JP2830747B2 - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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JP2830747B2
JP2830747B2 JP18474994A JP18474994A JP2830747B2 JP 2830747 B2 JP2830747 B2 JP 2830747B2 JP 18474994 A JP18474994 A JP 18474994A JP 18474994 A JP18474994 A JP 18474994A JP 2830747 B2 JP2830747 B2 JP 2830747B2
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桂 池戸
利雄 笠田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石油ファンヒーター
等の燃焼機器の燃焼制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年において、石油ファンヒーターとし
てコンパクトサイズのものの需要が伸びてきており、タ
ンクのサイズもますます縮小されてきている。そのた
め、給油検知時間も短くせざるを得なくなった。そこ
で、近年のコンパクトサイズのファンヒーターの大半
は、給油検知時には強制的に燃焼量を落とし(以下、強
制L0 燃焼という)、予め設定された時間だけ給油検知
時間として燃焼させるようになっている。また、一般に
石油ファンヒーター等の室内開放型燃焼暖房器具は室内
空気を燃焼用空気として用いるため、密閉した部屋で長
時間燃焼を継続すると酸欠状態となり、赤火等の異常燃
焼を起こし、一酸化炭素が発生して人命に危害を与える
という事態が発生する。このため、この種の燃焼器にお
いては、酸欠を検出すると警報あるいは燃焼を停止させ
るような酸欠検出装置が設けられている。
【0003】前記酸欠検出装置としては、この燃焼炎中
に設置されたフレームロッドセンサーとバーナケースと
の間に電圧を印加させ、燃焼炎の整流現象を用いて燃焼
炎を流れる電流値を検出し、その時点の燃焼量に応じて
予め設定された酸欠異常レベルに達したかどうかを比較
する。
【0004】しかしながら、上記の方法では、Hi燃焼
時等燃焼量の高い場合には、フレームロッドセンサーの
整流現象が良好であり、フレームロッド電流として十分
な出力が得られるが、L0 燃焼時等燃焼量の低い場合に
は、燃焼炎が小さくなり、フレームロッド電流として十
分な出力が得られにくくなる。そのため、酸欠異常レベ
ルに達したかどうかの判断が難しくなり、誤動作を招く
という危険があった。
【0005】このようなことから、最近の酸欠検出装置
の検出方法としては、L0 燃焼時等燃焼量の低い場合に
は、タイマーの起動による一定時間毎に、酸欠検出の判
断に支障のないレベルまで一定時間だけ燃焼量を上げる
ような構成になっている。
【0006】次に、図12は特開平6−10924号公
報に示された従来の燃焼機器、例えば、石油ファンヒー
ターにおける燃焼制御装置の制御部分を示すブロック図
であり、図12において、1は石油ファンヒーターの機
器本体、2はこの機器本体1の操作部、3は機器本体1
の駆動を制御する制御部、4は燃焼を行うバーナ部、5
は室内温度を検知する室温サーミスタである。6は燃焼
の開始および停止を指示する運転スイッチ、7は燃焼機
器に対して所望の室内温度を設定する温度設定スイッ
チ、8は燃料を蓄えるタンク、9はタンク8内の燃料の
残油量を検知するフロートスイッチ等の油面センサー、
10はポンプ等燃料をバーナ部4に供給する燃料供給手
段である。なお、運転スイッチ6がONされ、制御部3
に信号が入力されると予め設定されたシーケンスに従っ
て負荷が駆動し、バーナ部4で燃焼が開始される。
【0007】次に、上記制御部3について説明する。1
1は運転スイッチ6の指示により、燃焼開始か停止かを
判断する運転判別手段、12は油面センサー9からの指
示により給油検知中であるかを判断する給油検知判別手
