL/EMPTYフラグ作成回路の動作を
説明する図である。
【図4】ライト・ポインタ、リード・ポインタの動作を
示す図である。
【図5】FIFOメモリの一例を示す図である。
【図6】FIFOメモリへの書き込みタイミングを示す
図である。
【図7】デクリメンタの構成およびその動作を示す図で
ある。
【図8】メモリ・セレクト信号を示す図である。
【図9】ションソン・カウンタのメジャーおよびマイナ
ー・ループの説明図である。
【図10】格納データ数算出回路の実施例を示す図であ
る。
【図11】ビット・カウンタの構成の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
21 ライト・ポインタ 21a ライト・ポインタ・デクリメンタ 21b ライト・ポインタ・セレクタ 21c ライト・ポインタ・デコーダ 22 リード・ポインタ 22a リード・ポインタ・デクリメンタ 22b リード・ポインタ・セレクタ 22c リード・ポインタ・デコーダ 23 FIFOメモリ 24 セレクタ 25 FULL/EMPTYフラグ作成
回路 26 格納データ数算出回路 27 ポインタ・エラー検出回路

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータを記憶するメモリ(6) と、 メモリがフル状態でない場合、メモリへのデータの書き
    込みが完了したとき1インクリメントするライト・ポイ
    ンタとメモリがエンプティ状態でない場合、メモリから
    データの読みだしが完了したときに1インクリメントす
    るリード・ポインタと、 ライト・ポインタとリード・ポインタのカウント値に基
    づきメモリのフル状態およびメモリのエンプティ状態を
    検出するフル/エンプティ・フラグ作成回路と、 フル/エンプティ・フラグ作成回路がフル状態を検出し
    ていないとき、ライト・ポインタのカウント値をデコー
    ドしてメモリの書き込むべきアドレスへライト・イネー
    ブル信号を出力し、フル/エンプティ・フラグ作成回路
    がフル状態を検出しているとき、ライト・ポインタのカ
    ウント値から1減算した出力をデコードしてメモリの書
    き込むべきアドレスへライト・イネーブル信号を出力す
    るライト・ポインタ・デコーダと、 フル/エンプティ・フラグ作成回路がエンプティ状態を
    検出していないとき、リード・ポインタのカウント値に
    基づきメモリから読みだすアドレスを選択し、フル/エ
    ンプティ・フラグ作成回路がエンプティ状態を検出して
    いるとき、リード・ポインタのカウント値から1減算し
    た値に基づきメモリから読みだすアドレスを選択するセ
    レクタとを備えたFIFO回路。
  2. 【請求項2】 フル/エンプティ・フラグ作成回路がフ
    ル状態を検出しているとき、ライト・イネーブル信号を
    出力せず、メモリへの書き込みを無視するように構成し
    たライト・ポインタ・デコーダを備えたことを特徴とす
    る請求項1のFIFO回路。
  3. 【請求項3】 複数のデータを記憶するメモリと、 メモリがフル状態でない場合、メモリへのデータの書き
    込みが完了したとき1インクリメントするライト・ポイ
    ンタとメモリがエンプティ状態でない場合、メモリから
    データの読みだしが完了したときに1インクリメントす
    るリード・ポインタと、 ライト・ポインタとリード・ポインタのカウント値に基
    づきメモリのフル状態およびメモリのエンプティ状態を
    検出するフル/エンプティ・フラグ作成回路と、 ライト・ポインタのカウント値をデコードして、メモリ
    の書き込むべきアドレスへライト・イネーブル信号を出
    力するライト・ポインタ・デコーダと、 リード・ポインタのカウント値に基づきメモリから読み
    だすアドレスを選択するセレクタとを備えたFIFO回
    路において、 ライト・クロックの前縁でフル・フラグをラッチし、ラ
    イト・クロックの後縁でライト・ポインタを動作させる
    ライト・ポインタを備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のFIFO回路。
  4. 【請求項4】 複数のデータを記憶するメモリと、 メモリがフル状態でない場合、メモリへのデータの書き
    込みが完了したとき1インクリメントするライト・ポイ
    ンタとメモリがエンプティ状態でない場合、メモリから
    データの読みだしが完了したときに1インクリメントす
    るリード・ポインタと、 ライト・ポインタとリード・ポインタのカウント値に基
    づきメモリのフル状態およびメモリのエンプティ状態を
    検出するフル/エンプティ・フラグ作成回路と、 ライト・ポインタのカウント値をデコードして、メモリ
    の書き込むべきアドレスへライト・イネーブル信号を出
    力するライト・ポインタ・デコーダと、 リード・ポインタのカウント値に基づきメモリから読み
    だすアドレスを選択するセレクタとを備えたFIFO回
    路において、 リード・クロックの前縁でエンプティ・フラグをラッチ
    し、リード・クロックの後縁でリード・ポインタを動作
    させるリード・ポインタを備えたことを特徴とする請求
    項1または請求項2のFIFO回路。
  5. 【請求項5】 ライト・ポインタ・デクリメンタを備
    え、フル/エンプティ・フラグ作成回路がフル状態を検