段、13は前記給油検知判別手段12で判別された給油
検知中の時間を計時する給油検知時間計時手段、14は
前記給油検知時間計時手段で計時された時間が予め設定
された時間と比較し経過したかどうかを判断する給油検
知時間比較手段、15は前記給油検知判別手段12で判
別し、給油検知中には強制的に燃焼をL0 燃焼に設定す
るために指示をする給油燃焼手段である。
【0008】16は室温サーミスタ5の情報と温度設定
スイッチ7の情報を入力し、燃焼量を決定する燃焼量決
定手段、17は燃焼制御手段で、運転判別手段11によ
る運転開始および停止情報と燃焼量決定手段16からの
決定された燃焼量の情報を入力し、燃料供給手段10と
バーナ部4の燃焼を制御する。
【0009】18は燃焼量決定手段16の情報により燃
焼量が連続でL0 燃焼時である時間を計時するL0 燃焼
計時手段、19は酸欠検出切替手段で、前記L0 燃焼計
時手段18が予め設定された一定時間を経過すると、燃
焼量決定手段16にて決定されたL0 燃焼を予め設定さ
れた特定燃焼量に一定時間だけ変更すべく時間の計時を
行うとともに、燃焼量決定手段16に対して信号を送
る。
【0010】20は酸欠検出回数リミット手段で、前記
給油燃焼手段15の判断により給油検知中の強制L0
焼時であれば、前記酸欠検出切替手段19からの特定燃
焼量の切り替え処理の回数をカウントし、予め設定され
た回数未満であれば、前記酸欠検出切替手段19からの
特定燃焼量の切り替え処理の指示を前記燃焼量決定手段
16へ送り、予め設定された回数以上であれば、前記燃
焼量決定手段16へ送らないように制限を加える。
【0011】21は燃焼状態検出手段で、前記バーナ部
4の炎の状態が、燃焼量に応じた酸欠検出の異常レベル
かを比較検出し、異常レベルに達していれば、燃焼を停
止させるべく燃焼制御手段17に信号を送る。
【0012】次に、上記のように構成した従来の機器の
動作を図13のフローチャートを用いて説明する。機器
に電源が投入され、制御部3が始動すると、図13のフ
ローチャートに示す制御プログラムの手順にしたがって
機器制御が開始される。
【0013】まず、ステップ22では運転判別手段11
で運転スイッチ6のON信号が入力されているかを判断
し、ON信号が入力されていればステップ23に進み、
OFF信号が入力されていればステップ43に進む。ス
テップ23では給油検知判別手段12により燃焼時に油
面センサー9がOFFされており給油検知されているか
を判別し、給油検知されていればステップ24へ進み、
給油検知されていなければステップ28に進む。
【0014】ステップ24では給油燃焼手段15におい
て、給油燃焼時の処理として燃焼量を強制的にL0 燃焼
に設定すべく燃焼量決定手段16に信号を送る。ステッ
プ25では給油検知時間計時手段13においてすでに給
油燃焼計時タイマーが計時中であるかを判別し、計時中
であればそのまま計時を継続すべくステップ27に進
み、計時中でなければステップ26に進み計時をスター
トさせる。ステップ27では前記給油検知時間比較手段
14にて給油燃焼計時タイマーが予め設定された時間を
経過したかを判断し、経過していれば燃焼を停止される
べくステップ45へ進み、経過していなければそのまま
燃焼を継続させるべくステップ33に進む。
【0015】ステップ28では室温センサー5の情報を
入力し、ステップ29では温度設定スイッチ7の情報を
入力し、ステップ30において燃焼量決定手段16で燃
焼量を決定する。ステップ31では給油検知状態ではな
いので給油燃焼計時タイマーをストップさせクリアし、
ステップ32では給油検知時の酸欠検出カウンタをクリ
アする。
【0016】ステップ33ではL0 燃焼計時手段18に
て燃焼量決定手段16からの情報としてL0 燃焼中であ
るかを判断し、L0 燃焼中であればステップ34に進
み、L0 燃焼中でなければステップ40へ進む。ステッ
プ34では同様に前記L0 燃焼計時手段18にてL0
焼計時タイマーが計時中であるかを判別し、計時中であ
ればステップ36に進み、計時中でなければステップ3
5へ進みL0 燃焼計時タイマーを起動させる。
【0017】ステップ36では酸欠検出切替手段19に
て前記L0 燃焼計時手段18のL0燃焼計時タイマーが
予め設定された時間を経過したかを判断し、経過してい
れば燃焼を酸欠確認用特定レベルに切り替えるべくステ
ップ37に進み、経過していなければそのまま燃焼を継
続させるべくステップ41に進む。
【0018】ステップ37では酸欠検出回数リミット手
段20にて酸欠検出カウンタ値が予め設定されたリミッ
ト値以上であれば、給油検知中の強制L0 燃焼中であ
り、これ以上燃焼量を特定値に上げることができないと
判断し、ステップ38とステップ39を飛ばしステップ
41へ進む。
【0019】ステップ38では酸欠検出切替手段19と
酸欠検出回数リミット手段20にて酸欠検出用の特定レ
ベルの燃焼量に変更する条件を満たしたと判断し、燃焼
量決定手段16に指示を送る。ステップ39では前記ス
テップ38の処理が、一回行なわれたとして酸欠検出カ
ウンタを1ステップインクリメントする。ステップ40
では燃焼量がL0 燃焼ではないので、L0 燃焼計時手段
18のL0 燃焼計時タイマーをストップさせクリアす
る。
【0020】ステップ41では燃焼状態検出手段21に
てバーナ部4のフレームロッド信号が酸欠レベルに達し
たかを判断する。酸欠レベルに達していれば、燃焼を停
止させるべく燃焼制御手段17に異常検知信号を出力
し、酸欠レベルに達していなければそのまま燃焼を継続
させるべくステップ42に進む。ステップ42では燃焼
動作として、燃焼量決定手段16で設定された燃焼量に
従って、燃焼制御手段17にて燃料供給手段10とバー
ナ部4の負荷群を予め設定された燃焼シーケンスに従っ
て駆動させ、燃焼を行う。
【0021】ステップ43では給油検知判別手段12に
て給油検知中であるかを判断し、給油検知中であればス
テップ45に進み、給油検知中でなければ給油検知状態
がクリアされるので、ステップ44にて給油検知時間計
時手段15のタイマーをストップし、クリアさせる。ス
テップ45では燃焼を停止させるべく、燃焼制御手段1
7にて燃料供給手段16とバーナ部4の負荷群を予め設
定された燃焼シーケンスにしたがって停止させ、燃焼を
終了する。ステップ46では燃焼停止時であるので、前
記酸欠検出回数リミット手段20の酸欠検出回数のカウ
ント値をクリアする。
【0022】以上のステップ22からステップ46を順
に繰り返して制御を行うことにより、給油検知時の強制
0 燃焼時の酸欠検出手段として燃焼量のアップを行う
回数に制限を設けることになるので、給油検知時の燃焼
時間の確保、およびポンプの空打ちによるポンプの故障
や失火による臭気等をなくすことができるようになって
いる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、給油検知後、燃焼量を予め設定された特
定の回数だけしか切り替えないように制限されているの
で、回数を超えた場合には、切り替えが行われず、酸欠
検出の精度が悪くなり、安全性が損なわれるなどの問題
点があった。
【0024】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、酸欠検出の精度を向上させる
とともに、ポンプの空打ちによポンプ故障も防ぎ、安
全性および信頼性を高めることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明による燃焼制御
装置は、機器に対して所望の室内温度を設定する温度設
定スイッチと、室内温度を検出する室温センサーと、燃
料を一定量蓄えるタンクと、タンクからバーナ部へ燃料
を供給する燃料供給手段と、前記バーナ部の燃焼炎の状
態を検出する燃焼状態検出手段と、前記タンク内の油面
高さを検出する油面センサーと、前記センサーの信号に
基づいて燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は
温度設定スイッチと室温センサーからの信号により燃焼
量を決定する燃焼量決定手段と、燃焼量決定手段により
決定された燃焼量によって燃焼を制御する燃焼制御手段
と、油面センサーにより油面高さが前記タンク内の所定
値以下にあることを検知する給油検知判別手段と、給油
検知してから燃焼時間を計時する給油検知時間計時手段
と、給油検知時間計時手段で計時された時間が予め設定