    出しているとき、ライト・ポインタ・デクリメンタがラ
    イト・ポインタのカウント値から1減算した出力を発生
    し、メモリに記憶された最も新しいデータに対して、書
    き込みデータをオーバー・ライトすることを特徴とする
    請求項1,3または請求項4のFIFO回路。
  6. 【請求項6】 リード・ポインタ・デクリメンタを備
    え、エンプティ・フラグ作成回路がエンプティ状態を検
    出しているとき、リード・ポインタ・デクリメンタがリ
    ード・ポインタのカウント値から1減算した出力を発生
    し、メモリに記憶された最も新しいデータを読みだすこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4または請求項5の
    FIFO回路。
  7. 【請求項7】 メモリの容量分の状態保持用フリップフ
    ロップを持ち、メモリへのデータ書き込みがある度にラ
    イト・ポインタで示された位置のフリップフロップを反
    転させるライト系用フリップフロップ群と、 メモリの容量分の状態保持用フリップフロップを持ち、
    メモリからデータ読みだしがある度にリード・ポインタ
    で示された位置のフリップフロップを反転させるリード
    系用フリップフロップ群とを備え、 ライト系用フリップフロップ群が保持する状態値とリー
    ド系用フリップフロップ群が保持する状態値の全てのビ
    ットが一致したときエンプティ信号を発生し、 ライト系用フリップフロップ群が保持する状態値とリー
    ド系用フリップフロップ群が保持する状態値の全てのビ
    ットが不一致のときフル信号を発生するフル/エンプテ
    ィ・フラグ作成回路を設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5または請求項6のFIFO回路。
  8. 【請求項8】 ライト・ポインタおよびリード・ポイン
    タをジョンソン・カウンタより構成し、ライト・ポイン
    タのフリップフロップ群が保持する状態値とリード・ポ
    インタのフリップフロップ群が保持する状態値の全ての
    ビットが一致したときエンプティ信号を発生し、 ライト・ポインタのフリップフロップ群が保持する状態
    値とリード・ポインタのフリップフロップ群が保持する
    状態値の全てのビットが不一致のときフル信号を発生す
    るフル/エンプティ・フラグ作成回路を設けたことを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5または請求項6のF
    IFO回路。
  9. 【請求項9】 ライト・ポインタあるいはリード・ポイ
    ンタを構成するジョンソン・カウンタをI1 ないしIn
    のビットを持つnビットジョンソン・カウンタとし、ラ
    イト・ポインタ・デコーダか出力するイネーブル信号も
    しくはセレクタが出力するメモリの選択信号をS1 ない
    しSn としたとき、ジョンソン・カウンタのI1 とI
    n が不一致の場合に、イネーブル信号もしくは選択信号
    S1 を出力し、ジョンソン・カウント値の隣合ったビ
    ットIk とIk-1 が不一致の場合に、イネーブル信号も
    しくは選択信号SK (n≧k>1)を出力するように構
    成したライト・ポインタ・デコーダもしくはセレクタを
    備えたことを特徴とする請求項8のFIFO回路。
  10. 【請求項10】 ライト・ポインタあるいはリード・ポ
    インタを構成するジョンソン・カウンタのLSBとMS
    Bが共に「H」でその他のビットに1ビットでも「L」
    がある場合、あるいは、そのLSBとMSBが共に
    「L」でその他のビットに1ビットでも「H」がある場
    合、上記2条件のどちらかが成り立った場合、もしく
    は、ジョンソン・カウンタの出力信号より得たFIFO
    メモリのセレクト信号が2本以上イネーブル状態になっ
    た場合、異常信号を出力するポインタ・エラー検出回路
    を備えたことを特徴とする請求項8または請求項9のF
    IFO回路。
  11. 【請求項11】 メモリに格納されたデータ数を算出す
    る格納データ数算出回路を備えたことを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5,6,7,8,9または請求項1
    0のFIFO回路。
JP4180063A 1992-07-07 1992-07-07 Fifo回路 Expired - Lifetime JP2830931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180063A JP2830931B2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 Fifo回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180063A JP2830931B2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 Fifo回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0628840A JPH0628840A (ja) 1994-02-04