された一定時間だけ燃焼継続させた後に燃焼を停止させ
る給油検知時間比較手段と、給油検知時間計時手段で計
時中は強制的にL0 燃焼に切り替える給油燃焼手段と
焼量決定手段で決定された燃焼量がL0 燃焼であった
場合に強制的に燃焼量を予め設定された特定の燃焼量に
切り替える酸欠検出切替手段と、給油燃焼中に酸欠検出
切替手段により特定の燃焼量に切り替えて燃焼している
間は給油検知時間計時手段を加速させる給油検知時間加
速手段とを備えたものである。
【0026】また、この発明による燃焼制御装置は、機
器に対して所望の室内温度を設定する温度設定スイッチ
と、室内温度を検出する室温センサーと、燃料を一定量
蓄えるタンクと、タンクからバーナ部へ燃料を供給する
燃料供給手段と、前記バーナ部の燃焼炎の状態を検出す
燃焼状態検出手段と、前記タンク内の油面高さを検出
する油面センサーと、前記センサーの信号に基づいて燃
焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は温度設定ス
イッチと室温センサーからの信号により燃焼量を決定す
る燃焼量決定手段と、燃焼量決定手段により決定された
燃焼量によって燃焼を制御する燃焼制御手段と、油面セ
ンサーにより油面高さが前記タンク内の所定値以下にあ
ることを検知する給油検知判別手段と、給油検知してか
ら燃焼時間を計時する給油検知時間計時手段と、給油検
知時間計時手段で計時された時間が予め設定された一定
時間だけ燃焼継続させた後に燃焼を停止させる給油検知
時間比較手段と、給油検知時間計時手段で計時中は強制
的にL0 燃焼に切り替える給油燃焼手段と、燃焼量決定
手段で決定された燃焼量がL0 燃焼であった場合に強
的に燃焼量を予め設定された特定の燃焼量に切り替える
酸欠検出切替手段と、給油燃焼中に酸欠検出切替手段に
より特定の燃焼量に切り替わる毎に給油検知時間比較手
段で比較する一定時間Tから所定時間だけ減算する給油
検知比較時間減算手段とを備えたものである。
【0027】
【作用】上記構成により、この発明は、酸欠検出時の燃
焼量の切り替えが制限なくでき、燃焼量切り替えの時
は、給油検知後の燃焼時間が短くなるので、酸欠検出の
精度を犠牲にせず、ポンプの空打ちによるポンプの故障
も防ぐことができる。
【0028】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図面に基づいて
説明する。図1はこの発明の実施例1の制御部分のブロ
ック図であり、1は石油ファンヒーターの機器本体、2
はこの機器本体1の操作部、3は機器本体1の駆動を制
御する制御部、4は燃焼を行うバーナ部、5は室内温度
を検知する室温サーミスタである。
【0029】6は燃焼の開始および停止を指示する運転
スイッチ、7は燃焼機器に対して所望の温度を設定する
温度設定スイッチ、8は燃料を蓄えるタンク、9はタン
ク8内の燃料の残油量を検知するフロートスイッチ等の
油面センサー、10はポンプ等燃料をバーナ部4に供給
する燃料供給手段である。
【0030】ここで、上記制御部3は次のように構成さ
れている。即ち、11は運転スイッチ6の指示により燃
焼開始か停止かを判断する運転判別手段、12は油面セ
ンサー9からの指示により給油検知中であるかを判断す
る給油検知判別手段、13は前記給油検知判別手段12
で判別された給油検知中の時間を計時する給油検知時間
計時手段、14は前記給油検知時間計時手段13で計時
された時間が予め設定された時間と比較し、経過された
かを判断する給油検知時間比較手段、15は前記給油検
知判別手段12で判別された給油検知中には強制的に燃
焼をL0 燃焼に設定するためと後述する給油検知時間加
速手段52に指示をする給油燃焼手段である。
【0031】16は室温サーミスタ5の情報と温度設定
スイッチ7の情報を入力し、燃焼量を決定する燃焼量決
定手段、17は燃焼制御手段で、運転判別手段11によ
る運転開始および停止情報と燃焼量決定手段16からの
決定された燃焼量の情報を入力し、燃料供給手段10と
バーナ部4の燃焼を制御する。
【0032】18は燃焼量決定手段16の情報により燃
焼量が連続でL0 燃焼時である時間を計時するL0 燃焼
計時手段、19は酸欠検出切替手段で、前記L0 燃焼計
時手段18が予め設定された一定時間を経過すると、燃
焼量決定手段16にて決定されたL0 燃焼を予め設定さ
れた特定燃焼量に一定時間だけ変更すべく、時間の計時
を行うとともに、燃焼量決定手段16と後述する給油検
知時間加速手段52に対して信号を送る。52は給油検
知時間加速手段で、給油検知時間計時手段13に対し、
どの程度の速さで計時を行うのか、計時速度情報を送出
する。
【0033】次に、上記のように構成した機器の動作を
図2のフローチャートを用いて説明する。機器に電源が
投入され、制御部3が始動すると、図2のフローチャー
トに示す制御プログラムの手順にしたがって機器制御が
開始される。まず、ステップ22では運転判別手段11
で運転スイッチ6のON信号が入力されているかを判断
し、ON信号が入力されていれば、ステップ23に進
み、OFF信号が入力されていればステップ43に進
む。
【0034】ステップ23では給油検知判別手段12に
より燃焼時に油面センサー9がOFFされており、給油
検知されているかを判別し、給油されていればステップ
47に進み、給油検知されていなければステップ28に
進む。ステップ47では酸欠確認中であれば、ステップ
48へ進み、そうでなければステップ24で給油燃焼手
段15において給油燃焼時の処理として燃焼量を強制的
にL0 燃焼に設定すべく燃焼量決定手段16に信号を送
る。
【0035】ステップ48では例えば図3の表に示すよ
うに、燃焼量に応じて予め設定された給油検知時間の加
速値+tまたは+2tを給油検知時間加速手段52で設
定し、給油検知時間計時手段13に信号を送る。ステッ
プ25では給油検知時間計時手段において、すでに給油
燃焼計時タイマーが計時中であるかを判別し、計時中で
あればそのまま計時を継続すべくステップ27に進み、
計時中でなければステップ26に進み計時をスタートさ
せる。ステップ27では、前記給油検知時間比較手段1
4にて給油燃焼計時タイマーが予め設定された時間を経
過したかを判断し、経過していれば、燃焼を停止される
べくステップ45に進み、経過していなければそのまま
燃焼を継続させるべくステップ33に進む。
【0036】ステップ28では室温センサー5の情報を
入力し、ステップ29では温度設定スイッチ7の情報を
入力し、ステップ30において燃焼量決定手段16で燃
焼量を決定する。ステップ31では給油検知状態ではな
いので、給油燃焼計時タイマーをストップしクリアす
る。
【0037】ステップ33では、L0 燃焼計時手段18
にて燃焼量決定手段16からの情報としてL0 燃焼中で
あるかを判断し、L0 燃焼中であればステップ34に進
み、L0 燃焼中でなければステップ40に進む。ステッ
プ34では同様に前記L0 燃焼計時手段18にてL0
焼計時中であるかを判断し、計時中であればステップ3
6に進み、計時中でなければステップ35に進みL0
焼計時タイマーを起動させる。
【0038】ステップ36では酸欠検出切替手段19に
て前記L0 燃焼計時手段18のL0燃焼計時タイマーが
予め設定された時間を経過したかを判断し、経過してい
れば燃焼を酸欠確認用特定レベルに切り換えるべくス
テップ38に進み、経過していなければそのまま燃焼を
継続させるべくステップ41に進む。
【0039】ステップ38では酸欠検出切替手段19に
て酸欠検出用の特定レベルの燃焼量に変更する条件を満
たしたと判断し、ステップ49で酸欠確認中をセット
し、燃焼量決定手段16に指示を送る。ステップ40で
は燃焼量がL0 燃焼ではないので、L0 燃焼計時手段1
8のL0 燃焼計時タイマーをストップさせクリアする。
ステップ50では酸欠確認済かを判別し、酸欠確認済な
ら酸欠確認中をクリアし、そうでないときにはステップ
41へ進む。
【0040】ステップ41では燃焼状態検出手段21に
てバーナ部4の燃焼炎の状態を検出した信号が酸欠レベ
ルに達したかどうを判断する。酸欠レベルに達していれ
ば、ステップ45に進み、燃焼を停止させるべく燃焼制
御手段17に異常信号を出力し、酸欠レベルに達してい
なければ、そのまま燃焼を継続させるべくステップ42
に進む。ステップ42では燃焼動作として、燃焼量決定