JP2830931B2 true JP2830931B2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=16076833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4180063A Expired - Lifetime JP2830931B2 (ja) 1992-07-07 1992-07-07 Fifo回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2830931B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9542152B2 (en) 2012-11-27 2017-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. System-on-chip and application processor including FIFO buffer and mobile device comprising the same

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100291390B1 (ko) * 1997-12-31 2001-06-01 서평원 선입선출 메모리의 데이터 확장 입력장치
CN112416823B (zh) * 2020-11-15 2024-05-03 珠海一微半导体股份有限公司 一种突发模式下的传感器数据读写控制方法、系统及芯片
JP7002629B2 (ja) * 2020-12-25 2022-01-20 株式会社ジャパンディスプレイ 素子基板
CN116540951B (zh) * 2023-07-06 2023-09-08 苏州仰思坪半导体有限公司 存储器、数据存取方法、存储装置及存储介质

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9542152B2 (en) 2012-11-27 2017-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. System-on-chip and application processor including FIFO buffer and mobile device comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0628840A (ja) 1994-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5088061A (en) Routing independent circuit components
US5392302A (en) Address error detection technique for increasing the reliability of a storage subsystem
JPH03130983A (ja) パイプラインシリアルメモリ及びそのパイプラインの方法
JPH0421944B2 (ja)
JP2729927B2 (ja) 先入先出メモリのデータ入出力状態検出回路
JP2830931B2 (ja) Fifo回路
JP2004062630A (ja) Fifoメモリ及び半導体装置
US6810468B2 (en) Asynchronous FIFO circuit and method of reading and writing data through asynchronous FIFO circuit
US5355113A (en) Serialized difference flag circuit
CN112349343A (zh) 电路结构、芯片以及电子设备
US7380165B2 (en) Assembly of electronic circuits comprising means for decontaminating error-contaminated parts
US6715111B2 (en) Method and apparatus for detecting strobe errors
US5867431A (en) Memory device and method of controlling the same
JP3882628B2 (ja) メモリ制御装置及びシリアルメモリ
EP0804762B1 (en) Self-diagnostic asynchronous data buffers
JP2001176262A (ja) 非同期fifo回路
JP4921216B2 (ja) メモリ制御回路、記憶システム、情報処理装置、および、メモリ制御方法
WO2023170815A1 (ja) ポインタ転送装置及びポインタ転送方法、並びに、メモリ制御装置
JP3097672B2 (ja) メモリ制御回路
JP3281982B2 (ja) データバッファ
US5375231A (en) Control memory error correcting apparatus
JPH05165734A (ja) 主記憶装置の固定障害診断装置
JP3598883B2 (ja) エラスティックストア回路
KR100338402B1 (ko) 기억장치및그제어방법
JPS62226353A (ja) Ras回路付記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980908