手段16で設定された燃焼量に従って燃焼制御手段17
にて燃料供給手段10とバーナ部4の負荷群を予め設定
された燃焼シーケンスにしたがって駆動させ、燃焼を行
う。
【0041】ステップ43では給油検知判別手段12に
て給油検知中であるかを判断し、給油検知中であればス
テップ45へ進み、給油検知中でなければ、給油検知状
態がクリアされるので、ステップ44にて給油検知時間
計時手段13のタイマーをストップしクリアさせる。ス
テップ45では燃焼を停止させるべく、燃焼制御手段1
7にて燃料供給手段10とバーナ部4の負荷群を予め設
定された燃焼シーケンスに従って停止させ、燃焼を終了
する。前記図2のフローチャートによる動作説明の補足
として、図4にそのタイムチャートを示す。
【0042】実施例2.上記実施例1では、給油検知時
間計時手段13の計時は燃焼量により判別し行っている
ことを説明したが、実際の燃焼量の増加量にほぼ比例す
るようにしても同様の効果が得られる。次に、実施例2
として燃焼量の増加量にほぼ比例するように加速させて
計時する場合を図2のフローチャートを用いて説明する
が、上記実施例1と同一部分には同一符号を付し、説明
を省略し、異なる部分のみ説明する。図2のフローチャ
ートにおいて、ステップ47では、酸欠確認中であれば
ステップ48へ進み、そうでなければステップ24で給
油燃焼手段15において給油燃焼時の処理として燃焼量
を強制的にL0 燃焼に設定すべく燃焼量決定手段16に
信号を送る。ステップ48では例えば図5の表に示すよ
うに、実際の燃焼量の増加量にほぼ比例するように、給
油検知時間計時手段13が給油計時のカウント値を区間
ごとに変更して計時をする。この実施例2の動作説明の
補足として図6にそのタイムチャートを示す。
【0043】実施例3. また、給油検知中に酸欠検出切替手段19により特定の
燃焼量切り替わるごとに給油検知時間比較手段53で
比較する一定時間Tから所定時間だけ減算することでも
上記実施例1,2と同様の効果を得ることができる。次
に、この場合を実施例3として図7を用いて説明する
が、上記実施例1,2と同一部分には同一符号を記し、
詳細な説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0044】図7において、53は給油検知時間減算手
段で、給油検知時間比較手段14に対し(T−nt)時
間が給油検知後の残時間として信号を送出する。ここ
で、Tは給油検知時間比較手段14で比較する一定時
間、tは酸欠確認時間、nは酸欠確認による燃焼量切り
替えを行った回数である。そして、給油燃焼手段15は
前記給油検知判別手段12で判別された給油検知中には
強制的に燃焼をL0 燃焼に設定するとともに、給油検知
時間減算手段53に指示をする。また、酸欠検出切替手
段19は、前記L0 燃焼計時手段18が予め設定された
一定時間を経過すると、燃焼量決定手段16にて決定さ
れたL0 燃焼を予め設定された燃焼量に一定時間だけ変
更すべく時間の計時を行うとともに、燃焼量決定手段1
6と給油検知時間減算手段53に対して信号を送る。
【0045】次に、図8のフローチャートを用いて実施
例3の動作について説明する。図8において、ステップ
47では酸欠確認中であれば、ステップ48aへ進み、
そうでなければステップ24で給油燃焼手段15におい
て給油燃焼時の処理として燃焼量を強制的にL0 燃焼に
設定すべく燃焼量決定手段16に信号を送る。ステップ
48aでは燃焼量により給油検知時間減算手段53で所
定の減算量tを引いた値を給油検知時間比較手段14へ
送出する。前記図8のフローチャートによる動作説明の
補足として、図9にそのタイムチャートを示す。
【0046】実施例4.上記実施例3では給検知時間計
時手段13の計時は、燃焼量により判別し、行っている
ことを説明したが、実際の燃焼量の増加量にほぼ比例す
るようにしても同様な効果が得られる。次に、実施例4
として、燃焼量の増加量にほぼ比例するように予め設定
された値を減算して計時する場合を図8のフローチャー
トを用いて説明するが、上記実施例3と同一部分には同
一符号を記し、詳細な説明は省略する。
【0047】図8のフローチャートにおいて、ステップ
47で酸欠確認中であればステップ48aに進み、そう
でなければ、ステップ24で給油燃焼手段15において
給油燃焼時の処理として燃焼量を強制的にL0 燃焼に設
定すべく燃焼量決定手段16に信号を送る。ステップ4
8aでは例えば図10の表に示すように、燃焼量の増加
量にほぼ比例するように予め設定された値t1 〜t4
いずれかを減算して給油検知時間比較手段14にその値
を送出する。この実施例4の動作説明の補足として図6
のタイムチャート中に破線表示にて示してある。
【0048】実施例5.また、上記実施例3では、給油
検知時間計時手段13の計時は、酸欠検出切替手段19
により特定の燃焼量に切り替わる毎に給油検知時間比較
手段14で比較する一定時間Tから所定時間を減算する
ことを説明したが、特定の燃焼量で燃焼を継続している
時間にほぼ比例するようにしても同様の効果が得られ
る。次に、実施例5としてこの場合の動作を図8のフロ
ーチャートを用いて説明するが、上記実施例3と同一部
分には同一符号を記し、詳細な説明は省略し、異なる部
分のみを説明する。
【0049】図8のフローチャートにおいて、ステップ
47で酸欠確認中であれば、ステップ48aに進み、そ
うでなければステップ24で給油燃焼手段15において
給油燃焼時の処理として燃焼量を強制的にL0 燃焼に設
定すべく燃焼量決定手段16に信号を送る。ステップ4
8aでは燃焼量により給油検知時間減算手段53で減算
量を決定し、給油検知時間比較手段に特定の燃焼量で燃
焼を継続している時間tn にほぼ比例する減算量を設定
し、信号を送出する。この実施例5による動作説明の補
足として、図11にそのタイムチャートを示す。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
装置に設けられていた酸欠検出回数リミット手段をなく
し、給油検知時間計時手段にて給油検知にする強制L0
燃焼中なのか、酸欠検知による燃焼量切り替え中なの
か、現在燃焼中の燃焼量を判別して時間を早めるように
構成したので、燃焼量の切り替えが何回でもでき、酸欠
検出の精度を犠牲にすることなく、安全性及び信頼性も
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1および実施例2の燃焼制御装
置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例1および実施例2の燃焼制御装
置の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明の実施例1の給油検知時間加速手段にお
ける加速値の設定例を示す図。
【図4】本発明の実施例1の燃焼制御装置の動作を示す
タイムチャート。
【図5】本発明の実施例2の給油検知時間加速手段にお
ける加速値の設定例を示す図。
【図6】本発明の実施例2の燃焼制御装置の動作を示す
タイムチャート。
【図7】本発明の実施例3〜5の燃焼制御装置の構成を
示すブロック図。
【図8】本発明の実施例3〜5の燃焼制御装置の動作を
示すフローチャート。
【図9】本発明の実施例3の燃焼制御装置の動作を示す
タイムチャート。
【図10】本発明の実施例4の給油検知比較時間減算手
段における減算値の設定例を示す図。
【図11】本発明の実施例5の燃焼制御装置の動作を示
すタイムチャート。
【図12】従来の燃焼制御装置の構成を示すブロック
図。
【図13】従来の燃焼制御装置の動作を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
3 制御部 8 タンク 9 油面センサー 10 燃料供給手段 12 給油検知判別手段 13 給油検知時間計時手段 14 給油検知時間比較手段 15 給油燃焼手段 16 燃焼量決定手段 17 燃焼制御手段 18 L0 燃焼計時手段 19 酸欠検出切替手段 21 燃焼状態検出手段 52 給油検知時間加速手段 53 給油検知比較時間減算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 5/20 F23N 5/12 F23N 5/24 108

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器に対して所望の室内温度を設定する
    温度設定スイッチと、室内温度を検出する室温センサー
    と、燃料を一定量蓄えるタンクと、タンクからバーナ部
    へ燃料を供給する燃料供給手段と、前記バーナ部の燃焼
    炎の状態を検出する燃焼状態検出手段と、前記タンク内
    の油面高さを検出する油面センサーと、前記燃焼状態検
    出手段及び各センサーの信号に基づいて燃焼を制御する
    制御部とを備え、前記制御部は温度設定スイッチと室温
    センサーからの信号により燃焼量を決定する燃焼量決定
    手段と、燃焼量決定手段により決定された燃焼量によっ
    て燃焼を制御する燃焼制御手段と、前記油面センサーに
    より油面高さが前記タンク内の所定値以下にあることを
    検知する給油検知判別手段と、給油検知してから燃焼時
    間を計時する給油検知時間計時手段と、給油検知時間計
    時手段で計時された時間が予め設定された一定時間だけ
    燃焼継続させた後に燃焼を停止させる給油検知時間比較
    手段と、給油検知時間計時手段で計時中は強制的にL0
    燃焼に切り替える給油燃焼手段と、燃焼量決定手段で決
    定された燃焼量がL0 燃焼であった場合に強制的に燃焼
    量を予め設定された特定の燃焼量に切り替える酸欠検出
    切替手段と、給油燃焼中に酸欠検出切替手段により特定
    の燃焼量に切り替えて燃焼している間は給油検知時間計
    時手段を加速させる給油検知時間加速手段とを備えたこ
    とを特徴とする燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 給油検知時間加速手段の計時の加速度合
    は、酸欠検出切替手段による燃焼量の増加量にほぼ比例
    することを特徴とする請求項1記載の燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】 機器に対して所望の室内温度を設定する
    温度設定スイッチと、室内温度を検出する室温センサー
    と、燃料を一定量蓄えるタンクと、タンクからバーナ部
    へ燃料を供給する燃料供給手段と、前記バーナ部の燃焼
    炎の状態を検出する燃焼状態検出手段と、前記タンク内
    の油面高さを検出する油面センサーと、前記燃焼状態検
    出手段及び各センサーの信号に基づいて燃焼を制御する
    制御部とを備え、前記制御部は温度設定スイッチと室温
    センサーからの信号により燃焼量を決定する燃焼量決定
    手段と、燃焼量決定手段により決定された燃焼量によっ
    て燃焼を制御する燃焼制御手段と、油面センサーにより
    油面高さが前記タンク内の所定値以下にあることを検知
    する給油検知判別手段と、給油検知してから燃焼時間を
    計時する給油検知時間計時手段と、給油検知時間計時手
    段で計時された時間が予め設定された一定時間だけ燃焼
    継続させた後に燃焼を停止させる給油検知時間比較手段
    と、給油検知時間計時手段で計時中は強制的にL0 燃焼
    に切り替える給油燃焼手段と、燃焼量決定手段で決定さ
    れた燃焼量がL0 燃焼であった場合に強制的に燃焼量を
    予め設定された特定の燃焼量に切り替える酸欠検出切替
    手段と、給油燃焼中に酸欠検出切替手段により特定の燃
    焼量に切り替わるごとに給油検知時間比較手段で比較す
    る一定時間Tから所定時間だけ減算する給油検知比較時
    間減算手段とを備えたことを特徴とする燃焼制御装置。
  4. 【請求項4】 給油検出比較時間減算手段で減算される
    時間は、酸欠検出切替手段による燃焼量の増加量にほぼ
    比例することを特徴とする請求項3記載の燃焼制御装
    置。
  5. 【請求項5】 給油検知比較時間減算手段で減算される
    時間は、酸欠検出切替手段によって特定の燃焼量が燃焼
    を継続している時間にほぼ比例することを特徴とする請
    求項3記載の燃焼制御装置。
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